JPH0228097Y2 - - Google Patents

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JPH0228097Y2
JPH0228097Y2 JP1983130414U JP13041483U JPH0228097Y2 JP H0228097 Y2 JPH0228097 Y2 JP H0228097Y2 JP 1983130414 U JP1983130414 U JP 1983130414U JP 13041483 U JP13041483 U JP 13041483U JP H0228097 Y2 JPH0228097 Y2 JP H0228097Y2
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seat
backrest
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seats
fixed
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【考案の詳細な説明】 〔考案の対象〕 本考案は自動車用シートに関し、特に運転者が
休憩時に、体を休めたり、仮眠するのに好適な自
動車用シートに関する。
〔考案の背景〕
従来の自動車キヤブ内のシート構造の一例を第
1図、第2図に示す。第1図はキヤブ内を示す断
面図、第2図はシートの斜視図である。キヤブ1
内の左右方向には、運転席用シート2、助手席用
シート3、およびこの運転席用シート2と助手席
用シート3との間に補助シート4が並設されてい
る。
上記のような自動車のキヤブ内シート構造、特
にトラツクにおいては、キヤブ1は荷台の長さを
最大限にとるため、第1図の点線1bで示すよう
にキヤブを大きくすることができず、前後方向に
短くしている。このためシート2,3のリクライ
ニング角度を大きくすることができず、運転者が
休憩時、楽な姿勢がとれないという欠点があつ
た。特に長距離運転の後、シート上で仮眠をとる
場合など窮屈であつた。
また、運転者の仮眠のために運転席後方のエン
ジンルーム上方に位置し、3個以上に分割された
ベツド片を備え、の両側のベツド片が他のベツド
片と一連になつて、水平なベツドを構成するとと
もに、そのベツド片の下方にあるエンジンルーム
側方のスペースを上方に選択的に開放しうるよう
にしたキヤブオーバ型自動車の車両用ベツド(実
開昭57−12970号公報)等もあるが、このような
車両用ベツドは限られた構造の車両にしか設ける
ことができず、またシートそのものを簡易ベツド
として利用するものでないため余分な部品を必要
とする不都合もある。
〔考案の目的〕
本考案は上述の点にかんがみてなされたもの
で、キヤブ内に左右方向に複数個並設されたシー
トを簡易ベツドとして利用することのできる自動
車用シートを提供することを目的とする。
〔考案の概要〕
本考案の要点は、キヤブ内に複数個並設したシ
ートの外側シート背もたれ部を、この外側シート
に隣接するシートの背もたれに対して略直角にな
るように回転する回転機構を設け、休憩時、運転
者がシートを簡易ベツドのように利用できるよう
にした点にある。
〔考案の実施例〕
以下本考案の一実施例を図面に基づいて説明す
る。
第3図は本考案に係る自動車用シートを示す斜
視図であり、第2図に示す自動車用シートと同
様、運転席用シート2、助手席用シート3、補助
シート4がキヤブ内床面に左右方向に並んで設け
られている。キヤブドアに隣接する助手席用シー
ト3の背もたれ部3aには、隣接する補助シート
4の背もたれ部4aと対向する側辺下部に回転機
構5が設けられており、この側辺を中心に背もた
れ部3aは補助シート4の背もたれ部4aに対し
て、約90゜回転できるようになつている。回転機
構5の詳細は、第4図に示すようにコ字状に形成
された回転支持部材6に、円筒状の回転部材7が
回転自在に枢着され、この回転部材7には一端に
リクライニングレバー8が固定された棒部材9が
枢着されている。この回転部材7、リクライニン
グレバー8、棒部材9で従来周知のリクライニン
グ装置を構成する。10,11は固定装置で、固
定装置10、背もたれ部3aを隣接する背もたれ
部4aと同一平面図で固定し、固定装置11は背
もたれ部3aを隣接する背もたれ部4aに対して
直角方向に固定する。
第5図a,bは上記固定装置10,11の詳細
を示す図で、同図aは固定装置の正面図、同図b
はaのA−A′線上断面図である。固定装置10,
11は、U字状の縦溝を有する固定部材12とこ
