JP2000051267A - サニタリー製品の製造設備 - Google Patents

サニタリー製品の製造設備

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JP2000051267A JP10221650A JP22165098A JP2000051267A JP 2000051267 A JP2000051267 A JP 2000051267A JP 10221650 A JP10221650 A JP 10221650A JP 22165098 A JP22165098 A JP 22165098A JP 2000051267 A JP2000051267 A JP 2000051267A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サニタリー用品の使用時における位置ズレを
防止でき、剥離紙を一切使用せず、廃棄するゴミを少な
くし、材料費の安価なサニタリー製品およびそのサニタ
リー製品を製造するための製造設備を提供する。 【解決手段】 ウイング付きのサニタリー用品1を製造
する製造装置10と、サニタリー用品1の裏面に、対シ
リコン剥離性を有するズレ防止用粘着剤8を塗布し、内
側がシリコンコーティングされた包装フィルム2で包装
し、サニタリー製品Aとする包装装置100 とからなる。
製造装置10は、表面材シート接着剤塗布部20、カッ
ティング部30、裏面材シート接着剤塗布部40、重合
部50、熱シール部60および用品カッティング部70
からなる。包装装置100 は、折り畳み部90、ズレ防止
用粘着剤塗布部110 、重合部120 、ウイング折り畳み部
130、止めテープ貼付部140 、フィルムシール部150 、
および切断部160 からなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はサニタリー製品およ
びその製造設備に関する。
【0002】
【従来の技術】図13は従来のサニタリー製品201 の単
体図であって、(I) は平面図、(II)は包装フィルム2を
開いた状態の平面図である。図14はサニタリー製品20
1 の分解図である。図13および図14に示すように、
従来のサニタリー製品201 は、包装フィルム2、剥離紙
3A、サニタリー用品1、剥離紙3Bおよび剥離紙3C
から構成されており、順に重ね合わされ、サニタリー用
品1が包装フィルム2によって包装されたものである。
符号7は、止めテープを示している。
【0003】図15は前記サニタリー用品1の裏面図で
ある。同図に示すように、このサニタリー用品1は、本
体の左右両側にウイングが付いたサニタリー用品であ
る。ウイング付きのサニタリー用品1は、ウイングが付
いてないサニタリー用品に比較して、横モレが少ない。
このため、ウイング付きのサニタリー用品1が、消費者
に望まれているのである。以下では、ウイング付きのサ
ニタリー用品1を、単にサニタリー用品1ということも
ある。
【0004】サニタリー用品1の裏面には、その中央部
分に長手方向に延びた粘着剤8aが塗布されており、左
右両側のウイングには、粘着剤8b、8bがそれぞれ塗
布されている。前記粘着剤8a、8bはいずれも、サニ
タリー用品1を装着したときに下着に付着して、位置ズ
レを防止するためのものである。
【0005】図14に示すように、包装フィルム2の表
面における中央部分には、接着剤2a、2aが塗布され
ている。包装フィルム2の接着剤2a、2aの上には、
剥離紙3Aが重ね合わせられている。このため、包装フ
ィルム2には、剥離紙3Aが接着されるのである。そし
て、剥離紙3Aの上には、左右両側のウイングが折り畳
まれたサニタリー用品1が重ね合わされている。この剥
離紙3Aによって、サニタリー用品1が包装フィルム2
に接着しないようにし、粘着剤8aの粘着力が劣化する
のを防止している。そして、サニタリー用品1の一方の
粘着剤8bがその粘着力が劣化するのを防止するため
に、サニタリー用品1の左右のウイング間には、剥離紙
3Bが挾まれており、サニタリー用品1の他方の粘着剤
8bには、剥離紙3Cが重ね合わされている。この剥離
紙3Cによって、サニタリー用品1が接着しないように
し、ズレ防止用粘着剤8bの粘着力が劣化するのを防止
している。
【0006】前記包装フィルム2およびサニタリー用品
1を、図13(II)の一点鎖線に沿って、三つ折りにする
と、上下両端縁は包装フィルム2のみが重なり合った状
態となる。そして、上下両端縁をヒートシールし、止め
テープ7を包装フィルム2に貼付すると、図13(I) で
示すように、包装フィルム2がサニタリー用品1の外装
袋を構成したサニタリー製品201 が製造される。
【0007】包装フィルム2で包装されたサニタリー用
品1を使用するには、止めテープ7を剥がし取り、サニ
タリー製品201 の包装フィルム2を開いて、サニタリー
用品1を包装フィルム2側の剥離紙3Aから剥ぎ取る。
そして、サニタリー用品1の粘着剤8b、8bに付いて
いる剥離紙3Bおよび3Cを剥ぎ取ればよい。もちろ
ん、このサニタリー用品1は、その粘着剤8a、8b、
8bがいずれも劣化していない。このため、このサニタ
リー用品1を装着すれば、粘着剤8a、8b、8bによ
り、ズレないのである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、従来のサニ
タリー製品201 は、サニタリー用品1の使用前の接着剤
によって粘着剤8a、8b、8bの粘着力が劣化しない
ように、剥離紙3A、3B、3Cが必要であるが、サニ
タリー用品1を取り出してしまうと、包装フィルム2だ
けでなく剥離紙3A、3B、3Cも不要であり、ゴミと
して廃棄される。剥離紙3A、3B、3Cをサニタリー
製品201 の構成要素とすると、ゴミを増加させるだけで
なく、材料費が高くつくという問題がある。また、従来
のサニタリー製品201 において、サニタリー用品1に
は、剥離紙3A、3B、3Cが貼付されており、このた
め各剥離紙3A、3B、3Cを貼付する装置が必要とな
り、サニタリー製品201 を製造する設備が複雑化し、全
体として大型化するという問題がある。
【0009】本発明はかかる事情に鑑み、サニタリー用
品の使用時における位置ズレを防止でき、剥離紙を一切
使用せず、廃棄するゴミを少なくし、材料費の安価なサ
ニタリー製品およびそのサニタリー製品を製造するため
の製造設備を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1のサニタリー製
品は、本体の両側にそれぞれウイング部分を備えたウイ
ング付きのサニタリー用品が、その全周囲を包装フィル
ムによって包装されたサニタリー製品であって、前記包
装フィルムの内側が、シリコンコーティングされたシリ
コン面となっており、該包装フィルムのシリコン面と前
記サニタリー用品の裏面との間に、対シリコン剥離性を
有するズレ防止用粘着剤が塗布されたことを特徴とす
る。請求項2のサニタリー製品は、請求項1記載の発明
において、前記サニタリー用品が、その本体の長手方向
における両端部分をいずれも表側に折り畳まれ、該サニ
タリー用品が、その両側のウイング部分をいずれも表側
に折り畳まれ、前記ズレ防止用粘着剤が、前記サニタリ
ー用品の裏面における、本体中央部分、両側ウイング部
分および本体両端部分に、塗布されたことを特徴とす
る。
【0011】請求項3のサニタリー製品の製造設備は、
ウイング付きのサニタリー用品を製造する製造装置と、
前記サニタリー用品の裏面に、対シリコン剥離性を有す
るズレ防止用粘着剤を塗布し、内側がシリコンコーティ
ングされた包装フィルムで包装し、サニタリー製品とす
る包装装置とからなることを特徴とする。請求項4のサ
ニタリー製品の製造設備は、請求項3記載の発明におい
て、前記製造装置が、表面材ロールから繰り出された一
続きの表面材シート、吸収体ロールから繰り出された一
続きの吸収体シート、および表面材ロールから繰り出さ
れた一続きの裏面材シートをそれぞれ走行させながら、
走行する吸収体シートから、その走行方向に間隔をもっ
て、かつ連続して吸収体を切り抜くカッティング部と、
走行する裏面材シートに、その走行方向に連続して接着
剤を塗布する裏面材シート接着剤塗布部と、走行する表
面材シートに、その走行方向に連続して接着剤を塗布す
る表面材シート接着剤塗布部と、走行する表面材シート
と走行する裏面材シートとの間に、順次吸収体を挟んで
重ね合わせ、用品シートとする重合部と、走行する用品
シートを、前記吸収体を含むサニタリー用品となる予定
部分より少し内側部分を熱シールする熱シール部と、前
記吸収体を挟んだ走行する用品シートから、その走行方
向に間隔をもって連続してサニタリー用品をカットする
用品カッティング部とからなることを特徴とする。請求
項5のサニタリー製品の製造設備は、請求項4記載の発
明において、前記カッティング部が、一対のアンビルロ
ールとダイカットロールとからなり、該ダイカットロー
ルは、そのロール周面上にサニタリー用品を型抜くため
のカッターブレードを有しており、該一対のアンビルロ
ールとダイカットロールとの間に、走行する吸収体シー
トが通され、連続して吸収体が型抜かれることを特徴と
する。請求項6のサニタリー製品の製造設備は、請求項
4または5記載の発明において、前記熱シール部が、一
対のアンビルロールとシールロールとからなり、該シー
ルロールは、そのロール周面上に、サニタリー用品より
少し小さな非加熱部を有しており、該一対のアンビルロ
ールとシールロールとの間に、前記走行する用品シート
が通されることを特徴とする。請求項7のサニタリー製
品の製造設備は、請求項4、5または6記載の発明にお
いて、前記用品カッティング部が、一対のアンビルロー
ルとダイカットロールとからなり、該ダイカットロール
は、そのロール周面上に、カッターブレードを有してお
り、該一対のアンビルロールとダイカットロールとの間
に、前記走行する用品シートが通され、連続してサニタ
リー用品が型抜かれることを特徴とする。
【0012】請求項8のサニタリー製品の製造設備は、
請求項3記載の発明において、前記包装装置が、前記サ
ニタリー用品の本体の長手方向における両端部分をいず
れも表側に折り畳む折り畳み部と、包装フィルムロール
から繰り出された一続きの、一面がシリコンコーティン
グされたシリコン面の包装フィルムシートを走行させな
がら、該包装フィルムシートのシリコン面の上に、その
走行方向に間隔をもって、かつ連続して前記ズレ防止用
粘着剤を塗布するズレ防止用粘着剤塗布部と、走行する
前記包装フィルムシート上のズレ防止用粘着剤の上に、
前記サニタリー用品を重ね合わせる重合部と、前記サニ
タリー用品を内側にして、走行する前記包装フィルムシ
ートを、その走行方向に沿って、前記サニタリー用品の
両側のウイング部分とともに、折り畳むウイング折り畳
み部と、止めテープロールから繰り出された一続きの止
めテープシートをカットして、止めテープにし、該止め
テープを前記包装フィルムシートの重なる両縁端に、そ
の走行方向に間隔をもって連続に貼付する止めテープ貼
付部と、前記包装フィルムシートを、その走行方向に間
隔をもって隣接するサニタリー用品間を連続してシール
するフィルムシール部と、前記包装フィルムシートにお
ける前記隣接するサニタリー用品間を連続して切断する
切断部とからなることを特徴とする。請求項9のサニタ
リー製品の製造設備は、請求項8記載の発明において、
前記ズレ防止用粘着剤塗布部が、走行する包装フィルム
シートのシリコン面の上に、本体中央部分用、左右両側
のウイング部分用および本体両端部分用の前記ズレ防止
用粘着剤を連続して塗布し、前記重合部が、本体の長手
方向における両端部分が折り畳まれたサニタリー用品の
裏面を、前記包装フィルムシート上の前記本体中央部分
用および左右両側のウイング部分用のズレ防止用粘着剤
の上に対応させて重ね合わせることを特徴とする。請求
