JP2009157124A - 現像装置及びこれを用いた画像形成装置と現像装置のシール部材剥がし方法 - Google Patents

現像装置及びこれを用いた画像形成装置と現像装置のシール部材剥がし方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2009157124A
JP2009157124A JP2007335482A JP2007335482A JP2009157124A JP 2009157124 A JP2009157124 A JP 2009157124A JP 2007335482 A JP2007335482 A JP 2007335482A JP 2007335482 A JP2007335482 A JP 2007335482A JP 2009157124 A JP2009157124 A JP 2009157124A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
developer
seal member
developing device
seal
developing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007335482A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4604084B2 (ja
Inventor
Kanji Kawahito
寛司 川人
Masanobu Deguchi
正信 出口
Yasuyuki Ishiguro
康之 石黒
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2007335482A priority Critical patent/JP4604084B2/ja
Priority to US12/335,866 priority patent/US8099014B2/en
Priority to CN2008101895282A priority patent/CN101470384B/zh
Publication of JP2009157124A publication Critical patent/JP2009157124A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4604084B2 publication Critical patent/JP4604084B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/06Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing
    • G03G15/08Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer
    • G03G15/0822Arrangements for preparing, mixing, supplying or dispensing developer
    • G03G15/0877Arrangements for metering and dispensing developer from a developer cartridge into the development unit
    • G03G15/0881Sealing of developer cartridges
    • G03G15/0882Sealing of developer cartridges by a peelable sealing film
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/01Apparatus for electrophotographic processes for producing multicoloured copies
    • G03G2215/0103Plural electrographic recording members
    • G03G2215/0119Linear arrangement adjacent plural transfer points
    • G03G2215/0122Linear arrangement adjacent plural transfer points primary transfer to an intermediate transfer belt
    • G03G2215/0125Linear arrangement adjacent plural transfer points primary transfer to an intermediate transfer belt the linear arrangement being horizontal or slanted
    • G03G2215/0132Linear arrangement adjacent plural transfer points primary transfer to an intermediate transfer belt the linear arrangement being horizontal or slanted vertical medium transport path at the secondary transfer

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Dry Development In Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】簡単な構成でシール部材を取除く操作を簡単にでき、従来の装置構成を大きく変更することなく省スペースな現像装置及びこれを用いた画像形成装置と、作業者の手や衣服を汚すこと無く簡単にシール部材を取除くことができる現像装置のシール部材剥がし方法を提供する。
【解決手段】現像剤を収容する現像剤部202と、現像剤を担持する現像ローラ201と、現像剤部202内部を連通する連通口202aを覆うように密着されたシール部材203とを備え、シール部材203を現像剤部202から引き剥がすことで連通口202aを開口するように構成された現像装置102において、引き剥がされたシール部材203を通過させるシール通過部材204を備え、シール通過部材204のシール部材203が通過する開口部の形状を略楕円形状に形成するものである。
【選択図】図2

