JP3771290B2 - 吸収性物品 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、吸収性物品に係り、特に、衛生的にショーツ等に貼着することができる生理用ナプキンやおりものシートに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、例えば生理用ナプキン(以下、単にナプキンともいう。)は、製造したナプキンを三つ折りまたは四つ折りし、フィルムまたは紙よりなる個装袋に一つづつ入れて市場に提供されていた。使用者がこのナプキンを使用する場合は、個装袋からナプキンを取り出し、非使用面をショーツ等の内面に貼着し、使用している。
【0003】
このナプキンの非使用面には、ショーツにナプキンを貼着するため、たとえば粘着剤が塗布されており、出荷段階では、粘着剤の粘着力が低下しないように、たとえば離型処理した剥離紙が仮着されている。なお、本明細書において「仮着」とは、粘着手段に対して、その粘着力を低下させない状態で貼着されていることをいう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、この種の生理用ナプキンにおいては、人体の局部に直接触れながら使用されるものであるため、衛生的であることが要求される。ところが、従来より市場に提供されている生理用ナプキンの場合には、通常、ナプキンの使用面を手で押しつけて、ナプキンをショーツに貼着せざるを得ないものであった。人間の手には数多くの雑菌が付着しているため、このような手でナプキンの使用面に触れることは衛生上、非常に好ましくないことである。
【0005】
たとえば、極力ナプキンの使用面に触らずに、ナプキンをショーツに取り付けようとすると、ナプキンの周囲しか触れることができなくなり、ショーツにナプキンを完全に貼着することが困難となる。また、たとえばテッシュ、トイレットペーパー等を間に介してナプキンを押し付けショーツに貼着することも考えられるが、その場合に、テッシュ等を取り出したり、それをずれないようにナプキンの使用面に当てたりする作業が煩雑となり、実用的でない。
【0006】
他方、従来、使用者は、ナプキンをショーツに貼着する際、まず個装袋からナプキンを取り出し、続いて剥離紙を剥がし、その後ショーツに貼着するという段階を経てナプキンを取り付けていたため、これら一連の作業に大変手間がかかるという問題もある。
【0007】
この問題に対して、たとえば特表平5−507427号公報において開示されているナプキンがある。このナプキンは、個装袋に入れる代わりに、フィルムシートと一体化させて包装したものである。具体的に説明すると、ナプキンの非使用面に粘着されている剥離紙に、このナプキンよりもひと回り大きいフィルムシートを貼着し、ナプキンの使用面を内側として長手方向に三つ折りに畳み、そしてナプキンを内包するフィルムシートの両側縁をヒートシールするとともに、フィルムシートの長手方向先端を粘着テープによって粘着して、ナプキンが外気と接触するのを避けるようにしたものである。
【0008】
かかるナプキンを使用する場合、使用者は、まず先端の粘着テープを剥がし、続いてヒートシール部を剥がす。そして、三つ折りされているナプキンを開き、その後フィルムシートをナプキンより剥がす。すると同時に剥離紙も剥がれ、そのままショーツに貼着することができる。したがって、使用者においては、ナプキンを個装袋から取り出す分の手間が省かれることとなる。
【0009】
しかし、この生理用ナプキンにおいて、上記した衛生面に関する問題については何ら言及されていない。
【0010】
そこで、本発明の第1の課題は、吸収性物品の使用面に直接触れずに、吸収性物品をショーツに対し圧着固定することができ衛生的である吸収性物品を提供すること、第2の課題は、同時に包装の便宜を図り、取り出しからショーツに対する固定までの一連の作業を簡略できる吸収性物品を提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決した、請求項1記載の発明は、
ショーツに貼着するためのズレ止め用粘着手段を非使用面に有する吸収性物品本体と、この吸収性物品本体の使用面を実質的に覆う表面カバーシートとを備え、
前記吸収性物品本体が前記表面カバーシートとともに、前記表面カバーシートが外側となるようにかつズレ止め用粘着手段と対面するように長手方向に折り畳まれ、この折り畳み状態において前記表面カバーシートの前記ズレ止め用粘着手段と対面する部位に、前記ズレ止め用粘着手段を覆う剥離紙が仮着されていることを特徴とする吸収性物品である。