項10のサニタリー製品の製造設備は、請求項8または
9記載の発明において、前記ウイング折り畳み部が、垂
直面内で回転自在に設けられた送りロールと、該送りロ
ールより低い位置に、垂直面内で回転自在に設けられ、
前記包装フィルムシートの幅より短い幅のホールドロー
ルと、折り器とからなり、走行する前記包装フィルムシ
ートが、前記送りロールの上面、前記ホールドロールの
下面、前記折り器の内部に通され、前記包装フィルムシ
ートを、その走行方向に沿って連続して折り畳み、その
上のサニタリー用品の前記本体の長手方向における両端
部分用のズレ防止用粘着剤を、前記サニタリー用品の本
体両端部に対応させて重ね合わせることを特徴とする。
請求項11のサニタリー製品の製造設備は、請求項8、
9または10記載の発明において、前記止めテープ貼付
部が、前記止めテープシートを連続してカットして止め
テープにするテープカット部と、走行する前記包装フィ
ルムシートの端縁部に、前記止めテープを貼付する貼付
ローラとからなることを特徴とする。
【0013】本明細書において、サニタリー製品とは、
少なくとも、パンティライナー製品、生理用ナプキン製
品、お産用ナプキン製品、失禁用パット製品を含む概念
である。また、サニタリー用品とは、少なくとも、パン
ティライナー、生理用ナプキン、お産用ナプキン、失禁
用パットを含む概念である。
【0014】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施形態を図面
に基づき説明する。図1は本実施形態のサニタリー製品
の製造設備の側面図である。同図に示すように、本実施
形態のサニタリー製品の製造設備は、パンティライナ
ー、生理用ナプキン、お産用ナプキン、失禁用パットな
どのサニタリー用品を製造するための製造装置10(図
中左側)と、この製造装置10によって製造されたサニ
タリー用品を包装して、パンティライナー製品、生理用
ナプキン製品、お産用ナプキン製品、失禁用パット製品
などのサニタリー製品とするための包装装置100 (図中
右側)とが直列に接続された構成となっている。
【0015】まず、サニタリー用品の製造装置10を説
明する。サニタリー用品1の製造装置10は、表面材シ
ート接着剤塗布部20、カッティング部30、裏面材シ
ート接着剤塗布部40、重合部50、熱シール部60お
よび用品カッティング部70から構成されている。
【0016】図2は製造装置10によってサニタリー用
品1が製造される工程を示すフローチャートである。同
図において、符号20P 〜70P は、それぞれ製造装置10
の前記各部20〜70によって処理される処理工程を示
している。
【0017】符号4R、4Rは表面材ロールを示してい
る。符号5R、5Rは吸収体ロールを示している。符号
6R、6Rは裏面材ロールを示している。いずれの表面
材ロール4R、吸収体ロール5R、裏面材ロール6Rも
2ロールずつ用意されている理由は、それぞれに対応す
る接合器9によって連続して繰り出すためであり、繰り
出されるロールは常にいずれか一方のロールである。
【0018】前記表面材ロール4Rは、表面材シート4
Sを巻き取ったロールである。表面材シート4Sは、そ
の素材がメッシュフィルムもしくは不織布である。前記
吸収体ロール5Rは、吸収体シート5Sを巻き取ったロ
ールである。吸収体シート5Sは、その素材が高分子吸
収体入りの乾式パルプ不織布、または、この乾式パルプ
不織布にティッシュを重ね合わせたものである。前記裏
面材ロール6Rは、裏面材シート6Sを巻き取ったロー
ルである。裏面材シート6Sは、その素材がポリフィル
ムである。
【0019】つぎに、製造装置10における各部20〜
70を詳細に説明する。まず、カッティング部30を説
明する。図3は表面材シート接着剤塗布部20、カッテ
ィング部30、裏面材シート接着剤塗布部40、重合部
50および熱シール部60の概略斜視図である。同図に
示すように、カッティング部30は、いずれも回転自在
な一対のアンビルロール31とダイカットロール32と
から構成されている。ダイカットロール32のロール表
面には、その円周方向に間隔をもって、カッターブレー
ド33が形成されている。なお、図ではダイカットロー
ル32に対して2個のカッターブレード33が形成され
ているが、このカッターブレード33の数には特に限定
はない。さらになお、カッターブレード33は、図で
は、その幅方向に対向する両側部分がダイカットロール
32の周面に沿って平行に形成され、その長手方向にお
ける両端部分が丸く形成されたものであるが、カッター
ブレード33は前記両側部分はなくてもよく、前記両端
部分のみ弧状に形成されたものであってもよい。
【0020】さらになお、ダイカットロール32におけ
るカッターブレード33の列数は、単列だけでなく、複
数列であってもよく、多ければ多いほど、一定時間内に
多くのサニタリー用品1を製造することができるので、
大量生産ができ好適である。もちろん、ダイカットロー
ル32の幅は、前記吸収体シート5Sの幅に応じて決め
ればよく、前記ダイカットロール32におけるカッタブ
レード33の列数が多ければ、吸収体シート5Sの幅を
広くし、前記列数が少なければ、吸収体シート5Sの幅
を狭くすればよい。
【0021】前記吸収体ロール5Rから繰り出された吸
収体シート5Sは、カッティング部30の前記一対のア
ンビルロール31およびダイカットロール32間を通さ
れる。吸収体シート5Sは走行しており、前記一対のア
ンビルロール31およびダイカットロール32はいずれ
も、吸収体シート5Sの走行速度に合わせて回転してい
る。このため、カッティング部30のアンビルロール3
1のロール周面とダイカットロール32のカッターブレ
ード33とが重ね合う毎に、吸収体シート5Sから、吸
収体5が順次連続して型抜かれる(30P )。型抜かれた
吸収体5は、後述する重合部50に送られる。
【0022】なお、図12に示すように、吸収体シート
5Sは、単一の吸収体ロール5Rのみから繰り出したも
のだけでなく、複数の原反ロール5aR、5bR、5c
Rからそれぞれ繰り出されたシート5aS、5bS、5
cSを重ね合わせて、吸収体シート5Sを構成させても
よい。これらの原反ロール5aR、5bR、5cRは、
特許請求の範囲にいう吸収体ロールに相当する。
【0023】つぎに、表面材シート接着剤塗布部20を
説明する。表面材シート接着剤塗布部20は公知のノズ
ルである。この表面材シート接着剤塗布部20は、接着
剤4Dを表面材シート4Sに塗布するものである。この
表面材シート接着剤塗布部20によって、走行する表面
材シート4Sに、接着剤4Dを連続して塗布することが
できる(20P )。なお、接着剤4Dはホットメルトなど
の接着剤であればとくに制限なく用いうる。さらにな
お、表面材シート接着剤塗布部20は、図ではノズルで
あるが、転写ロールであってもよい。
【0024】つぎに、裏面材シート接着剤塗布部40を
説明する。裏面材シート接着剤塗布部40は、表面材シ
ート接着剤塗布部20と同様に、公知のノズルである。
この裏面材シート接着剤塗布部40は、接着剤6Dを裏
面材シート6Sに塗布するものである。この裏面材シー
ト接着剤塗布部40によって、走行する裏面材シート6
Sに接着剤6Dを連続して塗布することができる(40P
)。なお、接着剤5Dはホットメルトなどの接着剤で
あればとくに制限なく用いうる。さらになお、裏面材シ
ート接着剤塗布部40は図では、ノズルであるが、転写
ロールであってもよい。
【0025】つぎに、重合部50を説明する。図4は、
重合部50の概略斜視図である。図3および図4に示す
ように、重合部50は、一対の重合ロール51、51か
ら構成されている。前記走行する表面材シート4Sおよ
び裏面材シート6Sは、その間に吸収体5を挟んだ状態
で、一対の重合ロール51、51間に送られる。する
と、重合部50の一対の重合ロール51、51によっ
て、表面材シート4Sおよび裏面材シート6Sは、圧着
され、その間に吸収体5を挟んだ状態で接着される(50
P )。なお、吸収体5を挟んだ表面材シート4Sおよび
裏面材シート6Sを、説明のため、以下では用品シート
1Sという。
【0026】つぎに、熱シール部60を説明する。再び
図3に示すように、熱シール部60は、一対のアンビル
ロール61およびシールロール62から構成されてい
る。シールロール62は、その内部に熱源を有してお
り、そのロール周面は高温となるのである。このシール
ロール62には、そのロール周面上に非加熱部63が設
けられている。この非加熱部63は、吸収体5よりも一
回り大きく形成されたウイング付きのサニタリー用品形
の凹部であり、用品シート1Sの吸収体5が熱劣化しな
いようになっている。シールロール62のロール周面部
における非加熱部63を除いた部分は、加熱部64とな
っている。なお、アンビルロール61にも熱源を内蔵し
ておけば、用品シート1Sの素材に応じて、熱源の温度
を調整することができるので、種々の素材の用品シート
1Sを熱シールすることができ、好適である。さらにな
お、アンビルロール61およびシールロール62のロー
ル幅は、送られてくる用品シート1Sの幅に応じて決め
ればよい。
【0027】前記熱シール部60のアンビルロール61
およびシールロール62間に、用品シート1Sが送られ
る。用品シート1Sは走行しており、アンビルロール6
1およびシールロール62は、用品シート1Sの走行速
度に合わせて回転している。このため、アンビルロール
61とシールロール62とによって挟まれた用品シート
1Sは、その吸収体5の周囲部分(ハッチング部分)を
溶解されて、その表面材シート4Sおよび裏面材シート
6Sが熱シールされる。また、非加熱部63とアンビル
ロール61によって挟まれた用品シート1Sは、その吸
収体5が非加熱部63の凹部に位置するので、吸収体5
は熱劣化しない。つまり、熱シール部60によって、吸
収体5を熱劣化させることなく、用品シート1Sを連続
して熱シールすることができるのである(60P )。な
お、用品シート1S上のハッチング部分は、熱シールさ
れたことを示している。用品シート1S上のハッチング
されていない部分は、熱シールされていないことを示し
ている。
【0028】つぎに、用品カッティング部70を説明す
る。図5は熱シール部60、用品カッティング部70お
よび包装装置100 の折り畳み部90の概略斜視図であ
る。同図に示すように、用品カッティング部70は、一
対のアンビルロール71およびダイカットロール72か
ら構成されたものである。ダイカットロール72の周面
には、前記熱シール部60の熱シールロール61の非加
熱部63よりも、一回り大きなウイング付きサニタリー
用品形のカッターブレード73が形成されている。な
お、アンビルロール71およびダイカットロール72の
ロール幅は、送られてくる用品シート1Sの幅に応じて
決めればよい。
【0029】この用品カッティング部70の一対のアン
ビルロール71およびダイカットロール72間に、用品
シート1Sが送られる。用品シート1Sは走行してお
り、アンビルロール71およびダイカットロール72
は、用品シート1Sの走行速度に合わせて回転してい
る。このため、アンビルロール71とダイカットロール
72のカッターブレード73とが重ね合う毎に、用品シ
ート1Sからサニタリー用品1が順次連続して型抜かれ
る(70P )。型抜かれたサニタリー用品1は、包装装置
100 の折り畳み部90に送られる。なお、サニタリー用
品1が型抜かれた後の用品シート1Sは、図示しない
が、巻き取られて廃棄される。
【0030】前述のごとき構成のサニタリー用品の製造
装置10は以下のように動作し、サニタリー用品1を製
造する。図2および図3に示すように、吸収体ロール5
Rから繰り出された吸収体シート5Sは、カッティング
部30のアンビルロール31とダイカットロール32の間
に送り込まれ、このカッティング部30によって、吸収
