JPH023326Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH023326Y2 JPH023326Y2 JP1983169890U JP16989083U JPH023326Y2 JP H023326 Y2 JPH023326 Y2 JP H023326Y2 JP 1983169890 U JP1983169890 U JP 1983169890U JP 16989083 U JP16989083 U JP 16989083U JP H023326 Y2 JPH023326 Y2 JP H023326Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat
- opening
- rotating arm
- frame
- rear seat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 210000001217 buttock Anatomy 0.000 claims description 9
- 210000003127 knee Anatomy 0.000 description 5
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 2
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 2
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 2
- 239000002023 wood Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
- Seats For Vehicles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は車室後部に荷物室を有する自動車の
後部座席におけるシートバツク構造に関する。
後部座席におけるシートバツク構造に関する。
自動車には、車室内の前側に前部座席と後部座
席とが設けられて客室が形成され、同車室内にお
ける後部座席後方が荷物室とされているものがあ
る。
席とが設けられて客室が形成され、同車室内にお
ける後部座席後方が荷物室とされているものがあ
る。
この種の自動車は商用車であるため、荷物室の
面積は客室の面積に比してある程度大きく採るこ
とが要求される。この場合、車室は限られた空間
であるため、荷物室を広げることによつて客室の
面積が圧迫されることとなる。また、前部座席は
操縦席であるためこの前部座席における着座部分
の空間はある程度の広さを確保する必要があり、
この結果、後部座席における着座部分の空間が狭
められることとなる。特に、上記自動車が小型で
ある場合には、後部座席における着座者の膝が前
部座席におけるシートバツク背面に当り、座り心
地が窮屈となるものである。
面積は客室の面積に比してある程度大きく採るこ
とが要求される。この場合、車室は限られた空間
であるため、荷物室を広げることによつて客室の
面積が圧迫されることとなる。また、前部座席は
操縦席であるためこの前部座席における着座部分
の空間はある程度の広さを確保する必要があり、
この結果、後部座席における着座部分の空間が狭
められることとなる。特に、上記自動車が小型で
ある場合には、後部座席における着座者の膝が前
部座席におけるシートバツク背面に当り、座り心
地が窮屈となるものである。
ところで、後部座席におけるシートバツク下部
に前後に貫通する開口が形成された座席は知られ
ている(例えば実開昭57−100540号公報)。この
ような構成によれば、着座者はその臀部を開口に
嵌め込むことで膝を後方に移動させることがで
き、これによつて、前部座席におけるシートバツ
ク背面と膝との干渉を回避することができる。し
かしながら、この構成をバン型自動車に適用すれ
ば、上記開口は客室と荷物室とを連通させるもの
であるため、この開口を通して後部座席の着座者
と荷物室の積荷とが干渉し合うおそれがあり安全
上好ましくない。
に前後に貫通する開口が形成された座席は知られ
ている(例えば実開昭57−100540号公報)。この
ような構成によれば、着座者はその臀部を開口に
嵌め込むことで膝を後方に移動させることがで
き、これによつて、前部座席におけるシートバツ
ク背面と膝との干渉を回避することができる。し
かしながら、この構成をバン型自動車に適用すれ
ば、上記開口は客室と荷物室とを連通させるもの
であるため、この開口を通して後部座席の着座者
と荷物室の積荷とが干渉し合うおそれがあり安全
上好ましくない。
この考案は、上記のような事情に注目してなさ
