JP2000035711A - シール部材及び収納容器並びに該シール部材を有する容器 - Google Patents

シール部材及び収納容器並びに該シール部材を有する容器

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JP2000035711A JP10214903A JP21490398A JP2000035711A JP 2000035711 A JP2000035711 A JP 2000035711A JP 10214903 A JP10214903 A JP 10214903A JP 21490398 A JP21490398 A JP 21490398A JP 2000035711 A JP2000035711 A JP 2000035711A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シール部材に付着している内容物による手や
着衣等の汚染を防止できる極めて簡素且つ安価な構成の
シール部材、及び、該内容物の流出を抑制でき、且つ、
別途必要となる取り出し穴シールの選定の容易な収納容
器、並びに、該シール部材を有する容器を提供するこ
と。 【解決手段】 シール部材2は、容器1からシール部材
2を引き剥がす際にシール部材2を掴むためのリーダー
部2bを有し、該リーダー部2bは、シール部材2のシ
ール面2aを内側にして該シール部材2を二つ折にする
形状のシールガイド孔3を通して、該容器1の外方に延
出される。該リーダー部2bを開封方向に引き抜くこと
により、該シール部材2は、シールガイド孔3の形状に
よって、シール面2aを内側にして二つ折にされ、該シ
ール部材2のシール面2aが外面に露出しない形状に形
成され、オペレータの手や着衣等への内容物の付着が防
止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、容器の開口を封鎖
するためのシール部材、及び、該シール部材により封止
された開口と該開口の開封時に該シール部材を取り出す
ためのシール取り出し穴とを有する収納容器、並びに、
該シール部材を有する容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種のシール部材としては、例え
ば、特開平4−136961号公報(以下、公知例1と
いう)、特開平5−80653号公報(以下、公知例2
という)、特開平5−197287号公報(以下、公知
例3という)、特開平5−204246号公報(以下、
公知例4という)、特開平7−121019号公報(以
下、公知例5という)に記載されているような、複写
機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置の現像装
置における、トナー収納容器やトナーホッパなどの現像
剤容器の現像剤供給用の開口を封鎖するためのシール部
材が知られている。
【0003】上記公知例3、4のシール部材は、該シー
ル部材の一端が、上記開口の一側端から他側端に向かっ
て貼着により該開口を閉塞(封鎖)し、そして該開口の
他側端で折り曲げられて、該シール部材の他端が、操作
用の把持部(該シール部材を掴むためのリーダー部)と
して再び一側端へ戻されるように取り付けられており、
該把持部を持って該シール部材を引き抜くことにより、
該シール部材を開口から取り除いて、該開口を開封する
ように構成されている。
【0004】このようなシール部材の一例を図31に示
す。図31において、シール部材としての引き抜きシー
ル104は、トナー収納容器としてのトナーケース10
1の、図示しない現像部へトナーを補給するためのトナ
ー補給口102の周囲のシール接着面103に、該引き
抜きシール104の4辺の縁部が接着されており、これ
により該トナー補給口が封鎖されている。該トナー補給
口102を開封する際には、引き抜きシールの把持部1
04aを持って図中白抜きの矢印の方向に引き抜く。こ
れにより、引き抜きシール104が奥側の折り返し部分
から剥がれて、トナー補給口102を開封することがで
きる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この種の従
来のシール部材は、該シール部材の開口開封時、及び、
容器の開口から取り除かれた開口開封後のシール部材の
廃棄時に、該容器内の内容物に対向する該シール部材の
開口封鎖面が、外面に露出された状態となるため、該開
口封鎖面に付着している内容物(例えば、トナーなどの
現像剤)によって、オペレータの手や着衣等を汚す虞れ
が高かった。
【0006】これに対し、上記公知例1のように、一部
に開口を有する巻き取り可能なシール用シート部材(シ
ール部材)を、トナー収納容器の開口部に対して、シー
ト部材巻き取り手段により巻き取りながら移動させて、
シール部材の開閉を自動で行なえるように構成した場
合、及び、上記公知例2のように、トナーホッパのトナ
ー供給口をシール部材の一端で封止するとともに、該シ
ール部材の他端を該ホッパ内の撹拌部材に固定し、該撹
拌部材の回転によって該シール部材を巻き取るように構
成した場合には、該シール部材の開口開封動作が自動的
に行なわれ、且つ、開口開封後のシール部材が容器側に
巻き取られるので、上述のように、シール部材の開口封
鎖面に付着している内容物(例えば、トナーなどの現像
剤)によって、オペレータの手や着衣等を汚す虞れは少
ない。
【0007】しかしながら、これらの公知例1及び2
は、その構成が複雑となり、且つ、シール部材の取り付
けも容易ではないため、コストアップを招く不具合があ
る。
【0008】なお、公知例5は、トナー収納容器の開口
をシール部材により封鎖する際のシール方法に関するも
のであって、「トナー収納容器の開口をシールするに際
し、差し込み部材の長手方向一端に弾性体シートを取り
外し可能に取り付け、前記差し込み部材を前記トナー収
納容器と現像フレームとの隙間を貫通させて前記弾性体
シートを前記開口をシールする位置へ導き、前記差し込
み部材から前記弾性体シートを取り外すようにしてシー
ルする。」ものであるが、その操作手順が複雑で多いた
め、あまり実用的なシール方法とは思われない。
【0009】一方、内容物としてのトナーなどの現像剤
を収容するための現像剤収容部の開口が、上記シール部
材により封止された構成のトナーカートリッジやプロセ
スカートリッジなどの収納容器としてのカートリッジに
は、該シール部材により封止された開口の開封時に、該
シール部材を取り出すためのシール取り出し穴が、該カ
ートリッジの筺体の側部に形成されている。このカート
リッジの筺体の側部に形成されたシール取り出し穴の最
大寸法は、上記シール部材を余裕を持って引き抜けるよ
うにするために、従来、該シール部材の開封方向に対し
て直交する封止部の幅よりも大きく形成されていた。
【0010】しかし、このカートリッジなどの収納容器
の側部に形成されたシール取り出し穴は、上記シール部
材が開封されて現像剤などの内容物の収容部の開口が開
放された状態で、該内容物の収容部に連通された状態と
なる。従って、この種の従来の収納容器では、該シール
取り出し穴が開放されたままでは、その収容部に収容さ
れている内容物が、該収納容器の側部に形成されたシー
ル取り出し穴を通して流出する不具合を生じる。このた
め、この種の従来の収納容器では、該収納容器のシール
取り出し穴からの内容物の流出を防止するために、該シ
ール取り出し穴を通して該シール部材を引き抜いて、該
収納容器の開口を開放した後、取り出し穴シール材によ
って該シール取り出し穴を封止するようにしている。
【0011】ところが、上記収納容器のシール取り出し
穴が大きいと、該収納容器に収納されている内容物が該
シール取り出し穴から流出しようとする圧力が高くなる
ため、該シール取り出し穴を封止している取り出し穴シ
ール材のシール性が低下する不具合がある。また、上記
収納容器の開口の形状や大きさが異なる場合には、該開
口を封止するためのシール部材の形状や大きさも異なる
ため、該シール取り出し穴が、該シール部材の形状や大
きさに応じて、個々に異なった形状や大きさになる。こ
のため、従来の収納容器では、そのシール取り出し穴の
形状や大きさに応じて、個々に異なった形状や大きさの
取り出し穴シール材を用意しておく必要があり、該取り
出し穴シール材の選定が複雑化する不具合があった。
【0012】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その目的とするところは、シール部材に付着し
ている内容物による手や着衣等の汚染を防止できる極め
て簡素且つ安価な構成のシール部材を提供することであ
る。また、本発明の他の目的とするところは、内容物の
流出を抑制することができ、且つ、別途必要となる取り
出し穴シール材の選定の容易な収納容器を提供すること
である。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、容器の開口を封鎖するためのシ
ール部材であって、該シール部材の開封動作により、該
容器内の内容物に対向する該シール部材の開口封鎖面
が、外面に露出しない形状に形成されることを特徴とす
るものである。
【0014】このシール部材においては、該シール部材
の開封動作により、該容器内の内容物に対向する該シー
ル部材の開口封鎖面が、外面に露出しない形状に形成さ
れるので、該シール部材の開口開封時、及び、容器の開
口から取り除かれた開口開封後のシール部材の廃棄時
に、該開口封鎖面に付着している内容物が、オペレータ
の手や着衣等に接触し難くなる。
【0015】請求項2の発明は、請求項1のシール部材
において、上記シール部材の開封動作により、上記容器
内の内容物に対向する該シール部材の開口封鎖面が、該
シール部材の開口封鎖面の裏面によって、該シール部材
の長手方向に順次覆われた形状に形成されることを特徴
とするものである。
【0016】このシール部材においては、上記シール部
材の開封動作により、上記容器内の内容物に対向する該
シール部材の開口封鎖面が、該シール部材の開口封鎖面
の裏面によって、該シール部材の長手方向に順次覆われ
た形状に形成されるので、比較的長尺なシール部材の開
封操作の途中で、オペレータが該シール部材の持ち手を
替えても、オペレータの手が該シール部材に付着してい
る内容物によって汚染されることがない。
【0017】請求項3の発明は、請求項1、または、2
のシール部材において、上記シール部材は、上記容器か
ら該シール部材を引き剥がす際に該シール部材を掴むた
めのリーダー部を有し、該シール部材の開口封鎖面が外
面に露出しない形状になるように該シール部材を形成す
るシールガイド孔を通して、該リーダー部が該容器の外
方に延出されることを特徴とするものである。
【0018】このシール部材においては、上記容器から
該シール部材を引き剥がす際に該シール部材を掴むため
のリーダー部が、該シール部材の開口封鎖面が外面に露
出しない形状になるように該シール部材を形成するシー
ルガイド孔を通して該容器の外方に延出される。これに
より、上記リーダー部を掴んで上記シール部材を上記容
器から引き剥がすことによって、上記シールガイド孔に
より該シール部材の開口封鎖面が外面に露出しない形状
に形成されるので、該シール部材の開封時の汚染が防止
される。
【0019】請求項4の発明は、請求項3のシール部材
において、上記シールガイド孔は、上記容器に設けられ
ており、上記シール部材の開封動作により、該シール部
材のリーダー部が該シールガイド孔から引き出された時
点で、該シールガイド孔から引き出された部分の該シー
ル部材の開口封鎖面が、外面に露出しない形状に形成さ
れることを特徴とする。
【0020】このシール部材においては、上記シール部
材の開封動作により、該シール部材のリーダー部が該シ
ールガイド孔から引き出された時点で、該シールガイド
孔から引き出された部分の該シール部材の開口封鎖面
が、外面に露出しない形状に形成されるので、比較的長
尺なシール部材の開封操作の途中で、オペレータが該シ
ール部材の持ち手を替えても、オペレータの手が該シー
ル部材に付着している内容物によって汚染されることが
ない。
【0021】請求項5の発明は、請求項1、2、3、ま
たは、4のシール部材において、上記シール部材は、上
記容器から該シール部材を引き剥がす際に該シール部材
を掴むためのリーダー部を有しており、該シール部材の
開口封鎖面を内側にして該シール部材を二つ折にする形
状のシールガイド孔を通して、該リーダー部を該容器の
外方に延出されることを特徴とするものである。
【0022】このシール部材においては、該シール部材
の開口封鎖面を内側にして該シール部材を二つ折にする
形状のシールガイド孔を通して、該リーダー部が該容器
の外方に延出されているので、該リーダー部を持って該
シール部材を引き抜くことにより、該シール部材が、該
シールガイド孔の形状によって、その開口封鎖面を内側
にして二つ折にされ、該シール部材の開口封鎖面が外面
に露出しない形状に形成される。
【0023】請求項6の発明は、請求項1、2、3、
4、または、5のシール部材において、少なくとも、上
記シール部材の開封開始側の部位に、上記容器から該シ
ール部材を引き剥がす際の該シール部材の開封方向に沿
って、該シール部材の開口封鎖面を内側にして該シール
部材を二つ折にするための折り目が形成されていること
を特徴とするものである。
【0024】このシール部材においては、容器からシー
ル部材を引き剥がす際の該シール部材の引き剥がし方向
に沿って、該シール部材の開口封鎖面を内側にして該シ
ール部材を二つ折にするための折り目が形成されている
ので、該シール部材が、該折り目に沿って、その開口封
鎖面が内側になるように、より正確に且つ容易に二つ折
に形成される。
【0025】請求項7の発明は、請求項3、4、5、ま
たは、6のシール部材において、少なくとも、上記シー
ルガイド孔を通して上記容器の外方に延出された上記シ
ール部材のリーダー部が、該容器から該シール部材を引
き剥がす際の該シール部材の開封方向に沿って、該シー
ル部材の開口封鎖面側を内側にして、予め二つ折形状に
形成されていることを特徴とするものである。
【0026】このシール部材においては、上記シールガ
イド孔を通して上記容器の外方に延出された上記シール
部材のリーダー部が、該容器から該シール部材を引き剥
がす際の該シール部材の開封方向に沿って、該シール部
材の開口封鎖面側を内側にして、予め二つ折形状に形成
されているので、該シール部材の開封操作時に、該シー
ル部材の開口封鎖面側が内側になるように、該シール部
材を容易に二つ折形状に形成できる。
【0027】請求項8の発明は、請求項7のシール部材
において、上記リーダー部の二つ折形状に形成されてい
る部分が、該二つ折り形状を維持するように予め固着さ
れていることを特徴とするものである。
【0028】このシール部材においては、上記リーダー
部の二つ折形状に形成されている部分が、該二つ折り形
状を維持するように予め固着されているので、該リーダ
ー部の二つ折部分の形状が、経時変化などにより開いた
状態に戻ることがなく、該シール部材を容易に二つ折形
状に形成できる。
【0029】請求項9の発明は、請求項1、または、2
のシール部材において、上記シール部材を、上記シール
部材の一方の端部に対して、該シール部材の他方の端部
を表裏を反転させて繋いで、捩じれ部を有するリング状
に形成するとともに、このリング状に形成したシール部
材の開封開始側の、該捩じれ部の開封方向下流側の部位
に、上記容器から該シール部材を引き剥がす際に該シー
ル部材を掴むためのリーダー部を設けたことを特徴とす
るものである。
【0030】このシール部材においては、該シール部材
が、メビウスの輪と同様な、捩じれ部を有するリング状
に形成されるので、該シール部材のリーダー部を持って
