JP2000043622A - 車両用シート装置 - Google Patents
車両用シート装置Info
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- JP2000043622A JP2000043622A JP10215278A JP21527898A JP2000043622A JP 2000043622 A JP2000043622 A JP 2000043622A JP 10215278 A JP10215278 A JP 10215278A JP 21527898 A JP21527898 A JP 21527898A JP 2000043622 A JP2000043622 A JP 2000043622A
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- Japan
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- floor
- seat
- seat body
- side leg
- leg member
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- Seats For Vehicles (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 比較的簡単な構造で、シート本体下側に足を
延ばしてくつろげるスペースを確保することができ、同
時に、シート本体に対する支持力を確保して、安定保持
可能にした車両用シート装置を提供することにある。 【解決手段】 シート本体1が車体フロアFにスライド
機構4を介して前後位置調整可能に配設される車両用シ
ート装置を対象としている。そして、前記スライド機構
4は、フロアF側に固定されるロアレール6及び該ロア
レール6にスライド自在に嵌合されるアッパレール7
と、アッパーレール7から上側に所定高さに起立されて
シート本体1を左右略中間の下面位置で保持するセンタ
ー支持部8とを少なくとも有している。同時に、シート
本体1は、側部からフロアFに向かって斜めに突設され
て、その先端をフロアF上に移動自在に当接しているサ
イドレッグ部材13を有しており、フロアFに対し、セ
ンター支持部8とサイドレッグ部材13とにより前後位
置調整可能に支持されている構成にしたものである。
延ばしてくつろげるスペースを確保することができ、同
時に、シート本体に対する支持力を確保して、安定保持
可能にした車両用シート装置を提供することにある。 【解決手段】 シート本体1が車体フロアFにスライド
機構4を介して前後位置調整可能に配設される車両用シ
ート装置を対象としている。そして、前記スライド機構
4は、フロアF側に固定されるロアレール6及び該ロア
レール6にスライド自在に嵌合されるアッパレール7
と、アッパーレール7から上側に所定高さに起立されて
シート本体1を左右略中間の下面位置で保持するセンタ
ー支持部8とを少なくとも有している。同時に、シート
本体1は、側部からフロアFに向かって斜めに突設され
て、その先端をフロアF上に移動自在に当接しているサ
イドレッグ部材13を有しており、フロアFに対し、セ
ンター支持部8とサイドレッグ部材13とにより前後位
置調整可能に支持されている構成にしたものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート本体が前後
方向に移動されて位置調整可能に設けられる車両用シー
ト装置に関するものである。
方向に移動されて位置調整可能に設けられる車両用シー
ト装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車等に装備されるシート装置は、通
常、シート本体がスライド機構を介して座者の好みに合
う前後位置に移動調整される。また、ワンボックスタイ
プ等に装備されるシート装置には、図5に示した如くシ
ート本体50をフロアF面から定高さ位置、つまり後席
の座者がシート本体50とフロアFとの間のスペースに
足を入れてリラックスできるよう配置されることが多
い。この構造では、シート本体50が底部両側に下設さ
れた左右の脚部材51,52を有し、それら脚部材5
1,52をスライド機構53を介し前後位置調整可能に
配置している。なお、スライド機構53は、移動側アッ
パーレールと固定側ロアーレール53aとが互いに移動
