JPH11294938A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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JPH11294938A
JPH11294938A JP12419698A JP12419698A JPH11294938A JP H11294938 A JPH11294938 A JP H11294938A JP 12419698 A JP12419698 A JP 12419698A JP 12419698 A JP12419698 A JP 12419698A JP H11294938 A JPH11294938 A JP H11294938A
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wall
doors
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Masahiro Sasai
正博 笹井
Masashi Nakagawa
政司 中川
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Fukushima Galilei Co Ltd
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Fukushima Industries Corp
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2323/00General constructional features not provided for in other groups of this subclass
    • F25D2323/02Details of doors or covers not otherwise covered
    • F25D2323/021French doors

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  • Gasket Seals (AREA)
  • Refrigerator Housings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 観音開き状の一対のドアを備えた冷蔵庫にお
いて、両ドア間の隙間をシール条材の弾性力のみで確実
に封止できるドアシール構造を提供する。 【解決手段】 ドア3に装着される中空のプラスチック
製シール枠9と、これに付設される第1シール10およ
び第2シール11とでドアシール構造を構成する。第1
シール10は軟質プラスチック製の断面U字状のシール
壁27で形成して、シール壁27がドア内外方向へ弾性
変形するのを規制する。これにより、ドア閉じ状態にお
いて、シール壁27が前後にずれた状態で接触するのを
防止し、シール壁27の密着面の接触圧を増強してドア
3間の隙間を確実に封止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】観音開き状の一対のドアを備
えている冷蔵庫において、ドアの揺動先端側を受け止め
る支柱を省略して、隣接するドア間の隙間を各ドアに設
けたシール体で封止する形態がある。本発明は、この種
の支柱を省略した冷蔵庫に関する。
【0002】
【従来の技術】かかる冷蔵庫のドアシール構造として、
磁石の吸着力を利用するものが多数提案されており、特
開平9−72650号公報はその一例である。本発明の
ドアシール構造は、中空状のシール条材の弾性力によっ
てのみ、シール条材どうしを密着させてドア間の隙間を
封止するが、この種のシール構造は特開平10−546
49号公報に公知である。
【0003】そこでは、各ドアの先端に断面コ字状のシ
ール枠を装着し、左右に対向するシール枠の枠面のそれ
ぞれにシール条材を嵌め込み装着している。さらに、シ
ール条材よりドア外面側の枠肩部に平板状のシール壁を
設けて、ドア間の隙間を内外二重に封止している。シー
ル条材は、断面円形の本体部と、本体部と一体に形成し
た装着部とを備えており、ドア閉じ状態において、隣接
する本体部が互いに押圧し合い、その結果だ円形状に変