容器から該シール部材を引き剥がすことにより、該開口
封鎖面が該シール部材の内側に位置するように捩じられ
て、該シール部材の表裏が反転される。
【0031】請求項10の発明は、請求項1、2、3、
または、4のシール部材において、上記シール部材は、
上記容器から該シール部材を引き剥がす際に該シール部
材を掴むためのリーダー部を有しており、該シール部材
の開封完了後、該シール部材の開口封鎖面が内側に臨む
ように、該容器から該シール部材を引き剥がす際の該シ
ール部材の引き剥がし方向に対して直交する方向を折線
として、該シール部材の略中央部を二つ折にして該リー
ダー部を形成したことを特徴とするものである。
【0032】このシール部材においては、容器からシー
ル部材を引き剥がす際に該シール部材を掴むためのリー
ダー部が、該シール部材の開封完了後、該シール部材の
開口封鎖面が内側に臨むように、該シール部材の引き剥
がし方向に対して直交する方向を折線として、該シール
部材の略中央部で折り返すように二つ折に形成されてい
るので、該リーダー部の折り返し端部を持って容器から
該シール部材を引き剥がすことにより、該シール部材
が、その略中央部で、該開口封鎖面を内側にして二つ折
にされた形状に形成される。
【0033】請求項11の発明は、請求項1、2、3、
4、5、6、7、8、9、または、10のシール部材に
おいて、上記シール部材は、少なくともトナー等の現像
剤を収容する現像剤容器の現像剤供給用の開口を封鎖す
るためのシール部材であることを特徴とするものであ
る。
【0034】このシール部材においては、該シール部材
の開封動作により、該現像剤容器内のトナー等の現像剤
に対向する該シール部材の開口封鎖面が、外面に露出し
ない形状に形成されるので、該シール部材の開口開封
時、及び、現像剤容器の開口から取り除かれた開口開封
後のシール部材の廃棄時に、該開口封鎖面に付着してい
るトナー等の現像剤が、オペレータの手や着衣等に接触
し難くなる。
【0035】請求項12の発明は、請求項1、2、3、
4、5、6、7、8、9、10、または、11のシール
部材において、上記容器の開口を封鎖する部位に上記シ
ール部材を貼付するための貼付手段として、該容器から
該シール部材を引き剥がした状態で、粘着性を損なわず
に該シール部材側に付着する接着剤を用いたことを特徴
とするものである。
【0036】このシール部材においては、上記容器から
上記シール部材を引き剥がした際に、粘着性を損なわず
に該シール部材側に付着する接着剤を用いて、該シール
部材が該容器の開口を封鎖する部位に貼付されるので、
該容器から該シール部材を引き剥がした状態で、該シー
ル部材の開口封鎖面を、該シール部材の内側に封じ込め
て該接着剤により封印することができる。
【0037】請求項13の発明は、容器の開口を封鎖す
るためのシール部材を有する容器において、該容器の開
口を封鎖するためのシール部材が、請求項1、2、3、
4、5、6、7、8、9、10、11、または、12の
シール部材であることを特徴とするものである。
【0038】請求項14の発明は、請求項13の容器に
おいて、該容器が、電子写真装置の現像剤を収容するト
ナーカートリッジであることを特徴とするものである。
【0039】請求項15の発明は、シール部材により封
止された開口と、該開口の開封時に該シール部材を取り
出すためのシール取り出し穴とを有する収納容器であっ
て、該シール取り出し穴の最大寸法が、該シール部材の
開封方向に対して直交する封止部の幅よりも小さく形成
されていることを特徴とするものである。
【0040】この収納容器においては、シール部材によ
り封止された開口の開封時に該シール部材を取り出すた
めのシール取り出し穴の最大寸法が、該シール部材の開
封方向に対して直交する封止部の幅よりも小さく形成さ
れているので、該収納容器に収納されている内容物が該
シール取り出し穴から流出しようとする圧力が低くな
り、該シール取り出し穴を封止している別のシール部材
としての取り出し穴シールのシール性が向上される。ま
た、この収納容器においては、上記収納容器の開口の形
状や大きさが多少異なっても、該収納容器のシール取り
出し穴の形状や大きさを略統一させることが可能になる
ので、該シール取り出し穴をシールするための取り出し
穴シールの選定が容易化される。
【0041】請求項16の発明は、シール部材により封
止された開口と、該開口の開封時に該シール部材を取り
出すためのシール取り出し穴とを有する収納容器であっ
て、該シール取り出し穴の最大寸法が、該シール部材の
開封方向に対して直交する封止部の幅よりも小さく形成
されている収納容器において、該収納容器の開口を封止
するシール部材が、請求項1、2、3、4、5、6、
7、8、9、10、11、または、12記載のシール部
材であることを特徴とするものである。
【0042】請求項17の発明は、請求項15、また
は、16の収納容器において、上記シール部材は、上記
収納容器から該シール部材を引き剥がす際に該シール部
材を掴むためのリーダー部を有しており、該シール部材
の開封動作時に該シール部材の開口封鎖面が内側に湾曲
するように、該リーダー部が上記シール取り出し穴に挿
通されていることを特徴とするものである。
【0043】この収納容器においては、上記シール部材
の開封動作時に該シール部材の開口封鎖面が内側に湾曲
するように、該リーダー部が上記シール取り出し穴に挿
通されているので、該シール部材の開封操作により、該
シール部材の開口封鎖面が確実且つ容易に内側に湾曲さ
れる。
【0044】請求項18の発明は、シール部材により封
止された開口と、該開口の開封時に該シール部材を取り
出すためのシール取り出し穴とを有する収納容器であっ
て、該シール取り出し穴に、該シール部材の面を折り曲
げることができる程度の形状の凸部を設けたことを特徴
とするものである。
【0045】この収納容器においては、該収納容器のシ
ール取り出し穴に、上記シール部材の面を折り曲げるこ
とができる程度の形状の凸部が設けられているので、該
シール取り出し穴から該シール部材を引き抜くことによ
り、該シール取り出し穴の形状によって、該シール部材
が折り曲げられる。従って、この凸部を該シール部材の
開口封鎖面を内側にして該シール部材を折り曲げる部位
に設けておけば、該シール部材を開口封鎖面を内側にし
て二つ折にすることが可能となり、開口開封後のシール
部材の開口封鎖面に付着している内容物によるオペレー
タの手や着衣等の汚染が解消される。
【0046】請求項19の発明は、シール部材により封
止された開口と、該開口の開封時に該シール部材を取り
出すためのシール取り出し穴とを有する収納容器であっ
て、該シール取り出し穴に、該シール部材の面を折り曲
げることができる程度の形状の凸部を設けた収納容器に
おいて、該収納容器の開口を封止するシール部材が、請
求項1、2、3、4、5、6、7、8、10、11、ま
たは、12のシール部材であることを特徴とするもので
ある。
【0047】請求項20の発明は、請求項18、また
は、19の収納容器において、上記シール取り出し穴に
設けた凸部は、上記シール部材の開封動作時に、該シー
ル部材の開口封鎖面に当接して、該シール部材の開口封
鎖面を内側に折り曲げる形状に形成されていることを特
徴とするものである。
【0048】この収納容器においては、上記シール取り
出し穴に設けた凸部が、上記シール部材の開封動作時
に、該シール部材の開口封鎖面に当接して、該シール部
材の開口封鎖面を内側に折り曲げる形状に形成されてい
るので、該シール部材の開封操作により、該シール部材
の開口封鎖面が確実且つ容易に内側に湾曲される。
【0049】請求項21の発明は、請求項18、19、
または、20の収納容器において、上記凸部が、上記収
納容器のシール取り出し穴の内側部分に設けられている
ことを特徴とするものである。
【0050】この収納容器においては、上記凸部が、上
記収納容器のシール取り出し穴の内側部分に設けられて
いるので、該収納容器のシール取り出し穴の外側部分の
開口形状を小さくすることができ、該シール取り出し穴
に取り付けられる取り出し穴シール材の選定が容易化さ
れる。
【0051】請求項22の発明は、請求項15、16、
17、18、19、20、または、21の収納容器にお
いて、上記収納容器は、少なくとも現像剤を収容するた
めの現像剤収容部の開口が、上記シール部材により封止
されてなるカートリッジであることを特徴とするもので
ある。
【0052】この収納容器においては、トナーカートリ
ッジやプロセスカートリッジなどの収納容器としてのカ
ートリッジのシール取り出し穴を封止している別のシー
ル部材としての取り出し穴シールのシール性が向上さ
れ、該シール取り出し穴をシールするための取り出し穴
シールの選定が容易化される。また、該カートリッジの
シール取り出し穴から該シール部材を引き抜くことによ
り、該シール取り出し穴の凸部によって、該シール部材
が折り曲げられる。
【0053】請求項23の発明は、容器の開口を封鎖す
るためのシール部材において、上記開口が封鎖されてい
るときに容器内の内容物に対向する上記シール部材の開
口封鎖面と、該開口を端部から開放していくに従って該
開口封鎖面を覆うカバー部分とを有することを特徴とす
るものである。
【0054】このシール部材においては、上記開口を端
部から開放して行くに従って、上記開口が封鎖されてい
るときに上記容器内の内容物に対向する開口封鎖面を、
上記カバー部分で覆っていく。これにより、該開口封鎖
面が外に露出しない状態で開封することができる。
【0055】請求項24の発明は、容器の開口を封鎖す
るためのシール部材において、可撓性の材料で筒状に形
成され、外周面の一部で上記開口を封鎖することを特徴
とするものである。
【0056】このシール部材においては、可撓性の材料
で筒状に形成されており、外周面の一部で上記開口を封
鎖する。この開口を開封する時には、該シール部材の端
部から該筒状のシール部材の外周面を該筒状のシール部
材の内部に入り込ませるようにして該シール部材の外周
面と内周面とを反転させながら該シール部材を開封すれ
ば、該開口封鎖面が該筒状のシール部材の内周面とな
り、該開口封鎖面が外に露出しない状態で開封すること
ができる。さらに、該シール部材が筒状であるので上記
反転後にシール部材が再度反転しにくく、該開口封鎖面
が外に露出しない状態を容易に維持することができる。
これにより、該シール部材の開口開封時、及び、容器の
開口から取り除かれた開口開封後のシール部材の廃棄時
に、該開口封鎖面に付着している内容物が、オペレータ
の手や着衣などにさらに接触し難くすることができる。
【0057】請求項25の発明は、上記シール部材の長
手方向の一端に固定され、上記筒状のシール部材の内側
を通されて該シール部材の上記長手方向の他端から外側
に延出した、上記容器から該シール部材を引き剥がす際
に該シール部材をつかむためのリーダー部を有すること
を特徴とするものである。
【0058】このシール部材においては、上記リーダー
部を掴んで該シール部材を引き抜くことにより、該シー
ル部材の該リーダー部が固定された上記長手方向の一端
から、外周面が筒状のシール部材の内側に入り込むよう
にしながら、該シール部材が引き剥がされる。これによ
り、容易に上記容器の内容物に対向する開口封鎖面が外
に露出しない状態とすることができる。そして、該シー
ル部材の開口開封時、及び、容器の開口から取り除かれ
た開口開封後のシール部材の廃棄時に、該開口封鎖面に
付着している内容物が、オペレータの手や着衣などに接
触し難くする。
【0059】請求項26の発明は、請求項23、24、
または、25のシール部材において、上記シール部材
は、少なくともトナーを含む現像剤を収容する現像剤容
器の現像剤供給用の開口を封鎖するためのシール部材で
あることを特徴とするものである。
【0060】このシール部材においては、該シール部材
の開封動作により、該現像剤容器内のトナー等の現像剤
に対向する該シール部材の開口封鎖面が、外面に露出し
ない状態になるので、該シール部材の開口開封時、及
び、現像剤容器の開口から取り除かれた開口開封後のシ
ール部材の廃棄時に、該開口封鎖面に付着しているトナ
ー等の現像剤が、オペレータの手や着衣等に接触し難く
なる。
【0061】請求項27の発明は、容器の開口を封鎖す
るためのシール部材を有する容器において、該容器の開
口を封鎖するためのシール部材が、請求項23、24、
25、または、26のシール部材であることを特徴とす
るものである。
【0062】この容器においては、容器の開口を封鎖す
るためのシール部材が、請求項23、24、25、また
は、26のシール部材であるので、容器内の内容物に対
向する開口封鎖面が外に露出しない状態で開封すること
ができる。これにより、該シール部材の開口開封時、及
び、容器の開口から取り除かれた開口開封後のシール部
材の廃棄時に、該開口封鎖面に付着している内容物が、
オペレータの手や着衣などに接触し難くすることができ
る。
【0063】請求項28の発明は、容器本体から上記シ
ール部材を引き剥がす際に該シール部材をつかむための
リーダー部が固着されたシール部材を有する請求項25
の容器において、該シール部材の容器本体への固着と、
該リーダー部の該シール部材への固着とを同時に行って
形成したことを特徴とするものである。
【0064】この容器においては、上記シール部材の容
器本体への固着と、該リーダー部の該シール部材への固
着とを同時に行って形成する。
【0065】請求項29の発明は、容器の開口を、引き
剥し可能に封鎖する下層封鎖部と、互いに対向しそれぞ
れ引き剥がし方向に延びる一対の部分で該下層封鎖部上
に固着された上層カバー部とでシール部材を構成し、該
シール部材を前記開口の端部から引き剥すに伴って、前
記開口が封鎖されているときに前記容器内の内容物に対
向する前記下層封鎖部の開口封鎖面が、該下層封鎖部と
前記上層カバー部との間に、反転して入り込めることを
特徴とするものである。
【0066】このシール部材は、開口を封鎖する下層封
鎖部と、互いに対向しそれぞれ引き剥がし方向に延びる
一対の部分で該下層封鎖部上に固着された上層カバー部
とで構成され、該シール部材の下層封鎖部と上層カバー
部との間を引き抜くように引き剥すのに伴い、下層封鎖
部の開口封鎖面が、該下層封鎖部と上層カバー部との間
に、反転して入り込んでいき、シール部材を剥し終わる
と、開口封鎖面は下層封鎖部と上層カバー部との間に反
転して入り込んでしまい、外面に露出していない状態に
できる。
【0067】請求項30の発明は、請求項29のシール
部材において、前記一対の部分が、引き剥がし方向に略
平行していると共に、前記下層封鎖部及び前記上層カバ
ー部が可撓性の材料で形成されたことを特徴とするもの
である。
【0068】このシール部材は、可撓性の下層封鎖部と
可撓性の上層カバー部とが引き剥し方向に略平行してい
る部分で固着されており、シール部材を引き剥がすに伴
って、下層封鎖部の開口封鎖面が、該下層封鎖部と上層
カバー部との間に、反転して入り込むのが容易になる。
【0069】請求項31の発明は、請求項29、また
は、30のシール部材において、前記下層封鎖部及び前
記上層カバー部の少なくとも一方に、前記開口を開封す
る開封開始側に延長された引き抜き用延長部を設け、該
延長部を折り返して、前記下層封鎖部と前記上層カバー
部との固着された部分間を通り、これらの部分の引き抜
き側端部から突出させたことを特徴とするものである。
【0070】このシール部材は、下層封鎖部及び上層カ
バー部の少なくとも一方に延設された延長部が折り返さ
れ、下層封鎖部及び上層カバー部の引き抜き側端部から
突出した部分を引き抜くことができる。
【0071】請求項32の発明は、請求項31のシール
部材において、前記延長部は引き抜き方向に沿った縁部
間の幅が、前記下層封鎖部と前記上層カバー部との固着