可能に嵌合したレール構造であり、シートクッション5
0aの底部とフロアFとの間、あるいは脚部材51,5
2とフロアFとの間に対に設けられていると共に、移動
後の位置でロックするロック手段やロック解除用の操作
レバー54等を有している。
常、シート本体がスライド機構を介して座者の好みに合
う前後位置に移動調整される。また、ワンボックスタイ
プ等に装備されるシート装置には、図5に示した如くシ
ート本体50をフロアF面から定高さ位置、つまり後席
の座者がシート本体50とフロアFとの間のスペースに
足を入れてリラックスできるよう配置されることが多
い。この構造では、シート本体50が底部両側に下設さ
れた左右の脚部材51,52を有し、それら脚部材5
1,52をスライド機構53を介し前後位置調整可能に
配置している。なお、スライド機構53は、移動側アッ
パーレールと固定側ロアーレール53aとが互いに移動
可能に嵌合したレール構造であり、シートクッション5
0aの底部とフロアFとの間、あるいは脚部材51,5
2とフロアFとの間に対に設けられていると共に、移動
後の位置でロックするロック手段やロック解除用の操作
レバー54等を有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のスラ
イド機構53は、固定側ロアレール53aがフロアF側
に対に設置されているので、シート本体50が前後方向
に位置調整されると、固定側ロアレール53aが車室内
に露出して見栄えが悪くなる。これは、シート本体50
が図5の如く比較的大きい脚部材51,52を介在して
フロアFから高く配置されるほど問題になる。また、従
来の如く両側レール構造では、後席に座った人がシート
本体50の下に足を入れてリラックスするときに、左右
の脚部材51,52に足が当たり易く、充分満足できな
かった。なお、このような改善策としては、両側レール
構造に代えて、例えば、シート本体を左右略中間のみで
支持する単一レール構造にすることも考えられる。とこ
ろが、そのような単一レール構造では、シート本体の支
持力が不足して、安定した保持が得られず、走行時等に
おいて左右に揺れが生じ易くなるという不具合がある。
イド機構53は、固定側ロアレール53aがフロアF側
に対に設置されているので、シート本体50が前後方向
に位置調整されると、固定側ロアレール53aが車室内
に露出して見栄えが悪くなる。これは、シート本体50
が図5の如く比較的大きい脚部材51,52を介在して
フロアFから高く配置されるほど問題になる。また、従
来の如く両側レール構造では、後席に座った人がシート
本体50の下に足を入れてリラックスするときに、左右
の脚部材51,52に足が当たり易く、充分満足できな
かった。なお、このような改善策としては、両側レール
構造に代えて、例えば、シート本体を左右略中間のみで
支持する単一レール構造にすることも考えられる。とこ
ろが、そのような単一レール構造では、シート本体の支
持力が不足して、安定した保持が得られず、走行時等に
おいて左右に揺れが生じ易くなるという不具合がある。
【0004】本発明は上記した問題に鑑みなされたもの
である。その目的は、上記の問題を一掃して、比較的簡
単な構造で、シート本体下側に足を延ばしてくつろげる
スペースを確保することができ、同時に、シート本体に
対する支持力を確保して、安定保持可能にした車両用シ
ート装置を提供することにある。更に他の目的は、以下
に説明する内容の中で順次明らかにして行く。
である。その目的は、上記の問題を一掃して、比較的簡
単な構造で、シート本体下側に足を延ばしてくつろげる
スペースを確保することができ、同時に、シート本体に
対する支持力を確保して、安定保持可能にした車両用シ
ート装置を提供することにある。更に他の目的は、以下
に説明する内容の中で順次明らかにして行く。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、図1から図4に例示される如く、シート本体
1が車体フロアFにスライド機構4を介して前後位置調
整可能に配設される車両用シート装置において、前記ス
ライド機構4は、フロアF側に固定されるロアレール6
及び該ロアレール6にスライド自在に嵌合されるアッパ
レール7と、アッパーレール7から上側に所定高さに起
立されてシート本体1を左右略中間の下面位置で保持す
るセンター支持部8とを少なくとも有している一方、シ
ート本体1は、その側部からフロアFに向かって斜めに
突設されて、先端をフロアF上に移動自在に当接してい