体シート5Sから吸収体5を連続して型抜きされる(30
P )。他方、表面材ロール4Rから繰り出された表面材
シート4S上に、表面材シート接着剤塗布部20によっ
て、接着剤4Dが塗布される(20P )。さらに、他方、
裏面材ロール6Rから繰り出された裏面材シート6S上
に、裏面材シート接着剤塗布部40によって、接着剤6
Dが塗布される(40P )。
【0031】走行する表面材シート4Sおよび裏面材シ
ート6Sは、その間に吸収体5を挟んだ状態で、重合部
50に送られ、前記一対の重合ロール51、51間に挟
まれて、重合されて用品シート1Sとなる(50P )。
【0032】この用品シート1Sは、熱シール部60の
前記一対のアンビルロール61およびシールロール62
間に送られる。シールロール62とアンビルロール61
とによって挟まれた用品シート1Sは、その吸収体5の
周囲部分を溶解されて、表面材シート4Sおよび裏面材
シート6Sを熱シールされる。また、非加熱部63とア
ンビルロール61によって挟まれた用品シート1Sは、
その吸収体5が非加熱部63の凹部に位置するので、吸
収体5は熱劣化しない。熱シール部60によって、吸収
体5を熱劣化させることなく、用品シート1Sを連続し
て熱シールすることができるのである(60P )。
【0033】そして、用品シート1Sは図5の用品カッ
ティング部70に送られる。用品シート1Sは、用品カ
ッティング部70のアンビルロール71とダイカットロ
ール72との間に送られ、アンビルロール71とダイカ
ットロール72のカッターブレード73とに挟まれる毎
に、サニタリー用品1が順次連続して型抜かれる(70P
)。
【0034】図6はサニタリー用品1の分解図である。
同図に示すように、製造装置10によって製造されたサ
ニタリー用品1は、ウイング付きのサニタリー用品1で
あり、その表面材4の内側に前記接着剤4Dが塗布され
ている。この接着剤4Dは、サニタリー用品1の内側全
面に塗布されているので、下り物や経血などがサニタリ
ー用品1から横漏れや縦漏れするのを防止することがで
きる。すなわち、接着剤4Dによって、下り物などの液
体がサニタリー用品1から横漏れや縦漏れするのを防止
することができるのである。
【0035】つぎに、包装装置100 を説明する。図1に
示すように、包装装置100 は、折り畳み部90、ズレ防
止用粘着剤塗布部110 、重合部120 、ウイング折り畳み
部130 、止めテープ貼付部140 、フィルムシール部150
、および切断部160 から構成されている。
【0036】図8は包装装置100 によってサニタリー製
品Aが製造される工程を示すフローチャートである。同
図において、符号90P 、110P〜160Pは、それぞれ包装装
置100 の前記各部90、110 〜160 によって処理される
処理工程を示している。
【0037】符号2R、2Rは、いずれも包装フィルム
ロールを示している。符号7R、7Rは、いずれも止め
テープロールを示している。いずれの包装フィルムロー
ル2R、止めテープロール7Rも2ロールずつ用意され
ている理由は、それぞれに対応する接合器9によって連
続して繰り出すためであり、繰り出されるロールは常に
いずれか一方のロールである。
【0038】前記包装フィルムロール2Rは、包装フィ
ルムシート2Sを巻き取ったロールである。包装フィル
ムシート2Sは、ポリエチレンやポリオレフィン、塩化
ビニルなどの熱可塑性樹脂のフィルムを用い、その片面
にシリコンをコーティングし、その面をシリコン面とし
たものである。前記止めテープロール7Rは、止めテー
プシート7Sを巻き取ったロールである。止めテープシ
ート7Sは、その素材が石油化学製品によるフィルムで
ある。
【0039】つぎに、包装装置100 の各部90、110 〜
160 を説明する。まず、折り畳み部90を説明する。再
び図5に示すように、この折り畳み部90は、第1折り
畳み部91および第2折り畳み部92から構成されてい
る。第1折り畳み部91および第2折り畳み部92は、
いずれも一対の折り畳み具93、93から構成されてい
る。各折り畳み具93は回転軸に、アームの基端が直角
に取り付けられたものである。第1折り畳み部91が第
2折り畳み部92と異なる点は、折り畳み具93の回転
軸の配設の向きである。第1折り畳み部91では、折り
畳み具93の回転軸が水平に配設されている。一方の第
2折り畳み部92では、折り畳み具93の回転軸が垂直
に配設されている。
【0040】図9はサニタリー用品1の状態遷移図であ
って、(A) は初期状態、(B) はその後の状態である。図
9(A) に示すように、折り畳み部90に送られてくるサ
ニタリー用品1は、まず、第1折り畳み部91によって
サニタリー用品1の長手方向における端部を2点鎖線に
沿って、折り畳まれ、つぎに、第2折り畳み部92によ
ってサニタリー用品1の長手方向における端部を2点鎖
線に沿って、折り畳まれる。この結果、図9(B) に示す
ように、サニタリー用品1は、その本体の長手方向にお
ける両端部が折り畳まれるのである(90P )。
【0041】つぎに、ズレ防止用粘着剤塗布部110 を説
明する。図7は包装装置100 の概略斜視図である。同図
に示すように、ズレ防止用粘着剤塗布部110 は、包装フ
ィルムシート2Sのシリコン面の上に、ズレ防止用粘着
剤8A、8B、8C、8D、8Eを塗布するノズルであ
る。このズレ防止用粘着剤8A、8B、8C、8D、8
Eは、いずれも対シリコン剥離性を有するホットメルト
等の粘着剤である。符号8A、8Cはウイング用のズレ
防止用粘着剤である。符号8Bは、本体中央部用のズレ
防止用粘着剤である。符号8D、8Eは、本体端部用の
ズレ防止用粘着剤である。包装フィルムシート2Sは走
行しているので、ズレ防止用粘着剤塗布部110 からズレ
防止用粘着剤8A、8B、8C、8D、8Eを定期的に
射出することによって、ズレ防止用粘着剤8A、8B、
8C、8D、8Eを包装フィルムシート2S上に連続し
て塗布することができる(110P)。
【0042】つぎに、重合部120 を説明する。重合部12
0 に送りロール121 が垂直面内で回転自在に設けられて
いる。この重合部120 では、図9(B) に示すように、走
行する包装フィルムシート2S上のズレ防止用粘着剤8
A、8B、8Cの上に、前記折り畳み部90によって折
り畳まれたサニタリー用品1が重ね合わされる。各サニ
タリー用品1は順次送られており、包装フィルムシート
2Sは走行しているので、包装フィルムシート2S上の
ズレ防止用粘着剤8A、8B、8C上に、順次サニタリ
ー用品1が重合されていく(120P)。
【0043】走行する包装フィルムシート2Sの上に、
封印用粘着剤塗布部111 が設けられている。この封印用
粘着剤塗布部111 は、走行する包装フィルムシート2S
における前記粘着剤8D、8Eが塗布されていない側の
端縁部に、その走行方向に沿って、封印用粘着剤Fを塗
布するノズルである。包装フィルムシート2Sは走行し
ているので、封印用粘着剤塗布部111 から封印用粘着剤
Fを連続して射出することによって、封印用粘着剤Fを
包装フィルムシート2Sの端縁部に、直線状に塗布する
ことができる。なお、封印用粘着剤塗布部111 は、本実
施形態のサニタリー製品の製造設備における包装装置10
0 の必須構成要素ではないが、封印用粘着剤塗布部111
によって包装フィルムシート2S上に封印用粘着剤Fを
塗布しておけば、後述するウイング折り畳み部130 によ
って包装フィルムシート2Sを封印用粘着剤Fで封印す
ることができるので好適である。
【0044】つぎに、ウイング折り畳み部130 を説明す
る。再び図7および図8に示すように、ウイング折り畳
み部130 は、送りロール131 、ホールドロール132 およ
び折り器133 から構成されたものである。送りロール13
1 は公知のものであり、垂直面内で回転自在に設けられ
ている。ホールドロール132 は、ロール幅が包装フィル
ムシート2Sの幅より小さい。このホールドロール132
は、包装フィルムシート2Sの走行方向における中央部
分を上から押さえ付け、包装フィルムシート2Sを幅方
向断面視凹状に撓ませる位置に、垂直面内で回転自在に
設けられている。折り器133 は、公知の装置で、前記ホ
ールドロール132 によって型付けされた包装フィルムシ
ート2Sを、その型付けに沿って折り畳むものである。
このウイング折り畳み部130 によって、サニタリー用品
1を内側にして、包装フィルムシート2Sをサニタリー
用品1の両側のウイング部分とともに、その包装フィル
ムシート2Sの走行方向に沿って型付けすることができ
る(130P)。
【0045】つぎに、止めテープ貼付部140 を説明す
る。止めテープ貼付部140 は、ロール141 およびカッタ
ー142 から構成されたものである。ロール141 は垂直面
内で回転自在に設けられている。カッター142 は、テー
プシート7Sをカットする装置であり、ロール141 の近
傍に設けられている。ロール141 は、走行する包装フィ
ルムシート2Sの走行速度に同調して、回転している。
【0046】止めテープロール7Rから繰り出されたテ
ープシート7Sは、カッター142 でカットされ止めテー
プ7となり、この止めテープ7はロール141 のロール周
面に貼付される。そして、ロール141 が回転して、走行
する包装フィルムシート2Sに接触する。すると、ロー
ル141 に貼付していた止めテープ7が、包装フィルムシ
ート2Sに移って貼付される(140P)。
【0047】つぎに、フィルムシール部150 を説明す
る。図10はフィルムシール部150 および切断部160 の
概略斜視図である。同図に示すように、このフィルムシ
ール部150 は、一対のヒートロール151 、151 から構成
されたものである。各ヒートロール151 には、そのロー
ル周面にヒート部152 が設けられている。なお、図では
ヒートロール151 に対して2個のヒート部152 が設けら
れているが、この数には特に制限がない。
【0048】一対のヒートロール151 、151 間に、包装
フィルムシート2Sが送られると、この包装フィルムシ
ート2Sにおける隣接するサニタリー用品1、1間が順
次連続して熱シールされる(150P)。
【0049】つぎに、切断部160 を説明する。切断部16
0 は、一対の回転自在なアンビルロール161 およびロー
タリーカッター162 から構成されたものである。ロータ
リーカッター162 のロール周面にはカッター163 が取り
付けられている。切断部160 の一対のアンビルロール16
1 およびロータリーカッター162 間に、包装フィルムシ
ート2Sが送られる。包装フィルムシート2Sは走行し
ており、アンビルロール161 およびロータリーカッター
162 は、包装フィルムシート2Sの走行速度に合わせて
回転している。このため、アンビルロール161 とロータ
リーカッター162 のカッター163 とが重ね合う毎に、包
装フィルムシート2Sが切断され、サニタリー製品Aが
順次連続して製造される(160P)。なお、切断部160 の
アンビルロール161 およびロータリーカッター162 のロ
ール幅は、送られてくる包装フィルムシート2Sの幅に
応じて決めればよい。
【0050】上記のごとき構成の包装装置100 は以下の
ように動作し、サニタリー用品1を包装フィルムシート
2Sによって包装し、この結果サニタリー製品Aが製造
される。前記製造装置10によって順次連続して製造さ
れるサニタリー用品1は、折り畳み部90によって、折
り畳まれる(90P )。他方、包装フィルムロール2Rか
ら繰り出された包装フィルムシート2S上に、ズレ防止
用粘着剤塗布部110 によって、粘着剤8A、8B、8
C、8D、8Eが塗布される(110P)。
【0051】走行する包装フィルムシート2S上の粘着
剤8A、8B、8Cの上に、サニタリー用品1が重ね合
わされる(120P)。
【0052】そして、封印用粘着剤塗布部111 によっ