れに係合する係合部材13により構成される。固
定装置10の固定部材12はクツシヨン3bの側
面のキヤブ床(車体)に固定され、固定装置11
の固定部材12はクツシヨン3bの前面のキヤブ
床(車体)に固定される。固定部材12は後に詳
述するように、係合部材13を係止させるための
縦溝12aが形成されている。また、係合部材1
3はスプリング15により下方向に付勢されてお
り、このスプリング15は背もたれ部3aに固定
された縦溝14を有する筒部材16に収容されて
いる。また係合部材13の両端には、前記固定部
材12と筒部材16を挟む形状でつば部材17,
18が固定されており、つば部材18には解除レ
バー19が設けられている。
上記構成の固定措置10,11において、今背
もたれ部3aが第3図の実線に示すようになつて
いるとする。即ち、固定措置10の固定部材12
の縦溝12aに係合部材13が係止されているも
のとする。この状態で固定措置10を解除するに
は、解除レバー19を手で持ち上げ、係合部材1
3がスプリング15に抗して上昇し、縦溝12a
を越えた位置で、回転機構5を中心に背もたれ部
3aを水平方向に回転し、別の固定装置11の固
定部材12の上に到達したら、解除レバー19を
手放すと係合部材13はスプリング15の弾発力
を受けて固定部材12の縦溝12aを下降し、該
縦溝12aが係止され、背もたれ部3aを再び固
定する。背もたれ部3aを固定装置11から固定
装置10に移動されるには、上記と同じような操
作により行なう。
上記のように構成された自動車用シートにおい
て、通常は第6図aに示すようにシート2,3,
4の背もたれ部2a,3a,4aが同一平面にあ
る。運転者が休憩時、身体を横にして休憩、ある
いは仮眠したい場合は、前述のように固定装置1
0の解除レバー19を持ち上げ、係合部材13が
U字状の縦溝12aを越した位置で、回転機構5
を中心に背もたれ部3aを隣接する背もたれ部4
aに対して略直角になるように水平方向に回転
し、係合部材13が固定装置11の固定部材12
の位置に来たら、解除レバー19を手放し、係合
部材13をU字縦溝に入れて背もたれ部3aを固
定する。この状態で運転者は、足をクツシヨン2
b,4bの上に投げ出し、リクライニングレバー
8を操作し、背もたれ部3aの傾斜角度を調整
し、休憩、或いは仮眠する。リクライニング装置
(その詳細構造は本考案に直接関係がないので省
略する)は、棒部材9の両端に既存のリクライニ
ングデバイスが固定された構造であり、リクライ
ニングレバー8を操作することにより、このリク
ライニングデバイスが操作され、背もたれ部3a
を傾斜させるようになつている。なお上記シート
の構成において、ブレーキレバー20を収納する
コンソールボツクス21の頂部は、クツシヨン部
2a,3a,4aと略同一平面にするか、それよ
り若干低めにするとよい。また、コンソールボツ
クス19の頂部にも、クツシヨン部2b,3b,
4bと同じような弾性を有する部材からなる表面
部材を張付けると運転者が横になつた際、感触が
よい。
なお、上記実施例においては、助手席用シート
3の背もたれ部3aを90゜回転できるようにした
が、これに限ることなく、運転席シート2の背も
たれ部2aを90゜回転できるようにしてもよい。
さらに固定装置10,11も上記のものに限るも
のではなく、シートの背もたれ部を隣接するシー
トの背もたれ部と同一面、あるいは略コ字状態で
固定でき、解除できるものであればどんな構造の
ものでもよい。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案に係る自動車用シ
ートは外側シートの背もたれ部を隣接するシート
側を中心に該隣接するシートの背もたれ部に対し
て略直角に回転し固定でき、しかも該外側シート
にはリクライニング機構が取り付けられているの
で、運転者は休憩時に容易に身体を横にし、足を
充分伸ばして休息あるいは仮眠でき、しかも背も
たれ部のクツシヨン性がよく、疲労回復に極めて
優れた効果を有する。
また本考案に係る自動車用シートによれば、外
側シートの背もたれ部を回転するだけで特に他の
部材を用いなくても容易に休憩時の使用状態にで
きるという効果も有する。
また本考案に係る自動車用シートによれば、外
側シートの背もたれ部が隣接するシート側を中心
に該隣接するシートの背もたれ部に対して略直角
に回転でき固定できるので、休憩時の背もたれ部
の見栄えがよいという効果も有する。
また本考案に係る自動車用シートによれば、外
側シートの背もたれ部が隣接するシート側を中心
