JP2000245570A - 自動車用座席のオットマン - Google Patents
自動車用座席のオットマンInfo
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- Transportation (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 オットマンの使用形態を考慮して、適正な使
い分けが可能で、しかも過剰な強度品質とならない車両
用座席のオットマンを提供する。 【解決手段】 自動車用座席１０のシートクッション１
１の前面部に装着されるオットマン１を、乗員の足をサ
ポートするオットマン本体２と、そのオットマン本体２
に設けられた取付脚とから構成する。そして、オットマ
ン１の不使用時には、コンソールボックス２０に設けた
取付孔２１に取付脚を差し込むことによって、オットマ
ン本体２をコンソールボックス２０の蓋又は肘掛けとし
て使用できる構成とした。
い分けが可能で、しかも過剰な強度品質とならない車両
用座席のオットマンを提供する。 【解決手段】 自動車用座席１０のシートクッション１
１の前面部に装着されるオットマン１を、乗員の足をサ
ポートするオットマン本体２と、そのオットマン本体２
に設けられた取付脚とから構成する。そして、オットマ
ン１の不使用時には、コンソールボックス２０に設けた
取付孔２１に取付脚を差し込むことによって、オットマ
ン本体２をコンソールボックス２０の蓋又は肘掛けとし
て使用できる構成とした。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用座席に取
り付けられて乗員の足載せ台として用いられるオットマ
ン（フットレスト）に関する。
り付けられて乗員の足載せ台として用いられるオットマ
ン（フットレスト）に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、自動車用座席に用いられるオッ
トマンは、リクライニング機構付きの座席に適用されて
いる。これは、乗員がシートバックを後方へ大きく倒し
て休息をとる場合に足載せとして用いるためである。そ
のため、オットマンはシートクッションにその前端部分
を前方へ延長するような形態で装着される。そして、不
使用時（走行時）には、折り畳んで収納するのが一般的
である。しかし、収納タイプのオットマンは、車内に収
納スペースを確保する必要がある。このことに鑑み、不
使用時には、他の部品として使用可能な兼用タイプとす
ることで収納スペースを不要としたオットマンが提案さ
れており、このようなオットマンとしては、例えば実開
昭５９−６３０３７号公報がある。上記公報のものは、
オットマンとヘッドレストとを兼用する構成としたもの
である。即ち、シートバックの上端部に取り付けること
によってヘッドレスとして使用し、シートクッションの
前面に取り付けることによってオットマンとして使用す
るようにしたものである。
トマンは、リクライニング機構付きの座席に適用されて
いる。これは、乗員がシートバックを後方へ大きく倒し
て休息をとる場合に足載せとして用いるためである。そ
のため、オットマンはシートクッションにその前端部分
を前方へ延長するような形態で装着される。そして、不
使用時（走行時）には、折り畳んで収納するのが一般的
である。しかし、収納タイプのオットマンは、車内に収
納スペースを確保する必要がある。このことに鑑み、不
使用時には、他の部品として使用可能な兼用タイプとす
ることで収納スペースを不要としたオットマンが提案さ
れており、このようなオットマンとしては、例えば実開
昭５９−６３０３７号公報がある。上記公報のものは、
オットマンとヘッドレストとを兼用する構成としたもの
である。即ち、シートバックの上端部に取り付けること
によってヘッドレスとして使用し、シートクッションの
前面に取り付けることによってオットマンとして使用す
るようにしたものである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
なヘッドレストを兼用するタイプのオットマンは、その
不使用時にはヘッドレストとして使用するので、何ら問
題はないが、使用時にはヘッドレストが使用できないこ
とになるという点で問題がある。即ち、乗員がシートバ
ックを大きく倒して休息をとる体勢では、ヘッドレスト
は乗員の頭部載せとして必要なものである。つまり、ヘ
ッドレストとフットレストを兼用する構成の公報記載の
ものでは、本来、同時に使用したい筈のものを、使用で
きなくしているという点に問題がある。また、ヘッドレ
ストは単に頭部を支える機能のみに止まらず、衝突時に
作用する荷重に対して十分に耐え得る強度を要求される
部品である。そのため、オットマンがヘッドレストを兼
用する構成では、オットマンとしては過剰な強度品質と
なり、コスト高になるという問題がある。
