JP2000034377A - 難燃スチレン系樹脂組成物 - Google Patents

難燃スチレン系樹脂組成物

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JP2000034377A
JP2000034377A JP10203533A JP20353398A JP2000034377A JP 2000034377 A JP2000034377 A JP 2000034377A JP 10203533 A JP10203533 A JP 10203533A JP 20353398 A JP20353398 A JP 20353398A JP 2000034377 A JP2000034377 A JP 2000034377A
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JP10203533A
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Yoshiaki Miura
義昭 三浦
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Idemitsu Petrochemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】光の長時間照射による黄変が低く抑えられ、耐
光性と難燃性のバランスのとれた難燃スチレン系樹脂組
成物を提供する。 【解決手段】(A)スチレン系樹脂100重量部、
(B)難燃剤エチレン・ビステトラブロモ・フタルイミ
ド及び/又はデカブロモ・ジフェニル・エタン5〜20
重量部、(C)難燃助剤0.2〜10重量部及び(D)
無機金属含水酸化物で表面処理された酸化チタン顔料
0.2〜10重量部からなる難燃スチレン系樹脂組成
物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、難燃スチレン系樹
脂組成物に関する。詳しくは、耐光性と難燃性のバラン
スのとれた難燃スチレン系樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、蛍光灯カバーはじめ多くの照明器
具部品やワープロのディスプレー枠等のOA機器部品に
スチレン系樹脂が使用されているが、光の長時間照射に
よる黄変現象への対策が検討されてきた。特にハロゲン
含有難燃剤を用いたスチレン系樹脂は、紫外線の照射を
受けるとハロゲンが樹脂の劣化を促進し、黄変を引き起
こすことが知られている。これを防止するために、各種
の光安定剤の添加が試みられたが、今なお充分ではな
い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、光の長時間
照射による黄変が低く抑えられ、耐光性と難燃性のバラ
ンスのとれた難燃スチレン系樹脂組成物を提供すること
を目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題に
ついて鋭意検討した結果、特定の難燃剤の選択及び表面
処理された酸化チタン顔料の使用によって耐光性と難燃
性のバランスにすぐれた難燃スチレン系樹脂組成物を見
い出し、以下に示す本発明を完成させた。 〔1〕(A)スチレン系樹脂100重量部、(B)難燃
剤エチレン・ビステトラブロモ・フタルイミド及び/又
はデカブロモ・ジフェニル・エタン5〜20重量部、
(C)難燃助剤0.2〜10重量部及び(D)無機金属
含水酸化物で表面処理された酸化チタン顔料0.2〜1
0重量部からなる難燃スチレン系樹脂組成物。 〔2〕(A)スチレン系樹脂100重量部、(B)難燃
剤エチレン・ビステトラブロモ・フタルイミド及び/又
はデカブロモ・ジフェニル・エタン5〜20重量部、
(C)難燃助剤0.2〜10重量部、(D)無機金属含
水酸化物で表面処理された酸化チタン顔料0.2〜10
重量部、(E)酸化防止剤0.1〜2重量部及び(F)
耐光剤0.1〜2重量部からなる難燃スチレン系樹脂組
