JPH03286761A

JPH03286761A - 吸収性物品の製造方法

Info

Publication number: JPH03286761A
Application number: JP2088948A
Authority: JP
Inventors: Kenji Ando; 賢治安藤
Original assignee: Kao Corp
Current assignee: Kao Corp
Priority date: 1990-04-03
Filing date: 1990-04-03
Publication date: 1991-12-17

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、使い捨ておむつ、失禁パッド、生理用品等の
排泄物等の体液を吸収する吸収性物品の製造方法、更に
詳しくは、伸縮自在に取り付けられた弾性部材を有する
吸収性物品の製造方法に関する。

〔従来の技術〕

吸収性物品（以下、「使い捨ておむっ」で代表する）は
、排泄物を漏れにくくするために、着用者の股下部分に
密着するように使い捨ておむつの長手方向の両側縁部に
沿って予め弾性部材を張設して両側縁部にギヤザーを設
けであるものが多い。

このような使い捨ておむつの従来の製造方法、特に、使
い捨ておむつの股下部分にギヤザー用の弾性部材を取り
付ける従来の方法としては、例えば、特公昭５７−２６
２１９号公報、特開昭５６−６８１０１号公報、特開昭
５８−１７４６０３号公報、特開昭５８−１．８４０２
号公報、特開昭６３−２０９９３６号公報、特開平１−
８１８４号公報等において種々提案されている。

特公昭５７−２６２１９号公報に記載の方法は、伸長し
た弾性部材に接着剤を間欠的に塗布して弾性部材をシー
トに接着する方法であり、また、特開昭５６−６８１０
１号公報に記載の方法は、弾性部材を被着体に貼着する
前に弾性部材を延伸・弛緩することによって特公昭５７
−２６２１９号公報に記載の方法によって配置された弾
性部材の欠点である長平方向両端部において接着剤の塗
布されてない部分に形威される開口を塞ぐようにしたも
のである。上記開口は、股下部分において排泄されたも
のがこの開口を伝ってウェスト部分からの漏れを誘発す
るため、このような開口に対して従来から種々の対策が
採られてきた。例えば、特開昭５８−１７４６０３号公
報に記載の方法は、伸長した弾性部材をバキューム保持
して切断した後、被着体に貼着するようにしたものであ
り、また、特開昭５８−１８４０２号公報に記載の方法
は、非接着領域に位置する弾性部材を被着体と分離した
あと接着部の端部近傍において被接着領域を切断除去す
るようにしたものである。また、特開昭６３−２０９９
３６号公報に記載の方法は、ドラム内が吸気されるバキ
ュームドラム上で弾性部材の接着が行われ、伸長状態で
供給された弾性体を引き剥し装置と切断装置によって間
欠的に被着体に貼着するようにしたものであり、また、
特開平１−８１８４号公報に記載の方法は、リンク機構
を利用して弾性部材を間欠的に被着体に貼着するように
したものである。

〔発明が解決しようとする課題］しかしながら、特開昭５６−６８１０１号公報、特開昭
５８−１７４６０３号公報、特開平１−８１８４号公報
に記載の方法は、弾性部材を貼着する工程で弾性部材が
被着体に完全に接着されないうちに次工程へと進んでし
まい弾性部材に所期の伸長率を簡単に得させることがで
きないという課題があった。また、特開昭５８−１８４
０２号公報、特開昭６３−２０９９３６号公報に記載の
方法は、いずれも装置が非常に複雑で高速生産性を著し
く阻害するという課題があった。

また、特開平２−２６５５４号公報では、Ｓ字状に連続
的に切断する方法が記載されているが、Ｓ字状に連続切
断する方法は、技術的に高い雛度が要求され、しかも切
断後に得られた非透水性シートのハンドリングに課題が
あった。

従って、本発明の目的は、ギヤザー用の弾性部材を連続
的且つ高速に取り付けることができると共にギヤザーに
おける防漏性に優れた吸収性物品を製造することができ
る使い捨ておむつを提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明者は、従来の使い捨ておむつの製造方法、特に股
下領域におけるギヤザー用の弾性部材の取り付は方法に
ついて種々検討した結果、特定の複合弾性シートを作っ
た後、該複合弾性シートの取り付けに特定の工夫を凝ら
すことによって上記目的を達成し得ることを知見した。

