JPH08330517A - 集積回路装置および共振回路 - Google Patents

集積回路装置および共振回路

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JPH08330517A
JPH08330517A JP13365095A JP13365095A JPH08330517A JP H08330517 A JPH08330517 A JP H08330517A JP 13365095 A JP13365095 A JP 13365095A JP 13365095 A JP13365095 A JP 13365095A JP H08330517 A JPH08330517 A JP H08330517A
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JP
Japan
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metal layer
inductor
capacitor
upper metal
lower metal
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Application number
JP13365095A
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English (en)
Inventor
Masao Nishida
昌生 西田
Tetsuo Sawai
徹郎 澤井
Keiichi Honda
圭一 本多
Naonori Uda
尚典 宇田
Toshikazu Hirai
利和 平井
Yasoo Harada
八十雄 原田
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 共振回路を用いた集積回路装置の占有面積を
小さくし、配線を短くすることである。 【構成】 上部金属層61からなるスパイラルインダク
タ10の中央部の空き領域に下部金属層21、絶縁層お
よび上部金属層62からなるMIMキャパシタ20を配
置する。インダクタ10の上部金属層61の内側の端部
をコンタクトホール41を介してキャパシタ20の下部
金属層21に接続し、インダクタ10の上部金属層61
の外側の端部をコンタクトホール42を介して下部金属
層22に接続する。キャパシタ20の上部金属層62を
コンタクトホール43を介して下部金属層20に接続す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はインダクタおよびキャパ
シタを含む集積回路装置および共振回路に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、移動体通信の急速な発展に伴って
通信のために非常に多くの周波数の電波が必要となって
おり、移動体通信で使用される電波の周波数はマイクロ
波帯へと移行しつつある。そのため、携帯機に用いられ
る増幅器等の信号処理回路はマイクロ波集積回路(MM
IC)により構成される。そして、利便性の向上という
観点から携帯機の小型化が指向されている。
【0003】図6はマイクロ波集積回路(MMIC)に
より構成される増幅器の一例を示す回路図である。図6
の増幅器100は、キャパシタCg,Cd1,Cd2,
Cd3、インダクタLg,Ld1,Ld2、電界効果ト
ランジスタ(FET)TRおよび抵抗Rgを含み、MM
ICのチップ上に形成される。
【0004】入力パッドINと電界効果トランジスタT
Rのゲートとの間にキャパシタCgおよびインダクタL
gが直列に接続され、トランジスタTRのゲートとゲー
ト電圧入力パッドVGとの間に抵抗Rgが接続される。
トランジスタTRのソースは接地パッドGNDに接続さ
れ、トランジスタTRのドレインと接地パッドGNDと
の間にキャパシタCd3が接続される。
【0005】トランジスタTRのドレインと出力パッド
OUTとの間にインダクタLd1およびキャパシタCd
1が直列に接続される。インダクタLd1およびキャパ
シタCd1間の接続点とドレイン電圧入力パッドVDと
の間にインダクタLd2およびキャパシタCd2が並列
に接続される。インダクタLd2およびキャパシタCd
2がドレインバイアス回路として働く並列共振回路を構
成する。
【0006】MMICのパッケージには、入力信号を受
ける入力ピン101、出力信号を導出する出力ピン10
2、ゲート電圧Vgが与えられるゲート電圧入力ピン1
