JP2001122287A - 返信用封筒部を有する封筒 - Google Patents
返信用封筒部を有する封筒Info
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- JP2001122287A JP2001122287A JP2000245562A JP2000245562A JP2001122287A JP 2001122287 A JP2001122287 A JP 2001122287A JP 2000245562 A JP2000245562 A JP 2000245562A JP 2000245562 A JP2000245562 A JP 2000245562A JP 2001122287 A JP2001122287 A JP 2001122287A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 使用済みの封筒を再度発信に利用し得るよう
にし、とくに、再利用時の封緘作業の容易化と郵送中の
他の書類との接触を抑制し得るようにする。 【解決手段】 本体部10−1とフラップ11とを備え
た封筒1の底部12を共用して返信用封筒部2を本体部
10−1内に形成し、返信用封筒部2に、返信用本体部
20と、切り取り線17と折り目16,25とにより画
成するフラップ部18とを設け、フラップ部18を折り
畳んだときこれと接する返信用封筒部2の裏部20b表
面に接着剤を塗布し、接着剤を覆って剥離紙31を貼付
することにより返信用封筒部2を構成する。
にし、とくに、再利用時の封緘作業の容易化と郵送中の
他の書類との接触を抑制し得るようにする。 【解決手段】 本体部10−1とフラップ11とを備え
た封筒1の底部12を共用して返信用封筒部2を本体部
10−1内に形成し、返信用封筒部2に、返信用本体部
20と、切り取り線17と折り目16,25とにより画
成するフラップ部18とを設け、フラップ部18を折り
畳んだときこれと接する返信用封筒部2の裏部20b表
面に接着剤を塗布し、接着剤を覆って剥離紙31を貼付
することにより返信用封筒部2を構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、受取人が差出人
から郵送されてきた封筒を、再度発信に利用し得るよう
にした再利用可能な封筒に関し、とくに、再利用時に好
適に且つ迅速に封止し得るようにした封筒部を備えた封
筒に関する。この発明は、別に新たな封筒を用意するこ
となく、差出人から発送されてきた封筒を、受取人側で
再度いずれかの宛先に対する発信用封筒として利用する
ことにより資源の有効活用に資することができることに
加え、例えば、差出人から受領した種々の文書、調査用
紙、アンケート用紙、或いは商品の申込用紙などに対す
る応答用紙、返信用紙を封入して当該差出人へ返送する
のに有用である。
から郵送されてきた封筒を、再度発信に利用し得るよう
にした再利用可能な封筒に関し、とくに、再利用時に好
適に且つ迅速に封止し得るようにした封筒部を備えた封
筒に関する。この発明は、別に新たな封筒を用意するこ
となく、差出人から発送されてきた封筒を、受取人側で
再度いずれかの宛先に対する発信用封筒として利用する
ことにより資源の有効活用に資することができることに
加え、例えば、差出人から受領した種々の文書、調査用
紙、アンケート用紙、或いは商品の申込用紙などに対す
る応答用紙、返信用紙を封入して当該差出人へ返送する
のに有用である。
【0002】
【従来の技術】従来、商取引において、取引先に対する
各種の書類や商品情報などの郵送や、公的機関から各家
庭,事業所などへの調査用紙、アンケート用紙等の郵送
などにその書類、用紙の大きさに適した種々のサイズの
封筒が使用されている。
各種の書類や商品情報などの郵送や、公的機関から各家
庭,事業所などへの調査用紙、アンケート用紙等の郵送
などにその書類、用紙の大きさに適した種々のサイズの
封筒が使用されている。
【0003】ところが一般に、これらの書類等が受取人
側に配達されると、書類等を入れていた封筒は、鋏等に
より開封されて書類を引き出された後は、その役割を終
了して破棄される。そこで、郵送等に用いた後に、使用
済みの封筒を破棄することなく、受取人側で再度利用で
きる封筒が考案されている。この考案されている技術と
して、特開平10−250744号公報(発明の名称
「返信用封筒部を有する角形封筒」)には、封筒底部を
共通とする返信用封筒部が予め設けられ、受取人が、受
信した封筒から返信用封筒部を切り取って、再度利用で
きるようにした封筒が開示されている。
側に配達されると、書類等を入れていた封筒は、鋏等に
より開封されて書類を引き出された後は、その役割を終
了して破棄される。そこで、郵送等に用いた後に、使用
済みの封筒を破棄することなく、受取人側で再度利用で
きる封筒が考案されている。この考案されている技術と
して、特開平10−250744号公報(発明の名称
「返信用封筒部を有する角形封筒」)には、封筒底部を
共通とする返信用封筒部が予め設けられ、受取人が、受
信した封筒から返信用封筒部を切り取って、再度利用で
きるようにした封筒が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような、郵送さ
れてきた封筒を受取人側で郵送用封筒として再度使用す
るには、余白部分を再度利用する封筒形状に切り取って
発信用封筒を形成し、これに発信すべき書類等を入れた
後、差出人側(最初に受領した前記受取人)で封緘のた
めに糊付け作業を行なわなければならない。すなわち、
上記返信用封筒部を有する角形封筒にあっては、この返
信用封筒部に封緘用の糊を予め付着させておくようには
していない。その理由は、主として、返信用封筒部の糊
付けすべき領域(通常、返信用封筒部の裏部の背面側が
この糊付けする箇所に相当する。)に予め糊が塗布され
ていると、郵送中に他の封筒等と接着して、郵送等に支
障をきたすなどの課題が考えられるからである。また、
返信用封筒部のフラップ部の背面側(封筒の表部の背面
か又は裏部の背面、すなわち、書類を入れる内部の対向
面の何れか一方)に予め糊を付けておくようにしても、
封筒に入れた書類に糊が付着して、受取人が書類を取り
出すときに書類が破れるというような不都合が考えられ
る。
れてきた封筒を受取人側で郵送用封筒として再度使用す
るには、余白部分を再度利用する封筒形状に切り取って
発信用封筒を形成し、これに発信すべき書類等を入れた
後、差出人側(最初に受領した前記受取人)で封緘のた
めに糊付け作業を行なわなければならない。すなわち、
上記返信用封筒部を有する角形封筒にあっては、この返
信用封筒部に封緘用の糊を予め付着させておくようには
していない。その理由は、主として、返信用封筒部の糊
付けすべき領域(通常、返信用封筒部の裏部の背面側が
この糊付けする箇所に相当する。)に予め糊が塗布され
ていると、郵送中に他の封筒等と接着して、郵送等に支
障をきたすなどの課題が考えられるからである。また、
返信用封筒部のフラップ部の背面側(封筒の表部の背面
か又は裏部の背面、すなわち、書類を入れる内部の対向
面の何れか一方)に予め糊を付けておくようにしても、
封筒に入れた書類に糊が付着して、受取人が書類を取り
出すときに書類が破れるというような不都合が考えられ
る。
【0005】このような課題を解決するために、本発明
は、再利用時の封緘作業を簡便にし郵送中の他の書類と
の接触のおそれを抑制し得る返信用封筒部を有する封筒
を提供することを目的とする。
は、再利用時の封緘作業を簡便にし郵送中の他の書類と
の接触のおそれを抑制し得る返信用封筒部を有する封筒
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る返信用封筒部を有する封筒は、袋状に
形成した本体部とこの本体部に延設したフラップとを備
えており、このフラップの反対側に位置する上記本体部
の底部或いは上記フラップが設けられている上部を共用
して返信用封筒部が上記本体部内に形成され、上記返信
用封筒部は、書類等を入れる袋状の返信用本体部と、切
り取り線と折り目とにより画成されるフラップ部とを備