された部分の間隔よりも狭いことを特徴とするものであ
る。
【0072】このシール部材は、延長部の引き抜き方向
に沿った縁部間の幅が、下層封鎖部と上層カバー部との
固着された部分の間隔よりも狭く、延長部を引き抜き可
能となるように、下層封鎖部と上層カバー部と間に挟ん
で重ねて固着できる。
【0073】請求項33の発明は、請求項29、30、
31、または、32のシール部材において、前記シール
部材は、少なくともトナーを含む現像剤を収容する現像
剤容器の現像剤供給用の開口を封鎖するためのシール部
材であることを特徴とするものである。
【0074】このシール部材は、少なくともトナーを含
む現像剤を収容する現像剤容器の現像剤供給用の開口を
封鎖するためのシール部材で、シール部材を引き剥すに
伴い、下層封鎖部の開口封鎖面が、下層封鎖部と上層カ
バー部との間に、反転して入り込むようにでき、シール
部材を剥し終わると、開口封鎖面は下層封鎖部と上層カ
バー部との間に反転して入って、外面に露出していない
状態にできる。
【0075】請求項34発明は、容器の開口を封鎖する
ためのシール部材を有する容器において、該シール部材
が、請求項29、30、31、32、または、33のシ
ール部材であることを特徴とするものである。
【0076】この容器においては、容器の開口を封鎖す
るためのシール部材が、請求項1、2、3、4又は、5
のシール部材であって、容器からシール部材を剥がすに
伴い、下層封鎖部の開口封鎖面が、該下層封鎖部と上層
カバー部との間に、反転して入り込んでいき、シール部
材を剥し終わると、開口封鎖面は下層封鎖部と上層カバ
ー部との間に反転して入り込んでしまい、外面に露出し
ていない状態にできる。
【0077】請求項35の発明は、請求項22、23、
24、25、または、26のシール部材において、上記
容器から引き剥がされた状態での上記シール部材または
上記カバー部材の終端部に、該シール部材の終端部と該
カバー部材の終端部とを貼り合わせる粘着剤層が設けら
れていることを特徴とするものである。
【0078】このシール部材においては、上記容器から
引き剥がされた状態での上記シール部材または上記カバ
ー部材の終端部に、該シール部材の終端部と該カバー部
材の終端部とを貼り合わせる粘着剤層が設けられている
ので、該容器からシール部材を剥がすに伴い、該シール
部材の開口封鎖面が、該シール部材とカバー部材との間
に、反転して入り込んでいき、シール部材を剥し終わっ
た時点で、開口封鎖面がシール部材とカバー部材との間
に反転して入り込んだ状態で、該粘着剤層により、該シ
ール部材の終端部と該カバー部材の終端部とが貼り合わ
される。これにより、該開口封鎖面に付着している内容
物が、該シール部材とカバー部材との間に封じ込められ
るので、該容器からシール部材を剥がした後に、該内容
物が飛散して汚染されることがなくなる。
【0079】請求項36の発明は、請求項35のシール
部材において、上記粘着剤層を上記シール部材の終端部
に設け、該粘着剤層を、上記容器の開口を該シール部材
で封鎖する際の仮止め手段として兼用することを特徴と
するものである。
【0080】このシール部材においては、上記シール部
材の終端部に設けられた粘着剤層が、上記容器の開口を
該シール部材で封鎖する際の仮止め手段として兼用され
るので、該容器の開口を該シール部材で封止する作業が
容易化される。
【0081】請求項37の発明は、請求項36のシール
部材において、上記粘着剤層が、上記容器から上記シー
ル部材を引き剥がした状態で、粘着性を損なわずに該シ
ール部材側に付着する粘着性を有していることを特徴と
するものである。
【0082】このシール部材においては、上記粘着剤層
が、上記容器から上記シール部材を引き剥がした状態
で、粘着性を損なわずに該シール部材側に付着する粘着
性を有しているので、該容器から該シール部材を引き剥
がした際に、該粘着剤層を該シール部材側に確実に付着
させることができ、該粘着剤層により、該シール部材の
終端部と該カバー部材の終端部とが確実に貼り合わされ
る。
【0083】請求項38の発明は、請求項29、30、
31、32、または、33のシール部材において、上記
容器から引き剥がされた状態での上記シール部材の下層
封鎖部または上層カバー部の終端部に、該下層封鎖部の
終端部と該上層カバー部の終端部とを貼り合わせる粘着
剤層が設けられていることを特徴とするものである。
【0084】このシール部材においては、上記容器から
引き剥がされた状態での上記シール部材の下層封鎖部ま
たは上層カバー部の終端部に、該下層封鎖部の終端部と
該上層カバー部の終端部とを貼り合わせる粘着剤層が設
けられているので、該容器からシール部材を剥がすに伴
い、該下層封鎖部の開口封鎖面が、該下層封鎖部と上層
カバー部との間に、反転して入り込んでいき、シール部
材を剥し終わった時点で、開口封鎖面が下層封鎖部と上
層カバー部との間に反転して入り込んだ状態で、該粘着
剤層により、該下層封鎖部の終端部と該上層カバー部の
終端部とが貼り合わされる。これにより、該下層封鎖部
と上層カバー部との間に反転して入り込んだ開口封鎖面
に付着している内容物が、該下層封鎖部と上層カバー部
との間に封じ込められるので、該容器からシール部材を
剥がした後に、該内容物が飛散して汚染されることがな
くなる。
【0085】請求項39の発明は、請求項38のシール
部材において、上記粘着剤層を上記シール部材の下層封
鎖部の終端部に設け、該粘着剤層を、上記容器の開口を
該シール部材の下層封鎖部で封鎖する際の仮止め手段と
して兼用することを特徴とするものである。
【0086】このシール部材においては、上記シール部
材の下層封鎖部の終端部に設けられた粘着剤層が、上記
容器の開口を該シール部材で封鎖する際の仮止め手段と
して兼用されるので、該容器の開口を該シール部材で封
止する作業が容易化される。
【0087】請求項40の発明は、請求項39のシール
部材において、上記粘着剤層が、上記容器から上記シー
ル部材を引き剥がした状態で、粘着性を損なわずに該シ
ール部材の下層封鎖部側に付着する粘着性を有している
ことを特徴とするものである。
【0088】このシール部材においては、上記粘着剤層
が、上記容器から上記シール部材を引き剥がした状態
で、粘着性を損なわずに該シール部材の下層封鎖部側に
付着する粘着性を有しているので、該容器から該シール
部材を引き剥がした際に、該粘着剤層を該シール部材の
下層封鎖部側に確実に付着させることができ、該粘着剤
層により、該下層封鎖部の終端部と該上層カバー部の終
端部とが確実に貼り合わされる。
【0089】請求項41の発明は、リーダー部を有する
シール部材により封止された開口と、該開口の開封時に
該シール部材を取り出すためのシール取り出し穴とを備
え、該シール部材が除去されて該開口が開放されたこと
による該シール取り出し穴からの内容物の溢出を防止す
るために、該シール取り出し穴が取り出し穴シール材で
封止される構成の収納容器において、上記取り出し穴シ
ール材が、上記内容物の溢出を阻止し、且つ、上記シー
ル部材が挿通されるシール挿通孔を有し、該シール挿通
孔を通して上記収納容器の外方に該シール部材のリーダ
ー部を露呈した状態で、該収納容器のシール取り出し穴
に予め取り付けられていることを特徴とするものであ
る。
【0090】この収納容器においては、上記内容物の溢
出を阻止し、且つ、上記シール部材が挿通されるシール
挿通孔を有する取り出し穴シール材が、該シール挿通孔
を通して上記収納容器の外方に該シール部材のリーダー
部を露呈した状態で、該収納容器のシール取り出し穴に
予め取り付けられているので、該収納容器から該シール
部材を剥がした後、該収納容器のシール取り出し穴に該
取り出し穴シール材を取り付ける手間を解消できる。こ
れにより、該収納容器のシール取り出し穴への該取り出
し穴シール材の取り付け忘れによる該シール取り出し穴
からの内容物の溢出を防止できる。
【0091】請求項42の発明は、請求項41の収納容
器において、上記シール部材のリーダー部が、該シール
部材の開口封鎖面を内側にして予め二つ折にされた状態
で、上記取り出し穴シール材のシール挿通孔を通して上
記収納容器の外方に露呈されていることを特徴とするも
のである。
【0092】この収納容器においては、上記シール部材
のリーダー部が、該シール部材の開口封鎖面を内側にし
て予め二つ折にされた状態で、上記取り出し穴シール材
のシール挿通孔を通して上記収納容器の外方に露呈され
ているので、該シール部材の開封操作時に、該シール部
材の開口封鎖面を内側にして該シール部材を容易に折り
曲げることができる。
【0093】請求項43の発明は、請求項41の収納容
器において、上記取り出し穴シール材のシール挿通孔
が、上記シール部材の開口封鎖面を内側にして該シール
部材を二つ折りにする形状に形成されていることを特徴
とするものである。
【0094】この収納容器においては、上記取り出し穴
シール材のシール挿通孔が、上記シール部材の開口封鎖
面を内側にして該シール部材を二つ折りにする形状に形
成されているので、該シール部材の開封操作時に、オペ
レータが手を添えずに該シール部材の開口封鎖面が内側
に折り曲げられる。
【0095】請求項44の発明は、請求項41、42、
または、43の収納容器において、少なくとも、上記取
り出し穴シール材のシール挿通孔を形成する部材が、弾
性を有する発泡体で構成されていることを特徴とするも
のである。
【0096】この収納容器においては、少なくとも、上
記取り出し穴シール材のシール挿通孔を形成する部材
が、弾性を有する発泡体で構成されているので、該シー
ル部材の開封操作時に、該シール部材の開口封鎖面が、
該取り出し穴シール材のシール挿通孔に摺接されること
により、該シール部材の開口封鎖面に付着している内容
物が、該取り出し穴シール材のシール挿通孔を形成する
部材によって掻き落とされる。
【0097】
【発明の実施の形態】以下、本発明を内容物が特定され
ない一般的な容器の開口を封鎖するためのシール部材に
適用した実施形態について説明する。図1(a)におい
て、容器1は、比較的長尺な長方体に形成されており、
該容器1の長手方向の一面(ここでは、上面)に、該容
器1の長手方向に沿った長方形状の開口1aが設けられ
ている。この容器1の開口1aは、該容器1内に所定の
内容物が収容された後、該開口1aから内容物が漏れ出
さないようにするために、加熱溶着あるいは接着等によ
り、シール部材2によって封鎖される(図1(b)参
照)。
【0098】ここで、容器1内に収容される内容物は、
液体、固体、粉体等の種別を問わないが、例えば、ペン
キなどの塗料、印刷インク、絵の具などの顔料、トナー
などの現像剤等、そのシール部材2の内容物に対向する
開口封鎖面(以下、この面を「シール面」という)2a
に付着して、該シール部材2の開封時及び開封後に、オ
ペレータの手や着衣等を汚染する虞れの高いものを対象
とする。
【0099】また、容器1の材質としては、厚紙、アル
ミニウム薄板、PET(樹脂)など、どのようなもので
あってもよい。更に、該容器1の形状も図1に示した長
方体に限定されるものではなく、例えば、円筒体や多角
柱体等、任意の形状とすることができる。
【0100】また、シール部材2の材質も、容器1と同
様、どのようなものでもよいが、例えば、上質紙、マイ
ラ、PETフィルム等、容器1に対する貼付性に優れ、
且つ、その開封時の張力に十分耐え得るだけの引っ張り
強度を有するものであることが望ましい。更に、該シー
ル部材2の形状は、特に限定されないが、少なくともシ
ール面2aの部分は、該シール部材2の開封方向の中央
線に対して対称な形状に形成されていることが好まし
い。
【0101】このシール部材2は、上記容器1から該シ
ール部材2を引き剥がす際に該シール部材2を掴むため
のリーダー部2bを有しており、このリーダー部2b
は、該シール部材2の開封開始部位(図1(a)の左端
部位)で、上記容器1の開口1aに沿って、シール部材
開封方向側(図1(a)において右方)に折り返されて
いる。
【0102】また、上記リーダー部2bは、図1(b)
に示すように、該シール部材2のシール面2aを内側に
して該シール部材2を二つ折にする形状(この例では、
V字型)のシールガイド孔3を通して、該容器1の外方
に延出されている。ここで、図示のシールガイド孔3
は、上記容器1のシール部材開封方向側の端部に、該容
器1と一体に形成されているが、このシールガイド孔3
は、別部品として独立した部材、例えば、該容器1が現
像装置のトナーカートリッジなどの場合には、該現像装
置のケーシングなどに形成してもよい。
【0103】そして、このリーダー部2bを持って、図
(b)において矢印Aで示す開封方向に、シール部材2
を引き抜くと、該シール部材2は、上記シールガイド孔
3の形状によって、図1(c)に示すように、そのシー
ル面2aを内側にして二つ折にされ、該シール部材2の
シール面2aが外面に露出しない形状に形成される。こ
こで、該シール部材2は、容器1から剥がされた状態
で、そのシール面2aが外面に露出しない形状に形成さ
れていれば、その二つ折り形状は、図1(d)に示すよ
うに、U字状に湾曲した形状であってもよい。
【0104】このように、本実施形態に係るシール部材
2は、該シール部材2の開封動作により、そのシール面
2aが、外面に露出しない形状に形成される。従って、
このシール部材2によれば、該シール部材2の開口開封
時、及び、容器1の開口1aから取り除かれた開口開封
後のシール部材2の廃棄時に、該シール面2aに付着し
ている内容物が外面に対して接触し難くなり、オペレー
タの手や着衣等への内容物の付着が防止される。
【0105】一方、このシール部材2は、図2(a)に
示すように、上記容器1から該シール部材2を引き剥が
す際の開封方向に沿って、該シール部材2のシール面2
aを内側にして該シール部材2を二つ折にするための折
り目2cを予め形成したものであることが望ましい。
【0106】このように、上記シール部材2に上述のよ
うな折り目2cを予め形成しておくことによって、上記
容器1から引き剥がされたシール部材2を、該折り目2
cに沿って、そのシール面2aが内側になるように、よ
り容易且つ正確に二つ折にできる。従って、このシール
部材2を用いた場合には、図1に示したシールガイド孔
3を通さずに、オペレータの指先で該シール部材2を二
つ折にすることも可能であり、容器1などの構成を極め
て簡素化できる。また、ここで、該シール部材2をシー
ルガイド3を通して二つ折にした場合には、該シール部
材2の開封操作をよりスムーズに行なえるようになる。
【0107】更に、図2(b)に示すように、このシー
ル部材2のリーダー部2bを、該折り目2cに沿って予
め二つ折にしておくことにより、該シール部材2を二つ
折に形成し易くなり、該シール部材2の開封操作がより
円滑化される。ここで、該リーダー部2bの二つ折部分
を予め接着等により張り合わせておくことによって、該
リーダー部2bが掴み易い形状となるとともに、二つ折
にしたリーダー部2bが元の開いた状態に戻って、該リ
ーダー部2bを予め二つ折にした効果が損なわれること
もない。また、上記シール部材2に形成される折り目2
cは、その目的を達成することができれば、該シール部
材2の全体、または、一部のいずれに形成したものでも
よく、該折り目2cが形成される部位も、該シール部材
2のどの部位であってもよい。
【0108】図3に、本実施形態に係る他のシール部材
21を示す。このシール部材21は、メビウスの輪と同
様、シール部材21の一方の端部に対して、該シール部
材21の他方の端部を表裏を反転させて繋いで、捩じれ
部21dを有するリング状に形成するとともに、図3
(b)に示すように、このリング状に形成したシール部
材21の開封開始側(図3(b)の左端側)の、該捩じ
れ部21dの開封方向下流側の部位に、上記容器1から