形して互いに密着することでシール作用を発揮する。装
着部は枠面に嵌め込まれる脚片と、本体部の周面と脚片
の幅方向中央部とを繋ぐ首壁とで、断面逆T字状に形成
してあり、ドア開閉時に首壁が内外方向へ弾性変形でき
るようになっている。なお、このシール構造は冷凍トラ
ックのドア間に適用したものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のシール条材は本
体部どうしが互いに逆向きに押圧し合い、それぞれの円
弧周面どうしが密着することでシール作用を発揮する。
しかし、本体部が弾性変形可能な平板状の首壁で支えら
れているので、ドア閉じ状態において本体部が内外にず
れた状態で斜めに隣接することがあり、こうした場合に
本体部の接触面の面圧が不足し十分な封止作用を発揮で
きない。とくに片方のドアを開放したのち再び閉じ操作
する場合には、一方の本体部が他方の本体部をドア内方
へ押圧しながら移行するので、一対の本体部が内外にず
れやすい。
【0005】上記のシール構造を冷蔵庫に適用する場合
には、例えば特開平9−77650号公報に見られるよ
うに、各ドアと庫内天井壁との間に、各ドアを閉じ状態
に保持するドアキャッチを設けて、一方のドアを開き操
作するとき、他方のドアが連られて開くのを防ぐ必要が
ある。上記のドアキャッチは、ドアのシール枠に設けた
プラスチック製の係合爪と、庫内天井壁に装着したソケ
ットとで構成してあり、係合爪の弾性係合力でドアを閉
止保持する。そのため、長期使用時に係合爪が摩耗し
て、ソケットとの係合力が徐々に低下するのを避けられ
ない。最悪の場合には、一方のドアを開き操作すると
き、他方のドアを開放不能に押圧保持しなければならな
い。
【0006】本発明の目的は、シール条材の弾性力のみ
でドア間の隙間を封止するドアシール構造を備えた冷蔵
庫において、シール条材どうしを常に適正に密着できる
ようにし、これによりドア間の気密保持を確実に図るこ
とにある。本発明の他の目的は、ドアに密着されるシー
ル枠を中空の押出し成形品で形成することにより、その
内部空間を利用して結露防止用のヒーターユニットや給
電コードを予め収納でき、しかもシール枠で覆われる空
間を複数の気室に区分して、ドアシール構造部分の断熱
性を向上することにある。本発明の更に他の目的は、長
期使用時にも各ドアを確実に閉止保持できるドアキャッ
チを備えた冷蔵庫を得ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の冷蔵庫は、図2
に示すごとく出入口2を揺動開閉する一対のドア3を有
し、両ドア3の揺動先端にドア間の隙間を封止するドア
シール構造が設けてある。各ドア3には、図3に示すご
とく内面四周縁に沿って段落部5が設けられていて、段
落部5のドア表面壁と平行な内縁壁6に、磁石7を内蔵
するドアパッキン4が装着されている。ドアシール構造
は、図4に示すごとくドアパッキン4を内包する状態で
段落部5の外面を覆う縦長のシール枠9と、シール枠9
に設けた第1シール10および第2シール11とからな
る。シール枠9は、ドア3に装着される枠側壁13と枠
内壁14とを有するプラスチック製の中空枠体からな
る。第1シール10は断面U字状のシール壁27を備え
た弾性中空条材で形成して、枠側壁13に沿って縦長に
設ける。第2シール11はドア閉じ状態において内外に
重合密着する弾性変形可能な平板状のリップ23で形成
して、枠側壁13に沿って縦長に設ける。ドアパッキン
4と対向するシール枠9の内面に結露防止用のヒーター
ユニット12を差し込み装填する。
【0008】ヒーターユニット12は、帯板状の磁性金
属板で形成される縦長のベース31と、ベース31に装
着した発熱体32とで構成する。シール枠9の内部に、
ベース31を差し込み装填するための一対のガイド溝2
1と、発熱体32への給電線33を収容するダクト16
とを設ける。シール枠9の内部を縦通するドアパッキン
4は磁石7を介してベース31に磁気吸着力によって密
着する。
【0009】図5においてシール枠9の上端を塞ぐキャ
ップ35と、出入口2に臨む庫内の天井壁との間に、各
ドア3を閉じ状態に保持するドアキャッチ40を設け
る。ドアキャッチ40は、図6に示すごとくマグネット
キャッチ44と、磁性体製の吸着板41とからなり、キ