本発明は、上記知見に基づいてなされてもので、シート
部材と伸長状態の弾性部材とを連続的に搬送する間に、
該弾性部材の搬送方向を周期的に変位させて上記シート
部材の幅方向の中心を基準にした一側位置と他側位置に
上記弾性部材を接着して複合弾性シートを形威し、その
後、該複合弾性シートを連続的に搬送する間に、該複合
弾性シートを幅方向の中心部で直線形状に切断して２条
の複合弾性シート条に分割し、次いで、各複合弾性ノー
ト条間の位相をずらしてそれぞれの多数の弾性部材をそ
れぞれ実質的に互いに対向させた後、各複合弾性シート
条を吸収性物品の搬送方向両側縁にそれぞれ取り付ける
ことを特徴とする吸収性物品の製造方法を提供するもの
である。

〔作用）本発明の使い捨ておむつの製造方法によれば、ソート部
材と伸長状態の弾性部材とを連続的に搬送する間に、該
弾性部材を該シート部材に接着して複合弾性ソートを形
威し、該複合弾性シートを連続的に搬送する間に、該複
合弾性シートを幅方向の中心部で直線形状に切断して２
条の複合弾性シート条に分割し、次いで、各複合弾性シ
ート条間の位相をずらしてそれぞれ多数の弾性部材をそ
れぞれ実質的に対向させるだけで複合弾性シート条を吸
収性物品の両側縁にそれぞれ連続的且つ高速に取り付け
ることができる。

〔実施例〕

以下、第１図〜第８図に示す実施例に基づいて本発明を
説明する。尚、各図中、第１図は本発明の吸収性物品の
製造方法によって製造された吸収性物品の一側である使
い捨ておむつの表面側を示す平面図、第２図は第１図の
■−■線断面図、第３図は本発明の吸収性物品の製造方
法の好ましい一実施態様に用いられる製造装置を示す構
成図、第４図は第１図に示す使い捨ておむつに用いられ
る複合弾性シートの一部を示す平面図、第５図は第４図
に示す複合弾性シートが幅方向の中心に従って切断され
た複合弾性シート条を示す平面図、第６図は第５図に示
す２条の複合弾性シート条を置き換えた状態を示す平面
図、第７図は製造過程にある使い捨ておむつに第６図に
示す複合弾性シート条を取り付けた状態を示す平面図、
第８図は本発明の吸収性物品の製造方法の好ましい他の
実施ｎ欅によって製造された他の使い捨ておむつを示す
第２図相当図である。

まず、本発明方法によって製造される吸収性物品（以下
、「使い捨ておむつ」で代表する）ｌについて説明する
。

本使い捨ておむつｌは、第１図、第２図に示す如く、液
透過性の表面ノート２と、液不透過性の裏面シート３と
、これら両シート２．３の間に位置する吸収体４とを備
えて構成され、上記表面シート２及び裏面シート３はそ
れぞれ上記吸収体４の周縁部から外方へ延出してサイド
フラップ部５゜５及びウェストフラップ部６．６を形成
し、更にサイドフラップ部５．５の股下部分に凹欠部５
Ａ、５Ａが形成されて股下部分にフィツトするように構
成さている。また、上記左右のサイドフラップ部５．５
には、上記ウェストフラップ部６．６の間を連絡するよ
うに液不透過性のシート部材７゜７が上記表面シート２
に被覆され、更に、シート部材７．７と表面シート２と
の間の股下部分にはサイドフラップ部５．５の凹欠部５
Ａ、５Ａに沿わせた糸状の弾性部材８が３本ずつ張設さ
れ、これらの弾性部材８によってレッグギヤザーを形成
するように構成されている。また、図示してないがウェ
ストフラップ部６．６にも弾性部材が張設されウェスト
ギヤザーを形成するようになされている。

尚、９は後方のウェストフラップ部６の左右両端に取り
付けられたテープファスナー等からなる止着材で、本使
い捨ておむつ１を着用する際に、前方のウェストフラッ
プ部６の前面に止着するようになされている。

而して、使い捨ておむつｌに用いられるトップシート２
は、液体を吸収体４へ透過させる液透過性シートで肌着
に近い感触を有したものが好ましく、このような液ｉ！
Ｓ遇性シートとしては、例えば、織布、不織布、多孔性
フィルム等が好ましい。また、トップシート２のサイド
フラップ部５．５の周縁にシリコン系油剤、パラフィン
ワックス等の疎水性化合物を塗布する方法や、予めアル
キルリン酸エステルのような親水性化合物を塗布し、周
縁を温水で洗浄する方法により、撥水処理を施し、サイ
ドフラップ部５．５周縁における尿等の滲みによる漏れ
を防止することができる。