て、走行する包装フィルムシート2Sにおける前記ズレ
防止用粘着剤8D、Eが塗布されていない側の端縁部
に、その走行方向に沿って直線状に、封印用粘着剤Fが
塗布される。
【0053】つぎに、折り畳み部130 のホールドロール
131 によって、走行する包装フィルムシート2Sはサニ
タリー用品1を内側にして、それぞれサニタリー用品1
の両側のウイング部分とともに、その走行方向に沿って
型付けされる。ついで、折り器133 によって、走行する
包装フィルムシート2Sは、粘着剤8D、8Eが塗布さ
れた側の型付けに沿って折り畳まれ、サニタリー用品1
のウイング部分とともに折り畳まれる、その直後に、こ
の包装フィルムシート2Sは、封印用粘着剤Fが塗布さ
れた側の型付けに沿って畳まれ、サニタリー用品1の残
りのウイング部分とともに畳まれる(130P)。この結
果、包装フィルムシート2Sは封印用粘着剤Fによって
封印される。
【0054】他方、止めテープロール7Rから繰り出さ
れたテープシート7Sは、止めテープ貼付部140 のカッ
ター142 によってカットされて、止めテープ7となり、
この止めテープ7がロール141 のロール周面に貼付され
る。そして、前記走行する包装フィルムシート2S上に
ロール141 が回転するのに合わせて等間隔に貼付される
(140P)。
【0055】そして、一対のヒートロール151 、151 間
に、包装フィルムシート2Sが送られると、包装フィル
ムシート2Sにおける隣接するサニタリー用品1、1間
が順次連続して熱シールされる(150P)。
【0056】最後に、走行する包装フィルムシート2S
は、切断部160 の前記一対のアンビルロール161 および
ロータリーカッター162 間に送られる。このため、アン
ビルロール161 とロータリーカッター162 のカッター16
3 とが重ね合わされる毎に、包装フィルムシート2Sは
カットされて、サニタリー製品Aが順次連続して製造さ
れる(170P)。上記のごとく、ウイング付きのサニタリ
ー用品1を順次連続して包装して、サニタリー製品Aを
順次連続して製造することができる。
【0057】図11は本実施形態のサニタリー製品の製
造設備によって製造されたサニタリー製品Aの単体図で
あって、(I)は概略斜視図、(II)は包装フィルム2
を開いた状態の概略斜視図である。図11(I)に示す
ように、サニタリー製品Aは、ウイング付きのサニタリ
ー用品1が、その全周囲を包装フィルム2によって包装
されたものである。包装フィルム2は、その内側がシリ
コンコーティングされたシリコン面となっている。この
包装フィルム2のシリコン面とサニタリー用品1の裏面
との間には、対シリコン剥離性を有するズレ防止用粘着
剤8A、8B、8C、8D、8Eが塗布されている。こ
のサニタリー製品Aからサニタリー用品1を取り出すに
は、止めテープ7を引っ張ればよく、包装フィルム2
は、封印用粘着剤Fに沿って破れ、熱シール部分の両端
縁に沿って破れる。すると、包装フィルム2上のズレ防
止用粘着剤8D、8Eが、包装フィルム2から剥離さ
れ、サニタリー用品1の裏面の長手方向における両端部
に転写される。そして、このサニタリー用品1を包装フ
ィルム2から剥がし取れば、包装フィルム2上のズレ防
止用粘着剤8A、8C、8Bがそれぞれ包装フィルム2
から剥離され、サニタリー用品1の裏面の両側ウイング
部分および本体中央部分に転写される。したがって、こ
のサニタリー用品1を使用するときには、サニタリー用
品1の裏面に付着したズレ防止用粘着剤8A、8B、8
C、8D、8Eが下着に付着して、位置ズレを防止でき
るという効果を奏する。しかも、このサニタリー製品A
は、剥離紙を一切使用せず、廃棄するゴミを少なくし、
無駄な材料がないので、安価に製造できるという効果を
奏する。
【0058】
【発明の効果】請求項1のサニタリー製品によれば、ズ
レ防止用粘着剤は、包装フィルムのシリコン面から剥離
して、サニタリー用品の裏面に付着し劣化しない。この
ため、サニタリー用品の使用時における位置ズレを防止
でき、剥離紙を一切使用せず、廃棄するゴミを少なく
し、材料費が安価である。請求項2のサニタリー製品に
よれば、ズレ防止用粘着剤は、包装フィルムのシリコン
面から剥離して、サニタリー用品の裏面に付着し、劣化
しない。このため、サニタリー用品の使用時における位
置ズレを防止でき、剥離紙を一切使用せず、廃棄するゴ
ミを少なくし、材料費が安価である。しかも、ズレ防止
用粘着剤を必要な部分にのみ付着させることができるの
で、材料費がさらに安価である。請求項3のサニタリー
製造設備によれば、ズレ防止用粘着剤は、包装フィルム
のシリコン面から剥離して、サニタリー用品の裏面に付
着し劣化しない。このため、サニタリー用品の使用時に
おける位置ズレを防止でき、剥離紙を一切使用せず、廃
棄するゴミを少なくし、材料費が安価なサニタリー製品
を製造することができる。請求項4のサニタリー製品の
製造設備によれば、表面材ロールから繰り出された一続
きの表面材シート、吸収体ロールから繰り出された一続
きの吸収体シート、および表面材ロールから繰り出され
た一続きの裏面材シートをそれぞれ走行させながら、カ
ッティング部によって、走行する吸収体シートから、そ
の走行方向に間隔をもって、かつ連続して吸収体が切り
抜かれ、表面材シート接着剤塗布部によって、走行する
表面材シートに、その走行方向に連続して接着剤が塗布
され、裏面材シート接着剤塗布部によって、走行する裏
面材シートに、その走行方向に連続して接着剤が塗布さ
れる。重合部によって、走行する表面材シートと走行す
る裏面材シートとの間に、順次吸収体を挟んで重ね合わ
せられ、用品シートとなる。熱シール部によって、この
走行する用品シートを、吸収体を含みサニタリー用品と
なる予定部分より少し内側部分が熱シールされる。用品
カッティング部によって、吸収体を挟んだ走行する用品
シートから、その走行方向に間隔をもって連続してサニ
タリー用品が切り抜かれる。したがって、サニタリー用
品の使用時における位置ズレを防止でき、剥離紙を一切
使用せず、廃棄するゴミを少なくし、材料費の安価なサ
ニタリー製品を製造できる。請求項5のサニタリー製品
の製造設備によれば、走行する吸収体シートから吸収体
を順次連続して型抜くことができる。請求項6のサニタ
リー製品の製造設備によれば、走行する用品シートを、
その吸収体の周囲部分を劣化させることなく、連続して
熱シールさせることができる。請求項7のサニタリー製
品の製造設備によれば、走行する用品シートからサニタ
リー用品を順次連続して型抜くことができる。請求項8
のサニタリー製品の製造設備によれば、折り畳み部によ
ってサニタリー用品の本体の長手方向における両端部分
が、いずれも表側に折り畳まれる。他方、包装フィルム
ロールから繰り出された一続きの包装フィルムシートを
走行させながら、ズレ防止用粘着剤塗布部によって、こ
の包装フィルムシート上にその走行方向に間隔をもっ
て、かつ連続してズレ防止用粘着剤が塗布される。重合
部によって、走行する包装フィルムシート上のズレ防止
用粘着剤の上に、サニタリー用品が重ね合わされる。ウ
イング折り畳み部によって、サニタリー用品を内側にし
て、走行する包装フィルムシートは、その走行方向に沿
って、サニタリー用品の両側のウイング部分とともに折
り畳まれる。止めテープ貼付部によって、止めテープロ
ールから繰り出された一続きのテープシートがカットさ
れ、止めテープとなり、この止めテープが包装フィルム
シートの重なる両端縁に、その走行方向に間隔をもって
連続に貼付される。フィルムシール部によって、包装フ
ィルムシートにおける、その走行方向に間隔をもって連
続して、隣接するサニタリー用品間が溶解される。切断
装置によって、包装フィルムシートにおける隣接するサ
ニタリー用品間が切断され、サニタリー製品が製造され
る。したがって、サニタリー用品の使用時における位置
ズレを防止でき、剥離紙を一切使用せず、廃棄するゴミ
を少なくし、材料費の安価なサニタリー製品を提供す
る。請求項9のサニタリー製品の製造設備によれば、ズ
レ防止用粘着塗布部によって、走行する包装フィルムシ
ートのシリコン面に順次連続して、本体中央部分用、左
右両側のウイング部分用および本体両端部分用のズレ防
止用粘着剤を塗布することができる。本体の長手方向に
おける両端部分が折り畳まれたサニタリー用品の裏面を
包装フィルムシート上の前記本体中央部分用、左右両側
のウイング部分用のズレ防止用粘着剤の上に対応させて
重ね合わされる。したがって、包装フィルムシートのシ
リコン面と折り畳まれたサニタリー用品の裏面との間
に、ズレ防止用粘着剤を塗布することができる。請求項
10のサニタリー製品の製造設備によれば、走行する包
装フィルムシートは、サニタリー用品の両側のウイング
部分とともに、ホールドロールによって、上から押さえ
付けられ、断面視凹字状に撓む。この包装フィルムシー
トは、サニタリー用品の両側のウイング部分とともに、
折り畳み器によって、折り畳まれる。したがって、包装
フィルムシート上のサニタリー用品の前記本体の長手方
向における両端部分用のズレ防止用粘着剤を、サニタリ
ー用品の本体両端部に対応して重ね合わされる。請求項
11のサニタリー製品の製造設備によれば、テープカッ
ト部によって、走行する止めテープシートをカットして
止めテープとして、この止めテープが貼付ローラによっ
て包装フィルムシート上に順次連続して包装フィルムシ
ートの走行方向に間隔をもって、その端縁部に貼付する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のサニタリー製品の製造設備の概略
側面図である。
【図2】製造装置10によってサニタリー用品1が製造
される工程を示すフローチャートである。
【図3】表面材シート接着剤塗布部20、カッティング
部30、裏面材シート接着剤塗布部40、重合部50お
よび熱シール部60の概略斜視図である。
【図4】重合部50の概略斜視図である。
【図5】熱シール部60、用品カッティング部70およ
び包装装置100 の折り畳み部90の概略斜視図である。
【図6】サニタリー用品1の分解図である。
【図7】包装装置100 の概略斜視図である。
【図8】包装装置100 によってサニタリー製品Aが製造
される工程を示すフローチャートである。
【図9】サニタリー用品1の状態遷移図であって、(A)
は初期状態、(B) はその後の状態である。
【図10】フィルムシール部150 および切断部160 の概
略斜視図である。
【図11】本実施形態のサニタリー製品の製造設備によ
って製造されたサニタリー製品Aの単体図であって、
(I)は概略斜視図、(II)は包装フィルム2を開いた
状態の概略斜視図である。
【図12】他の吸収体5の製造するための構成である。
【図13】従来のサニタリー製品201 の単体図であっ
て、(I)は平面図、(II)は包装フィルム2を開いた状態
の平面図である。
【図14】サニタリー製品201 の分解図である。
【図15】サニタリー用品1の裏面図である。
【符号の説明】
1 サニタリー用品 2 包装フィルム 2S 包装フィルムシート 2R 包装フィルムロール 4 表面材 4S 表面材シート 4R 表面材ロール 5 吸収体 5S 吸収体シート 5R 吸収体ロール 6 裏面材 6S 裏面材シート 6R 裏面材ロール 7 止めテープ 7S 止めテープシート 7R 止めテープロール 8A ウイング用のズレ防止用粘着剤 8B 本体中央部分用のズレ防止用粘着剤 8C ウイング用のズレ防止用粘着剤 8D 本体端部用のズレ防止用粘着剤 8E 本体端部用のズレ防止用粘着剤 A サニタリー製品 10 製造装置 20 表面材シート接着剤塗布部 30 カッティング部 31 アンビルロール 32 ダイカットロール 33 カッターブレード 40 裏面材シート接着剤塗布部 50 重合部 51 重合ロール 60 熱シール部 61 アンビルロール 62 シールロール 70 用品カッティング部 71 アンビルロール 72 ダイカットロール 73 カッターブレード 90 折り畳み部 100 包装装置 110 ズレ防止用粘着剤塗布部 120 重合部 130 ウイング折り畳み部 140 止めテープ貼付部 150 フィルムシール部 160 切断部