え、上記返信用封筒部のフラップ部を折り畳んだとき該
フラップ部と接する上記返信用封筒部の裏部表面に接着
剤が塗布され、この接着剤を覆って剥離紙が上記返信用
封筒部の裏部表面に貼付されていることを特徴とする。
め、本発明に係る返信用封筒部を有する封筒は、袋状に
形成した本体部とこの本体部に延設したフラップとを備
えており、このフラップの反対側に位置する上記本体部
の底部或いは上記フラップが設けられている上部を共用
して返信用封筒部が上記本体部内に形成され、上記返信
用封筒部は、書類等を入れる袋状の返信用本体部と、切
り取り線と折り目とにより画成されるフラップ部とを備
え、上記返信用封筒部のフラップ部を折り畳んだとき該
フラップ部と接する上記返信用封筒部の裏部表面に接着
剤が塗布され、この接着剤を覆って剥離紙が上記返信用
封筒部の裏部表面に貼付されていることを特徴とする。
【0007】前記返信用封筒部の裏部表面に塗布される
前記接着剤及び前記剥離紙の代わりに、前記返信用封筒
部の前記フラップ部の背面に、前記返信用封筒部と接着
させる接着剤が塗布され、前記接着剤を覆う剥離紙が該
接着剤を覆って貼り付けられていてもよい。前記剥離紙
は、好ましくは、前記接着剤の全表面を被覆すると共
に、この剥離紙の両側縁と前記返信用封筒部とが接着さ
れている。さらに、前記接着剤及び前記剥離紙の代わり
に、返信用封筒部のフラップ部を折り畳んだときこのフ
ラップ部と接する返信用封筒部の裏部表面及び返信用封
筒部のフラップ部の背面に、感圧接着剤を塗布して構成
してもよい。この場合、返信用封筒部の裏部表面の感圧
接着剤と返信用封筒部のフラップ部の背面の感圧接着剤
とが相互に作用して接着力が生じる。すなわち、一方の
感圧接着剤だけだは接着力は発揮し得ないようになって
いる。また、前記折り目は、折り筋又は印刷された折り
線として形成されるのが望ましい。
前記接着剤及び前記剥離紙の代わりに、前記返信用封筒
部の前記フラップ部の背面に、前記返信用封筒部と接着
させる接着剤が塗布され、前記接着剤を覆う剥離紙が該
接着剤を覆って貼り付けられていてもよい。前記剥離紙
は、好ましくは、前記接着剤の全表面を被覆すると共
に、この剥離紙の両側縁と前記返信用封筒部とが接着さ
れている。さらに、前記接着剤及び前記剥離紙の代わり
に、返信用封筒部のフラップ部を折り畳んだときこのフ
ラップ部と接する返信用封筒部の裏部表面及び返信用封
筒部のフラップ部の背面に、感圧接着剤を塗布して構成
してもよい。この場合、返信用封筒部の裏部表面の感圧
接着剤と返信用封筒部のフラップ部の背面の感圧接着剤
とが相互に作用して接着力が生じる。すなわち、一方の
感圧接着剤だけだは接着力は発揮し得ないようになって
いる。また、前記折り目は、折り筋又は印刷された折り
線として形成されるのが望ましい。
【0008】本発明の少なくとも一部に返信用封筒部を
有する封筒において、返信用封筒部を形成する場合は、
差出人から郵送されてきた封筒を、先ず、封筒に表示さ
れている切り取り線に沿って鋏等を用いて、返信用封筒
部を本体部から切り離す。この際、返信用封筒部の表部
に設けられるフラップ部と同じ形で返信用封筒部の裏部
に延設されている部分を返信用本体部の開口内に折り込
む。これにより、再利用可能な返信用封筒部を形成する
ことができる。この返信用封筒部を使用する場合、返信
用本体部に書類等を入れた後、返信用本体部に形成され
た折り目を境にしてフラップ部を返信用本体部の裏部上
に折り畳み、返信用本体部の裏部又はフラップ部の背面
に貼付されている剥離紙を剥がして、露出した接着剤に
より封緘する。このように、本発明によれば、返信用封
筒部の使用時に、糊を別途塗布する作業を必要としない
ため封緘作業が容易になるとともに、返信用封筒部を有
する封筒が他の封筒や書類等と貼り付く事態を抑制し、
返信用封筒部の使用時に、最適な使用状態を確保でき
る。
有する封筒において、返信用封筒部を形成する場合は、
差出人から郵送されてきた封筒を、先ず、封筒に表示さ
れている切り取り線に沿って鋏等を用いて、返信用封筒
部を本体部から切り離す。この際、返信用封筒部の表部
に設けられるフラップ部と同じ形で返信用封筒部の裏部
に延設されている部分を返信用本体部の開口内に折り込
む。これにより、再利用可能な返信用封筒部を形成する
ことができる。この返信用封筒部を使用する場合、返信
用本体部に書類等を入れた後、返信用本体部に形成され
た折り目を境にしてフラップ部を返信用本体部の裏部上
に折り畳み、返信用本体部の裏部又はフラップ部の背面
に貼付されている剥離紙を剥がして、露出した接着剤に
より封緘する。このように、本発明によれば、返信用封
筒部の使用時に、糊を別途塗布する作業を必要としない
ため封緘作業が容易になるとともに、返信用封筒部を有
する封筒が他の封筒や書類等と貼り付く事態を抑制し、
返信用封筒部の使用時に、最適な使用状態を確保でき
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いてこの発明の実
施形態を説明する。 (1)一実施形態の説明 図1(a)に示す本実施形態に係る返信用封筒部を有す
る再利用可能な封筒は、受取人が受領した封筒を開封し
て書類等を取り出した後、当該受取人が何れかへ向けて
文書などの通信書類を発送する時、受信した封筒の一部
を用いて通常の郵送用の封筒として利用することができ
る。すなわち、最初に封筒を受領した者は、送られてき
た封筒の余白部を利用して封筒の一部を切り取って再
度、小型の封筒を形成することにより、その形成した封
筒を用いて、いずれか所望の受取人へ向けて書類等を発
送したり、或いは、差出人から受取人が受け取った書類
や調査用紙、アンケート用紙或いは商品の申込用紙など
に対する応答用紙、返信用紙を、当該差出人へ返却する
ために有効活用される。なお、本発明によれば、受け取
った封筒を利用して形成した再利用可能な封筒は、上記
したように、最初の差出人に対する返信用の封筒として
も或いは他のいずれかを受取人とした通常の封筒の、い
ずれの場合にでも広く利用し得るが、本明細書では、便
宜上、これらの場合を総称して「返信用封筒」と称して
いる。この実施形態に係る返信用封筒は、再利用時に封
緘作業を容易にし得るとともに、再利用時の最適な使用
状態を確保し得るように構成されており、紙資源の有効
活用に寄与し得る。
施形態を説明する。 (1)一実施形態の説明 図1(a)に示す本実施形態に係る返信用封筒部を有す
る再利用可能な封筒は、受取人が受領した封筒を開封し
て書類等を取り出した後、当該受取人が何れかへ向けて
文書などの通信書類を発送する時、受信した封筒の一部
を用いて通常の郵送用の封筒として利用することができ
る。すなわち、最初に封筒を受領した者は、送られてき
た封筒の余白部を利用して封筒の一部を切り取って再
度、小型の封筒を形成することにより、その形成した封
筒を用いて、いずれか所望の受取人へ向けて書類等を発
送したり、或いは、差出人から受取人が受け取った書類
や調査用紙、アンケート用紙或いは商品の申込用紙など
に対する応答用紙、返信用紙を、当該差出人へ返却する
ために有効活用される。なお、本発明によれば、受け取
った封筒を利用して形成した再利用可能な封筒は、上記
したように、最初の差出人に対する返信用の封筒として
も或いは他のいずれかを受取人とした通常の封筒の、い
ずれの場合にでも広く利用し得るが、本明細書では、便
宜上、これらの場合を総称して「返信用封筒」と称して
いる。この実施形態に係る返信用封筒は、再利用時に封
緘作業を容易にし得るとともに、再利用時の最適な使用
状態を確保し得るように構成されており、紙資源の有効
活用に寄与し得る。
【0010】本発明の封筒1は、図1(a)に示すよう
に、互いに対向する表部10aと裏部10bとで袋状に
形成すると共に上部に形成した開口10cから書類等を
入れる本体部10−1と、この本体部10−1の上記開
口10cに対して反対側に位置する封止された底部12
と、上記開口10cからさらに上方へ突出形成したフラ
ップ11とを備え、さらに、この底部12から本体部1
0−1の上部に向かう領域に形成した返信用封筒部2と
で構成されている。上記本体部10−1の表部10aの