ャップ35と庫内の天井壁側とにマグネットキャッチ4
4と吸着板41とがそれぞれ配設されている。
【0010】硬質プラスチック材で形成したシール枠9
の枠側壁13に、軟質プラスチック材で形成した第2シ
ール11を一体に成形する。枠側壁13には、第2シー
ル11よりドア内方部分にダクト16に連通する溝25
を開口する。かくして第1シール10は、図4に示すご
とく溝25に差し込み係合される硬質プラスチック製の
取付部26と、取付部26の外面に一体に成形した軟質
プラスチック製のシール壁27とで形成する。
【0011】
【作用】シール枠9に設けた第1シール10と第2シー
ル11とは、ドア閉じ状態においてそれぞれ対を為す各
シール10・11に密着して、ドア間の隙間を封止す
る。このとき、第1シール10のシール壁27が断面U
字状の弾性中空条材で形成されているので、シール壁2
7が内外方向へ弾性変形するのを規制できる。従って、
隣接するシール壁27どうしが、内外にずれた状態で密
着するのを良く防止する。ドア開閉時に、一方のシール
壁27が他方のシール壁27に押されてドア内方へ弾性
変形しようとする場合にも、各シール壁27の円弧周壁
どうしが、変形に伴う弾性力によって互いに強圧し合う
ので、シール壁27の接触圧を十分に確保できる。第2
シール11はリップ23どうしが内外に重合する状態で
密着して、シール枠9・9間の隙間を封止する。
【0012】シール枠9を中空枠状に形成して、その内
部空間を利用してヒーターユニット12や給電線33を
配置するので、ヒーターユニット12の組み付けを容易
化できる。とくにベース31とこれに装着した発熱体3
2とでユニット部品として構成したヒーターユニット1
2は、ベース31をシール枠9に設けたガイド溝21に
差し込み装填するだけで、その組み付けを簡単に行え
る。シール枠9に装着したヒーターユニット12は、シ
ール枠9の内部を区分してダクト16と同様の独立した
空気層を形成する。さらに、ベース31に密着したドア
パッキン4も、シール枠9と段落部5との間の空間を左
右方向に区分して独立した空気層を形成する。このよう
にシール枠9の内部に区分された空気層は、熱伝導を阻
止してドアシール構造部分の断熱性を向上するのに役立
つ。
【0013】ドアキャッチ40をマグネットキャッチ4
4と磁性体製の吸着板41とで構成し、磁気吸着力で各
ドア3を閉じ状態に保持するので、長期使用時にもドア
保持力を安定して発揮できる。
【0014】第1シール10を硬質プラスチック製の取
付部26と、その外面に一体成形した軟質プラスチック
製のシール壁27とで形成しておけば、取付部26をシ
ール枠9の溝25に差し込み装填するだけで第1シール
10をシール枠9に固定できるので、シール構造を組み
立てる際の手間を減少できるうえ、第1シール10の交
換も容易に行える。
【0015】
【実施例】図1ないし図6は本発明に係る冷蔵庫の実施
例を示す。図2において、符号1は冷蔵庫本体であっ
て、その内部は上下2段に区分されて、それぞれの出入
口2が揺動自在な一対のドア3・3で開閉できる。各ド
ア3は、それぞれ冷蔵庫本体1の両外側に設けたドアヒ
ンジで揺動自在に支持してあり、ドア外面の揺動先端側
に設けた把手3aで開き操作できる。左右で対を為す各
ドア3・3の揺動先端間には、ドア間の隙間を封止する
ドアシール構造を備えている。このドアシール構造とは
別に、ドア3の内面四周縁に沿ってドアパッキン4が設
けてある。
【0016】図3においてドア3の内面の四周縁には、
段落部5を設けてあり、段落部5におけるドア表面壁と
平行な内縁壁6にドアパッキン4が装着されている。ド
アパッキン4は従来から多用されているゴム製の冷蔵庫
用パッキンからなり、その内部に角棒状の磁石7を埋設
してある。角枠状に組まれたドアパッキン4のうち、ド
ア3の上下縁およびヒンジ側の側縁に沿うパッキン部分
は、出入口2の開口周縁壁に密着してドア3と冷蔵庫本
体1との間の隙間を封止する。
【0017】図3および図4においてドアシール構造
は、ドア3の揺動先端側の側縁に沿って、ドアパッキン
4を含む段落部5の外面を覆う縦長のシール枠9と、シ
ール枠9に設けた第1シール10および第2シール11
とからなる。ドアパッキン4と対向するシール枠9の内
面には、結露防止用のヒーターユニット12が配置され
