JP2018119696A - センターシールの取付構造 - Google Patents

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JP2018119696A JP2017009403A JP2017009403A JP2018119696A JP 2018119696 A JP2018119696 A JP 2018119696A JP 2017009403 A JP2017009403 A JP 2017009403A JP 2017009403 A JP2017009403 A JP 2017009403A JP 2018119696 A JP2018119696 A JP 2018119696A
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Tatsuo Saeki
龍雄 佐伯
渡部 守
Mamoru Watabe
守 渡部
憂将 川上
Yusho Kawakami
憂将 川上
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Abstract

【課題】センターシールの組み付けを容易に行うことが可能なセンターシールの取付構造を提供する。【解決手段】センターシール40は、シール本体部41と、長手部材60の第1溝部91に嵌合する第1嵌合部55と、長手部材60の第2溝部81に嵌合すると共に弾性を有する第2嵌合部59と、を備え、さらに、長手部材60は、第1溝部91に対する第1嵌合部55の抜け止めをする一対の第1係止部91A,91Aと、第2溝部81に対する第2嵌合部59の抜け止めをする一対の第2係止部81A,81Bと、を有し、長手部材60における長手方向の一端部においては、第2係止部81B及び一対の第1係止部91A,91Aが設けられている一方で、第2係止部81Aは設けられていない構成であることに特徴を有する。【選択図】図3

Description

本発明は、センターシールの取付構造に関する。
従来、冷却貯蔵庫として、一対の扉を備え、一対の扉の隙間が一対のセンターシールによって塞がれる構成のものが知られている(下記特許文献1参照)。このようなセンターシールは、扉側に形成された溝部に対して嵌合部を嵌合させることで取り付けを行う。
特開2012−220167号公報
上述したセンターシールは、シール性を確保するために全体として柔軟性を有する材質で構成されている。このため、センターシールを取り付ける際にはセンターシール自体が変形することから、扉側に対する位置決めが行い難く、取付作業が難しいという事情がある。この結果、センターシールの取付作業を行うためには、作業者の熟練が必要となっていた。このような事情から、センターシールについては、その取付作業をより容易に行うことができる取付構造が切望されている。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、センターシールの取り付けを容易に行うことが可能なセンターシールの取付構造を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のセンターシールの取付構造は、冷却貯蔵庫の貯蔵庫本体に設けられている開口を開閉可能な観音開き式の一対の扉のうち一方の扉における他方の扉側の側縁部に設けられた長手部材に対するセンターシールの取付構造であって、前記側縁部に沿って延びる長手状をなす前記長手部材は、前記側縁部に沿ってそれぞれ延びる第1溝部及び第2溝部を有し、前記側縁部に沿って延びる長手状をなす前記センターシールは、前記他方の扉に設けられた他のセンターシールと対向する対向面を有するシール本体部と、前記シール本体部に設けられ、前記第1溝部に嵌合する第1嵌合部と、前記シール本体部に設けられ、前記第2溝部に嵌合すると共に弾性を有する第2嵌合部と、を備え、さらに、前記長手部材は、前記第1溝部の開口縁部に設けられ、前記第1嵌合部に対してそれぞれ係止することで、前記第1溝部に対する前記第1嵌合部の抜け止めをする一対の第1係止部と、前記第2溝部の開口縁部に設けられ、前記第2嵌合部に対してそれぞれ係止することで、前記第2溝部に対する前記第2嵌合部の抜け止めをする一対の第2係止部と、を有し、前記一対の第1係止部は、前記第1溝部に沿ってそれぞれ延びており、前記一対の第2係止部は、前記第2溝部に沿ってそれぞれ延びており、前記長手部材における長手方向の一端部においては、前記一対の第2係止部のうち一方の第2係止部及び前記一対の第1係止部が設けられている一方で、他方の第2係止部は設けられていない構成であることに特徴を有する。