03、ドレイン電圧Vdが与えられるドレイン電圧入力
ピン104および接地ピンが設けられている。
【0007】入力パッドINと入力ピン101との間、
出力パッドOUTと出力ピン102との間、接地パッド
GNDと接地ピンとの間およびドレイン電圧入力パッド
VDとドレイン電圧入力ピン104との間には、パッケ
ージおよびボンディングワイヤのインダクタンス成分L
1,L2,L3,L4がそれぞれ存在する。また、入力
ピン101と接地ピンとの間、出力ピン102と接地ピ
ンとの間および入力ピン101と出力ピン102との間
には、パッケージのキャパシタンス成分C1,C2,C
3がそれぞれ存在する。ゲート電圧入力パッドVGと接
地ピンとの間には外付けキャパシタC4が接続され、ド
レイン電圧入力ピン104と接地ピンとの間には外付け
キャパシタC5が接続される。
【0008】キャパシタCgの値は15pF、キャパシ
タCd1の値は5pF、キャパシタCd2の値は1.4
pF、キャパシタCd3の値は0.6pFである。イン
ダクタLgの値は7.1nH、インダクタLd1,Ld
2の値はいずれも4.9nHである。抵抗Rgの値は7
kΩである。
【0009】また、パッケージおよびボンディングワイ
ヤのインダクタンス成分L1,L2,L3,L4の値は
いずれも0.53nHである。パッケージのキャパシタ
ンス成分C1,C2の値はいずれも0.15pF、パッ
ケージのインダクタンス成分C3の値は0.04pFで
ある。外付けキャパシタC4,C5の値はいずれも51
0pFである。
【0010】図7は図6の増幅器100を構成する従来
のMMICの回路パターンを示す平面図である。図7に
示すように、GaAs基板1上に、入力パッドIN、ゲ
ート電圧入力パッドVG、接地パッドGND、出力パッ
ドOUTおよびドレイン電圧入力パッドVDが形成さ
れ、さらに3個のインダクタLg,Ld1,Ld2、4
個のキャパシタCg,Cd1,Cd2,Cd3、1個の
トランジスタTRおよび1個の抵抗Rgが形成されてい
る。
【0011】インダクタLg,Ld1,Ld2は、上部
金属層からなるスパイラルインダクタにより形成され、
キャパシタCg,Cd1,Cd2,Cd3は、下部金属
層、絶縁層および上部金属層の積層構造からなるMIM
(金属/絶縁体/金属)キャパシタにより形成される。
スパイラルインダクタの線幅は10μmであり、線間隔
は5μmである。インダクタLd2およびキャパシタC
d2が共振回路200を構成する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】図7の従来のMMIC
の回路パターンでは、共振回路200のインダクタLd
2の一方の端部とキャパシタCd2の一方の端部とを接
続するためにおよびキャパシタCd1とインダクタLd
2とを接続するために、約200μmの長い配線201
が必要となる。そのため、配線201をマイクロストリ
ップ線路とみなす必要があり、共振回路200をインダ
クタンス成分およびキャパシタンス成分のみからなる集
中定数回路と定義して設計を行うことができない。その
結果、増幅器の設計が複雑化する。
【0013】また、インダクタLd2およびキャパシタ
Cd2がそれぞれ別個の位置に設けられているので、共
振回路200の寸法は約250μm×約350μmとな
り、占有面積は8750μm2と大きくなる。その結
果、増幅器全体の寸法(MMICのチップの寸法)は9
00μm×800μmとなり、占有面積は720000
μm2と大きくなる。
【0014】本発明の目的は、インダクタおよびキャパ
シタを含む集積回路装置の占有面積を小さくしかつ配線
を短くすることである。本発明の他の目的は、インダク
タおよびキャパシタからなる共振回路の占有面積を小さ
くしかつ配線を短くすることである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明に係る集積回路装
置は、基板上にスパイラル状のインダクタが形成される
とともに、インダクタの中央部の空き領域にキャパシタ
が配置されてなる。
【0016】特に、インダクタが上部金属層により形成
され、キャパシタが下部金属層、絶縁層および上部金属
層の積層構造からなることが好ましい。また、キャパシ
タの下部金属層にインダクタの上部金属層下方でその上
部金属層と交差してインダクタの外側まで延びる延設部
が設けられるとともに、インダクタの上部金属層下方で
その上部金属層と交差して上記空き領域から外側まで延
びる接続用下部金属層が配置され、キャパシタの上部金
