JP2000227714A - 現像ユニットのシール構造 - Google Patents

現像ユニットのシール構造

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JP2000227714A
JP2000227714A JP2931899A JP2931899A JP2000227714A JP 2000227714 A JP2000227714 A JP 2000227714A JP 2931899 A JP2931899 A JP 2931899A JP 2931899 A JP2931899 A JP 2931899A JP 2000227714 A JP2000227714 A JP 2000227714A
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seal
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unit
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Toyoji Ishikawa
豊治 石川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接合前の現像ローラユニット内へのゴミ等の
異物の侵入を防止すると共に、両ユニットを接合した後
で、各ユニットの接合面側の各開口部を塞いでいるシー
ルを一回の引き抜き動作によって同時に除去するように
した現像ユニットのシール構造を提供する。 【解決手段】 少なくとも現像ローラ9と、現像ローラ
を収容したケース8とを備えた現像ローラユニットD
と、少なくとも攪拌羽根13と、攪拌羽根を収容したケ
ース12とを備えたトナーホッパユニットTHと、を分
割可能に接合一体化することにより構成される現像/ト
ナー一体マガジン式の現像ユニットにおいて、現像ロー
ラユニットを構成するケースの開口部を、剥離可能な防
塵用保護シール17により閉塞した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子写真式の画像形
成装置に使用する現像ユニットの改良に関し、特に現像
ローラユニットと、トナーホッパユニットとを接合一体
化して成る現像/トナー一体マガジン式の現像ユニット
の改良に関する。更に詳しくは、本発明は、接合前の現
像ローラユニット内へのゴミ等の異物の侵入を防止する
と共に、両ユニットを接合した後で、各ユニットの接合
面側の各開口部を塞いでいるシールを一回の引き抜き動
作によって同時に除去するようにした現像ユニットのシ
ール構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子写真式の複写機、プリンタ、ファク
シミリ装置等の画像形成装置は、像担持体上に形成した
静電潜像に対して、現像装置(現像ユニット)からトナ
ーを供給することによりこれを現像し、現像することに
より得たトナー像を転写紙上に転写した後で、定着する
ことにより、画像形成を行っている。ところで、一成分
式現像装置にあっては、現像ローラ、攪拌羽根、トナー
等をケース内に収納した現像装置をユニットとして画像
形成装置に着脱するように構成した現像/トナー一体マ
ガジン式(以下、DTM式、という)のものが知られて
いる。DTM式の現像ユニットは、現像装置を構成する
機構部材とトナーとが一体的なユニットを構成している
為、トナーエンド時にトナーを現像装置内に補給するこ
となく、現像装置内のトナーが消費し尽くされた場合に
は現像装置自体を新たなものと交換することにより、現
像を再開できるように構成されている。ところで、DT
M式の現像ユニットは、その生産性を高める為と、回
収、リサイクル時における作業効率を高める為に2つの
要素(サブユニット)から構成され、各構成要素を組み
付けることにより完成される。具体的には、DTM式の
現像ユニットは、像担持体にトナーを供給する為の現像
ローラ及びそのケースから成る現像ローラユニットと、
攪拌羽根及びトナーを収容したケースを備えたトナーホ