【0012】
請求項2記載の発明は、ショーツに貼着するためのズレ止め用粘着手段を非使用面に有する吸収性物品本体と、この吸収性物品本体の使用面を実質的に覆う表面カバーシートとを備え、
前記吸収性物品本体が前記表面カバーシートとともに、前記表面カバーシートが外側となるようにかつズレ止め用粘着手段と対面するように長手方向に折り畳まれ、この折り畳み状態において前記表面カバーシートの前記ズレ止め用粘着手段と当接する部位が離型処理されていることを特徴とする吸収性物品である。
【0013】
なお、剥離紙等の配置パターンとしては、たとえば、吸収性物品が長手方向に3つ折り状態で折り畳まれ、非使用面側において中央部分を含むほぼ2/3領域に剥離紙が仮着または離型処理が施されている態様、吸収性物品が長手方向に3つ折り状態で折り畳まれ、非使用面側において中央部分のほぼ1/3領域に剥離紙が仮着または離型処理が施されているとともに、3つ折りされた吸収性物品の外側の折り畳み片が重なる表面カバーシート上に剥離紙が仮着または離型処理が施されている態様等、適宜のパターンとすることができる。
【0014】
請求項3記載の発明は、折り畳み状態において前記表面カバーシートの両側縁相互がヒートシール接合されている請求項1または2記載の吸収性物品である。
【0015】
請求項4記載の発明は、表面カバーシートの長手方向の一端部に粘着テープが設けられ、この粘着テープが折り畳み状態において対面する表面カバーシートに接着されている請求項1〜3の何れか1項に記載の吸収性物品である。
【0016】
請求項5記載の発明は、ショーツに貼着するためのズレ止め用粘着手段を非使用面に有する吸収性物品本体と、この吸収性物品本体の使用面を実質的に覆う表面カバーシートと、前記吸収性物品本体の非使用面側に位置し前記ズレ止め用粘着手段を覆う剥離性の裏面カバーシートとを備え、
前記表面カバーシートが、前記吸収性物品本体の使用面側の長手方向一端部に仮止めされていることを特徴とする吸収性物品である。
【0017】
請求項6記載の発明は、前記表面カバーシートが、ホットメルト接着剤によって点で、吸収性物品本体の使用面側の長手方向一端部に、仮止めされている請求項5記載の吸収性物品である。
【0018】
請求項7記載の発明は、前記表面カバーシートと裏面カバーシートとがそれらの長手方向の少なくとも一端において接着せしめられていない請求項5または6記載の吸収性物品である。
【0019】
請求項8記載の発明は、裏面カバーシートと表面カバーシートとが長手方向両側縁においてヒートシール接合され、両カバーシートにより吸収性物品本体の包装がなされているとともに、その包装状態で長手方向に折り畳まれている請求項5〜7の何れか1項に記載の吸収性物品である。
【0020】
請求項9記載の発明は、前記吸収性物品本体が前記表面カバーシートおよび裏面カバーシートとともに、前記表面カバーシートが外側となるようにして長手方向に折り畳まれ、この折り畳み状態において前記裏面カバーシートと前記表面カバーシートとの両側縁がヒートシール接合されている請求項5〜7の何れか1項に記載の吸収性物品である。
【0021】
請求項10記載の発明は、吸収性物品本体の非使用面側から長手方向端部の一辺を巡って使用面側に至る1枚のカバーシートによって、前記表面カバーシートおよび裏面カバーシートが構成されている請求項5〜9の何れか1項に記載の吸収性物品である。
【0022】
なお、本発明に係る吸収性物品は、非使用面側にズレ止め用粘着手段が形成された吸収性物品において、この吸収性物品の使用面側に、その一部が吸収性物品本体に仮止めされた状態で、この吸収性物品を実質的に覆う表面カバーシートが設けられている形態を含む。
【0023】
【作用】
本発明においては、吸収性物品の使用面側に、その一部が吸収性物品本体に仮止めされた状態で、ほぼこの吸収性物品の使用面を実質的に覆う表面カバーシートが設けられている。
【0024】
したがって、吸収性物品をショーツに取り付ける際に、この表面カバーシートを介して吸収性物品をショーツに押し付けることができるため、使用面に直接手を触れることなく、したがって衛生的に吸収性物品をショーツに取り付けることができる。
【0025】
また、包装に当たっては、前記表面カバーシートを包装シートとして包装を行う。具体的には、吸収性物品を、前記表面カバーシートを外側として長手方向に折り畳み、折り畳み後に前記表面カバーシートの両側縁をヒートシール接合する。したがって、別途個装体を用意することなく、吸収性物品を個装することができる。この場合、最も単純には非使用面のズレ止め用粘着手段の全面を剥離紙で覆うのであるが、しかもその態様によっては、剥離紙の節約を図ることもできる。