成物。 〔3〕難燃助剤が三酸化アンチモンであって、純度が9
9%以上で、且つ平均粒子径が0.2〜1.5μmであ
る上記〔1〕又は〔2〕に記載の難燃スチレン系樹脂組
成物。 〔4〕無機金属含水酸化物で表面処理された酸化チタン
顔料がアルミナ水和物で表面処理されたルチル型酸化チ
タン顔料である上記〔1〕〜〔3〕のいずれかに記載の
難燃スチレン系樹脂組成物。 〔5〕上記〔1〕〜〔4〕のいずれかに記載の難燃スチ
レン系樹脂組成物を用いて成形された電子・電気機器の
ハウジング、パネル、ケース又はキャビネ。
【0005】
【発明の実施の形態】〔(A)スチレン系樹脂〕本発明
に用いる(A)成分のスチレン系樹脂として、スチレン
モノマー及び/又はアルキル基、アルコキシ基、ビニル
基、ハロゲン等の核置換を有するスチレン系モノマーか
らなるスチレン系ホモポリマー、コポリマー又はこれら
の混合物、スチレンモノマー及び/又は前記スチレン系
モノマーと他のコモノマーとからなるコポリマー、又は
これらの混合物、更にはこれら各種ポリマー又はこれら
の混合物にゴム成分を添加した混合物を用いることがで
きる。
【0006】しかし、スチレン系コポリマー又は上記各
種混合物中に占めるスチレン又はスチレン系モノマーの
含量は、剛性を保持する上から50重量%以上であるこ
とが好ましい。なお、本発明に係わるスチレン系樹脂に
おけるスチレン又はスチレン系ポリマー部分の立体構造
は、特に限定されず、アタクチック、アイソタクチック
或いはシンジオタクチック構造のいずれでもよい。
【0007】具体的には、スチレン(ホモ)ポリマー、
ポリパラメチルスチレン、ハイインパクトポリスチレ
ン、ABS樹脂、AAS樹脂、AS樹脂、MBS樹脂、
MS樹脂、AES樹脂、スチレン−無水マレイン酸コポ
リマーなどが例示される。これらの中でも特にスチレン
(ホモ)ポリマー、ハイインパクトポリスチレンが好ま
しい。
【0008】〔(B)難燃剤〕本発明に用いる(B)成
分の難燃剤として、エチレン・ビステトラブロモ・フタ
ルイミド及び/又はデカブロモ・ジフェニル・エタンが
挙げられる。ハロゲン系難燃剤は、難燃性にすぐれる
が、耐光性が悪く、ポリマーを黄変させ、使用しがたい
が、上記の臭素系難燃剤は、難燃性と耐光性のバランス
のとれたスチレン系樹脂組成物をつくる上で有効な難燃
剤である。
【0009】〔(C)難燃助剤〕本発明に用いる(C)
成分の難燃助剤として、三酸化アンチモン、四酸化アン
チモン、五酸化アンチモン、アンチモン酸ソーダ、金属
アンチモン、三塩化アンチモン、五塩化アンチモン等の
アンチモン系難燃助剤のほかメタホウ酸バリウム、酸化
ジルコニウム、ホウ酸亜鉛、スズ酸亜鉛等を挙げること
ができる。これらの難燃助剤は単独で又は2種以上組み
合わせて使用することができる。これらの中にあって、
難燃性と耐光性のバランスのとれたスチレン系樹脂組成
物をつくる上で、特に三酸化アンチモンが好ましく、し
かも純度が99%以上、且つ平均粒子径が0.2〜1.
5μmであるものがより好ましい。
【0010】〔(D)無機金属含水酸化物で表面処理さ
れた酸化チタン顔料〕本発明に用いる(D)成分の酸化
チタン顔料は、アルミナ水和物、ケイ酸水和物、含水酸
化チタン等無機金属含水酸化物で表面処理された酸化チ
タン顔料である。中でもアルミナ水和物で表面処理され
たルチル型酸化チタン顔料が好ましい。結晶形態がルチ
ル型の酸化チタン顔料は、アナタース型のものより隠蔽
力が大きく、紫外線吸収能も大きく、難燃性スチレン系
樹脂に用いた場合に耐光性に優れた効果を示す。また、
表面未処理の酸化チタンでは、紫外線の照射により活性
化されて、特に水の存在下チタンのヒドロペルオキシド
〔−O・OH- 〕が生成して樹脂の劣化を促進したり、
酸化防止剤や紫外線吸収剤が光や熱により黄色に変色す
るのを促進することが知られている。これらの問題に対
して、難燃剤の遊離ハロゲンの問題も含め酸化チタンの
活性点をマスキングすることが有効である。なお、平均
粒子径は、特に制限はなく、通常サイズ0.2〜0.3
μmから微粒子サイズ0.01〜0.02μmまで適宜