上記構成において、長手部材に対してセンターシールを取り付ける際には、まず、長手部材における長手方向の一端部において、第1溝部に対して第1嵌合部を長手方向の一端側から嵌合させる。続いて、第2嵌合部を弾性変形させつつ、第2溝部の開口側から差し入れる。このようにして、第1嵌合部及び第2嵌合部を長手部材の一端部に取り付けた後、長手部材に対してセンターシールを長手部材における長手方向の他端部側にスライドさせることで、長手部材の全長に亘ってセンターシールを組み付けることができる。上記構成では、長手部材における長手方向の一端部においては、他方の第2係止部が設けられていない。このため、第2嵌合部を第2溝部の開口側から差し入れる際には、一対の第2係止部の間を通じて第2溝部に第2嵌合部を差し入れる構成と比べて、第2溝部の開口幅が大きくなり、第2嵌合部を容易に差し入れることができる。以上のことから、上記構成では、第1溝部に対して第1嵌合部を長手方向の一端側から嵌合させることで、長手部材に対してセンターシールを位置決めすることができ、その後で、第2溝部に第2嵌合部を容易に差し入れることができるから、長手部材に対してセンターシールの取り付けを容易に行うことができる。
また、前記第1嵌合部は、前記第2嵌合部に対して剛性が高い材質であるものとすることができる。これにより、第1溝部に第1嵌合部を嵌合させた際に、長手部材に対してセンターシールをより確実に位置決めすることができる。
本発明によれば、センターシールの取り付けを容易に行うことが可能なセンターシールの取付構造を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る冷却貯蔵庫の正面図 断熱扉を裏側から視た斜視図 センターシールの配設部分の断面図(図5のIII−III線で切断した図に対応) センターシールの配設部分の断面図(図5のIV−IV線で切断した図に対応) スライド蓋を断熱扉の開閉側から視た図 長手部材の上端部にセンターシールの下端部を取り付けた状態を示す図(断熱扉の開閉側から視た図) 第1嵌合部を第1溝部に嵌合させた状態を示す図(断熱扉を上方から視た図) 第2嵌合部を第2溝部に嵌合させる過程を示す図 関連技術を示す図(断熱扉を上方から視た図)
<実施形態>
本発明の一実施形態を図1から図8によって説明する。本実施形態ではワイドスルー形式の冷却貯蔵庫9を例示する。冷却貯蔵庫9の貯蔵庫本体10は、図1に示すように、前面が開口された横長の断熱箱体によって形成され、底面に配された脚11で支持されている。貯蔵庫本体10の内部は貯蔵室12とされる。貯蔵庫本体10には、観音開き式の左右一対の断熱扉15,15が装着されている。一対の断熱扉15,15によって、貯蔵室12の出入口となる前面の開口13(貯蔵庫本体に設けられている開口)が開閉可能となっている。一対の断熱扉15,15は、それぞれ外側の縦縁の上下両端が、ヒンジ16を介して縦軸回りの回動可能に支持されており、正面の上縁部における互いに隣接した端部に寄った位置に、開閉操作用の把手17が設けられている。本実施形態では、開口13を左右に仕切る縦向きの仕切枠が設けられておらず、センタピラーレスすなわちワイドスルー形式の扉装置が構成されている。
貯蔵庫本体10の正面視左側面には機械室18が設けられ、同機械室18内には、貯蔵室12から張り出し形成された形態の蒸発器室(図示せず)が収容されて同蒸発器室に蒸発器と庫内ファンとが装備されているとともに、蒸発器と接続されて冷凍サイクルを構成する冷凍装置が収容されている。冷凍サイクルが駆動されることで蒸発器付近で冷気が生成され、生成された冷気が庫内ファンにより貯蔵室12内に循環供給されることで、貯蔵室12内が冷却されるようになっている。
扉装置は上記のようにワイドスルー形式であることから、閉扉時のシール構造は基本的には、開口13の口縁については、各断熱扉15の裏面における開閉側(揺動端側)の縦縁を除いた他の3縁辺に装着されたパッキン30(図2参照)が密着されることでシールされ、両断熱扉15の開閉側の縦縁の間については、同縦縁に沿って装着されたセンターシール40同士が密着することでシールされるようになっている。両断熱扉15が揃って開けられると開口13が全開可能となる。