に該隣接するシートの背もたれ部に対して略直角
の位置に固定できるので、該回転した背もたれ部
の裏面側に該外側シート部分の空間ができ、該背
もたれ部のリクライニング可能範囲が充分に取れ
るという効果も有する。
【図面の簡単な説明】
第1図はキヤブ内のシートの状態を示す断面
図、第2図は従来の自動車用シートを示す斜視
図、第3図は本考案に係る自動車用シートを示す
斜視図、第4図は回転機構の一部斜視図、第5図
は固定装置を示す図で、同図aは正面図、同図b
はaのA−A′線上断面図、第6図aは本考案に
係る自動車用シートの通常時の状態を示す正面
図、同図bは休憩時の状態を示す正面図である。 図中、1はキヤブ、2,3,4はシート、5は
回転機構、6は回転支持部材、7は回転部材、8
はリクライニングレバー、9は棒部材、10,1
1は固定装置、12は固定部材、13は係合部
材、14は縦溝、15はスプリング、16は筒部
材、17,18はつば部材、19は解除レバー、
20はブレーキレバー、21はコンソールボツク
ス。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. キヤブ内の左右方向に複数のシートを並設した
    自動車用シートにおいて、前記複数シートの左右
    いずれかの外側シートの背もたれ部の下部であつ
    て該外側シートに隣接するシート側の位置に該背
    もたれ部の回転機構を設け、該回転機構は略コ字
    状の回転支持部材に円転状の回転部材を回転自在
    に枢着するとともに該回転部材に前記外側シート
    の背もたれ部を幅方向に横切りその一端にリクラ
    イニング機構用のリクライニングレバーを固定し
    た棒部材を枢着して構成し、さらに該棒部材のリ
    クライニングレバー側の先端部分を所定の2位置
    で固定することにより前記外側シートの背もたれ
    部を該背もたれ部に隣接する背もたれ部と同一平
    面及び直角平面の2位置に固定する固定装置を設
    けたことを特徴とする自動車用シート。
JP1983130414U 1983-08-25 1983-08-25 自動車用シ−ト Granted JPS6038835U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1983130414U JPS6038835U (ja) 1983-08-25 1983-08-25 自動車用シ−ト

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JP1983130414U JPS6038835U (ja) 1983-08-25 1983-08-25 自動車用シ−ト

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Publication Number Publication Date
JPS6038835U JPS6038835U (ja) 1985-03-18
JPH0228097Y2 true JPH0228097Y2 (ja) 1990-07-27

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ID=30295174

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5847264B2 (ja) * 1975-07-14 1983-10-21 新日本製鐵株式会社 アルミニウム − ケイソキルドコウノ チユウゾウホウホウ

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57159532U (ja) * 1981-03-30 1982-10-06
JPS5847264U (ja) * 1981-09-26 1983-03-30 いすゞ自動車株式会社 自動車のシ−トバツク

Patent Citations (1)

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JPS5847264B2 (ja) * 1975-07-14 1983-10-21 新日本製鐵株式会社 アルミニウム − ケイソキルドコウノ チユウゾウホウホウ

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JPS6038835U (ja) 1985-03-18

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