また、使い捨ておむつｌに用いられるバックシト３は、
液体を透過させない液不透過性で蒸気を透過させる透湿
性のある液不透過性シートが好ましく、肌着に近い感触
を有したものがより好ましい。このような液不透過性シ
ートとしては、例えば、フィルムと織布との複合材ある
いはフィルムと不織布との複合材等が好ましい。

本使い捨ておむつ１に用いられる吸収体４は、解繊バル
ブを主材とした高分子吸水ポリマーを併用したものが好
ましく、また、熱可塑性樹脂とセルロース繊維と高分子
吸水ポリマーに熱処理したものが好ましい。

本使い捨ておむつｌに用いられる弾性部材８は、天然ゴ
ム、ポリウレタン、発泡ポリウレタン等の弾性材料が好
ましく、糸状、帯状のいずれであってもよく、また水等
に濡れて伸縮性を発現する糸等であってもよい。

次に、本発明方法の一実施態様を本使い捨ておむつ１を
製造する装置と共に第３図〜第７図に基づいて説明する
。

本発明方法を実施する際に好ましく用いられる製造装置
１００は、第３図に示す如く、本使い捨ておむつ１の各
構成部材を巻き出し装置によって連続的に巻き出し、搬
送する過程でそれぞれ適宜切断しなから各構成部材を組
み付けて最終製品である使い捨ておむつ１を製造するよ
うに各種装置を備えて構成されている。

即ち、上流側には、前工程で製造された吸収体４を受は
取る第１コンベア１０１が配設され、第１コンベア１０
１て受は取った吸収体４をその下流側に配設された第２
コンベア１０２へ引き渡すように構成されている。また
、これら両コンベア１０１．１０２の間には、第１コン
ベア１０１から第２コンベア１０２へ搬送する間に帯状
の吸収体４を使い捨ておむつ１の寸法に切断するロール
カッタ１０３が配設されている。また、これら両コンベ
ア１０１．１０２の下方には、裏面シート３を巻き出す
巻き出し装置１０４と、巻き出し装置１０４から巻き出
された裏面シート３をビンチロール１０５を介して外周
面に接触させた状魅で搬送する大径ロール１０６とがそ
れぞれ配設されており、大径ロール１０６によって搬送
される裏面シート３をコンヘア１０２によって搬送され
る吸収体４に合流して重合させるように構成されている
。また、ピンチロール１０５と第２コンヘア１０２との
中間には、ホットメルト型接着剤を噴霧する塗布ガン等
の塗布装置（以下同様）１０７が配設され、大径ロール
１０６で搬送される裏面シート３に上記接着剤を塗布し
て吸収体４に裏面シート３を合流点で接着させるように
構成されている。また、裏面シート３と吸収体４との合
流点の上方には、表面シート２を巻き出す巻き出し装置
１０８と、巻き出し装置１０Ｂによって巻き出された表
面シート２にホシートメルト型接着剤を塗布する塗布装
置１０９とがそれぞれ配設され、上記接ｆ荊が塗布され
た表面シート２を上記合流点において第１押圧ロール１
１０によって吸収体４の上面に押圧し、表面シート２と
吸収体４と接着剤が塗布された上記裏面シート３とをそ
れぞれ組み付けて接着し、一体化させて下流側へ搬送す
るように＃Ｉ威されている。

一方、第１コンヘア１０１の上方には、ソート部材７を
巻き出す巻き出し装置１１１と、弾性部材８を巻き出す
巻き出し装置１１２とそれぞれ配設され、それぞれの巻
き出し装置１１１．１１２によって巻き出されたソート
部材７と弾性部材８とがロール１１３において合流して
重合するように構成されている。また、シート部材７の
巻き出し装置１１１とロール１１３との間には、ホット
メルト型接着剤の塗布装Ｗ１１４が配設され、搬送され
るシート部材７に上記接着剤を塗布してシート部材７と
弾性部材８とを合流点で接着させるように構成されてい
る。また、弾性部材８０巻き出し装置１１２とロール１
１３との間、より好ましくはロール１１３の直前には、
弾性部材８をシート部材８の幅方向の中心を基準にした
一側位置と他側位置とを周期的に左右に変位させる変位
装置１１５が配設され、弾性部材８をシート部材７の左
右の側縁へ変位させてこれら両者７．８を接着して第３
図に示す複合弾性シー）２０を形成するように構成され
ている０巻き出し装置１１２から巻き出される弾性部材
８は、常に所定の伸長率を保有した状態で搬送され、こ
のように伸長した状態で上述の如くノート部材７に接着
される。また、ロール１１３の下流側にはスリッタ等−
の切断装置１１６が配設され、複合弾性シート２０の搬
送に従って複合弾性シート２０を幅方向の中心で２条の
複合弾性シート条２１．２１に切断するように構成され
ている（第５図参照）、このスリッター１１６の下流側
には、複合弾性シート条２１．２１を二方向へ分流する
ガイドロール１１７゜１１８がそれぞれ搬送方向におい
て前後して且つ幅方向において左右に離隔して配設され
、各複合弾性シート条２１．２１を第５図矢示方向へ分
離するように構成されている。また、ガイドロール１１
７．１１８の下方で且つ表面シート２を吸収体４へ押圧
する第１押圧ロール１１０の下流側には、ガイドロール
１１７．１１Ｂに対応する第３押圧ロール１１９、第２
押圧ロール１２０が各複合弾性シート条２１．２１の弾
性部材８．８０位相をずらせるように各ガイドロール１
１７．１１８の前後間係を逆にし且つ正面視状態で各複
合弾性ソート条２１．２１を交叉させるようにしてそれ
ぞれ配設され、これらの弾性部材８．８が対向する状態
で吸収体４の各側縁部（左右のサイドフラップ部位Ｗ）
にそれぞれ反対側に入れ替えて位置させて各複合弾性ノ
ート条２１．２１を表面シート２の左右のサイドフラッ
プ部５．５に接着するように槽底されている（第６図、
第７図参照）。

