JP2000031772A - 低域通過型フィルタ - Google Patents

低域通過型フィルタ

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JP2000031772A
JP2000031772A JP10194376A JP19437698A JP2000031772A JP 2000031772 A JP2000031772 A JP 2000031772A JP 10194376 A JP10194376 A JP 10194376A JP 19437698 A JP19437698 A JP 19437698A JP 2000031772 A JP2000031772 A JP 2000031772A
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inductor
resin
iron powder
composite material
pass filter
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Fumio Uchikoba
文男 内木場
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TDK Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】GHz帯域におけるノイズ抑制効果が得られる
と共に、信号透過帯域とノイズ抑制帯域との境界を明確
に区画できる周波数特性の急峻な低域通過型フィルタを
提供する。 【解決手段】基体1に直線あるいは曲線状導体を設ける
ことによりインダクタ4を構成する。インダクタ4にチ
ップ状のコンデンサ7を搭載してインダクタ4に電気
的、機械的に結合する。基体1として、樹脂と鉄粉とか
らなる複合材料を用いることにより、インダクタンス成
分に損失を付加してGHz帯域におけるノイズ吸収機能
を持たせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、GHz帯において
ノイズ吸収機能を有する低域通過型フィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】例えばコンピュータや各種事務機器等の
電子機器における素子の搭載密度は過密の一途をたど
り、素子間の相互干渉やノイズの輻射の問題が顕在化し
てきている。また、使用周波数の高周波化により、コン
ピュータのCPUに顕著に見られるように、ICのクロ
ック周波数がここ数年で急に高くなり、現在では400
MHzのものまで登場している。このような高い周波数
においては、その高調波ノイズはGHz帯域に対応す
る。他の電子機器の例として、携帯電話等に見られるよ
うに、GHz帯域においても信号としての使用が一般的
になってきている。このような状況においてはGHzで
のノイズ除去の重要性が一段と増して来ている。
【0003】ノイズは、多くの場合、使用する信号の高
調波であり、この高周波を抑制することにより注力して
いる。例えば、フェライト磁性材料を用いたビーズは、
フェライトの高周波における吸収作用を利用したもので
ある。このビーズは、信号領域では殆ど減衰がなく、高
周波領域でのみ吸収を起こすことによってノイズを減衰
させる効果がある。
【0004】また、回路のある領域を金属板で遮蔽し、
相互干渉を防ぐことも広く行われている。これは、高周
波等のノイズ成分が他の回路ブロックに悪影響を与えな
いようにするために行う。他のノイズ抑制手段として、
LC共振回路によって低域通過型フィルタを構成して、
次段にノイズ成分を伝播させないことも行われている。
【0005】以上のノイズ抑制手段のうち、低域通過型
フィルタを用いる場合には、共振回路によって次段に伝
播されないノイズ成分は、前段に反射されることにな
る。このため、ノイズは抑制されるわけではないので、
場合によっては回路に発振等の思わぬ悪影響を与えるこ