選択して使用することができる。平均粒子径により光学
的特性が相違するので、一般的には顔料としての色調
(青味、白味等)の調整の観点から選択される。
【0011】〔(E)酸化防止剤〕本発明に用いる
(E)成分の酸化防止剤としては、特に制限されない。
従って、通常用いられるフェノール系酸化防止剤、リン
系酸化防止剤のほかイオウ系酸化防止剤、ラクトン系酸
化防止剤、ヒドラジン系酸化防止剤なども使用すること
ができる。これらの中にあって、フェノール系酸化防止
剤、リン系酸化防止剤が好ましく、単独でも併用でもよ
い。
【0012】具体的には、フェノール系酸化防止剤とし
て、2,2’- メチレンビス(4-メチル- 6- t- ブ
チルフェノール)、3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒド
ロキシ−トルエン、テトラキス〔メチレン−3−(3,
5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピ
オネート〕メタン、4,4’- チオビス(3- メチル-
6- t- ブチルフェノール)、4,4’- ブチリデンビ
ス(3−メチル−6−t−ブチルフェノール)等が挙げ
られる。
【0013】また、リン系酸化防止剤としては、フェニ
ルジイソデシルホスファイト、ジフェニルイソデシルホ
スファイト、ジフェニルトリデシルホスファイト、トリ
フェニルホスファイト、トリス(ノニルフェニル)ホス
ファイト等が挙げられる。
【0014】〔(F)耐光剤〕本発明に用いる(F)成
分の耐光剤としては、特に制限されない。ヒンダードア
ミン系耐光剤、ベンゾフェノン系耐光剤、ベンゾトリア
ゾール系耐光剤などの一種又は二種以上を用いることが
できる。
【0015】具体的には、ヒンダードアミン系耐光剤と
してビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリ
ジン)セバケート、テトラキス(2,2,6,6−テト
ラメチル−4−ピペリジン)−1,2,3,4−ブタン
テトラカルボキシレート、2,2,6,6−テトラメチ
ル−4−ピペリジルベンゾエートを挙げることができ
る。
【0016】ベンゾフェノン系耐光剤としては、2,4
−ジヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−
n−ドデシルオキシベンゾフェノン、1,4−ビス(4
−ベンゾイル−3−ヒドロキシフェノキシ)ブタンを挙
げることができる。ベンゾトリアゾール系耐光剤として
は、2−(3,5−ジ−t−ブチル−2−ヒドロキシフ
ェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(3−
t−ブチル−5−メチル−2−ヒドロキシフェニル)−
5−クロロベンゾトリアゾールを挙げることができる。
【0017】〔配合〕本発明の樹脂組成物は、前記した
(A)スチレン系樹脂100重量部、(B)難燃剤エチ
レン・ビステトラブロモ・フタルイミド及び/又はデカ
ブロモ・ジフェニル・エタン5〜20重量部、好ましく
は8〜17重量部、(C)難燃助剤0.2〜10重量
部、好ましくは2〜7重量部、(D)無機金属含水酸化
物で表面処理された酸化チタン顔料0.2〜10重量
部、好ましくは0.5〜8重量部を配合して得ることが
できる。そして、より好ましくは前記(A)成分、
(B)成分、(C)成分、(D)成分に加えて、更に、
(E)酸化防止剤0.1〜2重量部、好ましくは0.2
〜0.8重量部、及び(F)耐光剤0.1〜2重量部、
好ましくは0.2〜0.8重量部を配合して得ることが
できる。
【0018】(B)成分の難燃剤については5重量部よ
り少なければ難燃効果が不充分であり、20重量部を超
えると耐光性のほか耐衝撃性や流動性が低下し、(C)
成分の難燃助剤については0.2重量部より少なければ
難燃効果が不充分になり、10重量部を超えると耐衝撃
性や流動性が低下し、(D)成分の無機金属含水酸化物
で表面処理された酸化チタン顔料については0.2重量