Description

本発明は、現像装置及びこれを用いた画像形成装置と現像装置のシール部材剥がし方法に係り、特に、現像剤を収容した現像剤収容部や現像ローラ等の構成要素をユニット化して一体的に構成された現像装置において、出荷搬送する際に現像剤の漏れや機内汚れのないように構成した現像装置及びこれを用いた画像形成装置と現像装置のシール部材剥がし方法に関する。
近年、現像剤を用いた複写装置やファクシミリ装置など画像形成装置において、感光体ドラムに形成された静電潜像を顕像化する現像装置として、現像剤を収容した現像剤収容部や現像ローラ等の構成要素を一体的にユニット化して構成したものが採用されている。
従来、現像剤が収容された現像装置は、装置への装着操作や搬送、移動等を行う時に現像剤収容部内の現像剤が漏れ出すことがないように、また、現像剤の湿気防止のために、シール部材や密閉カバー等を用いて現像剤収容部内部に連通する連通口を封止するようにしている。
この現像剤収容部の連通口を封止する方法として、操作が比較的簡単で安価に実施であるために、ヒートシール等のシール部材を現像剤収容部の一部に貼り付けて連通口を密閉するようにしたものが一般的である。
しかしながら、現像剤収容部からシール部材を取り外す際に、シール部材が外部に引き出されるため、現像剤(トナー)が付着した面が外側に出て、そのシール部材に付着した現像剤によって作業者の手や衣服が汚れるという問題が生じる。
そこで、従来からトナー汚れの生じないシール部材の取り外し方について種々の方法が考えられている。
例えば、複写機等の現像装置に用いられるトナーが収容されたトナーカートリッジにおいて、トナーを現像装置に供給するための開口部をシール部材によって封止するように構成し、そのシール部材の一端をシール巻き取り手段によって巻き取るようにしたものが提案されている(特許文献1を参照)。
また、その他の方式として、カートリッジ式の現像装置において、トナーを現像装置に供給するトナー容器の開口部をシール部材によって封止するように構成し、現像ローラの長手方向両端側に現像装置の駆動機構を分割配置して、その分割された駆動機構からシール部材を巻き取る自動巻き取り機構の駆動をとるようにしたものが提案されている(特許文献2を参照)。
特開平8−334962号公報 特開2001−281996号公報
しかしながら、上記従来技術において、特許文献1の構成では、シール部材を巻き取るためのハンドルやそれを駆動する駆動機構等が別途必要となるため、装置を構成する部品点数が増大し、コストアップになるとともに、カートリッジ自体の構成が大型化してしまうという問題が生じる。
また、特許文献2の構成では、現像装置の駆動機構を分割配置することで、駆動機構が構成される側のみが外側に突出することが無いので、外装カバーを大きく拡張すること無く構成できるが、シール部材を巻き取る自動巻き取り機構にスペースが必要となるため、その部分が外側に突出して現像装置が大型化してしまうという問題が残る。
このように、従来のシール部材を取り外す方式では、シール部材に付着したトナーによる作業者の手や衣服を汚すというトナー汚れを防止することができるが、現像装置の構成が複雑で大掛かりとなり、コストアップを余儀なくされている。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであって、簡単な構成で、シール部材を取除く操作を簡単にできるとともに、従来の装置構成を大きく変更することなく省スペースな現像装置及びこれを用いた画像形成装置と、作業者の手や衣服を汚すこと無く簡単にシール部材を取除くことができる現像装置のシール部材剥がし方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するための本発明に係る現像装置及びこれを用いた画像形成装置の各構成、及び現像装置のシール部材剥がし方法は、次の通りである。
本発明に係る現像装置は、現像剤を収容する現像剤収容部と、前記現像剤収容部に隣接して配置されて前記現像剤を担持する現像ローラと、前記現像剤収容部の前記現像ローラと対向する位置に開口形成されて前記現像剤収容部内部を連通する連通口を覆うように密着されたシール部材とを備え、前記シール部材を前記現像剤収容部から引き剥がすことで前記連通口を開口するように構成された現像装置において、引き剥がされたシール部材を通過させるシール通過部材を備え、前記シール通過部材の前記シール部材が通過する開口部を略楕円形状に形成することを特徴とするものである。
また、本発明は、前記シール通過部材を前記シール部材の引き剥がし方向で下流側に向かう程先細りのテーパ形状に形成することが好ましい。
また、本発明は、前記現像装置を搭載される装置に対して前記現像ローラの軸線方向に沿って着脱操作を行うように構成し、前記シール通過部材を前記現像装置の装着方向手前側に設けることが好ましい。
また、本発明は、前記シール部材の厚みを0.075mm以上0.133mm以下で形成することが好ましい。
また、本発明は、前記シール部材をポリエチレン樹脂材を用いて形成することが好ましい。
また、本発明は、前記現像ローラを前記現像剤収容部より上方に配置することが好ましい。
また、本発明に係る画像形成装置は、現像剤を収容する現像剤収容部と、前記現像剤収容部に隣接して配置されて前記現像剤を担持する現像ローラと、前記現像剤収容部の前記現像ローラと対向する位置に開口形成されて前記現像剤収容部内部を連通する連通口を覆うように密着されたシール部材とを具備して、前記シール部材を前記現像剤収容部から引き剥がすことで前記連通口を開口するように構成された現像装置を備え、電子写真方式により静電潜像担持体の表面に形成された現像剤像を転写媒体上に転写することで画像を出力する画像形成装置において、前記現像装置として、請求項1乃至6のうちの何れか一項に記載の現像装置を用いることを特徴とするものである。
また、本発明に係る現像装置のシール部材剥がし方法は、現像剤を収容する現像剤収容部と、前記現像剤収容部に隣接して配置されて前記現像剤を担持する現像ローラと、前記現像剤収容部の前記現像ローラと対向する位置に開口形成されて前記現像剤収容部内部を連通する連通口を覆うように密着されたシール部材とを備えて、前記シール部材を前記現像剤収容部から引き剥がすことで前記連通口を開口するように構成された現像装置のシール部材剥がし方法において、前記シール部材を前記現像ローラの軸線方向に沿って引き剥がす工程と、前記シール部材を前記引き剥がし方向に対して略垂直方向のシール部材幅方向に沿ってカールさせる工程を備えることを特徴とするものである。
本発明によれば、現像剤を収容する現像剤収容部と、前記現像剤収容部に隣接して配置されて前記現像剤を担持する現像ローラと、前記現像剤収容部の前記現像ローラと対向する位置に開口形成されて前記現像剤収容部内部を連通する連通口を覆うように密着されたシール部材とを備え、前記シール部材を前記現像剤収容部から引き剥がすことで前記連通口を開口するように構成された現像装置において、引き剥がされたシール部材を通過させるシール通過部材を備え、前記シール通過部材の前記シール部材が通過する開口部を略楕円形状に形成することで、現像動作に先立ちシール部材を引き剥がして取除く際に、引き剥がされたシール部材が前記シール通過部材の中を通過する時に、略楕円形状の開口部によりシール部材を幅方向に沿ってカールさせて、現像剤が付着した面が表側に出ないように丸めることができるので、作業者の手や衣服を汚すことなく連通口を開口させることができる。