該シール部材21を引き剥がす際に該シール部材21を
掴むためのリーダー部21bを設けたものである。
【0109】ここで、該リーダー部21bは、別部品で
形成して該シール部材21に貼付してもよく、あるい
は、該シール部材21の一部を折り曲げて該シール部材
21と一体に形成してもよい。
【0110】このシール部材21では、該シール部材2
1がメビウスの輪と同様の捩じれ部21dを有するリン
グ状に形成されているので、該シール部材21のリーダ
ー部21bを持って容器1から該シール部材2を引き剥
がすことにより、該シール面21aが該シール部材21
の内側に位置するように捩じられて、該シール部材21
の表裏が反転される。
【0111】従って、このシール部材21によっても、
該シール部材21の開口開封時、及び、容器1の開口1
aから取り除かれた開口開封後のシール部材21の廃棄
時に、そのシール面21aに付着している内容物が外面
に対して接触し難くなり、オペレータの手や着衣等への
内容物の付着を防止できる。
【0112】図4に、本実施形態に係る更に他のシール
部材22を示す。このシール部材22は、容器1から該
シール部材22を引き剥がす際に該シール部材22を掴
むための、図4(a)に示すような、少なくとも該シー
ル部材22のシール面22aの開封方向の長さの2倍以
上の長さを有する比較的長尺なリーダー部22bを有し
ている。
【0113】そして、このリーダー部22bは、該シー
ル部材22の開封完了後、該シール部材22のシール面
22aが内側に臨むように、該容器1から該シール部材
22を引き剥がす際の該シール部材22の引き剥がし方
向に対して直交する方向を折線として、該シール部材2
2の略中央部で折り返すように予め二つ折にして形成さ
れている。
【0114】従って、このシール部材22のリーダー部
22bの折り返し端部22eを持って、容器1から該シ
ール部材22を引き剥がすことにより、該リーダー部2
2bが、該シール部材22のシール面22a上に重ね合
わされながら、容器1の開口1aが開封され、図4
(b)に示すように、該シール部材22が、その略中央
部で該シール面2aを内側にして二つ折にされた形状に
形成されて、該容器1から引き剥がされる。
【0115】このように、このシール部材22は、開封
完了状態で、その略中央部でシール面2aを内側にして
二つ折にされた形状に形成されるので、該シール部材2
2の開口開封時、及び、容器1の開口1aから取り除か
れた開口開封後のシール部材22の廃棄時に、そのシー
ル面22aに付着している内容物が外面に対して接触す
ることがなく、オペレータの手や着衣等への内容物の付
着が防止される。
【0116】ここで、図4(a)に示すように、上記シ
ール部材22のリーダー部22bの折り返し端部22e
が軽く挾持される程度の幅のスリット4に、該折り返し
端部22eを通して、容器1から該シール部材22を引
き剥がすことにより、該シール部材22をより確実に二
つ折に形成することができる。
【0117】また、上記シール部材22に粘着性を有す
る接着剤を塗布して、該シール部材22により容器1の
開口1aを封鎖することにより、該容器1から該シール
部材22が引き剥がされて、該シール部材22が二つ折
に形成される際に、該シール部材22のシール面aが、
該接着剤の粘着力によって該シール部材22のリーダー
部22bに接着されるので、二つ折にされたシール部材
22内に、該シール面22aに付着している内容物を封
じ込めることができ、該内容物の外面への付着や飛散を
確実に防止できる。これは、前述のシール部材2、21
においても構成可能である。
【0118】なお、上記スリット4は、前記シールガイ
ド孔3と同様に、容器1と一体に形成してもよく、ある
いは、容器1と別体に設けてもよい。
【0119】次に、本発明を画像形成装置の現像装置に
おける現像剤容器の現像剤補給用の開口を封鎖するため
のシール部材に適用した実施形態について説明する。上
記画像形成装置としてのプロセスカートリッジの一例の
概略構成を図5に示す。図5において、11は潜像担持
体としての感光体ドラム、12は帯電手段としての帯電
ローラ、13は露光手段(不図示)の書込み光、14は
現像手段としての現像ローラ、15は転写手段としての
転写ローラ、16はクリーニング手段としてのクリーニ
ングブレードである。
【0120】上述の各手段はプロセスカートリッジの筺
体17にそれぞれ配設されており、該筺体17には、現
像部17Xと、前述の容器1に相当するホッパ部17Y
が形成されている。また、この筺体17の現像部17X
とホッパ部17Yとの境界部分の筺体壁部には、前述の
開口1aに相当するトナー補給口17aが設けられてお
り、該トナー補給口17aには、図2に示したシール部
材2が取り付けられている。
【0121】このシール部材2は、未使用状態の該プロ
セスカートリッジにおける上記ホッパ部17Y内のトナ
ー18の現像部17Xへの流出、すなわち、プロセスカ
ートリッジからのトナー飛散を防止しており、このプロ
セスカートリッジが使用可能な状態に設置された後に、
該トナー補給口17aから引き剥がされる。
【0122】該シール部材2のリーダー部2bは、図6
及び図7に示すように、上記筺体17の現像部17Xの
側壁に設けられた、前述のシールガイド孔3に相当する
シール取り出し穴17bを通して、図8及び図9に示す
ように、該筺体17の外方に延出されている。
【0123】ここで、図6及び図8に示すシール取り出
し穴17bは、シール部材2が折れ易くなるように、縦
×横(a×b)の各寸法が上記シール部材2の幅よりも
小さな長方形に形成した例で、図7及び図9に示すシー
ル取り出し穴17bは、上記シール部材2の幅の約1/
2となる位置に、矩形(図7)あるいは山形(図9)の
凸部17cを形成して、前述のV字状のシールガイド孔
3と同様に、該凸部17cを利用してシール部材2を二
つ折にするようにした例である。
【0124】また、図8に示すシール部材2は、図2
(b)に示したように、そのリーダー部2bを張り合わ
せたもので、図9に示すシール部材2は、図2(a)に
示したように、その開封方向に沿って折り目2cを設け
たものである。
【0125】なお、これらのシール取り出し穴17b、
及び、シール部材2の形状は、最も効果的な最適な組み
合わせとなるように適宜選択される。
【0126】そして、図10(a)から(b)に示すよ
うに、上記シール部材2のリーダー部2bを持って、図
(a)に矢印Aで示す開封方向に、シール部材2を引き
抜くと、該シール部材2は、上記シール取り出し穴17
bの形状によって、図10(c)に示すように、そのシ
ール面2aを内側にして二つ折にされ、該シール部材2
のシール面2aが外面に露出しない形状に形成される。
【0127】このように、本実施形態に係るシール部材
2は、該シール部材2の開封動作により、そのシール面
2aが、外面に露出しない形状に形成されるので、該シ
ール部材2の開口開封時、及び、容器1の開口1aから
取り除かれた開口開封後のシール部材2の廃棄時に、該
シール面2aに付着している内容物(ここでは、ホッパ
部17Yに収容されているトナー18)が外面に対して
接触し難くなり、オペレータの手や着衣等へのトナー1
8の付着が防止される。
【0128】一方、上記シール部材2が上記シール取り
出し穴17bから引き抜かれて、トナー補給口17aが
開封されると、ホッパ部17Yに収容されているトナー
18が、アジテータ19の回転により撹拌搬送されて現
像部17X内に補給される。
【0129】現像部17X内に供給されたトナー18
は、トナー18が磁性トナーの場合には磁力等により、
また、トナー18が非磁性トナーの場合には、機械的な
手段等により、現像ローラ14へ供給される。
【0130】現像ローラ14へ供給されたトナー18
は、該現像ローラ14の回転により、トナー薄層化手段
としての現像ドクタ20によって、所定の極性に摩擦帯
電されるとともに、略均一な厚さの薄層に形成されて、
感光体ドラム11に向けて搬送される。
【0131】感光体ドラム11に向けて搬送されたトナ
ー18は、周知の電子写真方式の画像形成プロセスによ
り、感光体ドラム11上の静電潜像を可視像化した後、
図示しない転写紙上に転写され、図示しない定着装置に
より該転写紙上に複写画像として定着される。 (以下、余白)
【0132】ところで、上述のようなプロセスカートリ
ッジの筺体17の側部に形成された従来のシール取り出
し穴17bの最大寸法は、上記シール部材2を余裕を持
って引き抜けるようにするために、従来、該シール部材
2の開封方向に対して直交する封止部の幅よりも大きく
形成されていた。
【0133】しかし、このシール取り出し穴17bは、
上記シール部材2が開封されてホッパ部17Yのトナー
補給口17aが開放された状態で、該ホッパ部17Yに
連通された状態となる。従って、この種の従来のプロセ
スカートリッジでは、シール取り出し穴17bが開放さ
れたままでは、そのホッパ部17Yに収容されているト
ナー18が、該プロセスカートリッジの筺体17の側部
に形成されたシール取り出し穴17bを通して流出する
ことになる。このため、この種の従来のプロセスカート
リッジでは、該シール取り出し穴17bからのトナー1
8の流出を防止するために、該シール取り出し穴17b
を通して該シール部材を引き抜いて、該ホッパ部17Y
のトナー補給口17aを開放した後、例えば、図11に
示すように、別のシール部材としての取り出し穴シール
材5によって該シール取り出し穴17bを封止するよう
にしている。
【0134】ところが、このシール取り出し穴17bが
大きいと、該ホッパ部17Yに収納されているトナー1
8が該シール取り出し穴17bから流出しようとする圧
力が高くなるため、該シール取り出し穴18bを封止し
ている取り出し穴シール材5のシール性が低下する不具
合がある。また、上記ホッパ部17Yのトナー補給口1
7aの形状や大きさが異なる場合には、該トナー補給口
17aを封止するためのシール部材2の形状や大きさも
異なるため、該シール取り出し穴17bが、該シール部
材2の形状や大きさに応じて、個々に異なった形状や大
きさになる。このため、従来のプロセスカートリッジで
は、そのシール取り出し穴17bの形状や大きさに応じ
て、個々に異なった形状や大きさの取り出し穴シール5
を用意しておく必要があり、該取り出し穴シール材5の
選定が複雑化する不具合があった。
【0135】そこで、本実施形態に係る収納容器として
のプロセスカートリッジやトナーカートリッジ(以下、
これらを総称して「カートリッジ」という)において
は、上記シール取り出し穴17bの最大寸法を、該シー
ル部材2の開封方向に対して直交する封止部の幅よりも
小さく形成した構成とする。ここで、上記シール取り出
し穴17bの最大寸法とは、例えば、図12(a)に示
すように、シール取り出し穴17bの形状が長方形の場
合には、その長辺の寸法a、図12(b)に示すよう
に、シール取り出し穴17bの形状が楕円形の場合に
は、その長軸の寸法a、図12(c)に示すように、シ
ール取り出し穴17bの形状が平行四辺形の場合には、
その長辺側の高さaをいう。
【0136】このように、シール部材2により封止され
たトナー補給口17aの開封時に該シール部材2を取り
出すためのシール取り出し穴17bの最大寸法aを、図
13に示す該シール部材2の開封方向に対して直交する
封止部の幅cよりも小さく形成することにより、該カー
トリッジに収納されているトナー18が該シール取り出
し穴17bから流出しようとする圧力が低くなり、該シ
ール取り出し穴17bを封止している別のシール部材と
しての取り出し穴シール材5のシール性が向上される。
また、このカートリッジにおいては、そのトナー補給口
17aの形状や大きさが多少異なっても、該カートリッ
ジのシール取り出し穴17bの形状や大きさを略統一さ
せることが可能になるので、該シール取り出し穴17b
をシールするための取り出し穴シール材5の選定が容易
化される。
【0137】また、このカートリッジにおいては、図7
に示したように、そのシール取り出し穴17bに、上記
シール部材2の面を折り曲げることができる程度の形状
の凸部17cが設けておくことによって、該シール取り
出し穴17bから該シール部材2を引き抜いた際に、該
シール取り出し穴17bの凸部17cによって、該シー
ル部材2を折り曲げることができる。従って、例えば、
図14(a)、(b)、(c)に示すような、矩形ある
いは三角形状の凸部17cを、該シール部材2の開口封
鎖面(上記トナー補給口17a封鎖する側の面)を内側
にして該シール部材2を折り曲げるように、該シール取
り出し穴17bの所定部位に設けておけば、該シール部
材2を開口封鎖面を内側にして二つ折にすることが可能
となり、開口開封後のシール部材2の開口封鎖面に付着
しているトナー18によるオペレータの手や着衣等の汚
染を解消できる。
【0138】ここで、上記の凸部17cは、例えば、図
15に示すように、カートリッジの筺体17の内側(ト
ナー18が収納されている側)の部位のみが突出するよ
うに形成することにより、該カートリッジの筺体の外側
の部位のシール取り出し穴17bの大きさを小さくでき
るので、この凸部17cを設けたことにより該シール取
り出し穴17bの大きさが増大されることはない。
【0139】次に、本発明を画像形成装置の現像装置に
おける少なくともトナーを含む現像剤を収容する現像剤
容器の現像剤補給用の開口を封鎖するためのシール部材
に適用した他の実施形態について説明する。図16は、
上記画像形成装置としてのプロセスカートリッジの一例
の概略構成を示す図である。図16において、11は潜
像担持体としての感光体ドラム、12は帯電手段として
の帯電ローラ、13は露光手段(不図示)の書込み光、
14は現像手段としての現像ローラ、15は転写手段と
しての転写ローラ、16はクリーニング手段としてのク
リーニングブレードである。
【0140】上述の各手段はプロセスカートリッジの筐
体17にそれぞれ配設されており、該筐体17には、現
像部17Xと、現像剤容器としてのホッパ部17Yが形
成されている。また、この筐体17の現像部17Xとホ
ッパ部17Yとの境界部分の筐体壁部には、開口として
のトナー補給口17aが設けられている。該トナー補給
口17aには、シール部材2Aが取り付けられている。
【0141】上記トナー補給口17aは、ホッパ部17
Y内にトナー18が収容された後、未使用状態の該プロ
セスカートリッジにおける上記ホッパ部17Y内のトナ
ー18の現像部17Xへの流出、すなわち、プロセスカ
ートリッジからのトナー飛散が起きるを防止するため
に、加熱溶着あるいは接着などにより、図17(a)に
示すようにシール部材2によって封鎖される。このシー
ル部材2Aは、該プロセスカートリッジが使用可能な状
態に設置された後に、該トナー補給口17aから引き剥
がされる。
【0142】上記シール部材2Aは、可撓性のフィルム
で形成された筒状の部材を、押しつぶしたような形にさ
れている。その結果、該筒状の部材の外周面に相当する
部分が2つの面となり、このうちの一方の面を上記トナ
ー補給口17aを封鎖するシール面2Aa、他方の面を
後述するカバー面としている。また、該シール部材2A
の内側部分、すなわち、筒状のシール部材2Aの内周面
に相当する部分の長手方向一端側には、ユーザーが該シ
ール部材を引き抜く際につかむためのリーダー部2Ab
の一端が接着されている。図17(a)中、ハッチング
を施した部分が、該リーダー部2Abのシート部材2A
への接着部分である。該リーダー部2Abは該シール部
材2Aの内側を通って他端がシール部材2Aの外方に延
出している。
【0143】上記シール部材2Aのリーダー部2Ab
は、上記筐体17の現像部17Xの側壁に設けられた、
シール取り出し孔17bを通して、該筐体17の外方に
延出されている。
