JP3010182B2 - 生理用ナプキンの個別包装体およびその製造方法 - Google Patents

生理用ナプキンの個別包装体およびその製造方法

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【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、月経時の経血の吸収処理に使用する生理用
ナプキンの個別包装体用包装材料に関する。
「従来の技術」 生理用ナプキンの使用時のずれを防止する関係から、
該生理用ナプキンを下着に固定した状態で使用し得るよ
うに、ナプキンの裏面に粘着剤層が形成されている生理
用ナプキンが多用されている。
前記ずれ防止用の粘着剤層を有する生理用ナプキンに
は、 (1)ナプキンの裏面に剥離テープ付きの両面粘着テー
プを貼着したもの、 (2)ナプキンの裏面にホットメルトタイプの粘着剤を
塗布した後、この粘着剤層に剥離テープを貼着したも
の、 (3)ホットメルトタイプの粘着剤が塗布されている剥
離テープを、ナプキンの裏面に熱圧着法等の手段によっ
て貼着したもの、 等が市販されている。
裏面に粘着剤層を有する生理用ナプキンは、その使用
に際して、粘着剤層の表面を被覆している剥離テープを
引き剥し、さらに引き剥された剥離テープを捨て去る手
間を必要とするために、ナプキンの使用に際しての煩わ
しい手間を必要とするばかりでなく、該ナプキンの製造
の際には、ナプキンの裏面に形成されている粘着剤層に
対する剥離テープの接当工程が必要となり、ナプキンの
製造の面での煩雑性もある。
このために、粘着剤層に対する接着能の低いポリオレ
フィン系樹脂フィルムによる包装材により、前記裏面に
粘着剤層を有する生理用ナプキンを包装する(特公昭59
−9615号公報)ものや、シリコーン樹脂の熱硬化樹脂層
が片側表面に形成されているプラスチックフィルムによ
って、前記裏面に粘着剤層を有する生理用ナプキンの粘
着剤層とシリコーン樹脂の熱硬化樹脂層とが接するよう
にして、生理用ナプキンを包装するものが考えられた。
「発明が解決しようとする課題」 しかるに、前述の生理用ナプキンの裏面に形成した粘
着剤層に対する接着能の低いポリオレフィン系樹脂フィ
ルムによる包装材を利用したナプキンの個別包装体は、
粘着剤層と包装材との間の接着能が低いといっても、ナ
プキンの包装体の流通段階で該包装体に圧力がかかる機
会も多く、時間の経過にしたがって粘着剤層と包装材と
の間の粘着力が高まるため、消費者の手に渡った時点で
は、ナプキンの裏面の粘着剤層と包装材との間の剥離が
円滑でなくなっていることがある。
また、シリコーン樹脂による熱硬化樹脂層が片側表面
に形成されているプラスチックフィルムによる包装材
は、該包装材を得る工程中の熱硬化型シリコーン樹脂に
よる塗工剤を塗布した後の熱硬化の際に、プラスチック
フィルムがダメージを受けることのない温度以下の加熱
温度が利用されるため、シリコーン樹脂の熱硬化が不十
分になり、十分な架橋構造が形成され難く、低分子量の
シリコーンがシリコーン樹脂層中に存在することにな
る。このために、該樹脂層の剥離性能が時間の経過にし
たがって低下するだけでなく、低分子量のシリコーンが
ナプキンの裏面に形成されている粘着剤層中に移行して
しまい、該粘着剤層自体の粘着力を低下させる等の欠点
をも有している。
すなわち、生理用ナプキンの個別包装体に利用される
包装材には、個別包装体を取り扱う際の感触が良好で、
しかも個別包装体の携帯時には包装材に折れが発生する
ようなことがなく、また個別包装体からナプキンを取り
出して使用する際には、擦過による音の発生がないこと
等の要件を備えていることが要求されるために、柔軟な
プラスチックフィルムが利用されており、前述の熱硬化