【0026】
また、本発明においては、前記表面カバーシートの他に、非使用面側の剥離紙に接着されて表面カバーシートとほぼ等大の裏面カバーシートを設ける。この場合も、前記発明の場合と同様に、吸収性物品の使用面に触ることなく、前記表面カバーシートの上から押し付けることにより、衛生的にショーツに圧着固定することができる。また、包装に当たっては、その長手方向側縁に沿ってヒートシール接合し、その後に折り畳んだり、あるいは折り畳んだ後に、裏面カバーシートと前記表面カバーシートとの両側縁をヒートシール接合することにより、簡単に包装することができる。
【0027】
これらの場合、剥離紙を設けることなく離型性の裏面カバーシートを直接ズレ止め用粘着手段に仮着させれば、機能を失うことなく、吸収性物品の製造工程を簡略化することができるとともに、コストを低減させることもできる。
【0028】
また、一枚のカバーシートを非使用面から使用面まで回して、このカバーシートによって裏面カバーシートおよび表面カバーシートを形成するようにすれば、表面カバーシートと裏面カバーシートとを接着する必要がなくなるため、製造工程を簡略化することができるとともに、コストを低減させることもできる。
【0029】
【実施例】
以下、本発明を生理用ナプキンを実施例にして、具体的に説明する。
<実施例1>
まず、本第1発明に係る生理用ナプキンについて説明する。図1は本第1発明に係るナプキンの斜視図、図2はそのII−II線矢視図である。
ナプキン本体1は、使用面を構成する透液性のトップシート11と、非使用面を構成する不透液性のバックシート12と、トップシート11とバックシート12との間に設けられた吸収体13とから構成され、トップシート11とバックシート12の四周部14は、ヒートシール接合されている。
【0030】
トップシート11の表側には、ほぼ生理用ナプキン本体1を実質的に覆う表面カバーシート2が、トップシート11の端部にホットメルト接着剤20により点付けされて設けられている。一方、バックシート12の裏側には、ズレ止め用粘着剤3が適宜のパターンにより塗布されており、製品状態では、このズレ止め用粘着剤3に対して剥離紙4が仮着されている。
【0031】
このように構成されているナプキンN1が、表面カバーシート2を外側として長手方向に何重かに折り畳まれ包装されるが、たとえば三つ折りされて包装される場合の例を図3により簡略的に示すと、先ず図3(a) において、表面カバーシート2を下側として展開状態にあるナプキンN1の後端部15を、図3(b) のように非使用面を向かい合わせて点線に沿って折り畳む。そして、後端部15の非使用面と中央部16の非使用面とが図3(c) のように密着した後、前端部17をやはり非使用面側から点線に沿って折り畳む。図4(d) に示すように、前端部17の非使用面が、後端部15に設けられている表面カバーシートと密着したならば、粘着テープTによって接着する。その後、図4に示されるように折り畳方向の両側部分21、21がヒートシールされて、ナプキンN1が個装された状態となる。
【0032】
なお、上記の実施例においては、ズレ止め用粘着剤3の全面を剥離紙4によって覆っているが、この剥離紙またはこの剥離紙に代えた離型処理の配置パターンとして種々の形態が考えられる。先ず、図5に示される例は、生理用ナプキンN1が長手方向に3つ折り状態で折り畳まれる場合に、非使用面側において中央部分を含むほぼ2/3領域に両面離型紙23が仮着されているパターンであり、最初に折り畳まれる後端部15のズレ止め用粘着剤3が剥離紙23の中央部に面接するため、後端部15部分の剥離紙を省略することができる。また、図6および図7に示される例は、非使用面側において中央部分のほぼ1/3領域に両面離型紙24が仮着されているとともに、表面カバーシート2の後端部15部分に離型紙25を設けたパターンであり、最初に折り畳まれる後端部15のズレ止め用粘着剤3が離型紙24の表面に面接するため、後端部15部分の剥離紙を省略することができ、次いで折り畳まれる前端部17のズレ止め用粘着剤3が後端部15の表面カバーシート2部に接着された離型紙25に面接するため、前端部17部分の剥離紙を省略することができる。この場合、表面カバーシート2として、離型性のシートを用いれば、前記離型紙25については省略することができる。
【0033】
さらには、表面カバーシート2は、ホットメルト接着剤20によって点付けされているが、適宜他の接着手段を用いてもよく、また使用面を傷めない範囲で、接着位置を適宜変更、増加することもできる。
【0034】