【手続補正書】
【提出日】平成11年7月7日(1999.7.7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 サニタリー製品の製造設備
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はサニタリー製品の
造設備に関する。
【0002】
【従来の技術】図13は従来のサニタリー製品201 の単
体図であって、(I) は平面図、(II)は包装フィルム2を
開いた状態の平面図である。図14はサニタリー製品20
1 の分解図である。図13および図14に示すように、
従来のサニタリー製品201 は、包装フィルム2、剥離紙
3A、サニタリー用品1、剥離紙3Bおよび剥離紙3C
から構成されており、順に重ね合わされ、サニタリー用
品1が包装フィルム2によって包装されたものである。
符号7は、止めテープを示している。
【0003】図15は前記サニタリー用品1の裏面図で
ある。同図に示すように、このサニタリー用品1は、本
体の左右両側にウイングが付いたサニタリー用品であ
る。ウイング付きのサニタリー用品1は、ウイングが付
いてないサニタリー用品に比較して、横モレが少ない。
このため、ウイング付きのサニタリー用品1が、消費者
に望まれているのである。以下では、ウイング付きのサ
ニタリー用品1を、単にサニタリー用品1ということも
ある。
【0004】サニタリー用品1の裏面には、その中央部
分に長手方向に延びた粘着剤8aが塗布されており、左
右両側のウイングには、粘着剤8b、8bがそれぞれ塗
布されている。前記粘着剤8a、8bはいずれも、サニ
タリー用品1を装着したときに下着に付着して、位置ズ
レを防止するためのものである。
【0005】図14に示すように、包装フィルム2の表
面における中央部分には、接着剤2a、2aが塗布され
ている。包装フィルム2の接着剤2a、2aの上には、
剥離紙3Aが重ね合わせられている。このため、包装フ
ィルム2には、剥離紙3Aが接着されるのである。そし
て、剥離紙3Aの上には、左右両側のウイングが折り畳
まれたサニタリー用品1が重ね合わされている。この剥
離紙3Aによって、サニタリー用品1が包装フィルム2
に接着しないようにし、粘着剤8aの粘着力が劣化する
のを防止している。そして、サニタリー用品1の一方の
粘着剤8bがその粘着力が劣化するのを防止するため
に、サニタリー用品1の左右のウイング間には、剥離紙
3Bが挾まれており、サニタリー用品1の他方の粘着剤
8bには、剥離紙3Cが重ね合わされている。この剥離
紙3Cによって、サニタリー用品1が接着しないように
し、ズレ防止用粘着剤8bの粘着力が劣化するのを防止
している。
【0006】前記包装フィルム2およびサニタリー用品
1を、図13(II)の一点鎖線に沿って、三つ折りにする
と、上下両端縁は包装フィルム2のみが重なり合った状
態となる。そして、上下両端縁をヒートシールし、止め
テープ7を包装フィルム2に貼付すると、図13(I) で
示すように、包装フィルム2がサニタリー用品1の外装
袋を構成したサニタリー製品201 が製造される。
【0007】包装フィルム2で包装されたサニタリー用
品1を使用するには、止めテープ7を剥がし取り、サニ
タリー製品201 の包装フィルム2を開いて、サニタリー
用品1を包装フィルム2側の剥離紙3Aから剥ぎ取る。
そして、サニタリー用品1の粘着剤8b、8bに付いて
いる剥離紙3Bおよび3Cを剥ぎ取ればよい。もちろ
ん、このサニタリー用品1は、その粘着剤8a、8b、
8bがいずれも劣化していない。このため、このサニタ
リー用品1を装着すれば、粘着剤8a、8b、8bによ
り、ズレないのである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、従来のサニ
タリー製品201 は、サニタリー用品1の使用前に粘着剤
8a、8b、8bの粘着力が劣化しないように、剥離紙
3A、3B、3Cが必要であるが、サニタリー用品1を
取り出してしまうと、包装フィルム2だけでなく剥離紙
3A、3B、3Cも不要であり、ゴミとして廃棄され
る。剥離紙3A、3B、3Cをサニタリー製品201 の構
成要素とすると、ゴミを増加させるだけでなく、材料費
が高くつくという問題がある。また、従来のサニタリー
製品201 において、サニタリー用品1には、剥離紙3
A、3B、3Cが貼付されており、このため各剥離紙3
A、3B、3Cを貼付する装置が必要となり、サニタリ
ー製品201 を製造する設備が複雑化し、全体として大型
化するという問題がある。
【0009】本発明はかかる事情に鑑み、サニタリー用
品の使用時における位置ズレを防止でき、剥離紙を一切
使用せず、廃棄するゴミを少なくし、材料費の安価なサ
ニタリー製品およびそのサニタリー製品を製造するため
の製造設備を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
【0011】請求項1のサニタリー製品の製造設備は、
ウイング付きのサニタリー用品を製造する製造装置と、
前記サニタリー用品を、対シリコン剥離性を有するズレ
防止用粘着剤を介して、内側がシリコンコーティングさ
れた包装フィルムで包装し、サニタリー製品とする包装
装置とからなり、前記製造装置が、表面材ロールから繰
り出された一続きの表面材シート、吸収体ロールから繰
り出された一続きの吸収体シート、および裏面材ロール
から繰り出された一続きの裏面材シートをそれぞれ走行
させながら、走行する吸収体シートから、その走行方向
に間隔をもって、かつ連続して吸収体を切り抜くカッテ
ィング部と、走行する裏面材シートに、その走行方向に
連続して接着剤を塗布する裏面材シート接着剤塗布部
と、走行する表面材シートに、その走行方向に連続して
接着剤を塗布する表面材シート接着剤塗布部と、走行す
る表面材シートと走行する裏面材シートとの間に、順次
吸収体を挟んで重ね合わせ、用品シートとする重合部
と、走行する用品シートを、前記吸収体を含むサニタリ
ー用品となる予定部分より少し内側部分を熱シールする
熱シール部と、前記吸収体を挟んだ走行する用品シート
から、その走行方向に間隔をもって連続してサニタリー
用品をカットする用品カッティング部とからなり、前記
カッティング部が、一対のアンビルロールとダイカット
ロールとからなり、該ダイカットロールは、そのロール
周面上に吸収体を型抜くためのカッターブレードを有し
ており、該一対のアンビルロールとダイカットロールと
の間に、走行する吸収体シートが通され、連続して吸収
体が型抜かれることを特徴とする。請求項2のサニタリ
ー製品の製造設備は、ウイング付きのサニタリー用品を
製造する製造装置と、前記サニタリー用品を、対シリコ
ン剥離性を有するズレ防止用粘着剤を介して、内側がシ
リコンコーティングされた包装フィルムで包装し、サニ
タリー製品とする包装装置とからなり、前記製造装置
が、表面材ロールから繰り出された一続きの表面材シー
ト、吸収体ロールから繰り出された一続きの吸収体シー
ト、および裏面材ロールから繰り出された一続きの裏面
材シートをそれぞれ走行させながら、走行する吸収体シ
ートから、その走行方向に間隔をもって、かつ連続して
吸収体を切り抜くカッティング部と、走行する裏面材シ
ートに、その走行方向に連続して接着剤を塗布する裏面
材シート接着剤塗布部と、走行する表面材シートに、そ
の走行方向に連続して接着剤を塗布する表面材シート接
着剤塗布部と、走行する表面材シートと走行する裏面材
シートとの間に、順次吸収体を挟んで重ね合わせ、用品
シートとする重合部と、走行する用品シートを、前記吸
収体を含むサニタリー用品となる予定部分より少し内側
部分を熱シールする熱シール部と、前記吸収体を挟んだ
走行する用品シートから、その走行方向に間隔をもって
連続してサニタリー用品をカットする用品カッティング
部とからなり、前記熱シール部が、一対のアンビルロー
ルとシールロールとからなり、該シールロールは、その
ロール周面上に、サニタリー用品より少し小さな非加熱
部を有しており、該一対のアンビルロールとシールロー
ルとの間に、前記走行する用品シートが通されることを
特徴とする。請求項3のサニタリー製品の製造設備は、
ウイング付きのサニタリー用品を製造する製造装置と、
前記サニタリー用品を、対シリコン剥離性を有するズレ
防止用粘着剤を介して、内側がシリコンコーティングさ
れた包装フィルムで包装し、サニタリー製品とする包装
装置とからなり、前記製造装置が、表面材ロールから繰
り出された一続きの表面材シート、吸収体ロールから繰
り出された一続きの吸収体シート、および裏面材ロール
から繰り出された一続きの裏面材シートをそれぞれ走行
させながら、走行する吸収体シートから、その走行方向
に間隔をもって、かつ連続して吸収体を切り抜くカッテ
ィング部と、走行する裏面材シートに、その走行方向に
連続して接着剤を塗布する裏面材シート接着剤塗布部
と、走行する表面材シートに、その走行方向に連続して
接着剤を塗布する表面材シート接着剤塗布部と、走行す
る表面材シートと走行する裏面材シートとの間に、順次
吸収体を挟んで重ね合わせ、用品シートとする重合部
と、走行する用品シートを、前記吸収体を含むサニタリ
ー用品となる予定部分より少し内側部分を熱シールする
熱シール部と、前記吸収体を挟んだ走行する用品シート
から、その走行方向に間隔をもって連続してサニタリー
用品をカットする用品カッティング部とからなり、前記
用品カッティング部が、一対のアンビルロールとダイカ
ットロールとからなり、該ダイカットロールは、そのロ
ール周面上に、カッターブレードを有しており、該一対
のアンビルロールとダイカットロールとの間に、前記走
行する用品シートが通され、連続してサニタリー用品が
型抜かれることを特徴とする。
【0012】
【0013】本明細書において、サニタリー製品とは、
少なくとも、パンティライナー製品、生理用ナプキン製
品、お産用ナプキン製品、失禁用パット製品を含む概念
である。また、サニタリー用品とは、少なくとも、パン
ティライナー、生理用ナプキン、お産用ナプキン、失禁
用パットを含む概念である。
【0014】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施形態を図面
に基づき説明する。図1は本実施形態のサニタリー製品
の製造設備の側面図である。同図に示すように、本実施
形態のサニタリー製品の製造設備は、パンティライナ
ー、生理用ナプキン、お産用ナプキン、失禁用パットな
どのサニタリー用品を製造するための製造装置10(図
中左側)と、この製造装置10によって製造されたサニ
タリー用品を包装して、パンティライナー製品、生理用
ナプキン製品、お産用ナプキン製品、失禁用パット製品
などのサニタリー製品とするための包装装置100 (図中
右側)とが直列に接続された構成となっている。本発明
は前記製造装置10に関するものである。
【0015】まず、本発明の一実施形態に係るサニタリ
ー用品の製造装置10を説明する。サニタリー用品1の
製造装置10は、表面材シート接着剤塗布部20、カッ
ティング部30、裏面材シート接着剤塗布部40、重合
部50、熱シール部60および用品カッティング部70
から構成されている。
【0016】図2は製造装置10によってサニタリー用
品1が製造される工程を示すフローチャートである。同
図において、符号20P 〜70P は、それぞれ製造装置10
の前記各部20〜70によって処理される処理工程を示
している。
【0017】符号4R、4Rは表面材ロールを示してい
る。符号5R、5Rは吸収体ロールを示している。符号
6R、6Rは裏面材ロールを示している。いずれの表面
