JP2000034588A - 横型酸洗装置 - Google Patents

横型酸洗装置

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JP2000034588A
JP2000034588A JP10218515A JP21851598A JP2000034588A JP 2000034588 A JP2000034588 A JP 2000034588A JP 10218515 A JP10218515 A JP 10218515A JP 21851598 A JP21851598 A JP 21851598A JP 2000034588 A JP2000034588 A JP 2000034588A
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JP
Japan
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steel strip
tank
pickling
skid
closer
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JP10218515A
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English (en)
Inventor
Kazuhiko Murayama
量彦 村山
Shigeaki Oki
重明 沖
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Publication date
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  • Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)
  • Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 横型酸洗装置の境界層厚さの積分値を小さく
し、かつ酸洗槽内全体への酸液の補給と、槽内の酸液保
持を十分とする。 【解決手段】 内部にスキッドまたはロールを設けた槽
深さの浅い酸洗槽1内を、酸液に接触した状態で鋼帯5
に張力を与えて搬送する横型酸洗装置において、上流の
スキッド11またはロール12を中央部より幅方向両端
に近いほど下流側に変位した形状とし、下流側のスキッ
ド11またはロール12を中央部より幅方向両端に近い
ほど上流側に変位した形状としたことによって、スキッ
ド11またはロール12により境界層が分断され、境界
層厚さの積分値が小さくなり、酸化スケールの表面およ
びクラック内への酸液からの熱伝達が十分に行われる。
また、上流側および下流側から槽内へ酸液が流入しやす
く、槽内から酸液が流出しにくいため、酸洗槽1で酸液
の効率的な移動が生じ、酸洗槽内全体へ十分に酸液が補
給されると共に、酸洗槽内からの酸液の流出が抑制で
き、槽内に酸液を保持する効果が高まり、酸洗性能を向
上できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鋼帯表面に生成し
た酸化スケール皮膜を連続的に酸洗除去する鋼帯酸洗装
置、特に槽深さの浅い複数の酸洗槽内を、鋼帯に張力を
与えて水平方向に順次搬送する横型酸洗装置に関する。
【0002】
【従来の技術】熱延鋼帯は、高温で熱間圧延するため、
その表面には酸化鉄被膜すなわち酸化スケールが生成す
る。酸洗装置は、鋼帯表面に生成した酸化スケール皮膜
を除去するもので、ダム式のものが一般的に用いられて
いた。ダム式酸洗装置は、図7に示すように、連続した
複数の酸洗槽71内を鋼帯72がループを形成し、酸洗
槽間の仕切り73を乗り越えながら順次酸液74中を通
過する間に、鋼帯表面に生成した酸化スケール皮膜が除
去される。
【0003】最近においては、上記ダム式に対して熱エ
ネルギー消費量節減の観点から、酸洗槽深さの浅い浅浴
浸漬式(ローバス型、シャロ型)や、槽深さが浅く、か
つ槽内の酸洗液を撹拌することによって、酸洗処理時間
の短縮を図った噴流撹拌式(タービュランス型、噴流
型)も使用している。これらの槽深さの浅いものは、横
型と総称され、酸洗槽の前後に設けたリンガーロールの
