JPS63221146A - 難燃性ゴム変性スチレン系樹脂組成物 - Google Patents

難燃性ゴム変性スチレン系樹脂組成物

Info

Publication number
JPS63221146A
JPS63221146A JP62054338A JP5433887A JPS63221146A JP S63221146 A JPS63221146 A JP S63221146A JP 62054338 A JP62054338 A JP 62054338A JP 5433887 A JP5433887 A JP 5433887A JP S63221146 A JPS63221146 A JP S63221146A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rubber
component
parts
weight
flame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP62054338A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07122014B2 (ja
Inventor
Seiichi Nochimori
後守 誠一
Teruo Inagaki
稲垣 輝穂
Kenju Furuyama
古山 建樹
Akira Kamiya
神谷 明
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JSR Corp
Original Assignee
Japan Synthetic Rubber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Synthetic Rubber Co Ltd filed Critical Japan Synthetic Rubber Co Ltd
Priority to JP62054338A priority Critical patent/JPH07122014B2/ja
Priority to US07/154,045 priority patent/US4839410A/en
Priority to DE88101948T priority patent/DE3884017T2/de
Priority to EP88101948A priority patent/EP0281779B1/en
Priority to KR1019880001456A priority patent/KR880011254A/ko
Publication of JPS63221146A publication Critical patent/JPS63221146A/ja
Publication of JPH07122014B2 publication Critical patent/JPH07122014B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L25/00Compositions of, homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by an aromatic carbocyclic ring; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L25/02Homopolymers or copolymers of hydrocarbons
    • C08L25/04Homopolymers or copolymers of styrene
    • C08L25/08Copolymers of styrene
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/04Oxygen-containing compounds
    • C08K5/10Esters; Ether-esters
    • C08K5/109Esters; Ether-esters of carbonic acid, e.g. R-O-C(=O)-O-R
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/04Oxygen-containing compounds
    • C08K5/13Phenols; Phenolates
    • C08K5/136Phenols containing halogens
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L55/00Compositions of homopolymers or copolymers, obtained by polymerisation reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds, not provided for in groups C08L23/00 - C08L53/00
    • C08L55/02ABS [Acrylonitrile-Butadiene-Styrene] polymers