れたもので、後部座席の座り心地を良好にさせる
と共に、この座席における着座者と、荷物室の積
荷との干渉を防止して着座者の安全を確保するこ
とを目的とする。
れたもので、後部座席の座り心地を良好にさせる
と共に、この座席における着座者と、荷物室の積
荷との干渉を防止して着座者の安全を確保するこ
とを目的とする。
上記目的を達成するためのこの考案の特徴とす
るところは、後部座席におけるシートバツクが門
形のシートバツクフレームを有する一方、同上後
部座席におけるシートクツシヨンの側部に回動ア
ームが枢支され、上記シートバツクフレームの側
部下端が上記回動アームにねじ止めされる自動車
において、上記シートバツクフレームのほぼ上半
分に背もたれ部を取り付けると共に、この背もた
れ部の下縁とシートクツシヨンの後部上面との間
に、着座者の臀部を嵌め込ませる開口を形成し、
この開口を背もたれ部の背面側から覆う遮閉板を
設け、この遮閉板の両側を回動アームに対しシー
トバツクフレームと共に共締めした点にある。
るところは、後部座席におけるシートバツクが門
形のシートバツクフレームを有する一方、同上後
部座席におけるシートクツシヨンの側部に回動ア
ームが枢支され、上記シートバツクフレームの側
部下端が上記回動アームにねじ止めされる自動車
において、上記シートバツクフレームのほぼ上半
分に背もたれ部を取り付けると共に、この背もた
れ部の下縁とシートクツシヨンの後部上面との間
に、着座者の臀部を嵌め込ませる開口を形成し、
この開口を背もたれ部の背面側から覆う遮閉板を
設け、この遮閉板の両側を回動アームに対しシー
トバツクフレームと共に共締めした点にある。
以下、この考案の実施例を図面により説明す
る。
る。
1は商用自動車で、その車室2内の前側が客室
3とされ、この客室3内に前部座席4と後部座席
5が設けられる。また、車室2内における後部座
席5の後方が荷物室7とされる。
3とされ、この客室3内に前部座席4と後部座席
5が設けられる。また、車室2内における後部座
席5の後方が荷物室7とされる。
上記後部座席5は車体床面8上に支持されたシ
ートクツシヨン5aと、このシートクツシヨン5
aにリクライニング装置9を介し前後回動自在に
枢支されるシートバツク5bとを有している。上
記リクライニング装置9は、シートクツシヨン5
aの側部に取り付けられた固定部材11と、この
固定部材11に枢支された回動アーム12とを有
している。この回動アーム12の回動端にシート
バツク5bが取り付けられ、操作レバー13によ
つて、シートバツク5bが所定の回動姿勢に保持
される。
ートクツシヨン5aと、このシートクツシヨン5
aにリクライニング装置9を介し前後回動自在に
枢支されるシートバツク5bとを有している。上
記リクライニング装置9は、シートクツシヨン5
aの側部に取り付けられた固定部材11と、この
固定部材11に枢支された回動アーム12とを有
している。この回動アーム12の回動端にシート
バツク5bが取り付けられ、操作レバー13によ
つて、シートバツク5bが所定の回動姿勢に保持
される。
上記後部座席5のシートバツク5bについて説
明すると、シートバツク5bは、門形に形成され
たシートバツクフレームであるパイプフレーム1
6を有し、このパイプフレーム16の側部下端は
上記回動アーム12にねじ止めされている。ま
た、上記パイプフレーム16のほぼ上半分には背
もたれ部17が取り付けられており、この背もた
れ部17の下縁、シートクツシヨン5aの後部上
面、およびパイプフレーム16の各側部下端の間
に囲まれた空間が前後に貫通する開口18とされ
る。この開口18は着座者14の臀部14aに対
応するように形成される。また、上記シートバツ
ク5bの背面側で開口18を覆うように遮閉板1
9が設けられる。この遮閉板19は木屑を樹脂で
固めて板状にしたものである。この遮閉板19は
その下部両側にそれぞれ取付具21を有し、各取
付具21はこれに対応する回動アーム12とパイ
プフレーム16下端の間に挟まれて共締めされ
る。また、遮閉板19の上部は背もたれ部17背
面にねじ止めされ、同遮閉板19の下縁には補強
部材22が嵌合される。
明すると、シートバツク5bは、門形に形成され
たシートバツクフレームであるパイプフレーム1
6を有し、このパイプフレーム16の側部下端は
上記回動アーム12にねじ止めされている。ま
た、上記パイプフレーム16のほぼ上半分には背
もたれ部17が取り付けられており、この背もた
れ部17の下縁、シートクツシヨン5aの後部上
面、およびパイプフレーム16の各側部下端の間
に囲まれた空間が前後に貫通する開口18とされ
る。この開口18は着座者14の臀部14aに対
応するように形成される。また、上記シートバツ