次に、断熱扉15の構成について詳細に説明する。左右一対の断熱扉15は左右対称形状に形成されているため、以下の説明では、主に右側の断熱扉15(一対の扉のうち一方の扉)の構成について説明する。断熱扉15は、方形状をなし、図2及び図3に示すように、ステンレス鋼板等の金属製の外装板21と、中央に膨出部22Aを設けた合成樹脂製の内装板22とを組み付けることで外殻体20が形成されている。この外殻体20内に、発泡樹脂等の断熱材(図示せず)が充填された構造となっている。断熱扉15の裏面における薄肉となった周縁部には、方形状をなすパッキン装着溝25が形成されている。
パッキン30はマグネットパッキンであって、合成樹脂材の押出成形によって形成され、所定長さに切断されて使用される。パッキン30は、図3に示すように、内部が複数の部屋に仕切られた筒状のパッキン本体31の背面側に取付脚33が突設されるとともに、表面側(同図の上側)における幅方向の略中央部に位置する第1マグネット室32に、扁平な角柱状の第1マグネット35が挿入されて形成されている。
パッキン30は、上記したパッキン装着溝25の4縁辺に対応して4本が準備され、各パッキン30の両端は45度に切断されている。4本のパッキン30は、それぞれの取付脚33をパッキン装着溝25に嵌着しつつ、4縁辺の全周に亘って方形枠状の形態をなして装着されている(図2参照)。図3に示すように、各パッキン本体31における内側の面には複数枚のひれ部36が張り出し形成され、内装板22の膨出部22Aの側面に弾性的に密着されている。
センターシール40は、図2及び図3に示すように、各外殻体20における開閉側(開閉軸と反対側、図3の左側)の側面15Aにおける庫内側の角部付近において、上下方向に延びた形態で装着されている。側面15A、すなわち断熱扉15の側縁部(一方の扉における他方の扉側の側縁部)には、センターシール40及びヒータ69を保持するための長手部材60が取り付けられている。つまり、センターシール40は長手部材60に取り付けられている。センターシール40は合成樹脂製であって二色(軟質樹脂及び硬質樹脂)の押出成形により形成され、断熱扉15の全高よりも少し短い長さに切断されて使用される。つまり、センターシール40は、その全長に亘って、図3に示す断面形状をなしている。
センターシール40は、断熱扉15の側縁部に沿って(上下方向に沿って)延びる長手状をなしている。センターシール40は、図3に示すように、断面視において庫外側に開口した略U字をなすシール本体部41を有している。シール本体部41は、左側の断熱扉15に設けられたセンターシール40(他方の扉に設けられた他のセンターシール)のシール本体部41と対向する対向面43を有する第1壁部58と、第1壁部58の庫内側端部から直角をなして断熱扉15側(図3の右側)に向けて延びる第2壁部44と、第2壁部44の断熱扉15側の端部から庫外側(図3の下側)に延びる第3壁部45と、を備える。第1壁部58の裏側には、第2マグネット室48が形成され、第2マグネット室48内には、扁平な角柱状の第2マグネット49が挿入されている。第1壁部58及び第2壁部44は、L字状をなしており、第1壁部58は、長手部材60を断熱扉15の開閉側(図3の左側)から覆い、第2壁部44は、長手部材60を庫内側から覆う構成となっている。
シール本体部41の第2壁部44における第3壁部45と交差した端部には、ひれ部50が断熱扉15の開閉軸側(揺動端と反対側)に向かって延出形成されている。ひれ部50は、開閉側の縦向きのパッキン30における庫内側の面(第1マグネット室32を構成する壁部の面)と重なって密着されるようになっている。
また、シール本体部41の第2壁部44における第3壁部45と交差した端部には、冷気遮断用のリップ部52が形成されている。リップ部52は、庫内側(図3の上側)に向けて突出したのち、先端部が相手側のリップ部52に向けて屈曲された形状となっている。閉扉時には、一対の断熱扉15,15の一対のリップ部52,52の先端部同士が重畳する構成となっている。
長手部材60は、上下方向に沿って延びる長手状をなし、センターシール40と同じ長さ寸法を有している。長手部材60は、図3に示すように、側面15Aにねじ62で固定されるベース61と、同ベース61の表面側に間隔を開けて被着されるスライド蓋65とから構成されている。スライド蓋65の裏面側には掛止溝66が設けられ、ベース61に設けられた掛止部63が掛止溝66に嵌合されている。掛止溝66は、スライド蓋65における庫内外の両端部にそれぞれ設けられている。また、ベース61には、結露防止用のヒータ69が収容されるヒータ保持溝68が形成されている。