部より少なければ耐光性が不充分になり、10重量部を
超えると流動性が低下し、(E)成分の酸化防止剤につ
いては0.1重量部より少なければ耐光性が不充分とな
り、2重量部を超えると難燃性が低下することがあり、
(F)成分の耐光剤については0.1重量部より少なけ
れば耐光性向上効果が不充分であり、2重量部を超える
と表面への移行や難燃性の低下をきたす。
【0019】本発明の樹脂組成物は、上記配合比で示さ
れる各成分のほか必要に応じて脂肪族カルボン酸エステ
ル系、パラフィン系、シリコンオイル、ポリエチレンワ
ックスなどの内部滑剤、ステアリン酸亜鉛、ステアリン
酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、エチレン−
ビス−ステアリルアミドなどの分散剤、帯電防止剤、他
の無機充填剤や有機充填剤、着色剤などを配合すること
ができる。配合・混練は、通常用いられている方法、例
えばリボンタンブラー、ヘンシェルミキサー、バンバリ
ーミキサー、ドラムタンブラー、単軸スクリュー押出
機、二軸スクリュー押出機、コニーダ、多軸スクリュー
押出機などを用いる方法により行うことができる。
【0020】〔用途〕本発明の難燃スチレン系樹脂組成
物を用いて成形された電子・電気機器のハウジング、パ
ネル、ケースおよびキャビネは、難燃性能にすぐれると
ともに、長時間の蛍光灯照射に対しても変色度合いが小
さく耐光性にすぐれることから好適に用いることができ
る。
【0021】
【実施例】本発明について、更に、実施例を用いて詳細
に説明する。なお、実施例で用いる試験方法は、以下の
とおりである。 (1)耐光性の評価 射出成形により得られた試験片(寸法70mm×35m
m×3mm)の色の測定を、JIS K7103及び7
105に準拠して行った。すなわち、キセノンランプ式
ウエザーメーター(アトラス社製Ci65)を用いて、
ブラックパネルの温度63℃の下、測定スタート時と3
00時間後の△E(色差)の値により評価した。△E
(色差)は、分光式色差計(日本電色工業社製)を用い
て測定した。なお、測定条件は以下のとおりである。 (a)ランプ:ハロゲンランプ12V、50W(NAR
VA社製) (b)波長:400〜700nm (c)光源:C光源2度視野 (d)測定孔:30mmφ (e)測定対象:反射光 (2)難燃性の評価 射出成形により得られた試験片(寸法127mm×13
mm×2mm)をUL−94規格に準拠して評価した。
【0022】また、実施例、比較例で用いる樹脂組成物
の各成分について以下の通りである。 (a)重量平均分子量(Mw) が20万であるゴム変性
ポリスチレン(ゴム量9重量%、平均ゴム粒子径2μ
m)(出光石油化学(株)製 PS HT52) (b1)難燃剤エチレン・ビス・テトラブロモ・フタル
イミド(アルべマール社製SaytexBT-93 ) (b2)難燃剤デカブロモ・ジフェニル・エタン(アル
べマール社製Saytex8010) (b3)難燃剤デカブロモ・ジフェニル・エ−テル(ア
ルべマール社製Saytex102 ) (c)平均粒子径0.7μmで純度99.7%の三酸化
アンチモン(鈴裕化学製AT−3) (d1)平均粒子径0.2μmでアルミナ表面処理され
たルチル型酸化チタン(石原産業製CR−60) (d2)平均粒子径0.3μmでアルミナ表面処理され
たルチル型酸化チタン(石原産業製CR−50) (d3)平均粒子径0.2μmで表面未処理のルチル型
酸化チタン (d4)平均粒子径0.2μmで表面未処理のアナター
ス型酸化チタン(石原産業製A−100) (d5)平均粒子径0.2μmでアルミナ表面処理され
たアナタース型酸化チタン(石原産業製A−220) (e1)ヒンダードフェノール系酸化防止剤であるオク
タデシル−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロ
キシフェニル)プロピオネート (e2)リン系酸化防止剤であるトリス(2,4−ジ−
t−ブチルフェニル)フォスファイト (f1)ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤である2−