<実施例2>
次に、本第2発明に係る生理用ナプキンの実施例について説明する。
図8に本実施例に係る生理用ナプキンの斜視図を示し、図9にそのIX−IX線断面図を示す。なお、本第1発明と同一の機能を有するものについては、同一の番号を付することとし、かつその説明を一部省略する。
【0035】
本実施例においては、実施例1と同様に、生理用ナプキンN2のバックシート12の裏面に、ズレ止め用粘着剤3が塗布され、それを完全に覆う剥離紙4が仮着されている。また、本体1の表面側には、表面カバーシート2が設けられている。そして、本実施例においては、その剥離紙4を完全に覆う裏面カバーシート5がホットメルト型固着剤6によって剥離紙4に固着されている。したがって、本実施例に係る生理用ナプキンN2の場合、使用者は、使用前に裏面カバーシート5を剥がすと同時に剥離紙4も剥がすことができる。
【0036】
さらに、本実施例においては、裏面カバーシート5と表面カバーシート2とが、その長手方向両側7、7および長手方向の一方側端部8においてヒートシール接合されている。このため、これをたとえば図3に示す手順に従い長手方向に三つ折りとして折り畳み、最終的に先端部を粘着テープTで貼着することによって、図10に示すように個装されるので、別途個装体を容易することなくナプキンN2を個装することができる。
【0037】
なお、本実施例においては、使用面を内側として折り畳むことも、非使用面を内側として折り畳むことも可能である。また、剥離紙4を設けることなく、非使用面に塗布されているズレ止め用粘着剤3に直接裏面カバーシート5を仮着することも可能である。このようにすると、剥離紙4を設ける必要がない分、製造工程を短縮でき、またコスト低減を図ることもできる。この場合、裏面カバーシート5において、少なくともズレ止め用粘着剤3と仮着される位置は、たとえば離形処理する等して、仮着できる状態としておく必要がある。
【0038】
さらには、1枚のカバーシートを長手方向端部を巡らせて非使用面側から使用面側まで回して、裏面カバーシート5と表面カバーシート2とを兼ねることもできる。そうすれば、裏面カバーシート5と表面カバーシート2とを長手方向端部で接着する必要がなくなるため、製造工程を短縮できるとともに、コスト低減を図ることができる。
【0039】
<実施例3>
続いて、本第3発明に係る生理用ナプキンの実施例について説明する。
図11に本実施例に係る生理用ナプキンN3の斜視図を示し、図12にそのXII − XII線矢視図を示す。なお、本第2実施例同様、本第1発明と同一の機能を有するものについては、同一の番号を付することとし、かつその説明を一部省略する。
【0040】
本実施例においても、実施例1、実施例2と同様に、生理用ナプキンN3のバックシート12の裏面に、ズレ止め用粘着剤3が塗布され、それを完全に覆う剥離紙4が仮着されている。また、本体1の表面側には、表面カバーシート2が設けられている。そして、本実施例においては、実施例2と同様に剥離紙4を完全に覆う裏面カバーシート5が剥離紙4に固着されている。したがって、本実施例に係る生理用ナプキンN3の場合、使用者は、使用前に裏面カバーシート5を剥がすと同時に剥離紙4も剥がすことができる。
【0041】
さらに、本実施例においては、表面カバーシート2と裏面カバーシート5とが長手方向一方側端部8においてのみ、ヒートシール接合されており、これを長手方向に三つ折りし、折り畳んだ後に、図13に示すように折り畳み方向両側7、7をヒートシール接合するとともに、先端部を粘着テープTによって貼着することにより、別途個装体を設けることなく、ナプキン本体N3を個装することができる。この場合、シートシール接合に代えて、他の適宜の接着手段を用いることもできる。
【0042】
なお、剥離紙4を設けることなく、非使用面に塗布されているズレ止め用粘着剤3に直接、離型性の裏面カバーシート5を仮着することも可能である。このようにすると、剥離紙4を設ける必要がない分、製造工程を短縮でき、またコスト低減を図ることもできる。この場合、裏面カバーシート5において、少なくともズレ止め用粘着剤3と仮着される位置は、たとえば離型処理するなどして、仮着できる状態としておく必要がある。
【0043】
さらには、1枚のカバーシートを長手方向端部を巡らせて非使用面側から使用面側まで回して、裏面カバーシート5と表面カバーシート2とを兼ねることもできる。他方、上記各実施例において、ズレ止め用粘着手段として、ズレ止め用粘着剤を用いるが、たとえばズレ止め用粘着テープ等他の粘着手段を用いることができることはいうまでもない。
【0044】
【発明の効果】