とがある。金属板を用いる場合にも、ノイズを吸収する
という方法によっていないため、同様の問題が生じるお
それがある。
【0006】このような反射を無くすためには、フェラ
イトビースのような不要なノイズ成分を吸収によって熱
に変えて、反射を生じないものが望ましい。従来の回路
において、フェライトビーズが広く用いられる理由はこ
のためである。しかしながら、フェライトには吸収周波
数の上限があって、2GHz以上ではノイズ抑制効果が
十分に発揮されない。従ってこの領域では前記問題のあ
る金属板や低域通過型フィルタに頼らざるを得なかっ
た。
【0007】本発明者等は、前記ノイズ吸収タイプであ
ってしかもGHz帯域におけるノイズ抑制の優れた素子
の開発を行い、種々のものを提案している。これらはい
ずれもノイズ抑制材として、鉄の微粉末と樹脂とを混合
した複合材料を用いたものである。この複合材料は、従
来ダストコアと呼ばれて、低周波において、コイルの芯
材として使われてきたものである。
【0008】本発明者が提案したノイズ吸収素子のう
ち、特開平8−78218号、特開平8−204486
号、特開平9−82528号の各公報において開示され
たものは、鉄等の強磁性金属粉と樹脂との複合材料でな
る基体の表面または内部に信号線路となる導体を設けた
ものである。このように、鉄等の強磁性金属粉と樹脂と
の複合材料を用いることにより、GHz帯域におけるノ
イズ抑制効果が得られる。
【0009】また、実開平1−58909号公報には、
コンデンサと、フェライト磁芯を用いたインダクタでT
型のフィルタを構成したものが開示されている。これ
は、コンデンサと回路のインピーダンス共振特性とによ
ってだいたいの周波数特性を決め、共振点付近からフェ
ライトの吸収特性を利用するものである。これにより、
比較的急峻な減衰特性が得られ、また、高周波側の反共
振による透過を低減できることになる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前記特開平8−782
18号公報等のように、基体の内部または表面に信号用
導体を設け、基体として強磁性金属と樹脂との複合材料
と用いたものは、前述のように、GHz帯域におけるノ
イズ抑制効果は得られる。しかしながら、この複合材料
によるノイズ吸収の周波数特性は、共振回路における周
波数特性に比べて非常に緩やかである。従って、前記複
合材料によるノイズ吸収だけを用いてノイズ除去を行う
場合、ノイズ周波数と信号周波数が近接している時には
不利となる。
【0011】また、前記実開平1−58909号公報に
記載のように、フェライトの吸収特性を利用したインダ
クタとキャパシタとによりT型のフィルタを構成したも
のは、前述のように、フェライトによるノイズ吸収によ
るノイズ抑制効果を2GHz以上では期待できない。
【0012】本発明は、上記問題点に鑑み、GHz帯域
におけるノイズ抑制効果が得られると共に、信号透過帯
域とノイズ抑制帯域との境界を明確に区画できる周波数
特性の急峻な低域通過型フィルタを提供することを目的
とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の低域通過型フ
ィルタは、基体に直線あるいは曲線状導体を設けること
によりインダクタを構成すると共に、該インダクタにチ
ップ状のコンデンサを搭載して前記インダクタに電気
的、機械的に結合すると共に、前記基体として、樹脂と
鉄粉とからなる複合材料を用いることにより、インダク
タンス成分に損失を付加してGHz帯域におけるノイズ
吸収機能を持たせたことを特徴とする。
【0014】このように、樹脂と鉄粉との複合材料を用
いることにより、2GHz以上の高周波領域においても
ノイズ抑制効果が得らえる。また、インダクタとチップ
コンデンサとの組み合わせによって低域通過型フィルタ
を構成しているので、急峻な周波数特性が得られ、ノイ
ズ周波数と信号周波数が近接している時にも有利とな
る。