材ロール4R、吸収体ロール5R、裏面材ロール6Rも
2ロールずつ用意されている理由は、それぞれに対応す
る接合器9によって連続して繰り出すためであり、繰り
出されるロールは常にいずれか一方のロールである。
【0018】前記表面材ロール4Rは、表面材シート4
Sを巻き取ったロールである。表面材シート4Sは、そ
の素材がメッシュフィルムもしくは不織布である。前記
吸収体ロール5Rは、吸収体シート5Sを巻き取ったロ
ールである。吸収体シート5Sは、その素材が高分子吸
収体入りの乾式パルプ不織布、または、この乾式パルプ
不織布にティッシュを重ね合わせたものである。前記裏
面材ロール6Rは、裏面材シート6Sを巻き取ったロー
ルである。裏面材シート6Sは、その素材が合成樹脂
ィルムである。
【0019】つぎに、製造装置10における各部20〜
70を詳細に説明する。まず、カッティング部30を説
明する。図3は表面材シート接着剤塗布部20、カッテ
ィング部30、裏面材シート接着剤塗布部40、重合部
50および熱シール部60の概略斜視図である。同図に
示すように、カッティング部30は、いずれも回転自在
な一対のアンビルロール31とダイカットロール32と
から構成されている。ダイカットロール32のロール表
面には、その円周方向に間隔をもって、カッターブレー
ド33が形成されている。なお、図ではダイカットロー
ル32に対して2個のカッターブレード33が形成され
ているが、このカッターブレード33の数には特に限定
はない。さらになお、カッターブレード33は、図で
は、その幅方向に対向する両側部分がダイカットロール
32の周面に沿って平行に形成され、その長手方向にお
ける両端部分が丸く形成されたものであるが、カッター
ブレード33は前記両側部分はなくてもよく、前記両端
部分のみ弧状に形成されたものであってもよい。
【0020】さらになお、ダイカットロール32におけ
るカッターブレード33の列数は、単列だけでなく、複
数列であってもよく、多ければ多いほど、一定時間内に
多くのサニタリー用品1を製造することができるので、
大量生産ができ好適である。もちろん、ダイカットロー
ル32の幅は、前記吸収体シート5Sの幅に応じて決め
ればよく、前記ダイカットロール32におけるカッタブ
レード33の列数が多ければ、吸収体シート5Sの幅を
広くし、前記列数が少なければ、吸収体シート5Sの幅
を狭くすればよい。
【0021】前記吸収体ロール5Rから繰り出された吸
収体シート5Sは、カッティング部30の前記一対のア
ンビルロール31およびダイカットロール32間を通さ
れる。吸収体シート5Sは走行しており、前記一対のア
ンビルロール31およびダイカットロール32はいずれ
も、吸収体シート5Sの走行速度に合わせて回転して
る。このため、カッティング部30のアンビルロール3
1のロール周面とダイカットロール32のカッターブレ
ード33とが重ね合う毎に、吸収体シート5Sから、
収体5が順次連続して型抜かれる(30P )。型抜かれた
吸収体5は、後述する重合部50に送られる。
【0022】なお、図12に示すように、吸収体シート
5Sは、単一の吸収体ロール5Rのみから繰り出したも
のだけでなく、複数の原反ロール5aR、5bR、5c
Rからそれぞれ繰り出されたシート5aS、5bS、5
cSを重ね合わせて、吸収体シート5Sを構成させても
よい。これらの原反ロール5aR、5bR、5cRは、
特許請求の範囲にいう吸収体ロールに相当する。
【0023】つぎに、表面材シート接着剤塗布部20を
説明する。表面材シート接着剤塗布部20は公知のノズ
ルである。この表面材シート接着剤塗布部20は、接着
剤4Dを表面材シート4Sに塗布するものである。この
表面材シート接着剤塗布部20によって、走行する表面
材シート4Sに、接着剤4Dを連続して塗布することが
できる(20P )。なお、接着剤4Dはホットメルトなど
の接着剤であればとくに制限なく用いうる。さらにな
お、表面材シート接着剤塗布部20は、図ではノズルで
あるが、転写ロールであってもよい。
【0024】つぎに、裏面材シート接着剤塗布部40を
説明する。裏面材シート接着剤塗布部40は、表面材シ
ート接着剤塗布部20と同様に、公知のノズルである。
この裏面材シート接着剤塗布部40は、接着剤6Dを裏
面材シート6Sに塗布するものである。この裏面材シー
ト接着剤塗布部40によって、走行する裏面材シート6
Sに接着剤6Dを連続して塗布することができる(40P
)。なお、接着剤5Dはホットメルトなどの接着剤で
あればとくに制限なく用いうる。さらになお、裏面材シ
ート接着剤塗布部40は図では、ノズルであるが、転写
ロールであってもよい。
【0025】つぎに、重合部50を説明する。図4は、
重合部50の概略斜視図である。図3および図4に示す
ように、重合部50は、一対の重合ロール51、51か
ら構成されている。前記走行する表面材シート4Sおよ
び裏面材シート6Sは、その間に吸収体5を挟んだ状態
で、一対の重合ロール51、51間に送られる。する
と、重合部50の一対の重合ロール51、51によっ
て、表面材シート4Sおよび裏面材シート6Sは、圧着
され、その間に吸収体5を挟んだ状態で接着される(50
P )。なお、吸収体5を挟んだ表面材シート4Sおよび
裏面材シート6Sを、説明のため、以下では用品シート
1Sという。
【0026】つぎに、熱シール部60を説明する。再び
図3に示すように、熱シール部60は、一対のアンビル
ロール61およびシールロール62から構成されてい
る。シールロール62は、その内部に熱源を有してお
り、そのロール周面は高温となるのである。このシール
ロール62には、そのロール周面上に非加熱部63が設
けられている。この非加熱部63は、吸収体5よりも一
回り大きく形成されたウイング付きのサニタリー用品形
の凹部であり、用品シート1Sの吸収体5が熱劣化しな
いようになっている。シールロール62のロール周面部
における非加熱部63を除いた部分は、加熱部64とな
っている。なお、アンビルロール61にも熱源を内蔵し
ておけば、用品シート1Sの素材に応じて、熱源の温度
を調整することができるので、種々の素材の用品シート
1Sを熱シールすることができ、好適である。さらにな
お、アンビルロール61およびシールロール62のロー
ル幅は、送られてくる用品シート1Sの幅に応じて決め
ればよい。
【0027】前記熱シール部60のアンビルロール61
およびシールロール62間に、用品シート1Sが送られ
る。用品シート1Sは走行しており、アンビルロール6
1およびシールロール62は、用品シート1Sの走行速
度に合わせて回転している。このため、アンビルロール
61とシールロール62とによって挟まれた用品シート
1Sは、その吸収体5の周囲部分(ハッチング部分)を
溶解されて、その表面材シート4Sおよび裏面材シート
6Sが熱シールされる。また、非加熱部63とアンビル
ロール61によって挟まれた用品シート1Sは、その吸
収体5が非加熱部63の凹部に位置するので、吸収体5
は熱劣化しない。つまり、熱シール部60によって、
収体5を熱劣化させることなく、用品シート1Sを連続
して熱シールすることができるのである(60P )。な
お、用品シート1S上のハッチング部分は、熱シールさ
れたことを示している。用品シート1S上のハッチング
されていない部分は、熱シールされていないことを示し
ている。
【0028】つぎに、用品カッティング部70を説明す
る。図5は熱シール部60、用品カッティング部70お
よび包装装置100 の折り畳み部90の概略斜視図であ
る。同図に示すように、用品カッティング部70は、一
対のアンビルロール71およびダイカットロール72か
ら構成されたものである。ダイカットロール72の周面
には、前記熱シール部60の熱シールロール6の非加
熱部63よりも、一回り大きなウイング付きサニタリー
用品形のカッターブレード73が形成されている。な
お、アンビルロール71およびダイカットロール72の
ロール幅は、送られてくる用品シート1Sの幅に応じて
決めればよい。
【0029】この用品カッティング部70の一対のアン
ビルロール71およびダイカットロール72間に、用品
シート1Sが送られる。用品シート1Sは走行してお
り、アンビルロール71およびダイカットロール72
は、用品シート1Sの走行速度に合わせて回転してい
る。このため、アンビルロール71とダイカットロール
72のカッターブレード73とが重ね合う毎に、用品シ
ート1Sからサニタリー用品1が順次連続して型抜かれ
る(70P )。型抜かれたサニタリー用品1は、包装装
100 の折り畳み部90に送られる。なお、サニタリー用
品1が型抜かれた後の用品シート1Sは、図示しない
が、巻き取られて廃棄される。
【0030】前述のごとき構成のサニタリー用品の製造
装置10は以下のように動作し、サニタリー用品1を製
造する。図2および図3に示すように、吸収体ロール5
Rから繰り出された吸収体シート5Sは、カッティング
部30のアンビルロール31とダイカットロール32の間
に送り込まれ、このカッティング部30によって、吸収
体シート5Sから吸収体5を連続して型抜きされる(30
P )。他方、表面材ロール4Rから繰り出された表面材
シート4S上に、表面材シート接着剤塗布部20によっ
て、接着剤4Dが塗布される(20P )。さらに、他方、
裏面材ロール6Rから繰り出された裏面材シート6S上
に、裏面材シート接着剤塗布部40によって、接着剤6
Dが塗布される(40P )。
【0031】走行する表面材シート4Sおよび裏面材シ
ート6Sは、その間に吸収体5を挟んだ状態で、重合部
50に送られ、前記一対の重合ロール51、51間に挟
まれて、重合されて用品シート1Sとなる(50P )。
【0032】この用品シート1Sは、熱シール部60の
前記一対のアンビルロール61およびシールロール62
間に送られる。シールロール62とアンビルロール61
とによって挟まれた用品シート1Sは、その吸収体5の
周囲部分を溶解されて、表面材シート4Sおよび裏面材
シート6Sを熱シールされる。また、非加熱部63とア
ンビルロール61によって挟まれた用品シート1Sは、
その吸収体5が非加熱部63の凹部に位置するので、
収体5は熱劣化しない。熱シール部60によって、吸収
体5を熱劣化させることなく、用品シート1Sを連続し
て熱シールすることができるのである(60P )。
【0033】そして、用品シート1Sは図5の用品カッ
ティング部70に送られる。用品シート1Sは、用品カ
ッティング部70のアンビルロール71とダイカットロ
ール72との間に送られ、アンビルロール71とダイカ
ットロール72のカッターブレード73とに挟まれる毎
に、サニタリー用品1が順次連続して型抜かれる(70P
)。
【0034】図6はサニタリー用品1の分解図である。
同図に示すように、製造装置10によって製造されたサ
ニタリー用品1は、ウイング付きのサニタリー用品1で
あり、その表面材4の内側に前記接着剤4Dが塗布され
ている。この接着剤4Dは、サニタリー用品1の表面材
4の内側全面に塗布されているので、下り物や経血など
がサニタリー用品1から横漏れや縦漏れするのを防止す
ることができる。すなわち、接着剤4Dによって、下り
物などの液体がサニタリー用品1から横漏れや縦漏れす
るのを防止することができるのである。
【0035】つぎに、包装装置100 を説明する。図1に
示すように、包装装置100 は、折り畳み部90、ズレ防
止用粘着剤塗布部110 、重合部120 、ウイング折り畳み
部130 、止めテープ貼付部140 、フィルムシール部150
、および切断部160 から構成されている。
【0036】図8は包装装置100 によってサニタリー製
品Aが製造される工程を示すフローチャートである。同
図において、符号90P 、110P〜160Pは、それぞれ包装装
置100 の前記各部90、110 〜160 によって処理される
処理工程を示している。
【0037】符号2R、2Rは、いずれも包装フィルム
ロールを示している。符号7R、7Rは、いずれも止め
テープロールを示している。いずれの包装フィルムロー
ル2R、止めテープロール7Rも2ロールずつ用意され
ている理由は、それぞれに対応する接合器9によって連
続して繰り出すためであり、繰り出されるロールは常に
いずれか一方のロールである。
【0038】前記包装フィルムロール2Rは、包装フィ
ルムシート2Sを巻き取ったロールである。包装フィル
ムシート2Sは、ポリエチレンやポリオレフィン、塩化
ビニルなどの熱可塑性樹脂のフィルムを用い、その片面
にシリコンをコーティングし、その面をシリコン面とし
たものである。前記止めテープロール7Rは、止めテー
プシート7Sを巻き取ったロールである。止めテープシ
ート7Sは、その素材が石油化学製品によるフィルムで
ある。
【0039】つぎに、包装装置100 の各部90、110 〜
160 を説明する。まず、折り畳み部90を説明する。再
び図5に示すように、この折り畳み部90は、第1折り
畳み部91および第2折り畳み部92から構成されてい
る。第1折り畳み部91および第2折り畳み部92は、
いずれも一対の折り畳み具93、93から構成されてい
る。各折り畳み具93は回転軸に、アームの基端が直角
に取り付けられたものである。第1折り畳み部91が第
2折り畳み部92と異なる点は、折り畳み具93の回転
軸の配設の向きである。第1折り畳み部91では、折り
畳み具93の回転軸が水平に配設されている。一方の第
2折り畳み部92では、折り畳み具93の回転軸が垂直
に配設されている。
【0040】図9はサニタリー用品1の状態遷移図であ
って、(A) は初期状態、(B) はその後の状態である。図
9(A) に示すように、折り畳み部90に送られてくるサ
ニタリー用品1は、まず、第1折り畳み部91によって
サニタリー用品1の長手方向における端部を2点鎖線に
沿って、折り畳まれ、つぎに、第2折り畳み部92によ
ってサニタリー用品1の長手方向における端部を2点鎖
線に沿って、折り畳まれる。この結果、図9(B) に示す
ように、サニタリー用品1は、その本体の長手方向にお
ける両端部が折り畳まれるのである(90P )。
【0041】つぎに、ズレ防止用粘着剤塗布部110 を説
明する。図7は包装装置100 の概略斜視図である。同図
に示すように、ズレ防止用粘着剤塗布部110 は、包装フ
ィルムシート2Sのシリコン面の上に、ズレ防止用粘着
剤8A、8B、8C、8D、8Eを塗布するノズルであ
る。このズレ防止用粘着剤8A、8B、8C、8D、8
Eは、いずれも対シリコン剥離性を有するホットメルト
等の粘着剤である。符号8A、8Cはウイング用のズレ
防止用粘着剤である。符号8Bは、本体中央部用のズレ
防止用粘着剤である。符号8D、8Eは、本体端部用の
ズレ防止用粘着剤である。包装フィルムシート2Sは走
行しているので、ズレ防止用粘着剤塗布部110 からズレ
防止用粘着剤8A、8B、8C、8D、8Eを定期的に
射出することによって、ズレ防止用粘着剤8A、8B、
8C、8D、8Eを包装フィルムシート2S上に連続し
て塗布することができる(110P)。
【0042】つぎに、重合部120 を説明する。重合部12
0 には、送りロール121 が垂直面内で回転自在に設けら
れている。この重合部120 では、図9(B) に示すよう
に、走行する包装フィルムシート2S上のズレ防止用粘
着剤8A、8B、8Cの上に、前記折り畳み部90によ
って折り畳まれたサニタリー用品1が重ね合わされる。
各サニタリー用品1は順次送られており、包装フィルム
シート2Sは走行しているので、包装フィルムシート2
S上のズレ防止用粘着剤8A、8B、8C上に、順次サ
ニタリー用品1が重合されていく(120P)。
【0043】走行する包装フィルムシート2Sの上に、
封印用粘着剤塗布部111 が設けられている。この封印用
粘着剤塗布部111 は、走行する包装フィルムシート2S
における前記粘着剤8D、8Eが塗布されていない側の
端縁部に、その走行方向に沿って、封印用粘着剤Fを塗
布するノズルである。包装フィルムシート2Sは走行し
ているので、封印用粘着剤塗布部111 から封印用粘着剤
Fを連続して射出することによって、封印用粘着剤Fを
包装フィルムシート2Sの端縁部に、直線状に塗布する
ことができる。なお、封印用粘着剤塗布部111 は、本実
施形態のサニタリー製品の製造設備における包装装置10
0 の必須構成要素ではないが、封印用粘着剤塗布部111
によって包装フィルムシート2S上に封印用粘着剤Fを
塗布しておけば、後述するウイング折り畳み部130 によ
って包装フィルムシート2Sを封印用粘着剤Fで封印す
ることができるので好適である。
【0044】つぎに、ウイング折り畳み部130 を説明す
る。再び図7および図8に示すように、ウイング折り畳
み部130 は、送りロール131 、ホールドロール132 およ
び折り器133 から構成されたものである。送りロール13
1 は公知のものであり、垂直面内で回転自在に設けられ
ている。ホールドロール132 は、ロール幅が包装フィル
ムシート2Sの幅より小さい。このホールドロール132
は、包装フィルムシート2Sの走行方向における中央部
分を上から押さえ付け、包装フィルムシート2Sを幅方
向断面視凹状に撓ませる位置に、垂直面内で回転自在に
設けられている。折り器133 は、公知の装置で、前記ホ
ールドロール132 によって型付けされた包装フィルムシ
ート2Sを、その型付けに沿って折り畳むものである。
このウイング折り畳み部130 によって、サニタリー用品
1を内側にして、包装フィルムシート2Sをサニタリー
用品1の両側のウイング部分とともに、その包装フィル
ムシート2Sの走行方向に沿って型付けすることができ
る(130P)。
【0045】つぎに、止めテープ貼付部140 を説明す
る。止めテープ貼付部140 は、ロール141 およびカッタ
ー142 から構成されたものである。ロール141 は垂直面
内で回転自在に設けられている。カッター142 は、テー
プシート7Sをカットする装置であり、ロール141 の近
傍に設けられている。ロール141 は、走行する包装フィ
ルムシート2Sの走行速度に同調して、回転している。
【0046】止めテープロール7Rから繰り出されたテ
ープシート7Sは、カッター142 でカットされ止めテー
プ7となり、この止めテープ7はロール141 のロール周
面に貼付される。そして、ロール141 が回転して、走行
する包装フィルムシート2Sに接触する。すると、ロー
ル141 に貼付していた止めテープ7が、包装フィルムシ
ート2Sに移って貼付される(140P)。
【0047】つぎに、フィルムシール部150 を説明す
る。図10はフィルムシール部150 および切断部160 の
概略斜視図である。同図に示すように、このフィルムシ
ール部150 は、一対のヒートロール151 、151 から構成
されたものである。各ヒートロール151 には、そのロー
ル周面にヒート部152 が設けられている。なお、図では
ヒートロール151 に対して2個のヒート部152 が設けら
れているが、この数には特に制限がない。
【0048】一対のヒートロール151 、151 間に、包装
フィルムシート2Sが送られると、この包装フィルムシ
ート2Sにおける隣接するサニタリー用品1、1間が順
次連続して熱シールされる(150P)。
【0049】つぎに、切断部160 を説明する。切断部16
0 は、一対の回転自在なアンビルロール161 およびロー
タリーカッター162 から構成されたものである。ロータ
リーカッター162 のロール周面にはカッター163 が取り
付けられている。切断部160 の一対のアンビルロール16
1 およびロータリーカッター162 間に、包装フィルムシ
ート2Sが送られる。包装フィルムシート2Sは走行し
ており、アンビルロール161 およびロータリーカッター
162 は、包装フィルムシート2Sの走行速度に合わせて
回転している。このため、アンビルロール161 とロータ
リーカッター162 のカッター163 とが重ね合う毎に、包
装フィルムシート2Sが切断され、サニタリー製品Aが
順次連続して製造される(160P)。なお、切断部160 の
アンビルロール161 およびロータリーカッター162 のロ
ール幅は、送られてくる包装フィルムシート2Sの幅に
応じて決めればよい。
【0050】上記のごとき構成の包装装置100 は以下の
ように動作し、サニタリー用品1を包装フィルムシート
2Sによって包装し、この結果サニタリー製品Aが製造
される。前記製造装置10によって順次連続して製造さ
れるサニタリー用品1は、折り畳み部90によって、折
り畳まれる(90P )。他方、包装フィルムロール2Rか
ら繰り出された包装フィルムシート2S上に、ズレ防止
用粘着剤塗布部110 によって、粘着剤8A、8B、8
C、8D、8Eが塗布される(110P)。
【0051】走行する包装フィルムシート2S上の粘着
剤8A、8B、8Cの上に、サニタリー用品1が重ね合
わされる(120P)。
【0052】そして、封印用粘着剤塗布部111 によっ
て、走行する包装フィルムシート2Sにおける前記ズレ
防止用粘着剤8D、Eが塗布されていない側の端縁部
に、その走行方向に沿って直線状に、封印用粘着剤Fが
塗布される。
【0053】つぎに、折り畳み部130 のホールドロール
132 によって、走行する包装フィルムシート2Sはサニ
タリー用品1を内側にして、それぞれサニタリー用品1
の両側のウイング部分とともに、その走行方向に沿って
型付けされる。ついで、折り器133 によって、走行する
包装フィルムシート2Sは、粘着剤8D、8Eが塗布さ
れた側の型付けに沿って折り畳まれ、サニタリー用品1
のウイング部分とともに折り畳まれる、その直後に、こ
の包装フィルムシート2Sは、封印用粘着剤Fが塗布さ
れた側の型付けに沿って畳まれ、サニタリー用品1の残
りのウイング部分とともに畳まれる(130P)。この結
果、包装フィルムシート2Sは封印用粘着剤Fによって
封印される。
【0054】他方、止めテープロール7Rから繰り出さ
れたテープシート7Sは、止めテープ貼付部140 のカッ
ター142 によってカットされて、止めテープ7となり、
この止めテープ7がロール141 のロール周面に貼付され
る。そして、前記走行する包装フィルムシート2S上に
ロール141 が回転するのに合わせて等間隔に貼付される
(140P)。
【0055】そして、一対のヒートロール151 、151 間
に、包装フィルムシート2Sが送られると、包装フィル
ムシート2Sにおける隣接するサニタリー用品1、1間
が順次連続して熱シールされる(150P)。
【0056】最後に、走行する包装フィルムシート2S
は、切断部160 の前記一対のアンビルロール161 および
ロータリーカッター162 間に送られる。このため、アン
ビルロール161 とロータリーカッター162 のカッター16
3 とが重ね合わされる毎に、包装フィルムシート2Sは
カットされて、サニタリー製品Aが順次連続して製造さ
れる(160P)。上記のごとく、ウイング付きのサニタリ
ー用品1を順次連続して包装して、サニタリー製品Aを
順次連続して製造することができる。
【0057】図11は本実施形態のサニタリー製品の製
造設備によって製造されたサニタリー製品Aの単体図で
あって、(I)は概略斜視図、(II)は包装フィルム2
を開いた状態の概略斜視図である。図11(I)に示す
ように、サニタリー製品Aは、ウイング付きのサニタリ
ー用品1が、その全周囲を包装フィルム2によって包装
されたものである。包装フィルム2は、その内側がシリ
コンコーティングされたシリコン面となっている。この
包装フィルム2のシリコン面とサニタリー用品1の裏面
との間には、対シリコン剥離性を有するズレ防止用粘着
剤8A、8B、8C、8D、8Eが塗布されている。こ
のサニタリー製品Aからサニタリー用品1を取り出すに
は、止めテープ7を引っ張ればよく、包装フィルム2