間で鋼帯に張力を与え、酸洗液と接触した状態で酸洗槽
内を鋼帯が順次通過する。
【0004】噴流撹拌式横型酸洗装置は、タービュラン
ス型、噴流型等の酸洗ラインの高速化に伴い酸洗処理時
間の短縮を図ったもので、図8に示すように、酸洗槽8
1の前後に設けたリンガーロール82の間で鋼帯83に
張力を与え、酸洗槽81の入口部および出口部のメイン
ヘッダ84から酸液を噴射すると共に、図示しないサイ
ドヘッダから酸液を噴射しつつ、酸液と接触した状態で
酸洗槽81内を鋼帯83が順次通過する。
【0005】上記、噴流撹拌式横型酸洗装置は、槽深さ
が浅く、かつ酸洗槽内の酸液を撹拌するため、鋼帯の移
動に追従して酸液に流れが生じる領域の鋼帯面からの距
離を示す境界層厚さが、酸洗槽の長さ方向に大きくな
る。大きくなった境界層厚さは、酸化スケールの表面お
よびクラック内への酸液からの熱伝達および酸液の補給
を停滞させ、酸洗能力が低下するという問題点を発生し
ている。
【0006】槽深さの浅い横型酸洗装置においては、酸
洗ラインの高速化に伴う単位面積当たりの脱スケール量
低下の防止対策として、特開昭62−116791号公
報に開示のように、各酸洗槽毎にスキッドまたはロール
対を鋼帯を挟み込むように設け、スキッドまたはロール
対によって鋼帯上下面の境界層を切り、境界層厚さの積
分値を小さくする方法がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記各酸洗槽毎に鋼帯
を挟み込むように複数のスキッドまたはロール対を設け
る方法は、境界層厚さの積分値を小さくできるが、スキ
ッドまたはロール対の間から下流側のスキッドまたはロ
ール対の間への酸液の補給が少なく、各スキッドまたは
ロール対間に酸液補給用のノズルおよび酸液を排出する
ための出口を設置する必要が生じる。
【0008】また、横型酸洗装置に設けたスキッドまた
はロール対は、タービュランス型、噴流型等の噴流撹拌
式では、酸液の撹拌効果を高める役割ばかりでなく、酸
液を酸洗槽内に保持する役割も果たす必要がある。
【0009】上記の問題点を解消するには、図9に示す
ように、酸洗槽91内の酸液に接触した状態で鋼帯92
に張力を付与して搬送する横型酸洗装置において、鋼帯
92の上下部交互にスキッドまたはロール93、94を
設ける方法が考えられる。しかし、図10に示すよう
に、スキッドまたはロール93、94が鋼帯92の進行
方向と直交しているため、酸液が矢印で示すような流れ
となり、槽内に流入しにくいという問題がある。
【0010】本発明の目的は、上記従来技術の欠点を解
消し、横型酸洗装置の境界層厚さの積分値を小さくで
き、かつ効率的な酸液の流れが得られる横型酸洗装置を
提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の横型酸洗装置
は、鋼帯の上下部にスキッドを設けた槽深さの浅い酸洗
槽内を、鋼帯に張力を与えて酸液に接触した状態で搬送
する横型酸洗装置において、鋼帯搬送方向の上流側スキ
ッドは、中央部より幅方向両端に近いほど下流側に変位
した形状とし、鋼帯搬送方向の下流側スキッドは、中央
部より幅方向両端に近いほど上流側に変位した形状とす
ることに特徴がある。
【0012】したがって、酸洗槽の上流側では、槽内へ
の酸液の効率的な流入が生じ、槽内からの酸液の流出が
抑制される。さらに、下流側では、槽内への酸液の効率
的な流入が生じ、槽内からの酸液の流出が抑制され、酸
洗槽内全体へ十分に酸液が補給でき、槽内に十分な量の
酸液を保持しながら、噴流による撹拌効果を付与でき、
単位面積当たりの脱スケール量が高くなる。
【0013】本発明の横型酸洗装置は、鋼帯搬送方向の
上流側の上部スキッドは、中央部より幅方向両端に近い
ほど下流側に変位した形状とし、鋼帯搬送方向の下流側
の上部スキッドは、中央部より幅方向両端に近いほど上
流側に変位した形状とすることに特徴がある。したがっ
て、上流側および下流側の鋼帯上部では、槽内への酸液
の効率的な流入が生じ、槽内からの酸液の流出が抑制さ
れ、酸洗槽内で酸液の効率的な移動が生じ、酸洗槽内全
体へ十分な量の酸液を補給できるとともに、槽内に酸液
を保持する効果が高まる。
【0014】本発明の横型酸洗装置は、鋼帯搬送方向の
最上流側の上部スキッドは、中央部より幅方向両端に近
いほど下流側に変位した形状とし、鋼帯搬送方向の最下