ッパユニットとから構成され、製造時には所要の接合手
段によって両サブユニットを接合することにより現像ユ
ニットを完成し、トナーエンドにより廃棄された場合に
は接合手段を除去して個々のサブユニットに分割するこ
とにより回収、リサイクルに供されることとなる。
【0003】しかし、2つのサブユニットのうちの現像
ローラユニットは、製造されてからトナーホッパユニッ
トに接合されるまでの間にケース開口部が常時開放状態
にある為、運搬、保管中、接合の為の作業中等において
ケース開口部から内部にごみ等の異物が侵入しやすい状
態にあり、異物が現像ローラに付着して傷をつけ、形成
される画質を悪化させる原因となる虞れがあった。この
不具合を解消する為に、仮に、現像ローラユニットのケ
ース開口部に蓋を取り付けて一時的に閉塞するように構
成したとしても、現像ローラユニットをトナーホッパユ
ニットに接合する直前には該蓋を除去する必要があり、
蓋を除去することによって開放状態となったケース開口
部から現像ローラユニット内にごみ等の異物が侵入する
機会が発生する。つまり、これまで現像ローラユニット
のケース開口部を閉止して異物の侵入を防止することは
提案されたことがなかった。また、トナーホッパユニッ
トはそのケース内部にトナーを保有している為、現像ロ
ーラユニットの開口部と接合される補給口には補給口シ
ールを予め貼着して開口部を封止する必要がある。この
ため、この補給口シールは、現像ローラユニットに接合
した後に引き抜かれることとなる。サブユニットの補給
口を閉止する補給口シールを接合面から引き出した場合
には、必ずシールのトナー付着面が露出状態となる為、
トナーによって手や衣服が汚れたり、周囲にトナーを飛
散させたり、補給口シールをゴミとして廃棄する際の取
扱性の悪化という不具合が発生する為、この点の改善が
求められていた。
【0004】従来からトナーカートリッジの補給口をシ
ールするためのシール部材の構成について種々提案され
ており、トナーカートリッジを現像装置に装着したあと
にシール部材だけを引き抜くための構造も種々提案され
ている(例えば、実開平4−31158号公報、実開平
5−83774号公報、特開平5−11606号公報、
特開平5−210303号公報、特開平6−25893
6号公報)。しかしこれらはあくまでトナーカートリッ
ジに関するものであり、接合された後の2つのサブユニ
ットの接合面に位置するシール部材を引き抜く為の構成
ではない。従って、これらのシール部材の構造をそのま
まDTM式現像ユニットに適用することはできなかっ
た。仮に、2つのサブユニットの各接合面側に位置する
開口、補給口に夫々従来のトナーカートリッジに用いら
れているシール部材を貼着したとすれば、個々のシール
部材を別個に剥離する必要があると共に、トナーが付着
したシール面が露出するため汚れ発生、シール廃棄時の
処理悪化という、上記不具合を解消することができな
い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、現像ローラユニットと、トナーホッパユニ
ットとを接合一体化して成る現像/トナー一体マガジン
式の現像ユニットにおいて、接合前の現像ローラユニッ
ト内へのゴミ等の異物の侵入を防止すると共に、両ユニ
ットを接合した後で、各ユニットの接合面側の各開口部
を塞いでいるシールを一回の引き抜き動作によって同時
に除去するようにした現像ユニットのシール構造を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するた
め、請求項1の発明は、少なくとも現像ローラと、現像
ローラを収容したケースとを備えた現像ローラユニット
と、少なくとも攪拌羽根と、攪拌羽根を収容したケース
とを備えたトナーホッパユニットと、を分割可能に接合
一体化することにより構成される現像/トナー一体マガ
ジン式の現像ユニットにおいて、上記現像ローラユニッ
トを構成するケースの開口部を、剥離可能な防塵用保護
シールにより閉塞したことを特徴とする。請求項2の発
明は、前記トナーホッパユニットを構成するケースの補
給口には、剥離可能な補給口シールを貼着し、該補給口