るサイドレッグ部材13を有しており、フロアFに対
し、センター支持部8とサイドレッグ部材13とにより
前後位置調整可能に支持されている構成にしたものであ
る。
本発明は、図1から図4に例示される如く、シート本体
1が車体フロアFにスライド機構4を介して前後位置調
整可能に配設される車両用シート装置において、前記ス
ライド機構4は、フロアF側に固定されるロアレール6
及び該ロアレール6にスライド自在に嵌合されるアッパ
レール7と、アッパーレール7から上側に所定高さに起
立されてシート本体1を左右略中間の下面位置で保持す
るセンター支持部8とを少なくとも有している一方、シ
ート本体1は、その側部からフロアFに向かって斜めに
突設されて、先端をフロアF上に移動自在に当接してい
るサイドレッグ部材13を有しており、フロアFに対
し、センター支持部8とサイドレッグ部材13とにより
前後位置調整可能に支持されている構成にしたものであ
る。
【0006】この構造では、シート本体1がセンター支
持部8及びサイドレッグ部材13にて支持されているこ
とから、単一レール構造であっても左右の揺れ等を抑え
安定した設置を可能にする。すなわち、この構造は、略
中間に設けられたスライド機構4を介して前後に位置調
整される場合でも、シート本体1の側部からサイドレッ
グ部材13を突設してフロアFに当接した状態で移動さ
れるようにし、左右に加わる荷重をそのサイドレッグ部
材13にて受けることができるようにしたものである。
そして、センター支持部8は20cm以上の高さに設定
されていることから、センター支持部8の両側にスペー
ス10が確保されており、後席の座者がその両側スペー
ス10に足をそれぞれ延ばしてリラックスすることがで
きる。
持部8及びサイドレッグ部材13にて支持されているこ
とから、単一レール構造であっても左右の揺れ等を抑え
安定した設置を可能にする。すなわち、この構造は、略
中間に設けられたスライド機構4を介して前後に位置調
整される場合でも、シート本体1の側部からサイドレッ
グ部材13を突設してフロアFに当接した状態で移動さ
れるようにし、左右に加わる荷重をそのサイドレッグ部
材13にて受けることができるようにしたものである。
そして、センター支持部8は20cm以上の高さに設定
されていることから、センター支持部8の両側にスペー
ス10が確保されており、後席の座者がその両側スペー
ス10に足をそれぞれ延ばしてリラックスすることがで
きる。
【0007】以上の本発明は次のように具体化されるこ
とがより好ましい。第1に、前記センター支持部8は、
両側に突設した後席用のフットレスト20を有している
構成である。この構造では、フットレスト20がセンタ
ー支持部8を利用することにより、最適な位置で、理想
的な状態で設置されるようにしたものである。そして、
後席の人はシート本体1の下面側において、センター支
持部8の両側にフットレスト20付きのスペース10が
形成されることから、そのフットレスト20に足を載せ
てよりリラックスすることができる。第2に、前記サイ
ドレッグ部材13は、非使用状態でサイドレッグ部材1
3の一部を形成していると共に、基端側を支点として上
方へ回動されると使用状態に切り換えられるアームレス
ト14を有している構成である。この構造では、サイド
レッグ部材13をシートバック3の側部から突出するこ
とにより、側部の支持力を強化すると同時に、シート本
体1に対しアームレスト14を一体的に組み付けること
で、サイドレッグ部材13に付加価値を持たせたもので
ある。そして、このアームレスト14は、例えば、サイ
ドレッグ部材13側に段差上の格納部17を設けるだけ
で、サイドレッグ部材13を専用の格納部17として利
用するものである。なお、前記サイドレッグ部材13
は、通常、下側先端にフロアF上を転動するキャスター
16やローラ等が設けられることになる。何れの場合
も、フロアF上にシート本体1を支持しつつ移動自在に
する上で、比較的簡易に実現可能である。
とがより好ましい。第1に、前記センター支持部8は、
両側に突設した後席用のフットレスト20を有している
構成である。この構造では、フットレスト20がセンタ
ー支持部8を利用することにより、最適な位置で、理想
的な状態で設置されるようにしたものである。そして、
後席の人はシート本体1の下面側において、センター支
持部8の両側にフットレスト20付きのスペース10が
形成されることから、そのフットレスト20に足を載せ