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 a、産業上の利用分野 本発明は、難燃性ゴム変性スチレン系樹脂組成物 に 
イ築 番1   4匁 に 而」 罐6 にト お 上
 tメ 偕i 執 にト ル 右 l、   九つ、実
用成形性、耐衝撃性の良好な難燃性ゴム変性スチレン系
樹脂組成物に関するものである。
b、従来の技術 耐衝撃性ポリスチレン及びABS樹脂に代表されるゴム
変性スチレン系樹脂は、その優れた機械的性質、電気絶
縁性、成形加工性並びに成形外観性を有しているので、
自動車用部品、電気機器部品、建築用部材等の各種工業
用品として広範囲に使用されている。
しかしながら、前記ゴム変性スチレン系樹脂は易燃性で
あるため、その使用分野に制限がある。
すなわち、ゴム変性スチレン系樹脂は、近年特にその用
途によって安全性の面から燃焼性に関する各種法規制を
受けており、そのため高度に難燃化されることが要求さ
れている。
09発明が解決しようとする問題点 一方、OA機器などの事務用機器などに使用されるゴム
変性スチレン系樹脂は、前記難燃化以外に、使用部品に
よっては比較的高温においても変形しない程度の耐熱性
が要求されており、しかも、これら機器の外装材として
の用途においては、窓からの直射日光や室内の蛍光燈の
光による退色が最近特に問題とされ、優れた耐光性を有
していることが必須の条件となっている。
このため、難燃性ゴム変性スチレン系樹脂は、難燃性は
もとより、優れた耐熱性及び耐光性を併せもつ多機能の
性能を有するものであることが要求されている・ したがって、ゴム変性スチレン系樹脂に高融点の難燃剤
1例えばハロゲン化ジフェニルエーテルを配合して難燃
化することが試みられているが、このような難燃剤を使
用すると難燃化並びに耐熱性は向上するが、その反面で
耐光性が極端に低下するといった新たな問題点が生ずる
また、ハロゲン化ビスフェノール型ポリカーボネートオ
リゴマーを難燃剤として配合した場合には、耐熱性及び
耐光性が向上するものの流動性が低下したり、配合剤の
分散性不良に基づく耐衝撃性の低下が生ずるといった問
題点があり、工業的に実用的な材料として使用すること
ができなかった。
さらに、ゴム変性スチレン系樹脂にハロゲン化ビスフェ
ノール型ポリカーボネートオリゴマーとテトラハロゲン
化ビスフェノール系化合物を特定の割合で配合した組成
物(特公昭80−54347号公報参照)が提案されて
いるが、該組成物はテトラハロゲン化ビスフェノール系
化合物のブルーミングの防止や耐熱性の向上を目的とす
るものであって、このような成分のみを配合したゴム変
性スチレン系樹脂組成物では、高度な耐光性及び耐熱性
を有し、しかも実用的な成形性並びに耐衝撃性を有する
ゴム変性スチレン系樹脂組成物とならず、このような性
能を要求される分野では未だ満足される材料ではなかっ
た。
d1問題点を解決するための手段 本発明は上記の点に鑑みて、高度な耐光性及び耐熱性を
有し、しかも実用的な成形性並びに良好な耐衝撃性を有
する難燃性スチレン系樹脂組成物を提供しようと本発明
者等が鋭意検討した結果、ハロゲン化ビスフェノール型
ポリカーボネートオリゴマー成分とハロゲン化ビスフェ
ノール系化合物成分を特定の配合量及び配合比率で配合
し、さらに、特定割合のハロゲン化ポリオレフィン成分
を配合することによって、前記目的を達成し得るとの知
見を得て本発明に到達したものである。
即ち、本発明は、(A)ゴム変性スチレン系樹脂成分1
00重量部に、(B)ハロゲン化ビスフェノール型ポリ
カーボネートオリゴマー成分1〜25重量部、(C)ハ
ロゲン化ビスフェノール系化合物成分0.5〜25重量
部および(D)ハロゲン化ポリオレフィン成分0.5〜
10重量部を配合し、かつ、前記(B)成分と (C)
成分の配合重量比を (B)/(C) =97/3〜4
5155としたことを特徴とする難燃性ゴム変性スチレ
ン系樹脂組成物である。
e1発明の詳細な説明 1胤虞j (A)成分:ゴム変性スチレン系樹脂 本発明に用いられるゴム変性スチレン系樹脂成分(以下
、(A)成分という)としては、ゴム伏型シアン化ビニ
ル単量体ないしこれらと共重合可能な他の単量体を共重
合して得られるものである。
上記(A)成分に使用されるゴム状重合体としては、例
えばポリブタジェン、ブタジェン−スチレン共重合体、
ポリイソプレンなどで代表されるジエン系ゴム状重合体
、及びエチレン・プロピレン共重合体、エチレン−プロ
ピレン・ジエン共重合体、アクリル酸エステルを主体と
したアクリルゴム、インブチレンφイソプレン共重合体
、ポリウレタンゴムなどを使用することができるが、な