【0015】図1は前記複合材料の材料測定のためにト
ロイダル状に加工してこの試料の複素透磁率を測定した
ものである。図1において、μ’は複素透磁率の実数成
分、μ”は虚数成分であり、素子のインダクタンスは実
数成分μ’に比例し、虚数成分μ”は材料における損失
に比例する。図1から分かるように、鉄を用いれば、G
Hz帯域において、材料における損失が著るしく大きく
なる。このような損失は主に鉄粉による。鉄の地金は、
もともと、広い周波数範囲で、高い透磁率および磁気損
失を示す。しかしながら、鉄は高い導電性を有するため
に、表皮効果によって高周波の電磁波が鉄の内部には浸
透しない。このため、鉄の地金そのものでは高周波にお
いて高い損失を得ることができない。鉄粉を用いること
によってGHzにおいても電磁波が内部に浸透して高い
損失を得ることができる。
【0016】請求項2の低域通過型フィルタは、請求項
1において、前記鉄粉は、表面にリン酸処理による絶縁
被膜を有することを特徴とする。
【0017】本発明のように鉄粉と樹脂との複合材料を
用いる場合、リン酸により鉄の表面処理を行うことによ
り、鉄粉の表面に被膜を形成することにより、電気絶縁
性を高めることができる。この電気絶縁性の促進は、樹
脂としてエポキシ樹脂を用いることでより促進される。
本発明において、鉄粉の含有量によっても相違するが、
0.1wt%〜1wt%の濃度となるように有機溶媒で
希釈したリン酸溶液に鉄粉を浸すことによって顕著な効
果が得られた。リン酸濃度がこれより低い場合には絶縁
抵抗の劣化が起こり、また、これ以上高い濃度では、素
子を形成する際に成形性が悪くなった。
【0018】請求項3の低域通過型フィルタは、請求項
1または2において、前記鉄粉は平均粒径が1μm〜5
μmであり、鉄粉の樹脂中の含有量を70wt%〜80
wt%とし、前記樹脂はエポキシ樹脂でなり、該エポキ
シ樹脂は、多官能性エポキシ樹脂とビスフェノールA型
高分子エポキシ樹脂と特殊骨格を持つエポキシ樹脂とを
主成分とし、前記特殊骨格を持つエポキシ樹脂を前記エ
ポキシ組成物に対して10wt%〜30wt%含有する
ことを特徴とする。
【0019】鉄粉は、平均粒径が1μmより小さくても
また5μmより大きくてもGHz以上の透過損失が低下
する。また、鉄粉と樹脂との複合材料において、鉄粉の
含有量は70wt%〜80wt%とすることでモールド
素材として適したものを得ることができる。樹脂として
の耐熱性はエポキシ樹脂が優れていることが知られてい
る。また、エポキシ樹脂においては、射出成形等の加工
技術が確率しており、この点においてもエポキシ樹脂を
用いることが好ましい。しかしながら、耐熱性について
は、電子部品ではハンダ付けを行う必要から、260℃
で10秒程度の加熱によっても変化がないことが必要と
なる。この条件は一般の樹脂の耐熱性の水準においては
特に厳しい条件となる。
【0020】耐熱性を得るために、特殊骨格を有するエ
ポキシ樹脂を、10wt%〜30wt%程度含有させる
ことが好ましい。この特殊骨格樹脂は、完成樹脂の軟化
温度(Tg)を上昇させる作用がある。例えば、ビフェ
ニル型、ビスフェノールS型、ナフタレン型、シクロペ
ンタジエン型、アラルキル型、ハイドロキノン型、ノボ
ラック型、テトラフェニロールエタン型(4官能型)、
トリスヒドロキシフェニルメタン型(3官能型)、ジシ
クロペンタジエンフェノール型等を上げることができ、
エポキシ基を2個もしくはそれ以上持つ化合物である限
り、分子構造や分子量によって制限されることはない。
ただし、基本骨格に、エピビス型エポキシ樹脂を用いた
場合、その特性を劣化させることなく高いTgを得るた
めには、上記のもののなかではテトラフェニロールエタ
ン型エポキシ樹脂を用いることが好ましい。
【0021】前記複合材料において、その全体の鉄粉の
含有量は、損失の大きさに係わる大きな要素となる。勿
論、含有量が多いほど損失が大きくなり、好ましいわけ
であるが、多過ぎる場合、リン酸処理とのかねあいもあ
るが、絶縁抵抗の著しい劣化が見られる。また、鉄粉の