てよりリラックスすることができる。第2に、前記サイ
ドレッグ部材13は、非使用状態でサイドレッグ部材1
3の一部を形成していると共に、基端側を支点として上
方へ回動されると使用状態に切り換えられるアームレス
ト14を有している構成である。この構造では、サイド
レッグ部材13をシートバック3の側部から突出するこ
とにより、側部の支持力を強化すると同時に、シート本
体1に対しアームレスト14を一体的に組み付けること
で、サイドレッグ部材13に付加価値を持たせたもので
ある。そして、このアームレスト14は、例えば、サイ
ドレッグ部材13側に段差上の格納部17を設けるだけ
で、サイドレッグ部材13を専用の格納部17として利
用するものである。なお、前記サイドレッグ部材13
は、通常、下側先端にフロアF上を転動するキャスター
16やローラ等が設けられることになる。何れの場合
も、フロアF上にシート本体1を支持しつつ移動自在に
する上で、比較的簡易に実現可能である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施
形態は、好適な具体例であり技術的に好ましい種々の限
定が付されているが、本発明の技術的範囲を制約するも
のではない。
面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施
形態は、好適な具体例であり技術的に好ましい種々の限
定が付されているが、本発明の技術的範囲を制約するも
のではない。
【0009】図1及び図2は本発明に係る車両用シート
装置の実施形態を示し、図1はアームレストを使用位置
に配置させた状態で示す概略斜視図、図2はアームレス
トを格納位置に配置させた状態で示す概略側面図であ
る。図3及び図4は図1及び図2の車両用シート装置の
要部骨組み構造を示し、図3はその模式分解斜視図、図
4は模式縦断面図である。
装置の実施形態を示し、図1はアームレストを使用位置
に配置させた状態で示す概略斜視図、図2はアームレス
トを格納位置に配置させた状態で示す概略側面図であ
る。図3及び図4は図1及び図2の車両用シート装置の
要部骨組み構造を示し、図3はその模式分解斜視図、図
4は模式縦断面図である。
【0010】図1及び図2において、この車両用シート
装置は、シート本体1がシートクッション2及びシート
バック3で構成されており、車体フロアFに対しスライ
ド機構4を介し車体前後方向に位置調整可能に設けられ
ると共に、シートクッション2の両側に取り付けられて
シート本体1をフロアF上にスライド可能に支持してい
るサイドレッグ部材13を有している。なお、シートク
ッション2及びシートバック3自体は、公知のものと同
様にフレーム11等にパッドを保持し、表皮材により被
覆処理したものである。また、シートバック3は、シー
トクッション2に対し細部を省略したリンライニング機
構を介して任意の角度に傾倒調整される。
装置は、シート本体1がシートクッション2及びシート
バック3で構成されており、車体フロアFに対しスライ
ド機構4を介し車体前後方向に位置調整可能に設けられ
ると共に、シートクッション2の両側に取り付けられて
シート本体1をフロアF上にスライド可能に支持してい
るサイドレッグ部材13を有している。なお、シートク
ッション2及びシートバック3自体は、公知のものと同
様にフレーム11等にパッドを保持し、表皮材により被
覆処理したものである。また、シートバック3は、シー
トクッション2に対し細部を省略したリンライニング機
構を介して任意の角度に傾倒調整される。
【0011】ここで、スライド機構4は、シートクッシ
ョン2の下側で、その左右略中間に位置し、前後方向に
延ばされた状態で配設されていて、車体フロアFに固定
されたロアレール6と、ロアレール6に対してスライド
自在に嵌合されているアッパーレール7と、アッパーレ
ール7上に一体的に設けられて、上側に起立したセンタ
ー支持部8とを備えている。なお、スライド機構4に
は、細部を省略しているが、ロアレール6に対してアッ
パーレール7の移動を解除可能にロックしておく操作レ
バー5付きのロック手段が設けられており、ロアレール
6に対してアッパーレール7の移動を任意の位置で係止
可能になっている。
ョン2の下側で、その左右略中間に位置し、前後方向に
延ばされた状態で配設されていて、車体フロアFに固定
されたロアレール6と、ロアレール6に対してスライド
自在に嵌合されているアッパーレール7と、アッパーレ
ール7上に一体的に設けられて、上側に起立したセンタ