かでもポリブタジェン、ブタジェン・スチレン共重合体
などのジエン系ゴム状重合体を使用することが好ましく
、また耐光性を向上する上ではエチレン・プロピレン共
重合体、エチレン・プロピレン・非共役ジエン共重合体
、エチレン・ブテン共重合体などのエチレンφα−オレ
フィン系ゴム状共重合体を使用することが好ましい。
スチレン単量体としては特に制限するものではチレン、
p−メチルスチレン、ビニルトルエン、核ハロゲン置換
スチレン等がある。これらの中でも特にスチレン、α−
メチルスチレンが好ましい。
シアン化ビニル単量体としてはアクリロニトリル、メタ
クリレートリル等がある。
上記単量体と共重合可能な単量体としてはアクリル酸エ
ステル、メタクリル酸エステルなどが挙げられ、その具
体例としては、例えばアクリル酸メチル、アクリル酸エ
チル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル等が挙
げられる。
さらに、アクリル酸、メタクリル酸、ジビニルベンゼン
に代表される非共役ジビニル化合物、 トリメチロール
プロパントリメタクリレート、トリメチロールプロパン
トリアクリレート等の多価アクリレート化合物などを、
重合工程や本発明の組成物の物性に影響を与えない範囲
で適宜使用することもできる。
上記に示した単量体及び化合物は、 !!!又は2種以
上を使用することができる。
(A)成分としてのゴム変性スチレン系樹脂の製造方法
としては、前記のゴム状重合体の存在下において、上記
の単量体及び化合物を一般に知られた乳化重合、懸濁重
合、溶液重合、バルク重合を行なって、グラフト共重合
体とし得ることができる0本発明の (A)成分として
用いる場合は、ゴムの不存在下で重合した共重合体と該
グラフト共重合体との組成物であってもよい。
これらゴム変性スチレン系樹脂の中でもスチレン単量体
とシアン化ビニル単量体を必須成分として重合したゴム
変性スチレン系樹脂を含有しているものが好ましい、さ
らに、上記成分に(メタ)アクリル酸エステルを加えて
重合した樹脂成分を含有する場合には、耐光性が良好と
なるので好ましい。
(B)成分:ハロゲン化ビスフェノール型ポリカーボネ
ートオリゴマ一 本発明において用いられるハロゲン化ビスフェノール型
ポリカーボネートオリゴマー成分((B)成分)として
は、通常、ハロゲン化ビスフェノール系化合物とホスゲ
ンとの反応によって得られるものなどであり、下記の一
般式(I)又は (II)で示される化合物がある。
ここで、式(I)または(II)中、Xはそれぞれ独立
にCQ、またはBrであり、hもそれぞれ独立に1〜4
の整数である。Cは繰返し単位で2〜50の整数である
。m及びnは繰返し単位で、 2≦(m十n)≦50の
整数が好ましい R1及びR2はそれぞれ独立に水素、
低級アルキル基、アルキルフェニル基及びフェニル基か
ら選ばれたものを示し、特に好ましくはアルキル基であ
る。
これら化合物は単独で、または2種以上を混合して用い
ることができる。
これら化合物には、例えばテトラブロモビス7−ノーL
ΔのJll七−ゼ十−に士11イづ− ÷トラブロモビ
スフェノールAとビスフェノールAとのポリカーボネー
トオリゴマー、あるいはテトラブロモビスフェノールS
のポリカーボネートオリゴマー、テトラブロモビスフェ
ノールSとビスフェノールSとのポリカーボネートオリ
ゴマー。
テトラブロモビスフェノールAとテトラブロモビスフェ
ノールSとのポリカーボネートオリゴマーなどがある。
なお、上記ポリカーボネートオリゴマーのrlJ 末f
14 t*フェノール、ハロゲン化フェノール、アルキ
ルフェノールなどで封鎖してもよいし、フェノール性水
酸基あるいはカルボン酸基のままになっていてもよい、
しかし耐光性および熱安定性を向上する上で、両末端が
フェノール、ハロゲン化フェノール、アルキルフェノー
ルであることが好ましく、特にアルキルフェノールであ
ることが好ましい。
上記ポリカーボネートオリゴマーは、一般にビスフェノ
ール系化合物、例えばビスフェノールAあるいはビスフ
ェノールSなどとホスゲンとの反応により製造されるが
、ハロゲン化ビスフェノール系化合物を、重合条件およ
び触媒を調節しながら重合して末端封鎖のオリゴマーを
得るか、あるいはフェノール、ハロゲン化フェノール、
アルキルフェノールなどを末端停止剤として添加し、こ
れら末端停止剤とハロゲン化ビスフェノール系化合物と
の反応により末端が封鎖されたオリゴマーを得ることが
できる。
なお、上記ビスフェノール系化合物とホスゲンとを反応
させる時に、非ハロゲン化ビスフェノール化合物、例え
ばビスフェノールAあるいはビスフェノールSなどを共
重合してもよい。
