JP2000046460A - 観音開き式保存庫 - Google Patents

観音開き式保存庫

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JP2000046460A
JP2000046460A JP10217638A JP21763898A JP2000046460A JP 2000046460 A JP2000046460 A JP 2000046460A JP 10217638 A JP10217638 A JP 10217638A JP 21763898 A JP21763898 A JP 21763898A JP 2000046460 A JP2000046460 A JP 2000046460A
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    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2323/00General constructional features not provided for in other groups of this subclass
    • F25D2323/02Details of doors or covers not otherwise covered
    • F25D2323/021French doors

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各ドアを閉じて前面開口を閉塞した際に、一
方のドアにおける一側の内面に取り付けられたピラーの
上端部及び下端部と各ドアとの間で長期に渡って密閉性
を高く保持することが可能な観音開き式保存庫を提供す
る。 【解決手段】 一対のドア3、4の内一方のドア3に取
り付けられたピラー9の上端部A及び下端部Bにて、そ
の上端面及び下端面を越えて配置される一対のシート部
材10を押さえつつピラー9の上端部A及び下端部Bに
取り付けるとともに、ドア3を閉じた際にシート部材1
0を前面開口2の上部を形成する前面枠11の上側前面
及び下側前面に密着させる押さえ板20を設け、また、
押さえ板20がシート部材10の上下幅W2と同等の上
下幅を有するとともに、押さえ板20の左右幅W5が、
シート部材10の左右幅W1よりも小さく形成し、更
に、ピラー9の上端部A及び下端部Bに形成された段部
25にシート部材10を配置した状態でシート部材10
の表面とピラー9の表面とを面一に構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、保存庫本体の前面
開口の両側で回動可能に支持され、前面開口を開閉する
一対の観音開き式ドアを有する保存庫に関し、特に、各
ドアを閉じて前面開口を閉塞した際に、一方のドアにお
ける一側の内面に取り付けられたピラーの上端部及び下
端部と各ドアとの間で長期に渡って密閉性を高く保持す
ることが可能な観音開き式保存庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、野菜等の鮮度を保持するプレ
ハブ式(現地組立式)の冷蔵庫、冷凍庫、保温庫等の保
存庫においては、その保存庫本体の前面開口が大型とな
ることに基づき、家庭用冷蔵庫等のように片側開閉式
(1つのドアで前面開口の開閉を行う)の機構を採用す
ることができず、これより一般に一対のドアにより前面
開口の開閉を行う観音開き式を採用している。
【0003】ここで、観音開き式の保冷庫を例にとって
図7に基づき説明する。図7は観音開き式の保冷庫を示
す正面図である。図7に示す保冷庫100において、保
冷庫本体1の前面には前面開口2が形成されており、こ
の前面開口2の左側にはドア3が回動可能に支持されて
おり、また、前面開口2の右側にはドア4が回動可能に
支持されている。ドア3の前面右側には取手5が設けら
れており、また、ドア4の左側には取手6が設けられて
いる。そして、各取手5、6を手前側に引くことによ
り、各ドア3、4は観音式に開閉することが可能とな
る。
【0004】前記した観音開き式の保冷庫100におい
ては、各ドア3、4の開閉をスムーズに行うためにドア
3の右側端縁とドア4の左側端縁との間に隙間7が必要
となる。しかしながら、かかる隙間7が必要となること
に起因して、隙間7の付近、特に、各ドア3、4の上端
部A及び下端部Bにおいて、保冷庫本体1の内部との密
閉性を如何に高く保持するかが問題となる。
【0005】前記問題点を解消すべく従来の保冷庫10
0においては、次のような対策を施している。ここで、
従来の保冷庫100において採用されている対策につい
て図8、図9に基づき説明する。図8は図7における上