属層が接続用下部金属層に接続されることが好ましい。
【0017】本発明に係る共振回路は、基板上に上部金
属層からなるスパイラル状のインダクタが形成されると
ともに、インダクタの中央部の空き領域に下部金属層、
絶縁層および上部金属層の積層構造からなるキャパシタ
が配置され、インダクタの上部金属層の内側の端部がキ
ャパシタの下部金属層に接続され、キャパシタの下部金
属層にインダクタの上部金属層下方でその上部金属層と
交差して外側まで延びる延設部が設けられ、インダクタ
の上部金属層下方でその上部金属層と交差して上記空き
領域から外側まで延びる接続用下部金属層が設けられ、
キャパシタの上部金属層が接続用下部金属層に接続され
るとともに、インダクタの上部金属層の外側の端部が接
続用下部金属層に接続されたものである。
【0018】
【作用】本発明に係る集積回路装置においては、インダ
クタの中央部の空き領域にキャパシタが配置されている
ので、占有面積が小さくなり、かつインダクタとキャパ
シタとを接続するための配線が短くなる。
【0019】特に、インダクタが上部金属層により形成
され、キャパシタが下部金属層、絶縁層および上部金属
層の積層構造からなる場合には、製造工程が複雑化せ
ず、また上部金属層の厚さを厚くすることによりインダ
クタの抵抗成分を低減することが可能となる。
【0020】また、キャパシタの下部金属層にインダク
タの上部金属層と交差してインダクタの外側まで延びる
延設部が設けられ、キャパシタの上部金属層が接続用下
部金属層に接続される場合には、キャパシタをインダク
タおよびその外側の他の素子と容易に接続することがで
き、かつ接続のための配線が短くなる。
【0021】本発明に係る共振回路においては、上部金
属層からなるインダクタの中央部の空き領域に下部金属
層、絶縁層および上部金属層の積層構造からなるキャパ
シタが配置されているので、占有面積が小さくなり、か
つインダクタとキャパシタとを接続するための配線が短
くなる。また、インダクタが上部金属層により形成され
ているので、上部金属層の厚さを厚くすることができ、
インダクタの抵抗成分を低減することが可能となる。
【0022】さらに、インダクタの上部金属層の内側の
端部がキャパシタの下部金属層に接続され、キャパシタ
の上部金属層が接続用下部金属層を介してインダクタの
上部金属層の外側の端部に接続され、かつキャパシタの
下部金属層にインダクタの上部金属層と交差して外側ま
で延びる延設部が設けられているので、キャパシタをイ
ンダクタおよびその外側の他の素子と容易に接続するこ
とができ、かつ接続のための配線が短くなる。
【0023】
【実施例】図1は本発明の一実施例における共振回路の
回路パターンを示す図である。図1の共振回路300
は、スパイラルインダクタ10の中央部の空き領域にM
IM(金属/絶縁体/金属)キャパシタ20を配置して
なる。インダクタ10は上部金属層61により形成さ
れ、キャパシタ20は下部金属層21、絶縁層(図示せ
ず)および上部金属層62の積層構造からなる。
【0024】下部金属層は膜厚0.5μmのAuにより
形成され、絶縁層は膜厚0.15μmのSiNにより形
成され、上部金属層は膜厚4μmのAuにより形成され
る。インダクタ10の線幅は10μmであり、線間隔は
5μmである。
【0025】インダクタ10を構成する上部金属層61
の内側の端部は、コンタクトホール41を介してキャパ
シタ20の下部金属層21から延設される下部金属層2
1aに接続される。インダクタ10の上部金属層61下
方でその上部金属層61と交差して中央部から外側まで
延びる下部金属層22が配置されている。下部金属層2
2は、上記SiNからなる絶縁層により上部金属層61
から絶縁されている。上部金属層61の外側の端部は、
コンタクトホール42を介して下部金属層22に接続さ
れる。
【0026】一方、キャパシタ20の上部金属層62
は、コンタクトホール43を介して下部金属層22に接
続される。キャパシタ20の下部金属層21から延設さ
れる下部金属層21bは、インダクタ10の上部金属層
61下方でその上部金属層61と交差している。下部金
属層21bは、上記SiNからなる絶縁層により上部金
属層61から絶縁されている。
【0027】キャパシタ20の周囲の領域においては、
下部金属層21上の上記SiNからなる絶縁層と上部金
属層62との間に厚い絶縁膜51が挿入されている。下
部金属層22と上部金属層61との交差部分において
は、下部金属層22上の上記SiNからなる絶縁層と上
部金属層61との間に厚い絶縁膜52が挿入されてい