前記ハロゲン化ビスフェノール型ポリカーボネートオリ
ゴマーは、ゴム変性スチレン系樹脂100重量部に対し
て1〜25重量部、好ましくは2〜20重量部、更に好
ましくは4〜20重量部配合される。前記配合量が1重
量部より少ないと十分な難燃性及び耐熱性が得られ難く
、前記配合量が25重量部を超えると流動性及び耐衝撃
性が低下する。
CC)成分:ハロゲン化ビスフェノール系化合物本発明
において用いられるハロゲン化ビスフェノール系化合物
((C)成分)としては、通常下記に示される一般式(
III)で示される化合物が用いられる。
式(m)中、Xはそれぞれ独立にCQまたはBrであり
、iも独立に 1〜4の整数である。Aはアルキレン基
又はスルホン基ヲ示ス。
なお、式(I[I)の化合物において、特に好ましい化
合物としてはテトラブロムビスフェノールA、テトラブ
ロムビスフェノールSがある。これらの化合物は単独、
または2種以上を混合して用いることができる。
本発明の組成物における前記(C)成分の配合量は、 
(A)成分100重量部に対し、0.5〜25重量部、
好ましくは0.5〜15重量部、更に好ましくは0.5
〜10重量部、特に好ましくは1〜4.5重量部であり
、特に好ましい範囲で配合した場合には、耐光性を極め
て高いレベルに設定することが可能である。
前記(C)成分の配合量が0.5重量部より少ないと十
分な流動性及び耐衝撃性が得られ難く、かつ、ポリカー
ボネートオリゴマーとの十分な組合わせ効果が得られ難
い傾向がある。また、前記(C)成分の配合量が25重
量部を超えると、流動性及び耐衝撃性は上昇するが、耐
光性及び耐熱性の低下が大きいため良好な組成物となら
ない。
本発明において、上記(B)成分と(C)成分とを上述
した範囲でそれぞれ配合するに際しては、(B)成分と
 (C)成分との配合比率(重量)が(B)/(C) 
= 97/3〜45155 、好ましくは9515〜5
0150、更に好ましくは8317〜80/40の範囲
になるように配合することが重要である。この配合比率
の条件が満たされない場合には、本発明の目的とする効
果が得られ難い傾向にあり、良好な組成物とならない、
前記配合比率が(B)/(C) < 45155の場合
は十分な耐光性および耐熱性を発揮することができない
(D)成分:ハロゲン化ポリオレフィン本発明のゴム変
性スチレン系樹脂組成物においては、(A)成分の前記
ゴム変性スチレン系樹脂に(B)成分および(C)成分
を配合しただけでは難燃性、耐光性、および耐衝撃性の
向上を十分に図ることができず、更に難燃性、耐光性お
よび耐衝撃性を向上させるためには(D)成分としてハ
ロゲン化ポリオレフィンを配合することが重要である。
本発明において用いられるハロゲン化ポリオレフィンと
しては、塩素化ポリエチレン、塩素化ボIJ 7’ロビ
レン、臭素化ポリエチレン、塩素化エチレンφプロピレ
ン共重合体などがあるが、これらの中では塩素化ポリオ
レフィン、特に塩素化ポリエチレンが好ましい、これら
ハロゲン化ポリオレフィンの中のハロゲンの含有量は2
0〜500〜50重量部5〜455〜45重量部とが好
ましい。
上記ハロゲン化ポリオレフィンは、ゴム変性スチレン系
樹脂100重量部に対し、0.5〜10重量部、好まし
くは0.5〜8重量部の割合で使用される。上記ハロゲ
ン化ポリオレフィンの配合量が0.5重量部より少ない
量では十分な難燃性、耐光性および耐衝撃性が得られ難
い傾向がある。また、前記配合量が10重量部を超える
と熱安定性が悪くなり、耐熱性の低下が著しいので好ま
しくない。
(D)その他の成分 前記必須の配合成分の他に任意配合成分として難燃性の
相乗効果のある助剤を添加すると、より好ましい難燃効
果が得られ、前記(B)及び(C)成分の難燃剤の添加
量を減少させることもできる。
このような助剤の具体的な例として、三酸化アンチモン
4五酸化アンチモン、酸化第二スズ、酸化鉄、酸化亜鉛
、酸化ジルコニウム、ホウ酸亜鉛、水酸化アルミニウム
、ポリリン酸アンモニウムなどを挙げることができるが
、特に三酸化アンチモンがよい。
前記三酸化アンチモンなどの助剤は、ゴム変性スチレン
系樹脂100重量部に対し0〜10重量部、好ましくは
2〜8重量部の量で配合することができる。該配合量が
10重量部を超えると、難燃助剤としての効果が平衡に
達してしまうだけでなく、該助剤が一般に耐衝撃性、機
械的強度を低下させるので、あまり多量に配合すること
は好ましくない。
さらに、本発明のゴム変性スチレン系樹脂組成物には公
知の安定剤および滑剤などが使用できるが、安定剤とし
てホスファイト類、エポキシ化合物、有機スズ化合物、
ステアリン酸などを少量添加すると成形加工時の熱安定