また、本発明によれば、前記シール通過部材を備えるだけで、上記効果を奏し得るので、簡単な構成で且つ省スペースな現像装置を実現できる。これに伴い、本発明に係る現像装置が搭載される側の装置も、省スペースで構成することができる。
また、本発明によれば、前記シール通過部材を前記シール部材の引き剥がし方向で下流側に向かう程先細りのテーパ形状に形成することで、シール部材の現像剤が付着した面を徐徐にカールさせて、確実に丸めることができる。また、構造的に簡単に構成できるので低コストで対応することができる。
また、本発明によれば、前記現像装置を搭載される装置に対して前記現像ローラの軸線方向に沿って着脱操作を行うように構成し、前記シール通過部材を前記現像装置の装着方向手前側に設けることで、現像装置を装置本体にセットした状態でシール部材を引き抜くことができるので、安定した状態で引き抜き作業を行うことができる。
また、本発明によれば、前記シール部材の厚みを0.075mm以上0.133mm以下で形成することで、シール強度と折り返し性の確保を図ることができる。
また、本発明によれば、前記シール部材をポリエチレン樹脂材を用いて形成することで、シール部材を接着する粘着剤に対して反応することなく、かつ適度の強度を有するため、引き剥がし易くすることができる。
また、本発明によれば、前記現像ローラを前記現像剤収容部より上方に配置することで、前記シール部材より現像剤が漏れた場合でも現像ローラが現像剤を担持することは少ないので、周りを現像剤で汚すことが少なくなる。
また、本発明によれば、現像剤を収容する現像剤収容部と、前記現像剤収容部に隣接して配置されて前記現像剤を担持する現像ローラと、前記現像剤収容部の前記現像ローラと対向する位置に開口形成されて前記現像剤収容部内部を連通する連通口を覆うように密着されたシール部材とを具備して、前記シール部材を前記現像剤収容部から引き剥がすことで前記連通口を開口するように構成された現像装置を備え、電子写真方式により静電潜像担持体の表面に形成された現像剤像を転写媒体上に転写することで画像を出力する画像形成装置において、前記現像装置として、請求項1乃至6のうちの何れか一項に記載の現像装置を用いることで、現像装置を交換した後に画像形成装置を運転する前に、現像剤収容部からシール部材を引き剥がして取除く時に、引き剥がされたシール部材を前記シール通過部材の中を通過させることで、略楕円形状の開口部によりシール部材を幅方向に沿ってカールさせて、現像剤が付着した面が表側に出ないように丸めることができる。これにより、作業者の手や衣服を汚すことなく現像剤収容部の連通口を開口させることができる。
また、本発明によれば、現像剤を収容する現像剤収容部と、前記現像剤収容部に隣接して配置されて前記現像剤を担持する現像ローラと、前記現像剤収容部の前記現像ローラと対向する位置に開口形成されて前記現像剤収容部内部を連通する連通口を覆うように密着されたシール部材とを備えて、前記シール部材を前記現像剤収容部から引き剥がすことで前記連通口を開口するように構成された現像装置のシール部材剥がし方法において、前記シール部材を前記現像ローラの軸線方向に沿って引き剥がす工程と、前記シール部材を前記引き剥がし方向に対して略垂直方向のシール部材幅方向に沿ってカールさせる工程を備えることで、シール部材に付着した現像剤によって作業者の手や衣服を汚すことなく現像装置の交換作業を行うことができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明の実施形態に係る画像形成装置の構成を示す説明図、図2は前記画像形成装置に搭載される現像装置の構成を示す説明図である。
本実施形態に係る画像形成装置100は、図1,図2に示すように、現像剤を収容する現像剤部(現像剤収容部)202と、現像剤部202に隣接して配置されて現像剤を担持する現像ローラ201と、現像剤部202の現像ローラ201と対向する位置に開口形成されて現像剤部202内部を連通する連通口202aを覆うように密着されたシール部材203とを具備して、シール部材203を現像剤部202から引き剥がすことで連通口202aを開口するように構成された現像装置102を備え、電子写真方式により感光体ドラム101の表面に形成された現像剤像を転写媒体上に転写することで画像を出力する画像形成装置100において、現像装置102として、本発明に係る現像装置の構成を採用したものである。
まず、本実施形態に係る画像形成装置100の全体構成について説明する。
本実施形態に係る画像形成装置100は、通信ネットワーク等を介して外部から送信された画像データ等の入力コマンドに含まれる画像データに基づいて、所定のシート(記録用紙)に多色あるいは単色の画像を可視画像として形成するものである。
画像形成装置100は、図1に示すように、露光ユニットE、当該露光ユニットEによって潜像が形成された像担持体に相当する感光体ドラム101(101a〜101d)、現像装置(現像ユニット)102(102a〜102d)、帯電ローラ103(103a〜103d)、クリーニングユニット104(104a〜104d)、中間転写ベルト11、1次転写ローラ13(13a〜13d)、2次転写ローラ14、定着装置15、用紙搬送路P1、P2、P3、給紙カセット16、手差し給紙トレイ17、排紙トレイ18、およびトナーカートリッジユニット20等を備えている。
画像形成装置100において扱われるカラー画像の画像データは、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、およびイエロー(Y)の4色の各色相に対応した画像データを用いて、画像形成部55(55a〜55d)で可視画像の形成を行う。各色を用いたカラー画像に応じたものである。
現像装置102(102a〜102d)、感光体ドラム101(101a〜101d)、帯電ローラ103(103a〜103d)、クリーニングユニット104(104a〜104d)は、各色に応じた4種類の潜像を形成するように、それぞれ4個ずつ設けられている。
各画像形成部55a〜55dは、同様の構成であり、例えば、ブラックの画像形成部55aは、感光体ドラム101a、現像装置102a、帯電ローラ103a、転写ローラ13a、およびクリーニングユニット104a等から構成される。この画像形成部55a〜55dは、中間転写ベルト11の移動方向(副走査方向)に一列に配列されている。
なお、上記符号a〜dは、aがブラックに、bがシアンに、cがマゼンタに、dがイエローに対応し、これら符号によって区別された上記の各手段により4つの画像ステーションが構成されている。
露光装置である露光ユニットEは、図示しない半導体レーザ、ポリゴンミラー4、第1反射ミラー7、および第2反射ミラー8等を備えており、ブラック、シアン、マゼンタ、およびイエローの各色相の画像データによって変調されたレーザビーム等の光ビームのそれぞれを感光体ドラム101a〜101dのそれぞれに照射する。
本実施形態では、露光ユニットEは、レーザ照射部および反射ミラーを備えたレーザスキャニングユニット(LSU)を用いる手法を採用しているが、発光素子をアレイ状に並べた、例えば、ELやLED書込みヘッドを用いる手法のものを使用してもよい。
感光体ドラム101a〜101dのそれぞれには、ブラック、シアン、マゼンタ、およびイエローの各色相の画像データによる静電潜像が形成される。
感光体ドラム101は、露光ユニットEの上方に配設され、略円筒形状の像担持体であり、図示しない駆動手段と制御手段により所定方向に回転するように制御されている。
