JP3657783B2 - 観音開き式保存庫 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、保存庫本体の前面開口の両側で回動可能に支持され、前面開口を開閉する一対の観音開き式ドアを有する保存庫に関し、特に、各ドアを閉じて前面開口を閉塞した際に、一方のドアにおける一側の内面に取り付けられたピラーの上端部及び下端部と各ドアとの間で長期に渡って密閉性を高く保持することが可能な観音開き式保存庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、野菜等の鮮度を保持するプレハブ式(現地組立式)の冷蔵庫、冷凍庫、保温庫等の保存庫においては、その保存庫本体の前面開口が大型となることに基づき、家庭用冷蔵庫等のように片側開閉式(1つのドアで前面開口の開閉を行う)の機構を採用することができず、これより一般に一対のドアにより前面開口の開閉を行う観音開き式を採用している。
【0003】
ここで、観音開き式の保冷庫を例にとって図7に基づき説明する。図7は観音開き式の保冷庫を示す正面図である。図7に示す保冷庫100において、保冷庫本体1の前面には前面開口2が形成されており、この前面開口2の左側にはドア3が回動可能に支持されており、また、前面開口2の右側にはドア4が回動可能に支持されている。ドア3の前面右側には取手5が設けられており、また、ドア4の左側には取手6が設けられている。そして、各取手5、6を手前側に引くことにより、各ドア3、4は観音式に開閉することが可能となる。
【0004】
前記した観音開き式の保冷庫100においては、各ドア3、4の開閉をスムーズに行うためにドア3の右側端縁とドア4の左側端縁との間に隙間7が必要となる。しかしながら、かかる隙間7が必要となることに起因して、隙間7の付近、特に、各ドア3、4の上端部A及び下端部Bにおいて、保冷庫本体1の内部との密閉性を如何に高く保持するかが問題となる。
【0005】
前記問題点を解消すべく従来の保冷庫100においては、次のような対策を施している。ここで、従来の保冷庫100において採用されている対策について図8、図9に基づき説明する。図8は図7における上端部A、下端部Bにて採用されている一対策例を拡大して示す斜視図、図9は図7における上端部A、下端部Bにて採用されている他の対策例を拡大して示す斜視図である。尚、上端部Aと下端部Bに施される構成は、同一であるので、図8、図9においては上端部Aにおける構成のみが示されている。
【0006】
先ず、図8において、ドア3には、取付板8を介してピラー9が固着されており、従って、ピラー9は、ドア3の開閉動作に従って移動する。尚、図8には、ドア3を閉じた際においてピラー9が前面開口2内に配置される状態を模式的に示している。ピラー9の上端部(下端部)には、ゴム製のシート部材10が接着剤等により貼付されており、かかるシート部材10の上部は、ピラー9の上端面(下端面)を越えるように配置されている。このように、ピラー109の上端面(下端面)を越えるシート部材10の上部は、ドア3を閉じた状態で保冷庫本体1における前面枠11の表面に密着される。
【0007】
尚、図8において、前面枠11の下端面に取り付けられているのは樹脂製のジョイナ14である。また、ピラー9の前面左縁部から前面枠11の前面にかけて図示された領域12、及び、ピラー9の前面右縁部から前面枠11の前面にかけて図示された領域13は、各ドア3、4を閉じた際に、それぞれ、ドア3の周囲内面に取り付けられたドアパッキンがピラー9の前面、シート部材10の表面、前面枠11の前面に密着する領域、及び、ドア4の周囲内面に取り付けられたドアパッキンがピラー9の前面、シート部材10の表面、前面枠11の前面に密着する領域である。
【0008】
前記保冷庫100における各ドア3、4の上端部A、下端部Bでは、各ドア3、4を閉じた際に、各ドアのパッキンが領域12、13でピラー9の前面、シート部材10の表面、前面枠11の前面に密着されることとなり、これより上端部A、下端部Bの密閉性が保持されている。
【0009】