型シリコーン樹脂による塗工剤を塗布した後の熱硬化の
際には、この柔軟なプラスチックフィルムがダメージを
受けることのない温度以下の低温の加熱温度が利用され
る関係から、シリコーン樹脂の熱硬化が不十分になり易
く、前述の欠点を有するものになる。
これに対して本発明は、ナプキンの裏面に形成されて
いる粘着剤層に対する離型テープを必要とすることのな
い包装材料であって、前記粘着剤層との間の離型性能が
時間の経過にしたがって低下するようなことがなく、か
つ前記粘着剤層自体の粘着力が低下するようなことのな
い高品質の生理用ナプキンの個別包装体用包装材料を提
供するものである。
また本発明は、前記の特性を有する生理用ナプキンの
個別包装体用包装材料を容易、かつ、確実に得られる製
造方法を提供するものである。
「課題を解決するための手段」 本発明の生理用ナプキンの個別包装体は、高圧法低密
度ポリエチレン樹脂、線状低密度ポリエチレン樹脂ある
いはポリプロピレン樹脂による厚さ10〜100μmのプラ
スチックフィルムと各プラスチックフィルムの一方の表
面に形成されている離型剤層とからなり、前記離型剤層
が、電子線または紫外線の照射によって硬化したシリコ
ーン樹脂層からなり、更に前記シリコーン樹脂層と生理
用ナプキンの裏面に形成されている粘着剤層に接当させ
包装しているものである。
上記構成を備えてなる本発明の生理用ナプキンの個別
包装体にあっては、離型剤層がプラスチックフィルム面
に対して部分的に形成されていることが好ましい。
また、本発明の生理用ナプキンの個別包装体の製造方
法は、高圧法低密度ポリエチレン樹脂、線状低密度ポリ
エチレン樹脂あるいはポリプロピレン樹脂による厚さ10
〜100μmのプラスチックフィルムの一方の表面に、電
子線または紫外線硬化型シリコーン樹脂による塗工剤を
塗布した後、電子線または紫外線を照射し硬化させ、硬
化したシリコーン樹脂層に生理用ナプキンの裏面に形成
されている粘着剤層を接当させ包装する工程からなるも
のである。
上記構成を備えてなる本発明の生理用ナプキンの個別
包装体の製造方法にあっては、プラスチックフィルムの
一方の表面に、電子線または紫外線硬化型シリコーン樹
脂による塗工剤を部分的に塗布することが好ましい。
前記構成からなる本第1〜第2発明の生理用ナプキン
の個別包装体、および本第3〜第4の発明の生理用ナプ
キンの個別包装体の製造方法においては、電子線または
紫外線によって硬化したシリコーン樹脂層からなる離型
剤層を形成するためのプラスチックフィルムとして、高
圧法低密度ポリエチレン樹脂、エチレンと例えばカーボ
ン数3〜8のα・オレフィンとの共重合体からなる線状
低密度ポリエチレン樹脂あるいはポリプロピレン樹脂に
よる厚さ10〜100μmのプラスチックフィルムを使用し
ており、これによって、柔軟性、引っ張り強度,耐衝撃
性,耐熱性,表面平滑性等に優れた性質を有するプラス
チックフィルムに対して、電子線または紫外線によって
硬化したシリコーン樹脂層からなる離型剤層を形成した
ものになっている。
なお、前記電子線または紫外線によって硬化したシリ
コーン樹脂層からなる離型剤層を形成するためのプラス
チックフィルム、すなわち高圧法低密度ポリエチレン樹
脂、線状低密度ポリエチレン樹脂あるいはポリプロピレ
ン樹脂によるプラスチックフィルムととしては、厚さ15
〜50μmのものを使用するのが、より好ましい。
プラスチックフィルムに対して適用される電子線また
は紫外線硬化型のシリコーン樹脂としては、アクリレー
トエステル基含有ポリシロキサン、メルカプト基含有ポ
リシロキサン、ビニル基含有ポリシロキサン等であり、
例えば末端にアクリレート基を有するポリジメチルシロ
キサンや、末端にシラノール基を有するポリジメチルシ
ロキサンとオニウム塩との組み合わせ等を使用し得る。