また、感光体ドラム101は、基材上に光導電層が形成されて構成されている。例えば、アルミニウム等で製作された金属ドラムを基材として、その外周面に、アモルファスシリコン(a−Si)、セレン(Se)や有機光半導体(OPC)等の光導電層が薄膜状に形成されている。なお、感光体ドラム101の構成は、上述の構成に特に限定されない。
帯電ローラ103は、感光体ドラム101の表面を所定の電位に均一に帯電させる接触方式の帯電器である。本実施形態では、図1に示すように、帯電器として接触型のローラ型の帯電ローラ103を使用しているが、帯電ローラ103に代えてチャージャー型やブラシ型の帯電器を代用してもよい。
現像装置102は、静電潜像が形成された感光体ドラム101の表面にトナーを供給し、静電潜像をトナー像に現像する。現像装置102a〜102dのそれぞれは、ブラック、シアン、マゼンタ、およびイエローの各色相のトナーを収納しており、感光体ドラム101a〜101dのそれぞれに形成された各色相の静電潜像をブラック、シアン、マゼンタ、およびイエローの各色相のトナー像に顕像化する。
クリーニングユニット104は、現像・画像転写後における感光体ドラム101上の表面に残留したトナーを潤滑剤等によって除去・回収する。
中間転写ベルト11は、感光体ドラム101の上方に配置され、厚さ100〜150μm程度のフィルムで無端状に形成されている。中間転写ベルト駆動ローラ11aと中間転写ベルト従動ローラ11bとの間に張架されてループ状の移動経路を形成している。
中間転写ベルト11の外周面は、感光体ドラム101d、感光体ドラム101c、感光体ドラム101bおよび感光体ドラム101aの順に対向する。
この中間転写ベルト11を挟んで各感光体ドラム101a〜101dに対向する位置には、1次転写ローラ13a〜13dが配置されている。中間転写ベルト11が感光体ドラム101a〜101dに対向する位置のそれぞれが1次転写位置である。
1次転写ローラ13a〜13dには、感光体ドラム101a〜101dの表面に担持されたトナー像を中間転写ベルト11上に転写するために、トナーの帯電極性と逆極性の1次転写バイアスが定電圧制御によって印加される。これによって、感光体ドラム101(101a〜101d)に形成された各色相のトナー像は、中間転写ベルト11の外周面に順次重ねて転写され、中間転写ベルト11の外周面にフルカラーのトナー像が形成される。
但し、イエロー、マゼンタ、シアン、およびブラックの色相の一部のみの画像データが入力された場合には、4つの感光体ドラム101a〜101dのうち、入力された画像データの色相に対応する一部の感光体ドラム101のみにおいて、静電潜像およびトナー像の形成が行われる。例えば、モノクロ画像形成時には、ブラックの色相に対応した感光体ドラム101aのみにおいて静電潜像の形成およびトナー像の形成が行われ、中間転写ベルト11の外周面には、ブラックのトナー像のみが転写される。
また、各1次転写ローラ13a〜13dは、直径8〜10mmの金属(例えば、ステンレス)を素材とする軸の表面を導電性の弾性材(例えば、EPDM、発泡ウレタン等)により被覆して構成されており、導電性の弾性材によって中間転写ベルト11に均一に高電圧を印加する。本実施形態では、転写電極として1次転写ローラ13a〜13dを使用しているが、それ以外にブラシなども使用可能である。
各1次転写位置において、中間転写ベルト11の外周面に転写されたトナー像は、中間転写ベルト11の回転によって2次転写ローラ14との対向位置である2次転写位置に搬送される。
2次転写ローラ14は、画像形成時において、内周面が中間転写ベルト駆動ローラ11aの周面に接触する中間転写ベルト11の外周面に所定のニップ圧で圧接されている。当該ニップ圧を定常的に得るために、2次転写ローラ14若しくは中間転写ベルト駆動ローラ11aの何れか一方は、金属等の硬質材料からなり、他方は、弾性ローラ等の軟質材料(弾性ゴムローラまたは発泡性樹脂ローラ等)からなる。
給紙カセット16または手差し給紙トレイ17から給紙された用紙が2次転写ローラ14と中間転写ベルト11との間を通過する際に、2次転写ローラ14にトナーの帯電極性(−)とは、逆極性(+)の高電圧が印加される。
このように、各感光体ドラム101(101a〜101d)上の静電潜像は、各色相に応じたトナーにより顕像化されて、それぞれトナー像となり、これらトナー像は、中間転写ベルト11上において積層される。
その後、積層されたトナー像は、中間転写ベルト11の回転によって、搬送されて来た用紙と中間転写ベルト11との接触位置に移動し、この位置に配置されている2次転写ローラ14によって中間転写ベルト11の外周面から用紙上にトナー像が転写される。
中間転写ベルト11と感光体ドラム101との接触により中間転写ベルト11に付着したトナー、および中間転写ベルト11から用紙へのトナー像の転写の際に転写されずに中間転写ベルト11上に残留したトナーは、次工程でトナーの混色を発生させる原因となるため、中間転写ベルトクリーニングユニット12によって除去されて回収される。
中間転写ベルトクリーニングユニット12には、中間転写ベルト11に接触する例えばクリーニング部材としてクリーニングブレードが備えられている。このクリーニングブレードが接触する部分の中間転写ベルト11は、裏側から中間転写ベルト従動ローラ11bにて支持されている。
可視画像としてトナー像が転写された用紙は、加熱ローラ15aと加圧ローラ15bを備える定着装置15に導かれ、加熱ローラ15aと加圧ローラ15bとの間を通過して、加熱および加圧処理を受ける。これによって、可視画像となるトナー像が用紙の表面に堅牢に定着する。トナー像が定着した用紙は、排紙ローラ18aによって排紙トレイ18上に排出される。
画像形成装置100には、給紙カセット16に収納されている用紙を2次転写ローラ14と中間転写ベルト11との間および定着装置15を経由して排紙トレイ18に送るための略垂直方向の用紙搬送路P1が設けられている。
用紙搬送路P1には、給紙カセット16内の用紙を一枚ずつ用紙搬送路P1内に繰り出すピックアップローラ16a、繰り出された用紙を上方に向けて搬送する搬送ローラr10、搬送されてきた用紙を所定のタイミングで2次転写ローラ14と中間転写ベルト11との間に導くレジストローラ19、および用紙を排紙トレイ18に排出する排紙ローラ18aが配置されている。
また、画像形成装置100の内部には、手差し給紙トレイ17からレジストローラ19に至る間に、ピックアップローラ17aおよび搬送ローラr10を配置した用紙搬送路P2が形成されている。さらに、排紙ローラ18aから用紙搬送路P1におけるレジストローラ19の上流側に至る間には、用紙搬送路P3が形成されている。
排紙ローラ18aは、正逆両方向に回転自在に設けられ、用紙の片面に画像を形成する片面画像形成時、および用紙の両面に画像を形成する両面画像形成における第2面画像形成時に正転方向に駆動されて用紙を排紙トレイ18に排出する。
一方、両面画像形成における第1面画像形成時には、排紙ローラ18aは、用紙の後端が定着装置15を通過するまで正転方向に駆動された後、用紙の後端部を挟持した状態で逆転方向に駆動されて用紙を用紙搬送路P3内に導く。これによって、両面画像形成時に片面のみに画像が形成された用紙は、表裏面および前後端を反転した状態で用紙搬送路P1に導かれる。