ク5bの背面側で開口18を覆うように遮閉板1
9が設けられる。この遮閉板19は木屑を樹脂で
固めて板状にしたものである。この遮閉板19は
その下部両側にそれぞれ取付具21を有し、各取
付具21はこれに対応する回動アーム12とパイ
プフレーム16下端の間に挟まれて共締めされ
る。また、遮閉板19の上部は背もたれ部17背
面にねじ止めされ、同遮閉板19の下縁には補強
部材22が嵌合される。
なお、上記の場合、回動アーム12とパイプフ
レーム16下端の連結部分をクツシヨン部材で覆
つてもよい(第2図二点鎖線図示)。また、遮閉
板19や補強部材22は図示しないが樹脂などの
化粧用シートで覆われる。
レーム16下端の連結部分をクツシヨン部材で覆
つてもよい(第2図二点鎖線図示)。また、遮閉
板19や補強部材22は図示しないが樹脂などの
化粧用シートで覆われる。
そして、着座者14はその臀部14aを開口1
8に嵌め込んで後部座席5に着座することができ
る(第1図実線図示)。これによれば、シートバ
ツク5bに開口18が形成されていない場合の姿
勢(同第1図二点鎖線図示)に比して膝を後方に
移動させることができる。
8に嵌め込んで後部座席5に着座することができ
る(第1図実線図示)。これによれば、シートバ
ツク5bに開口18が形成されていない場合の姿
勢(同第1図二点鎖線図示)に比して膝を後方に
移動させることができる。
この考案によれば、背もたれ部の下縁とシート
クツシヨンの後部上面との間に、着座者の臀部を
嵌め込ませる開口を形成し、この場合において、
上記背もたれ部をシートバツクフレームのほぼ上
半分に取り付けたため、上記開口は臀部を嵌め込
ませるのに十分の大きさとなつている。
クツシヨンの後部上面との間に、着座者の臀部を
嵌め込ませる開口を形成し、この場合において、
上記背もたれ部をシートバツクフレームのほぼ上
半分に取り付けたため、上記開口は臀部を嵌め込
ませるのに十分の大きさとなつている。
よつて、着座者が後部座席上に着座して、その
臀部を上記開口に嵌め込んだときには、着座者は
その膝を十分後方に移動させることができるので
あり、つまり、着座者の膝が前部座席側に接触す
ることが回避され、良好な座り心地が得られるこ
とになる。
臀部を上記開口に嵌め込んだときには、着座者は
その膝を十分後方に移動させることができるので
あり、つまり、着座者の膝が前部座席側に接触す
ることが回避され、良好な座り心地が得られるこ
とになる。
また、この考案では、上記開口を背もたれ部の
背面側から覆う遮閉板を設け、この遮閉板により
後部座席上の着座者に荷物室の積荷が接触するこ
とを防止しているが、この際、開口を覆つている
遮閉板の両側を、シートクツシヨンに枢支された
回動アームに対し、シートバツクフレームと共に
共締めしてある。このため、この遮閉板は回動ア
ームを介しシートクツシヨン側に支持されると共
に、シートバツクフレーム側にも支持されること
となり、つまり、この遮閉板は強固に支持される
こととなる。よつて、上記着座者への積荷の接触
が、より確実に防止されて有益である。
背面側から覆う遮閉板を設け、この遮閉板により
後部座席上の着座者に荷物室の積荷が接触するこ
とを防止しているが、この際、開口を覆つている
遮閉板の両側を、シートクツシヨンに枢支された
回動アームに対し、シートバツクフレームと共に
共締めしてある。このため、この遮閉板は回動ア
ームを介しシートクツシヨン側に支持されると共
に、シートバツクフレーム側にも支持されること
となり、つまり、この遮閉板は強固に支持される
こととなる。よつて、上記着座者への積荷の接触
が、より確実に防止されて有益である。
図はこの考案の実施例を示し、第1図は自動車
の簡略側面図、第2図は後部座席の部分斜視図、
第3図は同後部座席の部分展開斜視図である。 1……自動車、2……車室、4……前部座席、
5……後部座席、5a……シートクツシヨン、5
b……シートバツク、7……荷物室、12……回
動アーム、14……着座者、14a……臀部、1
6……パイプフレーム(シートバツクフレーム)、
17……背もたれ部、18……開口、19……遮
閉板。
の簡略側面図、第2図は後部座席の部分斜視図、
第3図は同後部座席の部分展開斜視図である。 1……自動車、2……車室、4……前部座席、
5……後部座席、5a……シートクツシヨン、5
b……シートバツク、7……荷物室、12……回
動アーム、14……着座者、14a……臀部、1
6……パイプフレーム(シートバツクフレーム)、
17……背もたれ部、18……開口、19……遮
閉板。
Claims (1)
- 車室内に前部座席と後部座席が設けられ、後部
座席の後方が積荷を収容する荷物室とされ、上記
後部座席におけるシートバツクが門形のシートバ