以上詳説のとおり、本発明によれば、吸収性物品の使用面に直接触らずに、吸収性物品をショーツに対し圧着固定することができ衛生的となる。また、表面カバーシートを包装シートとして利用して吸収性物品を包装するため、別途個装袋を用意する必要がないとともに、製品状態から展開させるだけで、使用可能な状態となり、取り出しからショーツに対する固定までの一連の作業を簡略できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本第1発明に係るナプキンの斜視図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】本第1発明に係るナプキンの折り畳み工程を示す工程図である。
【図4】その個装時の斜視図である。
【図5】本第1発明に係るナプキンの背面剥離紙の配設パターンの例である。
【図6】本第1発明に係るナプキンの背面剥離紙の配設パターンの他の例である。
【図7】図6のVII−VII線断面図である。
【図8】本第2発明に係るナプキンの斜視図である。
【図9】図8のIX−IX線断面図である。
【図10】その個装時の斜視図である。
【図11】本第3発明に係るナプキンの斜視図である。
【図12】図11のXII −XII 線断面図である。
【図13】その個装時の斜視図である。
【符号の説明】
1…ナプキン本体、2…表面カバーシート、3…ズレ止め用粘着剤、4…剥離紙、23・24…離型紙、5…裏面カバーシート、N1・N2・N3…ナプキン、T…粘着テープ。
Claims (10)
- ショーツに貼着するためのズレ止め用粘着手段を非使用面に有する吸収性物品本体と、この吸収性物品本体の使用面を実質的に覆う表面カバーシートとを備え、
前記吸収性物品本体が前記表面カバーシートとともに、前記表面カバーシートが外側となるようにかつズレ止め用粘着手段と対面するように長手方向に折り畳まれ、この折り畳み状態において前記表面カバーシートの前記ズレ止め用粘着手段と対面する部位に、前記ズレ止め用粘着手段を覆う剥離紙が仮着されていることを特徴とする吸収性物品。 - ショーツに貼着するためのズレ止め用粘着手段を非使用面に有する吸収性物品本体と、この吸収性物品本体の使用面を実質的に覆う表面カバーシートとを備え、
前記吸収性物品本体が前記表面カバーシートとともに、前記表面カバーシートが外側となるようかつズレ止め用粘着手段と対面するように長手方向に折り畳まれ、この折り畳み状態において前記表面カバーシートの前記ズレ止め用粘着手段と当接する部位が離型処理されていることを特徴とする吸収性物品。 - 折り畳み状態において前記表面カバーシートの両側縁相互がヒートシール接合されている請求項1または2記載の吸収性物品。
- 表面カバーシートの長手方向の一端部に粘着テープが設けられ、この粘着テープが折り畳み状態において対面する表面カバーシートに接着されている請求項1〜3の何れか1項に記載の吸収性物品。
- ショーツに貼着するためのズレ止め用粘着手段を非使用面に有する吸収性物品本体と、この吸収性物品本体の使用面を実質的に覆う表面カバーシートと、前記吸収性物品本体の非使用面側に位置し前記ズレ止め用粘着手段を覆う剥離性の裏面カバーシートとを備え、
前記表面カバーシートが、前記吸収性物品本体の使用面側の長手方向一端部に仮止めされていることを特徴とする吸収性物品。 - 前記表面カバーシートが、ホットメルト接着剤によって点で、吸収性物品本体の使用面側の長手方向一端部に、仮止めされている請求項5記載の吸収性物品。
- 前記表面カバーシートと裏面カバーシートとがそれらの長手方向の少なくとも一端において接着せしめられていない請求項5または6記載の吸収性物品。
- 裏面カバーシートと表面カバーシートとが長手方向両側縁においてヒートシール接合され、両カバーシートにより吸収性物品本体の包装がなされているとともに、その包装状態で長手方向に折り畳まれている請求項5〜7の何れか1項に記載の吸収性物品。
- 前記吸収性物品本体が前記表面カバーシートおよび裏面カバーシートとともに、前記表面カバーシートが外側となるようにして長手方向に折り畳まれ、この折り畳み状態において前記裏面カバーシートと前記表面カバーシートとの両側縁がヒートシール接合されている請求項5〜7の何れか1項に記載の吸収性物品。
- 吸収性物品本体の非使用面側から長手方向端部の一辺を巡って使用面側に至る1枚のカバーシートによって、前記表面カバーシートおよび裏面カバーシートが構成されている請求項5〜9の何れか1項に記載の吸収性物品。
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