なヘッドレストを兼用するタイプのオットマンは、その
不使用時にはヘッドレストとして使用するので、何ら問
題はないが、使用時にはヘッドレストが使用できないこ
とになるという点で問題がある。即ち、乗員がシートバ
ックを大きく倒して休息をとる体勢では、ヘッドレスト
は乗員の頭部載せとして必要なものである。つまり、ヘ
ッドレストとフットレストを兼用する構成の公報記載の
ものでは、本来、同時に使用したい筈のものを、使用で
きなくしているという点に問題がある。また、ヘッドレ
ストは単に頭部を支える機能のみに止まらず、衝突時に
作用する荷重に対して十分に耐え得る強度を要求される
部品である。そのため、オットマンがヘッドレストを兼
用する構成では、オットマンとしては過剰な強度品質と
なり、コスト高になるという問題がある。
【０００４】本発明は、上述した従来の問題点に鑑みて
なされたものであり、その目的とするところは、オット
マンの使用形態を考慮して、適正な使い分けが可能で、
しかも過剰な強度品質とならない車両用座席のオットマ
ンを提供することにある。
なされたものであり、その目的とするところは、オット
マンの使用形態を考慮して、適正な使い分けが可能で、
しかも過剰な強度品質とならない車両用座席のオットマ
ンを提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するた
め、本発明に係る自動車用座席に装着可能なオットマン
は、特許請求の範囲の各請求項に記載の通りの構成を備
えたものである。従って、請求項１記載の発明によれ
ば、走行時にはコンソールボックスの蓋として使用で
き、また停車状態で休息をとるときは足載せ台として使
用することができる。そして、このような蓋と足載せ台
との使い分けは、相互間に同時使用あるいは併用の関連
性が全くない適正な使い分けとなる。また、コンソール
ボックスの蓋は元来が荷重を支えるといった部品ではな
く、寧ろオットマンとしての使用形態において乗員の脚
の重量を支える強度を必要とする。従って、足載せ台と
して必要な強度が確保されていれば足りる。このことか
ら、オットマンとして過度な強度品質に設定しなくとも
済み、コストの低減が達成される。
め、本発明に係る自動車用座席に装着可能なオットマン
は、特許請求の範囲の各請求項に記載の通りの構成を備
えたものである。従って、請求項１記載の発明によれ
ば、走行時にはコンソールボックスの蓋として使用で
き、また停車状態で休息をとるときは足載せ台として使
用することができる。そして、このような蓋と足載せ台
との使い分けは、相互間に同時使用あるいは併用の関連
性が全くない適正な使い分けとなる。また、コンソール
ボックスの蓋は元来が荷重を支えるといった部品ではな
く、寧ろオットマンとしての使用形態において乗員の脚
の重量を支える強度を必要とする。従って、足載せ台と
して必要な強度が確保されていれば足りる。このことか
ら、オットマンとして過度な強度品質に設定しなくとも
済み、コストの低減が達成される。
【０００６】また、請求項２の発明によれば、コンソー
ルボックスの蓋としての機能に加え、肘掛けとしても使
用でき、その使用形態はオットマンとの同時使用又は併
用しない形態であり、適正な使い分けで使用できる。ま
た、請求項３の発明によれば、足載せ台としての使用形
態では、オットマン本体を回動操作することによって足
の支え角度を調整することができ、またコンソールボッ
クスの蓋としての使用形態では、オットマン本体を回動
操作することによってコンソールボックスを開閉するこ
とができる。
ルボックスの蓋としての機能に加え、肘掛けとしても使
用でき、その使用形態はオットマンとの同時使用又は併
用しない形態であり、適正な使い分けで使用できる。ま
た、請求項３の発明によれば、足載せ台としての使用形
態では、オットマン本体を回動操作することによって足
の支え角度を調整することができ、またコンソールボッ
クスの蓋としての使用形態では、オットマン本体を回動
操作することによってコンソールボックスを開閉するこ
とができる。
【０００７】また、請求項４の発明によれば、蓋として
の使用時においては、該蓋を上方へ引き上げて保持する
ことによってコンソールボックスに対する物の出し入れ
を行うことができ、また肘掛けとしての使用形態におい
ては、適正高さに調整して使用できる。
の使用時においては、該蓋を上方へ引き上げて保持する
ことによってコンソールボックスに対する物の出し入れ
を行うことができ、また肘掛けとしての使用形態におい
ては、適正高さに調整して使用できる。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図１は第１の実施の形態に係る自
動車用座席のオットマンを示す斜視図である。図示のよ
うに、本実施の形態に係るオットマン１は、略直方体に
形成された足載せ台としてのオットマン本体２と、その
オットマン本体２の１つの面（シート装着時の後面）か