ている。
【0018】シール枠9は、ドア3の側端壁に装着され
る枠側壁13と、ドア3の内面壁より庫内側へ膨出する
枠内壁14とを有し、両壁13・14の内面どうしを異
形断面状の連絡壁15で接続して、枠内壁14と連絡壁
15との間に配線用のダクト16を区画した、硬質プラ
スチック製の中空枠体からなり、押し出し成形法によっ
て形成する。枠内壁14と連絡壁15との交差部分の外
側面には、ビス17でドア内面に締結される固定壁18
が突設されている。
【0019】連絡壁15の中途部には、ダクト16の内
方に突出する中空の補強枠20を設ける。また、連絡壁
15よりドア外方側に、ヒーターユニット12を装填す
るためのガイド溝21を左右対向状に設ける。枠側壁1
3の突端内面の上下4個所には、ドア3の側端壁に差し
込み係合される連結爪22を設ける。連結爪22は元々
リブ状に連続しているが、その不要部分を切り取ること
によって所定の上下長さに形成してある(図5参照)。
枠側壁13の前後中途部の外面には、軟質プラスチック
製の第2シール11を突設する。第2シール11は平板
状のリップ23からなり、シール枠9を成形する際に二
色成形法で一体に成形されている。
【0020】枠側壁13には、第2シール11よりドア
内方部分に第1シール10を装着するための凹部24を
設け、この凹部24の底壁にダクト16と連通する溝2
5が開口しており、この溝25に第1シール10を差し
込み係合する。第1シール10は、硬質プラスチック製
の上下に長い取付部26と、取付部26の外面に一体に
成形した断面U字状の軟質プラスチック製のシール壁2
7とを有し、取付部26の押し出し成形時に二色成形法
でシール壁27を一体に成形する。取付部26は、前記
凹部24に嵌め込まれるベース壁28と、ベース壁28
の内側に突設した断面L字状の一対の係合脚29とから
なり、係合脚29を溝25を介してダクト16内に差し
込み係合することによりシール枠9に抜け止め装着でき
る。
【0021】ヒーターユニット12は、図4に示すごと
く帯板状の鋼板等の磁性金属板からなる縦長のベース3
1と、ベース31の庫内側の片面に固定した発熱体(ヒ
ーター線)32とからなり、図2に示すごとくベース3
1の幅方向の左右両端を一対のガイド溝21に差し込み
係合することにより、シール枠9に装着固定できる。こ
のようにヒーターユニット12をシール枠9に組むこと
により、連絡壁15とベース31との間にダクト16と
同様の区画室が形成され、区画室はシール枠9の熱伝導
を阻止して断熱性を付与する。発熱体32に連らなる給
電線33はダクト16内に通す。発熱体32は面状の発
熱体であってもよい。
【0022】シール枠9に第1シール10とヒーターユ
ニット12とを組んだ後、図3に示すごとく連結爪22
をドア3の側端壁に設けた係合口34に圧嵌係合し、こ
の状態で固定壁18をドア内面壁にビス17で締結する
ことにより、シール枠9をドア3に固定する。ドア3に
シール枠9を固定した状態において、枠内を縦通するド
アパッキン4は、ドア内外方向に弾性変形した状態でベ
ース31に密着して、磁石7の吸着作用によって密着状
態を維持できる。これによりベース31と内縁壁6との
間を左右方向のいくつもの区画に区分して、ここでも熱
の伝導を阻止している。
【0023】シール枠9の上下両端には、図5に示すご
とくそれぞれ射出成形品からなるキャップ35を装着し
て、前記補強枠20にねじ込んだビス36で固定してあ
る。このキャップ35と庫内天井壁にビスで固定した受
台37との間に、ドア3を閉じ状態に保持するドアキャ
ッチ40を設ける(図6参照)。
【0024】図5においてキャップ35は、枠内壁14
と連絡壁15と凹部24の端面とを覆うように形成して
あり、その庫内側の周面に吸着板41を組むための溝3
8を備えている。キャップ35のドア外面側の周縁に沿
う上面、およびドア間の隙間に面する周面の縁に沿っ
て、第2シール11に連続するシール壁39を突設す
る。キャップ上面側に突出するシール壁39は、ドア閉
じ状態において出入口2の開口周縁に密着する。なお、
シール壁39は軟質プラスチック材で形成してあって、
キャップ35の成形時に二色成形法によって一体に成形
される。
【0025】図6において受台37は、ドア内面側へ向
かって開口する2個のポケット43を備えたプラスチッ