含有量は他の要素にも影響を与える。例えば、コンデン
サと機械的に密着を得ようとした場合、80wt%を超
えると、接着剤を用いて機械的強度を得る必要が生じ
た。また、鉄粉の含有量が70wt%より少ないと、損
失が低下することから、鉄粉の含有量は70wt%〜8
0wt%とすることが好ましい。
【0022】請求項4の低域通過型フィルタは、請求項
1から3までのいずれかにおいて、前記樹脂と鉄粉とを
組み合わせた複合材料からなる基体に導体を埋設するこ
とによりインダクタを構成し、該インダクタの導体を前
記基体の外部に露出させ、該露出部において前記チップ
コンデンサを電気的に接続し、前記チップコンデンサお
よびその前記インダクタとの接続部を、前記複合材料に
用いた樹脂によって覆うことにより機械的に結合したこ
とを特徴とする。
【0023】このように、チップコンデンサをインダク
タに固定するために、複合材料を構成する樹脂を用いる
ことにより、高い結合強度を得ることができると共に、
樹脂材料が1種ですむため、製造が容易でありかつ経済
的となる。また、基体を構成する材料とチップコンデン
サを固定するための樹脂材料の熱膨張率がほぼ同じとな
るため、剥離等の欠陥が起こりにくい。
【0024】請求項5の低域通過型フィルタは、請求項
1から3までのいずれかにおいて、前記樹脂と鉄粉とを
組み合わせた複合材料からなる基体に貫通孔を設けて該
貫通孔に導体を埋設することによりインダクタを構成
し、前記基体に凹部を設け、該凹部にチップコンデンサ
を収容し、該インダクタの導体を前記基体の外部に露出
させ、該露出部において前記チップコンデンサを電気的
に接続し、前記チップコンデンサおよびその前記インダ
クタとの接続部を、前記複合材料に用いた樹脂によって
覆うことにより機械的に結合したことを特徴とする。
【0025】このように、チップコンデンサをインダク
タの基体内に埋込むことにより、薄型化が可能となる。
【0026】
【発明の実施の形態】図2は本発明による低域通過型フ
ィルタの一実施の形態を、内部コイルを透視した状態で
示す斜視図である。図3(A)、(B)はそれぞれ図1
のE−E断面図およびF−F断面図、図3(C)はこの
低域通過型フィルタの等価回路図である。
【0027】この低域通過型フィルタ、基体1を鉄粉と
樹脂との複合材料により構成する。該基体1にはコイル
2、3を内蔵する。各コイル2、3は基体1と共にシー
ト積層法あるいは印刷法によって形成されるインダクタ
4を構成するものである。各コイル2、3の一端はそれ
ぞれ基体1の両端に設けられた端子電極5、6に接続さ
れる。各コイル2、3の他端は、導体2a、3aにより
基体1の外部である上面に引き出して露出させる。
【0028】基体1上には、チップコンデンサ7を搭載
する。このチップコンデンサ7の搭載のため、基体1の
側面にはチップコンデンサ用の端子電極8を設ける。チ
ップコンデンサ7は、その一方の端子電極9を前記端子
電極8に電気的に接続し、他方の端子電極10を前記基
体1の上面に露出させた導体2a、3aに電気的に接続
する。この電気的接続は、銀等の導体ペースト11の塗
布、加熱により行うことができる。該チップコンデンサ
7は、少なくともチップコンデンサ6および電気的接続
部を樹脂12により覆って硬化させることにより、イン
ダクタ4に機械的に結合する。この樹脂12として、基
体1を構成する樹脂のうち鉄粉を除いたものを用いるこ
とにより、製造が容易となり、かつ基体1との親和性が
あるため、結合強度が上がる。
【0029】
【実施例】シート積層法により下記の工程でフィルタを
製造した。鉄粉としてカーボニル鉄と呼ばれる粉体を用
いた。この鉄粉は有機金属間化合物であるカーボニル鉄
を熱分解したもので、形状はほぼ球形である。この鉄粉
を前処理する溶液として、リン酸をエタノールで希釈し
た溶液を3リットル用意し、上述のカーボニル鉄粉を5
00g、撹拌しながら投入し、1時間静置した。その
後、カーボニル鉄粉だけを濾し取り、自然乾燥した。