ら突出された相互に平行な２本の取付脚３とを備えてい
る。オットマン本体２は、例えば発泡ウレタンのような
柔軟性のあるクッション材を主体に形成されており、形
状保持部材としての金属製又は硬質樹脂製のフレーム
（図示省略）を内包する一方、表面が樹脂製又は布製等
の表皮によって被覆されている。取付脚３は先端がテー
パ面又は曲面に形成された円形断面の金属製又は硬質樹
脂製の棒材であって、基端部がオットマン本体２内のフ
レームに、例えば溶着によって強固に接合されている。
また、取付脚３はオットマン本体２における１つの面の
端寄りに設けられている。
に基づいて説明する。図１は第１の実施の形態に係る自
動車用座席のオットマンを示す斜視図である。図示のよ
うに、本実施の形態に係るオットマン１は、略直方体に
形成された足載せ台としてのオットマン本体２と、その
オットマン本体２の１つの面（シート装着時の後面）か
ら突出された相互に平行な２本の取付脚３とを備えてい
る。オットマン本体２は、例えば発泡ウレタンのような
柔軟性のあるクッション材を主体に形成されており、形
状保持部材としての金属製又は硬質樹脂製のフレーム
（図示省略）を内包する一方、表面が樹脂製又は布製等
の表皮によって被覆されている。取付脚３は先端がテー
パ面又は曲面に形成された円形断面の金属製又は硬質樹
脂製の棒材であって、基端部がオットマン本体２内のフ
レームに、例えば溶着によって強固に接合されている。
また、取付脚３はオットマン本体２における１つの面の
端寄りに設けられている。
【０００９】上記のように構成されたオットマン１は、
図２に示すように、自動車用の座席１０におけるシート
クッション１１の前面部に装着されて乗員の休息体勢時
における足載せ台として使用され、また、不使用時に
は、図３及び図４に示すように、座席１０の側方に配置
されるコンソールボックス２０の上面開口部を塞ぐ蓋又
は肘掛けとして使用される。そして、足載せ台として使
用するために、シートクッション１１には、オットマン
１の取付脚３の挿入用として、前方を開口する２個の取
付孔１２（図３及び図４参照）が横並びに設けられてい
る。また、コンソールボックス２０の蓋又は肘掛けとし
て使用するために、コンソールボックス２０内の一側面
には、オットマン１の取付脚３の挿入用として、上方を
開口する前後２個の取付孔２１（図２参照）が設けられ
ている。なお、図２及び図３に示す座席１０は、リクラ
イニング機構付き座席であって、１３はシートバックを
示し、１４はヘッドレストを示す。
図２に示すように、自動車用の座席１０におけるシート
クッション１１の前面部に装着されて乗員の休息体勢時
における足載せ台として使用され、また、不使用時に
は、図３及び図４に示すように、座席１０の側方に配置
されるコンソールボックス２０の上面開口部を塞ぐ蓋又
は肘掛けとして使用される。そして、足載せ台として使
用するために、シートクッション１１には、オットマン
１の取付脚３の挿入用として、前方を開口する２個の取
付孔１２（図３及び図４参照）が横並びに設けられてい
る。また、コンソールボックス２０の蓋又は肘掛けとし
て使用するために、コンソールボックス２０内の一側面
には、オットマン１の取付脚３の挿入用として、上方を
開口する前後２個の取付孔２１（図２参照）が設けられ
ている。なお、図２及び図３に示す座席１０は、リクラ
イニング機構付き座席であって、１３はシートバックを
示し、１４はヘッドレストを示す。
【００１０】従って、上記の如く構成された本実施の形
態によれば、通常の走行時等のようなオットマン１の不
使用時には、オットマン１の取付脚３をコンソールボッ
クス２０の取付孔２１に差し込むことによって、オット
マン本体２をコンソールボックス２０の蓋として使用す
ることができる。この場合、本実施の形態では、オット
マン本体２を略直方体のブロック状に形成して肘掛けと
して使用可能な高さに設定、即ちオットマン本体２の上
面がシートクッション１１の上面よりも３０ｃｍ前後の
高位に設定したことによって、蓋のみならず肘掛けとし
ても使用できる。一方、オットマン１の使用時、即ち、
乗員がシートバック１３を後方へ大きく倒して休息をと
るときは、オットマン１の取付脚３をコンソールボック
ス２０側から抜き取り、シートクッション１１の取付孔
１２に差し込むことによって、オットマン本体２の上面
がシートクッション１１の上面を延長する形態で装着
し、座席に横たわった休息姿勢での足載せ台として使用
することができる。
態によれば、通常の走行時等のようなオットマン１の不
使用時には、オットマン１の取付脚３をコンソールボッ
クス２０の取付孔２１に差し込むことによって、オット
マン本体２をコンソールボックス２０の蓋として使用す
ることができる。この場合、本実施の形態では、オット
マン本体２を略直方体のブロック状に形成して肘掛けと
して使用可能な高さに設定、即ちオットマン本体２の上
面がシートクッション１１の上面よりも３０ｃｍ前後の
高位に設定したことによって、蓋のみならず肘掛けとし
ても使用できる。一方、オットマン１の使用時、即ち、
乗員がシートバック１３を後方へ大きく倒して休息をと
るときは、オットマン１の取付脚３をコンソールボック
ス２０側から抜き取り、シートクッション１１の取付孔
１２に差し込むことによって、オットマン本体２の上面
がシートクッション１１の上面を延長する形態で装着
し、座席に横たわった休息姿勢での足載せ台として使用
することができる。
【００１１】このように、本実施の形態によれば、オッ
トマン１の不使用時には、コンソールボックス２０の蓋
又は肘掛けとして使用できるようにしたものであり、こ
のような蓋と足載せ台との使い分けは、相互間に同時使
用あるいは併用の関連性が全くない適正な使い分けとな
る。また、コンソールボックス２０の蓋は、元来が荷重
を支えるといった部品ではなく、寧ろ足の重量を支える
足載せ台の方が強度を必要とする。従って、オットマン
１は、足載せ台として必要な強度が確保されていれば足
りることになる。このため、オットマン１として過度な
強度品質に設定しなくとも済み、コストの低減が達成さ
れる。
トマン１の不使用時には、コンソールボックス２０の蓋
又は肘掛けとして使用できるようにしたものであり、こ
のような蓋と足載せ台との使い分けは、相互間に同時使
用あるいは併用の関連性が全くない適正な使い分けとな
る。また、コンソールボックス２０の蓋は、元来が荷重
を支えるといった部品ではなく、寧ろ足の重量を支える
足載せ台の方が強度を必要とする。従って、オットマン
１は、足載せ台として必要な強度が確保されていれば足
りることになる。このため、オットマン１として過度な
強度品質に設定しなくとも済み、コストの低減が達成さ
れる。
【００１２】次に、本発明の第２の実施の形態を図５〜
図７に基づいて説明する。この実施の形態は、オットマ
ン１に角度調整機能を追加したものである。図５に示す
ように、オットマン１の取付脚３は、略Ｕ字形に形成さ
れており、そのＵ形基部３ａがオットマン本体２に内包
されたステーホルダ４によって回動可能に支持されてい
る。この場合、オットマン本体２を任意の回動位置で止
めるために、回動面に適度の摩擦抵抗を付加するように
構成される。例えばゴムのような弾性材料からなる抵抗
体を介在することが望ましい。かくして、オットマン１
をシートクッション１１又はコンソールボックス２０に
取り付けた状態で、オットマン本体２の取付角度が調整
可能とされている。なお、上記回動時におけるオットマ
ン本体２と取付脚３との干渉を回避するために、該オッ
トマン本体２には切欠２ａが形成されており、その他の
構成については前述の実施の形態と同様である。
図７に基づいて説明する。この実施の形態は、オットマ
ン１に角度調整機能を追加したものである。図５に示す
ように、オットマン１の取付脚３は、略Ｕ字形に形成さ
れており、そのＵ形基部３ａがオットマン本体２に内包
されたステーホルダ４によって回動可能に支持されてい
る。この場合、オットマン本体２を任意の回動位置で止
めるために、回動面に適度の摩擦抵抗を付加するように
構成される。例えばゴムのような弾性材料からなる抵抗
体を介在することが望ましい。かくして、オットマン１
をシートクッション１１又はコンソールボックス２０に
取り付けた状態で、オットマン本体２の取付角度が調整
可能とされている。なお、上記回動時におけるオットマ
ン本体２と取付脚３との干渉を回避するために、該オッ
トマン本体２には切欠２ａが形成されており、その他の
構成については前述の実施の形態と同様である。
【００１３】上記のように構成された第２の実施の形態
によれば、第１の実施の形態と同様の作用効果が得られ
ることに加え、図６に示すように、オットマン１をシー
トクッション１１に取り付けた状態においては、図示仮
想線の如くオットマン本体２の取付角度を乗員の好みに
応じた角度に調整して使用することができる。また、図
７に示すように、オットマン１をコンソールボックス２
０に取り付けた状態においては、蓋として機能するオッ
トマン本体２を回動することによってコンソールボック
ス２を開閉することができる。なお、第２の実施の形態
では、図示のように、オットマン本体２を薄肉に形成し
てあり、従ってコンソールボックス２０に取り付けた状
態では、蓋としてのみ機能することになるが、第１の実
施の形態と同様に、厚肉構造として肘掛けとしての機能
を追加しても何ら差し支えない。
によれば、第１の実施の形態と同様の作用効果が得られ
ることに加え、図６に示すように、オットマン１をシー
トクッション１１に取り付けた状態においては、図示仮
想線の如くオットマン本体２の取付角度を乗員の好みに
応じた角度に調整して使用することができる。また、図
７に示すように、オットマン１をコンソールボックス２
０に取り付けた状態においては、蓋として機能するオッ
トマン本体２を回動することによってコンソールボック
ス２を開閉することができる。なお、第２の実施の形態
では、図示のように、オットマン本体２を薄肉に形成し
てあり、従ってコンソールボックス２０に取り付けた状
態では、蓋としてのみ機能することになるが、第１の実
施の形態と同様に、厚肉構造として肘掛けとしての機能
を追加しても何ら差し支えない。
【００１４】次に、本発明の第３の実施の形態を図８〜
図１０に基づいて説明する。この実施の形態は、前述の
第１の実施の形態において、オットマン１をコンソール
ボックス２０の蓋又は肘掛けとしての使用時に、そのオ
ットマン本体２の高さを調整するための高さ調整装置３
０を備えたものである。高さ調整装置３０は、オットマ
ン１の取付脚３に軸方向に適宜間隔で設けられた複数の
溝３ｂに対して選択的に係合可能なストッパプレート３
１を主体に構成されている。このストッパプレート３１
は取付脚３が貫通する矩形の孔３２を有し、その孔縁が
溝３ｂに係合することによって取付脚３を所定位置にロ
ックするものであり、コンソールボックス２０に形成さ
れた溝２２内にスライド可能に嵌合されている。
図１０に基づいて説明する。この実施の形態は、前述の
第１の実施の形態において、オットマン１をコンソール
ボックス２０の蓋又は肘掛けとしての使用時に、そのオ
ットマン本体２の高さを調整するための高さ調整装置３
０を備えたものである。高さ調整装置３０は、オットマ
ン１の取付脚３に軸方向に適宜間隔で設けられた複数の
溝３ｂに対して選択的に係合可能なストッパプレート３
１を主体に構成されている。このストッパプレート３１
は取付脚３が貫通する矩形の孔３２を有し、その孔縁が
溝３ｂに係合することによって取付脚３を所定位置にロ
ックするものであり、コンソールボックス２０に形成さ
れた溝２２内にスライド可能に嵌合されている。
【００１５】また、ストッパプレート３１は基端部がコ
ンソールボックス２０の外に突出されており、その突出
端部に操作用の取手３１ａが設けられている。そして、
コンソールボックス２０には、取付孔２１を挟んで両側
にロックバネ３３が設けられており、このロックバネ３
３は取手３１ａを外向きに押圧して常に取付脚３の溝３
ｂに対するストッパプレート３１の係合状態を保持して
いる。
ンソールボックス２０の外に突出されており、その突出
端部に操作用の取手３１ａが設けられている。そして、
コンソールボックス２０には、取付孔２１を挟んで両側
にロックバネ３３が設けられており、このロックバネ３
３は取手３１ａを外向きに押圧して常に取付脚３の溝３
ｂに対するストッパプレート３１の係合状態を保持して
いる。
【００１６】上記のように構成された第３の実施の形態
によれば、取手３１ａを押し込むと、ストッパプレート
３１の孔縁が取付脚３の溝３ｂから外れ、取付脚３が取
付孔２１内を自由に上下動することが可能となる。従っ
て、オットマン本体２を上下に移動してコンソールボッ
クス２０を開閉したり肘掛けとしての高さを調整するこ
とができる。
によれば、取手３１ａを押し込むと、ストッパプレート
３１の孔縁が取付脚３の溝３ｂから外れ、取付脚３が取
付孔２１内を自由に上下動することが可能となる。従っ
て、オットマン本体２を上下に移動してコンソールボッ
クス２０を開閉したり肘掛けとしての高さを調整するこ
とができる。
【００１７】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
オットマンの使用形態を考慮して、オットマンの不使用
時には、コンソールボックスの蓋として使用できるよう
にしたことにより、適正な使い分けが可能となり、また
不使用時における格納スペースの問題を解消できるとと
もに、過剰な強度品質となることもない。
オットマンの使用形態を考慮して、オットマンの不使用
時には、コンソールボックスの蓋として使用できるよう
にしたことにより、適正な使い分けが可能となり、また
不使用時における格納スペースの問題を解消できるとと
もに、過剰な強度品質となることもない。
【図１】第１の実施の形態に係るオットマンを示す斜視
図である。
図である。
【図２】オットマンをシートクッションに装着した使用
形態の斜視図である。
形態の斜視図である。
【図３】オットマンをコンソールボックスに装着した使
用形態の斜視図である。
用形態の斜視図である。
【図４】コンソールボックスに対する装着状態の断面図
である。
である。
【図５】第２の実施の形態に係るオットマンの斜視図で
ある。
ある。
【図６】オットマンをシートクッションに装着した状態
の側面図である。
の側面図である。
【図７】オットマンをコンソールボックスに装着した状
態の断面図である。
態の断面図である。
【図８】第３の実施の形態を示す縦断面図である。
【図９】図８のＡ−Ａ線断面図である。
【図１０】図８のＢ−Ｂ線断面図である。
１…オットマン ２…オットマン本体 ３…取付脚 １０…車両用座席 １１…シートクッション １２…取付孔 ２０…コンソールボックス ２１…取付孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長谷川 一 愛知県刈谷市豊田町２丁目１番地 株式会 社豊田自動織機製作所内 (72)発明者 三浦 敏 愛知県岡崎市美合町字本郷143番地１ Ｆターム(参考） 3B087 DC02 DC04
Claims (4)
- 【請求項１】 シートクッションの前面部に該シートク
ッション上面を延長する形態で装着可能とされた自動車
用座席のオットマンであって、 乗員の足をサポートするオットマン本体と、そのオット
マン本体に設けられ前記シートクッションに設けた取付
孔に挿入可能な取付脚とを備えており、前記取付脚はコ
ンソールボックスに設けた取付孔に挿入可能とされ、そ
の挿入状態では前記オットマン本体が前記コンソールボ
ックスの上面開口部を塞ぐ蓋を兼用する構成とした自動
車用座席のオットマン。 - 【請求項２】 請求項１記載の自動車用座席のオットマ
ンにおいて、コンソールボックスの蓋としての使用形態
で、オットマン本体が肘掛けとして使用可能な高さを有
する構成とした自動車用座席のオットマン。 - 【請求項３】 請求項１又は２記載の自動車用座席のオ
ットマンにおいて、オットマン本体に取付脚を回動可能
に取り付けた自動車用座席のオットマン。 - 【請求項４】 請求項１又は２記載の自動車用座席のオ
ットマンにおいて、コンソールボックスの蓋又は肘掛け
としての使用形態で、高さ調整可能に構成した自動車用
座席のオットマン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11056178A JP2000245570A (ja) | 1999-03-03 | 1999-03-03 | 自動車用座席のオットマン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11056178A JP2000245570A (ja) | 1999-03-03 | 1999-03-03 | 自動車用座席のオットマン |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000245570A true JP2000245570A (ja) | 2000-09-12 |
Family
ID=13019868
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11056178A Pending JP2000245570A (ja) | 1999-03-03 | 1999-03-03 | 自動車用座席のオットマン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000245570A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007080392A (ja) * | 2005-09-14 | 2007-03-29 | Mitsumi Electric Co Ltd | テープカートリッジオートローダー |
| GB2460546A (en) * | 2008-06-06 | 2009-12-09 | Haydn Creer | Arm of Sofa or the Like Which Stores or Forms a Further Piece of Furniture |
| CN108790992A (zh) * | 2018-06-26 | 2018-11-13 | 张家港市隆旌汽车零部件有限公司 | 新型汽车座椅 |
-
1999
- 1999-03-03 JP JP11056178A patent/JP2000245570A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007080392A (ja) * | 2005-09-14 | 2007-03-29 | Mitsumi Electric Co Ltd | テープカートリッジオートローダー |
| GB2460546A (en) * | 2008-06-06 | 2009-12-09 | Haydn Creer | Arm of Sofa or the Like Which Stores or Forms a Further Piece of Furniture |
| CN108790992A (zh) * | 2018-06-26 | 2018-11-13 | 张家港市隆旌汽车零部件有限公司 | 新型汽车座椅 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20041025 |
|
| RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20050225 |