【0144】上記シール部材2Aの材質はどのようなも
のでもよいが、例えば、上質紙、マイラ、PETフィル
ム等、容器1に対する貼付性に優れ、且つ、その開封時
の張力に十分耐え得るだけの引っ張り強度を有するもの
であることが望ましい。
【0145】そして、図17(b)に示すように、ユー
ザーが上記シール部材2Aのリーダー部2Abを持っ
て、白抜きの矢印で示す開封方向に、シール部材2を引
き抜くと、該シール部材2Aの外側の面は、上記リーダ
ー部2Abが接着されている方の端部から、図中矢印
B,Cで示すように該シール部材2の内側に入り込み、
筒状のシール部材の外側の面と内側の面とが反転してい
く。このとき、上記開口が上記端部から開放されるに従
って、上記開口封鎖時にトナーに対向していたシール面
2aを上記カバー面が覆うこととなり、シール部材2
は、上記シール面2aが外面に露出しない形状に形成さ
れる。
【0146】このように、本実施形態に係るシール部材
2Aは、該シール部材2Aの開封動作により、そのシー
ル面2Aaが上記カバー面で覆われ、外面に露出しない
形状に形成されるので、該シール部材2Aの開口開封
時、及び、容器ホッパ部17Yのトナー補給口17aか
ら取り除かれた開口開封後のシール部材2Aの廃棄時
に、該シール面2Aaに付着している内容物(ここで
は、ホッパ部17Yに収容されているトナー18)が外
面に対して接触し難くなり、オペレータの手や着衣等へ
のトナー18の付着が防止される。
【0147】さらに、該シール部材2Aが筒状であるの
で上記反転後にシール部材2Aが再度反転しにくい。こ
のため、上記シール面2Aaが上記カバー面で覆われて
外部に露出しない形状を容易に維持することができる。
これにより、該シール部材の開口開封時、及び、容器の
開口から取り除かれた開口開封後のシール部材の廃棄時
に、該シール面2Aaに付着している内容物が、オペレ
ータの手や着衣などにさらに接触し難くすることができ
る。
【0148】一方、上記シール部材2Aが上記シール取
り出し孔17bから引き抜かれて、トナー補給口17a
が開封されると、ホッパ部17Yに収容されているトナ
ー18が、アジテータ19の回転により撹拌搬送されて
現像部17X内に補給される。
【0149】現像部17X内に供給されたトナー18
は、トナー18が磁性トナーの場合には磁力等により、
また、トナー18が非磁性トナーの場合には、機械的な
手段等により、現像ローラ14へ供給される。
【0150】現像ローラ14へ供給されたトナー18
は、該現像ローラ14の回転により、トナー薄層化手段
としての現像ドクタ20によって、所定の極性に摩擦帯
電されるとともに、略均一な厚さの薄層に形成されて、
感光体ドラム11に向けて搬送される。
【0151】感光体ドラム11に向けて搬送されたトナ
ー18は、周知の電子写真方式の画像形成プロセスによ
り、感光体ドラム11上の静電潜像を可視像化した後、
図示しない転写紙上に転写され、図示しない定着装置に
より該転写紙上に複写画像として定着される。
【0152】次に、上記シール部材2Aのホッパ部17
Yへの固着方法について説明する。上記シール部材2A
に予め上記リーダー部2Abを接着したものを作ってお
いて、その後該シール部材2Aをホッパ部17Yに接着
又は溶着していたのでは、シール部材2Aへのリーダー
部2Abの接着工程及びホッパ部17Yへのシール部材
2Aの接着工程の両方の工程が別々に必要になり、工程
が増えてコストの上昇を招くおそれがある。そこで、本
実施形態に係るホッパ部17Yにおいては、該ホッパ部
17Yに上記シール部材2Aを溶着あるいは接着する際
に、シール部材2Aへのリーダー部2Abの接着を同時
に行う。具体的には、図18(a)のように、上記リー
ダー部2Abをシール部材2Aの内側に通したものを押
しつぶし、図18(b)に示すように、ホッパ部17Y
に対向する面の図中ハッチングを施したシール部材2A
の4つの縁部2Adを図中ホッパ部17Yに接着するの
と同時に、該シール部材2Aの内側の該シール部材2A
の長手方向一端側の部分2Aeに上記リーダー部2Ab
を接着する。これにより、工程数の増加を抑え、コスト
ダウンを実現することが可能となる。
【0153】以上、上記実施形態によれば、上記シール
部材2Aの開口開封時、及び、ホッパ部17Yのトナー
補給口17aから取り除かれた開口開封後のシール部材
2Aの廃棄時に、上記シール面2Aaに付着しているト
ナーが、オペレータの手や着衣などに接触し難くして、
該トナーによる手や着衣などの汚染を防止することがで
きる。しかも、該シール部材2Aは極めて簡素な構成で
安価に作製することができる。
【0154】また、上記実施形態によれば、上記リーダ
ー部をつかんで上記シール部材2Aを引き抜くことで、
容易に上記シール部材2Aのシール面2Aaが外側に露
出しない状態とすることができる。よって、操作性が向
上する。
【0155】また、上記実施形態によれば、上記シール
部材2のホッパ部17Yへの接着と、上記リーダー部2
Abのシール部材2Aへの接着とを同時に行うので、上
記ホッパ部の作成に要する工程を減らし、コストの低減
が実現できる。
【0156】なお、上記実施形態は、本発明を、画像形
成装置の現像装置における現像剤容器の現像剤補給用の
開口を封鎖するためのシール部材に適用した例である
が、内容物が特定されない一般的な容器の開口を封鎖す
るためのシール部材にも本発明は適用可能である。但
し、該容器内に収容される内容物は、液体、固体、粉体
等の種別を問わないが、例えば、ペンキなどの塗料、印
刷インク、絵の具などの顔料、トナーなどの現像剤等、
そのシール部材の内容物に対向する開口封鎖面であるシ
ール面に付着して、該シール部材の開封時及び開封後
に、オペレータの手や着衣等を汚染する虞れの高いもの
を対象とする。また、上記容器の材質としては、厚紙、
アルミニウム薄板、PET(樹脂)など、どのようなも
のであってもよい。更に、該容器の形状も、図16に示
したような形状に限定されるものではなく、例えば、直
方体、円筒体や多角柱体等、任意の形状とすることがで
きる。
【0157】次に、本発明を画像形成装置の現像装置に
おける、少なくともトナーを含む現像剤を収容する現像
剤容器の現像剤補給用の開口を封鎖するための更に他の
シール部材に適用した実施形態について説明する。図1
9は、上記画像形成装置としてのプロセスカートリッジ
の一例の概略構成を示す図である。図19において、1
1は潜像担持体としての感光体ドラム、12は帯電手段
としての帯電ローラ、13は露光手段(不図示)の書込
み光、14は現像手段としての現像ローラ、15は転写
手段としての転写ローラ、16はクリーニング手段とし
てのクリーニングブレードである。
【0158】上述の各手段はプロセスカートリッジの筐
体17にそれぞれ配設されており、該筐体17には、現
像部17Xと、現像剤の収容容器としてのホッパ部17
Yが形成されている。また、この筐体17の現像部17
Xとホッパ部17Yとの境界部分の筐体壁部には、開口
としてのトナー補給口17aが設けられている。図20
は、ホッパ部と、シール部材を構成する下側シート及び
上側シートとを説明する説明図である。ホッパ部17Y
のトナー補給口17aの周縁部は、シール部材を接着す
るシール接着面17bとなっている。下側封鎖部として
の下側シート2Bは、略長方形の可撓性材料からなり、
その長手方向端部でトナー補給口17aの開封開始側縁
部2Ba及び開封終了側縁部2Bbと、前記長手方向に
平行する両縁部2Bc、2Bdとがシール接着面17b
へ溶着する部分となっている。また、上側カバー部とし
ての上側シート3Bは可撓性材料からなり、前記下側シ
ート2Bと略同じ長方形の長方形部3Baと、前記下側
シート2Bの両縁部2Bc、2Bd間の上下幅に比べ、
その上下幅の狭い、延長部としてのリーダ部3Bbと、
該長方形部3Baとリーダ部3Bbとを連接する連接部
3Bcからなっている。前記リーダ部3Bbは長方形部
3Baに比べ長手方向に長くなっており、その端部は、
矢印D方向に引っ張るための把持部となっている。
【0159】ついで、ホッパ部17Yへの下側シート2
Bの溶着方法及び下側シート2Bへの上側シート3Bの
固着方法について説明する。トナー18が収容されてい
るホッパ17Yのシール接着面17bに、下側シート2
Bの縁部2Ba、2Bb、2Bc、2Bdを剥離可能な
ように溶着する。次いで、上側シート3Bの連結部3B
cでU字状に折り返し、リーダ部3Bbの端部が下側シ
ート2B及び上側シート3Bの長手方向の折り返し反対
側の端部から突出させ、下側シート2Bにおける長手方
向に平行な上下縁部3Bd、3Be及び固着部3Bfで
固着する。よって、リーダ部3Bbはこれら2枚の下側
シート2B、上側シート3B間に挟まれるように保持さ
れる。これら下側シート2B及び上側シート3Bが一体
となってシール部材5Bを構成する。
【0160】以下、ホッパ部からシール部材を引き剥す
動作について説明する。図21はホッパ部からシール部
材の引き剥し動作中におけるシール部材の状態を説明す
る説明図である。図22は引き剥がされた後のシール部
材の状態を示す図である。プロセスカートリッジを本体
に装着後、リーダー部3Bb端部を図中矢印D方向に引
っ張ると、上側シート3Bの接着部3Bf及び下側シー
ト2Bの縁部2Baが引っ張られて、ホッパ17Yのシ
ール接着面17bから剥がれ始める。さらに、リーダー
部3Bb端部が、図中矢印D方向に引っ張られるに伴っ
て、下側シート2Bの開口封鎖面としてのトナー18と
の接触面、及び上側シート3Bの下側シート2Bと対向
していない外側面は、図中矢印E、F向きに示されるよ
うに、それぞれ反転しながら内側に入り込んでいく。
【0161】そして、下側シート2Bが縁部2Bbまで
剥がされたとき、リーダ部3Bb端部を図中矢印D方向
に、さらに引っ張ると、下側シート2Bはシール接着面
17bから離れ、剥し終えると共に、シール部材5の下
側シート2B及び上側シート3Bの対向していない面は
反転を終える。これにより、下側シート2Bのトナー1
8と接触していた接触面は下側シート2及び上側シート
3Bの間に入って、オペレータの手や着衣などにトナー
が付着するのが防止されると共に、廃棄時にトナー18
の飛散が防止される。
【0162】そして、上記シール部材5がホッパ部17
Yのシール接着面17bから剥がされて、トナー補給口
17aが開封されると、ホッパ部17Yに収容されてい
るトナー18が、アジテータ19の回転により撹拌搬送
されて現像部17X内に補給される。
【0163】現像部17X内に供給されたトナー18
は、トナー18が磁性トナーの場合には磁力等により、
また、トナー18が非磁性トナーの場合には、機械的な
手段等により、現像ローラ14へ供給される。
【0164】現像ローラ14へ供給されたトナー18
は、該現像ローラ14の回転により、トナー薄層化手段
としての現像ドクタ20によって、所定の極性に摩擦帯
電されるとともに、略均一な厚さの薄層に形成されて、
感光体ドラム11に向けて搬送される。
【0165】感光体ドラム11に向けて搬送されたトナ
ー18は、周知の電子写真方式の画像形成プロセスによ
り、感光体ドラム11上の静電潜像を可視像化した後、
図示しない転写紙上に転写され、図示しない定着装置に
より該転写紙上に複写画像として定着される。
【0166】以上、上記実施形態によれば、上記シール
部材5の開口開封時、及び、ホッパ部17Yのトナー補
給口17aから取り除かれた開口開封後のシール部材5
Bの廃棄時に、上記下側シート2Bのトナー接触面に付
着しているトナーが、オペレータの手や着衣などに接触
し難くして、該トナーによる手や着衣などの汚染を防止
することができる。しかも、該シール部材5は極めて簡
素な構成で安価に作製することができる。
【0167】なお、上述の実施形態ではシール部材5を
構成するシートは2枚で構成するようにしたが、3枚以
上の多層構造として構成することもできる。これによ
り、シール部材の強度の強化を図ることができる
【0168】なお、上記シール部材5Bはシートによっ
て構成するようにしたが、フィルムを用いて構成しても
よい。その材質としては、例えば、上質紙、マイラ、P
ETフィルム等が考えられる。カートリッジに対する貼
付性に優れ、且つ、その開封時の張力に十分耐え得るだ
けの引っ張り強度を有するものであることが望ましい。
【0169】また、上記実施形態によれば、上記リーダ
ー部3Bb端部を引っ張ると、下側シート2Bのトナー
18との接触面は上側シート3Bと下側シート2Bとの
間の内側に入り込んでいき、反転して容易に下側シート
2Bの接触面が外側に露出しない状態とすることができ
る。
【0170】なお、上記実施形態は、本発明を、画像形
成装置の現像装置における現像剤容器の現像剤補給用の
開口を封鎖するためのシール部材に適用した例である
が、内容物が特定されない一般的な容器の開口を封鎖す
るためのシール部材にも本発明は適用可能である。但
し、該容器内に収容される物質は、液体、固体、粉体等
の種別を問わないが、例えば、ペンキなどの塗料、印刷
インク、絵の具などの顔料、トナーなどの現像剤等、そ
のシール部材の内容物に対向する開口封鎖面であるシー
ル面に付着して、該シール部材の開封時及び開封後に、
オペレータの手や着衣等を汚染する虞れの高いものが効
果的である。また、上記容器の材質としては、厚紙、ア
ルミニウム薄板、PET(樹脂)など、どのようなもの
であってもよい。更に、該容器の形状も、図19に示し
たような形状に限定されるものではなく、例えば、直方
体、円筒体や多角柱体等、任意の形状とすることができ
る。
【0171】ところで、前記の図16乃至図18に示し
たシール部材2A、または、図19乃至図22に示した
シール部材5は、ホッパ部17Yのトナー補給口17a
から、筒状の該シール部材2A(または、5B)を引き
抜いた際に、その表裏が反転されて該シール部材2A
(または、5B)の筒状の内部にトナーが入り込んだ状
態となるので、該シール部材2A(または、5B)を引
き抜く過程では、オペレータの手や着衣を汚さずに済ん
でも、該シール部材2A(または、5B)が完全に引き
抜かれた後に、その内側に残ったトナーが、該シール部
材2A(または、5B)の終端部の開口からこぼれ出す
虞が高かった。
【0172】そこで、このシール部材2A(または、5
B)を用いる場合には、例えば、図23に示すように、
上記ホッパ部17Yのトナー補給口17aから、引き剥
がされた状態での上記シール部材2A(または、5)の
終端部に、該シール部材2A(または、5B)の終端部
を貼り合わせて封印する粘着剤層6を設ける。 該粘着
剤層6は、例えば、両面テープで形成できる。
【0173】このシール部材2A(または、5B)にお
いては、図23(a)、(b)に示すように、該シール
部材2A(または、5B)を上記ホッパ部17Yのトナ
ー補給口17aから引き剥がすに伴い、該シール部材2
A(または、5B)の開口封鎖面が、該シール部材とカ
バー部材との間に、反転して入り込んでいく。そして、
該シール部材2A(または、5B)を剥し終わった時点
で、図23(c)に示すように、開口封鎖面がシール部
材2A(または、5B)の内側に反転して入り込んだ状
態で、該粘着剤層6により、該シール部材2A(また
は、5B)の終端部が貼り合わされる。これにより、該
開口封鎖面に付着しているトナーが、該シール部材2A
(または、5B)の中に封じ込められるので、該シール
部材2A(または、5B)を剥がした後に、該トナーが
飛散して汚染されることがなくなる。
【0174】ここで、上記粘着剤層6は、上記ホッパ部
17Yのトナー補給口17aをシール部材2A(また
は、5B)で封鎖する際の仮止め手段として兼用するこ
とができる。従って、このシール部材においては、上記
ホッパ部17Yのトナー補給口17aをシール部材2A
(または、5B)で封止する作業を容易化させることが