返信用封筒部2を除く領域、即ち、本実施形態では返信
用封筒部2の上方位置に、受取人名,住所等の宛先が記
入される空白部13と、差出人名、住所、電話番号など
が記入或いは印刷された差出人表示部14が設けられて
いる。
に、互いに対向する表部10aと裏部10bとで袋状に
形成すると共に上部に形成した開口10cから書類等を
入れる本体部10−1と、この本体部10−1の上記開
口10cに対して反対側に位置する封止された底部12
と、上記開口10cからさらに上方へ突出形成したフラ
ップ11とを備え、さらに、この底部12から本体部1
0−1の上部に向かう領域に形成した返信用封筒部2と
で構成されている。上記本体部10−1の表部10aの
返信用封筒部2を除く領域、即ち、本実施形態では返信
用封筒部2の上方位置に、受取人名,住所等の宛先が記
入される空白部13と、差出人名、住所、電話番号など
が記入或いは印刷された差出人表示部14が設けられて
いる。
【0011】上記フラップ11は、本体部10−1の表
部10aに一体的に形成されると共に、本体部10−1
の開口10cから上方へ延設されていて、裏部10b側
に折り曲げることにより開口10cを覆って封緘するよ
うになっており、このフラップ11の背面側には、書類
等を入れて郵送するときに封緘作業が容易になるよう、
好ましくは予め糊38が塗布されている。
部10aに一体的に形成されると共に、本体部10−1
の開口10cから上方へ延設されていて、裏部10b側
に折り曲げることにより開口10cを覆って封緘するよ
うになっており、このフラップ11の背面側には、書類
等を入れて郵送するときに封緘作業が容易になるよう、
好ましくは予め糊38が塗布されている。
【0012】上記返信用封筒部2は、封筒1の本体部1
0−1において、書類等を入れる返信用本体部20とフ
ラップ部18とに画成されている。フラップ部18は、
返信用本体部20の表部20aに一体的に連接されて上
方へ延出して画成された領域を備えている。具体的に
は、このフラップ部18の領域は、図1(a)に示すよ
うに、フラップ部18を返信用本体部20の裏部20b
へ折るための境界を示す折り目16と本体部10−1か
ら返信用本体部20を分離する境を示す切り取り線17
とにより、画される。
0−1において、書類等を入れる返信用本体部20とフ
ラップ部18とに画成されている。フラップ部18は、
返信用本体部20の表部20aに一体的に連接されて上
方へ延出して画成された領域を備えている。具体的に
は、このフラップ部18の領域は、図1(a)に示すよ
うに、フラップ部18を返信用本体部20の裏部20b
へ折るための境界を示す折り目16と本体部10−1か
ら返信用本体部20を分離する境を示す切り取り線17
とにより、画される。
【0013】上記折り目16は、封筒を作製する工程中
の、後述する筋押し工程によって、表部10a側から裏
部10b側への山折りをし易くするために本体部10−
1の表部10aに形成される。折り目16は、後述する
図2に示すように、折り筋として、封筒表面から外方へ
突出し、筋状に形成されている。なお、この折り目16
として、折り筋の代わりに、折り線を表面に印刷するこ
とにより形成してもよい。また、切り取り線17は、折
り目16から所定幅を隔てた本体部表部10aの上部位
置に実線で台形状に形成されている。
の、後述する筋押し工程によって、表部10a側から裏
部10b側への山折りをし易くするために本体部10−
1の表部10aに形成される。折り目16は、後述する
図2に示すように、折り筋として、封筒表面から外方へ
突出し、筋状に形成されている。なお、この折り目16
として、折り筋の代わりに、折り線を表面に印刷するこ
とにより形成してもよい。また、切り取り線17は、折
り目16から所定幅を隔てた本体部表部10aの上部位
置に実線で台形状に形成されている。
【0014】さらに、図1(b)に示すように、本実施
形態の返信用封筒部2には、本体部10−1の裏部10
bに、折り目16と同様の折り目25が形成されてい
る。この折り目25は、本体部の表部10aに形成され
た折り目16と同位置に形成されている。折り目25は
上記の筋押し工程によって折り目16を形成する際に同
時に筋押しされ得る。この折り目25は山折りし易くす
るために本体部10−1の裏部10bに形成され、返信
用封筒部2を形成する際に返信用本体部20の開口内に
折り込まれるようになっている。この折り目25も、上
記折り目16と同様に、筋状に突起した折り筋又は印刷
による折り線で形成することができる。
形態の返信用封筒部2には、本体部10−1の裏部10
bに、折り目16と同様の折り目25が形成されてい
る。この折り目25は、本体部の表部10aに形成され
た折り目16と同位置に形成されている。折り目25は
上記の筋押し工程によって折り目16を形成する際に同
時に筋押しされ得る。この折り目25は山折りし易くす
るために本体部10−1の裏部10bに形成され、返信
用封筒部2を形成する際に返信用本体部20の開口内に
折り込まれるようになっている。この折り目25も、上
記折り目16と同様に、筋状に突起した折り筋又は印刷
による折り線で形成することができる。
【0015】さらに、本体部10−1の裏部10bにお
いて、上記折り目25の下方位置には、接着部30が設
けられている(図1(b)参照)。この接着部30は、
返信用封筒部2の使用時に、フラップ部18を返信用封
筒部2の裏部20b表面と接着させるもので、剥離紙3
1と接着剤32とで構成され、返信用封筒部2の裏部2
0bに塗布されている接着剤32が他の郵便物と接着す
るのを防止するようになっている。このため、図2に示
すように、フラップ部18が折り畳まれて接する返信用
封筒部2の裏部20b表面に塗布した接着剤32の上か
ら、剥離紙31がこの接着剤32の全面を覆って貼付さ
れている。
いて、上記折り目25の下方位置には、接着部30が設
けられている(図1(b)参照)。この接着部30は、
返信用封筒部2の使用時に、フラップ部18を返信用封
筒部2の裏部20b表面と接着させるもので、剥離紙3
1と接着剤32とで構成され、返信用封筒部2の裏部2
0bに塗布されている接着剤32が他の郵便物と接着す
るのを防止するようになっている。このため、図2に示
すように、フラップ部18が折り畳まれて接する返信用
封筒部2の裏部20b表面に塗布した接着剤32の上か
ら、剥離紙31がこの接着剤32の全面を覆って貼付さ
れている。
【0016】なお、剥離紙31は、図2に示すように、
接着剤32が外側にはみ出さないようこの接着剤32の
全表面に被覆するが、さらに、この剥離紙31の接着剤
32と接しない部分、例えば、剥離紙の上下側縁部3
3,34が、返信用封筒部2の裏部表面と接着剤35,
35により接着される。これにより、剥離紙31が他の
封筒などに引っ掛かって容易に剥がれるのが防止され
る。
接着剤32が外側にはみ出さないようこの接着剤32の
全表面に被覆するが、さらに、この剥離紙31の接着剤
32と接しない部分、例えば、剥離紙の上下側縁部3
3,34が、返信用封筒部2の裏部表面と接着剤35,
35により接着される。これにより、剥離紙31が他の
封筒などに引っ掛かって容易に剥がれるのが防止され
る。
【0017】ここで、剥離紙31には、その長さ方向に
おいて図3に示す斜線の領域に、剥離可能とするための
シリコン樹脂37が塗布されており、このシリコン樹脂
37を塗布した部分で接着剤32が覆われ、剥離紙31
のシリコン樹脂が塗布されていない剥離紙の上下側縁部
33,34が、接着剤35,35により返信用本体部2
0の裏部20b表面と貼り合わされるようになってい
る。そして、返信用封筒部2の使用時において、接着剤
35,35により貼り付けられている剥離紙31の上下
側縁部33,34が返信用本体部20から引き剥がされ
ることで、接着剤32が露呈し、フラップ部18と接着
して封緘される。
おいて図3に示す斜線の領域に、剥離可能とするための
シリコン樹脂37が塗布されており、このシリコン樹脂
37を塗布した部分で接着剤32が覆われ、剥離紙31
のシリコン樹脂が塗布されていない剥離紙の上下側縁部
33,34が、接着剤35,35により返信用本体部2
0の裏部20b表面と貼り合わされるようになってい