次に、長手部材60に対するセンターシール40の取付構造について説明する。センターシール40は、ベース61に設けられた第1溝部91に嵌合される第1嵌合部55と、スライド蓋65に設けられた第2溝部81に嵌合される第2嵌合部59と、を有している。シール本体部41における第3壁部45は、庫外側に向かって延びた後、第1溝部91に向かって屈曲する形で延びている。第1嵌合部55は、第3壁部45の先端に設けられており、上下方向に長い板状をなしている。なお、センターシール40において、第1嵌合部55は、硬質樹脂によって構成されており、それ以外の部分は、軟質樹脂によって構成されている。つまり、第1嵌合部55は、第2嵌合部59に対して剛性が高い材質とされる。
ベース61における庫内側(図3の上側)の端部90は、内装板22の周端部に対して庫内側に突出する形状をなしており、第1溝部91は、端部90における開閉軸側(ヒンジ16側、図3の右側)の面(長手部材における一方の扉の開閉軸側の面)に形成され、開閉軸側に向けて開口されている。第1溝部91の開口縁部には、一対の第1係止部91A,91Aが形成されている。つまり、一対の第1係止部91A,91Aは、第1溝部91に沿ってそれぞれ延びている。一対の第1係止部91A,91Aは、庫内外方向(図3の上下方向)に間隔を空けて配列され、一対の第1係止部91A,91A間の対向間隔は、第1嵌合部55の幅(庫内外方向の長さ)よりも小さい値で設定されている。言い換えると、一対の第1係止部91A,91Aは、第1嵌合部55に対して、断熱扉15の開閉軸側からそれぞれ係止することで、第1溝部91に対する第1嵌合部55の抜け止めをする構成となっている。また、第1溝部91及び一対の第1係止部91A,91Aは、上下方向に沿う形で(断熱扉の側縁部に沿う形で)長手部材60の全長に亘って(上端部から下端部まで)延びている。
第2嵌合部59は、第1壁部58の庫外側の端部に形成されている。第1壁部58の庫外側の端部は、第2溝部81に向かう形で屈曲されている。第2嵌合部59は、第1壁部58の先端に設けられており、上下方向に長い板状をなしている。また、第2嵌合部59は、弾性を有しており、主に第1壁部58との接続部分を支点として弾性的に傾動変位が可能となっている。第2嵌合部59の厚さは、第2溝部81の深さ(図3の左右方向の長さ)よりも小さい値で設定されている。これにより、第2嵌合部59と第2溝部81の底面との間には、第2嵌合部59の変位を許容する隙間が設けられている。
第2溝部81は、スライド蓋65における断熱扉15の開閉側の面に形成され、開閉側に向けて開口されている。第2溝部81の開口縁部には、図3及び図4に示すように、一対の第2係止部81A,81Bが形成されている。つまり、一対の第2係止部81A,81Bは、第2溝部81に沿ってそれぞれ延びている。一対の第2係止部81A,81Bは、庫内外方向(図3の上下方向)に間隔を空けて配列され、一対の第2係止部81A,81B間の対向間隔は、第2嵌合部59の幅(庫内外方向の長さ)よりも小さい値で設定されている。言い換えると、一対の第2係止部81A,81Bは、第2嵌合部59に対して、断熱扉15の開閉側からそれぞれ係止することで、第2溝部81に対する第2嵌合部59の抜け止めをする構成となっている。また、第2溝部81及び一対の第2係止部81A,81Bは、上下方向に沿って(断熱扉の側縁部に沿って)延びている。
図3及び図5に示すように、スライド蓋65における上端部(長手方向の一端部)においては、庫外側(図3の下側、図5の右側)の第2係止部81B(一方の第2係止部)が設けられている一方で、庫内側(図3の上側、図5の左側)の第2係止部81A(他方の第2係止部)は設けられていない構成となっている。また、図4及び図5に示すように、スライド蓋65における上端部以外の部分においては、一対の第2係止部81A,81Bが設けられている。つまり、図5に示すように、スライド蓋65(ひいては長手部材60)の上端部は、一対の第2係止部81A,81Bのうち、第2係止部81Bのみが設けられている領域(第1領域A1)であり、スライド蓋65における上端部以外の部分は、一対の第2係止部81A,81Bの双方が設けられている領域(第2領域A2)である。このため、第1領域A1における第2溝部81の開口幅S1は、第2領域A2における第2溝部81の開口幅S2(一対の第2係止部81A,81Bの隙間)に比べて、第2係止部81Aがない分だけ大きくなっている。また、長手部材60に設けられた各溝(掛止溝66、ヒータ保持溝68、第2溝部81、第1溝部91)は上下両側にも開口されており、その開口は、それぞれキャップ70(図2参照)で塞がれている。