(3,5−ジ−t−ブチル−2ヒドロキシフェニル)−
5−クロロベンゾトリアゾール (f2)ヒンダードアミン系光安定剤であるビス(2,
2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケー
【0023】〔実施例1〕上記(a)成分100重量
部、(b1)成分15重量部、(c)成分4重量部、
(d1)成分1重量部をヘンシェルミキサーを用いて均
一に混合した後、二軸押出機(TEM35)にて樹脂温
度200〜220℃で溶融混練し、ペレット10kgを
得た。得られたペレットを使って、耐光性、難燃性の評
価を実施した。その評価結果を表1に示す。
【0024】〔〔実施例2〕実施例1において(d1)
成分の量を1重量部から3重量部に変えた以外は、同様
に樹脂組成物を作成し、評価した。評価結果を表1に示
す。 〔実施例3〕実施例1において(d1)成分の量を1重
量部から5重量部に変えた以外は、同様に樹脂組成物を
作成し、評価した。評価結果を表1に示す。 〔実施例4〕実施例1において(d1)成分の量を1重
量部から7重量部に変えた以外は、同様に樹脂組成物を
作成し、評価した。評価結果を表1に示す。
【0025】〔実施例5〕実施例1において(d1)成
分の量を1重量部から3重量部に変え、(e1)成分
0.3重量部、(f1)0.25重量部、(f2)0.
25重量部を追加した以外は、同様に樹脂組成物を作成
し、評価した。評価結果を表1に示す。 〔実施例6〕実施例1において(d1)成分の量を1重
量部から3重量部に変え、(e1)成分0.3重量部、
(e2)成分0.1重量部、(f1)0.25重量部、
(f2)0.25重量部を追加した以外は、同様に樹脂
組成物を作成し、評価した。評価結果を表1に示す。
【0026】〔実施例7〕実施例1において(d1)成
分の量を1重量部から0.5重量部に変え、(e1)成
分0.3重量部、(f1)0.25重量部、(f2)
0.25重量部を追加した以外は、同様に樹脂組成物を
作成し、評価した。評価結果を表1に示す。 〔実施例8〕実施例1において(d1)成分を(d2)
成分に代え、かつ(d2)成分の量を3重量部とし、
(e1)成分0.3重量部、(f1)0.25重量部、
(f2)0.25重量部を追加した以外は、同様に樹脂
組成物を作成し、評価した。評価結果を表1に示す。
【0027】〔実施例9〕実施例1において(b1)成
分を(b2)成分に代え、かつ(b2)成分の量を10
重量部とし、(d1)成分の量を1重量部から8重量部
に変えた以外は、同様に樹脂組成物を作成し、評価し
た。評価結果を表1に示す。 〔実施例10〕実施例1において(b1)成分から(b
2)成分に代え、かつ(b2)成分の量を15重量部か
ら10重量部に変え、(d1)成分の量を1重量部から
8重量部に変え、(e1)成分0.3重量部、(f1)
0.25重量部、(f2)0.25重量部を追加した以
外は、同様に樹脂組成物を作成し、評価した。評価結果
を表1に示す。
【0028】〔比較例1〕実施例1において(d1)成
分を(d3)成分に代え、かつ(d3)成分の量を3重
量部とした以外は、同様に樹脂組成物を作成し、評価し
た。評価結果を表2に示す。 〔比較例2〕実施例1において(d1)成分を(d4)
成分に代え、かつ(d4)成分の量を3重量部とした以
外は、同様に樹脂組成物を作成し、評価した。評価結果
を表2に示す。
【0029】〔比較例3〕実施例1において(d1)成
分を(d5)成分に代え、かつ(d5)成分の量を3重
量部とした以外は、同様に樹脂組成物を作成し、評価し
た。評価結果を表2に示す。 〔比較例4〕実施例1において(c)成分の量を4重量
部から0重量部に変え、(d1)成分の量を1重量部か
ら3重量部に変えた以外は、同様に樹脂組成物を作成
し、評価した。評価結果を表2に示す。
【0030】〔比較例5〕実施例1において(c)成分
の量を4重量部から12重量部に変え、(d1)成分の
量を1重量部から3重量部に変えた以外は、同様に樹脂