ク成形品からなり、各ポケット43の内部に市販のマグ
ネットキャッチ44を収容しビスで固定してある。この
マグネットキャッチ44と、キャップ35に固定した吸
着板41とでドアキャッチ40を構成する。吸着板41
は鋼板等の磁性金属板で形成し、前記溝38に係合し接
着固定する。各マグネットキャッチ44は、左右のドア
3・3に対応して設けてある。
【0026】以上のように構成したドアシール構造によ
れば、左右のドア3・3を閉じた図1の状態において、
第1シール10どうしが互いに押圧し合ってドア間の隙
間を封止し、さらに第2シール11どうしが内外に重合
密着して、ドア間の隙間を内外二重に封止しているの
で、ドア3・3を受け止める支柱が省略してあるにも拘
らず、庫内の冷気の洩れや外気の侵入を確実に防止でき
る。また、連絡壁15やヒーターユニット12のベース
31によって、シール枠9の内部を複数の区画に区分
し、さらにドアパッキン4でシール枠9と内縁壁6との
間を複数の区画に区分できるので、これらの区分された
空気層でドアシール構造部における熱伝導を阻止し、断
熱性を向上することができる。マグネットキャッチ44
を利用したドアキャッチ40で、各ドア3・3のドア閉
じ状態を保持するので、長期使用時にも安定したドア保
持力を発揮して、片方のドア3を開き操作する際に、他
方のドア3が連られて開放されるのを確実に防止でき
る。
【0027】図7は第1シール10に関する本発明の別
実施例を示す。そこでは、断面U字状のシール壁27を
第2シール11と同様にシール枠9の成形時に一体に成
形した。もちろんシール壁27は軟質プラスチック材で
形成する。この場合には、上記の実施例とは異なり、シ
ール壁27が傷んだ時点でシール枠9ごと交換して、シ
ール構造を更新することになる。
【0028】上記の実施例以外に、第2シール11をシ
ール枠9とは別体に形成して、第1シール10と同様に
枠側壁13に差し込み固定できる。必要に応じて例え
ば、図8(a)に示すように第1シール10と第2シー
ル11とを取付部26に一体成形して、これをシール枠
9に差し込み固定することができる。
【0029】また、図8(b)に示すように一方のドア
3にのみ第1シール10を設け、他方のドア3には第1
シール10に密着するシールリブ46をシール枠9と一
体に設けることができる。この場合のシールリブ46は
弾性変形不能な金属あるいはプラスチック等の硬質材で
形成する。
【0030】シール壁27は、一対の前後脚と両脚を接
続する部分円弧壁とで、基本的に断面U字状の弾性中空
材として形成するが、シール壁27の形成素材によって
は、壁内面に前後脚と平行な1以上の補強脚を設けて、
ドア開閉時に内外方向へ変形するのを規制することがで
きる。なお本発明での冷蔵庫とは、冷凍庫や保冷庫等を
も含む。マグネットキャッチ44はドア3側に配置し、
吸着板41は庫内側に配置してもよい。
【0031】
【発明の効果】本発明では、ドア3に固定されるシール
枠9と、シール枠9の対向側面に設けた第1シール10
および第2シール11とでドアシール構造を構成した。
そのうえで、第1シール10を断面U字状のシール壁2
7で形成して、ドア開閉時にシール壁27がドア内外方
向へたわみ変形するのを規制できるようにした。従っ
て、従来例に比べて、第1シール10どうしを適正に密
着させて、ドア3間の隙間を確実に封止できる。シール
枠9をプラスチック製の中空枠体で形成し、その内部空
間を利用して、給電線33を配線し、あるいはヒーター
ユニット12を差し込み装填できるようにするので、ド
アシール構造の構成部品の殆どをシール枠9に対して予
め組み付けてユニット化しておくことができ、その分だ
けドアシール構造のドア3に対する組み付けが簡略化
し、第1シール10や第2シール11が傷んだ場合のシ
ール枠9等の交換も容易に行える。
【0032】ヒーターユニット12のベース31を利用
してシール枠9の内部を区分し、ダクト16およびドア
パッキン4による空間区分作用と協同して枠内空間を複
数の空気層に区分するので、ドアシール構造部分の断熱
性を向上して、熱伝導による熱損失を抑止できる利点を
有する。マグネットキャッチ44と、これに吸着される
吸着板41とでドアキャッチ40を構成するので、係合
爪の弾性係合力によってドアを閉止保持する従来のドア