できる。
【0175】また、上記粘着剤層6は、上記ホッパ部1
7Yのトナー補給口17aから上記シール部材2A(ま
たは、5B)を引き剥がした状態で、粘着性を損なわず
に該シール部材2A(または、5B)側に付着する粘着
性を有していることが望ましい。つまり、この粘着剤層
6の粘着力は、図24に示すように、該粘着剤層6の上
記ホッパ部17Y側に接している側の粘着力6aより
も、該粘着剤層6の上記シール部材2A(または、5
B)側に接している側の粘着力6bが高くなるように設
定されていることが望ましい。
【0176】このように上記粘着剤層6の粘着力が設定
されたシール部材においては、図25に示すように、上
記ホッパ部17Yのトナー補給口17aから上記シール
部材2A(または、5B)を引き剥がした状態で、上記
粘着剤層6が、粘着性を損なわずに該シール部材2A
(または、5B)側に付着する粘着性を有しているの
で、該ホッパ部17Yから該シール部材2A(または、
5B)を引き剥がした際に、該粘着剤層6を該シール部
材2A(または、5B)側に確実に付着させることがで
き、該粘着剤層6により、該シール部材2A(または、
5B)の終端部を確実に貼り合わすことができる。すな
わち、ここで、上記この粘着剤層6の上記ホッパ部17
Y側に接している側の粘着力6aが、該粘着剤層6の上
記シール部材2A(または、5B)側に接している側の
粘着力6bよりも高くなるように設定されている場合に
は、図26に示すように、該ホッパ部17Yから該シー
ル部材2A(または、5B)を引き剥がした際に、該粘
着剤層6が該ホッパ部17Y側に付着してしまうため、
該粘着剤層6により、該シール部材2A(または、5
B)の終端部を貼り合わすことができなくなる。
【0177】一方、前記のシール取り出し穴17bから
のトナーの溢出を防止するために、該シール取り出し穴
17bが取り出し穴シール材5で封止される構成の収納
容器においては、図27及び図28に示すように、この
取り出し穴シール材5が、上記トナーの溢出を阻止し、
且つ、上記シール部材が挿通されるシール挿通孔5aを
有し、該シール挿通孔5aを通して、シール部材2のリ
ーダー部2bを露呈した状態で、図29に示すように、
該シール取り出し穴17bに予め取り付けられるように
構成したものであってもよい。
【0178】このように、上記シール取り出し穴17b
に取り出し穴シール材5を予め取り付けておくことによ
って、該シール部材2を剥がした後、該シール取り出し
穴17bに該取り出し穴シール材5を取り付ける手間を
解消できる。これにより、該シール取り出し穴17bへ
の該取り出し穴シール材5の取り付け忘れによる該シー
ル取り出し穴17bからのトナーの溢出を防止できる。
【0179】ここで、上記シール部材2のリーダー部2
bは、図28に示したように、該シール部材2の開口封
鎖面を内側にして予め二つ折にされた状態で、上記取り
出し穴シール材5のシール挿通孔5aを通して上記シー
ル取り出し穴17bの外方に露呈されていることが望ま
しい。このように、上記シール部材2のリーダー部2b
を、該シール部材2の開口封鎖面を内側にして予め二つ
折にされた状態で、上記取り出し穴シール材5のシール
挿通孔5aを通して露呈させておくことによって、該シ
ール部材2の開封操作時に、該シール部材2の開口封鎖
面を内側にして該シール部材2を容易に折り曲げること
ができる。
【0180】また、上記取り出し穴シール材5として
は、そのシール挿通孔5aが、例えば、図30に示すよ
うに、上記シール部材2の開口封鎖面を内側にして該シ
ール部材2を二つ折りにする形状に予め形成されている
ものを用いてもよい。このような構成の取り出し穴シー
ル材5においては、そのシール挿通孔5aが、上記シー
ル部材2の開口封鎖面を内側にして該シール部材2を二
つ折りにする形状に予め形成されているので、該シール
部材2の開封操作時に、オペレータが手を添えずに該シ
ール部材2の開口封鎖面を内側に折り曲げることができ
る。
【0181】ここで、少なくとも、上記取り出し穴シー
ル材5のシール挿通孔5aを形成する部材は、例えば、
発泡ゴムや、発泡ウレタンなどのような、弾性を有する
発泡体で構成されていることが好ましい。このように、
上記取り出し穴シール材5のシール挿通孔5aを形成す
る部材を、発泡ゴムや発泡ウレタンなどのような弾性を
有する発泡体で構成することにより、上記シール部材2
の開封操作時に、該シール部材2の開口封鎖面が、該取
り出し穴シール材5のシール挿通孔5aに摺接されるこ
とにより、該シール部材2の開口封鎖面に付着している
トナーを、該取り出し穴シール材5のシール挿通孔5a
を形成する発泡体によって掻き落とすことができ、該ト
ナーによる汚染の可能性をより少なくすることができ
る。
【0182】このように、シール挿通孔5aを形成する
部材を、発泡ゴムや発泡ウレタンなどのような弾性を有
する発泡体で構成した場合には、例えば、図27及び2
8に示すように、該シール挿通孔5aを形成する部材
を、剛性を有する樹脂等で形成された支持板5bに張り
付けておき、図29に示すように、該支持板5bに形成
した係止爪5cを、上記シール取り出し穴17bに係合
して、該シール挿通孔5aを該シール取り出し穴17b
に取り付ける。
【0183】
【発明の効果】請求項1乃至12の発明によれば、シー
ル部材の開封動作により、容器内の内容物に対向する該
シール部材の開口封鎖面が、外面に露出しない形状に形
成されるので、該シール部材の開口開封時、及び、容器
の開口から取り除かれた開口開封後のシール部材の廃棄
時に、該シール部材の開口封鎖面に付着している内容物
が、オペレータの手や着衣等に接触し難くなるという優
れた効果がある。
【0184】特に、請求項2の発明によれば、上記シー
ル部材の開封動作により、上記容器内の内容物に対向す
る該シール部材の開口封鎖面が、該シール部材の開口封
鎖面の裏面によって、該シール部材の長手方向に順次覆
われた形状に形成されるので、比較的長尺なシール部材
の開封操作の途中で、オペレータが該シール部材の持ち
手を替えても、オペレータの手が該シール部材に付着し
ている内容物によって汚染されることがない。
【0185】また、請求項3の発明によれば、上記容器
から該シール部材を引き剥がす際に該シール部材を掴む
ためのリーダー部が、該シール部材の開口封鎖面が外面
に露出しない形状になるように該シール部材を形成する
シールガイド孔を通して該容器の外方に延出される。こ
れにより、上記リーダー部を掴んで上記シール部材を上
記容器から引き剥がすことによって、上記シールガイド
孔により該シール部材の開口封鎖面が外面に露出しない
形状に形成されるので、該シール部材の開封時の汚染を
防止できる。
【0186】また、請求項4の発明によれば、上記シー
ル部材の開封動作により、該シール部材のリーダー部が
該シールガイド孔から引き出された時点で、該シールガ
イド孔から引き出された部分の該シール部材の開口封鎖
面が、外面に露出しない形状に形成されるので、比較的
長尺なシール部材の開封操作の途中で、オペレータが該
シール部材の持ち手を替えても、オペレータの手が該シ
ール部材に付着している内容物によって汚染されること
がない。
【0187】また、請求項5の発明によれば、上記シー
ル部材の開口封鎖面を内側にして該シール部材を二つ折
にする形状のシールガイド孔を通して、該シール部材の
リーダー部が上記容器の外方に延出されているので、該
リーダー部を持って該シール部材を引き抜くことによ
り、該シール部材が、該シールガイド孔の形状によっ
て、その開口封鎖面を内側にして二つ折にされて、該シ
ール部材の開口封鎖面が外面に露出しない形状に、容易
に形成されるという優れた効果がある。
【0188】また、請求項6の発明によれば、上記容器
からシール部材を引き剥がす際の該シール部材の引き剥
がし方向に沿って、該シール部材の開口封鎖面を内側に
して該シール部材を二つ折にするための折り目が形成さ
れているので、該シール部材が、該折り目に沿って、そ
の開口封鎖面が内側になるように二つ折にされて、該シ
ール部材の開口封鎖面が外面に露出しない形状に、より
容易且つ正確に形成されるという優れた効果がある。
【0189】また、請求項7の発明によれば、上記シー
ルガイド孔を通して上記容器の外方に延出された上記シ
ール部材のリーダー部が、該容器から該シール部材を引
き剥がす際の該シール部材の開封方向に沿って、該シー
ル部材の開口封鎖面側を内側にして、予め二つ折形状に
形成されているので、該シール部材の開封操作時に、該
シール部材の開口封鎖面側が内側になるように、該シー
ル部材を容易に二つ折形状に形成できる。
【0190】また、請求項8の発明によれば、上記リー
ダー部の二つ折形状に形成されている部分が、該二つ折
り形状を維持するように予め固着されているので、該リ
ーダー部の二つ折部分の形状が、経時変化などにより開
いた状態に戻ることがなく、該シール部材を容易に二つ
折形状に形成できる。
【0191】請求項9の発明によれば、上記シール部材
が、メビウスの輪と同様な、捩じれ部を有するリング状
に形成されるので、該シール部材のリーダー部を持って
容器から該シール部材を引き剥がすことにより、該開口
封鎖面が該シール部材の内側に位置するように捩じられ
て、該シール部材の表裏が反転され、該シール部材の開
口封鎖面が外面に露出しない形状に形成されるという優
れた効果がある。
【0192】請求項10の発明によれば、上記容器から
シール部材を引き剥がす際に該シール部材を掴むための
リーダー部が、該シール部材の開封完了後、該シール部
材の開口封鎖面が内側に臨むように、該シール部材の引
き剥がし方向に対して直交する方向を折線として、該シ
ール部材の略中央部で折り返すように二つ折に形成され
ているので、該リーダー部の折り返し端部を持って容器
から該シール部材を引き剥がすことにより、該シール部
材が、その略中央部で、該開口封鎖面を内側にして二つ
折にされて、該シール部材の開口封鎖面が外面に露出し
ない形状に形成されるという優れた効果がある。
【0193】請求項11の発明によれば、シール部材の
開封動作により、現像剤容器内のトナー等の現像剤に対
向する該シール部材の開口封鎖面が、外面に露出しない
形状に形成されるので、該シール部材の開口開封時、及
び、現像剤容器の開口から取り除かれた開口開封後のシ
ール部材の廃棄時に、該シール部材の開口封鎖面に付着
しているトナー等の現像剤が、オペレータの手や着衣等
に接触し難くなるという優れた効果がある。
【0194】また、請求項12の発明によれば、上記容
器から上記シール部材を引き剥がした際に、粘着性を損
なわずに該シール部材側に付着する接着剤を用いて、該
シール部材が該容器の開口を封鎖する部位に貼付される
ので、該容器から該シール部材を引き剥がした状態で、
該シール部材の開口封鎖面を、該シール部材の内側に封
じ込めて該接着剤により封印することができる。
【0195】また、請求項15及び16の発明によれ
ば、シール部材により封止された開口の開封時に該シー
ル部材を取り出すためのシール取り出し穴の最大寸法
が、該シール部材の開封方向に対して直交する封止部の
幅よりも小さく形成されているので、該収納容器に収納
されている内容物が該シール取り出し穴から流出しよう
とする圧力が低くなり、該シール取り出し穴を封止して
いる別のシール部材としての取り出し穴シールのシール
性を向上できる。また、この収納容器においては、上記
収納容器の開口の形状や大きさが多少異なっても、該収
納容器のシール取り出し穴の形状や大きさを略統一させ
ることが可能になるので、該シール取り出し穴をシール
するための取り出し穴シールの選定を容易に行うことが
できるという優れた効果がある。
【0196】また、請求項17の発明によれば、上記シ
ール部材の開封動作時に該シール部材の開口封鎖面が内
側に湾曲するように、該リーダー部が上記シール取り出
し穴に挿通されているので、該シール部材の開封操作に
より、該シール部材の開口封鎖面を確実且つ容易に内側
に湾曲させることができる。
【0197】請求項18及び19の発明によれば、該収
納容器のシール取り出し穴に、上記シール部材の面を折
り曲げることができる程度の形状の凸部が設けられてい
るので、該シール取り出し穴から該シール部材を引き抜
くことにより、該シール取り出し穴の凸部によって、該
シール部材を折り曲げることができる。従って、この凸
部を該シール部材の開口封鎖面を内側にして該シール部
材を折り曲げる部位に設けておけば、該シール部材を開
口封鎖面を内側にして二つ折にすることが可能となり、
開口開封後のシール部材の開口封鎖面に付着している内
容物によるオペレータの手や着衣等の汚染を解消できる
という優れた効果がある。
【0198】請求項20の発明によれば、上記シール取
り出し穴に設けた凸部が、上記シール部材の開封動作時
に、該シール部材の開口封鎖面に当接して、該シール部
材の開口封鎖面を内側に折り曲げる形状に形成されてい
るので、該シール部材の開封操作により、該シール部材
の開口封鎖面を確実且つ容易に内側に湾曲させることが
できる。
【0199】請求項21の発明によれば、上記凸部が、
上記収納容器のシール取り出し穴の内側部分に設けられ
ているので、該収納容器のシール取り出し穴の外側部分
の開口形状を小さくすることができ、該シール取り出し
穴に取り付けられる取り出し穴シール材の選定を容易化
させることができる。
【0200】請求項22の発明によれば、トナーカート
リッジやプロセスカートリッジなどの収納容器としての
カートリッジのシール取り出し穴を封止している別のシ
ール部材としての取り出し穴シールのシール性を向上さ
せることができ、該シール取り出し穴をシールするため
の取り出し穴シールの選定を容易化することが可能とな
る。また、該カートリッジのシール取り出し穴から該シ
ール部材を引き抜くことにより、該シール取り出し穴の
凸部によって、該シール部材を折り曲げることができる
という優れた効果がある。
【0201】請求項23、24、25、26、27、及
び、28の発明によれば、上記開口を端部から開放して
行くに従って、上記開口が封鎖されているときに上記容
器内の内容物に対向する開口封鎖面を、上記カバー部分
で覆っていくので、該開口封鎖面が外に露出しない状態
で開封することができる。また、上記シール部材に付着
している内容物による手や着衣等の汚染を防止できると
いう優れた効果がある。しかも、該シール部材は極めて
簡素な構成で安価に作製することができるという効果も
ある。
【0202】また、請求項24の発明によれば、可撓性
の材料で筒状に形成されており、外周面の一部で上記開
口を封鎖する。この開口を開封する時には、該シール部
材の端部から該筒状のシール部材の外周面を該筒状のシ
ール部材の内部に入り込ませるようにして該シール部材
の外周面と内周面とを反転させながら該シール部材を開
封すれば、該開口封鎖面が該筒状のシール部材の内周面
となり、該開口封鎖面が外に露出しない状態で開封する
ことができる。さらに、該シール部材が筒状であるので
上記反転後にシール部材が再度反転しにくく、該開口封
鎖面が外に露出しない状態を容易に維持することができ
る。これにより、該シール部材の開口開封時、及び、容
器の開口から取り除かれた開口開封後のシール部材の廃
棄時に、該開口封鎖面に付着している内容物が、オペレ
ータの手や着衣などにさらに接触し難くすることができ
る。
【0203】また、請求項25の発明によれば、上記リ
ーダー部を掴んで該シール部材を引き抜くことにより、
該シール部材の該リーダー部が固定された上記長手方向
の一端から、外周面が筒状のシール部材の内側に入り込
むようにしながら、該シール部材が引き剥がされる。こ
れにより、容易に上記容器の内容物に対向する開口封鎖
面が外に露出しない状態とすることができる。そして、
該シール部材の開口開封時、及び、容器の開口から取り