レジストローラ19は、給紙カセット16若しくは手差し給紙トレイ17から給紙され、または用紙搬送路P3を経由して搬送された用紙を中間転写ベルト11の回転に同期したタイミングで2次転写ローラ14と中間転写ベルト11との間に導く。このため、レジストローラ19は、感光体ドラム101や中間転写ベルト11の動作開始時には、回転を停止しており、中間転写ベルト11の回転に先立って給紙または搬送された用紙は、前端をレジストローラ19に当接させた状態で用紙搬送路P1内における移動を停止する。
この後、レジストローラ19は、2次転写ローラ14と中間転写ベルト11とが圧接する位置で用紙の前端部と中間転写ベルト11上に形成されたトナー像の前端部とが対向するタイミングで回転を開始する。
なお、画像形成部55a〜55dの全てにおいて、画像形成が行われるフルカラー画像形成時には、1次転写ローラ13a〜13dが中間転写ベルト11を感光体ドラム101a〜101dの全てに圧接させる。
一方、画像形成部55aのみにおいて、画像形成が行われるモノクロ画像形成時には、1次転写ローラ13aのみを中間転写ベルト11を感光体ドラム101aに圧接させる。
次に、本実施形態に係る特徴的な現像装置102の構成について図面を参照して詳細に説明する。
図3は本実施形態に係る現像装置の上部カバーを取り除いた状態の構成を示す斜視図、図4は前記現像装置のフロントカバーを取り除いた状態の構成を示す説明図、図5(a)は前記現像装置を構成するシール通過部材の構成を示すフロント側からの斜視図、(b)は前記シール通過部材の構成を示すリア側からの斜視図である。
本実施形態に係る現像装置102は、図1〜図3に示すように、現像剤が収容される現像剤部202を備え、その現像剤部202の内部に現像剤を撹拌搬送するための2本の撹拌スクリュー206、207を具備して、現像剤部202の上方に配置した現像ローラ201に現像剤を供給するように構成されている。
現像装置102は、画像形成装置100に装着される前の状態では、図3,図4に示すように、現像剤部202と該現像剤部202の上方に配置された現像ローラ201との間を間仕切るシール部材203がほぼ水平方向に貼付けられている。すなわち、シール部材203により現像剤部202に形成された連通口202aが密閉状態となっている。
このように構成された現像装置102は、図2に示すように、画像形成装置100に対して、現像装置102の長手方向に沿って、つまり現像ローラ201の軸線方向(矢印A方向)に沿ってスライド移動させることで着脱操作が可能に構成されている。
本実施形態では、現像装置102において、現像装置102を画像形成装置100に装着する際に現像装置102をスライド移動する進行方向側をリア側(図2中左側)とし、現像装置102本体の手前側をフロント側(図2中右側)としている。
現像剤部202は、図2,図3に示すように、現像ローラ201の軸線方向に沿って長く形成され、リア側にトナー補給部209が突出形成されて、トナー補給部209を介して現像剤部202内にトナーを補給する構造となっている。詳しくは、現像剤部202へのトナーの補給は、図1に示すように、現像剤部202の上方に配置されたトナーカートリッジユニット20に現像剤部202のリア側から補給されるようになっている。
また、現像剤部202のリア側には、図3に示すように、現像剤部202内に配置される撹拌スクリュー206,207を回転駆動するための駆動ギア206g,207gがそれぞれ配置されている。
現像剤部202の上方には、図2,図3に示すように、現像ローラ201が現像剤部202内部の撹拌スクリュー206と対向する位置に配置され、その現像ローラ201の軸線方向に沿って現像ローラ201の外周を覆うように上部カバー205が設けられている。
現像剤部202の上部には、図3に示すように、その上部を介して現像剤部202内部の撹拌スクリュー206と現像剤部202外部の現像ローラ201とが対向する位置に、撹拌スクリュー206から現像ローラ201に現像剤を供給可能にする連通口202aが開口形成されている。
現像剤部202のフロント側には、図4に示すように、撹拌スクリュー206の駆動力を現像ローラ201に伝達する駆動伝達手段としてタイミングプーリ201a,206a及びタイミングベルト(駆動ベルト)211がそれぞれ配置されている。この駆動伝達手段により、撹拌スクリュー206の回転を利用して現像ローラ201を回転駆動するようになっている。
また、現像剤部202のフロント側には、図4、図5(a),(b)に示すように、2本の撹拌スクリュー206,207の一端側を軸支する軸支部材210が配置されている。さらに、図2に示すように、この軸支部材210や上述した駆動伝達手段等を覆うフロントカバー208が配置されている。
軸支部材210には、図5(a),(b)に示すように、2本の撹拌スクリュー206,207の撹拌軸の一端側が貫通する貫通穴206h,207hと、この軸支部材210を現像剤部202に固定するための取付穴210h1,210h2とが形成されている。
また、軸支部材210には、図2,図4に示すように、現像ローラ201と撹拌スクリュー207との間に位置する部分で、且つ、現像剤部202に貼付けられたシール部材203の長手方向の延長上に、シール部材203を通過させるシール通過部材204がフロント側に突出して一体的に設けられている。
シール通過部材204は、図2に示すように、フロントカバー208が現像剤部202のフロント側に装着された状態で、フロントカバー208を貫通してフロント側へ突出配置されている。さらに、このシール通過部材204の先端部204aからシール部材203の一端部203aが露出するように配置されている。
すなわち、シール通過部材204の先端部204aより露出したシール部材203の一端部203aを図2中で右方向(矢印B方向)に引くことで、シール部材203を現像剤部202から引き剥がして、その引き剥がされたシール部材203がシール通過部材204を通過するように構成されている。
また、シール通過部材204は、図2に示すように、シール部材203が通過する内部形状が、シール部材203の引き剥がし方向(矢印B方向)で下流側に向かう程、すなわち先端部204aに向かう程内径が小さくなるように先細りのテーパ形状に形成されている。すなわち、図5(a),(b)に示すように、シール通過部材204の入口側開口部204bよりもの先端部204aの出口側開口部204cが狭くなるように形成されている。このシール部材203のシール部材203が通過する部分は、略楕円形状に開口形成されている。
入口側開口部204bは、シール部材203の最大幅よりも幅広に形成されている。一方、出口側開口部204cは、シール部材203の一端部203aよりも幅広に形成され、シール部材203の最大幅よりも狭い幅で形成されている。
次に、本実施形態に係る特徴的なシール部材203の形状について図面を参照して説明する。
図6(a)は本実施形態に係るシール部材の形状とシール通過部材との配置状態を示す説明図、(b)は前記シール通過部材を通して前記シール部材を引き剥す動作における初期状態を示す説明図、(c)は前記シール部材をさらに引き剥がした状態を示す説明図である。
シール部材203は、図6(a)に示すように、現像剤部202に貼付けられる部分(貼付け部203c)では連通口202aを覆うように幅方向両端縁が略平行に形成され、フロント側に向うに連れて先細りになるように形成され、その一端部203aはシール通過部材204の先端部204aの出口側開口部204cを幅よりも狭く、通過可能な形状で形成されている。
詳しくは、シール部材203は、現像剤部202の長手方向に沿って現像剤部202の連通口202aを覆う範囲で現像剤部202に貼付けられ(貼付け部203c)、リア側からフロント側に向かい折り返して(折り返し部203b)、フロント側で一端部203aをシール通過部材204の先端部204aから露出するように配置されている。