また、第２押圧ロール１２０及び第３押圧ロール１１９
の各上方には、ホ・７トメルト型接着剤を塗布する塗布
装置１２１．１２２がそれぞれ配設され、各複合弾性シ
ート条１２１．１２１の裏面に上記接着剤を塗布し、第
２押圧ロール１２０、第３押圧ロール１１９によって各
複合弾性シート条２１．２１を表面シート２に押圧する
ことによって上述の如く接着するように槽底されている
。

上述した各構成部材を接着して一体化されたものは、更
に下流側において、止着材９．９を所定部位に取りつけ
た後、左右のサイドフラップ部５゜５を切断してそれぞ
れに凹欠部を設け、次いで長さ（第７図中−点鎖線）に
切断して個々の使い捨ておむつ１を製造するように槽底
されている。

尚、本使い捨ておむつ１の長さを１．？Ｊ合連弾性シー
１条２１２１における弾性部材８の長さを１．１及び弾
性部材８の取り付は幅をＷ、弾性部材８における傾斜部
の搬送方向に対する傾斜角をθとすると、これらの間に
は次の関係がある。

１、＝ｌ／２＋ｗｓｅｃＣｘ／２−θ）／２＋ｗｓｅｃ
（π／２−θ）／２以上の様に弾性部材８．８の長さｌ、は、それぞれ路間
−の長さで形威され、略ｆｆｉ／２となる。

しかしながら、該長さｌ、は、次の様な手段をとること
によって任意の長さを選択できる。即ち、傾斜角θを小
さくして複合弾性シート２０の幅方向中心部分を削除し
、その両側の２条を複合弾性シート条２１２１とする。

若しくは弾性部材８の変位を３段階とし、中心部分の弾
性部材８がシート部材７に平行に配置された部分を削除
する等の方法によって取り付は長さｉｌを短くすること
ができ、傾斜角θを極めて小さくして複合弾性シート２
０の幅方向中心部において切断する。若しくは傾斜部に
おける弾性部材８．８の輻Ｗを大きくする等の方法によ
って、取り付は長さ１．を長くすることができる。