流側の上部スキッドは、中央部より幅方向両端に近いほ
ど上流側に変位した形状とする。このため、最上流側お
よび最下流側の鋼帯上部では、槽内への酸液の効率的な
流入が生じ、槽内からの酸液の流出が抑制され、酸洗槽
内で酸液の効率的な移動が生じ、酸洗槽内全体へ十分に
酸液を補給できるとともに、槽内に酸液を保持する効果
が高まり、噴流による撹拌効果を付与でき、単位面積当
たりの脱スケール量が高くなる。
【0015】本発明の横型酸洗装置は、鋼帯搬送方向の
上流側のロールは、鋼帯搬送方向と直角方向に複数個の
短ロールを、中央部より幅方向両端に近い短ロールほど
下流側に順次変位して配列し、鋼帯搬送方向の下流側の
ロールは、鋼帯搬送方向と直角方向に複数個の短ロール
を、中央部より幅方向両端に近い短ロールほど上流側に
順次変位して配列したことに特徴がある。
【0016】したがって、酸洗槽の上流側では、槽内へ
の酸液の効率的な流入が生じ、槽内からの酸液の流出が
抑制される。さらに、下流側では、槽内への酸液の効率
的な流入が生じ、槽内からの酸液の流出が抑制され、酸
洗槽内全体へ十分に酸液が補給でき、槽内に十分な量の
酸液を保持しながら、噴流による撹拌効果を付与でき、
単位面積当たりの脱スケール量が高くなる。
【0017】本発明の横型酸洗装置は、鋼帯搬送方向の
上流側の上部ロールは、鋼帯搬送方向と直角方向に複数
個の短ロールを、中央部より幅方向両端に近い短ロール
ほど下流側に順次変位して配列し、鋼帯搬送方向の下流
側の上部ロールは、鋼帯搬送方向と直角方向に複数個の
短ロールを、中央部より幅方向両端に近い短ロールほど
上流側に順次変位して配列したことに特徴がある。した
がって、上流側および下流側の鋼帯上部では、槽内への
酸液の効率的な流入が生じ、槽内からの酸液の流出が抑
制され、酸洗槽内で酸液の効率的な移動が生じ、酸洗槽
内全体へ十分な量の酸液を補給できるとともに、槽内に
酸液を保持する効果が高まる。
【0018】本発明の横型酸洗装置は、鋼帯搬送方向の
最上流側の上部ロールは、鋼帯搬送方向と直角方向に複
数個の短ロールを、中央部より幅方向両端に近い短ロー
ルほど下流側に順次変位して配列し、鋼帯搬送方向の最
下流側の上部ロールは、鋼帯搬送方向と直角方向に複数
個の短ロールを、中央部より幅方向両端に近い短ロール
ほど上流側に順次変位して配列したことに特徴がある。
このため、最上流側および最下流側の鋼帯上部では、槽
内への酸液の効率的な流入が生じ、槽内からの酸液の流
出が抑制され、酸洗槽内で酸液の効率的な移動が生じ、
酸洗槽内全体へ十分に酸液を補給できるとともに、槽内
に酸液を保持する効果が高まり、噴流による撹拌効果を
付与でき、単位面積当たりの脱スケール量が高くなる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明を適用できる横型酸洗装置
としては、タービュランス型、噴流型の噴流撹拌式酸洗
装置、ローバス型、シャロ型の浅浴浸漬式酸洗装置を挙
げることができる。
【0020】本発明において鋼帯を挟むように上下部に
設けるスキッドまたはロールは、耐酸性に優れ、かつ鋼
帯よりも軟質なゴム、テフロン、ポリプロピレン、AB
S樹脂、ポリアミド等の合成樹脂とすることによって、
鋼帯と接触時に鋼帯の表面に疵が発生することがない。
前記リンガーロールに最も近いスキッドまたはロール
は、下部スキッドまたは下部ロールとすることによっ
て、酸洗槽内の酸液を保持しつつ、噴流撹拌効果をさら
に高めることができる。
【0021】本発明におけるスキッドまたはロールは、
鋼帯を上下部交互に挟むように設けることによって、各
スキッドまたはロールによって境界層が分断され、境界
層厚さの積分値が小さくなり、酸化スケールの表面およ
びクラック内への酸液からの熱伝達が十分に行われると
共に、酸液の移動が生じ、酸洗槽内全体への十分な酸液
の補給が行われ、高効率で酸洗処理を行うことができ
る。
【0022】本発明における鋼帯搬送方向の上流側のス
キッドまたはロールとは、酸洗槽の入口部から長手方向
中央までの間に設置したスキッドまたはロールを指す。
また、鋼帯搬送方向の下流側のスキッドまたはロールと
は、酸洗槽の出口部から長手方向中央までの間に設置し
たスキッドまたはロールを指す。
【0023】本発明における上流側のスキッドは、酸液
が上流側から流入し易く、槽内から流出しにくくするた