シールは、ケース補給口を閉止する第1の面と、第1の
面の奥端部から折り返されて第1の面とほぼ平行に引出
し方向に延在する第2の面と、第2の面の引出し側端部
に連設された取手部と、第2の面の適所に設けた引掛け
部材と、から成り、前記防塵用保護シールは現像ローラ
ユニットのケース開口部を開口面に沿って手前側にスラ
イドすることによりケース開口部を開放する構成を有す
ると共に、その引出し側端部には被引掛け部材を備え、
前記補給口シールに設けた取手部を引出し方向に引き出
す過程において引出し方向に移動してくる前記引掛け部
材が、前記防塵用保護シールに設けた被引掛け部材と係
合してこれを引っ掛けることにより、補給口シールと防
塵用保護シールが一体となって引出し方向に引き出さ
れ、補給口と現像ローラユニットのケース開口部の開放
を同時進行にて行うように構成したことを特徴とする。
請求項3の発明は、前記防塵用保護シールは前記補給口
シールよりも剛性が高い材料からなりかつ形状が大であ
ると共に、その表面には静電防止剤が塗布されており、
前記補給口シールの最終端部には粘着剤が付着されてお
り、補給口シールの引出し完了直前に該粘着剤が防塵用
保護シールの奥端部に粘着するように構成されているこ
とを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示した形態
例により詳細に説明する。図1は本発明の現像ユニット
を備えたカラー画像形成装置の画像形成部の断面略図で
あり、符号1は可撓性のベルト状像担持体たる感光体ベ
ルトであり、該感光体ベルト1は回転ローラ2、3によ
り張設され、回転ローラの駆動によって時計廻り方向へ
搬送される。符号6は、イエロー、マジェンタ、シアン
のカラー現像剤を夫々収容した3個の現像手段、即ち回
転型カラー現像器であり、符号7はカラー現像器6とは
別個に設けられている黒色の現像剤を収容した現像/ト
ナー一体マガジン式(以下、DTM式、という)の現像
ユニットである。なお、画像形成に関与するその他のユ
ニット、紙搬送系の構成についての説明は省略する。D
TM式現像ユニット7は、個別に製造される現像ローラ
ユニットDと、トナーホッパユニットTHとから構成さ
れている。現像ローラユニットDは、ケース8と、現像
ローラ9と、補給ローラ10と、薄層ブレード11、入
口シール11’等を備えている。トナーホッパユニット
THは、トナーを収容したホッパであり、ケース12内
に攪拌羽根(アジテータ)13、13’と、トナーを収
容した構成を有する。符号14は、現像ローラユニット
DとトナーホッパユニットTHとを分割する位置(接合
部)を示しており、両ユニットはシール部材、その他ク
リップ等の固定部材等を用いて着脱可能に連結一体化さ
れる。符号15は、DTM式現像ユニット7を感光体1
に向けて進退させる為の偏心カムである。
【0008】次に、図2(a) (b) 及び(c) は現像ローラ
ユニットDの正面縦断面図、A視図、及びB視図であ
る。この現像ローラユニットDを構成するケース8の現
像ローラ9側の開口8aの全周縁には防塵シール16が
粘着テープ等により接着されており、この防塵シール1
6は現像ローラ9の表面保護と防塵を兼ねたシールであ
るため、例えば肉厚t=0.1mm以下程度の薄いフィ
ルムを用いることができる。ケース8の反対側開口、即
ちトナーホッパユニットTHと接合される側の開口部8
bには比較的厚肉の防塵用保護シール17が図2(a) の
手前側へ引き出し可能に支持されていて、開口部8bを
閉止している。具体的には、開口部8bの上下内面と後
内面に夫々形成したガイド溝8b’内に手前側から防塵
用保護シール17を差し込み圧入等の方法により固定
し、開口部8bを気密的に封止する。開口部8bを開放
する場合には、防塵用保護シール17の手前側からガイ
ド溝8b’に沿って引き出せば良い。この防塵用保護シ
ール17の肉厚t1 は、例えばt1 =0.3mmMAX
程度とし、一定以上の剛性を付与する。また、防塵用保
護シール17の手前側端部の表面にはマジックテープ、
スリット等の被引掛け部材18を固定し、後述するトナ
ーホッパユニットTH側の補給口を閉止する補給口シー