また、接着態様としては、接着剤を塗布する上述のＩＪ
ｉｐＪに制限されるものではなく、超音波溶着、熱溶着
による態様もある。

従って、上記製造装置１００を用いた本発明方法の一実
施態様によれば、巻き出し装置１１１゜１１２からシー
ト部材７と伸長状態の弾性部材８とを連続的に巻き出し
て搬送する間に、シート部材７に塗布袋Ｗ１１４によっ
て接着剤を塗布すると共に変位装置１１５によって弾性
部材８の搬送方向を周期的に左右に変位させてロール１
１３において上記シート部材７の幅方向の中心を基準に
した一側位置と他側位置に弾性部材８を接着して複合弾
性シート２０を形威しく第４図参照）、その後、該複合
弾性シート２０を連続的に搬送する間に、該複合弾性シ
ート２０をスリッター１１６によって幅方向の中心部で
直線形状に切断して２条の複合弾性シート条２１．２１
に分割する（第５図参照）。分割後、一方の複合弾性ノ
ート条２１がガイドロール１１７及び第３押圧ロール１
１９を、他方の複合弾性シート条２１がガイドロール１
１Ｂ及び第２押圧ロール１２０を通過する間に、一方の
複合弾性シート条２１と他方の複合弾性シート条２１と
が交叉して、互いに場所を入れ替えて一方の複合弾性ノ
ート条２１が他方の側縁に、他方の複合弾性シート条２
１が一方の側縁に位置させる（第６図参照）と共に各複
合弾性シート条２１．２１に塗布装置１２２．１２１に
よって接着剤を塗布し、その状態で分割された各複合弾
性シート条２１．２１間の位相を半周期骨ずらし、それ
ぞれの弾性部材８．８を実質的に互いに対向する位置に
なるように配置した後、第２押圧ロール１２０、第３押
圧ロール１１９によって各複合弾性シート条２１．２１
を使い捨ておむつ１の半製品のウェストフラップ部５．
５にそれぞれ接着させて取り付ける。更に、次工程でこ
の半製品に止着材９．９を取り付け、次いで、左右のサ
イドフラップ部５．５を切断してそれぞれに凹欠部５Ａ
、５Ａを設けた後、所定の長さ（第７図中−点鎖線）に
切断して個々の使い捨ておむつｌを製造する。

以上本発明方法の一実施１！様によれば、簡素なｉｔ威
を有する製造装置１００によって、使い捨ておむつ１の
左右のサイドフラップ部５．５にレッグギヤザー用の弾
性部材８．８及び横漏れ防止用のシート部材７．７から
なる複合弾性シート条２１．２１を連続的且つ高速に取
り付けることができ、レッグギヤザーにおける防漏性に
優れた使い捨ておむつ１を製造することができる。また
、凹欠部５Ａ、５Ａに沿って弾性部材８．８を容易に配
設することができる。また、出来上がった使い捨ておむ
つ１には開口が形成されないため、ウェスト部における
漏れを確実に防止することができる。

また、第８図は本発明方法の他の実施態様によって製造
することができる使い捨ておむつ１の要部を示す図で、
本使い捨ておむつ１は、サイドフラップ部５における表
面シート２と裏面シート３との間に複合弾性シート条２
１を位置させたもので、本使い捨ておむつ１を製造する
場合には表面シート２と複合弾性シート２１の接着順序
を入れ替えるだけで本使い捨ておむつ１を製造すること
ができる０本実施態様によって製造された使い捨ておむ
つ１によれば、シート部材７に液不透過性シートを用い
ることにより、吸収体の両側縁からの漏れを一層有効に
防止できる。

尚、本発明は、上記実施例に何等制限されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない限り全て本発明に包含さ
れる。

〔発明の効果〕

本発明によれば、ギヤザー用の弾性部材を連続的且つ高
速に取り付けることができると共にギヤザーにおける防
漏性に優れた吸収性物品を製造することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の吸収性物品の製造方法によって製造さ
れた吸収性物品の一側である使い捨ておむつの表面側を
示す平面図、第２図は第１図の■−■線断面図、第３図
は本発明の吸収性物品の製造方法の好ましい一実施１！
様に用いられる製造装置を示す構成図、第４図は第１図
に示す使い捨ておむつに用いられる複合弾性ソートの一
部を示す平面図、第５図は第４図に示す複合弾性シート
が幅方向の中心に従って切断された複合弾性ノート条を
示す平面図、第６図は第５図に示す２条の複合弾性シー
ト条を置き換えた状態を示す平面図、第７図は製造過程
にある使い捨ておむつに第６図に示す複合弾性シート条
を取り付けた状態を示す平面図、第８図は本発明の吸収
性物品の製造方法の好ましい他の実施態様によって製造
された他の使い捨ておむつを示す第２図相当図である。１；使い捨ておむつ（吸収性物品）２５表面シート　　　　　３：！面シート４１吸収体　
　　　　　７：シート部材８；弾性部材２０；複合弾性シート２１：複合弾性シート条

Claims

【特許請求の範囲】

　シート部材と伸長状態の弾性部材とを連続的に搬送す
る間に、該弾性部材の搬送方向を周期的に変位させて上
記シート部材の幅方向の中心を基準にした一側位置と他
側位置に上記弾性部材を接着して複合弾性シートを形成
し、その後、該複合弾性シートを連続的に搬送する間に
、該複合弾性シートを幅方向の中心部で直線形状に切断
して２条の複合弾性シート条に分割し、次いで、各複合
弾性シート条間の位相をずらしてそれぞれの多数の弾性
部材をそれぞれ実質的に互いに対向させた後、各複合弾
性シート条を吸収性物品の搬送方向両側縁にそれぞれ取
り付けることを特徴とする吸収性物品の製造方法。