除かれた開口開封後のシール部材の廃棄時に、該開口封
鎖面に付着している内容物が、オペレータの手や着衣な
どに接触し難くなる。
【0204】また、請求項26の発明によれば、該シー
ル部材の開封動作により、該現像剤容器内のトナー等の
現像剤に対向する該シール部材の開口封鎖面が、外面に
露出しない状態になるので、該シール部材の開口開封
時、及び、現像剤容器の開口から取り除かれた開口開封
後のシール部材の廃棄時に、該開口封鎖面に付着してい
るトナー等の現像剤が、オペレータの手や着衣等に接触
し難くなる。
【0205】請求項27の発明によれば、容器の開口を
封鎖するためのシール部材が、請求項23、24、2
5、または、26のシール部材であるので、容器内の内
容物に対向する開口封鎖面が外に露出しない状態で開封
することができる。これにより、該シール部材の開口開
封時、及び、容器の開口から取り除かれた開口開封後の
シール部材の廃棄時に、該開口封鎖面に付着している内
容物が、オペレータの手や着衣などに接触し難くするこ
とができる。
【0206】特に、請求項28の発明によれば、上記シ
ール部材の容器本体への固着と、該リーダー部の該シー
ル部材への固着とを同時に行って形成するので、上記容
器の作製に要する工程が減り、コストが低減できるとい
う優れた効果がある。
【0207】請求項29の発明によれば、シール部材
は、開口を封鎖する下層封鎖部と、互いに対向しそれぞ
れ引き剥がし方向に延びる一対の部分で該下層封鎖部上
に固着された上層カバー部とで構成され、該シール部材
の下層封鎖部と上層カバー部との間を引き抜くように引
き剥すのに伴い、下層封鎖部の開口封鎖面が、該下層封
鎖部と上層カバー部との間に、反転して入り込んでい
き、シール部材を剥し終わると、開口封鎖面は下層封鎖
部と上層カバー部との間に反転して入り込んでしまい、
外面に露出していない状態にできるので、オペレータは
手や着衣等を、開口封鎖面に付着している内容物に接触
することなくシール部材を剥がすことができると共に、
容器内の内容物で手や着衣等が汚染されることなくシー
ル部材を廃棄できるという優れた効果がある。しかも、
シール部材の構成が簡単であって、筒状シール部材のよ
うに押しつぶすようにして容器に溶着する必要もなく、
シール部材の作製が容易であるという効果もある。
【0208】請求項30の発明によれば、シール部材
は、可撓性の下層封鎖部と可撓性の上層カバー部とが引
き剥し方向に略平行している部分で固着されており、シ
ール部材を引き剥がすに伴って、下層封鎖部の開口封鎖
面が、該下層封鎖部と上層カバー部との間に、反転して
入り込むのが容易になるので、オペレータがシール部材
を剥がすとき、手や着衣等を、開口封鎖面に付着してい
る内容物に接触することなく容易に剥がすことができる
という優れた効果がある。
【0209】また、請求項31の発明によれば、下層封
鎖部及び上層カバー部の少なくとも一方に延設された延
長部が折り返され、下層封鎖部及び上層カバー部の引き
抜き側端部から突出した部分を引き抜くことができるの
で、シール部材の引き剥がし操作が容易になると共に、
引き抜きのための別部材を必要としないという効果があ
る。
【0210】また、請求項32の発明によれば、延長部
の引き抜き方向に沿った縁部間の幅が、下層封鎖部と上
層カバー部との固着された部分の間隔よりも狭く、延長
部を引き抜き可能となるように、下層封鎖部と上層カバ
ー部と間に挟んで重ねて固着できるので、シール部材に
よる容器の開口を封鎖するための作業が容易になるとい
う効果がある。
【0211】また、請求項33の発明によれば、請求項
1、2、3又は、4のシール部材において、シール部材
は、少なくともトナーを含む現像剤を収容する現像剤容
器の現像剤供給用の開口を封鎖するためのシール部材
で、シール部材を引き剥すに伴い、下層封鎖部の開口封
鎖面が、下層封鎖部と上層カバー部との間に、反転して
入り込むようにでき、シール部材を剥し終わると、開口
封鎖面は下層封鎖部と上層カバー部との間に反転して入
って、外面に露出していない状態にできるので、開口封
鎖面に付着しているトナー等の現像剤で手や着衣等が汚
染されことなくシール部材を剥がすことができると共
に、トナー等の現像剤で手や着衣等が汚染されることな
くシール部材を廃棄できるという優れた効果がある。
【0212】請求項34の発明によれば、容器の開口を
封鎖するためのシール部材が、請求項1、2、3、4又
は、5のシール部材であって、容器からシール部材を剥
がすに伴い、下層封鎖部の開口封鎖面が、該下層封鎖部
と上層カバー部との間に、反転して入り込んでいき、シ
ール部材を剥し終わると、開口封鎖面は下層封鎖部と上
層カバー部との間に反転して入り込んでしまい、外面に
露出していない状態にできるので、オペレータは手や着
衣等を、開口封鎖面に付着している内容物に接触するこ
となくシール部材を剥がすことができると共に、容器内
の内容物で手や着衣等が汚染されることなくシール部材
を廃棄できるという優れた効果がある。
【0213】請求項35の発明によれば、上記容器から
引き剥がされた状態での上記シール部材または上記カバ
ー部材の終端部に、該シール部材の終端部と該カバー部
材の終端部とを貼り合わせる粘着剤層が設けられている
ので、該容器からシール部材を剥がすに伴い、該シール
部材の開口封鎖面が、該シール部材とカバー部材との間
に、反転して入り込んでいき、シール部材を剥し終わっ
た時点で、開口封鎖面がシール部材とカバー部材との間
に反転して入り込んだ状態で、該粘着剤層により、該シ
ール部材の終端部と該カバー部材の終端部とが貼り合わ
される。これにより、該開口封鎖面に付着している内容
物が、該シール部材とカバー部材との間に封じ込められ
るので、該容器からシール部材を剥がした後に、該内容
物が飛散して汚染されることがなくなる。
【0214】請求項36の発明によれば、上記シール部
材の終端部に設けられた粘着剤層が、上記容器の開口を
該シール部材で封鎖する際の仮止め手段として兼用され
るので、該容器の開口を該シール部材で封止する作業を
容易化できる。
【0215】請求項37の発明によれば、上記粘着剤層
が、上記容器から上記シール部材を引き剥がした状態
で、粘着性を損なわずに該シール部材側に付着する粘着
性を有しているので、該容器から該シール部材を引き剥
がした際に、該粘着剤層を該シール部材側に確実に付着
させることができ、該粘着剤層により、該シール部材の
終端部と該カバー部材の終端部とを確実に貼り合わすこ
とができる。
【0216】請求項38の発明によれば、上記容器から
引き剥がされた状態での上記シール部材の下層封鎖部ま
たは上層カバー部の終端部に、該下層封鎖部の終端部と
該上層カバー部の終端部とを貼り合わせる粘着剤層が設
けられているので、該容器からシール部材を剥がすに伴
い、該下層封鎖部の開口封鎖面が、該下層封鎖部と上層
カバー部との間に、反転して入り込んでいき、シール部
材を剥し終わった時点で、開口封鎖面が下層封鎖部と上
層カバー部との間に反転して入り込んだ状態で、該粘着
剤層により、該下層封鎖部の終端部と該上層カバー部の
終端部とが貼り合わされる。これにより、該下層封鎖部
と上層カバー部との間に反転して入り込んだ開口封鎖面
に付着している内容物が、該下層封鎖部と上層カバー部
との間に封じ込められるので、該容器からシール部材を
剥がした後に、該内容物が飛散して汚染されることがな
くなる。
【0217】請求項39の発明によれば、上記シール部
材の下層封鎖部の終端部に設けられた粘着剤層が、上記
容器の開口を該シール部材で封鎖する際の仮止め手段と
して兼用されるので、該容器の開口を該シール部材で封
止する作業を容易化できる。
【0218】請求項40の発明によれば、上記粘着剤層
が、上記容器から上記シール部材を引き剥がした状態
で、粘着性を損なわずに該シール部材の下層封鎖部側に
付着する粘着性を有しているので、該容器から該シール
部材を引き剥がした際に、該粘着剤層を該シール部材の
下層封鎖部側に確実に付着させることができ、該粘着剤
層により、該下層封鎖部の終端部と該上層カバー部の終
端部とを確実に貼り合わすことができる。
【0219】請求項41の発明によれば、上記内容物の
溢出を阻止し、且つ、上記シール部材が挿通されるシー
ル挿通孔を有する取り出し穴シール材が、該シール挿通
孔を通して上記収納容器の外方に該シール部材のリーダ
ー部を露呈した状態で、該収納容器のシール取り出し穴
に予め取り付けられているので、該収納容器から該シー
ル部材を剥がした後、該収納容器のシール取り出し穴に
該取り出し穴シール材を取り付ける手間を解消できる。
これにより、該収納容器のシール取り出し穴への該取り
出し穴シール材の取り付け忘れによる該シール取り出し
穴からの内容物の溢出を防止できる。
【0220】請求項42の発明によれば、上記シール部
材のリーダー部が、該シール部材の開口封鎖面を内側に
して予め二つ折にされた状態で、上記取り出し穴シール
材のシール挿通孔を通して上記収納容器の外方に露呈さ
れているので、該シール部材の開封操作時に、該シール
部材の開口封鎖面を内側にして該シール部材を容易に折
り曲げることができる。
【0221】請求項43の発明によれば、上記取り出し
穴シール材のシール挿通孔が、上記シール部材の開口封
鎖面を内側にして該シール部材を二つ折りにする形状に
形成されているので、該シール部材の開封操作時に、オ
ペレータが手を添えずに該シール部材の開口封鎖面を内
側に折り曲げることができる。
【0222】請求項44の発明によれば、少なくとも、
上記取り出し穴シール材のシール挿通孔を形成する部材
が、弾性を有する発泡体で構成されているので、該シー
ル部材の開封操作時に、該シール部材の開口封鎖面が、
該取り出し穴シール材のシール挿通孔に摺接されること
により、該シール部材の開口封鎖面に付着している内容
物を、該取り出し穴シール材のシール挿通孔を形成する
部材によって掻き落とすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明の実施形態に係るシール部材
と容器の構成を説明するための斜視図。(b)は、同シ
ール部材の開封動作を説明するための斜視図。(c)
は、同シール部材の開封後の形状を示す概略斜視図。
(d)は、同シール部材の開封後の他の形状を示す概略
斜視図。
【図2】(a)は、上記シール部材の他の実施形態を示
す斜視図。(b)は、同シール部材の更に他の実施形態
を示す斜視図。
【図3】(a)は、上記シール部材の更に他の実施形態
を示す斜視図。(b)は、同シール部材を容器へ取り付
けた状態を示す斜視図。
【図4】(a)は、上記シール部材の更に他の実施形態
を示す斜視図。(b)は、同シール部材の開封後の形状
を示す斜視図。
【図5】上記シール部材を画像形成装置の現像装置にお
ける現像剤容器の現像剤補給用の開口にシール部材とし
て適用した例を示す概略断面図。
【図6】上記現像剤容器の要部の構成を示す斜視図。
【図7】上記現像剤容器の要部の他の構成を示す斜視
図。
【図8】上記現像剤容器とシール部材のリーダー部との
要部の構成を示す斜視図。
【図9】上記現像剤容器とシール部材のリーダー部との
要部の他の構成を示す斜視図。
【図10】(a)は、上記現像剤容器からのシール部材
の開封開始状態を示す概略図。(b)は、上記現像剤容
器からのシール部材の開封過程を示す概略図。(c)
は、同シール部材の開封後の形状を示す概略斜視図。
【図11】上記現像剤容器のシール取り出し穴に貼付さ
れた取り出し穴シール材を示す概略斜視図。
【図12】(a)、(b)、(c)は、上記シール取り
出し穴の最大寸法を説明するための概略図。
【図13】上記シール取り出し穴の最大寸法を説明する
ための上記シール部材の概略斜視図。
【図14】(a)、(b)、(c)は、上記シール取り
出し穴に設けられる凸部を説明するための概略図。
【図15】上記シール取り出し穴に設けられる凸部の形
状例を示す概略斜視図。
【図16】実施形態に係る他のシール部材を有するプロ
セスカートリッジの概略構成を示す正面図。
【図17】(a)及び(b)は、同シール部材の説明
図。
【図18】(a)及び(b)は、同シール部材のホッパ
部への固着方法について説明するための説明図。
【図19】実施形態に係る更に他のシール部材を有する
プロセスカートリッジの概略構成を示す正面図。
【図20】ホッパ部と、シール部材を構成する下側シー
ト及び上側シートとを説明する説明図。
【図21】同カートリッジからシール部材を引き剥し動
作中におけるシール部材の状態を説明する説明図。
【図22】引き剥がされた後の同シール部材の状態を示
す図。
【図23】(a)、(b)、(c)は、同シール部材の
引き剥がされる過程を示す概略断面図。
【図24】同シール部材の終端部に形成される接着剤層
の説明図。
【図25】同シール部材の終端部に形成される接着剤層
が剥がれる過程の良好な状態を示す図。
【図26】同シール部材の終端部に形成される接着剤層
が剥がれる過程の不良状態を示す図。
【図27】上記現像剤容器のシール取り出し穴に取り付
けられる取り出し穴シール材を示す概略斜視図。
【図28】上記取り出し穴シール材に上記シール部材を
挿通した状態を示す概略斜視図。
【図29】上記現像剤容器のシール取り出し穴に上記取
り出し穴シール材を取り付けた状態を示す概略断面図。
【図30】他の構成の取り出し穴シール材に上記シール
部材を挿通した状態を示す概略斜視図。
【図31】従来用いられていたシール部材の一例を示す
説明図。
【符号の説明】
1 容器 1a 開口 2 シール部材 2a シール面 2b リーダー部 2c 折り目 3 シールガイド孔 4 スリット 5 取り出し穴シール材 5a 取り出し穴シール材のシール挿通孔 6 シール部材2Aまたは5Bの終端部に形成され
る接着剤層 17 プロセスカートリッジの筺体 17a トナー補給口 17b シール取り出し穴 17c シール取り出し穴の凸部 18 トナー 21 他のシール部材 21a シール部材21のシール面 21b シール部材21のリーダー部 21d シール部材21の捩じれ部 22 更に他のシール部材 22a シール部材22のシール面 22b シール部材22のリーダー部 22e シール部材22のリーダー部の折り返し端部 a シール取り出し穴の最大寸法 c シール部材の封止部の幅 2A シール部材 2Aa シール面 2Ab リーダー部 2B 下側シート 2Ba 下側シートの縁部 2Bb 下側シートの縁部 2Bc 下側シートの縁部 2Bd 下側シートの縁部 3B 上側シート 3Ba 上側シートの長方形部 3Bb 上側シートのリーダー部 3Bc 上側シートの連接部 3Bd 上側シートの縁部 3Be 上側シートの縁部 3Bf 上側シートの固着部 5B シール部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 特願平10−148448 (32)優先日 平成10年5月13日(1998.5.13) (33)優先権主張国 日本(JP) Fターム(参考) 2H077 AA02 AA05 AA07 AA12 AA15 BA08 FA22 3E062 AA01 AB08 JA03 JA08 JB01

Claims (44)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器の開口を封鎖するためのシール部材で
    あって、該シール部材の開封動作により、該容器内の内
    容物に対向する該シール部材の開口封鎖面が、外面に露
    出しない形状に形成されることを特徴とするシール部
    材。
  2. 【請求項2】請求項1のシール部材において、 上記シール部材の開封動作により、上記容器内の内容物
    に対向する該シール部材の開口封鎖面が、該シール部材
    の開口封鎖面の裏面によって、該シール部材の長手方向
    に順次覆われた形状に形成されることを特徴とするシー