る。そして、返信用封筒部2の使用時において、接着剤
35,35により貼り付けられている剥離紙31の上下
側縁部33,34が返信用本体部20から引き剥がされ
ることで、接着剤32が露呈し、フラップ部18と接着
して封緘される。
【0018】本発明の実施形態は以上のように構成され
ており、郵送に際し差出人は書類等を封筒1の開口10
cから本体部10−1内に差し入れてフラップ11を本
体部10−1の裏部10bに貼り付けて封緘し、受取人
へ向けて投函する。一方、受取人は、差出人から郵送さ
れてきた封筒1を開封し、書類等を取り出した後、この
封筒1を用いて下記のような手順で再利用のため返信用
封筒部2を形成する。先ず、封筒1の表部10aに描か
れている台形状の切り取り線17に沿って鋏等を用い
て、返信用封筒部2を本体部10−1から切り離す。す
ると、この返信用封筒部2には、返信用本体部20の表
部20aにフラップ部18と、その裏部20bにもフラ
ップ部18と同じ形状の余剰の延設部分とが残された状
態で切り取られることになる。そこで、返信用本体部2
0の裏部20bに形成されている折り目25を境にし
て、この裏側の余剰の延設部分を返信用本体部20内に
折り込む。上記の作業を行なうだけで再利用可能な返信
用封筒部2が形成される。
ており、郵送に際し差出人は書類等を封筒1の開口10
cから本体部10−1内に差し入れてフラップ11を本
体部10−1の裏部10bに貼り付けて封緘し、受取人
へ向けて投函する。一方、受取人は、差出人から郵送さ
れてきた封筒1を開封し、書類等を取り出した後、この
封筒1を用いて下記のような手順で再利用のため返信用
封筒部2を形成する。先ず、封筒1の表部10aに描か
れている台形状の切り取り線17に沿って鋏等を用い
て、返信用封筒部2を本体部10−1から切り離す。す
ると、この返信用封筒部2には、返信用本体部20の表
部20aにフラップ部18と、その裏部20bにもフラ
ップ部18と同じ形状の余剰の延設部分とが残された状
態で切り取られることになる。そこで、返信用本体部2
0の裏部20bに形成されている折り目25を境にし
て、この裏側の余剰の延設部分を返信用本体部20内に
折り込む。上記の作業を行なうだけで再利用可能な返信
用封筒部2が形成される。
【0019】このようにして形成した返信用封筒部2を
用いて書類等を郵送するには、返信用本体部20内に郵
送すべき書類等を入れた後、返信用本体部20の裏部2
0bに設けられた接着部30の剥離紙31を引き剥がし
て接着剤32を露出させ、表部20aに延設されたフラ
ップ部18を返信用本体部20の裏部20bに折り畳ん
で、接着剤32と接着させることで返信用封筒部2を封
緘し、受取人へ向けて投函すればよい。なお、郵送に際
し、返信用封筒部2の表部20aに、宛先や必要により
差出人が明記される。
用いて書類等を郵送するには、返信用本体部20内に郵
送すべき書類等を入れた後、返信用本体部20の裏部2
0bに設けられた接着部30の剥離紙31を引き剥がし
て接着剤32を露出させ、表部20aに延設されたフラ
ップ部18を返信用本体部20の裏部20bに折り畳ん
で、接着剤32と接着させることで返信用封筒部2を封
緘し、受取人へ向けて投函すればよい。なお、郵送に際
し、返信用封筒部2の表部20aに、宛先や必要により
差出人が明記される。
【0020】次に、上記した一実施形態に係る封筒の製
造工程例を説明する。図4に示すように、ロール6aか
ら引き出された封筒の材料となるシートは、印刷機械6
bにより、郵便番号欄、切り取り線17、必要により受
取人の住所,氏名等が印刷される。図4には、印刷機械
6bの部品である版胴6b1と圧胴6b2とが示されて
いる。なお、折り目16,25を印刷による折り線とし
て形成する場合は、上記所定事項とともに、印刷機械6
bによりシートに印刷されるが、以下の説明では、折り
目16、25が折り筋として形成される場合を例に説明
する。
造工程例を説明する。図4に示すように、ロール6aか
ら引き出された封筒の材料となるシートは、印刷機械6
bにより、郵便番号欄、切り取り線17、必要により受
取人の住所,氏名等が印刷される。図4には、印刷機械
6bの部品である版胴6b1と圧胴6b2とが示されて
いる。なお、折り目16,25を印刷による折り線とし
て形成する場合は、上記所定事項とともに、印刷機械6
bによりシートに印刷されるが、以下の説明では、折り
目16、25が折り筋として形成される場合を例に説明
する。
【0021】次に、第1切断部6cで、封筒に用いられ
ない部分の輪郭に沿って切り込みがシートに入れられ
る。例えば、図5に示すローラ部7は、余分となる部分
の輪郭の形に刃(例えば、エッチング刃,ピナクル刃,
彫刻刃)7b1が備えられているローラ7bと巻き込ん
だシートをローラ7bに押し当てるローラ7aとを設
け、図6に示す余分となる部分(図6に示す斜線)の周
りに切り込みを入れる。なお、図5に示すローラ部7
は、図6に示す余分となる部分への切り込みを、一度に
縦及び横に入れるようにローラ7bに刃7b1を備えて
いる。ローラ部7を複数設けて、図6に示す余分となる
部分への切り込みを入れる工程を複数工程に分けて処理
するようにしてもよい。例えば、ローラ部7を二つ配置
し、一方のローラ部7で切り込みをシートに横方向(図
6に示す矢印Xの向き)に入れ、他方のローラ部7で切
り込みをシートに縦方向(図6に示す矢印Yの方向)に
入れることによって、シートの余分となる部分の周囲に
切り込みを入れることができる。
ない部分の輪郭に沿って切り込みがシートに入れられ
る。例えば、図5に示すローラ部7は、余分となる部分
の輪郭の形に刃(例えば、エッチング刃,ピナクル刃,
彫刻刃)7b1が備えられているローラ7bと巻き込ん
だシートをローラ7bに押し当てるローラ7aとを設
け、図6に示す余分となる部分(図6に示す斜線)の周
りに切り込みを入れる。なお、図5に示すローラ部7
は、図6に示す余分となる部分への切り込みを、一度に
縦及び横に入れるようにローラ7bに刃7b1を備えて
いる。ローラ部7を複数設けて、図6に示す余分となる
部分への切り込みを入れる工程を複数工程に分けて処理
するようにしてもよい。例えば、ローラ部7を二つ配置
し、一方のローラ部7で切り込みをシートに横方向(図
6に示す矢印Xの向き)に入れ、他方のローラ部7で切
り込みをシートに縦方向(図6に示す矢印Yの方向)に
入れることによって、シートの余分となる部分の周囲に
切り込みを入れることができる。
【0022】その後、筋押し部6dにより、封筒を袋状
に畳む際の折り目(図7(a)に示す一点鎖線1a)を
シートに付ける。折り目1aは、例えば図7(b)に示
す2つのローラ8a,8bとの間を通過する際に、圧力
によりシートに直線状の溝として形成される。なお、シ
ートは、封筒の表面となる面がローラ8bに当たるよう
にローラ8a,8b間に挿入される。また、折り目1
6,25(図7(a)に示す二点鎖線1c)は、例えば
図7(c)に示す2つのローラ8c,8dとの間を通過
する際に、圧力によりシートに直線状の溝として形成さ
れる。この際、シートは、封筒の表面となる面がローラ
8dに当たるように、ローラ8c,8d間に挿入され
る。シートがローラ8c,8dを通過すると、封筒の表
部10aの折り目16と裏部10bの折り目25となる
折り筋が、一度にシートに形成される。なお、図7
(c)に示すローラ8c,8dは共に同径のものであ
り、ローラ8cの表面には回転軸に平行に配置された直
線状の凸部8c1が形成され、この凸部8c1がローラ
8dの表面に形成された凹部8d1に嵌合するようにな
っている。筋押しの工程後、図8に示す糊付け部6eの
ローラベアリング(複数のコロで形成されている。)9
aにより、糊タンク9bに入っている糊をシートに移動
させ、図7(a)に斜線で示す糊代1bに糊が塗布され
る。糊付け後、第2切断部6fにて、以後封筒単位に製
造処理を施すためにシートに切り込みを入れる。その
後、折り畳み部6gは、図9に示すように、折り目1a
を境に各封筒の側面を折り畳み、糊により側面が接着さ
れて袋状の封筒が形成される。
に畳む際の折り目(図7(a)に示す一点鎖線1a)を