次に、センターシール40の装着手順を説明する。まず、図6に示すように、長手部材60の上端部にセンターシール40の下端部を取り付ける。具体的には、図7に示すように、第1溝部91の上端部に対して第1嵌合部55の下端部を上方から差し入れることで嵌合させた後、図8に示すように、第2溝部81に対して第2嵌合部59を第2溝部81の開口側(図8の左側)から嵌合させる。
図8に示すように、第2溝部81に対して第2嵌合部59を嵌合させる際には、第2嵌合部59が、第2溝部81の開口縁部に当接することで、斜め姿勢に弾性的に曲げられつつ、第2溝部81の開口を通して第2溝部81内に挿通され、さらに押し込まれると、第2嵌合部59は元の姿勢に弾性復帰して第2溝部81に嵌合される。このように、第1嵌合部55の下端部及び第2嵌合部59の下端部を長手部材60に取り付けた後、長手部材60に対してセンターシール40を下方にスライド移動させることで、センターシール40を全長に亘って長手部材60に取り付ける。なお、図8の動作(第2溝部81に対する第2嵌合部59の嵌合動作)は、図6に示すように、第2溝部81の上端部(図6に示す第1領域A1)で行われる。その後、センターシール40を下方にスライド移動させることで、第2嵌合部59が第2溝部81内で下方に移動して、第2係止部81Aの形成領域(図6に示す第2領域A2)に達する。これにより、第2領域A2では第2嵌合部59に対して、一対の第2係止部81A,81Bが係止した状態となる。
次に、本実施形態の効果について説明する。本実施形態では、長手部材60における上端部においては、庫内側の第2係止部81Aが設けられていない。このため、第2嵌合部59を第2溝部81の開口側(開閉側)から差し入れる際には、一対の第2係止部81A,81Bの間を通じて第2溝部81に第2嵌合部59を差し入れる構成と比べて、第2溝部81の開口幅が大きくなり、第2嵌合部59を容易に差し入れることができる。また、第2嵌合部59は、シール本体部41における庫外側の端部に設けられていることから、作業者が目視し易く、第2溝部81に対して容易に差し入れることができる。
センターシール40は、その大部分が軟質樹脂で構成されていることから、第1嵌合部55及び第2嵌合部59を同時に長手部材60(第1溝部91及び第2溝部81)に位置合わせすることは困難であり、相応の熟練が必要となる。これに対して本実施形態では、まず、第1嵌合部55を第1溝部91に装着することで、長手部材60に対してセンターシール40を位置決めし、その後、第2嵌合部59を第2溝部81内に嵌合させことができる。このため容易にセンターシール40の装着作業を行うことができる。また、第1嵌合部55は、第2嵌合部59に対して剛性が高い材質であるから、第1溝部91に第1嵌合部55を嵌合させた際に、長手部材60に対してセンターシール40をより確実に位置決めすることができる。
さらに、庫外側の第2係止部81Bは、長手部材60の全長に亘って設けられている。このため、第2溝部81が庫外側から視認されてしまうことや、第2溝部81に汚れなどが入り込む事態を抑制することができる。なお、長手部材60の上端部では、庫内側の第2係止部81Aが設けられていない。しかしながら、第2溝部81の庫内側の開口縁部は、図3に示すように、第1壁部58によって覆われている。このため、第2係止部81Aがない部分であっても、庫内側から第2溝部81が視認されることや、第2溝部81に汚れが入り込む事態は防止される。
また、図6に示すように、本実施形態では、第2溝部81の上端が第1溝部91の上端より上方に配されている。このような構成で、仮に、第1嵌合部55及び第2嵌合部59の双方を上方から各溝部に差し入れるようにすると、まず、第2溝部81に第2嵌合部59を上方から差し入れた後、第1溝部91に第1嵌合部55を上方から差し入れる必要がある。第1嵌合部55は、シール本体部41に囲まれているから、作業者は、第1嵌合部55を目視し難く、第1溝部91に差し入れ難い。
これに対して、本実施形態では、第1溝部91に第1嵌合部55を上方から差し入れた後、第2溝部81に対して第2嵌合部59を開閉側から差し入れることができる。このようにすれば、第1溝部91に第1嵌合部55を差し入れる際には、第2嵌合部59が固定されていないことから、シール本体部41をめくって第1嵌合部55を目視することができる。このため、第1溝部91と第1嵌合部55の位置を確認しつつ、作業を行うことができ、作業性が良好となる。
また、開口方向が逆向きとなっている第1溝部91と第2溝部81にそれぞれ嵌合部を嵌合させることから、センターシール40の位置ずれや変形をより確実に抑制することができる。
<関連技術>