【0030】エポキシ樹脂の調整にあたっては、多官能
性エポキシ樹脂樹脂として、エピビス型エポキシ樹脂
(油化シェルエポキシ社製エピコート1001:エポキ
シ当量470、およびエピコート1007:エポキシ当
量1950)を用いた。また、ビスフェノールA型高分
子エポキシ樹脂は、油化シェルエポキシ社製エピコート
1225:エポキシ当量2000を用いた。また、特殊
骨格を持つエポキシ樹脂として、テトラフェニロールエ
タン型エポキシ樹脂(油化シェルエポキシ社製エピコー
ト1031S:エポキシ当量196)を用いた。
【0031】これらの樹脂を主成分とし、硬化剤とし
て、ビスフェノールA型ノボラック樹脂(油化シェルエ
ポキシ社製YLH129B65:水酸基当量118g/
eq)、硬化促進剤としてイミダゾール化合物(四国化
成工業社製2E4MZ)を使用した。これらの溶解は、
トルエンおよびメチルエチルケトンの混合溶剤で行っ
た。このように溶媒に溶解させた樹脂を鉄粉とを室温で
混合撹拌し、ペースト状の材料を得た。
【0032】シート成型法によってインダクタを形成す
るに当っては、上記ペーストをメチルエチルケトンを利
用してさらに粘度調整を行い、ドクターブレード法によ
って100μm程度の厚さのグリーンシートをPETフ
ィルム上に成形した。このときの乾燥温度はおおむね7
0℃から80℃とした。70℃よりも温度が低い場合
は、後の工程において剥離が困難になった。一方80℃
より高い場合には、後の工程において、コンデンサとの
密着強度が低下してしまう。著しい場合にはシートにひ
び割れを起こしてしまう。
【0033】このように成形したシートに、機械的に、
またはレーザによりスルーホールを形成し、その後導体
ペーストをスクリーン印刷することにより、コイル2、
3となる内部導体の印刷とスルーホールへの導体充填を
行った。スルーホールとその中に充填する導体は、各コ
イル2、3を構成するための各シート上の導体間の接続
と、外部への引き出しを行う導体を形成するためのもの
である。導体ペースト中の金属としては銀を用い、銀を
ウレタン系樹脂内に混入し、ブチルカルビトールアセテ
ートによって希釈し、印刷に供した。導体の電気抵抗を
考えた場合、導体の含有率が高いことが要求されるが、
あまり高い場合、一般的には印刷性が悪くなったりする
が、グリーンシートとの親和性によりはがれを生じる不
具合が発生した。この銀の含有量は、電気抵抗を落とさ
ず、しかも剥離を生じないようにするには、銀の含有率
は、75wt%以上、85wt%以下とすることが好ま
しい。
【0034】スルーホール形成および導体ペースト印刷
を行ったグリーンシートを150℃で1時間乾燥した。
これは次のプレス成形を行う際に良好な成形体を得るた
めのもので、この温度が120℃より低いと加圧成形中
のシートが柔らかになりすぎ、成形体の積層精度が出し
にくくなる。著しい場合、成形金型から、一部こぼれ出
るようなこともある。また、この温度が160℃を超え
ると、加圧成形時に積層体にならず、剥離することがあ
る。このため、この乾燥温度は、好ましくは120℃以
上、160℃以下である。上述のように乾燥したものか
らPETフィルムを剥離し、これらのグリーンシートを
積層し、50℃、1t/cm2の条件で加圧成形して積
層体を得た。この積層体をナイフで1つ1つのインダク
タ部に切り分けた。
【0035】このインダクタ部の表面に、最初に記載し
た鉄粉と樹脂とからなる複合材料でなるペーストを塗布
し、チップコンデンサ7を軽く加圧しながら搭載し、内
部導体に用いたものと同じ導体ペーストを用いて電気的
接続を行った。端子電極の形成は、スクリーン印刷を用
いて形成し、さらに外部のチップコンデンサ7の表面が
露出しないように、鉄分を含有しない前記エポキシ組成
物でその表面を覆うと共に、電気的接続部を覆うことに
より、チップコンデンサ7を基体1(インダクタ)に機
械的に結合した。このように作製したものを200℃、
1時間の熱処理を行い、得られたものの端子電極5、