シートに付ける。折り目1aは、例えば図7(b)に示
す2つのローラ8a,8bとの間を通過する際に、圧力
によりシートに直線状の溝として形成される。なお、シ
ートは、封筒の表面となる面がローラ8bに当たるよう
にローラ8a,8b間に挿入される。また、折り目1
6,25(図7(a)に示す二点鎖線1c)は、例えば
図7(c)に示す2つのローラ8c,8dとの間を通過
する際に、圧力によりシートに直線状の溝として形成さ
れる。この際、シートは、封筒の表面となる面がローラ
8dに当たるように、ローラ8c,8d間に挿入され
る。シートがローラ8c,8dを通過すると、封筒の表
部10aの折り目16と裏部10bの折り目25となる
折り筋が、一度にシートに形成される。なお、図7
(c)に示すローラ8c,8dは共に同径のものであ
り、ローラ8cの表面には回転軸に平行に配置された直
線状の凸部8c1が形成され、この凸部8c1がローラ
8dの表面に形成された凹部8d1に嵌合するようにな
っている。筋押しの工程後、図8に示す糊付け部6eの
ローラベアリング(複数のコロで形成されている。)9
aにより、糊タンク9bに入っている糊をシートに移動
させ、図7(a)に斜線で示す糊代1bに糊が塗布され
る。糊付け後、第2切断部6fにて、以後封筒単位に製
造処理を施すためにシートに切り込みを入れる。その
後、折り畳み部6gは、図9に示すように、折り目1a
を境に各封筒の側面を折り畳み、糊により側面が接着さ
れて袋状の封筒が形成される。
【0023】次に、接着部30を封筒1の裏部10bに
形成する工程を説明する。テープ処理部6hでは、図1
0に示すように、ローラベアリング(複数のコロ)9a
−1が備えられ、接着剤32が糊タンク9b−1から複
数のコロを経由して、表部のフラップ部18が裏部に折
り畳まれて接する部分に塗布される。ここで、ローラベ
アリング9a−1のコロ9a−1aにはスポンジ9a−
1bが備えられ、スポンジ9a−1bは、糊タンク9b
−1から送られてくる接着剤32を他のコロ9a−1c
から吸収して、封筒に塗布するようになっている。な
お、スポンジ9a−1bの封筒と接する面の形状は、図
3に示す長尺の斜線37に形成される。
形成する工程を説明する。テープ処理部6hでは、図1
0に示すように、ローラベアリング(複数のコロ)9a
−1が備えられ、接着剤32が糊タンク9b−1から複
数のコロを経由して、表部のフラップ部18が裏部に折
り畳まれて接する部分に塗布される。ここで、ローラベ
アリング9a−1のコロ9a−1aにはスポンジ9a−
1bが備えられ、スポンジ9a−1bは、糊タンク9b
−1から送られてくる接着剤32を他のコロ9a−1c
から吸収して、封筒に塗布するようになっている。な
お、スポンジ9a−1bの封筒と接する面の形状は、図
3に示す長尺の斜線37に形成される。
【0024】また、テープ処理部6hは、図10に示す
ように、ノズル9c−1を備えており、ノズル9c−1
は先端が二股に形成されて、スポンジ9a−1bにより
塗布された接着剤32を挟むように接着剤35を裏部1
0bの表面に塗布する。なお、スポンジ9a−1b及び
ノズル9c−1により塗布される接着剤35は、接着剤
32と同じ成分或いは異なる成分であってもよい。ま
た、図10には示されていないが、例えば、糊タンク等
からチューブを介してノズル9c−1に接着剤35が供
給されるようになっている。次に、テープ加工部6i
で、封筒の裏部表面に塗布された接着剤32,35上に
剥離紙31を貼付する。ロール6a−1から引き出され
た剥離テープ(カットされていない剥離紙のテープ)
は、封筒に貼り付ける長さに切り取られる。所定の長さ
分にカットされた剥離紙31がローラ9dにバキューム
により密着し、このローラ9dが回転して剥離紙31を
封筒に貼付する。
ように、ノズル9c−1を備えており、ノズル9c−1
は先端が二股に形成されて、スポンジ9a−1bにより
塗布された接着剤32を挟むように接着剤35を裏部1
0bの表面に塗布する。なお、スポンジ9a−1b及び
ノズル9c−1により塗布される接着剤35は、接着剤
32と同じ成分或いは異なる成分であってもよい。ま
た、図10には示されていないが、例えば、糊タンク等
からチューブを介してノズル9c−1に接着剤35が供
給されるようになっている。次に、テープ加工部6i
で、封筒の裏部表面に塗布された接着剤32,35上に
剥離紙31を貼付する。ロール6a−1から引き出され
た剥離テープ(カットされていない剥離紙のテープ)
は、封筒に貼り付ける長さに切り取られる。所定の長さ
分にカットされた剥離紙31がローラ9dにバキューム
により密着し、このローラ9dが回転して剥離紙31を
封筒に貼付する。
【0025】なお、ローラ9dには、例えば、円筒状の
曲面には溝或いは穴が形成され、その溝或いは穴に外部
の空気が吸い込まれることで、切り取られた剥離紙31
はローラ9dに吸着するようになっている。その後、底
部12の蓋にも糊付けが、底蓋糊付け部6jで、糊付け
部6eにおける糊付けと同様に複数のコロ等を用いて行
なわれ、底蓋が本体部10−1に張り合わされて、図1
に示す封筒1が完成する。このように製造された封筒1
が郵便に使用された後、その受取人は返信用封筒部2を
封筒1の本体部10−1から切り取って分離し得る。そ
して、返信用封筒部2を使用する場合は、書類等を入れ
た後、剥離紙31を返信用封筒部2から剥がして、フラ
ップ部18を返信用本体部20の裏部20bに折り返し
て接着剤32に貼り付け、封緘して郵送することにな
る。
曲面には溝或いは穴が形成され、その溝或いは穴に外部
の空気が吸い込まれることで、切り取られた剥離紙31
はローラ9dに吸着するようになっている。その後、底
部12の蓋にも糊付けが、底蓋糊付け部6jで、糊付け
部6eにおける糊付けと同様に複数のコロ等を用いて行
なわれ、底蓋が本体部10−1に張り合わされて、図1
に示す封筒1が完成する。このように製造された封筒1
が郵便に使用された後、その受取人は返信用封筒部2を
封筒1の本体部10−1から切り取って分離し得る。そ
して、返信用封筒部2を使用する場合は、書類等を入れ
た後、剥離紙31を返信用封筒部2から剥がして、フラ
ップ部18を返信用本体部20の裏部20bに折り返し
て接着剤32に貼り付け、封緘して郵送することにな
る。
【0026】以上述べたように、本発明の一実施形態に
係る封筒1によれば、返信用封筒部2の使用時に封緘を
容易に行なえて煩雑な糊付け作業の手間を不要とし、返
信用封筒部2の封緘前等に剥離紙31が他の封筒と接し
て剥がれることで接着剤32が露呈し、露呈した部分が
他の書類等と接着するような事態を、剥離紙31が返信
用封筒部1の裏部表面と接着されていることで抑制でき
るので、再利用時に最適な使用状態を確保し得る。ま
た、返信用封筒部2の使用時において、図2に示すよう
に折り目16及び折り目25が筋状に外側へ突出して形
成され、それに対称に返信用封筒部2の内側表面に筋状
に溝が形成されていることで、フラップ部16や余剰フ
ラップ部を折り畳み易くなっている。
係る封筒1によれば、返信用封筒部2の使用時に封緘を
容易に行なえて煩雑な糊付け作業の手間を不要とし、返
信用封筒部2の封緘前等に剥離紙31が他の封筒と接し
て剥がれることで接着剤32が露呈し、露呈した部分が
他の書類等と接着するような事態を、剥離紙31が返信
用封筒部1の裏部表面と接着されていることで抑制でき
るので、再利用時に最適な使用状態を確保し得る。ま
た、返信用封筒部2の使用時において、図2に示すよう
に折り目16及び折り目25が筋状に外側へ突出して形
成され、それに対称に返信用封筒部2の内側表面に筋状
に溝が形成されていることで、フラップ部16や余剰フ
ラップ部を折り畳み易くなっている。
【0027】(2)その他 上記の説明では、接着部30が、封筒1の裏部10bの
外側表面に設けられる場合を説明したが、接着部30
を、封筒1の表部10aの背面、すなわち袋内部の内側
表面であって、フラップ部18の背面となる部分に設け
てもよい。このように形成される封筒においては、再利
用前に接着部30の剥離紙31が封筒1の内側表面と接
着されていることで、剥離紙31が剥がれることで生じ
得る封筒に入れられた書類と接着する事態を抑制でき、