は、封印用粘着剤Fに沿って破れ、熱シール部分の両端
縁に沿って破れる。すると、包装フィルム2上のズレ防
止用粘着剤8D、8Eが、包装フィルム2から剥離さ
れ、サニタリー用品1の裏面の長手方向における両端部
に転写される。そして、このサニタリー用品1を包装フ
ィルム2から剥がし取れば、包装フィルム2上のズレ防
止用粘着剤8A、8C、8Bがそれぞれ包装フィルム2
から剥離され、サニタリー用品1の裏面の両側ウイング
部分および本体中央部分に転写される。したがって、こ
のサニタリー用品1を使用するときには、サニタリー用
品1の裏面に付着したズレ防止用粘着剤8A、8B、8
C、8D、8Eが下着に付着して、位置ズレを防止でき
るという効果を奏する。しかも、このサニタリー製品A
は、剥離紙を一切使用せず、廃棄するゴミを少なくし、
無駄な材料がないので、安価に製造できるという効果を
奏する。
【0058】
【発明の効果】請求項のサニタリー製造設備によれ
ば、サニタリー用品の使用時における位置ズレを防止で
き、剥離紙を一切使用せず、廃棄するゴミを少なくし、
材料費の安価なサニタリー製品を製造できる。しかも、
走行する吸収体シートから吸収体を順次連続して型抜く
ことができる。請求項のサニタリー製品の製造設備に
よれば、サニタリー用品の使用時における位置ズレを防
止でき、剥離紙を一切使用せず、廃棄するゴミを少なく
し、材料費の安価なサニタリー製品を製造できる。しか
も、走行する用品シートを、その吸収体の周囲部分を劣
化させることなく、連続して熱シールさせることができ
る。請求項のサニタリー製品の製造設備によれば、
ニタリー用品の使用時における位置ズレを防止でき、剥
離紙を一切使用せず、廃棄するゴミを少なくし、材料費
の安価なサニタリー製品を製造できる。しかも、走行す
る用品シートからサニタリー用品を順次連続して型抜く
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るサニタリー製品の製
造設備の概略側面図である。
【図2】製造装置10によってサニタリー用品1が製造
される工程を示すフローチャートである。
【図3】表面材シート接着剤塗布部20、カッティング
部30、裏面材シート接着剤塗布部40、重合部50お
よび熱シール部60の概略斜視図である。
【図4】重合部50の概略斜視図である。
【図5】熱シール部60、用品カッティング部70およ
び包装装置100 の折り畳み部90の概略斜視図である。
【図6】サニタリー用品1の分解図である。
【図7】包装装置100 の概略斜視図である。
【図8】包装装置100 によってサニタリー製品Aが製造
される工程を示すフローチャートである。
【図9】サニタリー用品1の状態遷移図であって、(A)
は初期状態、(B) はその後の状態である。
【図10】フィルムシール部150 および切断部160 の概
略斜視図である。
【図11】本実施形態のサニタリー製品の製造設備によ
って製造されたサニタリー製品Aの単体図であって、
(I)は概略斜視図、(II)は包装フィルム2を開いた
状態の概略斜視図である。
【図12】他の吸収体5の製造するための構成である。
【図13】従来のサニタリー製品201 の単体図であっ
て、(I)は平面図、(II)は包装フィルム2を開いた状態
の平面図である。
【図14】サニタリー製品201 の分解図である。
【図15】サニタリー用品1の裏面図である。
【符号の説明】 1 サニタリー用品 2 包装フィルム 2S 包装フィルムシート 2R 包装フィルムロール 4 表面材 4S 表面材シート 4R 表面材ロール 5 吸収体 5S 吸収体シート 5R 吸収体ロール 6 裏面材 6S 裏面材シート 6R 裏面材ロール 7 止めテープ 7S 止めテープシート 7R 止めテープロール 8A ウイング用のズレ防止用粘着剤 8B 本体中央部分用のズレ防止用粘着剤 8C ウイング用のズレ防止用粘着剤 8D 本体端部用のズレ防止用粘着剤 8E 本体端部用のズレ防止用粘着剤 A サニタリー製品 10 製造装置 20 表面材シート接着剤塗布部 30 カッティング部 31 アンビルロール 32 ダイカットロール 33 カッターブレード 40 裏面材シート接着剤塗布部 50 重合部 51 重合ロール 60 熱シール部 61 アンビルロール 62 シールロール 70 用品カッティング部 71 アンビルロール 72 ダイカットロール 73 カッターブレード 90 折り畳み部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体の両側にそれぞれウイング部分を備え
    たウイング付きのサニタリー用品が、その全周囲を包装
    フィルムによって包装されたサニタリー製品であって、
    前記包装フィルムの内側が、シリコンコーティングされ
    たシリコン面となっており、該包装フィルムのシリコン
    面と前記サニタリー用品の裏面との間に、対シリコン剥
    離性を有するズレ防止用粘着剤が塗布されたことを特徴
    とするサニタリー製品。
  2. 【請求項2】前記サニタリー用品が、その本体の長手方
    向における両端部分をいずれも表側に折り畳まれ、該サ
    ニタリー用品が、その両側のウイング部分をいずれも表
    側に折り畳まれ、前記ズレ防止用粘着剤が、前記サニタ
    リー用品の裏面における、本体中央部分、両側ウイング
    部分および本体両端部分に、塗布されたことを特徴とす
    る請求項1記載のサニタリー製品。
  3. 【請求項3】ウイング付きのサニタリー用品を製造する
    製造装置と、前記サニタリー用品の裏面に、対シリコン
    剥離性を有するズレ防止用粘着剤を塗布し、内側がシリ
    コンコーティングされた包装フィルムで包装し、サニタ
    リー製品とする包装装置とからなることを特徴とするサ
    ニタリー製品の製造設備。
  4. 【請求項4】前記製造装置が、表面材ロールから繰り出
    された一続きの表面材シート、吸収体ロールから繰り出
    された一続きの吸収体シート、および表面材ロールから
    繰り出された一続きの裏面材シートをそれぞれ走行させ
    ながら、走行する吸収体シートから、その走行方向に間
    隔をもって、かつ連続して吸収体を切り抜くカッティン
    グ部と、走行する裏面材シートに、その走行方向に連続
    して接着剤を塗布する裏面材シート接着剤塗布部と、走
    行する表面材シートに、その走行方向に連続して接着剤
    を塗布する表面材シート接着剤塗布部と、走行する表面
    材シートと走行する裏面材シートとの間に、順次吸収体
    を挟んで重ね合わせ、用品シートとする重合部と、走行
    する用品シートを、前記吸収体を含むサニタリー用品と
    なる予定部分より少し内側部分を熱シールする熱シール
    部と、前記吸収体を挟んだ走行する用品シートから、そ
    の走行方向に間隔をもって連続してサニタリー用品をカ
    ットする用品カッティング部とからなることを特徴とす
    る請求項3記載のサニタリー製品の製造設備。
  5. 【請求項5】前記カッティング部が、一対のアンビルロ
    ールとダイカットロールとからなり、該ダイカットロー
    ルは、そのロール周面上にサニタリー用品を型抜くため
    のカッターブレードを有しており、該一対のアンビルロ
    ールとダイカットロールとの間に、走行する吸収体シー
    トが通され、連続して吸収体が型抜かれることを特徴と
    する請求項4記載のサニタリー製品の製造設備。
  6. 【請求項6】前記熱シール部が、一対のアンビルロール
    とシールロールとからなり、該シールロールは、そのロ
    ール周面上に、サニタリー用品より少し小さな非加熱部
    を有しており、該一対のアンビルロールとシールロール
    との間に、前記走行する用品シートが通されることを特
    徴とする請求項4または5記載のサニタリー製品の製造
    設備。
  7. 【請求項7】前記用品カッティング部が、一対のアンビ
    ルロールとダイカットロールとからなり、該ダイカット
    ロールは、そのロール周面上に、カッターブレードを有
    しており、該一対のアンビルロールとダイカットロール
    との間に、前記走行する用品シートが通され、連続して
    サニタリー用品が型抜かれることを特徴とする請求項
    4、5または6記載のサニタリー製品の製造設備。
  8. 【請求項8】前記包装装置が、前記サニタリー用品の本
    体の長手方向における両端部分をいずれも表側に折り畳
    む折り畳み部と、包装フィルムロールから繰り出された
    一続きの、一面がシリコンコーティングされたシリコン
    面の包装フィルムシートを走行させながら、該包装フィ
    ルムシートのシリコン面の上に、その走行方向に間隔を
    もって、かつ連続して前記ズレ防止用粘着剤を塗布する
    ズレ防止用粘着剤塗布部と、走行する前記包装フィルム
    シート上のズレ防止用粘着剤の上に、前記サニタリー用
    品を重ね合わせる重合部と、前記サニタリー用品を内側
    にして、走行する前記包装フィルムシートを、その走行
    方向に沿って、前記サニタリー用品の両側のウイング部
    分とともに、折り畳むウイング折り畳み部と、止めテー
    プロールから繰り出された一続きの止めテープシートを
    カットして、止めテープにし、該止めテープを前記包装
    フィルムシートの重なる両縁端に、その走行方向に間隔
    をもって連続に貼付する止めテープ貼付部と、前記包装
    フィルムシートを、その走行方向に間隔をもって隣接す
    るサニタリー用品間を連続してシールするフィルムシー
    ル部と、前記包装フィルムシートにおける前記隣接する
    サニタリー用品間を連続して切断する切断部とからなる
    ことを特徴とする請求項3記載のサニタリー製品の製造
    設備。
  9. 【請求項9】前記ズレ防止用粘着剤塗布部が、走行する
    包装フィルムシートのシリコン面の上に、本体中央部分
    用、左右両側のウイング部分用および本体両端部分用の
    前記ズレ防止用粘着剤を連続して塗布し、前記重合部
    が、本体の長手方向における両端部分が折り畳まれたサ
    ニタリー用品の裏面を、前記包装フィルムシート上の前
    記本体中央部分用および左右両側のウイング部分用のズ
    レ防止用粘着剤の上に対応させて重ね合わせることを特
    徴とする請求項8記載のサニタリー製品の製造設備。
  10. 【請求項10】前記ウイング折り畳み部が、垂直面内で
    回転自在に設けられた送りロールと、該送りロールより
    低い位置に、垂直面内で回転自在に設けられ、前記包装
    フィルムシートの幅より短い幅のホールドロールと、折
    り器とからなり、走行する前記包装フィルムシートが、
    前記送りロールの上面、前記ホールドロールの下面、前
    記折り器の内部に通され、前記包装フィルムシートを、
    その走行方向に沿って連続して折り畳み、その上のサニ
    タリー用品の前記本体の長手方向における両端部分用の
    ズレ防止用粘着剤を、前記サニタリー用品の本体両端部
    に対応させて重ね合わせることを特徴とする請求項8ま
    たは9記載のサニタリー製品の製造設備。
  11. 【請求項11】前記止めテープ貼付部が、前記止めテー
    プシートを連続してカットして止めテープにするテープ
    カット部と、走行する前記包装フィルムシートの端縁部
    に、前記止めテープを貼付する貼付ローラとからなるこ
    とを特徴とする請求項8、9または10記載のサニタリ
    ー製品の製造設備。
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