ー支持部8とを備えている。なお、スライド機構4に
は、細部を省略しているが、ロアレール6に対してアッ
パーレール7の移動を解除可能にロックしておく操作レ
バー5付きのロック手段が設けられており、ロアレール
6に対してアッパーレール7の移動を任意の位置で係止
可能になっている。
【0012】センター支持部8は、フロアFとシートク
ッション2との間にあって両側に足入れ用のスペース1
0を確保するものである。上部には、左右両側に向かっ
て略直角に折り曲げられている取付座部9を有してい
る。下部後方側には、フットレスト20がそれぞれ左右
両面に装着されている。各フットレスト20は、対応す
るスペース10内に突出されて、後方へ行くほど低くな
る傾斜角で突設されている。そして、このセンター支持
部8は、取付座部9をシートクッション2のフレーム1
1の下面の左右略中間に当接させ、フレーム11と取付
座部9との間を複数のボルト21(図4参照)にて固定
することにより、シート本体1をアッパーレール7上に
連結している。また、フレーム11とスライド機構4の
間にセンター支持部8を介在させたことによって、シー
ト本体1と車体フロアFとの間にセンター支持部8の高
さに対応した足入れ用スペース10を確保している。そ
のスペース10には、フットレスト20が位置し、後席
に座った乗員がそこに足を載せて延ばすことができる。
ッション2との間にあって両側に足入れ用のスペース1
0を確保するものである。上部には、左右両側に向かっ
て略直角に折り曲げられている取付座部9を有してい
る。下部後方側には、フットレスト20がそれぞれ左右
両面に装着されている。各フットレスト20は、対応す
るスペース10内に突出されて、後方へ行くほど低くな
る傾斜角で突設されている。そして、このセンター支持
部8は、取付座部9をシートクッション2のフレーム1
1の下面の左右略中間に当接させ、フレーム11と取付
座部9との間を複数のボルト21(図4参照)にて固定
することにより、シート本体1をアッパーレール7上に
連結している。また、フレーム11とスライド機構4の
間にセンター支持部8を介在させたことによって、シー
ト本体1と車体フロアFとの間にセンター支持部8の高
さに対応した足入れ用スペース10を確保している。そ
のスペース10には、フットレスト20が位置し、後席
に座った乗員がそこに足を載せて延ばすことができる。
【0013】これに対し、サイドレッグ部材13は樹脂
成形体であり、図3に示す如くシートクッション2とシ
ートバック3との間に介在されるリクランニング機構用
のベース12を利用して取り付けられている。各サイド
レッグ部材13は、一端(上端)側がベース12の対応
部に固定され、他端(下端)側が車体フロアF上に当接
される長さで前方斜め下側に突き出して、先端に設けら
れたキャスター16を介して車体フロアF上に常に当接
された状態になっている。したがって、サイドレッグ部
材13は、スライド機構4によりシート本体1が前後方
向に移動されるとき、キャスター16を介してフロアF
上をシート本体1と共に移動し、シート本体1が左右方
向に揺れるのを規制する。なお、前記ベース12は、シ
ートクッション2のフレーム11の側部に固定されて、
後方斜め上側に立ち上がった部分にシートバック3を傾
動可能に支持するものである。その後方に立ち上がった
部分にサイドレッグ部材13が固定支持されている。前
記キャスター16は、サイドレッグ部材13の下端面に
固定されるブラケット16aに対し枢軸16bを介し車
16cを回動自在に枢支したものである。
成形体であり、図3に示す如くシートクッション2とシ
ートバック3との間に介在されるリクランニング機構用
のベース12を利用して取り付けられている。各サイド
レッグ部材13は、一端(上端)側がベース12の対応
部に固定され、他端(下端)側が車体フロアF上に当接
される長さで前方斜め下側に突き出して、先端に設けら
れたキャスター16を介して車体フロアF上に常に当接
された状態になっている。したがって、サイドレッグ部
材13は、スライド機構4によりシート本体1が前後方
向に移動されるとき、キャスター16を介してフロアF
上をシート本体1と共に移動し、シート本体1が左右方
向に揺れるのを規制する。なお、前記ベース12は、シ
ートクッション2のフレーム11の側部に固定されて、
後方斜め上側に立ち上がった部分にシートバック3を傾
動可能に支持するものである。その後方に立ち上がった
部分にサイドレッグ部材13が固定支持されている。前