再利用時に最適な使用状態を確保し得る。
外側表面に設けられる場合を説明したが、接着部30
を、封筒1の表部10aの背面、すなわち袋内部の内側
表面であって、フラップ部18の背面となる部分に設け
てもよい。このように形成される封筒においては、再利
用前に接着部30の剥離紙31が封筒1の内側表面と接
着されていることで、剥離紙31が剥がれることで生じ
得る封筒に入れられた書類と接着する事態を抑制でき、
再利用時に最適な使用状態を確保し得る。
【0028】一方、上記の説明では、返信用封筒部2
が、本体部10−1の底部12にある二角を含んだ本体
部10−1の底部12を共用する場合を例に説明した
が、本体部10−1の底部12にある一角を含む本体部
の一部の範囲を共用するように返信用封筒部2を形成し
てもよい。例えば、図11(a)に示す封筒1は、本体
部10−1の底部12にある一角を含んだ本体部10−
1の底部12を共用した返信用封筒部2′を備えてい
る。返信用封筒部2′は、書類等が入る返信用本体部2
0′を有するとともに、返信用本体部20′を封緘する
フラップ部18′,18′とを備えている。
が、本体部10−1の底部12にある二角を含んだ本体
部10−1の底部12を共用する場合を例に説明した
が、本体部10−1の底部12にある一角を含む本体部
の一部の範囲を共用するように返信用封筒部2を形成し
てもよい。例えば、図11(a)に示す封筒1は、本体
部10−1の底部12にある一角を含んだ本体部10−
1の底部12を共用した返信用封筒部2′を備えてい
る。返信用封筒部2′は、書類等が入る返信用本体部2
0′を有するとともに、返信用本体部20′を封緘する
フラップ部18′,18′とを備えている。
【0029】ここで、フラップ部18′は前記一実施形
態で示したフラップ部18と同様に、折り目16′(図
11(a)に示す点線)と、印刷された切り取り線1
7′(図11(a)に示す一点鎖線)とによりフラップ
部18′の領域が画されるが、この実施形態では、折り
目16′と切り取り線17′は本体部10−1の縦方向
と横方向の2か所に形成され、従ってフラップ部18′
も2か所に形成される。これに伴って、本体部10−1
の裏部10bには、図11(b)に示すように、L状の
折り目25′が設けられると共に、2か所に接着部30
が設けられる。なお、折り目16′,25′は、上記折
り目16,25と同様、ローラ8c,8d等で形成され
た折り筋や印刷機械で印刷される折り線として形成され
る。
態で示したフラップ部18と同様に、折り目16′(図
11(a)に示す点線)と、印刷された切り取り線1
7′(図11(a)に示す一点鎖線)とによりフラップ
部18′の領域が画されるが、この実施形態では、折り
目16′と切り取り線17′は本体部10−1の縦方向
と横方向の2か所に形成され、従ってフラップ部18′
も2か所に形成される。これに伴って、本体部10−1
の裏部10bには、図11(b)に示すように、L状の
折り目25′が設けられると共に、2か所に接着部30
が設けられる。なお、折り目16′,25′は、上記折
り目16,25と同様、ローラ8c,8d等で形成され
た折り筋や印刷機械で印刷される折り線として形成され
る。
【0030】図11(a)に示す封筒1も、前記一実施
形態に係る封筒と同様の手法により製造することができ
る。なお、接着部30は、封筒1が袋状に形成される前
にシートに貼付されるようになっている。このような封
筒1によっても、前記一実施形態に係る封筒と同様に、
返信用封筒部2′の使用時に封緘を容易に行なえて煩雑
な糊付け作業の手間を省ける。そして、返信用封筒部
2′の封緘前等に剥離紙31が他の封筒等と接して剥が
れることで接着剤32が露呈し、露呈した部分が他の書
類等と接着する事態を、剥離紙31が返信用封筒部2′
の裏部20b′表面に接着されていることで抑制できる
ので、使用時に最適な状態を確保し得る。
形態に係る封筒と同様の手法により製造することができ
る。なお、接着部30は、封筒1が袋状に形成される前
にシートに貼付されるようになっている。このような封
筒1によっても、前記一実施形態に係る封筒と同様に、
返信用封筒部2′の使用時に封緘を容易に行なえて煩雑
な糊付け作業の手間を省ける。そして、返信用封筒部
2′の封緘前等に剥離紙31が他の封筒等と接して剥が
れることで接着剤32が露呈し、露呈した部分が他の書
類等と接着する事態を、剥離紙31が返信用封筒部2′
の裏部20b′表面に接着されていることで抑制できる
ので、使用時に最適な状態を確保し得る。
【0031】さらに、本体部10−1の底部12の一辺
或いは二辺を共用するとともに、切り取り線や折り目を
封筒1等の表部や裏部に印刷して、返信用封筒の領域を
画する場合も前記と同様であり、本体部10−1の一辺
だけを共用する場合には、返信用本体部にはフラップ部
を3つ設けることになり、返信用封筒部2の裏部には、
各フラップ部と接着する接着部30を3つ貼付すること
になる。
或いは二辺を共用するとともに、切り取り線や折り目を
封筒1等の表部や裏部に印刷して、返信用封筒の領域を
画する場合も前記と同様であり、本体部10−1の一辺
だけを共用する場合には、返信用本体部にはフラップ部
を3つ設けることになり、返信用封筒部2の裏部には、
各フラップ部と接着する接着部30を3つ貼付すること
になる。
【0032】図11(a)に示す封筒では、2つのフラ
ップ部18′,18′に対応して返信用本体部20′の
裏部に接着部30を2か所貼付したが、いずれか一方の
接着部30を貼付せずに返信用封筒部2′を形成しても
よく、その場合、接着部30と接着しないフラップ部1
8′は、糊付けする糊代として用いてもよい。ところ
で、上記の説明では、封筒1の底部12に返信用封筒部
2を設ける例を説明したが、封筒1の上部に返信用封筒
部2を設けてもよい。この場合は、本封筒1の宛先等は
封筒1の下半部から底部12周辺に記入される。
ップ部18′,18′に対応して返信用本体部20′の
裏部に接着部30を2か所貼付したが、いずれか一方の
接着部30を貼付せずに返信用封筒部2′を形成しても
よく、その場合、接着部30と接着しないフラップ部1
8′は、糊付けする糊代として用いてもよい。ところ
で、上記の説明では、封筒1の底部12に返信用封筒部
2を設ける例を説明したが、封筒1の上部に返信用封筒
部2を設けてもよい。この場合は、本封筒1の宛先等は
封筒1の下半部から底部12周辺に記入される。
【0033】また、上記の説明では、封筒1の表部10
aと返信用封筒部2の表部20aとが共に同じ面を示し
ているが、封筒1の表部10aに、返信用封筒部2の裏
部が現れるように形成してもよい。また、上記説明にお
いて、図1及び図11に示す封筒1を例として、底部1
2にある返信用封筒部2を横に長く且つ縦に短い長方形
状の場合を説明したが、縦に長く且つ横に短い場合であ
ってもよい。上記説明では、折り目16,25としての
折り筋を、図7(b)及び(c)に示すローラ8a〜8
dを用いて形成する場合を例に説明したが、図5に示す
ようなローラ部7の切り抜き刃(エッチング刃,ピナク
ル刃,彫刻刃)7b1の高さを調節して、即ち、シート
を貫通しない程度に切り込みを入れる(ハーフカット)
ようにして、折り筋を形成することもできる。なお、複
数のローラ部7を製造工程ラインに設置し、一部のロー
ラ部7を切り込みを入れるのに用い、残りのローラ部7
を筋押し処理に用いるようにしても良い。この場合は、
図7に示すローラ8a〜8dの設置を省略し得る。上記
の説明では、封筒の表部10aに設ける折り目16と裏
部10bに設ける折り目25とをそれぞれ折り筋として
形成する場合を例に説明したが、いずれか一方を印刷し
た折り線として形成しても良い。また、フラップ部18
を画成する折り目16のみを折り線又は折り筋として形
成して、余剰の延設部分の折り目となる箇所には折り筋
や折り線を設けることなく形成してもよい。
aと返信用封筒部2の表部20aとが共に同じ面を示し
ているが、封筒1の表部10aに、返信用封筒部2の裏
部が現れるように形成してもよい。また、上記説明にお
いて、図1及び図11に示す封筒1を例として、底部1
2にある返信用封筒部2を横に長く且つ縦に短い長方形