次に、図9に示す他の対策例は、基本的に前記図8に示した対策例と同様の構成を有しており、ドア3の周囲内面に取り付けられたドアパッキン15には、上端部A、下端部Bに対応してヒレ部16が形成されており、また、ドア4の周囲内面に取り付けられたドアパッキン17には、上端部A、下端部Bに対応してヒレ部18が形成されている。そして、各ドア3、4を閉じた際には、各ドアパッキン15、17は、取付板8を介してドア3に固着されたピラー9の前面、前面枠11の前面に密着されるとともに、ドアパッキン15のヒレ部16とドアパッキン17のヒレ部18とが相互に重ね合わされる。これにより、上端部A、下端部Bの密閉性が保持されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記した図8に示す対策例においては、シート部材10はその両側部分のみにて各ドア3、4のドアパッキンにより押さえられるだけであり、従って、各ドアパッキンにより押さえられないシート部材10の中央部で撓み部19が発生する場合がある。このように、シート部材10に撓み部19が発生すると、上端部A、下端部Bにおける密閉性が低下してしまい、保冷庫100内の冷気が撓み部19から外部に漏出してしまう虞がある。
【0011】
また、前記した図9に示す対策例においては、各ドア3、4を閉じた際に、ドアパッキン15のヒレ部16とドアパッキン17のヒレ部18とを確実に重ね合わせるためには、ドア3の右縁部とドア4の左縁部との間隔を常に一定に保持する必要があり、かかる間隔を一定に保持するのは誤差等に起因して一般に困難なものである。また、上端部A、下端部Bにおける密閉性を向上するには、各ドアパッキン15、17のヒレ部16、18に反り等を発生することなく精度良く成形する必要があり、かかる成形は一般に難しく且つコストアップを招来するものである。更に、各ドア3、4の周囲内面にドアパッキン15、17を溶着等により取り付ける場合、ヒレ部16、18の部分で溶着が困難となる。
【0012】
本発明は前記従来における問題点を解消するためになされたものであり、各ドアを閉じて前面開口を閉塞した際に、一方のドアにおける一側の内面に取り付けられたピラーの上端部及び下端部と各ドアとの間で長期に渡って密閉性を高く保持することが可能な観音開き式保存庫を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため請求項1に係る保存庫は、保存庫本体の前面開口の両側で回動可能に支持され、前面開口を開閉する観音開き式の一対のドアと、前記各ドアの周囲内面に取りつけられるドアパッキンと、前記ドアの一方にて、前面開口の一側で回動支持される側と反対側の内面に取り付けられるピラーと、前記ピラーの上端部及び下端部にて、その上端面及び下端面を越えて配置される一対のシート部材とを有する観音開き式保存庫であって、前記各シート部材を押さえつつピラーの上端部及び下端部に取り付けられるとともに、前記一方のドアを閉じた際に該各シート部材の上下方向の全幅に渡って押さえる一対の押さえ板を備え、前記各シート部材は、前記ピラーの幅に略対応する左右幅と、該ピラーの前面部に当接すると共に該ピラーの上端部を超えて前記前面開口の周縁部の前面部に当接する上下幅と、を有し、前記各押さえ板は、前記各シート部材の左右幅よりも小さい左右幅に形成され、前記ドアパッキンは、該各押さえ板の左右のシート部材の表面に密着されることを特徴とする。
【0014】
請求項1の保存庫では、ドアの一方に取り付けられたピラーの上端部及び下端部にて、その上端面及び下端面を越えて前面開口の周縁部の前面部に当接するように配置される一対のシート部材の上下方向の全幅に渡って押さえつつピラーの上端部及び下端部に取り付けられるとともに、前記一方のドアを閉じた際にシート部材を前面開口の上側表面及び下側表面に密着させる押さえ板を設けたことに基づき、一対の各ドアの開閉を長期に渡って行う場合においても、各シート部材の中央部は上下方向の全幅に渡って押さえられて変形等することはなく、従って、各シート部材の中央部に撓み等が発生することを確実に防止してピラーの上端部及び下端部と各ドアとの間で長期に渡って密閉性を高く保持することが可能となり、ピラーの上端部及び下端部と各ドアとの間で保存庫本体内の冷気等が漏出してしまうことを防止することが可能となる。
【0015】
また、各ドアの周囲内面には、通常ドアパッキンが溶着等により取り付けられるが、ピラー上端部及び下端部に各シート部材を押さえ板により取り付ける構成を有しているので、ドアパッキンにヒレ部等を形成する必要はなく、各ドアについて同一のドアパッキンを使用することが可能となり、これよりドアパッキンを各ドアの周囲内面に簡単に取り付けてコストを低減することが可能となる。
更に、押さえ板の左右幅は、シート部材の左右幅よりも小さい左右幅に形成され、ドアパッキンは、該各押さえ板の左右のシート部材の表面に密着されるので、シート部材はその左右側縁部におけるフレキシビリティを保持することが可能となり、これより各ドアを閉じた際にシート部材はドアパッキンとの間でフレキシブルに密着して冷気等の漏出を防止することが可能となる。
【0016】
また、請求項2に係る保存庫は、請求項1の保存庫において、前記前面開口の上下内側端面の各前端縁部に取り付けられる一対のジョイナを備え、前記各ジョイナは、前記各シート部材の左右幅に対応する切欠部を有し、前記一方のドアを閉じた際に各シート部材は、前記切欠部を介して該前面開口の周縁部の前面部に当接することを特徴とする。請求項2の保存庫では、ジョイナには、ピラーの上端部及び下端部にて押さえ板を介して取り付けられるシート部材の左右幅に対応した切欠部が形成されているため、かかる切欠部を介して各シート部材は、ジョイナの存在に拘わらず、保存庫本体の前面開口の周縁部前面に密着することが可能となり、冷気等の漏出を更に確実に防止することが可能となる。
【0017】
更に、請求項3に係る保存庫は、請求項1又は請求項2の保存庫において、前記ピラーの上端部及び下端部には、シート部材の厚さと同等の段部が形成されており、シート部材を段部に配置した際にシート部材の表面とピラーの表面とは面一になることを特徴とする。請求項3の保存庫では、ピラーの上端部及び下端部に形成された段部にシート部材を配置した状態でシート部材の表面とピラーの表面とは面一になることから、各ドアを閉じた際に各ドアの周囲内面に取り付けられたドアパッキンとシート部材との間に段差が発生することを確実に防止してドアパッキンとシート部材とを隙間なく密着することが可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る観音開き式保存庫について、本発明を保冷庫について具体化した実施形態に基づき図面を参照しつつ詳細に説明する。尚、本実施形態に係る保冷庫の基本構成については前記した図7に示す保冷庫100の構成と同一の構成を有するので、保冷庫全体の説明については省略するものとし、また、図7の保冷庫100におけると同一の要素、部材等については同一の番号を付して説明することとする。
【0019】
図1は図7に示す保冷庫100の上端部A及び下端部Bの拡大斜視図であり、上端部Aの構成と下端部Bの構成とは同一であるので上端部Aにおける構成のみを示す。図1において、ドア3には、取付板8を介してピラー9が固着されており(後述する)、従って、ピラー9は、ドア3の開閉動作に従って移動する。尚、図1には、ドア3を閉じた際においてピラー9が前面開口2内に配置される状態を模式的に示している。ピラー9の上端部(下端部)には、ゴム製のシート部材10が、押さえ板20及びネジ21を介して取り付けられており、かかるシート部材10の上部は、ピラー9の上端面(下端面)を越えるように配置されている。
【0020】
ここで、ピラー9の上端部(下端部)におけるシート部材10の取付構成について図2及び図3に基づき説明する。図2はピラー9の上端部の側断面図、図3はピラー9の上端部の正面図である。
図2において、ピラー9は、樹脂製の前面板22と樹脂枠23内に断熱材24を充填することにより構成されており、前面板22の上端部には、シート部材10の厚さと略同等の段部25が形成されている。かかる段部25には、シート部材10が配置される。このとき、段部25とシート部材10の厚さとは略同等に形成されているので、シート部材10の表面と前面板22の表面とは、図2に示すように面一となる。また、押さえ板20は金属板から形成されており、その下側の2箇所にてネジ21により締結されてシート部材10をピラー9の前面板22における段部25に固定するものである。
【0021】
図3において、シート部材10の左右幅W1は、ピラー9の左右幅と略同一幅に形成されており、また、シート部材10の上下幅W2は、前面板22における段部25の上下幅W3とピラー9の上端面から越える幅W4とを加えた幅に形成されている。また、押さえ板20は、シート部材10の上下幅W2と同等の上下幅を有しており、また、押さえ板20の左右幅W5は、シート部材10の左右幅W1よりも小さく形成されている。
【0022】
このように、押さえ板20がシート部材10の上下幅W2と同等の上下幅を有していることから、シート部材10は押さえ板20を介してその上下方向の全体に渡って押さえられることとなり、従って、シート部材10に撓み等が発生することは全くなく、ピラー9の上端部A及び下端部Bと各ドア3、4との間で保冷庫本体1内の冷気が漏出してしまうことを防止することができる。また、ピラー9の上端面(下端面)を越えるシート部材10の上部(幅W4を有する)は、押さえ板20を介して支持されているので、ドア3を閉じた状態で保冷庫本体1における前面枠11の表面に密着される。更に、押さえ板20の左右幅W5は、シート部材10の左右幅W1よりも小さいので、シート部材10はその左右側縁部におけるフレキシビリティを保持することが可能となる。
【0023】
図1において、前面枠11の下端面に取り付けられているのは樹脂製のジョイナ14である。また、ピラー9の前面左縁部から前面枠11の前面にかけて図示された領域12、及び、ピラー9の前面右縁部から前面枠11の前面にかけて図示された領域13は、各ドア3、4を閉じた際に、それぞれ、ドア3の周囲内面に取り付けられたドアパッキン26(図5参照)がピラー9の前面、シート部材10の表面、前面枠11の前面に密着する領域、及び、ドア4の周囲内面に取り付けられたドアパッキン(図示せず)がピラー9の前面、シート部材10の表面、前面枠11の前面に密着する領域である。
【0024】
次に、ピラー9をドア3に取り付ける構成について図4、図5に基づき説明する。図4はピラー9の断面斜視図、図5はピラー9とドア3との取付部を示す平断面図である。図4、図5において、ピラー9の樹脂枠23の一側(図4中、左側)には、嵌合溝27が形成されており、かかる嵌合溝27には、取付板8の嵌合部28が嵌合されるとともに、図5に示すようにネジ29を介して締結固定される。取付板8は、図4に示すように、階段状に形成されており、その平板部30にはボルト孔31が形成されている。ボルト孔31にはボルト32が嵌合締結されて、これより取付板8はドア3に固定される(図5参照)。
【0025】
また、内部に断熱材33が充填されたドア3の枠体34には、図5に示すように、公知のドアパッキン26が取り付けられており、かかるドアパッキン26を介してピラー9の前面板22とドア3の枠体34との間で保冷庫本体1内部の密閉性が保持されている。
次に、前面枠11の下端面に取り付けられるジョイナ14とシート部材10との関係について図6に基づき説明する。図6はジョイナ14とシート部材10との関係を模式的に示す斜視図である。
【0026】
図6において、前面枠11の下端面に取り付けられたジョイナ14は、ピラー9の上端部A(下端部B)にて押さえ板20を介して取り付けられるシート部材10の左右幅Wに対応して切欠部35が形成されている。かかる切欠部35を介してシート部材10の上部は、ジョイナ14の存在に拘わらず、前面枠11の前面に密着することが可能となる。
【0027】
以上詳細に説明した通り本実施形態に係る保冷庫100では、一対のドア3、4の内一方のドア3に取り付けられたピラー9の上端部A及び下端部Bにて、その上端面及び下端面を越えて配置される一対のシート部材10を押さえつつピラー9の上端部A及び下端部Bに取り付けるとともに、ドア3を閉じた際にシート部材10を前面開口2の上部を形成する前面枠11の上側前面及び下側前面に密着させる押さえ板20を設けたことに基づき、一対の各ドア3、4の開閉を長期に渡って行う場合においても、各シート部材10が変形等することはなく、従って、各シート部材10に撓み等が発生することを確実に防止してピラー9の上端部A及び下端部Bと各ドア3、4との間で長期に渡って密閉性を高く保持することができる。
【0028】
また、ピラー9の上端部A及び下端部Bに各シート部材10を押さえ板20により取り付ける構成を有しているので、ドアパッキン26にヒレ部等を形成する必要はなく、各ドアに3、4ついて同一のドアパッキン26を使用することが可能となり、これよりドアパッキン26を各ドア3、4の周囲内面に簡単に取り付けてコストを低減することができる。
更に、押さえ板20がシート部材10の上下幅W2と同等の上下幅を有していることから、シート部材10はその上下方向の全体に渡って押さえられることとなり、従って、シート部材10に撓み等が発生することは全くなく、ピラー9の上端部A及び下端部Bと各ドア3、4との間で保冷庫本体1内の冷気が漏出してしまうことを防止することができる。また、押さえ板20の左右幅W5は、シート部材10の左右幅W1よりも小さいので、シート部材10はその左右側縁部におけるフレキシビリティを保持することが可能となり、これより各ドア3、4を閉じた際にシート部材10はドアパッキン26との間でフレキシブルに密着して冷気の漏出を防止することができる。
【0029】
また、ピラー9の上端部A及び下端部Bに形成された段部25にシート部材10を配置した状態でシート部材10の表面とピラー9の表面とは面一になることから、各ドア3、4を閉じた際に各ドア3、4の周囲内面に取り付けられたドアパッキン26とシート部材10との間に段差が発生することを確実に防止してドアパッキン26とシート部材10とを隙間なく密着することができる。
【0030】
尚、本実施形態は本発明を限定するものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変更が可能であることは勿論である。
【0031】
【発明の効果】
以上の通り本発明は、各ドアを閉じて前面開口を閉塞した際に、一方のドアにおける一側の内面に取り付けられたピラーの上端部及び下端部と各ドアとの間で長期に渡って密閉性を高く保持することが可能な観音開き式保存庫を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図7に示す保冷庫の上端部及び下端部の拡大斜視図である。
【図2】 ピラーの上端部の側断面図である。
【図3】 ピラーの上端部の正面図である。
【図4】 ピラーの断面斜視図である。
【図5】 ピラーとドアとの取付部を示す平断面図である。
【図6】 ジョイナとシート部材との関係を模式的に示す斜視図である。
【図7】 観音開き式の保冷庫を示す正面図である。
【図8】 図7における保冷庫の上端部、下端部にて採用されている従来の一対策例を拡大して示す斜視図である。
【図9】 図7における上端部、下端部にて採用されている従来の他の対策例を拡大して示す斜視図である。
【符号の説明】
1・・・保冷庫本体、2・・・前面開口、3、4・・・ドア、8・・・取付板、
9・・・ピラー、10・・・シート部材、11・・・前面枠、
12、13・・・ドアパッキンによる接触領域、14・・・ジョイナ、
20・・・押さえ板、21・・・ネジ、22・・・前面板、23・・・樹脂枠、
25・・・段部、26・・・ドアパッキン、100・・・保冷庫
Claims (3)
- 保存庫本体の前面開口の両側で回動可能に支持され、前面開口を開閉する観音開き式の一対のドアと、
前記各ドアの周囲内面に取りつけられるドアパッキンと、
前記ドアの一方にて、前面開口の一側で回動支持される側と反対側の内面に取り付けられるピラーと、
前記ピラーの上端部及び下端部にて、その上端面及び下端面を越えて配置される一対のシート部材とを有する観音開き式保存庫であって、
前記各シート部材を押さえつつピラーの上端部及び下端部に取り付けられるとともに、前記一方のドアを閉じた際に該各シート部材の上下方向の全幅に渡って押さえる一対の押さえ板を備え、
前記各シート部材は、前記ピラーの幅に略対応する左右幅と、該ピラーの前面部に当接すると共に該ピラーの上端部を超えて前記前面開口の周縁部の前面部に当接する上下幅と、を有し、
前記各押さえ板は、前記各シート部材の左右幅よりも小さい左右幅に形成され、
前記ドアパッキンは、該各押さえ板の左右のシート部材の表面に密着されることを特徴とする観音開き式保存庫。 - 前記前面開口の上下内側端面の各前端縁部に取り付けられる一対のジョイナを備え、
前記各ジョイナは、前記各シート部材の左右幅に対応する切欠部を有し、
前記一方のドアを閉じた際に各シート部材は、前記切欠部を介して該前面開口の周縁部の前面部に当接することを特徴とする請求項1記載の観音開き式保存庫。 - 前記ピラーの上端部及び下端部には、シート部材の厚さと同等の段部が形成されており、シート部材を段部に配置した際にシート部材の表面とピラーの表面とは面一になることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の観音開き式保存庫。
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