記キャスター16は、サイドレッグ部材13の下端面に
固定されるブラケット16aに対し枢軸16bを介し車
16cを回動自在に枢支したものである。
【0014】また、サイドレッグ部材13には、収納部
17が基端側の上側部分を一段低い段差にすることによ
り形成されている。その収容部17には、アームレスト
14が一体的に組み付けられている。すなわち、アーム
レスト14は、その基端側を枢軸15を介して回動可能
に取り付けられていると共に、図示を省略した係止機構
により収納部17から所定角度に回動されたときにその
位置で係止されるようになっている。このようなアーム
レスト14は、収納部17内に配置された初期状態でサ
イドレッグ部材13の一部を形成するものであればよ
く、例えば、心材にパッドを保持し、その外周を装飾材
で被覆処理したものである。そして、アームレスト14
は、図2の実線及び図1の一点鎖線で示す如く全体が収
納部17内に配置された「格納位置」と、図1の実線及
び図2の一点鎖線で示す如く枢軸15を介し上側に回動
されて車体フロアFと略水平に配置されて、シート本体
1の座者が腕を載せることができる「使用位置」とに切
り換えられる。
17が基端側の上側部分を一段低い段差にすることによ
り形成されている。その収容部17には、アームレスト
14が一体的に組み付けられている。すなわち、アーム
レスト14は、その基端側を枢軸15を介して回動可能
に取り付けられていると共に、図示を省略した係止機構
により収納部17から所定角度に回動されたときにその
位置で係止されるようになっている。このようなアーム
レスト14は、収納部17内に配置された初期状態でサ
イドレッグ部材13の一部を形成するものであればよ
く、例えば、心材にパッドを保持し、その外周を装飾材
で被覆処理したものである。そして、アームレスト14
は、図2の実線及び図1の一点鎖線で示す如く全体が収
納部17内に配置された「格納位置」と、図1の実線及
び図2の一点鎖線で示す如く枢軸15を介し上側に回動
されて車体フロアFと略水平に配置されて、シート本体
1の座者が腕を載せることができる「使用位置」とに切
り換えられる。
【0015】以上の車両用シート装置は、次のような作
動及び利点を有している。 、シート本体1の下側で、センター支持部8の左右両
側に下側スペース10が形成され、その下側スペース1
0内にフットレスト20を設けている。このため、この
構造では、図2に示す如く後席の座者が、両側のスペー
ス10内に両足を延ばし、その下側スペース10内でフ
ットレスト20に足を載せてくつろぐことができる。勿
論、スペース10をラベージ用として荷物を収納するよ
うなときにも、使い勝手がよいものとなる。 、各サイドレッグ部材13は、その下端側をキャスタ
ー16を介して車体フロアF上に常に当接させた状態で
シートバック3側に取り付けられて、シート本体1を両
側から支持している。このため、この構造では、シート
本体1がスライド機構4を介し前後に移動されるとき、
そのキャスター16を介して車体フロアFを前後方向に
移動されることになり、シート本体1が左右方向に揺れ
るのを抑え、安定した前後動を保証する。また、各サイ
ドレッグ部材13は、リンクラニング機構のベース12
を利用して組み付けるため、取付構造的に簡易となり、
固定強度も確実に得られる。 、アームレスト14は、サイドレッグ部材13の収納
部17に対し組み付けられると共に、図2の実線等の如
く「格納位置」と、図1の実線の如く「使用位置」とに
切り換え可能にしたことから、格納位置に配置された状
態ではアームレスト14がサイドレッグ部材13と一体
的となり、邪魔にならない状態に保持させておくことが
できる。このため、サイドレッグ部材13は、シート本
体1の側部支持作用に加え、アームレスト14を付設す
る場合にも好適に利用できる。
動及び利点を有している。 、シート本体1の下側で、センター支持部8の左右両
側に下側スペース10が形成され、その下側スペース1
0内にフットレスト20を設けている。このため、この
構造では、図2に示す如く後席の座者が、両側のスペー
ス10内に両足を延ばし、その下側スペース10内でフ
ットレスト20に足を載せてくつろぐことができる。勿
論、スペース10をラベージ用として荷物を収納するよ
うなときにも、使い勝手がよいものとなる。 、各サイドレッグ部材13は、その下端側をキャスタ
ー16を介して車体フロアF上に常に当接させた状態で
シートバック3側に取り付けられて、シート本体1を両