キャッチに比べて、長期使用時の閉止保持力の低下を一
掃でき、ドア3を使用者の明確な開放意図がない限り
は、常に確実に閉じ状態に保持できる点で有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】ドアシール構造を示す横断平面図である。
【図2】冷蔵庫の正面図である。
【図3】片方のドアのドアシール構造を示す横断平面図
である。
【図4】ドアシール構造を分解した状態での横断平面図
である。
【図5】ドアキャッチを示す斜視図である。
【図6】ドアキャッチの受台を示す斜視図である。
【図7】ドアシール構造に関する本発明の別実施例を示
す横断平面図である。
【図8】ドアシール構造に関する本発明の更に異なる別
実施例を示す横断平面図である。
【符号の説明】
2 出入口 3 ドア 4 ドアパッキン 5 段落部 6 内縁壁 7 磁石 9 シール枠 10 第1シール 11 第2シール 12 ヒーターユニット 13 枠側壁 14 枠内壁 16 ダクト 21 ガイド溝 23 リップ 25 溝 26 第1シールの取付部 27 第1シールのシール壁 31 ヒーターユニットのベース 32 ヒーターユニットの発熱体 33 給電線 35 キャップ 40 ドアキャッチ 41 吸着板 44 マグネットキャッチ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出入口2を揺動開閉する一対のドア3を
    有し、両ドア3の揺動先端にドア間の隙間を封止するド
    アシール構造を備えた冷蔵庫であって、 各ドア3の内面四周縁に沿って段落部5が設けられてい
    て、段落部5におけるドア表面壁と平行な内縁壁6に、
    磁石7を内蔵するドアパッキン4が装着されており、 ドアシール構造は、ドアパッキン4を内包する状態で段
    落部5の外面を覆う縦長のシール枠9と、シール枠9に
    設けた第1シール10および第2シール11とからな
    り、 シール枠9は、ドア3に装着される枠側壁13と枠内壁
    14とを有するプラスチック製の中空枠体からなり、 第1シール10は断面U字状のシール壁27を備えた弾
    性中空条材で形成されていて、枠側壁13に沿って縦長
    に設けられており、 第2シール11は、ドア閉じ状態において内外に重合密
    着する弾性変形可能な平板状のリップ23で形成されて
    いて、枠側壁13に沿って縦長に設けられており、 ドアパッキン4と対向するシール枠9の内面に、結露防
    止用のヒーターユニット12が差し込み装填されている
    冷蔵庫。
  2. 【請求項2】 ヒーターユニット12が、帯板状の磁性
    金属板で形成された縦長のベース31と、ベース31に
    装着した発熱体32とで構成されており、 シール枠9の内部に、ベース31を差し込み装填するた
    めの一対のガイド溝21と、発熱体32への給電線33
    を収容するダクト16とが設けられており、 シール枠9の内部を縦通するドアパッキン4が、磁石7
    を介してベース31に磁気吸着力で密着している請求項
    1記載の冷蔵庫。
  3. 【請求項3】 シール枠9の上端を塞ぐキャップ35
    と、出入口2に臨む庫内の天井壁との間に、各ドア3を
    閉じ状態に保持するドアキャッチ40が設けられてお
    り、 ドアキャッチ40が、マグネットキャッチ44と、磁性
    体製の吸着板41とからなり、キャップ35と庫内の天
    井壁とにマグネットキャッチ44と吸着板41とがそれ
    ぞれ配設されている請求項1又は2記載の冷蔵庫。
  4. 【請求項4】 硬質プラスチック材で形成したシール枠
    9の枠側壁13に、軟質プラスチック材で形成した第2
    シール11が一体に成形されており、 枠側壁13には、第2シール11よりドア内方部分にダ
    クト16に連通する溝25が開口しており、 第1シール10が、溝25に差し込み係合される硬質プ
    ラスチック製の取付部26と、取付部26の外面に一体
    に成形した軟質プラスチック製のシール壁27とで形成
    してある請求項1又は2又は3記載の冷蔵庫。
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