ツクフレームを有する一方、同上後部座席におけ
るシートクツシヨンの側部に回動アームが枢支さ
れ、上記シートバツクフレームの側部下端が上記
回動アームにねじ止めされる自動車において、上
記シートバツクフレームのほぼ上半分に背もたれ
部を取り付けると共に、この背もたれ部の下縁と
シートクツシヨンの後部上面との間に、着座者の
臀部を嵌め込ませる開口を形成し、この開口を背
もたれ部の背面側から覆う遮閉板を設け、この遮
閉板の両側を回動アームに対しシートバツクフレ
ームと共に共締めしたことを特徴とする自動車の
後部座席におけるシートバツク構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1983169890U JPS6077455U (ja) | 1983-10-31 | 1983-10-31 | 自動車の後部座席におけるシ−トバツク構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1983169890U JPS6077455U (ja) | 1983-10-31 | 1983-10-31 | 自動車の後部座席におけるシ−トバツク構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6077455U JPS6077455U (ja) | 1985-05-30 |
JPH023326Y2 true JPH023326Y2 (ja) | 1990-01-25 |
Family
ID=30371032
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1983169890U Granted JPS6077455U (ja) | 1983-10-31 | 1983-10-31 | 自動車の後部座席におけるシ−トバツク構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6077455U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5750246B2 (ja) * | 1977-03-28 | 1982-10-26 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5750246U (ja) * | 1980-09-05 | 1982-03-23 |
-
1983
- 1983-10-31 JP JP1983169890U patent/JPS6077455U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5750246B2 (ja) * | 1977-03-28 | 1982-10-26 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6077455U (ja) | 1985-05-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH023326Y2 (ja) | ||
JPH0710951Y2 (ja) | 車両用シート | |
JPS6316580Y2 (ja) | ||
JP2583522Y2 (ja) | 車両用回転腰掛 | |
JPH0231001Y2 (ja) | ||
JP2996885B2 (ja) | 車両用多目的シート | |
JPS6216358Y2 (ja) | ||
JP3346714B2 (ja) | 自動車用シートの構造 | |
JPH0423060Y2 (ja) | ||
JP2000025494A (ja) | 自動車用シート装置 | |
JPS6040341Y2 (ja) | キヤブオ−バ型車のフロントシ−ト装置 | |
JPH0228097Y2 (ja) | ||
JPH0515149Y2 (ja) | ||
JPS6313743Y2 (ja) | ||
JPH0330036Y2 (ja) | ||
JPS6030103Y2 (ja) | 車両用シ−トのベツト兼用装置 | |
JPS633313Y2 (ja) | ||
JPH0668966U (ja) | 跳上げ式シートクッションのアジャスタ | |
JPH0513242Y2 (ja) | ||
JPH0545551Y2 (ja) | ||
JPH021144Y2 (ja) | ||
JP3070425B2 (ja) | 自動車のトリム構造 | |
JPH0453327Y2 (ja) | ||
JPH0545552Y2 (ja) | ||
KR0166546B1 (ko) | 자동차의 후방시트에 설치된 동전박스 |