側から支持している。このため、この構造では、シート
本体1がスライド機構4を介し前後に移動されるとき、
そのキャスター16を介して車体フロアFを前後方向に
移動されることになり、シート本体1が左右方向に揺れ
るのを抑え、安定した前後動を保証する。また、各サイ
ドレッグ部材13は、リンクラニング機構のベース12
を利用して組み付けるため、取付構造的に簡易となり、
固定強度も確実に得られる。 、アームレスト14は、サイドレッグ部材13の収納
部17に対し組み付けられると共に、図2の実線等の如
く「格納位置」と、図1の実線の如く「使用位置」とに
切り換え可能にしたことから、格納位置に配置された状
態ではアームレスト14がサイドレッグ部材13と一体
的となり、邪魔にならない状態に保持させておくことが
できる。このため、サイドレッグ部材13は、シート本
体1の側部支持作用に加え、アームレスト14を付設す
る場合にも好適に利用できる。
【0014】なお、上記実施形態において、サイドレッ
グ部材13の組み付け構造としてはリンクイラング機構
のベース12を利用したが、例えば、シートバック3の
フレーム側に支持するようにしたもよい。また、サイド
レッグ部材13は、先端にキャスター16を設けた構造
を示したが、これに限られず、サイドレッグ部材13と
車体フロアFとの間の摩擦抵抗を少なくすることができ
るもの、例えば、ローラ等であっても差し支えないもの
である。
グ部材13の組み付け構造としてはリンクイラング機構
のベース12を利用したが、例えば、シートバック3の
フレーム側に支持するようにしたもよい。また、サイド
レッグ部材13は、先端にキャスター16を設けた構造
を示したが、これに限られず、サイドレッグ部材13と
車体フロアFとの間の摩擦抵抗を少なくすることができ
るもの、例えば、ローラ等であっても差し支えないもの
である。
【0015】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明に係る車両
用シート装置にあっては、側部が常にサイドレッグ部材
により支持していることから、単一レール構造を採用し
ても、シート本体が構造的に安定保持されて、前後にス
ライド位置調整される場合や大きな負荷が加わっても、
安定した移動及び保持が構造的に保障される。そして、
この構造では、センター支持部が所定の高さに設定され
ていることから、センター支持部の両側にスペースが確
保されており、後席の座者がその両側のスペースに対応
して足をそれぞれ延ばしてリラックスすることができ
る。この場合、前記各スペースは、センター支持部で区
画されているが、図5の如く外側に邪魔になる部材がな
いことから、足入れ用やラゲージスペース用として最適
なものなり、またそこにフットレストを付設し易いもの
となる。しかも、図5の如く左右に対に設けられるレー
ル構造に比較して単一レール構造であることから、車室
外観的にもそれなりに向上できる。
用シート装置にあっては、側部が常にサイドレッグ部材
により支持していることから、単一レール構造を採用し
ても、シート本体が構造的に安定保持されて、前後にス
ライド位置調整される場合や大きな負荷が加わっても、
安定した移動及び保持が構造的に保障される。そして、
この構造では、センター支持部が所定の高さに設定され
ていることから、センター支持部の両側にスペースが確
保されており、後席の座者がその両側のスペースに対応
して足をそれぞれ延ばしてリラックスすることができ
る。この場合、前記各スペースは、センター支持部で区
画されているが、図5の如く外側に邪魔になる部材がな
いことから、足入れ用やラゲージスペース用として最適
なものなり、またそこにフットレストを付設し易いもの
となる。しかも、図5の如く左右に対に設けられるレー
ル構造に比較して単一レール構造であることから、車室
外観的にもそれなりに向上できる。
【図1】本発明を適用した車両用シート装置を、アーム
レストを使用位置に配置させた状態で示す概略斜視図で
ある。
レストを使用位置に配置させた状態で示す概略斜視図で
ある。
【図2】図1の車両用シート装置をアームレストを格納
位置に配置させた状態で示す概略側面図である。
位置に配置させた状態で示す概略側面図である。
【図3】図1のシート装置の要部骨組み構造を示す模式
分解斜視図である。
分解斜視図である。
【図4】図1のシート装置の要部骨組み構造を示す模式
背面図である。
背面図である。
【図5】従来シート装置の説明用模式図である。