端部A、下端部Bにて採用されている一対策例を拡大し
て示す斜視図、図9は図7における上端部A、下端部B
にて採用されている他の対策例を拡大して示す斜視図で
ある。尚、上端部Aと下端部Bに施される構成は、同一
であるので、図8、図9においては上端部Aにおける構
成のみが示されている。
【0006】先ず、図8において、ドア3には、取付板
8を介してピラー9が固着されており、従って、ピラー
9は、ドア3の開閉動作に従って移動する。尚、図8に
は、ドア3を閉じた際においてピラー9が前面開口2内
に配置される状態を模式的に示している。ピラー9の上
端部(下端部)には、ゴム製のシート部材10が接着剤
等により貼付されており、かかるシート部材10の上部
は、ピラー9の上端面(下端面)を越えるように配置さ
れている。このように、ピラー109の上端面(下端
面)を越えるシート部材10の上部は、ドア3を閉じた
状態で保冷庫本体1における前面枠11の表面に密着さ
れる。
【0007】尚、図8において、前面枠11の下端面に
取り付けられているのは樹脂製のジョイナ14である。
また、ピラー9の前面左縁部から前面枠11の前面にか
けて図示された領域12、及び、ピラー9の前面右縁部
から前面枠11の前面にかけて図示された領域13は、
各ドア3、4を閉じた際に、それぞれ、ドア3の周囲内
面に取り付けられたドアパッキンがピラー9の前面、シ
ート部材10の表面、前面枠11の前面に密着する領
域、及び、ドア4の周囲内面に取り付けられたドアパッ
キンがピラー9の前面、シート部材10の表面、前面枠
11の前面に密着する領域である。
【0008】前記保冷庫100における各ドア3、4の
上端部A、下端部Bでは、各ドア3、4を閉じた際に、
各ドアのパッキンが領域12、13でピラー9の前面、
シート部材10の表面、前面枠11の前面に密着される
こととなり、これより上端部A、下端部Bの密閉性が保
持されている。
【0009】次に、図9に示す他の対策例は、基本的に
前記図8に示した対策例と同様の構成を有しており、ド
ア3の周囲内面に取り付けられたドアパッキン15に
は、上端部A、下端部Bに対応してヒレ部16が形成さ
れており、また、ドア4の周囲内面に取り付けられたド
アパッキン17には、上端部A、下端部Bに対応してヒ
レ部18が形成されている。そして、各ドア3、4を閉
じた際には、各ドアパッキン15、17は、取付板8を
介してドア3に固着されたピラー9の前面、前面枠11
の前面に密着されるとともに、ドアパッキン15のヒレ
部16とドアパッキン17のヒレ部18とが相互に重ね
合わされる。これにより、上端部A、下端部Bの密閉性
が保持されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た図8に示す対策例においては、シート部材10はその
両側部分のみにて各ドア3、4のドアパッキンにより押
さえられるだけであり、従って、各ドアパッキンにより
押さえられないシート部材10の中央部で撓み部19が
発生する場合がある。このように、シート部材10に撓
み部19が発生すると、上端部A、下端部Bにおける密
閉性が低下してしまい、保冷庫100内の冷気が撓み部
19から外部に漏出してしまう虞がある。
【0011】また、前記した図9に示す対策例において
は、各ドア3、4を閉じた際に、ドアパッキン15のヒ
レ部16とドアパッキン17のヒレ部18とを確実に重
ね合わせるためには、ドア3の右縁部とドア4の左縁部
との間隔を常に一定に保持する必要があり、かかる間隔
を一定に保持するのは誤差等に起因して一般に困難なも
のである。また、上端部A、下端部Bにおける密閉性を
向上するには、各ドアパッキン15、17のヒレ部1
6、18に反り等を発生することなく精度良く成形する
必要があり、かかる成形は一般に難しく且つコストアッ
プを招来するものである。更に、各ドア3、4の周囲内
面にドアパッキン15、17を溶着等により取り付ける
場合、ヒレ部16、18の部分で溶着が困難となる。
【0012】本発明は前記従来における問題点を解消す
るためになされたものであり、各ドアを閉じて前面開口
を閉塞した際に、一方のドアにおける一側の内面に取り
付けられたピラーの上端部及び下端部と各ドアとの間で
長期に渡って密閉性を高く保持することが可能な観音開
き式保存庫を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
請求項1に係る保存庫は、保存庫本体の前面開口の両側
で回動可能に支持され、前面開口を開閉する観音開き式
の一対のドアと、前記ドアの一方にて、前面開口の一側
で回動支持される側と反対側の内面に取り付けられるピ
ラーと、前記ピラーの上端部及び下端部にて、その上端
面及び下端面を越えて配置される一対のシート部材とを