以下、長手部材に対するセンターシールの取付構造に係る関連技術を示す。なお、上記実施形態と同一機能を有する部位、部材については、同一符号を付すことで説明を省略または簡略化する。図9に示す長手部材160は、長手部材160の上端部において、庫外側の第2係止部81Bを備えていない。これにより、長手部材160の上端部においては、第2溝部81の開口幅B1が、第2嵌合部59の幅よりも大きくなっている。このような構成とすれば、第2溝部81に第2嵌合部59を差し入れる作業がより容易になる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、長手部材60の上端部と、センターシール40の下端部とを組み付けた後、長手部材60を下方にスライドさせることでセンターシール40を全長に亘って組み付ける方法を例示したが、これに限定されない。長手部材60の下端部において、庫内側の第2係止部81Aを備えていない構成としてもよい。つまり、長手部材60の下端部と、センターシール40の上端部とを互いに組み付けた後、長手部材60を上方にスライドさせることでセンターシール40を全長に亘って組み付けてもよい。
(2)上記実施形態では、2ドア式の横型冷蔵庫を例示したが、これに限定されない。本発明は、例えば4ドア式の縦型冷蔵庫等、ドア数の異なる冷蔵庫や、冷凍庫や冷凍冷蔵庫等、要は、ワイドスルー式の扉装置を備えた冷却貯蔵庫全般に広く適用することができる。
(3)上記実施形態では、第1溝部91は、長手部材60における開閉軸側の面に形成され、開閉軸側に向けて開口されている構成を例示したが、これに限定されない。例えば、第1溝部91が長手部材60における庫内側の面に形成され、庫内側に開口されていてもよい。
(4)上記実施形態では、第2溝部81は、長手部材60における断熱扉15の開閉側の面に形成され、開閉側に向けて開口されている構成を例示したが、これに限定されない。例えば、第2溝部81が長手部材60における庫外側の面に形成され、庫外側に開口されていてもよい。なお、第2溝部81が長手部材60における庫外側の面に形成されている場合では、一対の第2係止部は、冷却貯蔵庫9の左右方向に沿って並ぶことになるが、長手部材60の上端部において、一対の第2係止部のうち、左右いずれかの第2係止部が設けられていない構成であればよい。
9…冷却貯蔵庫、10…貯蔵庫本体、13…前面開口部(開口)、15…断熱扉(一対の扉のうち一方の扉)、40…センターシール、41…シール本体部、43…対向面、55…第1嵌合部、59…第2嵌合部、60…長手部材、81…第2溝部、81A…第2係止部(他方の第2係止部)、81B…第2係止部(一方の第2係止部)、91…第1溝部、91A…第1係止部

Claims (2)

  1. 冷却貯蔵庫の貯蔵庫本体に設けられている開口を開閉可能な観音開き式の一対の扉のうち一方の扉における他方の扉側の側縁部に設けられた長手部材に対するセンターシールの取付構造であって、
    前記側縁部に沿って延びる長手状をなす前記長手部材は、
    前記側縁部に沿ってそれぞれ延びる第1溝部及び第2溝部を有し、
    前記側縁部に沿って延びる長手状をなす前記センターシールは、
    前記他方の扉に設けられた他のセンターシールと対向する対向面を有するシール本体部と、
    前記シール本体部に設けられ、前記第1溝部に嵌合する第1嵌合部と、
    前記シール本体部に設けられ、前記第2溝部に嵌合すると共に弾性を有する第2嵌合部と、を備え、
    さらに、前記長手部材は、
    前記第1溝部の開口縁部に設けられ、前記第1嵌合部に対してそれぞれ係止することで、前記第1溝部に対する前記第1嵌合部の抜け止めをする一対の第1係止部と、
    前記第2溝部の開口縁部に設けられ、前記第2嵌合部に対してそれぞれ係止することで、前記第2溝部に対する前記第2嵌合部の抜け止めをする一対の第2係止部と、を有し、
    前記一対の第1係止部は、前記第1溝部に沿ってそれぞれ延びており、
    前記一対の第2係止部は、前記第2溝部に沿ってそれぞれ延びており、
    前記長手部材における長手方向の一端部においては、
    前記一対の第2係止部のうち一方の第2係止部及び前記一対の第1係止部が設けられている一方で、他方の第2係止部は設けられていない構成であるセンターシールの取付構造。
  2. 前記第1嵌合部は、前記第2嵌合部に対して剛性が高い材質である請求項1に記載のセンターシールの取付構造。
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