    ル部材。
  3. 【請求項3】請求項1、または、2のシール部材におい
    て、 上記シール部材は、上記容器から該シール部材を引き剥
    がす際に該シール部材を掴むためのリーダー部を有し、
    該シール部材の開口封鎖面が外面に露出しない形状にな
    るように該シール部材を形成するシールガイド孔を通し
    て、該リーダー部が該容器の外方に延出されることを特
    徴とするシール部材。
  4. 【請求項4】請求項3のシール部材において、 上記シールガイド孔は、上記容器に設けられており、上
    記シール部材の開封動作により、該シール部材のリーダ
    ー部が該シールガイド孔から引き出された時点で、該シ
    ールガイド孔から引き出された部分の該シール部材の開
    口封鎖面が、外面に露出しない形状に形成されることを
    特徴とするシール部材。
  5. 【請求項5】請求項1、2、3、または、4のシール部
    材において、 上記シール部材は、上記容器から該シール部材を引き剥
    がす際に該シール部材を掴むためのリーダー部を有して
    おり、該シール部材の開口封鎖面を内側にして該シール
    部材を二つ折にする形状のシールガイド孔を通して、該
    リーダー部が該容器の外方に延出されることを特徴とす
    るシール部材。
  6. 【請求項6】請求項1、2、3、4、または、5のシー
    ル部材において、 少なくとも、上記シール部材の開封開始側の部位に、上
    記容器から該シール部材を引き剥がす際の該シール部材
    の開封方向に沿って、該シール部材の開口封鎖面を内側
    にして該シール部材を二つ折にするための折り目が形成
    されていることを特徴とするシール部材。
  7. 【請求項7】請求項3、4、5、または、6のシール部
    材において、 少なくとも、上記シールガイド孔を通して上記容器の外
    方に延出された上記シール部材のリーダー部が、該容器
    から該シール部材を引き剥がす際の該シール部材の開封
    方向に沿って、該シール部材の開口封鎖面側を内側にし
    て、予め二つ折形状に形成されていることを特徴とする
    シール部材。
  8. 【請求項8】請求項7のシール部材において、 上記リーダー部の二つ折形状に形成されている部分が、
    該二つ折り形状を維持するように予め固着されているこ
    とを特徴とするシール部材。
  9. 【請求項9】請求項1、または、2のシール部材におい
    て、 上記シール部材を、上記シール部材の一方の端部に対し
    て、該シール部材の他方の端部を表裏を反転させて繋い
    で、捩じれ部を有するリング状に形成するとともに、こ
    のリング状に形成したシール部材の開封開始側の、該捩
    じれ部の開封方向下流側の部位に、上記容器から該シー
    ル部材を引き剥がす際に該シール部材を掴むためのリー
    ダー部を設けたことを特徴とするシール部材。
  10. 【請求項10】請求項1、2、3、または、4のシール
    部材において、 上記シール部材は、上記容器から該シール部材を引き剥
    がす際に該シール部材を掴むためのリーダー部を有して
    おり、該シール部材の開封完了後、該シール部材の開口
    封鎖面が内側に臨むように、該容器から該シール部材を
    引き剥がす際の該シール部材の引き剥がし方向に対して
    直交する方向を折線として、該シール部材の略中央部を
    二つ折にして該リーダー部を形成したことを特徴とする
    シール部材。
  11. 【請求項11】請求項1、2、3、4、5、6、7、
    8、9、または、10のシール部材において、 上記シール部材は、少なくともトナー等の現像剤を収容
    する現像剤容器の現像剤供給用の開口を封鎖するための
    シール部材であることを特徴とするシール部材。
  12. 【請求項12】請求項1、2、3、4、5、6、7、
    8、9、10、または、11のシール部材において、 上記容器の開口を封鎖する部位に上記シール部材を貼付
    するための貼付手段として、該容器から該シール部材を
    引き剥がした状態で、粘着性を損なわずに該シール部材
    側に付着する接着剤を用いたことを特徴とするシール部
    材。
  13. 【請求項13】容器の開口を封鎖するためのシール部材
    を有する容器において、 該容器の開口を封鎖するためのシール部材が、請求項
    1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、ま
    たは、12のシール部材であることを特徴とする容器。
  14. 【請求項14】請求項13の容器において、 該容器が、電子写真装置の現像剤を収容するトナーカー
    トリッジであることを特徴とする容器。
  15. 【請求項15】シール部材により封止された開口と、該
    開口の開封時に該シール部材を取り出すためのシール取
    り出し穴とを有する収納容器であって、該シール取り出
    し穴の最大寸法が、該シール部材の開封方向に対して直
    交する封止部の幅よりも小さく形成されていることを特
    徴とする収納容器。
  16. 【請求項16】シール部材により封止された開口と、該
    開口の開封時に該シール部材を取り出すためのシール取
    り出し穴とを有する収納容器であって、該シール取り出
    し穴の最大寸法が、該シール部材の開封方向に対して直
    交する封止部の幅よりも小さく形成されている収納容器
    において、 該収納容器の開口を封止するシール部材が、請求項1、
    2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、また
    は、12記載のシール部材であることを特徴とする収納
    容器。
  17. 【請求項17】請求項15、または、16の収納容器に
    おいて、 上記シール部材は、上記収納容器から該シール部材を引
    き剥がす際に該シール部材を掴むためのリーダー部を有
    しており、該シール部材の開封動作時に該シール部材の
    開口封鎖面が内側に湾曲するように、該リーダー部が上
    記シール取り出し穴に挿通されていることを特徴とする
    収納容器。
  18. 【請求項18】シール部材により封止された開口と、該
    開口の開封時に該シール部材を取り出すためのシール取
    り出し穴とを有する収納容器であって、該シール取り出
    し穴に、該シール部材の面を折り曲げることができる程
    度の形状の凸部を設けたことを特徴とする収納容器。
  19. 【請求項19】シール部材により封止された開口と、該
    開口の開封時に該シール部材を取り出すためのシール取
    り出し穴とを有する収納容器であって、該シール取り出
    し穴に、該シール部材の面を折り曲げることができる程
    度の形状の凸部を設けた収納容器において、 該収納容器の開口を封止するシール部材が、請求項1、
    2、3、4、5、6、7、8、10、11、または、1
    2のシール部材であることを特徴とする収納容器。
  20. 【請求項20】請求項18、または、19の収納容器に
    おいて、 上記シール取り出し穴に設けた凸部は、上記シール部材
    の開封動作時に、該シール部材の開口封鎖面に当接し
    て、該シール部材の開口封鎖面を内側に折り曲げる形状
    に形成されていることを特徴とする収納容器。
  21. 【請求項21】請求項18、19、または、20の収納
    容器において、 上記凸部が、上記収納容器のシール取り出し穴の内側部
    分に設けられていることを特徴とする収納容器。
  22. 【請求項22】請求項15、16、17、18、19、
    20、または、21の収納容器において、 該収納容器は、電子写真装置の現像装置の現像剤を収容
    するための現像剤収容部の開口が、上記シール部材によ
    り封止されてなるカートリッジであることを特徴とする
    収納容器。
  23. 【請求項23】容器の開口を封鎖するためのシール部材
    において、 上記開口が封鎖されているときに容器内の内容物に対向
    する上記シール部材の開口封鎖面と、 該開口を端部から開放していくに従って該開口封鎖面を
    覆うカバー部分とを有することを特徴とするシール部
    材。
  24. 【請求項24】容器の開口を封鎖するためのシール部材
    において、 可撓性の材料で筒状に形成され、外周面の一部で上記開
    口を封鎖することを特徴とするシール部材。
  25. 【請求項25】上記シール部材の長手方向の一端に固定
    され、上記筒状のシール部材の内側を通されて該シール
    部材の上記長手方向の他端から外側に延出した、上記容
    器から該シール部材を引き剥がす際に該シール部材をつ
    かむためのリーダー部を有することを特徴とする請求項
    24記載のシール部材。
  26. 【請求項26】請求項23、24、または、25のシー
    ル部材において、 上記シール部材は、少なくともトナーを含む現像剤を収
    容する現像剤容器の現像剤供給用の開口を封鎖するため
    のシール部材であることを特徴とするシール部材。
  27. 【請求項27】容器の開口を封鎖するためのシール部材
    を有する容器において、 該容器の開口を封鎖するためのシール部材が、請求項2
    3、24、25、または、26のシール部材であること
    を特徴とする容器。
  28. 【請求項28】容器本体から上記シール部材を引き剥が
    す際に該シール部材をつかむためのリーダー部が固着さ
    れたシール部材を有する請求項25の容器において、 該シール部材の容器本体への固着と、該リーダー部の該
    シール部材への固着とを同時に行って形成したことを特
    徴とする容器。
  29. 【請求項29】容器の開口を、引き剥し可能に封鎖する
    下層封鎖部と、 互いに対向しそれぞれ引き剥がし方向に延びる一対の部
    分で該下層封鎖部上に固着された上層カバー部とでシー
    ル部材を構成し、 該シール部材を前記開口の端部から引き剥すに伴って、
    前記開口が封鎖されているときに前記容器内の内容物に
    対向する前記下層封鎖部の開口封鎖面が、該下層封鎖部
    と前記上層カバー部との間に、反転して入り込めること
    を特徴とするシール部材。
  30. 【請求項30】請求項29のシール部材において、 前記一対の部分が、引き剥がし方向に略平行していると
    共に、前記下層封鎖部及び前記上層カバー部が可撓性の
    材料で形成されたことを特徴とするシール部材。
  31. 【請求項31】請求項29、または、30のシール部材
    において、 前記下層封鎖部及び前記上層カバー部の少なくとも一方
    に、前記開口を開封する開封開始側に延長された引き抜
    き用延長部を設け、 該延長部を折り返して、前記下層封鎖部と前記上層カバ
    ー部との固着された部分の間を通り、これらの固着され
    た部分の引き抜き側端部から突出させたことを特徴とす
    るシール部材。
  32. 【請求項32】請求項31のシール部材において、 前記延長部は引き抜き方向に沿った縁部間の幅が、前記
    下層封鎖部と前記上層カバー部との固着された部分の間
    隔よりも狭いことを特徴とするシール部材。
  33. 【請求項33】請求項29、30、31、または、32
    のシール部材において、 前記シール部材は、少なくともトナーを含む現像剤を収
    容する現像剤容器の現像剤供給用の開口を封鎖するため
    のシール部材であることを特徴とするシール部材。
  34. 【請求項34】容器の開口を封鎖するためのシール部材
    を有する容器において、 該容器の開口を封鎖するためのシール部材が、請求項2
    9、30、31、32、または、33のシール部材であ
    ることを特徴とするシール部材を有する容器。
  35. 【請求項35】請求項22、23、24、25、また
    は、26のシール部材において、 上記容器から引き剥がされた状態での上記シール部材ま
    たは上記カバー部材の終端部に、該シール部材の終端部
    と該カバー部材の終端部とを貼り合わせる粘着剤層が設
    けられていることを特徴とするシール部材。
  36. 【請求項36】請求項35のシール部材において、 上記粘着剤層を上記シール部材の終端部に設け、該粘着
    剤層を、上記容器の開口を該シール部材で封鎖する際の
    仮止め手段として兼用することを特徴とするシール部
    材。
  37. 【請求項37】請求項36のシール部材において、 上記粘着剤層が、上記容器から上記シール部材を引き剥
    がした状態で、粘着性を損なわずに該シール部材側に付
    着する粘着性を有していることを特徴とするシール部
    材。
  38. 【請求項38】請求項29、30、31、32、また
    は、33のシール部材において、 上記容器から引き剥がされた状態での上記シール部材の
    下層封鎖部または上層カバー部の終端部に、該下層封鎖
    部の終端部と該上層カバー部の終端部とを貼り合わせる
    粘着剤層が設けられていることを特徴とするシール部
    材。
  39. 【請求項39】請求項38のシール部材において、 上記粘着剤層を上記シール部材の下層封鎖部の終端部に
    設け、該粘着剤層を、上記容器の開口を該シール部材の
    下層封鎖部で封鎖する際の仮止め手段として兼用するこ
    とを特徴とするシール部材。
  40. 【請求項40】請求項39のシール部材において、 上記粘着剤層が、上記容器から上記シール部材を引き剥
    がした状態で、粘着性を損なわずに該シール部材の下層
    封鎖部側に付着する粘着性を有していることを特徴とす
    るシール部材。
  41. 【請求項41】リーダー部を有するシール部材により封
    止された開口と、該開口の開封時に該シール部材を取り
    出すためのシール取り出し穴とを備え、該シール部材が
    除去されて該開口が開放されたことによる該シール取り
    出し穴からの内容物の溢出を防止するために、該シール
    取り出し穴が取り出し穴シール材で封止される構成の収
    納容器において、 上記取り出し穴シール材が、上記内容物の溢出を阻止
    し、且つ、上記シール部材が挿通されるシール挿通孔を
    有し、該シール挿通孔を通して上記収納容器の外方に該
    シール部材のリーダー部を露呈した状態で、該収納容器
    のシール取り出し穴に予め取り付けられていることを特
    徴とする収納容器。
  42. 【請求項42】請求項41の収納容器において、 上記シール部材のリーダー部が、該シール部材の開口封
    鎖面を内側にして予め二つ折にされた状態で、上記取り
    出し穴シール材のシール挿通孔を通して上記収納容器の
    外方に露呈されていることを特徴とする収納容器。
  43. 【請求項43】請求項41の収納容器において、 上記取り出し穴シール材のシール挿通孔が、上記シール
    部材の開口封鎖面を内側にして該シール部材を二つ折り
    にする形状に形成されていることを特徴とする収納容
    器。
  44. 【請求項44】請求項41、42、または、43の収納
    容器において、 少なくとも、上記取り出し穴シール材のシール挿通孔を
    形成する部材が、弾性を有する発泡体で構成されている
    ことを特徴とする収納容器。
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