有する観音開き式保存庫であって、前記各シート部材を
押さえつつピラーの上端部及び下端部に取り付けるとと
もに、前記一方のドアを閉じた際にシート部材を前面開
口の上側表面及び下側表面に密着させる押さえ板を備え
たことを特徴とする。
【0014】請求項1の保存庫では、ドアの一方に取り
付けられたピラーの上端部及び下端部にて、その上端面
及び下端面を越えて配置される一対のシート部材を押さ
えつつピラーの上端部及び下端部に取り付けるととも
に、前記一方のドアを閉じた際にシート部材を前面開口
の上側表面及び下側表面に密着させる押さえ板を設けた
ことに基づき、一対の各ドアの開閉を長期に渡って行う
場合においても、各シート部材が変形等することはな
く、従って、各シート部材に撓み等が発生することを確
実に防止してピラーの上端部及び下端部と各ドアとの間
で長期に渡って密閉性を高く保持することが可能とな
る。
【0015】また、各ドアの周囲内面には、通常ドアパ
ッキンが溶着等により取り付けられるが、ピラー上端部
及び下端部に各シート部材を押さえ板により取り付ける
構成を有しているので、ドアパッキンにヒレ部等を形成
する必要はなく、各ドアについて同一のドアパッキンを
使用することが可能となり、これよりドアパッキンを各
ドアの周囲内面に簡単に取り付けてコストを低減するこ
とが可能となる。
【0016】また、請求項2に係る保存庫は、請求項1
の保存庫において、前記シート部材は、所定の上下幅及
びピラーの幅に略対応する左右幅を有し、前記押さえ板
は、シート部材の上下幅と同等の上下幅及びシート部材
の左右幅よりも小さい左右幅を有することを特徴とす
る。請求項2の保存庫では、押さえ板がシート部材の上
下幅と同等の上下幅を有していることから、シート部材
はその上下方向の全体に渡って押さえられることとな
り、従って、シート部材に撓み等が発生することは全く
なく、ピラーの上端部及び下端部と各ドアとの間で保存
庫本体内の冷気等が漏出してしまうことを防止すること
が可能となる。また、押さえ板の左右幅は、シート部材
の左右幅よりも小さいので、シート部材はその左右側縁
部におけるフレキシビリティを保持することが可能とな
り、これより各ドアを閉じた際にシート部材はドアパッ
キンとの間でフレキシブルに密着して冷気等の漏出を防
止することが可能となる。
【0017】更に、請求項3に係る保存庫は、請求項1
又は請求項2の保存庫において、前記ピラーの上端部及
び下端部には、シート部材の厚さと同等の段部が形成さ
れており、シート部材を段部に配置した際にシート部材
の表面とピラーの表面とは面一になることを特徴とす
る。請求項3の保存庫では、ピラーの上端部及び下端部
に形成された段部にシート部材を配置した状態でシート
部材の表面とピラーの表面とは面一になることから、各
ドアを閉じた際に各ドアの周囲内面に取り付けられたド
アパッキンとシート部材との間に段差が発生することを
確実に防止してドアパッキンとシート部材とを隙間なく
密着することが可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る観音開き式保
存庫について、本発明を保冷庫について具体化した実施
形態に基づき図面を参照しつつ詳細に説明する。尚、本
実施形態に係る保冷庫の基本構成については前記した図
7に示す保冷庫100の構成と同一の構成を有するの
で、保冷庫全体の説明については省略するものとし、ま
た、図7の保冷庫100におけると同一の要素、部材等
については同一の番号を付して説明することとする。
【0019】図1は図7に示す保冷庫100の上端部A
及び下端部Bの拡大斜視図であり、上端部Aの構成と下
端部Bの構成とは同一であるので上端部Aにおける構成
のみを示す。図1において、ドア3には、取付板8を介
してピラー9が固着されており(後述する)、従って、
ピラー9は、ドア3の開閉動作に従って移動する。尚、
図1には、ドア3を閉じた際においてピラー9が前面開
口2内に配置される状態を模式的に示している。ピラー
9の上端部(下端部)には、ゴム製のシート部材10
が、押さえ板20及びネジ21を介して取り付けられて
おり、かかるシート部材10の上部は、ピラー9の上端
面(下端面)を越えるように配置されている。
【0020】ここで、ピラー9の上端部(下端部)にお
けるシート部材10の取付構成について図2及び図3に
基づき説明する。図2はピラー9の上端部の側断面図、
図3はピラー9の上端部の正面図である。図2におい
て、ピラー9は、樹脂製の前面板22と樹脂枠23内に
断熱材24を充填することにより構成されており、前面
板22の上端部には、シート部材10の厚さと略同等の
段部25が形成されている。かかる段部25には、シー