一端部203aから折り返し部203bに連続する部分は、一端部203aから折り返し部203bに向かい連続的に幅が広くなるように形成されている。
貼付け部203cには、現像剤部202に対向する面に接着剤または粘着剤が塗布された接着面203c2が形成されている。
すなわち、本実施形態では、シール部材203の一端部203aをフロント側に引張ってシール部材203を現像剤部202から引き剥がすことにより、連通口202aをリア側からフロント側に向って開口するようにされている。
このシール部材203は、ポリエチレン樹脂材を用いて、厚みが0.075mm以上0.133mm以下のシート状に形成されている。
詳しくは、シール部材203の厚みが0.133mmを超えれば、シール部材203自体の剛性が強くなり過ぎて、いわゆる腰が強くなり過ぎて折り返すことが困難になる。また、0.075mm未満であれば強度不足となり、シール部材203を引き剥がす時に破れる虞がある。従って、シール部材203の厚みを0.075mm以上0.133mm以下に設定している。
また、シール部材203は、材質にポリエチレン樹脂材を用いたいわゆるヒートシール部材を用いることで、シール部材203を現像剤部202に接着するための粘着剤に対して反応することが少なく、適度の強度を有するため、長手方向に張力が作用した時に幅方向が縮んで丸くカールする性質を示す。なお、シール部材203の実施例として、厚さ0.1mmのポリエチレン樹脂LATA−90#EL60(日本マタイ株式会社製)を使用した。
次に、シール部材203の引き剥がし動作及び作用について図面を参照して説明する。
現像剤部202からシール部材203を取除く場合は、まず、図6(a)に示すように、シール通過部材204の先端部204aから露出したシール部材203の一端部203aを摘んで矢印C方向に引張る。
シール部材203は、一端部203aが引張られると、図6(b)に示すように、一端部203aに連続した折り返し部203bが引張られて、折り返し部203bと貼付け部203cの境界部203c1から貼付け部203cが折り返されながら現像剤部202より引き剥がされる。
貼付け部203cが剥がされることで、シール通過部材204を通って引き出されるシール部材203は、シール通過部材204が先端部204aに向い幅方向が絞られた構造になっているため、幅方向の中央部よりも両端縁に張力が掛かることにより、シール部材203の幅方向の中央部が図中下方に凹んだ状態になりつつシール通過部材204から引き出される。
さらに、シール部材203が現像剤部202から引き剥がされ、幅が広い貼付け部203cがシール通過部材204を通って引き出されると、図6(c)に示すように、シール部材203は、幅方向両端側が中央部を内側(矢印D方向)へ巻き込むカール状態が大きくなり、さらに、シール部材203の引出方向下流側では、貼付け部203cの接着面203c2を内側に巻き込んだ円筒形状となる。
このようにして、現像剤部202から引き剥がされたシール部材203は、接着面203c2を内側に巻き込んだ状態で現像装置102外部に引き出される。そして、現像装置102は、現像剤部202の連通口202aが開口されて感光体ドラム101への現像剤の供給が可能な状態になる。
以上のように構成したので、本実施形態によれば、現像装置102の現像剤部202にシール通過部材204を設け、現像剤部202から引き剥がされたシール部材203をシール通過部材204を通って現像装置102外部に引き出すようにしたので、シール部材203のシール部材を取除くことができる。これにより、従来の現像装置の構成を大きく変更することなく省スペースな構成で簡単にシール部材203を取除くことができる。また、取除かれたシール部材203の接着面203c2に現像剤部202の現像剤(トナーを含む)が付着していても、接着面203c2を内側に巻き込んだ状態になっているので接着面203c2が作業者や周辺の構成部品に接触することがないため、装置や作業者の手や衣服を汚すことなく簡単に作業を行うことができる。
また、本実施形態によれば、現像剤部202のフロント側に撹拌スクリュー206,207の一端側を軸支する軸支部材210が配置して、この軸支部材210にシール通過部材204を一体的に構成したので、簡単で省スペースな装置構成を実現でき、フロント側より簡単にシール部材203を取除くことができる。
また、本実施形態によれば、シール通過部材204を、シール部材203が通過する内部形状が、シール部材203の引き剥がし方向で下流側に向かう程(先端部204aに向かう程)内径が小さくなるように先細りのテーパ形状に形成したので、シール通過部材204から引き出されたシール部材203を効果的にカールさせることができる。
また、本実施形態によれば、シール部材203を折り返して引き剥がすように構成したので、引き剥がし作用を効果的にして簡単にシール部材203剥がすことができる。
また、シール部材203の一端部203aから折り返し部203bに連続する部分の形状を、一端部203aから折り返し部203bに向かい連続的に幅が広くなるように形成することで、シール通過部材204から引き出されたシール部材203を効果的にカールさせることができる。
尚、本実施形態では、シール通過部材204のシール部材203が通過する開口部の形状を略楕円形状に構成しているが、このシール通過部材204の構成に限定されるものではなく、例えば、シール部材203の接着面203c2を内側にして湾曲するように、接着面203c2の裏側の面に対向する部分を湾曲した形状に構成したものであってもよい。このように構成することで、確実にシール部材203の接着面203c2を確実に内側に向けてカールさせることができる。
以上のように、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
例えば、上述した実施形態では、複数の現像装置を設置するカラー用の画像形成装置に本発明が適用されているが、本発明をモノクロ用の現像装置を設置する画像形成装置に適用することも可能である。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の構成を示す説明図である。 前記画像形成装置に搭載される現像装置の構成を示す説明図である。 前記現像装置の上部カバーを取り除いた状態の構成を示す斜視図である。 前記現像装置のフロントカバーを取り除いた状態の構成を示す説明図である。 (a)は前記現像装置を構成するシール通過部材の構成を示すフロント側からの斜視図、(b)は前記シール通過部材の構成を示すリア側からの斜視図である。 (a)は本実施形態に係るシール部材の形状とシール通過部材との配置状態を示す説明図、(b)は前記シール通過部材を通して前記シール部材を引き剥す動作における初期状態を示す説明図、(c)は前記シール部材をさらに引き剥がした状態を示す説明図である。
符号の説明
100 画像形成装置
101 感光体ドラム
102 現像装置
201 現像ローラ
202 現像剤部(現像剤収容部)
202a 連通口
203 シール部材
203a 一端部
203b 折り返し部
203c 貼付け部
203c1 境界部
203c2 接着面
204 シール通過部材
204a 先端部
204b 入口側開口部
204c 出口側開口部
206,207 撹拌スクリュー
208 フロントカバー
210 軸支部材