また、電子線または紫外線硬化型のシリコーン樹脂に
よる塗工層は、該塗工層が0.1g(固形成分)/m2未満の
場合には、離型剤層の離型性作用が不十分になることが
あり、また2.0g(固形成分)/m2を超えることを経済的
でない。従って、0.1〜2.0g(固形成分)/m2の範囲内に
することが好ましい。
なお、前記紫外線硬化型のシーリコーン樹脂による塗
工層の場合には、光重合開始剤や光増感剤を前記シリコ
ーン樹脂に対して0.01〜5.0重量%程度の割合で含有す
る塗工剤を使用するのが普通であり、例えば、アセトフ
ェノール,ベンゾフェノン,ミヒラーケトン,ベンジ
ル,ベンゾイン,ベンゾインイソブチルエーテル,ベン
ジメチルケタール,2−クロロチオキサントン等の従来公
知の光重合開始剤、n−ブチルアミン,ジ−ブチルアミ
ン,ジエチルアミノエチルメタクリレート等の光増感剤
が利用される。
また、前記光重合開始剤や光増感剤は、照射される紫
外線の波長スペクトルに応じて選択されるものであるこ
とは勿論である。
プラスチックフィルムに対する電子線または紫外線硬
化型のシリコーン樹脂による塗工剤の塗布は、例えばダ
イレクトグラビア法、リバースダイレクトグラビア法、
オフセットグラビア法、リバースオフセットグラビア
法、マルティプルシャー法等による塗工手段を利用し得
る。
なお、高粘度の無溶剤型のコーティング剤を塗工する
場合には、その塗工量の調整が容易であることから、マ
ルティプルシャー法を利用するのが最も好都合である。
また、溶剤で希釈されている塗工剤を利用し、塗工剤
の塗布後に乾燥してから電子線または紫外線の照射を行
なうようにしてもよい。
前記プラスチックフィルムに対する電子線または紫外
線硬化型のシリコーン樹脂による塗工剤の塗布は、プラ
スチックフィルムの片側の全面に対して行なってもよい
が、例えば第4図に示すように、プラスチックフィルム
dに対して符号eで表示される領域、すなわち生理用ナ
プキンの裏面に形成されている粘着剤層と接する領域e
のみに、部分的に塗布してもよい。
プラスチックフィルムに塗工した塗工剤を硬化させる
際の電子線照射装置としては、例えばバンデグラフ型の
スキャニング方式、ダブルスキャニング方式、カーテン
ビーム方式等の電子線加速器による100〜1000KeVの加速
電圧の電子線照射装置を利用し、0.5〜10Mradの線量の
電子線を照射するのが良い。
また紫外線によって前記塗工剤を硬化させる場合に
は、例えば、1〜3気圧の高圧水銀ランプをはじめ、オ
ゾンレスランプ、ガリウム,鉄等の金属ハライドを封入
したメタルハライドランプ、ヒュージョンランプ等によ
る紫外線光源用ランプによる既存の紫外線照射装置をそ
のまま使用し得る。
「実施例」 以下本発明の生理用ナプキンの個別包装体およびその
製造方法の具体的な構成を、実施例の基づいて説明す
る。
実施例1 第2図〜第3図において、厚さ35μの線状低密度ポリ
エチレンフィルム2に対して、電子線硬化型シリコーン
樹脂「ゴールドシュミット社製,シリコーン樹脂RC705/
RC720(重量部)1/1」による塗工剤を、グラビアオフセ
ットコート法にて、幅60mmのストライプ状(ストライプ
とストライプとの間隔80mm)に、塗工量1g(固形成分)
/m2にて塗布し、次いでライン速度50m/min.で前記塗工
剤の塗布面に3Mradの電子線を照射し、電子線の照射で
硬化したシリコーン樹脂層3を形成することによって、
符号4で表示される包装材を得た。
次いで、前記包装材4を、縦150mm、横140mmに裁断し
て、第1図にて符号1で表示される本発明の生理用ナプ
キンの個別包装体用包装材料の1実施例品を得た。
なお、包装材4の横方向の裁断は、該包装材4のスト
ライプ状のシリコーン樹脂の塗工層3と塗工層3との間
の中心線に沿って行ない、これによって包装材料1にあ