る。下部金属層21bと上部金属層61との交差部分に
おいては、下部金属層21b上の上記SiNからなる絶
縁層と上部金属層61との間に厚い絶縁膜52が挿入さ
れている。これらの厚い絶縁膜は膜厚2μmのポリイミ
ド膜により形成される。
【0028】本実施例では、高周波動作時の損失を低減
するために、スパイラルの径を大きくしてインダクタの
ターン数を減らすことが行われている。そのため、イン
ダクタの中央部に空き領域が生じる。本実施例の共振回
路300においては、インダクタ10の中央部の空き領
域にキャパシタ20が配置されているので、共振回路3
0の占有面積はインダクタ10の占有面積とほぼ等しく
なり、従来の共振回路200に比べてかなり小さくな
る。
【0029】また、インダクタ10の一方の端部とキャ
パシタ20の下部金属層21とを接続する配線(下部金
属層21a)の長さが短くなり、同時に、インダクタ1
0の他方の端部とキャパシタ20の上部金属層62とを
接続する配線(下部金属層22)の長さが短くなる。し
たがって、共振回路300をインダクタンス成分および
キャパシタンス成分のみからなる集中定数回路として定
義することができ、設計が容易になる。
【0030】なお、下部金属層の厚さを厚くすると上部
金属層に段差が生じるので下部金属層の厚さはあまり厚
くすることができない。本実施例の共振回路300では
インダクタ10が全て上部金属層61により形成されて
いるので、上部金属層61の厚さを厚くして抵抗成分を
小さくすることができる。
【0031】図2〜図5は図1の共振回路を用いたMM
ICにより図6の増幅器を作製する方法を示す工程図で
ある。まず、図2に示すように、GaAs基板1上に、
膜厚0.5μmのAuからなる下部金属層2を形成す
る。その後、図3に示すように、GaAs基板1上の全
面に膜厚0.15μmのSiN膜3を形成し、下部金属
層2上のSiN膜3の所定箇所にコンタクトホール4を
形成する。
【0032】さらに、図4に示すように、SiN膜3上
の所定箇所に膜厚2μmのポリイミド膜5を形成する。
その後、図5に示すように、SiN膜3上の所定箇所に
膜厚4μmのAuからなる上部金属層6を形成する。
【0033】このようにして、GaAs基板1の上に、
入力パッドIN、ゲート電圧入力パッドVG、接地パッ
ドGND、出力パッドOUTおよびドレイン電圧入力パ
ッドVDが形成され、さらに3個のインダクタLg,L
d1,Ld2、4個のキャパシタCg,Cd1,Cd
2,Cd3、1個の抵抗Rgおよび1個のトランジスタ
TRが形成される。特に、インダクタLd2およびキャ
パシタCd2により図1の共振回路300が形成され
る。
【0034】表1に図5の本実施例における共振回路3
00および増幅器の寸法および占有面積を図7の従来例
における共振回路200および増幅器と比較して示す。
【0035】
【表1】
【0036】表1に示すように、、本実施例では、キャ
パシタCd2をインダクタLd2の中央部の空き領域に
配置することにより、共振回路300の縦の寸法が従来
例の共振回路200に比べて約100μm短くなってい
る。それにより、共振回路300の占有面積は6250
μm2となり、従来例の共振回路200の占有面積87
50μm2に比べて約30%小さくなっている。
【0037】また、本実施例では、共振回路300のイ
ンダクタLd2およびキャパシタCd2の端部どうしの
接続およびキャパシタCd1と共振回路300との接続
のために長い配線が不要となるので、共振回路300と
他の素子との間の距離を近づけることができる。そのた
め、本実施例の増幅器の縦の寸法は従来例に比べて15
0μm短くなり、横の寸法は50μm短くなっている。
それにより、増幅器全体の占有面積は562500μm
2となり、従来例の占有面積720000μm2に比べて
約22%小さくなっている。
【0038】図5の例のように、共振回路300を増幅
器のドレインバイアス回路として用いる場合には、ドレ
イン電圧の低下を抑えるために、直流電流が流れるスパ
イラルインダクタの抵抗成分を小さくしなければならな
い。
【0039】本実施例の共振回路300では、従来例と
同様にインダクタLd2が膜厚の厚い上部金属層6によ
り形成されているので、スパイラルインダクタの抵抗成
分が増大しない。したがって、抵抗成分を小さく保ちつ
つ共振回路300およびそれを用いた増幅器の占有面積
を低減することができる。
【0040】なお、上記実施例では、本発明を並列共振
回路に適用した場合を説明したが、本発明はインダクタ
およびキャパシタを含むその他の回路にも適用すること