Claims (8)

  1. 現像剤を収容する現像剤収容部と、前記現像剤収容部に隣接して配置されて前記現像剤を担持する現像ローラと、前記現像剤収容部の前記現像ローラと対向する位置に開口形成されて前記現像剤収容部内部を連通する連通口を覆うように密着されたシール部材とを備え、前記シール部材を前記現像剤収容部から引き剥がすことで前記連通口を開口するように構成された現像装置において、
    引き剥がされたシール部材を通過させるシール通過部材を備え、
    前記シール通過部材は、前記シール部材が通過する開口部が略楕円形状に形成されていることを特徴とする現像装置。
  2. 前記シール通過部材は、前記シール部材の引き剥がし方向で下流側に向かう程先細りのテーパ形状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記現像装置は、搭載される装置に対して前記現像ローラの軸線方向に沿って着脱操作を行うように構成され、
    前記シール通過部材は、前記現像装置の装着方向手前側に設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の現像装置。
  4. 前記シール部材は、その厚みが0.075mm以上0.133mm以下で形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のうちの何れか一項に記載の現像装置。
  5. 前記シール部材は、ポリエチレン樹脂材を用いて形成されていることを特徴とする請求項1乃至4のうちの何れか一項に記載の現像装置。
  6. 前記現像ローラは、前記現像剤収容部より上方に配置されていることを特徴とする請求項1乃至5のうちの何れか一項に記載の現像装置。
  7. 現像剤を収容する現像剤収容部と、前記現像剤収容部に隣接して配置されて前記現像剤を担持する現像ローラと、前記現像剤収容部の前記現像ローラと対向する位置に開口形成されて前記現像剤収容部内部を連通する連通口を覆うように密着されたシール部材とを具備して、前記シール部材を前記現像剤収容部から引き剥がすことで前記連通口を開口するように構成された現像装置を備え、電子写真方式により静電潜像担持体の表面に形成された現像剤像を転写媒体上に転写することで画像を出力する画像形成装置において、
    前記現像装置として、請求項1乃至6のうちの何れか一項に記載の現像装置を用いることを特徴とする画像形成装置。
  8. 現像剤を収容する現像剤収容部と、前記現像剤収容部に隣接して配置されて前記現像剤を担持する現像ローラと、前記現像剤収容部の前記現像ローラと対向する位置に開口形成されて前記現像剤収容部内部を連通する連通口を覆うように密着されたシール部材とを備えて、前記シール部材を前記現像剤収容部から引き剥がすことで前記連通口を開口するように構成された現像装置のシール部材剥がし方法において、
    前記シール部材を前記現像ローラの軸線方向に沿って引き剥がす工程と、
    前記シール部材を前記引き剥がし方向に対して略垂直方向のシール部材幅方向に沿ってカールさせる工程を備えることを特徴とする現像装置のシール部材剥がし方法。
JP2007335482A 2007-12-27 2007-12-27 画像形成装置 Active JP4604084B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007335482A JP4604084B2 (ja) 2007-12-27 2007-12-27 画像形成装置
US12/335,866 US8099014B2 (en) 2007-12-27 2008-12-16 Image forming apparatus
CN2008101895282A CN101470384B (zh) 2007-12-27 2008-12-29 显影设备、图像形成装置及剥离显影设备密封构件的方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007335482A JP4604084B2 (ja) 2007-12-27 2007-12-27 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009157124A true JP2009157124A (ja) 2009-07-16
JP4604084B2 JP4604084B2 (ja) 2010-12-22