ルを手前側に引き出して剥離する際にこの被引掛け部材
18を補給口シールにより引っ掛けることにより一括し
て引き出し剥離する様に構成する。
【0009】このように現像ローラユニットDの開口部
8bは、従来開放したまま運搬、保管されて、トナーホ
ッパユニットTHとの接合に供されていた為、ケース8
内部にごみ等の異物が入り込み、現像ローラ9を傷つけ
て不良品率を増大させる原因となっていたが、本形態例
では開口部8bを現像ローラユニットDを製造した時点
で防塵用保護シール17により封止する為、従来の如き
不具合が発生する虞が皆無となる。特に、後述する様に
防塵用保護シール17は両サブユニットD、THを接合
完了後に剥離されるものである為、異物が入り込む余地
がなくなる。しかし、このように現像ローラユニットD
の開口部8bを閉止する防塵用保護シール17を設けた
場合に、トナーホッパユニットTHと接合した後で防塵
用保護シール17をトナーホッパユニット側の補給口シ
ール21とは別個に剥離する必要があるのでは、手間が
かかり煩雑である。そこで、本発明では補給口シールを
剥離する際に同時に連動して防塵用保護シール17を剥
離できる様に構成している。即ち、図3(a) はトナーホ
ッパユニットTHの正面縦断面図、(b) は補給口シール
の一例の斜視図、(c) は補給口シールと防塵用保護シー
ルとの位置関係を説明する為の斜視図である。このトナ
ーホッパユニットTHのケース12は攪拌羽根13、1
3’を回転自在に支持すると共に、内部にトナーを封入
している。ケース12の補給口20には補給口シール2
1を貼着することにより、補給口20を気密封止する。
補給口シール21はその手前側端部に位置する取手部を
手前側に引き出すことにより、補給口20を開放するこ
とが可能となる。
【0010】補給口シール21は、ケース補給口20の
周縁全体に熱融着等により貼り付けられてこれを閉止す
る第1の面22と、第1の面22の奥端部から折り返さ
れて第1の面とほぼ平行に引出し方向に延在する第2の
面23と、第2の面23の引出し側端部に連設された取
手部24と、第2の面23の奥部適所に設けた引掛け部
材25と、第1の面22の手前側端部に取り付けた粘着
剤26と、から構成されている。この補給口シール21
は、図3(c) に示す様に第1の面22がほぼカバーされ
るように防塵用保護シール17と対向配置され、防塵用
保護シール17の手前側端部から突出した部分が取手部
24となり、取手部24は両サブユニットD、THを接
合した時に外部に現像ユニットの前面から突出した状態
となり、把持可能となる。
【0011】図4(a) はトナーホッパユニットと現像ロ
ーラユニットとの接合面における補給口シールと防塵用
保護シールとの対応関係を示す平面横断面図、(b) は
(a) の正面図である。補給口シール21は、トナーホッ
パユニットTHの補給口20の全周縁部に第1の面22
の外周縁を接着することにより補給口20を閉止し、更
に第1の面22の後端部から折り返された第2の面23
を第1の面と平行に手前側に引き出し、更に取手部24
を手前側に突出させた構成を有する。粘着剤26は第2
の面23と接触してもこれを接着することがない一方
で、防塵用保護シール17に対しては容易に接着するよ
うにその材質を選定する。更に、粘着剤26は、補給口
シール21の幅方向全長に亙って延在させる。また、引
掛け部材25は、引き出される過程において、防塵用保
護シール17に設けた被引掛け部材18に係着して補給
口シール21と共に防塵用保護シール17を引き出すこ
とができる様に構成する。即ち、被引掛け部材18をス
リット状に構成した場合には引掛け部材25はスリット
状の被引掛け部材18に係着する突起、フック等として
構成し、被引掛け部材18をマジックテープにて構成し
た場合には引掛け部材25はこのマジックテープと係着
可能なマジックテープとする。
【0012】比較的厚肉の防塵用保護シール17の肉厚
をt1とし、薄いフィルムからなる補給口シール21の
肉厚をt0とした場合、t1>t0という関係となる様に
構成する。また、第2の面23及び把手24の幅w