組成物を作成し、評価した。評価結果を表2に示す。 〔比較例6〕実施例1において(b1)成分の量を15
重量部から25重量部に変え、(d1)成分の量を1重
量部から3重量部に変えた以外は、同様に樹脂組成物を
作成し、評価した。評価結果を表2に示す。
【0031】〔比較例7〕実施例1において(d1)成
分を用いなかった以外は、同様に樹脂組成物を作成し、
評価した。評価結果を表2に示す。 〔比較例8〕実施例1において(b1)成分、(c)成
分、(d1)成分のいずれも用いなかった以外は、同様
に樹脂組成物を作成し、評価した。評価結果を表2に示
す。
【0032】〔比較例9〕実施例1において(b1)成
分を(b3)成分に代え、かつ(b3)成分の量を14
重量部とし、(d1)成分の量を1重量部から5重量部
に変えた以外は、同様に樹脂組成物を作成し、評価し
た。評価結果を表2に示す。 〔比較例10〕実施例1において(b1)成分を(b
3)成分に代え、かつ(b3)成分の量を14重量部と
し、(d1)成分の量を1重量部から5重量部に変え、
(e1)成分0.3重量部、(f1)成分0.25重量
部、(f2)成分0.25重量部を追加した以外は、同
様に樹脂組成物を作成し、評価した。評価結果を表2に
示す。
【0033】
【表1】
【0034】
【表2】
【0035】
【発明の効果】本発明の樹脂組成物は、耐光性(△E)
が6.4以下であり、かつ難燃性(UL−94)がV−
1以上であるバランスがとれた難燃PS樹脂組成物で、
中でも実施例5〜8で示すように酸化防止剤と耐光剤の
添加されたものがより優れている。なお、比較例9、1
0が示すように、難燃剤の種類によっては、このバラン
スがとれないものもある。
フロントページの続き Fターム(参考) 4J002 BC031 BC061 BC071 BC081 BG051 BH011 BN061 BN121 BN141 BN151 BN161 DA117 DD047 DE097 DE127 DE138 DE187 DK007 EB136 EE030 EJ019 EJ029 EU026 EU080 EU170 EW069 FB078 FD040 FD079 FD098 FD136 FD137 FD170 GQ00

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)スチレン系樹脂100重量部、
    (B)難燃剤エチレン・ビステトラブロモ・フタルイミ
    ド及び/又はデカブロモ・ジフェニル・エタン5〜20
    重量部、(C)難燃助剤0.2〜10重量部及び(D)
    無機金属含水酸化物で表面処理された酸化チタン顔料
    0.2〜10重量部からなる難燃スチレン系樹脂組成
    物。
  2. 【請求項2】(A)スチレン系樹脂100重量部、
    (B)難燃剤エチレン・ビステトラブロモ・フタルイミ
    ド及び/又はデカブロモ・ジフェニル・エタン5〜20
    重量部、(C)難燃助剤0.2〜10重量部、(D)無
    機金属含水酸化物で表面処理された酸化チタン顔料0.
    2〜10重量部、(E)酸化防止剤0.1〜2重量部及
    び(F)耐光剤0.1〜2重量部からなる難燃スチレン
    系樹脂組成物。
  3. 【請求項3】難燃助剤が三酸化アンチモンであって、純
    度が99%以上で、且つ平均粒子径が0.2〜1.5μ
    mである請求項1又は2に記載の難燃スチレン系樹脂組
    成物。
  4. 【請求項4】無機金属含水酸化物で表面処理された酸化
    チタン顔料がアルミナ水和物で表面処理されたルチル型
    酸化チタン顔料である請求項1〜3のいずれかに記載の
    難燃スチレン系樹脂組成物。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれかに記載の難燃スチ
    レン系樹脂組成物を用いて成形された電子・電気機器の
    ハウジング、パネル、ケース又はキャビネ。
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