1…シート本体、2…シートクッション、3…シートバ
ック、4…スライド機構、6…ロアレール、7…アッパ
ーレール、8…センター支持部、10…スペース、13
…サイドレッグ部材、14…アームレスト、16…キャ
スター、20…フットレスト、F…車体のフロア、
ック、4…スライド機構、6…ロアレール、7…アッパ
ーレール、8…センター支持部、10…スペース、13
…サイドレッグ部材、14…アームレスト、16…キャ
スター、20…フットレスト、F…車体のフロア、
Claims (3)
- 【請求項1】 シート本体が車体フロアにスライド機構
を介して前後位置調整可能に配設される車両用シート装
置において、 前記スライド機構は、前記フロア側に固定されるロアレ
ール及び該ロアレールにスライド自在に嵌合されるアッ
パレールと、前記アッパーレールから上側に所定高さに
起立されて前記シート本体を左右略中間の下面位置で保
持するセンター支持部とを少なくとも有している一方、 前記シート本体は、その側部から前記フロアに向かって
斜めに突設されて、先端を前記フロア上に移動自在に当
接しているサイドレッグ部材を有しており、 前記フロアに対し、前記センター支持部と前記サイドレ
ッグ部材とにより前後位置調整可能に支持されている、
ことを特徴とする車両用シート装置。 - 【請求項2】 前記センター支持部は、両側から突設し
た後席用のフットレストを有している請求項1に記載の
車両用シート装置。 - 【請求項3】 前記サイドレッグ部材は、非使用状態で
サイドレッグ部材の一部を形成していると共に、その基
端側を支点として上方へ回動されると使用状態に切り換
えられるアームレストを有している請求項1又は2に記
載の車両用シート装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10215278A JP2000043622A (ja) | 1998-07-30 | 1998-07-30 | 車両用シート装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10215278A JP2000043622A (ja) | 1998-07-30 | 1998-07-30 | 車両用シート装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000043622A true JP2000043622A (ja) | 2000-02-15 |
Family
ID=16669677
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10215278A Pending JP2000043622A (ja) | 1998-07-30 | 1998-07-30 | 車両用シート装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000043622A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005280701A (ja) * | 2004-03-15 | 2005-10-13 | Airbus Deutschland Gmbh | 折り畳み式座席 |
WO2018029919A1 (ja) * | 2016-08-08 | 2018-02-15 | 株式会社タチエス | 車両用シート |
-
1998
- 1998-07-30 JP JP10215278A patent/JP2000043622A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005280701A (ja) * | 2004-03-15 | 2005-10-13 | Airbus Deutschland Gmbh | 折り畳み式座席 |
US8070233B2 (en) | 2004-03-15 | 2011-12-06 | Airbus Deutschland Gmbh | Downwards folding seat |
WO2018029919A1 (ja) * | 2016-08-08 | 2018-02-15 | 株式会社タチエス | 車両用シート |
JPWO2018029919A1 (ja) * | 2016-08-08 | 2019-06-13 | 株式会社タチエス | 車両用シート |
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