め、中央部より幅方向両端に近いほど下流側に変位した
形状としている。また、鋼帯搬送方向の下流側スキッド
は、酸液が下流側から流入し易く、槽内から流出しにく
くするため、中央部より幅方向両端に近いほど上流側に
変位した形状としている。このため、スキッドの鋼帯と
の接触平面形状は、例えば、円弧状、半楕円状またはV
字状、あるいは曲線、直線あるいは曲線と直線を組合わ
せたもので、円弧状、半楕円状またはV字状に類似の形
状となる。
【0024】本発明における上流側のロールは、酸液が
上流側から流入し易く、槽内から流出しにくくするた
め、鋼帯搬送方向と直角方向に複数個の短ロールを、中
央部より幅方向両端に近い短ロールほど下流側に順次変
位して配列し、鋼帯搬送方向の下流側のロールは、鋼帯
搬送方向と直角方向に複数個の短ロールを、中央部より
幅方向両端に近い短ロールほど上流側に順次変位して配
列している。このため、ロールの鋼帯との接触平面形状
は、例えば、複数の短ロールが円弧状、半楕円状または
V字状、あるいはこれらに類似の形状を形成する。
【0025】本発明における上流側のスキッドは、上下
の全てを中央部より幅方向両端に近いほど下流側に変位
した形状とすることもできる。また、上部のスキッドの
みを、中央部より幅方向両端に近いほど下流側に変位し
た形状とすることもできる。さらに、最上流側の上部の
スキッドのみを、中央部より幅方向両端に近いほど下流
側に変位した形状とすることもできる。
【0026】本発明における上流側のロールは、上下の
全てを鋼帯搬送方向と直角方向に複数個の短ロールを、
中央部より幅方向両端に近い短ロールほど下流側に順次
変位して配列することもできる。また、上部のスキッド
のみを、鋼帯搬送方向と直角方向に複数個の短ロール
を、中央部より幅方向両端に近い短ロールほど下流側に
順次変位して配列することもできる。さらに、最上流側
の上部のスキッドのみを、鋼帯搬送方向と直角方向に複
数個の短ロールを、中央部より幅方向両端に近い短ロー
ルほど下流側に順次変位して配列することもできる。
【0027】本発明における下流側のスキッドは、上下
の全てを中央部より幅方向両端に近いほど上流側に変位
した形状とすることもできる。また、上部のスキッドの
みを、中央部より幅方向両端に近いほど上流側に変位し
た形状とすることもできる。さらに、最上流側の上部の
スキッドのみを、中央部より幅方向両端に近いほど上流
側に変位した形状とすることもできる。
【0028】本発明における下流側のロールは、上下の
全てを鋼帯搬送方向と直角方向に複数個の短ロールを、
中央部より幅方向両端に近い短ロールほど上流側に順次
変位して配列することもできる。また、上部のロールの
みを、鋼帯搬送方向と直角方向に複数個の短ロールを、
中央部より幅方向両端に近い短ロールほど上流側に順次
変位して配列することもできる。さらに、最上流側の上
部のスキッドのみを、鋼帯搬送方向と直角方向に複数個
の短ロールを、中央部より幅方向両端に近い短ロールほ
ど上流側に順次変位して配列することもできる。
【0029】本発明における上部のスキッドまたはロー
ルは、該酸洗槽前後のリンガーロールにより付与される
張力、鋼帯の幅ならびに板厚、スキッドまたはロールの
設置間隔によって決まる鋼帯通過面より若干上方に設置
する。また、本発明における下部のスキッドまたはロー
ルは、該酸洗槽前後のリンガーロールにより付与される
張力、鋼帯の幅ならびに板厚、スキッドまたはロールの
設置間隔によって決まる鋼帯通過面より若干下方に設置
する。
【0030】中央部より幅方向両端に近いほど下流側ま
たは上流側に変位した形状のスキッドは、例えば、図5
に示すように、円弧状に形成した上部スキッド51を、
中央部より幅方向両端に近いほど下流側または上流側に
変位して配置する。なお、52は鋼帯、53は鋼帯52
の下部に設けたロールである。中央部より幅方向両端に
近い短ロールほど上流側または上流側に順次変位して配
列するロールは、例えば、図6に示すように、複数個の
短ロール61を鋼帯62の搬送方向と直交させて、中央
部より幅方向両端に近い短ロールほど上流側または上流
側に順次変位させて配列する。なお、63は鋼帯62の
下部に設けた下部ロールである。
【0031】酸洗槽内への中央部より幅方向両端に近い
ほど下流側または上流側に変位した形状のスキッドの設