性が一層向上する。
また、滑剤として水添硬化ひまし油、低分子ポリエチレ
ン、シリコンオイルなどを少量添加すると成形性が向上
する。
また1本発明のゴム変性スチレン系樹脂組成物には、耐
熱性向上、剛性向上のため、ガラス繊維、アスベスト、
チタン酸カリ、セラミックファイバーなどのla維物質
やタルク、炭酸カルシウム、酸化チタン、硫酸バリウム
、酸化カルシウム、酸化アルミニウム、マイカ、ガラス
ピーズ、ガラスフレークなどの充填剤を添加することも
できる。 その他、ベンゾトリアゾール系化合物、ベン
ゾフェノン系化合物、サクシレート系化合物などの紫外
線吸収剤、ヒンダードフェノール系化合物などの酸化防
止剤や分散剤、発泡剤1着色剤などの公知の添加剤を加
えることもできる。
ゴムI スチレン、 本発明の難燃性ゴム変性スチレン系樹脂組成物は前記配
合成分を配合する以外は公知の樹脂組成物の製造方法と
なんら変ることなく製造することができる。
前記(A)〜(D)成分およびその他の必要とする添加
剤を、通常用いられるヘンシェル型ミキサー、タンブラ
−などによる混合および熱ロール、押出機、パンバリミ
キサーなどによる溶融混合により製造することができる
が、前記(A)成分中に (B)〜(C)成分を高濃度
に配合したマスターバッチを予め調製し、これを未配合
の(Alt分に配合する、いわゆるマスターバッチ方式
で混合することもできる。
本発明の難燃性ゴム変性スチレン系樹脂組成物は引き続
き、押出成形、射出成形、圧縮成形などによ番]庸形さ
れで繍形晶とされスが、これ角の濤形品は機械的性質の
ほか、難燃性、耐熱性、耐光性、実用成形性および耐衝
撃性にも優れており、表面外観も良好であるので、機械
部品、電気部品、自動車部品として極めて有用フある。
f、実施例 以下実施例によって本発明を具体的に説明するが、本発
明はこれらの実施例によって限定されるものではない。
なお、下記実施例及び比較例中の「部」および「%」は
それぞれ重量基準で示した。
また、得られた組成物についての各物性は次の方法によ
って評価した。
(1)燃焼試験 UL 94に準拠。
試験片: 1/8”Xi/ど×5″  および1/1B
”×172″×5” (2)衝撃試験 実用的な耐衝撃性′を評価するため、受は皿(30II
mφ)上に置いた厚さ2.4■の板に、円錐先端を有す
る22.7m+信φ、荷重IQ、5f1kgの打a棒を
50cmの高さから落下させて落錐衝撃強度を測定した
(3)流動性 実用的な加工性を評価するため、スパイラル金型(厚み
2mm X巾20I11、ゲート2X 3m!1)を用
い、5oz射出成形機にて成形温度220℃、射出圧力
840kg/am2の条件下で成形した場合の流動長さ
くcm)を求めた。
(4)耐熱性 ASTに 0648に準拠。
試験片: 1/2”X 1/2”X5”荷  重:  
18.8  kg/c磨2(5) tm光性 キセノンウェザ−オーメーターを用い耐候試験100時
間(ブラックパネル温度63℃、雨なし)後の色差(Δ
E)を下式により算出した。
ΔTi−=   (LO−L)2  ÷  (ao  
−a)2−”   (bo  −b)2LO、ao +
bO’耐光試験前の試験片の明度、赤色度、黄色度 り、a、b:  耐光試験後の試験片の明度、赤色度、
黄色度 耐光性はΔEが小さい程、良いものと判定す実施例1〜
12および比較例1〜5 アクリロニトリル拳ブタジ工ンゴム拳スチレン共重合樹
脂であるJSRABS 15 (日本合成ゴム株式会社
製ABS樹脂)100重量部に対し、難燃剤(日成分)
として下記構造式の(B−1) 、 (B−2)および
(B−3)を また、 (C) IrG分として下記構造式の(Ill
ニー1)および(C−2)を用い、 さらに、塩素化ポリエチレン(塩素含有量35t)と三
酸化アンチモンとを第1表に示す割合で配合した。そし
てさらに第1表に示す各組成物に、安定剤としてジブチ
ル錫マレートを0.5部、ステアリン酸を 0.5部、
滑剤として水添硬化ひまし油0.5部とシリコーンオイ
ル0.05部、及び下記のオフィスグレーカラー 2部
を各々配合した。
オフィスグレーカラー (酸化チタン1.87部、ベンガラ0.01部、黄色焼
成顔料0.09部、カーボンブラック0.03部及びス
テアリン酸マグネシウム0.9部)そして、これらの配
合物をヘンシェル型ミキ廿−にk kl 11婬混合L
 、さらに50 tatmφベント付押出機により 2
20℃で溶融混練してペレット化した難燃性ゴム変性ス
チレン系樹脂組成物を得た。
実施例13〜16 実施例1〜4において用いたJRS ABS 15の代
わりにアクリロニトリル−エチレン・プロピレンゴム−
スチレン共重合樹脂JSRAES 110(日本合成ゴ