Family

ID=40798605

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007335482A Active JP4604084B2 (ja) 2007-12-27 2007-12-27 画像形成装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8099014B2 (ja)
JP (1) JP4604084B2 (ja)
CN (1) CN101470384B (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5484189B2 (ja) * 2010-05-19 2014-05-07 キヤノン株式会社 現像装置、及び画像形成装置
JP2020052198A (ja) * 2018-09-26 2020-04-02 富士ゼロックス株式会社 現像装置及びこれを用いたプロセスカートリッジ並びに画像形成装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000035711A (ja) * 1997-08-21 2000-02-02 Ricoh Co Ltd シール部材及び収納容器並びに該シール部材を有する容器
JP2003107977A (ja) * 2001-10-02 2003-04-11 Sharp Corp 交換可能部品、トナー収容容器及び画像形成装置
JP2005084154A (ja) * 2003-09-05 2005-03-31 Ricoh Co Ltd 粉体搬送装置及び画像形成装置

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04184463A (ja) 1990-11-20 1992-07-01 Canon Inc トナーカートリッジ
US5229824A (en) * 1991-07-17 1993-07-20 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Developer material supplying device for integral type processing unit assembled in electrophotographic type image recording apparatus
AU4587396A (en) * 1995-03-07 1996-09-19 Mita Industrial Co., Ltd Toner cartridge sealing film retaining configuration
JPH08334962A (ja) 1995-06-07 1996-12-17 Mita Ind Co Ltd トナーカートリッジ
JP3445202B2 (ja) 1999-03-29 2003-09-08 キヤノン株式会社 トナー補給容器
JP2001281996A (ja) * 2000-04-03 2001-10-10 Canon Inc 現像カートリッジ及びプロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置
JP2002202657A (ja) * 2000-12-28 2002-07-19 Canon Inc トナーシール、トナー収納容器、現像カートリッジ及びプロセスカートリッジ

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000035711A (ja) * 1997-08-21 2000-02-02 Ricoh Co Ltd シール部材及び収納容器並びに該シール部材を有する容器
JP2003107977A (ja) * 2001-10-02 2003-04-11 Sharp Corp 交換可能部品、トナー収容容器及び画像形成装置
JP2005084154A (ja) * 2003-09-05 2005-03-31 Ricoh Co Ltd 粉体搬送装置及び画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4604084B2 (ja) 2010-12-22
US8099014B2 (en) 2012-01-17
CN101470384B (zh) 2011-04-20
US20090169240A1 (en) 2009-07-02
CN101470384A (zh) 2009-07-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5143674B2 (ja) トナー受入装置および画像形成装置
US8155569B2 (en) Toner cartridge and image forming apparatus
US6993267B2 (en) Image carrier unit and image forming apparatus
JP3997213B2 (ja) 電子写真画像形成装置
JP4790647B2 (ja) トナーカートリッジ、画像形成装置
JP4604084B2 (ja) 画像形成装置
JP5276874B2 (ja) 現像装置及びそれを備えた画像形成装置
US20100054825A1 (en) Image forming apparatus
JP2017026986A (ja) 現像剤収容機構、カートリッジ、画像形成ユニットおよび画像形成装置
JP2005181983A (ja) 画像形成装置及び現像剤量検知方法、カートリッジ、記憶媒体
JP5275331B2 (ja) トナー攪拌部材、これを備えたトナーカートリッジ、現像装置、及び画像形成装置
JP2011191420A (ja) トナーカートリッジおよびそれを備えた画像形成装置
JP2012088655A (ja) プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JPH10123866A (ja) カラー画像記録装置
JP2010054755A (ja) トナー搬送装置及びこれを用いた画像形成装置
JP2010107569A (ja) トナーカートリッジ及びこれを用いる画像形成装置
JP2010072275A (ja) トナー搬送装置及びこれを用いた画像形成装置
JP4766977B2 (ja) 粉体収容容器
JP2013020009A (ja) トナー排出装置、トナーカートリッジおよび画像形成装置
JP5331741B2 (ja) トナーカートリッジおよびそれを備えた画像形成装置
JPH11327351A (ja) 定着器制御装置
JP2016177157A (ja) 現像剤収容部材、画像形成ユニットおよび画像形成装置
JP6717133B2 (ja) 清掃装置及び画像形成装置
JP6176210B2 (ja) 画像形成装置
JP5705063B2 (ja) トナー補給装置、トナーカートリッジおよび画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100115

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100126

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100301

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100907

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101004

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131008

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4604084

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150