っては、塗工層3が該包装材料1の上,下方向の中央部
において横縞の帯状をなすように位置する。
実施例2 厚さ30μの未延伸ポリプロピレン樹脂フィルムの片側
の全面に対して、塗工用の紫外線硬化型シリコーン樹脂
の塗工剤「ゴールドシュミット社製,シリコーン樹脂RC
705/RC720(重量比1/1)98.8重量部、ベンゾフェノン
(光重合開始剤)1.2重量部」を、マルティプルシャー
コーターによって、1g(固形成分)/m2の割合に塗工し
て塗工層を形成し、次いでライン速度50m/min.で、前記
塗工層面に紫外線の照射を行なうことによって包装材A
を得た。
なお、前記紫外線の照射処理は、 ランプ……高圧水銀ランプ ランプ出力……120W/cm×2灯 ライン速度……50m/min. で行なった。
次いで、前記包装材Aを、縦150mm、横140mmに裁断し
て、ナプキンを個別包装するための包装材料aを得た。
前記実施例1〜実施例2で得られた2種類の包装材料
1およびaによって、裏面に剥離テープが接当されてい
る両面粘着テープによる粘着剤層を具備している市販の
生理用ナプキンから剥離テープを取り除いた後のナプキ
ンを、すなわち、裏面に粘着剤層が露出したままとなっ
ている生理用ナプキンを、前記包装材におけるシリコー
ン樹脂の塗工層側が内周面側となるようにして円筒状に
包被し、さらに該包装材の左,右の端部の封筒貼り状の
重ね合わせ部をヒートシールによって接着すると共に、
上,下の端部を、櫛状の部分加圧バーによる加圧によっ
て、該部分に物理的嵌合による封止部を形成し、生理用
ナプキンの個別包装体を得た。
なお、前記包装材4を裁断して得た包装材料1による
包装体は、ナプキンの裏面に形成されている粘着剤層と
包装材料におけるシリコーン樹脂層とが接当するように
して、前記個別包装体を得た。
得られた生理用ナプキンの個別包装体を2か月間放置
した後に開封したところ、ナプキンの裏面に形成されて
いる粘着剤層が包装材料に粘着するようなことがなく、
各包装体からの生理用ナプキンの取り出しがスムーズで
あった。
また、包装体から取り出された生理用ナプキンの裏面
に形成されている粘着剤層には、粘着力の低下がなく、
使用に際しての粘着性は十分であった。
「発明の作用,効果」 本発明の生理用ナプキンの個別包装体は、高圧法低密
度ポリエチレン樹脂、線状低密度ポリエチレン樹脂ある
いはポリプロピレン樹脂による厚さ10〜100μmのプラ
スチックフィルムと該プラスチックフィルムの一方の表
面に形成されている離型剤層とからなり、前記離型剤層
が、電子線または紫外線の照射によって硬化したシリコ
ーン樹脂層からなるものであって、該離型剤層がナプキ
ンの裏面の粘着剤層に対しての剥離作用を有する。
したがって本発明の包装材料によって包装されている
生理用ナプキンの個別包装体は、ナプキンの裏面の粘着
剤層に接当させるための剥離用テープが不要である。
また、本発明に用いる生理用ナプキンの個別包装体用
包装材料は、柔軟性、引っ張り強度,耐衝撃性,耐熱
性,表面平滑性等に優れた性質を有するプラスチックフ
ィルム、つまり高圧法低密度ポリエチレン樹脂、線状低
密度ポリエチレン樹脂あるいはポリプロピレン樹脂によ
る厚さ10〜100μmのプラスチックフィルムに、シリコ
ーン樹脂による硬化樹脂層からなる離型剤層を形成して
なるものであり、しかも該離型剤層が電子線または紫外
線による硬化樹脂層からなるものである。
したがって、柔軟性、引っ張り強度,耐衝撃性,耐熱
性,表面平滑性等に優れた性質を有するプラスチックフ
ィルムの性質が生かされたままになっており、つまり柔
軟性、引っ張り強度,耐衝撃性,耐熱性,表面平滑性等
に優れたプラスチックフィルムが、熱硬化型シリコーン
樹脂による塗工剤を利用したときのような熱によるダメ
ージを受けておらず、しかも十分に架橋した硬化樹脂層
からなる離型剤層を具備するものになる。
このために、低分子量のシリコーンがシリコーン樹脂
層中に存在することのない硬化樹脂層からなる離型剤層
になるため、該樹脂層の剥離性能が時間の経過にしたが
って低下するようなことがなく、しかも前記硬化樹脂層
からなる離型剤層がナプキンの裏面に形成されている粘
着剤層の粘着力を低下させることがなく、高品質のもの
になる。
本発明の生理用ナプキンの個別包装体の製造方法は、
高圧法低密度ポリエチレン樹脂、線状低密度ポリエチレ
ン樹脂あるいはポリプロピレン樹脂による厚さ10〜100
μmのプラスチックフィルムの一方の表面に、電子線ま
たは紫外線硬化型シリコーン樹脂による塗工剤を塗布し
た後、電子線または紫外線を照射するものであり、前述
の作用を奏する個別包装体を得るのに必要な包装材料
を、容易、かつ、確実に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に用いる生理用ナプキンの個別包装体用
包装材料の1例を示す平面図、第2図〜第3図は第1図
に示される生理用ナプキンの個別包装体用包装材料に裁
断される前の包装材を示すものであり、第2図はその模
型断面図、第3図は平面図、第4図は本発明の生理用ナ
プキンの個別包装体用包装材料におけるプラスチックフ
ィルムと該フィルムに形成される離型剤層との位置関係
の1例を示す平面図である。 1……生理用ナプキンの個別包装体用包装材料、 2……高圧法低密度ポリエチレン樹脂、線状低密度ポリ
エチレン樹脂あるいはポリプロピレン樹脂による厚さ10
〜100μmのプラスチックフィルム 3……電子線または紫外線の照射によって硬化されてい
るシリコーン樹脂層からなる離型剤層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61F 13/15 C08J 7/04 B05D 7/00 - 7/04 B32B 27/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高圧法低密度ポリエチレン樹脂、線状低密
    度ポリエチレン樹脂あるいはポリプロピレン樹脂による
    厚さ10〜100μmのプラスチックフィルムと各プラスチ
    ックフィルムの一方の表面に形成されている離型剤層と
    からなり、前記離型剤層が、電子線または紫外線の照射
    によって硬化したシリコーン樹脂層からなり、更に前記
    シリコーン樹脂層と生理用ナプキンの裏面に形成されて
    いる粘着剤層に接当させ包装していることを特徴とする
    生理用ナプキンの個別包装体。
  2. 【請求項2】離型剤層がプラスチックフィルム面に対し
    て部分的に形成されている特許請求の範囲第1項記載の
    生理用ナプキンの個別包装体。
  3. 【請求項3】高圧法低密度ポリエチレン樹脂、線状低密
    度ポリエチレン樹脂あるいはポリプロピレン樹脂による
    厚さ10〜100μmのプラスチックフィルムの一方の表面
    に、電子線または紫外線硬化型シリコーン樹脂による塗
    工剤を塗布した後、電子線または紫外線を照射し硬化さ
    せ、硬化したシリコーン樹脂層に生理用ナプキンの裏面
    に形成されている粘着剤層を接当させ包装していること
    を特徴とする生理用ナプキンの個別包装体の製造方法。
  4. 【請求項4】プラスチックフィルムの一方の表面に、電
    子線または紫外線硬化型シリコーン樹脂による塗工剤を
    部分的に塗布する特許請求の範囲第3項記載の生理用ナ
    プキンの個別包装体用包装材料の製造方法。
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