ム株式会社製AES樹脂)を用いて同様に評価した。
評価結果を第1表に示す。
実施例17 実施例1において用いたJSRABS 15の代わりに
アクリロニトリル−エチレン・プロピレンゴム−スチレ
ン共重合樹脂JSRAES 110(日本合成ゴム株式
会社製AES樹脂)とメチルメタクリレート拳スチレン
拳アクリロニトリル共重合体(MSA) (メチルメタ
クリレート/スチレン/アクリロニトリル=55/20
/25各$) トラ比率80/20(t)ニブL/7ド
シテ用い、同様に評価した。
評価結果を第1表に示す。
実施例18 実施例1において用いたJSRABS 15の代わりに
JSRABS 15.!: JSRAES 110 、
!:を比率50150($)ニブレンドして用い、同様
に評価した。
・ 評価結果を第1表に示す。
ここで実施例及び比較例の結果を対比してみると以下の
ことが明らかである。
比較例1は (C)成分を用いず(B)成分のハロゲン
化ビスフェノール型ポリカーボネートを単独で使用した
場合であるが、耐光性、耐熱性は優れているものの、耐
衝撃性、流動性が極めて劣っている。
比較例2は本発明(7) (B)/(C)=20/80
(X) 、!: I。
て本発明の範囲外の配合比率とした例であり、耐光性、
耐熱性が劣っている。
比較例3は難燃剤として(C)成分のハロゲン化ビスフ
ェノール系化合物を単独で使用した場合であるが、耐衝
撃性、流動性は優れているものの、耐光性、耐熱性が極
めて劣っている。
一方、本発明の実施例の組成物は高度な耐光性、耐熱性
を有した上で、耐衝撃性及び流動性も優れている。
また、比較例4では、CD)成分の塩素化ポリエチレン
を配合しない場合であるが、本発明の実施例の組成物と
比べ難燃性が極めて劣り、また耐光性、耐衝撃性が不十
分なものである。
したがって、本発明の組成物は、 (B)成分と(C)
成分に更に (D)成分を併用することにより、優れた
耐光性、耐熱性、難燃性を有することができ、しかも実
用レベルの高度な地衝撃性、流動性も得ることができる
本発明の要件がいずれか1つでも外れる場合には、本発
明の目的とする優れた特性を有する樹脂組成物を得るこ
とができない。
g0発明の効果 本発明の難燃性ゴム変性スチレン系樹脂組成物は、優れ
た耐光性、耐熱性及び難燃性を有していると共に、実用
レベルの高度な耐衝撃性、流動性を有するものであり、
0Ail器などの事務機器や電気機器などの大型成形品
や複雑な成形品の成形が可能で、実用上積れた材料であ
るから、工業的価値が極めて大きく、産業上極めて有用
なものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(A)ゴム変性スチレン系樹脂成分100重量部
    に、 (B)ハロゲン化ビスフェノール型ポリカーボネートオ
    リゴマー成分1〜25重量部、 (C)ハロゲン化ビスフェノール系化合物成分0.5〜
    25重量部および (D)ハロゲン化ポリオレフィン成分0.5〜10重量
    部 を配合し、かつ、前記(B)成分と(C)成分の配合重
    量比を(B)/(C)=97/3〜45/55としたこ
    とを特徴とする難燃性ゴム変性スチレン系樹脂組成物。
JP62054338A 1987-03-10 1987-03-10 難燃性ゴム変性スチレン系樹脂組成物 Expired - Fee Related JPH07122014B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62054338A JPH07122014B2 (ja) 1987-03-10 1987-03-10 難燃性ゴム変性スチレン系樹脂組成物
US07/154,045 US4839410A (en) 1987-03-10 1988-02-09 Flame-retardant rubber-modified styrene resin composition
DE88101948T DE3884017T2 (de) 1987-03-10 1988-02-10 Flammhemmende, mit Kautschuk modifizierte Styrolharzzusammensetzung.
EP88101948A EP0281779B1 (en) 1987-03-10 1988-02-10 Flame-retardant rubber-modified styrene resin composition
KR1019880001456A KR880011254A (ko) 1987-03-10 1988-02-13 난연성 고무 변성 스티렌계 수지 조성물