0と、第1の面22の幅w1と、防塵用保護シール17の
幅w2との関係は、w0<w1<w2となるように設定す
る。更に、第1の面22の長さL1と、防塵用保護シー
ル17の長さL2との関係は、L1<L2となるように設
定する。防塵用保護シール17を開口部8bに貼り付け
た現像ローラユニットDと、補給口シール21を補給口
20に貼り付けたトナーホッパユニットTHを互いの接
合面にて接合一体化した時に、両シールの位置関係は図
4(a) 、(b) に示す如き状態となる。実際には補給口シ
ール21を構成する第1の面22と第3の面23とは密
着しているが、図4(a) においては理解を容易にする為
に離間しているように図示している。また、両シールを
引き出し除去した後は両サブユニット間の接合部14は
外部から気密的に密封されるように構成されるととも
に、ケース12内のトナーがケース8内に流動可能とな
る。
【0013】次に、図5(a) (b) 及び(c) は図4(a) の
封止状態から、シールを剥離して開封する手順を示す平
面横断面図である。図4(a) の封止状態にある両シール
17、21を開封する場合には、現像ユニット7の接合
部14から手前側に突出した状態にある取手部24を把
持してこれを引き出す作業が必要である。まず、図5
(a) のように補給口20の奥側半分が開放されるまで補
給口シール21を引き出した時には、第2の面23の奥
端部に位置していた引っ掛け部材25が丁度防塵用保護
シール17の手前側端部に位置する被引っ掛け部材18
に係着し、両シールを連結する。続いて、図5(b) に示
す中途過程を経て(c) に示すように補給口20をほぼ完
全に開放するまで補給口シール21を引き出すと、この
時点で粘着剤26が防塵用保護シール17の後端部と対
面して接触し、両シールの後端部同士が全幅に亙って粘
着剤26によって完全に密着された状態となる。この結
果、補給口シール21の第2の面22のトナー付着面
(図4(a) の状態において補給口20側に面していた
面)が防塵用保護シール17によって被覆された状態と
なり、更に補給口シール21の後端がカールすることが
なくなるので、作業者の手や衣服にトナーが付着した
り、トナーが飛散する等の不具合がなくなる。なお、上
記の説明では、DTM式の黒現像ユニットに本発明を適
用した例を示したが、これは一例であり、例えばリボル
バ式のカラー現像器を構成する個々のカラー現像ユニッ
トについてDTM式の構成を採用した場合には、上記シ
ール構造を適用し、同様の効果を得ることが可能であ
る。
【0014】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、現像ロー
ラユニットと、トナーホッパユニットとを接合一体化し
て成る現像/トナー一体マガジン式の現像ユニットにお
いて、接合前の現像ローラユニット内へのゴミ等の異物
の侵入を防止すると共に、両ユニットを接合した後で、
各ユニットの接合面側の各開口部を塞いでいるシールを
一回の引き抜き動作によって同時に除去するようにした
現像ユニットのシール構造を提供することができる。即
ち、請求項1の発明は、DTM式現像ユニットを2つの
サブユニットにより構成し、両サブユニットを組み立て
る製造方法を採用することにより現像ユニットの生産効
率を向上し、回収・リサイクル時の作業効率を上げた場
合の欠点である、現像ローラユニット内への異物の侵入
という問題を、現像ローラユニットの開口部に防塵用保
護シールを取り付けることにより解消した。また、請求
項2の発明は、トナーホッパユニットの補給口を閉止す
る補給口シールとしてフィルム状シールを設ける一方
で、該補給口シールを抜き取る際に防塵保護シールに係
着して共に抜き取ることができるように構成し、この際
に補給口シールのトナー付着面を防塵用保護シールによ
りふさいでシール剥離後のトナーによる汚れ発生を有効
に防止した。また、請求項3の発明は、防塵用保護シー
ルの表面に静電防止剤を塗布するとともに、該シールの
剛性を高く(大きく)したので、トナーホッパユニット
側の補給口シールのフィルム状のカールによる内側トナ
ー面の露出を防止して、トナーの飛散等を防止すると共