6、8にニッケル、錫の電気メッキを行い試料とした。
【0036】この試料の電気的評価にあたっては、50
Ωの特性インピーダンスを持つストリップ線上に搭載
し、その電送特性をネットワークアナライザーで評価し
た。搭載したチップコンデンサ7のキャパシタンスは2
pFであった。また、電気抵抗率はこの部材を厚さ1m
mに成形し、これを挟むように円形の銅箔を接続し、絶
縁抵抗計によって測定した。
【0037】表1に鉄粉の平均粒径、鉄粉の前処理リン
酸の濃度、特殊骨格のエポキシ樹脂であるテトラフェニ
ロールエタン型エポキシのwt%、鉄粉含有量を種々に
変更し、5GHzにおける減衰量、比抵抗、耐熱性、成
形性を調べた結果を表わす。表1のその1は本発明に含
まれる実施例であり、その2は比較例である。比較例
は、あるパラメータについての特性等を測定する場合、
他のパラメータは実施例に含まれる組成あるいは性状と
した。
【0038】
【表1】
【0039】表1のその1に示す実施例で示すように、
鉄粉の平均粒径が1μm〜5μmの範囲においては、5
GHzにおける減衰量として22dB以上が得られ、比
抵抗として8×1011Ωcmが得られ、耐熱性も良好で
あった。一方表2のその2の比較例3、4に示すよう
に、平均粒径が8μmあるいは0.5μmの場合には前
記減衰量が10dB、12dBと小さくなった。したが
って、鉄粉の平均粒径は1μm〜5μmであることが好
ましい。
【0040】また、表1のその1の実施例に示すよう
に、リン酸濃度が0.1wt%〜1wt%の範囲であれ
ば、5GHzにおける減衰量として22dB以上が得ら
れ、比抵抗として8×1011が得られ、耐熱性も良好で
あった。一方表2のその2の比較例1、2に示すよう
に、リン酸濃度が0.05wt%になると、比抵抗が1
×109Ωcmとなり、また、2wt%になると、成形
不良となった。このため、リン酸濃度は0.1wt%〜
1wt%であることが好ましい。
【0041】また、表1のその1の実施例に示すよう
に、テトラフェニロールエタン型エポキシの含有量が1
0wt%〜30wt%の範囲においては、前述のよう
に、5GHzにおける減衰量として22dB以上が得ら
れ、比抵抗として8×1011が得られ、耐熱性も良好で
あった。一方、表2のその2の比較例5、6のテトラフ
ェニロールエタン型エポキシの含有量が35wt%にな
ると、比抵抗は109Ωcmとなり、また、8wt%に
なると、変形を生じる場合があった。このため、テトラ
フェニロールエタン型エポキシの含有量は10wt%〜
30wt%であることが好ましい。
【0042】また、表1のその1の実施例に示すよう
に、複合材料中の鉄粉の含有量は、70wt%〜80w
t%の範囲においては、5GHzにおける減衰量として
22dB以上が得られ、比抵抗として8×1011が得ら
れ、耐熱性も良好であった。一方、表2のその2の比較
例7、8に示すように、鉄粉の含有量が60wt%にな
ると、5GHzにおける減衰量が12dBに低下し、ま
た、鉄粉の含有量が85wt%になると、比抵抗が1×
108Ωと低下し、またチップコンデンサ7の接着不良
が生じた。このため、鉄粉の含有量は70wt%〜80
wt%であることが好ましい。
【0042】図4は実施例1の減衰率(透過率)を従来
例(特開平8−204486号公報)と比較して示す周
波数特性図である。本発明による場合、従来例に比較し
て急峻が周波数特性が得られることが図4から分かる。
【0043】図5(A)は前記シート成型法による湿式
法に対し、成形による乾式法を採用して作製した本発明
の他の実施の形態を示す斜視図、図5(B)は(A)の
G−G断面図である。図5の実施の形態においては、前
記鉄粉と樹脂からなる複合材料のペーストを150℃で
乾燥させ、これをメッシュパス(篩い通し)して顆粒を
得た。得られた顆粒を所定の金型に充填し、従来の粉末
冶金法と同様に加圧して基体15としての成形体を得
た。成形体には、インダクタを形成するための貫通孔1
6を設けると共に、チップコンデンサ7を充填搭載する