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62054338A JPH07122014B2 (ja) 1987-03-10 1987-03-10 難燃性ゴム変性スチレン系樹脂組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63221146A true JPS63221146A (ja) 1988-09-14
JPH07122014B2 JPH07122014B2 (ja) 1995-12-25

Family

ID=12967818

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62054338A Expired - Fee Related JPH07122014B2 (ja) 1987-03-10 1987-03-10 難燃性ゴム変性スチレン系樹脂組成物

Country Status (5)

Country Link
US (1) US4839410A (ja)
EP (1) EP0281779B1 (ja)
JP (1) JPH07122014B2 (ja)
KR (1) KR880011254A (ja)
DE (1) DE3884017T2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003055525A (ja) * 2001-08-21 2003-02-26 Techno Polymer Co Ltd 熱可塑性樹脂組成物

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5194482A (en) * 1990-08-23 1993-03-16 Ferro Corporation Flame retardant resin composition containing styrenic polymers
US5457146A (en) * 1993-10-20 1995-10-10 The Dow Chemical Company Blends of polyurethane and chlorinated polyethylene
US5424341A (en) * 1993-10-20 1995-06-13 The Dow Chemical Company Blends of polycarbonate and chlorinated polyethylene
US5596034A (en) * 1995-09-07 1997-01-21 Bayer Corporation Polycarbonate compositions having mold-release properties
US6008280A (en) * 1997-11-20 1999-12-28 Bayer Corporation Polycarbonate compositions having good mold-release properties
WO2003007782A2 (en) 2001-06-29 2003-01-30 Medgraft Microtech, Inc. Biodegradable injectable implants and related methods of manufacture and use
KR20040012014A (ko) * 2002-07-31 2004-02-11 제일모직주식회사 내충격성 및 외관 특성이 우수한 난연성 스티렌계 수지조성물