置は、酸洗槽の槽れんがに設けた耐酸れんがまたは磁器
れんがを、中央部より幅方向両端に近いほど下流側また
は上流側に変位して積み上げた先端に設置する。この場
合、スキッドは、全体が1本ものであっても、部分的に
取替え可能に分割したものであっても、間欠的に取付け
たものであってもよい。また、ロールの場合は、酸洗槽
の槽れんがに設けた左右一対の耐酸れんがまたは磁器れ
んがを積み上げた複数のブラケットを、中央部より幅方
向両端に近いブラケットほど上流側または上流側に順次
変位して配列する。前記左右一対の各ブラケット間に
は、鋼製丸棒にテフロン等の耐酸性合成樹脂や耐酸性硬
質ゴムを被覆した軸体あるいはTi−V製丸棒からなる
軸体を設置し、該軸体に耐酸ゴム被覆した鋼製ロール、
ポリプロピレン製ロール等をはめ合わせる。ロールは、
軸体に回転自在にはめ合わせたスリーブタイプ、あるい
は通常のロールタイプでもよい。
【0032】酸洗槽内に設置するロールの直径は、長寿
命化の点では大径ロールが有効であるが、槽深さが浅い
ので、下部ロールの直径は120〜150mm程度、上
部ロールの直径は70〜100mm程度が好ましい。
【0033】酸洗槽内の鋼帯の上部のスキッドまたはロ
ールの配設ピッチは、7mを超えると境界層厚さが大き
くなり、酸化スケールの表面およびクラック内への酸液
からの熱伝達が低下して所期の効果が得られない。な
お、上部ロールの配設ピッチは、2m未満となっても本
発明の目的、効果に支障はないが、本数が増えることに
よって設備費、維持管理等が増大するという問題が発生
する。
【0034】また、酸洗槽内の下部のスキッドまたはロ
ールの配設ピッチは、2m未満では本発明の目的、効果
に支障はないが、本数が増えることによって設備費、維
持管理等が増大するという問題が発生する。3.5mを
超えると鋼帯下面のループ量が増大することによって槽
底れんがと接触してすりきずが発生する恐れがある。し
たがって、下部のスキッドまたはロールの配設ピッチ
は、2〜3.5mが好ましい。
【0035】
【実施例】実施例1 以下に本発明の横型酸洗装置の詳細を実施の一例を示す
図1〜図3に基づいて説明する。図1は本発明を実施す
るタービュランス型の噴流撹拌式の横型酸洗装置の酸洗
槽の横断面図、図2は本発明の中央部より幅方向両端に
近いほど下流側または上流側に変位した形状の半楕円状
のスキッドを上部に設置した噴流撹拌式の横型酸洗装置
の一部を切り欠いた概略平面図、図3は本発明の中央部
より幅方向両端に近いほど下流側または上流側に変位し
た形状の半楕円状のスキッドを鋼帯の上部に設置した噴
流撹拌式の横型酸洗装置の半楕円状スキッド部分の酸液
の流れを示すもので、(a)図は上流側の半楕円状スキ
ッド部分の酸液の流入を示す概略平面図、(b)図は下
流側の半楕円状スキッド部分の槽内からの酸液の流れを
示す概略平面図である。
【0036】図1〜図3において、酸洗槽1は、槽底2
と上部カバー3と図示しない側壁れんがによって形成し
た角筒状の管路である。各酸洗槽1の入口部および出口
部には、酸液を槽内に向けて噴射するメインヘッダ4を
設けている。また、側壁れんがには、図示していない
が、酸液を鋼帯5の進行方向と直交する方向に噴射する
複数のサイドヘッダを設けている。上下一対のリンガー
ロール6は、最上流側に位置する酸洗槽1の入口部分、
最下流側に位置する酸洗槽の出口部分および隣接する酸
洗槽間に設け、酸洗槽1内の酸液7に接触した状態で鋼
帯5に張力を与える。
【0037】鋼帯5の下部に位置する下部スキッド11
は、酸洗槽1の槽底2に所定間隔で耐酸れんがまたは磁
器れんがを積み上げた先端に、鋼帯5の進行方向と直交
して設置する。また、鋼帯5の上部に位置する中央部よ
り幅方向両端に近いほど下流側または上流側に変位した
形状の上部スキッド12は、酸洗槽1の上部カバー3に
耐酸れんがまたは磁器れんがを、中央部より幅方向両端
に近いほど下流側または上流側に変位した形状、例え
ば、半楕円状に積み上げた先端に設置する。下部スキッ
ド11は、前後のリンガーロール6、6により付与され
る張力、鋼帯の幅ならびに板厚、スキッドの設置間隔に
よって決まる鋼帯通過面より若干下方に配置する。半楕
円状の上部スキッド12は、前後のリンガーロール6、
6ににより付与される張力、鋼帯の幅ならびに板厚、ス
キッドの設置間隔によって決まる鋼帯通過面より若干上
方に配置する。
【0038】鋼帯5は、リンガーロール対6、6によっ
て張力を付与され、ループの生じた状態で各酸洗槽1の
入口部および出口部のメインヘッダ4および複数のサイ
ドヘッダから噴射される酸液7と接触しながら、各酸洗
槽1内の酸液7中を下部スキッド11、半楕円状の上部
スキッド12に接触しながら、またはその近傍を順次通
過し、表面の酸化スケールを除去する。
【0039】この場合、鋼帯5を上下部交互に挟むよう
に下部スキッド11、半楕円状の上部スキッド12を設
けたことによって、下部スキッド11、半楕円状の上部
スキッド12によって境界層が分断され、境界層厚さの
積分値が小さくなり、鋼帯面の酸化スケールの表面およ
びクラック内への酸液からの熱伝達が十分に行われると
ともに、酸洗槽1内全体での十分な酸液の撹拌が行わ
れ、酸洗性能が向上する。
【0040】また、最上流側の半楕円状の上部スキッド
12は、図3(a)に示すように、中央部より幅方向両
端に近いほど下流側に変位した形状で、下流側の上部ス
キッド12は、図3(b)に示すように、中央部より幅
方向両端に近いほど上流側に変位した形状であるから、
入口部のメインヘッダ4、出口部のメインヘッダ4から
槽内に向けて噴射された酸液が、矢印で示すように槽内
に流入しやすく、また槽内の酸液が入口部または出口部
へ流出しにくい。
【0041】このため、酸洗槽1では、酸液7の効率的
な移動が生じ、酸洗槽1内全体への十分な酸液7の補給
と循環が行われる。また、最上流側および下流側で槽内
からの酸液7の流出が抑制できるため、酸洗槽1内に酸
液7を充満保持できる。この結果、単位面積当たりの脱
スケール量が増加するとともに、酸洗効率の下がるのを
防止できる。
【0042】実施例2 全長32mの酸洗槽3槽を表1に示す条件で連設したタ
ービュランス型の噴流撹拌式酸洗装置において、板厚
1.2〜7mm、板幅600〜1880mmの低炭素熱
延鋼帯を、テンションレベラーによって伸び率2%を付
与したのち、酸洗速度Max300m/minで通板し
て酸洗した場合の鋼板と酸液の相対速度と、ダム式酸洗
装置に対する酸洗時間比との関係を求めた。その結果を
図4にXで示す。
【0043】また、本発明の横型酸洗装置は、前記ター
ビュランス型の噴流撹拌式酸洗装置の各酸洗槽の槽底れ
んがに2.8m間隔で耐酸れんがを積み上げた先端に、
鋼帯の進行方向と直交してポリプロピレン樹脂製のスキ
ッドを配置した。上部カバーに5.6m間隔で耐酸れん
がを積み上げた先端に、ポリプロピレン樹脂製のスキッ
ドを配置した。この上部スキッドのうち、最上流側と最
下流側には、耐酸れんがを中央部より幅方向両端に近い
ほど下流側またはは上流側に変位した形状である半楕円
状に積み上げた先端に、ポリプロピレン樹脂製の半楕円
状スキッドを配置した。そして、板厚1.2〜7mm、
板幅600〜1880mmの低炭素熱延鋼帯を、テンシ
ョンレベラーによって伸び率2%を付与したのち、酸洗
速度Max300m/minで本発明の横型酸洗装置に
通板して酸洗した場合の鋼板と酸液の相対速度と、ダム
式酸洗装置に対する酸洗時間比との関係を求めた。その
結果を図4にYで示す。
【0044】
【表1】
【0045】図4に示すように、本発明の横型酸洗装置
を用いたYは、タービュランス型の噴流撹拌式酸洗装置
を用いたXに比較し、酸洗性能を大幅に向上することが
できる。
【0046】
【発明の効果】本発明の横型酸洗装置は、上下部に配置
したスキッドにより境界層が分断され、境界層厚さの積
分値が小さくなり、酸化スケールの表面およびクラック
内への酸液からの熱伝達が十分に行われる。また、鋼帯
搬送方向の上流側のスキッドは、中央部より幅方向両端
に近いほど下流側に変位した形状とし、鋼帯搬送方向の
下流側のスキッドは、中央部より幅方向両端に近いほど
上流側に変位した形状としたことによって、上流側およ
び下流側から酸液が槽内に流入し易く、槽内から流出し
にくいため、酸洗槽内で酸液の効率的な移動が生じ、酸
洗槽内全体へ十分に酸液が補給でき、酸洗性能を向上さ
せることができる。
【0047】本発明の横型酸洗装置は、鋼帯搬送方向の
上流側の上部のスキッドを、中央部より幅方向両端に近
いほど下流側に変位した形状とし、鋼帯搬送方向の下流
側の上部のスキッドを、中央部より幅方向両端に近いほ
ど上流側に変位した形状としたことによって、鋼帯上部
の上流側および下流側から酸液が槽内に流入し易く、酸
洗槽内で酸液の効率的な移動が生じ、酸洗槽内全体へ十
分に酸液が補給できる。また、酸洗槽内から入口部また
は出口部への酸液の流出が抑制でき、槽内に酸液を保持
する効果が高まる。この結果、酸洗性能を向上させるこ
とができる。
【0048】本発明の横型酸洗装置は、最上流側および
最下流側の上部のスキッドを、中央部より幅方向両端に
近いほど下流側または下流側に変位した形状としたこと
によって、鋼帯上部の入口部および出口部から酸液が酸
洗槽内に流入し易く、酸洗槽内から酸液が流出しにくい
ため、酸洗槽内で酸液の効率的な移動が生じ、酸洗槽内
全体へ酸液を十分に補給でき、槽内に酸液を保持する効
果が高まる。この結果、酸洗性能を向上することができ
る。
【0049】本発明の横型酸洗装置は、上下部に配置し
たロールにより境界層が分断され、境界層厚さの積分値
が小さくなり、酸化スケールの表面およびクラック内へ
の酸液からの熱伝達が十分に行われる。また、鋼帯搬送
方向の上流側のロールは、鋼帯搬送方向と直角方向に複
数個の短ロールを、中央部より幅方向両端に近い短ロー
ルほど下流側に順次変位して配列し、鋼帯搬送方向の下
流側のロールは、鋼帯搬送方向と直角方向に複数個の短
ロールを、中央部より幅方向両端に近い短ロールほど上
流側に順次変位して配列したことによって、上流側およ
び下流側から酸液が槽内に流入し易く、槽内から流出し
にくいため、酸洗槽内で酸液の効率的な移動が生じ、酸
洗槽内全体へ十分に酸液が補給でき、酸洗性能を向上さ
せることができる。
【0050】本発明の横型酸洗装置は、鋼帯搬送方向の
上流側の上部ロールは、鋼帯搬送方向と直角方向に複数
個の短ロールを、中央部より幅方向両端に近い短ロール
ほど下流側に順次変位して配列し、鋼帯搬送方向の下流
側の上部ロールは、鋼帯搬送方向と直角方向に複数個の
短ロールを、中央部より幅方向両端に近い短ロールほど
上流側に順次変位して配列したことによって、鋼帯上部
の上流側および下流側から酸液が槽内に流入し易く、酸
洗槽内で酸液の効率的な移動が生じ、酸洗槽内全体へ十
分に酸液が補給できる。また、酸洗槽内から入口部また
は出口部への酸液の流出が抑制でき、槽内に酸液を保持
する効果が高まる。この結果、酸洗性能を向上させるこ
とができる。
【0051】本発明の横型酸洗装置は、鋼帯搬送方向の
最上流側の上部ロールは、鋼帯搬送方向と直角方向に複
数個の短ロールを、中央部より幅方向両端に近い短ロー
ルほど下流側に順次変位して配列し、鋼帯搬送方向の最
下流側の上部ロールは、鋼帯搬送方向と直角方向に複数
個の短ロールを、中央部より幅方向両端に近い短ロール
ほど上流側に順次変位して配列したことによって、鋼帯
上部の入口部および出口部から酸液が酸洗槽内に流入し
易く、酸洗槽内から酸液が流出しにくいため、酸洗槽内
で酸液の効率的な移動が生じ、酸洗槽内全体へ酸液を十
分に補給でき、槽内に酸液を保持する効果が高まる。こ
の結果、酸洗性能を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施するタービュランス型の噴流撹拌
式の横型酸洗装置の酸洗槽の横断面図である。
【図2】本発明の中央部より幅方向両端に近いほど下流
側または下流側に変位した形状の半楕円状スキッドを鋼
帯の上部に設置した噴流撹拌式の横型酸洗装置の一部を
切り欠いた概略平面図である。
【図3】本発明の中央部より幅方向両端に近いほど下流
側または下流側に変位した形状の半楕円状スキッドを鋼
帯の上部に設置した噴流撹拌式の横型酸洗装置の半楕円
状スキッド部分の酸液の流れを示すもので、(a)図は
上流側の半楕円状スキッド部分の酸液の流入を示す概略
平面図、(b)図は下流側の半楕円型スキッド部分の槽
内からの酸液の流れを示す概略平面図である。
【図4】実施例2における鋼板と酸液の相対速度と、ダ
ム式酸洗装置に対する酸洗時間比との関係を示すグラフ
である。
【図5】鋼帯の上部への円弧状スキッド設置の状態を示
す斜視図である。
【図6】鋼帯の上部へ円弧状にロールを配列する状態を
示す平面図である。
【図7】ダム式酸洗装置の酸洗槽の拡大側断面図であ
る。
【図8】タービュランス型酸洗装置の全体概略側断面図
である。
【図9】鋼帯の上下に交互にスキッドまたはロールを設
けたタービュランス型の噴流撹拌式の横型酸洗装置の酸
洗槽の横断面図である。
【図10】図9におけるスキッドまたはロール部分の酸
液の流れを示す概略平面図である。
【符号の説明】
1、71、81、91 酸洗槽 2 槽底れんが 3 上部カバー 4、84 メインヘッダ 5、52、62、72、83、92 鋼帯 6、82 リンガーロール 7、74 酸液 11 下部スキッド 12、51 上部スキッド 53、61 ロール 63 下部ロール 73 仕切り 93、94 スキッドまたはロール
フロントページの続き Fターム(参考) 4K043 AA01 HA02 HA07 4K053 PA02 PA12 QA01 RA19 RA29 SA09 TA16 TA24 XA22 XA41 XA45 YA23

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋼帯の上下部にスキッドを設けた槽深さ
    の浅い酸洗槽内を、鋼帯に張力を与えて酸液に接触した
    状態で搬送する横型酸洗装置において、鋼帯搬送方向の
    上流側のスキッドは、中央部より幅方向両端に近いほど
    下流側に変位した形状とし、鋼帯搬送方向の下流側のス
    キッドは、中央部より幅方向両端に近いほど下流側に変
    位した形状としたことを特徴とする横型酸洗装置。
  2. 【請求項2】 鋼帯搬送方向の上流側の上部スキッド
    は、中央部より幅方向両端に近いほど下流側に変位した
    形状とし、鋼帯搬送方向の下流側の上部スキッドは、中
    央部より幅方向両端に近いほど上流側に変位した形状と
    したことを特徴とする請求項1記載の横型酸洗装置。
  3. 【請求項3】 鋼帯搬送方向の最上流側の上部スキッド
    は、中央より幅方向両端に近いほど下流側に変位した形
    状とし、鋼帯搬送方向の最下流側の上部スキッドは、中
    央部より鋼帯両端に近いほど上流側に変位した形状とし
    たことを特徴とする請求項1記載の横型酸洗装置。
  4. 【請求項4】 鋼帯の上下部にロールを設けた槽深さの
    浅い酸洗槽内を、鋼帯に張力を与えて酸液に接触した状
    態で搬送する横型酸洗装置において、鋼帯搬送方向の上
    流側のロールは、鋼帯搬送方向と直角方向に複数個の短
    ロールを、中央部より幅方向両端に近い短ロールほど下
    流側に順次変位して配列し、鋼帯搬送方向の下流側のロ
    ールは、鋼帯搬送方向と直角方向に複数個の短ロール
    を、中央部より幅方向両端に近い短ロールほど上流側に
    順次変位して配列したことを特徴とする横型酸洗装置。
  5. 【請求項5】 鋼帯搬送方向の上流側の上部ロールは、
    鋼帯搬送方向と直角方向に複数個の短ロールを、中央部
    より幅方向両端に近いほど下流側に順次変位して配列
    し、鋼帯搬送方向の下流側の上部ロールは、鋼帯搬送方
    向と直角方向に複数個の短ロールを、中央部より幅方向
    両端に近いほど上流側に順次変位して配列したことを特
    徴とする請求項4記載の横型酸洗装置。
  6. 【請求項6】 鋼帯搬送方向の最上流側の上部ロール
    は、鋼帯搬送方向と直角方向に複数個の短ロールを、中
    央部より幅方向両端に近いほど下流側に順次変位して配
    列し、鋼帯搬送方向の最下流側の上部ロールは、鋼帯搬
    送方向と直角方向に複数個の短ロールを、中央部より幅
    方向両端に近いほど上流側に順次変位して配列したこと
    を特徴とする請求項4記載の横型酸洗装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110438515A (zh) * 2019-08-27 2019-11-12 中冶南方工程技术有限公司 紊流型酸洗装置及带材处理系统

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110438515A (zh) * 2019-08-27 2019-11-12 中冶南方工程技术有限公司 紊流型酸洗装置及带材处理系统
CN110438515B (zh) * 2019-08-27 2024-05-24 中冶南方工程技术有限公司 紊流型酸洗装置及带材处理系统

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