に、シールをゴミ(廃棄物)として後処理する際の作業
を容易化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の現像ユニットを備えたカラー画像形成
装置の画像形成部の断面略図。
【図2】(a) (b) 及び(c) は現像ローラユニットDの正
面縦断面図、A視図、及びB視図。
【図3】(a) はトナーホッパユニットTHの正面縦断面
図、(b) は補給口シールの一例の斜視図、(c) は補給口
シールと防塵用保護シールとの位置関係を説明する為の
斜視図。
【図4】(a) はトナーホッパユニットと現像ローラユニ
ットとの接合面における補給口シールと防塵用保護シー
ルとの対応関係を示す平面横断面図、(b) は(a) の正面
図。
【図5】(a) (b) 及び(c) は図4(a) の封止状態から、
シールを剥離して開封する手順を示す平面横断面図。
【符号の説明】
1 感光体ベルト、2、3 回転ローラ、6 回転型カ
ラー現像器、7 現像/トナー一体マガジン式現像ユニ
ット(DTM式現像ユニット)、D 現像ローラユニッ
ト、TH トナーホッパユニット、8 ケース、9 現
像ローラ、10補給ローラ、11 薄層ブレード、12
ケース、13 13、13’ 攪拌羽根、14 分割
位置(接合部)、15 偏心カム、17 防塵保護シー
ル、18被引掛け部材、20 補給口、21 補給口シ
ール、22 第1の面、23第2の面、24 取手部、
25 引掛け部材、26 粘着剤。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも現像ローラと、該現像ローラ
    を収容したケースとを備えた現像ローラユニットと、少
    なくとも攪拌羽根と、攪拌羽根を収容したケースとを備
    えたトナーホッパユニットと、を分割可能に接合一体化
    することにより構成される現像/トナー一体マガジン式
    の現像ユニットにおいて、 上記現像ローラユニットを構成するケースの開口部を、
    剥離可能な防塵用保護シールにより閉塞したことを特徴
    とする現像ユニットのシール構造。
  2. 【請求項2】 前記トナーホッパユニットを構成するケ
    ースの補給口には、剥離可能な補給口シールを貼着し、 該補給口シールは、ケース補給口を閉止する第1の面
    と、第1の面の奥端部から折り返されて第1の面とほぼ
    平行に引出し方向に延在する第2の面と、第2の面の引
    出し側端部に連設された取手部と、第2の面の適所に設
    けた引掛け部材と、から成り、 前記防塵用保護シールは現像ローラユニットのケース開
    口部を開口面に沿って手前側にスライドすることにより
    ケース開口部を開放する構成を有すると共に、その引出
    し側端部には被引掛け部材を備え、 前記補給口シールに設けた取手部を引出し方向に引き出
    す過程において引出し方向に移動してくる前記引掛け部
    材が、前記防塵用保護シールに設けた被引掛け部材と係
    合してこれを引っ掛けることにより、補給口シールと防
    塵用保護シールが一体となって引出し方向に引き出さ
    れ、補給口と現像ローラユニットのケース開口部の開放
    を同時進行にて行うように構成したことを特徴とする請
    求項1記載の現像ユニットのシール構造。
  3. 【請求項3】 前記防塵用保護シールは前記補給口シー
    ルよりも剛性が高い材料からなりかつ形状が大であると
    共に、その表面には静電防止剤が塗布されており、 前記補給口シールの最終端部には粘着剤が付着されてお
    り、補給口シールの引出し完了直前に該粘着剤が防塵用
    保護シールの奥端部に粘着するように構成されているこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の現像ユニットのシ
    ール構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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