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3649712A (en) * 1969-10-23 1972-03-14 Borg Warner Thermoplastic polycarbonate/polysulfone/flame retardant blends
GB1356508A (en) * 1971-07-28 1974-06-12 Marubishi Oil Chemical Flame-retardant thermoplastic polymer composition
JPS5213215B2 (ja) * 1972-10-09 1977-04-13
JPS61133265A (ja) * 1984-11-30 1986-06-20 Japan Synthetic Rubber Co Ltd 難燃性樹脂組成物
JPS61130361A (ja) * 1984-11-30 1986-06-18 Mitsubishi Rayon Co Ltd 難燃性樹脂組成物
DE3544295A1 (de) * 1985-12-14 1987-06-19 Bayer Ag Thermoplastische formmassen mit hoher kriechstromfestigkeit
US4707510A (en) * 1986-08-14 1987-11-17 Daicel Chemical Industries, Ltd. Flame retardant resin composition

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003055525A (ja) * 2001-08-21 2003-02-26 Techno Polymer Co Ltd 熱可塑性樹脂組成物

Also Published As

Publication number Publication date
DE3884017D1 (de) 1993-10-21
EP0281779B1 (en) 1993-09-15
DE3884017T2 (de) 1994-04-14
US4839410A (en) 1989-06-13
KR880011254A (ko) 1988-10-27
EP0281779A2 (en) 1988-09-14
JPH07122014B2 (ja) 1995-12-25
EP0281779A3 (en) 1990-10-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4200702A (en) Self-extinguishing thermoplastic molding compositions
JP3115934B2 (ja) 難燃助剤、難燃剤および難燃性樹脂組成物
JPS6127410B2 (ja)
JPS63221146A (ja) 難燃性ゴム変性スチレン系樹脂組成物
JPH05295196A (ja) スチレン系樹脂組成物およびその製造方法
JPH05311030A (ja) 難燃性樹脂組成物
KR100241115B1 (ko) 내충격성이 우수한 난연성을 갖는 열가소성 수지 조성물
KR100422936B1 (ko) 내충격성, 및 강성이 우수한 스티렌계 난연 수지 조성물,및 이를 포함하는 스티렌계 난연 수지
JP2901721B2 (ja) 難燃性スチレン系樹脂組成物
KR101137579B1 (ko) 난연성이 우수한 고충격성 스티렌계 수지 조성물
KR100373212B1 (ko) 내충격성이 우수한 난연성 스티렌계 수지 조성물
JPH10120863A (ja) 難燃性樹脂組成物
KR100506858B1 (ko) 내후성이 우수한 난연성 열가소성 수지조성물
JP3397768B2 (ja) 難燃性スチレン系樹脂組成物
KR100505506B1 (ko) 내충격성 및 사출품의 외관이 우수한 난연성 스티렌계수지 조성물
US20020010238A1 (en) Ignition resistant polymer compositions
JPH06172607A (ja) 難燃性ポリスチレン樹脂組成物
KR20050068620A (ko) 난연성 폴리프로필렌 수지 조성물
GB2300860A (en) Flame retardant styrene polymer
JPH06184372A (ja) 難燃性ポリプロピレン系樹脂組成物
KR100702977B1 (ko) 광택성과 내열성이 우수한 난연성 폴리프로필렌 수지 조성물
JP2793350B2 (ja) 難燃性スチレン系樹脂組成物
JPS6381152A (ja) 耐熱難燃性樹脂組成物
KR20140092456A (ko) 폴리아미드 수지 조성물
JPH03290452A (ja) ポリエチレン樹脂組成物

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees