JPWO2018110054A1 - Lcデバイス、lcデバイスの製造方法 - Google Patents

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Abstract

インダクタとキャパシタとが1素体に一体に形成された構造において、優れたQ値のインダクタを実現する。LCデバイス(10)は、素体(20)、インダクタ(40)、キャパシタ(50)、および、磁性体部(31)を備える。素体(20)は、平板状であり、少なくとも一部に絶縁性の樹脂層を備える。インダクタ(40)は、ループ状の導体パターン(401、402)を有し、素体(20)の内部に形成されている。キャパシタ(50)は、実装型の素子であり、ループ状の導体パターン(401、402)の開口内であって、少なくとも実装面が樹脂層に接する状態で素体(20)内に配置されている。磁性体部(31)は、素体(20)の一部を形成し、ループ状の導体パターン(401、402)の略全長に亘って、導体パターン(401、402)とキャパシタ(50)との間に配置されている。

Description

本発明は、インダクタとキャパシタとが1素体に一体化されたLCデバイスと、その製造方法に関する。
従来、携帯通信端末等に好適な小型で薄型のLCデバイスが各種考案されている。例えば、特許文献1、2には、薄膜プロセスを用いてインダクタとキャパシタとを形成し、これらを1素体に一体化したものが記載されている。
また、特許文献3には、多層基板内にインダクタとキャパシタとを備えるものが記載されている。特許文献3に記載のLCデバイスでは、インダクタは、多層基板内に形成された導体パターンによって実現され、キャパシタは、多層基板に内蔵された実装型のキャパシタである。
特開平7−307440号公報 特開2007−288104号公報 国際公開第2015−194373号パンフレット
しかしながら、特許文献1、2に記載のように、薄膜プロセスを用いた場合、インダクタの直流抵抗が大きくなり、大電流用途には不向きであるとともに、Q値が低下してしまう。
また、特許文献3に記載の構成では、スパイラル形状のインダクタの開口内にキャパシタが配置されており、これら全体が絶縁性樹脂で覆われているので、インダクタの発生する磁界はキャパシタに作用し、インダクタの損失につながってしまう。これにより、インダクタのQ値が低下してしまう。
したがって、本発明の目的は、インダクタとキャパシタとが1素体に一体に形成された構造において、優れたQ値のインダクタを実現することにある。
この発明のLCデバイスは、素体、インダクタ、キャパシタ、および、第1磁性体部を備える。素体は、平板状であり、互いに対向する第1主面と第2主面とを有し、少なくとも一部に絶縁性の樹脂層を備える。インダクタは、第1主面からの平面視においてループ状の導体パターンを有し、素体の内部に形成されている。キャパシタは、LGA(ランドグリッドアレイ)型の素子であり、平面視においてループ状の導体パターンの開口内であって、少なくとも実装面が樹脂層に接する状態で素体内に配置されている。第1磁性体部は、素体の一部を形成し、ループ状の導体パターンの略全長に亘って、ループ状の導体パターンと実装型キャパシタとの間に配置されている。
この構成では、ループ状の導体パターンの発生する磁界は第1磁性体部を通り、キャパシタによる損失は抑制される。
また、この発明のLCデバイスでは、ループ状の導体パターンの少なくとも一部において、ループ状の導体パターンを基準に第1磁性体部と反対側に配置された第2磁性体部を備えることが好ましい。
この構成では、ループ状の導体パターンの発生する磁界によるループ状の導体パターンの外側における損失が抑制される。
また、この発明のLCデバイスでは、第2磁性体部は、ループ状の導体パターンの略全長に亘って、第1磁性体部と対向して配置されていることが好ましい。
この構成では、ループ状の導体パターンの発生する磁界によるループ状の導体パターンの外側における損失がさらに抑制される。
また、この発明のLCデバイスでは、ループ状の導体パターンの第1主面側に配置された第3磁性体部、および、ループ状の導体パターンの第2主面側に配置された第4磁性体部の少なくとも一方を備えることが好ましい。
この構成では、ループ状の導体パターンが発生する磁界によるループ状の導体パターンの第1主面側および第2主面側の少なくとも一方における損失が抑制される。
また、この発明のLCデバイスでは、第3磁性体部と第4磁性体部との両方を備え、第1磁性体部、第2磁性体部、第3磁性体部、および、第4磁性体部は、ループ状の導体パターンを囲む形状に連接されていることが好ましい。
この構成では、ループ状の導体パターンが発生する磁界は、第1磁性体部、第2磁性体部、第3磁性体部、および、第4磁性体部からなる閉磁路を通るので、損失が更に抑制される。
また、この発明のLCデバイスでは、第1磁性体部、第2磁性体部、第3磁性体部、および、第4磁性体部は、メタルコンポジット材からなることが好ましい。
この構成では、インダクタの直流重畳特性が向上する。
また、この発明のLCデバイスでは、次の構成であることが好ましい。キャパシタは、第1外部端子導体と第2外部端子導体とを備える。素体の第1主面には、第1入出力端子導体、第2入出力端子導体、および、グランド端子導体が形成されている。第1入出力端子導体は、インダクタの一方端に接続されている。インダクタの他方端は、第2入出力端子導体とキャパシタの第1外部端子導体とに接続されている。キャパシタの第2外部端子導体は、グランド端子導体に接続されている。
この構成では、信号ラインに対してシリーズにインダクタが接続され、シャントにキャパシタが接続されたLCデバイスが形成される。
また、この発明のLCデバイスでは、インダクタの他方端と第1外部端子導体とを接続する配線導体の幅は、インダクタを形成するループ状の導体パターンの幅よりも広いことが好ましい。
この構成では、キャパシタを介して信号ラインをグランドに接続する経路のESLが抑制される。
また、この発明のLCデバイスでは、次の構成であることが好ましい。第2外部端子導体は、キャパシタの本体の第1主面側に形成されている。第2外部端子導体とグランド端子導体とは、平面視において少なくとも一部が重なっており、素体の厚み方向に延びる導体のみによって接続されている。
この構成では、キャパシタを介して信号ラインをグランドに接続する経路のESLがさらに抑制される。
また、この発明のLCデバイスの製造方法は、導体パターンと同じ材料からなる磁路形成用犠牲層と、樹脂層とをベース基板の表面に形成する工程と、樹脂層の凹部を設けてキャパシタを配置する工程とを有する。また、LCデバイスの製造方法は、樹脂層によって覆われている部分を除く磁路形成用犠牲層を除去して、第1磁性体部用の穴を形成する工程と、穴に対して磁性体材料を充填する工程と、を有する。
この製造方法では、上述の構成のLCデバイスの導体パターンの形成と、磁性体部用の穴の形成準備とを同時に実現でき、工程が簡素化される。
インダクタとキャパシタとが1素体に一体に形成された構造において、優れたQ値のインダクタを実現できる。
(A)は、本発明の第1の実施形態に係るLCデバイスの構造を示す側面から見た構成図であり、(B)は、本発明の第1の実施形態に係るLCデバイスの構成を示す平面断面図である。 本発明の第1の実施形態に係るLCデバイスの等価回路図である。 (A)−(F)は、本発明の実施形態に係るLCデバイスの各製造過程での構成を示す側面断面図である。 (A)−(E)は、本発明の実施形態に係るLCデバイスの各製造過程での構成を示す側面断面図である。 (A)−(D)は、本発明の実施形態に係るLCデバイスの各製造過程での構成を示す側面断面図である。 (A)−(D)は、本発明の実施形態に係るLCデバイスの各製造過程での構成を示す側面断面図である。 (A)−(C)は、本発明の実施形態に係るLCデバイスの各製造過程での構成を示す側面断面図である。 (A)、(B)、(C)は、本発明の第2の実施形態に係るLCデバイスの概略的な層構成を示す図である。 (A)は、本発明の第2の実施形態に係るLCデバイスを第1主面側から視た外観斜視図であり、(B)は、本発明の第2の実施形態に係るLCデバイスを第2主面側から視た外観斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係るLCデバイスのキャパシタに帯する配線導体の派生例を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係るLCデバイスの構造を示す側面から見た構成図である。 本発明の第3の実施形態に係るLCデバイスの等価回路図である。 本発明の第4の実施形態に係るLCデバイスの構造を示す側面から見た構成図である。 (A)、(B)は、本発明の第5の実施形態に係るLCデバイスの構造を示す側面から見た構成図である。
本発明の第1の実施形態に係るLCデバイスについて、図を参照して説明する。図1(A)は、本発明の第1の実施形態に係るLCデバイスの構造を示す側面から見た構成図である。図1(B)は、本発明の第1の実施形態に係るLCデバイスの構成を示す平面断面図である。
図1(A)、図1(B)に示すように、LCデバイス10は、素体20、磁性体部31、32、33、34、インダクタ40、キャパシタ50、配線導体61、62、グランド端子導体71、および、入出力端子導体721、722を備える。
素体20は、互いに対向する第1主面201と第2主面202とを有する。また、素体20は、第1主面201と第2主面202とを連接する側面203を備える。素体20は、第1主面201からの平面視において矩形である。素体20は、樹脂部21、22、および、磁性体部31、32、33、34を備える。樹脂部21、22は、絶縁性の樹脂材からなる。磁性体部31、32、33、34は、金属磁性粉を圧粉成形してなるメタルコンポジット材からなる。すなわち、磁性体部31、32、33、34は、絶縁性の樹脂材にメタル粒子(金属磁性粉)を混ぜた材料からなる。なお、メタルコンポジット材は、表面に無機系の絶縁性被膜を付したメタル粒子を用いる場合、樹脂材を含んでいなくてもよい。メタル粒子は、樹脂材の内部に略均一に分散された配置されており、磁性体部31、32、33、34は略絶縁性を有し、マクロ的に絶縁性を有する。メタル粒子としては、例えば、Ni−Fe合金からなる。
樹脂部21は、第1主面201からの平面視において矩形であり、直方体形状である。樹脂部21は、平面視で磁性体部31とチップ型のキャパシタ50との間に設けられており、言い換えると、キャパシタ50の全周を取り囲むように設けられており、磁性体部31とキャパシタ50とが直接的に接しないように形成されている。なお、樹脂部21は、樹脂部22と同様、基本的には非磁性の絶縁体(磁性粒子を含まない樹脂層)で構成されているが、各磁性体部よりも低い透磁率を有する低透磁率磁性体であってもよい。つまり、各樹脂部は、各磁性体部における磁性粒子の含有量よりも少ない含有量で磁性粒子を含んでいてもよい。
磁性体部31は、平面視で、コイル状のインダクタ40の内周に沿って、キャパシタ50の外周を囲むように、インダクタ40およびキャパシタ50と直接的には接しないように設けられており、樹脂部21の側面の全面を覆っている。磁性体部31が本発明の「第1磁性体部」に対応する。
樹脂部22は、コイル状のインダクタ40の内外周に沿って、かつ、インダクタ40を構成するループ状導体の線間に設けられており、磁性体部31における樹脂部21に当接する側面と反対側の側面の全面を覆っている。
磁性体部32は、平面視で、コイル状のインダクタ40の外周に沿って、インダクタ40とは直接的には接しないように設けられており、樹脂部22における磁性体部31に当接する側面と反対側の側面の全面を覆っている。この磁性体部32における樹脂部22に当接する側面と反対側の側面が素体20の側面203となる。磁性体部32が本発明の「第2磁性体部」に対応する。
磁性体部33は、樹脂部21、磁性体部31、樹脂部22、および磁性体部32からなる部分における第1主面201側の全面を覆っている。磁性体部33における樹脂部21、磁性体部31、樹脂部22、および磁性体部32からなる部分に当接する面と反対側の面が素体20の第1主面201となる。
磁性体部34は、樹脂部21、磁性体部31、樹脂部22、および磁性体部32からなる部分における第2主面202側の全面を覆っている。磁性体部34における樹脂部21、磁性体部31、樹脂部22、および磁性体部32からなる部分に当接する面と反対側の面が素体20の第2主面202となる。
なお、磁性体部31、32、33および34は、各磁性体部の間に明確な界面があるわけではなく、一体的に形成された磁性体部である。
インダクタ40は、導体パターン401、402を備える。図1(B)に示すように、導体パターン401は、第1主面201からの平面視において開口を有するループ状である。導体パターン402も、導体パターン401と同様に、第1主面201からの平面視において開口を有するループ状である。導体パターン401と導体パターン402とは、第1主面201からの平面視において、略全長に亘って重なっている。
導体パターン401と導体パターン402とは、図示を省略した導体パターンによって接続されており、これらの導体パターンによって、インダクタ40は、第1主面201からの平面視において開口を有し、素体20の厚み方向に平行な軸を有するスパイラル形状である。
導体パターン401、402は、樹脂部22内に形成されている。言い換えれば、インダクタ40は、樹脂部22内に配置されている。
キャパシタ50は、実装型の素子であり、所謂LGA型の端子導体を有し、薄膜プロセスによって形成された薄膜キャパシタ素子である。キャパシタ50は、キャパシタンスを生じる平板状の本体部と、該本体部の一方主面(実装面)に形成された第1外部端子導体および第2外部端子導体とを備える。なお、第1外部端子導体および第2外部端子導体は、それぞれ単数であってもよく、複数であってもよい。
キャパシタ50は、樹脂部21内に配置されている。キャパシタ50は、実装面が第1主面201側となるように配置されている。素体20の厚み方向において、キャパシタ50の位置とインダクタ40の導体パターン401の位置とは、略同じである。言い換えれば、キャパシタ50と導体パターン401とは、素体20の同じ層に配置されている。ここで、キャパシタ50の厚みを導体パターン401の厚みと略同じにすることによって、素体20を薄くでき、ひいてはLCデバイス10を薄くできる。
配線導体61、62は、樹脂部21内に配置されている。配線導体61は、所謂ビア導体からなる導体パターン611によって、キャパシタ50の第2外部端子導体に接続されている。配線導体62は、所謂ビア導体からなる導体パターン621によって、キャパシタ50の第1外部端子導体に接続されている。
グランド端子導体71、および、入出力端子導体721、722は、それぞれに矩形であり、素体20の第1主面201に形成されている。グランド端子導体71は、第1主面201からの平面視において、配線導体61およびキャパシタ50の第2外部端子導体に重なっている。グランド端子導体71は、所謂ビア導体からなる導体パターン612によって、配線導体61に接続されている。入出力端子導体721と入出力端子導体722とは、グランド端子導体71を挟んで配置されている。
このような構成によって、LCデバイス10は、図2に示す回路を実現する。図2は、本発明の第1の実施形態に係るLCデバイスの等価回路図である。
図2に示すように、LCデバイス10は、回路的に、入出力端子P1、P2、グランド端子PG、インダクタL、キャパシタCを備える。インダクタLの一方端は、入出力端子P1に接続され、他方端は、入出力端子P2に接続されている。すなわち、インダクタLは、入出力端子P1、P2を接続する信号ラインにシリーズ接続されている。キャパシタCの一方端は、インダクタLの他方端と入出力端子P2とを接続する信号ラインに接続されており、キャパシタの他方端は、グランド端子PGに接続されている。グランド端子PGは、基準電位、グランド等に接続されている。入出力端子P1、P2は、それぞれ入出力端子導体721、722で実現され、グランド端子PGは、グランド端子導体71によって実現される。インダクタLは、インダクタ40によって実現され、キャパシタCは、キャパシタ50によって実現される。
上述の構造によって、LCデバイス10では、ループ状の導体パターン401、402とキャパシタ50との間に磁性体部31が配置されている。そして、磁性体部31は、ループ状の導体パターン401、402の延びる方向の全長に亘って、ループ状の導体パターン401、402とキャパシタ50との間に配置されている。したがって、インダクタ40に電流が流れ、ループ状の導体パターン401、402から発生し、素体20の中心側に向かう磁界は、磁性体部31内を通過する。このため、当該磁界がキャパシタ50に鎖交することが抑制され、キャパシタ50に発生する渦電流よる損失は抑制される。これにより、インダクタ40のQ値の低下は、抑制される。また、キャパシタ50に渦電流が発生することが抑制されることで、キャパシタ50の温度上昇を抑制し、キャパシタ50の特性低下を抑制できる。
さらに、ループ状の導体パターン401、402に対して素体20の側面203側に磁性体部32が配置されている。そして、磁性体部32は、ループ状の導体パターン401、402の延びる方向の全長に亘って配置されている。したがって、インダクタ40に電流が流れ、ループ状の導体パターン401、402から発生し、素体20の側面203側に向かう磁界は、磁性体部32内を通過する。このため、当該磁界が素体20の外部に漏れて、外部の素子等によって損失が発生することを抑制できる。これにより、インダクタ40のQ値の低下は、さらに抑制される。
さらに、ループ状の導体パターン401、402に対して、素体20の第1主面201側に磁性体部33が配置されており、素体20の第2主面202側に磁性体部34が配置されている。そして、磁性体部33、34は、ループ状の導体パターン401、402の延びる方向の全長に亘って配置されている。また、磁性体部33、34は、磁性体部31、32に連接している。したがって、インダクタ40に電流が流れ、ループ状の導体パターン401、402から発生する磁界は、磁性体部31、32、33、34からなる閉磁路内を通過する。このため、当該磁界が他の素子は導体パターンに鎖交して損失を発生することを抑制できる。これにより、インダクタ40のQ値の低下は、さらに抑制される。
このように、LCデバイス10は、上述の構成を備えることによって、優れたQ値のインダクを実現できる。
また、LCデバイス10では、磁性体部31は、素体20の厚み方向に沿って連続する形状であるが、部分的に不連続な部分があってもよい。しかしながら、磁性体部31は、素体20の厚み方向に沿って連続する形状であることにより、ループ状の導体パターン401、402のように、素体20の厚み方向に導体パターンが配置される場合に、磁界がキャパシタ50側に漏れる部分が厚み方向において存在しない。これにより、上述の損失をさらに確実に抑制でき、Q値の低下をさらに確実に抑制できる。
また、LCデバイス10は、キャパシタ50も、磁性体部31、33、34によって覆われている。これにより、キャパシタ50から発生する電磁ノイズがインダクタ40や外部に漏洩することを抑制できる。また、この際、キャパシタ50の第1外部端子導体および第2外部端子導体側の一方主面と、配線導体61、62および導体パターン611、621の形成領域とは、樹脂部21によって覆われている。これにより、磁性体部31、33が導電性の材料(例えば、上述のメタル粒子)を含んでいても、短絡を抑制できる。また、更にインダクタンスを増やすために例えば2〜30μmといった狭い間隔で複数ターンのインダクタを形成する場合でも各ターン間の短絡の可能性は極めて低い。したがって、磁性体部31、33の材料の選択範囲を広げることができ、特に磁性体部におけるメタル粒子の含有量を90wt%以上にまで増やすことが可能である。
また、LCデバイス10では、キャパシタ50の第2外部端子導体は、グランド端子導体71に重なっており、配線導体61、導体パターン611、612のみによって、すなわち、素体20の厚み方向の延びる導体のみによって、グランド端子導体71に接続されている。これにより、図2に示すキャパシタCとグランド端子PGとの間に発生する寄生インダクタンスを抑制できる。すなわち、信号ラインとグランド端子PGとをキャパシタCによって接続する経路のESLを抑制できる。
また、LCデバイス10では、導体パターン401、402間に磁性体部31が配置されておらず、絶縁性の樹脂部22が配置されているので、磁性体部31がメタルコンポジット材であって、導体パターン401、402間の距離が短くても、導体パターン401、402間の短絡を抑制できる。
このような構成からなるLCデバイス10は、次に示す製造方法によって製造される。図3(A)−図3(F)、図4(A)−図4(E)、図5(A)−図5(D)、図6(A)−図6(D)、図7(A)−図7(C)は、本発明の実施形態に係るLCデバイスの各製造過程での構成を示す側面断面図である。
図3(A)に示すように、ベース基板901を用意する。ベース基板901は、例えば、FR−4基板である。ベース基板901の両主面には、剥離層が形成されている。
図3(B)に示すように、ベース基板901の両主面に、ベース樹脂層902を形成する。ベース樹脂層902は、上述の樹脂部21、22の材料を用いる。
図3(C)に示すように、ベース樹脂層902に対して、パターンエッチングを行って、磁路形成用貫通孔902Hを形成する。
図3(D)に示すように、ベース樹脂層902、および、磁路形成用貫通孔902Hによって露出するベース基板901の表面を覆うように、シード層903を形成する。シード層903は、上述のコイル状の導体パターン401と同じ材料からなる。
図3(E)に示すように、ベース樹脂層902とシード層903とが積層している領域に、レジストパターン904を形成する。
図3(F)に示すように、シード層903の表面におけるレジストパターン904の非形成領域に、磁路形成用犠牲層905を形成する。磁路形成用犠牲層905は、上述の導体パターン401と同じ材料からなる。
図4(A)に示すように、レジストパターン904と該レジストパターン904に重なる位置のシード層903を除去することで、凹部904Hを形成する。
図4(B)に示すように、中央の凹部904Hの内部に、キャパシタ50を配置する。この際、キャパシタ50は、第1外部端子導体および第2外部端子導体の形成面と反対側の面がベース樹脂層902に当接するように、配置される。
図4(C)に示すように、磁路形成用犠牲層905を覆い、凹部904Hに充填するように、樹脂層906を形成する。
図4(D)に示すように、樹脂層906をパターンエッチングすることによって、凹部906Hを形成する。この際、凹部906Hは、コイル状の導体パターン401となる部分を除く、磁路形成用犠牲層905の表面を露出させ、キャパシタ50の第1外部端子導体および第2外部端子導体を露出させるように形成されている。
図4(E)に示すように、凹部906Hを覆い、コイル状の導体パターン401となる磁路形成用犠牲層905の部分に対して平面視において重なる樹脂層906の表面に、シード層907を形成する。シード層907は、凹部906Hによって磁路形成用犠牲層905が露出する部分と、上述の導体パターン402、611、612、および、配線導体61、62となる部分と、に形成されている。
図5(A)に示すように、シード層907の表面に、磁路形成用犠牲層908を形成する。シード層907および磁路形成用犠牲層908は、導体パターン402、611、612、および、配線導体61、62と同じ材料からなる。この際、シード層907が無い部分には、凹部908Hが形成される。
図5(B)に示すように、磁路形成用犠牲層908を覆い、凹部908Hに充填するように、樹脂層909を形成する。
図5(C)に示すように、樹脂層909をパターンエッチングすることによって、凹部909Hを形成する。この際、凹部909Hは、コイル状の導体パターン402および配線導体62となる部分を除く、磁路形成用犠牲層908の表面を露出させるように形成されている。
図5(D)に示すように、凹部906Hにおける配線導体61となる部分に重なる部分を覆うようにシード層910を形成する。そして、シード層910の表面に、導体層911を形成する。シード層910、および、導体層911は、導体パターン612と同じ材料からなる。
図6(A)に示すように、導体層911、シード層910、樹脂層909を覆い、凹部909Hを充填するように、保護フィルム912を装着する。
図6(B)に示すように、剥離層を用いて、LCデバイス10となる部分をベース基板901から剥離する。
図6(C)に示すように、シード層903、磁路形成用犠牲層905、シード層907、磁路形成用犠牲層908が順に積層され、ベース樹脂層902に覆われていない部分をエッチングして、これらシード層903、磁路形成用犠牲層905、シード層907、磁路形成用犠牲層908を除去する。これにより、後に磁性体部31、32となる位置に、図6(C)に示すような穴913Hが形成される。
図6(D)に示すように、保護フィルム912を剥離する。
図7(A)に示すように、ベース樹脂層902側の全面および導体層911側の全面を覆い、且つ図6(D)の穴913Hを充填するように、磁性材914を形成する。
図7(B)に示すように、導体層911側の磁性材914を、導体層911が露出するまで研削する。
図7(C)に示すように、磁性材914の導体層911側の面に、グランド端子導体71、および、入出力端子導体721、722を形成する。
このような製造方法を用いることによって、LCデバイス10を製造できる。また、この製造方法を用いることで、ベース基板の両面にLCデバイス10となる部分を形成でき、製造効率が向上する。
また、磁路形成用犠牲層と導体パターンおよび配線導体となる部分を同じ材料とすることによって、磁性体部31、32を形成するための工程の一部を、導体パターン401、402、611、621および配線導体61、62を形成する工程と同時に行うことができる。これにより、製造工程を簡素化できる。
次に、本発明の第2の実施形態に係るLCデバイスについて、図を参照して説明する。図8(A)、(B)、(C)は、本発明の第2の実施形態に係るLCデバイスの概略的な層構成を示す図である。図9(A)は、本発明の第2の実施形態に係るLCデバイスを第1主面側から視た外観斜視図である。図9(B)は、本発明の第2の実施形態に係るLCデバイスを第2主面側から視た外観斜視図である。
図8(A)、図8(B)、図8(C)、図9(A)、図9(B)に示すように、第2の実施形態に係るLCデバイス10Aは、第1の実施形態に係るLCデバイス10と比較して、基本的な構成は同じであり、ループ状の導体パターンの外側の磁性体部が部分的に配置される等の箇所において異なる。したがって、第1の実施形態のLCデバイス10と同様の構成の箇所の説明は省略し、説明の必要な箇所のみを具体的に説明する。
LCデバイス10は、平板状であり、第1主面に、グランド端子導体71A、および、入出力端子導体721A、722Aを備える。グランド端子導体71A、および、入出力端子導体721A、722Aは、平面視において、略矩形である。グランド端子導体71は、LCデバイス10の第1方向の中央付近に形成されており、第2方向の全長に亘る形状である。入出力端子導体721A、722Aは、LCデバイス10の第1方向の一方端付近に形成されている。入出力端子導体721Aは、第2方向の一方端付近に配置され、入出力端子導体722Aは、第2方向の他方端付近に配置されている。
導体パターン401A、402Aは、ループ状であり、素体20Aの平面視において、すなわち、第1方向および第2方向に直交する方向に視て、略重なる位置に配置されている。導体パターン401A、402Aは、素体20Aの4側面に沿って配置されており、そのうちの第1方向の一方端の側面を除く3側面に対しては、3側面の近傍に配置されている。
導体パターン401Aは、導体パターン402Aよりも第2主面側に配置されている。導体パターン401Aの延びる方向の一方端411Aは、平面視において入出力端子導体721Aに重なっている。この一方端411Aは、ビア導体によって、入出力端子導体721Aに接続されている。
導体パターン402Aの延びる方向の一方端421Aは、平面視において導体パターン401Aの延びる方向の他方端412Aに重なっている。導体パターン402Aの一方端421Aは、ビア導体によって、導体パターン401Aの他方端に接続されている。導体パターン402Aの延びる方向の他方端422Aは、平面視において、入出力端子導体722Aに重なっている。この他方端422Aは、ビア導体によって、入出力端子導体722Aに接続されている。この構成によって、導体パターン401A、402Aを含むインダクタは、素体20Aの厚み方向に平行な巻回軸を有し、平面視して中央に開口を有するスパイラル形状となる。
磁性体部31Aは、素体20Aの厚み方向において、導体パターン401Aの形成される層と導体パターン402Aの形成される層とを含むように、所定の長さを有する。すなわち、磁性体部31Aは、素体20Aを側面視して、導体パターン401A、402Aと同じ厚み位置に存在するように配置されている。磁性体部31Aは、平面視において略環状であり、導体パターン401A、402Aの延びる方向に沿って略平行に配置されている。磁性体部31Aは、導体パターン401A、402Aの開口側、すなわち、素体20Aの平面視において導体パターン401A、402Aの内側に、配置されている。磁性体部31Aは略環状の延びる方向の途中位置が部分的に切断された形状である。この切断部分は、磁性体部31Aにおける第2方向に平行な部分であって、第1方向の他方端に近い側の部分である。より具体的には、この切断部分は、素体20Aの平面視において、入出力端子導体722Aの形成領域と、後述のキャパシタ50の配置領域との間に配置されている。
磁性体部32Aは、磁性体部31Aと同様に、素体20Aの厚み方向において、導体パターン401Aの形成される層と導体パターン402Aの形成される層とを含むように、所定の長さを有する。磁性体部32Aは、第1方向の他方端の側面と導体パターン401、402との間に配置されている。すなわち、磁性体部32Aは、磁性体部31Aにおける切断部分を有する部分の近傍に配置されている。
キャパシタ50は、略環状の磁性体部31Aの開口内に配置されている。キャパシタ50は、複数の第1外部端子導体501、および、複数の第2外部端子導体502を備える。キャパシタ50は、複数の第1外部端子導体501、および、複数の第2外部端子導体502を有する面が第1主面側となるように配置されている。複数の第1外部端子導体501は、キャパシタ50の第1対角にそれぞれ配置されおり、複数の第2外部端子導体502は、キャパシタ50の第2対角にそれぞれ配置されている。
導体パターン402Aと同層には、配線導体61A、62Aが形成されている。配線導体61Aは、素体20Aの平面視において、第1外部端子導体501と重なっており、ビア導体によって接続されている。さらに、配線導体61Aは、素体20Aの平面視において、グランド端子導体71Aに重なっており、ビア導体によって接続されている。この構成によって、キャパシタ50は、グランド端子導体71Aに対して、素体20Aの厚み方向に延びる導体のみで接続され、キャパシタ50とグランド端子導体71Aとの間の寄生インダクタンスを抑制できる。
配線導体62Aは、平面視において、第2外部端子導体502と重なっており、ビア導体によって接続されている。配線導体62Aは、磁性体Aにおける切断部分を通り、導体パターン402Aの他方端422Aに接続されている。
以上のような構成を備えることによって、LCデバイス10Aは、LCデバイス10と同様に、図2に示す回路を実現できる。また、LCデバイス10Aは、LCデバイス10と同様に、インダクタのQ値の低下を抑制できる。
また、LCデバイス10Aは、インダクタを構成する導体パターン401A、402Aの外側の三方向(第1方向の両端、および、第2方向の一方端)に磁性体部を有していない。これにより、素体の大きさが規定されていれば、この大きさの範囲内において、インダクタの開口を大きくでき、インダクタの特性が向上する。一方、インダクタの開口が規定されていれば、素体を小さくできる。
また、LCデバイス10Aでは、配線導体62Aが、素体20Aの平面視において、磁性体部31Aに重なっていない。これにより、配線導体62Aと磁性体部31Aとの結合が抑制され、キャパシタ50と入出力端子導体722Aとの間、すなわち、キャパシタ50の信号ライン側の寄生インダクタンスおよび損失を小さくできる。
また、LCデバイス10Aでは、キャパシタ50の第1外部端子導体501、第2外部端子導体502が複数である。これにより、キャパシタのESLが低下し、損失を小さくできる。これは、特に、LCデバイス10Aを電源ラインに用いる場合において有効で有り、LCデバイス10Aのように、インダクタのQ値が高い場合に特に有効である。
なお、配線導体61A、62Aは、図10に示すように、配線導体61AA、62AAにそれぞれ置き換えてもよい。図10は、本発明の第2の実施形態に係るLCデバイスのキャパシタに帯する配線導体の派生例を示す図である。
図10に示すように、配線導体61AAは、キャパシタ50の第1外部端子導体501に重なる形状である。配線導体62AAは、第1外部端子導体501を除くキャパシタ50の略全面に重なる形状である。
このような構成とすることによって、配線導体62AAの面積は大きくなり、抵抗は低下する。さらに、配線導体62AAは、磁性体部31Aの切断部分を通る箇所の幅も広い。これにより、配線導体62AAの抵抗は更に低下する。したがって、キャパシタ50の信号ライン側(入出力端子導体722A側)の寄生インダクタを小さくできるとともに損失を小さくでき、LCデバイス10Aの特性が向上する。
次に、本発明の第3の実施形態に係るLCデバイスについて、図を参照して説明する。図11は、本発明の第3の実施形態に係るLCデバイスの構造を示す側面から見た構成図である。
図11に示すように、第3の実施形態に係るLCデバイス10Bは、第1、第2の実施形態に示したLCデバイス10、10Aに対して、利用するキャパシタ50Bが異なる。キャパシタ50Bは、既知の内部構造によってキャパシタンスを発生する誘電体素体の両端に外部端子導体を備える構造である。
LCデバイス10Bは、素体20Bを備える。素体20Bは、それぞれが平板状の樹脂部211、212、22Bと磁性体部31Bとの積層体である。樹脂部211の両主面には、樹脂部212が配置されている。樹脂部212における樹脂部211の当接面と反対側の面には、磁性体部31Bが配置されている。磁性体部31Bにおける樹脂部212と反対側の面には、樹脂部22Bが配置されている。
キャパシタ50Bは、樹脂部211、222からなる層内に配置されている。導体パターン41B、42Bは、平面視において螺旋形状である。これにより、インダクタが構成される。
導体パターン41Bは、素体20Bの厚み方向において、キャパシタ50Bの一方端側に配置されている。導体パターン42Bは、素体20Bの厚み方向において、キャパシタ50Bの他方端側に配置されている。導体パターン41B、42Bは、磁性体部31Bに当接した状態で樹脂部22B内に形成されている。導体パターン41Bは、キャパシタ50Bの一方端側の磁性体部31Bに形成された導体パターン621Bによってキャパシタの一方の外部端子導体に接続されている。導体パターン42Bは、キャパシタ50Bの他方端側の磁性体部31Bに形成された導体パターン622Bによってキャパシタの一方の外部端子導体に接続されている。
導体パターン41B、42Bと同層には、配線導体71Bがそれぞれ形成されている。配線導体71Bは、磁性体部31Bに形成された導体パターン611Bによってキャパシタの他方の外部端子導体に接続されている。2個の配線導体71Bは、厚み方向に延びる接続導体によって接続されている。
上記構成のLCデバイス10Bは、既知の部品内蔵型の多層基板の製造方法によって製造できる。
このような構成とすることで、LCデバイス10Bは、図12に示す回路を実現できる。図12は、本発明の第3の実施形態に係るLCデバイスの等価回路図である。
図12に示すように、LCデバイス10Bは、回路的に、入出力端子P1B、P2B、グランド端子PG、インダクタL1、L2、および、キャパシタCを備える。
インダクタL1の一方端は、入出力端子P1Bに接続され、他方端は、インダクタL2の一方端およびキャパシタCの一方端に接続されている。インダクタL2の他方端は、入出力端子P2Bに接続されている。すなわち、インダクタL1、L2は、入出力端子P1B、P2Bを接続する信号ラインにシリーズ接続されている。キャパシタの他方端は、グランド端子PGに接続されている。グランド端子PGは、基準電位、グランド等に接続されている。
インダクタL1は、導体パターン41Bで実現され、インダクタL2は、導体パターン42Bで実現される。キャパシタCは、キャパシタ50によって実現される。
入出力端子P1Bは、導体パターン41Bにおけるキャパシタ50に接続する側と反対側の端部である。入出力端子P2Bは、導体パターン42Bにおけるキャパシタ50に接続する側と反対側の端部である。グランド端子PGは、配線導体71Bにおけるキャパシタ50に接続する側と反対側の端部である。
上記LCデバイス10Cの構成では、インダクタを構成する導体パターン41B、42Bとキャパシタ50Bとの間に磁性体部31Bが配置されている。これにより、上述の実施形態と同様に、インダクタのQ値の低下を抑制できる。また、キャパシタ50Bの特性の低下も抑制できる。
次に、本発明の第4の実施形態に係るLCデバイスについて、図を参照して説明する。図13は、本発明の第4の実施形態に係るLCデバイスの構造を示す側面から見た構成図である。
図13に示すように、第4の実施形態に係るLCデバイス10Cは、第3の実施形態に係るLCデバイス10Bに対して、磁性体部32C、35Cを追加した点で異なる。LCデバイス10Cの他の構成は、LCデバイス10Bと同様であり、同様の箇所の説明は省略する。
LCデバイス10Cの樹脂部22C、磁性体部31C、導体パターン41C、42C、キャパシタ50C、導体パターン611C、621C、622C、および、配線導体71Cは、LCデバイス10Bの樹脂部22B、磁性体部31B、導体パターン41B、42B、キャパシタ50B、導体パターン611B、621B、622Bとそれぞれ同様で或。
磁性体部32Cは、平板状であり、樹脂部22Cに対して、磁性体部31Cと反対側に配置されている。磁性体部35Cは、磁性体部31C、32Cに連接しており、磁性体部31C、32C、35Cによって、導体パターン41C、42Cはそれぞれ囲まれている。
このような構成とすることで、導体パターン41C、42Cで発生する磁界は、磁性体部31C、32C、35Cからなる閉磁路内を通り、閉磁路の外側(導体パターン41C,42Cと反対側)には殆ど漏れない。これにより、導体パターン41C、42CのそれぞれからなるインダクタのQ値の低下を抑制できる。
次に、本発明の第5の実施形態に係るLCデバイスについて、図を参照して説明する。図14(A)、(B)は、本発明の第5の実施形態に係るLCデバイスの構造を示す側面から見た構成図である。
図14(A)に示すLCデバイス10Dは、第1の実施形態に係るLCデバイス10と略同様の構成であり、素体20Dの樹脂部21Dおよび磁性体部30Dの形状において異なる。
図14(A)に示すように、樹脂部21Dは、素体20Dにおけるキャパシタ50の外部端子導体の形成面側の部分(配線導体61、62、導体パターン611、621の形成される部分)のみに配置されている。素体20Dの他の部分は、磁性体部30Dによって形成されている。このような構成であっても、第1の実施形態に係るLCデバイス10と同様の作用効果が得られる。
図14(B)に示すLCデバイス10Eは、第1の実施形態に係るLCデバイス10と略同様の構成であり、素体20Eの樹脂部21Eおよび磁性体部30Eの形状において異なる。
図14(B)に示すように、樹脂部21Eは、素体20Eにおけるキャパシタ50の外部端子導体の形成面側の部分(配線導体61、62、導体パターン611、621の形成される部分)、キャパシタ50の側面、および、素体20Eにおけるグランド端子導体71、入出力端子導体721、722の形成面に形成されている。このような構成であっても、第1の実施形態に係るLCデバイス10と同様の作用効果が得られる。また、この構成では、グランド端子導体71と、入出力端子導体721、722とが近接しても、これらの間の短絡を、より確実に抑制できる。
なお、これらの構成は一例であり、次の構成を備えていればよい。LCデバイスは、樹脂部と磁性体部とを有する素体を備える。素体の内部に実装型のキャパシタと、インダクタを構成するループ状の導体パターンが備えられている。キャパシタとループ状の導体パターンとの間に磁性体部が配置されている。