状の場合を説明したが、縦に長く且つ横に短い場合であ
ってもよい。上記説明では、折り目16,25としての
折り筋を、図7(b)及び(c)に示すローラ8a〜8
dを用いて形成する場合を例に説明したが、図5に示す
ようなローラ部7の切り抜き刃(エッチング刃,ピナク
ル刃,彫刻刃)7b1の高さを調節して、即ち、シート
を貫通しない程度に切り込みを入れる(ハーフカット)
ようにして、折り筋を形成することもできる。なお、複
数のローラ部7を製造工程ラインに設置し、一部のロー
ラ部7を切り込みを入れるのに用い、残りのローラ部7
を筋押し処理に用いるようにしても良い。この場合は、
図7に示すローラ8a〜8dの設置を省略し得る。上記
の説明では、封筒の表部10aに設ける折り目16と裏
部10bに設ける折り目25とをそれぞれ折り筋として
形成する場合を例に説明したが、いずれか一方を印刷し
た折り線として形成しても良い。また、フラップ部18
を画成する折り目16のみを折り線又は折り筋として形
成して、余剰の延設部分の折り目となる箇所には折り筋
や折り線を設けることなく形成してもよい。
【0034】また、接着部30を用いることなく、感圧
接着剤36を用いて構成することもできる。例えば、図
12に示す封筒1は、返信用封筒部2の表部20aに備
えられるフラップ部18が裏部に折り畳まれて接する裏
部の外側表面に感圧接着剤36aが塗布されるととも
に、表部20aの内側表面(背面)で且つフラップ部1
8が裏部に折り畳まれて感圧接着剤36aと接する箇所
に感圧接着剤36bが塗布されている。
接着剤36を用いて構成することもできる。例えば、図
12に示す封筒1は、返信用封筒部2の表部20aに備
えられるフラップ部18が裏部に折り畳まれて接する裏
部の外側表面に感圧接着剤36aが塗布されるととも
に、表部20aの内側表面(背面)で且つフラップ部1
8が裏部に折り畳まれて感圧接着剤36aと接する箇所
に感圧接着剤36bが塗布されている。
【0035】このような感圧接着剤36a,36bを備
えた封筒1によっても、各感圧接着剤36a,36bが
互いに接することでフラップ部18が裏部20bの外側
表面と接着し、例えば、感圧接着剤36aだけでは接着
力を発揮しないことで、他の封筒との接着する事態を回
避できるので、返信用封筒部2の使用時に最適な使用状
態を確保できる。また、図12に示す感圧接着剤36
a,36bを用いないで他の糊(接着剤)を用いること
もできる。
えた封筒1によっても、各感圧接着剤36a,36bが
互いに接することでフラップ部18が裏部20bの外側
表面と接着し、例えば、感圧接着剤36aだけでは接着
力を発揮しないことで、他の封筒との接着する事態を回
避できるので、返信用封筒部2の使用時に最適な使用状
態を確保できる。また、図12に示す感圧接着剤36
a,36bを用いないで他の糊(接着剤)を用いること
もできる。
【0036】上記の説明において、封筒1の製造方法と
して、図4に示すように、ロール6aから引き出したシ
ートに印刷, 切り込み, 糊の塗布等を順次施していく工
程を説明したが、例えば、製袋機の機種によって異なる
が、ロール6aから引き出したシートに接着部30を付
加した後に再度ロールに巻き取り、別の装置にそのロー
ルをセットして、接着部30が付加されているシートに
切り込み等を施して、封筒1を製造してもよい。ところ
で、上記説明した封筒1に設けられる返信用封筒部2
が、例えば、日本で言う定型郵便物として形成されても
よい。上記詳述した以外に、本発明がその趣旨を逸脱し
ない範囲で、様々な態様で実施できることは容易に分か
るはずである。
して、図4に示すように、ロール6aから引き出したシ
ートに印刷, 切り込み, 糊の塗布等を順次施していく工
程を説明したが、例えば、製袋機の機種によって異なる
が、ロール6aから引き出したシートに接着部30を付
加した後に再度ロールに巻き取り、別の装置にそのロー
ルをセットして、接着部30が付加されているシートに
切り込み等を施して、封筒1を製造してもよい。ところ
で、上記説明した封筒1に設けられる返信用封筒部2
が、例えば、日本で言う定型郵便物として形成されても
よい。上記詳述した以外に、本発明がその趣旨を逸脱し
ない範囲で、様々な態様で実施できることは容易に分か
るはずである。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の返信用封
筒部を有する封筒によれば、糊付けを行なう手間を省け
るので、封緘作業が容易になる。また、返信用封筒の封
緘前等に剥離紙が他の封筒や書類等と接して剥がれるこ
とで、接着剤が露呈し、他の書類等と接着する事態を抑
制できるので、使用時に最適な状態を確保できる。
筒部を有する封筒によれば、糊付けを行なう手間を省け
るので、封緘作業が容易になる。また、返信用封筒の封
緘前等に剥離紙が他の封筒や書類等と接して剥がれるこ
とで、接着剤が露呈し、他の書類等と接着する事態を抑
制できるので、使用時に最適な状態を確保できる。
【図1】(a)は本発明の一実施形態に係る封筒を示す
正面図で、(b)は本発明の一実施形態に係る封筒を示
す背面図である。
正面図で、(b)は本発明の一実施形態に係る封筒を示
す背面図である。
【図2】図1(b)に示すA−A断面図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る剥離紙を示す図であ
る。
る。
【図4】本発明に係る封筒の製造工程の例を説明するた
めのブロック図である。
めのブロック図である。
【図5】図4に示す封筒製造工程において、封筒の材料
となる紙から余分な部分に切り込みを入れる工程を説明
するための図である。
となる紙から余分な部分に切り込みを入れる工程を説明
するための図である。
【図6】図4に示す封筒製造工程において、封筒の材料
となる紙から余分な部分に切り込みを入れる工程を説明
するための図である。
となる紙から余分な部分に切り込みを入れる工程を説明
するための図である。
【図7】(a)は封筒の材料となる紙に折り目を付ける
工程例を説明するための図であり、(b)は折り目を紙
に付ける装置を示す図であり、(c)は折り目を紙に付
ける装置を示す概略斜視図である。
工程例を説明するための図であり、(b)は折り目を紙
に付ける装置を示す図であり、(c)は折り目を紙に付
ける装置を示す概略斜視図である。
【図8】図4に示す封筒製造工程において、封筒の材料
となる紙に糊付けを行なう装置の概略構成を示す図であ
る。
となる紙に糊付けを行なう装置の概略構成を示す図であ
る。
【図9】図4に示す封筒製造工程において、展開された
封筒を袋状に折り畳む工程を説明するための図である。
封筒を袋状に折り畳む工程を説明するための図である。
【図10】図4に示す封筒製造工程において、テープ処
理部の処理工程を説明するための図である。
理部の処理工程を説明するための図である。
【図11】(a)は本発明の他の実施形態に係る封筒の
正面図であり、(b)は(a)の背面図である。
正面図であり、(b)は(a)の背面図である。
【図12】本発明の他の実施形態に係る封筒の構成例を
説明するための、一部を切り欠いた斜視図である。
説明するための、一部を切り欠いた斜視図である。
1 封筒 2 返信用封筒部 6a,6a−1 ロール 6b 印刷機械 6c 第1切断部 6d 筋押し部 6e 糊付け部 6f 第2切断部 6g 折り畳み部 6h テープ処理部 6i テープ加工部 6j 底蓋糊付け部 7 ローラ部 7b1 刃 9a,9a−1 ローラベアリング 9a−1a,9a−1c コロ 9a−1b スポンジ 9b,9b−1 糊タンク 9c−1 ノズル 10−1 封筒の本体部 10a 本体部の表部 10b 本体部の裏部 11 フラップ 12 底部 16,25 折り目 17 切り取り線 18 返信用封筒部のフラップ部 20 返信用封筒部の本体部 20a 本体部の表部 20b 本体部の裏部 30 接着部 31 剥離紙 32,35 接着剤 33,34 剥離紙の側縁部 36 感圧接着剤
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年11月22日(2000.11.