ための凹部17を設けた。
【0044】得られた成形体に、スクリーン印刷法によ
り、基体15の裏面に銀でなる導体パターン19を形成
した。同時に、貫通孔16にも銀でなる導体ペーストを
充填してインダクタ4Aを構成する導体20とした。さ
らに両端の端子電極21、22となるパターン、および
側面の端子電極23となるパターンも形成し、200℃
の条件で乾燥した。このインダクタ部に電気メッキを施
した。用いた導体ペーストは、シート成形時に用いたも
のと同一物で、良好な鉄含有量は同様であった。
【0045】このインダクタの一部の凹部17に基体1
5を構成する鉄粉入り樹脂ペースト18を塗布し、適当
な加圧条件でチップコンデンサ7を押し入れた。そし
て、スクリーン印刷により、前記端子電極23とコンデ
ンサ電極9とを接続する導体24、基体15の上面に露
出した導体20と端子電極21、22間を接続する導体
25、コンデンサ7の端子電極10と前記基体15の上
面に露出した導体20とを接続する導体26を形成し
た。また、チップコンデンサ7の露出部は鉄粉を含有し
ない前記エポキシ樹脂27でなるペーストによって絶縁
コートし、試料とした。このような乾式法による場合に
も前記湿式法による場合とほぼ同様の結果を得た。
【0046】
【発明の効果】請求項1によれば、基体に直線あるいは
曲線状導体を設けることによりインダクタを構成し、か
つ、該インダクタにチップ状のコンデンサを搭載して前
記インダクタに電気的、機械的に結合すると共に、前記
基体として、樹脂と鉄粉とからなる複合材料を用いるこ
とにより、インダクタンス成分に損失を付加してGHz
帯域におけるノイズ吸収機能を持たせたので、2GHz
以上の高周波領域においてもノイズ抑制効果が得らえ
る。また、インダクタとチップコンデンサとの組み合わ
せによって低域通過型フィルタを構成しているので、急
峻な周波数特性が得られ、ノイズ周波数と信号周波数が
近接している時にも信号からノイズを分離して抑制でき
る。
【0047】請求項2によれば、請求項1において、前
記鉄粉の表面にリン酸処理による被膜を有することによ
り、電気絶縁性を高めることができる。このため、鉄粉
の含有量が上り、鉄粉による損失を増大させ、ノイズ抑
制効果を上げることができる。
【0048】請求項3によれば、請求項1または2にお
いて、前記鉄粉は平均粒径が1μm〜5μmであり、鉄
粉の樹脂中の含有量を70wt%〜80wt%とし、前
記樹脂はエポキシ樹脂でなり、該エポキシ樹脂は、多官
能性エポキシ樹脂とビスフェノールA型高分子エポキシ
樹脂と特殊骨格を持つエポキシ樹脂とを主成分とし、前
記特殊骨格を持つエポキシ樹脂を前記エポキシ組成物に
対して10wt%〜30wt%としたので、減衰量、比
抵抗、耐熱性、成形性の面において、良好な結果が得ら
れる。
【0049】請求項4によれば、請求項1から3までの
いずれかにおいて、前記樹脂と鉄粉とを組み合わせた複
合材料からなる基体に導体を埋設することによりインダ
クタを構成し、該インダクタの導体を前記基体の外部に
露出させ、該露出部において前記チップコンデンサを電
気的に接続し、前記チップコンデンサおよびその前記イ
ンダクタとの接続部を、前記複合材料に用いた樹脂によ
って覆うことにより機械的に結合したので、チップコン
デンサのインダクタに対する高い結合強度を得ることが
できると共に、樹脂材料が1種ですむため、製造が容易
でありかつ経済的となる。また、基体を構成する材料と
チップコンデンサを固定するための樹脂材料の熱膨張率
がほぼ同じとなるため、剥離等の欠陥が起こりにくい。
【0050】請求項5によれば、請求項1から3までの
いずれかにおいて、前記樹脂と鉄粉とを組み合わせた複
合材料からなる基体に貫通孔を設けて該貫通孔に導体を
埋設することによりインダクタを構成し、前記基体に凹
部を設け、該凹部にチップコンデンサを収容し、該イン
ダクタの導体を前記基体の外部に露出させ、該露出部に
おいて前記チップコンデンサを電気的に接続し、前記チ