ト部材10が配置される。このとき、段部25とシート
部材10の厚さとは略同等に形成されているので、シー
ト部材10の表面と前面板22の表面とは、図2に示す
ように面一となる。また、押さえ板20は金属板から形
成されており、その下側の2箇所にてネジ21により締
結されてシート部材10をピラー9の前面板22におけ
る段部25に固定するものである。
【0021】図3において、シート部材10の左右幅W
1は、ピラー9の左右幅と略同一幅に形成されており、
また、シート部材10の上下幅W2は、前面板22にお
ける段部25の上下幅W3とピラー9の上端面から越え
る幅W4とを加えた幅に形成されている。また、押さえ
板20は、シート部材10の上下幅W2と同等の上下幅
を有しており、また、押さえ板20の左右幅W5は、シ
ート部材10の左右幅W1よりも小さく形成されてい
る。
【0022】このように、押さえ板20がシート部材1
0の上下幅W2と同等の上下幅を有していることから、
シート部材10は押さえ板20を介してその上下方向の
全体に渡って押さえられることとなり、従って、シート
部材10に撓み等が発生することは全くなく、ピラー9
の上端部A及び下端部Bと各ドア3、4との間で保冷庫
本体1内の冷気が漏出してしまうことを防止することが
できる。また、ピラー9の上端面(下端面)を越えるシ
ート部材10の上部(幅W4を有する)は、押さえ板2
0を介して支持されているので、ドア3を閉じた状態で
保冷庫本体1における前面枠11の表面に密着される。
更に、押さえ板20の左右幅W5は、シート部材10の
左右幅W1よりも小さいので、シート部材10はその左
右側縁部におけるフレキシビリティを保持することが可
能となる。
【0023】図1において、前面枠11の下端面に取り
付けられているのは樹脂製のジョイナ14である。ま
た、ピラー9の前面左縁部から前面枠11の前面にかけ
て図示された領域12、及び、ピラー9の前面右縁部か
ら前面枠11の前面にかけて図示された領域13は、各
ドア3、4を閉じた際に、それぞれ、ドア3の周囲内面
に取り付けられたドアパッキン26(図5参照)がピラ
ー9の前面、シート部材10の表面、前面枠11の前面
に密着する領域、及び、ドア4の周囲内面に取り付けら
れたドアパッキン(図示せず)がピラー9の前面、シー
ト部材10の表面、前面枠11の前面に密着する領域で
ある。
【0024】次に、ピラー9をドア3に取り付ける構成
について図4、図5に基づき説明する。図4はピラー9
の断面斜視図、図5はピラー9とドア3との取付部を示
す平断面図である。図4、図5において、ピラー9の樹
脂枠23の一側(図4中、左側)には、嵌合溝27が形
成されており、かかる嵌合溝27には、取付板8の嵌合
部28が嵌合されるとともに、図5に示すようにネジ2
9を介して締結固定される。取付板8は、図4に示すよ
うに、階段状に形成されており、その平板部30にはボ
ルト孔31が形成されている。ボルト孔31にはボルト
32が嵌合締結されて、これより取付板8はドア3に固
定される(図5参照)。
【0025】また、内部に断熱材33が充填されたドア
3の枠体34には、図5に示すように、公知のドアパッ
キン26が取り付けられており、かかるドアパッキン2
6を介してピラー9の前面板22とドア3の枠体34と
の間で保冷庫本体1内部の密閉性が保持されている。次
に、前面枠11の下端面に取り付けられるジョイナ14
とシート部材10との関係について図6に基づき説明す
る。図6はジョイナ14とシート部材10との関係を模
式的に示す斜視図である。
【0026】図6において、前面枠11の下端面に取り
付けられたジョイナ14は、ピラー9の上端部A(下端
部B)にて押さえ板20を介して取り付けられるシート
部材10の左右幅Wに対応して切欠部35が形成されて
いる。かかる切欠部35を介してシート部材10の上部
は、ジョイナ14の存在に拘わらず、前面枠11の前面
に密着することが可能となる。
【0027】以上詳細に説明した通り本実施形態に係る
保冷庫100では、一対のドア3、4の内一方のドア3
に取り付けられたピラー9の上端部A及び下端部Bに
て、その上端面及び下端面を越えて配置される一対のシ
ート部材10を押さえつつピラー9の上端部A及び下端
部Bに取り付けるとともに、ドア3を閉じた際にシート
部材10を前面開口2の上部を形成する前面枠11の上
側前面及び下側前面に密着させる押さえ板20を設けた
ことに基づき、一対の各ドア3、4の開閉を長期に渡っ
て行う場合においても、各シート部材10が変形等する
ことはなく、従って、各シート部材10に撓み等が発生
することを確実に防止してピラー9の上端部A及び下端
部Bと各ドア3、4との間で長期に渡って密閉性を高く
保持することができる。
【0028】また、ピラー9の上端部A及び下端部Bに
各シート部材10を押さえ板20により取り付ける構成
を有しているので、ドアパッキン26にヒレ部等を形成
する必要はなく、各ドアに3、4ついて同一のドアパッ
キン26を使用することが可能となり、これよりドアパ
ッキン26を各ドア3、4の周囲内面に簡単に取り付け
てコストを低減することができる。更に、押さえ板20
がシート部材10の上下幅W2と同等の上下幅を有して
いることから、シート部材10はその上下方向の全体に
渡って押さえられることとなり、従って、シート部材1
0に撓み等が発生することは全くなく、ピラー9の上端
部A及び下端部Bと各ドア3、4との間で保冷庫本体1
内の冷気が漏出してしまうことを防止することができ
る。また、押さえ板20の左右幅W5は、シート部材1
0の左右幅W1よりも小さいので、シート部材10はそ
の左右側縁部におけるフレキシビリティを保持すること
が可能となり、これより各ドア3、4を閉じた際にシー
ト部材10はドアパッキン26との間でフレキシブルに
密着して冷気の漏出を防止することができる。
【0029】また、ピラー9の上端部A及び下端部Bに
形成された段部25にシート部材10を配置した状態で
シート部材10の表面とピラー9の表面とは面一になる
ことから、各ドア3、4を閉じた際に各ドア3、4の周
囲内面に取り付けられたドアパッキン26とシート部材
10との間に段差が発生することを確実に防止してドア
パッキン26とシート部材10とを隙間なく密着するこ
とができる。
【0030】尚、本実施形態は本発明を限定するもので
はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改
良、変更が可能であることは勿論である。
【0031】
【発明の効果】以上の通り本発明は、各ドアを閉じて前
面開口を閉塞した際に、一方のドアにおける一側の内面
に取り付けられたピラーの上端部及び下端部と各ドアと
の間で長期に渡って密閉性を高く保持することが可能な
観音開き式保存庫を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図7に示す保冷庫の上端部及び下端部の拡大
斜視図である。
【図2】 ピラーの上端部の側断面図である。
【図3】 ピラーの上端部の正面図である。
【図4】 ピラーの断面斜視図である。
【図5】 ピラーとドアとの取付部を示す平断面図であ
る。
【図6】 ジョイナとシート部材との関係を模式的に示
す斜視図である。
【図7】 観音開き式の保冷庫を示す正面図である。
【図8】 図7における保冷庫の上端部、下端部にて採
用されている従来の一対策例を拡大して示す斜視図であ
る。
【図9】 図7における上端部、下端部にて採用されて
いる従来の他の対策例を拡大して示す斜視図である。
【符号の説明】
1・・・保冷庫本体、2・・・前面開口、3、4・・・
ドア、8・・・取付板、9・・・ピラー、10・・・シ
ート部材、11・・・前面枠、12、13・・・ドアパ
ッキンによる接触領域、14・・・ジョイナ、20・・
・押さえ板、21・・・ネジ、22・・・前面板、23
・・・樹脂枠、25・・・段部、26・・・ドアパッキ
ン、100・・・保冷庫

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 保存庫本体の前面開口の両側で回動可能
    に支持され、前面開口を開閉する観音開き式の一対のド
    アと、 前記ドアの一方にて、前面開口の一側で回動支持される
    側と反対側の内面に取り付けられるピラーと、 前記ピラーの上端部及び下端部にて、その上端面及び下
    端面を越えて配置される一対のシート部材とを有する観
    音開き式保存庫であって、 前記各シート部材を押さえつつピラーの上端部及び下端
    部に取り付けるとともに、前記一方のドアを閉じた際に
    シート部材を前面開口の上側表面及び下側表面に密着さ
    せる押さえ板を備えたことを特徴とする観音開き式保存
    庫。
  2. 【請求項2】 前記シート部材は、所定の上下幅及びピ
    ラーの幅に略対応する左右幅を有し、前記押さえ板は、
    シート部材の上下幅と同等の上下幅及びシート部材の左
    右幅よりも小さい左右幅を有することを特徴とする請求
    項1記載の観音開き式保存庫。
  3. 【請求項3】 前記ピラーの上端部及び下端部には、シ
    ート部材の厚さと同等の段部が形成されており、シート
    部材を段部に配置した際にシート部材の表面とピラーの
    表面とは面一になることを特徴とする請求項1又は請求
    項2記載の観音開き式保存庫。
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