22)
22)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】前記返信用封筒部の裏部表面に塗布される
前記接着剤及び前記剥離紙の代わりに、前記返信用封筒
部の前記フラップ部の背面に、前記返信用封筒部と接着
させる接着剤が塗布され、前記接着剤を覆う剥離紙が該
接着剤を覆って貼り付けられていてもよい。前記剥離紙
は、好ましくは、前記接着剤の全表面を被覆すると共
に、この剥離紙の両側縁と前記返信用封筒部とが接着さ
れている。さらに、前記接着剤及び前記剥離紙の代わり
に、返信用封筒部のフラップ部を折り畳んだときこのフ
ラップ部と接する返信用封筒部の裏部表面及び返信用封
筒部のフラップ部の背面に、感圧接着剤を塗布して構成
してもよい。この場合、返信用封筒部の裏部表面の感圧
接着剤と返信用封筒部のフラップ部の背面の感圧接着剤
とが相互に作用して接着力が生じる。すなわち、一方の
感圧接着剤だけだは接着力は発揮し得ないようになって
いる。また、前記折り目は、折り筋又は印刷された折り
線として形成されるのが望ましい。さらに、本発明の返
信用封筒部を有する封筒は、袋状に形成される本体部と
この本体部に延設されるフラップとを備えた封筒におい
て、フラップの反対側に位置する本体部の底部を共用し
て返信用封筒部が本体部内に形成され、上記返信用封筒
部は、書類等を入れる袋状の返信用本体部と、切り取り
線と折り目とにより画成されるフラップ部とを備え、返
信用封筒部の上方位置に、差出人名・住所・電話番号等
を記入或いは印刷した差出人表示部を有することを特徴
としている。
前記接着剤及び前記剥離紙の代わりに、前記返信用封筒
部の前記フラップ部の背面に、前記返信用封筒部と接着
させる接着剤が塗布され、前記接着剤を覆う剥離紙が該
接着剤を覆って貼り付けられていてもよい。前記剥離紙
は、好ましくは、前記接着剤の全表面を被覆すると共
に、この剥離紙の両側縁と前記返信用封筒部とが接着さ
れている。さらに、前記接着剤及び前記剥離紙の代わり
に、返信用封筒部のフラップ部を折り畳んだときこのフ
ラップ部と接する返信用封筒部の裏部表面及び返信用封
筒部のフラップ部の背面に、感圧接着剤を塗布して構成
してもよい。この場合、返信用封筒部の裏部表面の感圧
接着剤と返信用封筒部のフラップ部の背面の感圧接着剤
とが相互に作用して接着力が生じる。すなわち、一方の
感圧接着剤だけだは接着力は発揮し得ないようになって
いる。また、前記折り目は、折り筋又は印刷された折り
線として形成されるのが望ましい。さらに、本発明の返
信用封筒部を有する封筒は、袋状に形成される本体部と
この本体部に延設されるフラップとを備えた封筒におい
て、フラップの反対側に位置する本体部の底部を共用し
て返信用封筒部が本体部内に形成され、上記返信用封筒
部は、書類等を入れる袋状の返信用本体部と、切り取り
線と折り目とにより画成されるフラップ部とを備え、返
信用封筒部の上方位置に、差出人名・住所・電話番号等
を記入或いは印刷した差出人表示部を有することを特徴
としている。
Claims (8)
- 【請求項1】 袋状に形成される本体部とこの本体部に
延設されるフラップとを備えた封筒であって、 上記フラップの反対側に位置する上記本体部の底部を共
用して返信用封筒部が上記本体部内に形成され、 上記返信用封筒部は、書類等を入れる袋状の返信用本体
部と、切り取り線と折り目とにより画成されるフラップ
部とを備え、 上記返信用封筒部のフラップ部を折り畳んだとき該フラ
ップ部と接する上記返信用封筒部の裏部表面に接着剤が
塗布され、この接着剤を覆って、剥離紙が上記返信用封
筒部の裏部表面に貼付されていることを特徴とする、返
信用封筒部を有する封筒。 - 【請求項2】 袋状に形成される本体部とこの本体部に
延設されるフラップとを備えた封筒であって、 上記フラップが設けられている上部を共用して返信用封
筒部が上記本体部内に形成され、 上記返信用封筒部は、書類等を入れる袋状の返信用本体
部と、切り取り線と折り目とにより画成されるフラップ
部とを備え、 上記返信用封筒部のフラップ部を折り畳んだとき該フラ
ップ部と接する上記返信用封筒部の裏部表面に接着剤が
塗布され、この接着剤を覆って、剥離紙が上記返信用封
筒部の裏部表面に貼付されていることを特徴とする、返
信用封筒部を有する封筒。 - 【請求項3】 袋状に形成される本体部とこの本体部に
延設されるフラップとを備えた封筒であって、 上記フラップの反対側に位置する上記本体部の底部を共
用して返信用封筒部が上記本体部内に形成され、 上記返信用封筒部は、書類等を入れる袋状の返信用本体
部と、切り取り線と折り目とにより画成されるフラップ
部とを備え、 上記返信用封筒部のフラップ部を折り畳んだときこの返
信用封筒部の裏部表面と接する該フラップ部の背面に、
上記返信用封筒部と接着させる接着剤が塗布され、この
接着剤を覆う剥離紙が該接着剤を覆って貼り付けられて
いることを特徴とする、返信用封筒部を有する封筒。 - 【請求項4】 袋状に形成される本体部とこの本体部に
延設されるフラップとを備えた封筒であって、 上記フラップが設けられている上部を共用して返信用封
筒部が上記本体部内に形成され、 上記返信用封筒部は、書類等を入れる袋状の返信用本体
部と、切り取り線と折り目とにより画成されるフラップ
部とを備え、 上記返信用封筒部のフラップ部を折り畳んだときこの返
信用封筒部の裏部表面と接する該フラップ部の背面に、
上記返信用封筒部と接着させる接着剤が塗布され、この
接着剤を覆う剥離紙が該接着剤を覆って貼り付けられて
いることを特徴とする、返信用封筒部を有する封筒。 - 【請求項5】 前記剥離紙が、前記接着剤の全表面を被
覆すると共に、該剥離紙の両側縁と前記返信用封筒部と
が接着されていることを特徴とする、請求項1〜4のい
ずれかに記載の返信用封筒部を有する封筒。 - 【請求項6】 袋状に形成される本体部とこの本体部に
延設されるフラップとを備えた封筒であって、 上記フラップの反対側に位置する上記本体部の底部を共
用して返信用封筒部が上記本体部内に形成され、 上記返信用封筒部は、書類等を入れる袋状の返信用本体
部と、切り取り線と折り目とにより画成されるフラップ
部とを備え、 上記返信用封筒部の上記フラップ部を折り畳んだとき該
フラップ部と接する返信用封筒部の裏部表面及びこの返
信用封筒部のフラップ部の背面に、感圧接着剤が塗布さ
れて構成されることを特徴とする、返信用封筒部を有す
る封筒。 - 【請求項7】 袋状に形成される本体部とこの本体部に
延設されるフラップとを備えた封筒であって、 上記フラップが設けられている上部を共用して返信用封
筒部が上記本体部内に形成され、 上記返信用封筒部は、書類等を入れる袋状の返信用本体
部と、切り取り線と折り目とにより画成されるフラップ
部とを備え、 上記返信用封筒部の上記フラップ部を折り畳んだとき該
フラップ部と接する返信用封筒部の裏部表面及びこの返
信用封筒部のフラップ部の背面に、感圧接着剤が塗布さ
れて構成されることを特徴とする、返信用封筒部を有す
る封筒。 - 【請求項8】 前記折り目が、折り筋又は印刷による折
り線により形成されることを特徴とする、請求項1〜7
のいずれかに記載の返信用封筒部を有する封筒。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000245562A JP2001122287A (ja) | 1999-08-18 | 2000-08-14 | 返信用封筒部を有する封筒 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11-232020 | 1999-08-18 | ||
JP23202099 | 1999-08-18 | ||
JP2000245562A JP2001122287A (ja) | 1999-08-18 | 2000-08-14 | 返信用封筒部を有する封筒 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001122287A true JP2001122287A (ja) | 2001-05-08 |
Family
ID=26530240
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000245562A Pending JP2001122287A (ja) | 1999-08-18 | 2000-08-14 | 返信用封筒部を有する封筒 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001122287A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8191763B2 (en) | 2006-08-18 | 2012-06-05 | Delavergne Carol A | Reusable envelopes |
US8875985B1 (en) | 2009-02-19 | 2014-11-04 | eco Envelopes, LLC. | Conversion envelopes |
US9878825B1 (en) | 2015-06-02 | 2018-01-30 | Ecoenvelopes, Llc | Reusable top flap envelope with dual opposing seal flaps |
-
2000
- 2000-08-14 JP JP2000245562A patent/JP2001122287A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8191763B2 (en) | 2006-08-18 | 2012-06-05 | Delavergne Carol A | Reusable envelopes |
US8875985B1 (en) | 2009-02-19 | 2014-11-04 | eco Envelopes, LLC. | Conversion envelopes |
US9878825B1 (en) | 2015-06-02 | 2018-01-30 | Ecoenvelopes, Llc | Reusable top flap envelope with dual opposing seal flaps |
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