ップコンデンサおよびその前記インダクタとの接続部
を、前記複合材料に用いた樹脂によって覆うことにより
機械的に結合したので、請求項4と同様にチップコンデ
ンサの結合強度、剥離防止、材料の管理、製造の面で有
利となる他、チップコンデンサをインダクタの基体内に
埋込むことにより、薄型化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】鉄粉と樹脂との複合材料における複素透磁率の
周波数特性図である。
【図2】本発明による低域通過型フィルタの一実施の形
態を、内部コイルを透視した状態で示す斜視図である。
【図3】(A)、(B)はそれぞれ図1のE−E断面図
およびF−F断面図、(C)はこの低域通過型フィルタ
の等価回路図である。
【図4】本発明の一実施例における減衰量の周波数特性
を、従来例と比較して示す図である。
【図5】(A)は本発明による低域通過型フィルタの他
の実施の形態を、内部コイルを透視した状態で示す斜視
図、(B)は(A)のG−G断面図である。
【符号の説明】
1:基体、2、3:コイル、4、4A:インダクタ、
5、6、8〜10:端子電極、7:チップコンデンサ、
11:接続用導体、12:樹脂、15:基体、16:貫
通孔、17:凹部、19:導体パターン、20:導体、
21、22:端子電極、24〜26:接続導体、27:
樹脂

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基体に直線あるいは曲線状導体を設けるこ
    とによりインダクタを構成すると共に、該インダクタに
    チップ状のコンデンサを搭載して前記インダクタに電気
    的、機械的に結合すると共に、 前記基体として、樹脂と鉄粉とからなる複合材料を用い
    ることにより、インダクタンス成分に損失を付加してG
    Hz帯域におけるノイズ吸収機能を持たせたことを特徴
    とする低域通過型フィルタ。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記鉄粉は、表面にリン酸処理による絶縁被膜を有する
    ことを特徴とする低域通過型フィルタ。
  3. 【請求項3】請求項1または2において、 前記鉄粉は平均粒径が1μm〜5μmであり、鉄粉の樹
    脂中の含有量を70wt%〜80wt%とし、 前記樹脂はエポキシ樹脂でなり、該エポキシ樹脂は、多
    官能性エポキシ樹脂とビスフェノールA型高分子エポキ
    シ樹脂と特殊骨格を持つエポキシ樹脂とを主成分とし、 前記特殊骨格を持つエポキシ樹脂を前記エポキシ組成物
    に対して10wt%〜30wt%含有することを特徴と
    する低域通過型フィルタ。
  4. 【請求項4】請求項1から3までのいずれかにおいて、 前記樹脂と鉄粉とを組み合わせた複合材料からなる基体
    に導体を埋設することによりインダクタを構成し、 該インダクタの導体を前記基体の外部に露出させ、該露
    出部において前記チップコンデンサを電気的に接続し、 前記チップコンデンサおよびその前記インダクタとの接
    続部を、前記複合材料に用いた樹脂によって覆うことに
    より機械的に結合したことを特徴とする低域通過型フィ
    ルタ。
  5. 【請求項5】請求項1から3までのいずれかにおいて、 前記樹脂と鉄粉とを組み合わせた複合材料からなる基体
    に貫通孔を設けて該貫通孔に導体を埋設することにより
    インダクタを構成し、 前記基体に凹部を設け、該凹部にチップコンデンサを収
    容し、 該インダクタの導体を前記基体の外部に露出させ、該露
    出部において前記チップコンデンサを電気的に接続し、 前記チップコンデンサおよびその前記インダクタとの接
    続部を、前記複合材料に用いた樹脂によって覆うことに
    より機械的に結合したことを特徴とする低域通過型フィ
    ルタ。
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