また、上述の説明では、磁性体部として、メタル粒子を用いる態様を示したが、フェライト粉末等、他の磁性体材料を用いてもよい。しかしながら、メタル粒子を用いることによって、インダクタの直流重畳特性が向上し、大電流用途(例えば、電源回路)に好適なLCデバイスが得られる。
また、上述の第1、第2の実施形態では、ループ状の導体パターンは、各層で1ターンの巻きであるが、複数ターンであってもよい。また、上述の第1、第2の実施形態では、ループ状の導体パターンを2層にする態様を示したが、1層であってもよく、3層以上であってもよい。
P1:入出力端子
P1B:入出力端子
P2:入出力端子
P2B:入出力端子
PG:グランド端子
10、10A、10B、10C、10D、10E:LCデバイス
20、20A、20B、20D、20E:素体
21、21D、21E、22、22B、22C:樹脂部
30D、30E、31、31A、31B、31C、32、32A、32C、33、34、35C:磁性体部
40:インダクタ
41B、42B、41C、42C:導体パターン
50、50B、50C:キャパシタ
61、61A、61AA、62、62A、62AA:配線導体
71、71A:グランド端子導体
71B、71C:配線導体
201:第1主面
202:第2主面
203:側面
211、212:樹脂部
401、401A、402、402A:導体パターン
411A:導体パターン401Aの一方端
412A:導体パターン401Aの他方端
421A:導体パターン402Aの一方端
422A:導体パターン402Aの他方端
501:第1外部端子導体
502:第2外部端子導体
611、611B、611C、612、621、621B、622B:導体パターン
721、721A、722、722A:入出力端子導体
901:ベース基板
902:ベース樹脂層
902H:磁路形成用貫通孔
903、907、910:シード層
904:レジストパターン
904H、906H、908H、909H:凹部
905、908:磁路形成用犠牲層
906、909:樹脂層
911:導体層
912:保護フィルム
913H:穴
914:磁性材

Claims (10)

  1. 互いに対向する第1主面と第2主面とを有し、少なくとも一部に絶縁性の樹脂層を備えた平板状の素体と、
    前記第1主面からの平面視においてループ状の導体パターンを有し、前記素体の内部に形成されたインダクタと、
    前記平面視において前記ループ状の導体パターンの開口内であって、少なくとも実装面が前記樹脂層に接する状態で前記素体内に配置された実装型のキャパシタと、
    前記素体の一部を形成し、前記ループ状の導体パターンの略全長に亘って、前記ループ状の導体パターンと前記実装型のキャパシタとの間に配置された第1磁性体部と、
    を備えた、LCデバイス。
  2. 前記ループ状の導体パターンの少なくとも一部において、前記ループ状の導体パターンを基準に前記第1磁性体部と反対側に配置された第2磁性体部を備える、
    請求項1に記載のLCデバイス。
  3. 前記第2磁性体部は、前記ループ状の導体パターンの略全長に亘って、前記第1磁性体部と対向して配置されている、
    請求項2に記載のLCデバイス。
  4. 前記ループ状の導体パターンの前記第1主面側に配置された第3磁性体部、および、前記ループ状の導体パターンの前記第2主面側に配置された第4磁性体部の少なくとも一方を備える、
    請求項2または請求項3のいずれかに記載のLCデバイス。
  5. 前記第3磁性体部と前記第4磁性体部との両方を備え、
    前記第1磁性体部、前記第2磁性体部、前記第3磁性体部、および、前記第4磁性体部は、前記ループ状の導体パターンを囲む形状に連接されている、
    請求項4に記載のLCデバイス。
  6. 前記第1磁性体部、前記第2磁性体部、前記第3磁性体部、および、前記第4磁性体部は、メタルコンポジット材からなる、
    請求項4または請求項5に記載のLCデバイス。
  7. 前記キャパシタは、第1外部端子導体と第2外部端子導体とを備え、
    前記素体の前記第1主面には、第1入出力端子導体、第2入出力端子導体、および、グランド端子導体が形成されており、
    前記第1入出力端子導体は、前記インダクタの一方端に接続されており、
    前記インダクタの他方端は、前記第2入出力端子導体と前記キャパシタの前記第1外部端子導体とに接続されており、
    前記キャパシタの前記第2外部端子導体は、前記グランド端子導体に接続されている、
    請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のLCデバイス。
  8. 前記インダクタの他方端と前記第1外部端子導体とを接続する配線導体の幅は、前記インダクタを形成する前記ループ状の導体パターンの幅よりも広い、
    請求項7に記載のLCデバイス。
  9. 前記第2外部端子導体は、前記キャパシタの本体の前記第1主面側に形成されており、
    前記第2外部端子導体と前記グランド端子導体とは、前記平面視において少なくとも一部が重なっており、前記素体の厚み方向に延びる導体のみによって接続されている、
    請求項7または請求項8に記載のLCデバイス。
  10. 請求項1乃至請求項9のいずれかに記載のLCデバイスの製造方法であって、
    前記導体パターンと同じ材料からなる磁路形成用犠牲層と、樹脂層とを、ベース基板の表面に形成する工程と、
    前記樹脂層の凹部を設けてキャパシタを配置する工程と、
    前記樹脂層によって覆われている部分を除く前記磁路形成用犠牲層を除去して、前記第1磁性体部用の穴を形成する工程と、
    前記穴に対して磁性体材料を充填する工程と、
    を有する、LCデバイスの製造方法。
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