ができる。
【0041】また、上記実施例では、本発明の共振回路
を増幅器に用いた場合を説明したが、本発明の共振回路
は増幅器に限らず、他の種々の回路に用いることができ
る。
【0042】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、インダク
タの中央部の空き領域にキャパシタを配置することによ
り、占有面積が小さくなり、かつインダクタとキャパシ
タとを接続する配線が短くなる。したがって、集積回路
装置が小型化される。
【0043】特に、インダクタが上部金属層により形成
され、キャパシタが下部金属層、絶縁層および上部金属
層の積層構造からなる場合には、製造工程を複雑化する
ことなくインダクタの抵抗を低減することが可能とな
る。
【0044】また、キャパシタの下部金属層にインダク
タの上部金属層と交差してインダクタの外側まで延びる
延設部が設けられ、キャパシタの上部金属層が接続用下
部金属層に接続された場合には、キャパシタをインダク
タおよびその外側の他の素子と容易に接続することがで
き、かつ接続のための配線が短くなる。
【0045】さらに本発明によれば、インダクタの抵抗
成分を小さく保ちつつ、占有面積が小さく、かつインダ
クタとキャパシタとの接続および他の素子との接続のた
めの配線が短い共振回路が得られる。その結果、共振回
路を用いた集積回路装置の小型化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における共振回路の回路パタ
ーンを示す平面図である。
【図2】図1の共振回路を用いた増幅器をMMICによ
り作製する方法を示す第1の工程図である。
【図3】図1の共振回路を用いた増幅器をMMICによ
り作製する方法を示す第2の工程図である。
【図4】図1の共振回路を用いた増幅器をMMICによ
り作製する方法を示す第3の工程図である。
【図5】図1の共振回路を用いた増幅器をMMICによ
り作製する方法を示す第4の工程図である。
【図6】MMICにより構成される増幅器の回路図であ
る。
【図7】従来の共振回路を用いた増幅器の回路パターン
を示す平面図である。
【符号の説明】
1 GaAs基板 2 下部金属層 3 SiN膜 4 コンタクトホール 5 ポリイミド膜 6 上部金属層 10 スパイラルインダクタ 20 MIMキャパシタ 21,21a,21b,22 下部金属層 51,52,53 絶縁膜 61,62 上部金属層 100 増幅器 300 共振回路
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H03H 5/02 H01L 27/04 C (72)発明者 宇田 尚典 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 平井 利和 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 原田 八十雄 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上にスパイラル状のインダクタが形
    成されるとともに、前記インダクタの中央部の空き領域
    にキャパシタが配置されてなることを特徴とする集積回
    路装置。
  2. 【請求項2】 前記インダクタは上部金属層により形成
    され、前記キャパシタは下部金属層、絶縁層および上部
    金属層の積層構造からなることを特徴とする請求項1記
    載の集積回路装置。
  3. 【請求項3】 前記キャパシタの前記下部金属層に前記
    インダクタの前記上部金属層下方でその上部金属層と交
    差して前記インダクタの外側まで延びる延設部が設けら
    れるとともに、前記インダクタの前記上部金属層下方で
    その上部金属層と交差して前記空き領域から外側まで延
    びる接続用下部金属層が配置され、前記キャパシタの前
    記上部金属層が前記接続用下部金属層に接続されたこと
    を特徴とする請求項1記載の集積回路装置。
  4. 【請求項4】 基板上に上部金属層からなるスパイラル
    状のインダクタが形成されるとともに、前記インダクタ
    の中央部の空き領域に下部金属層、絶縁層および上部金
    属層の積層構造からなるキャパシタが配置され、前記イ
    ンダクタの前記上部金属層の内側の端部が前記キャパシ
    タの前記下部金属層に接続され、前記キャパシタの前記
    下部金属層に前記インダクタの前記上部金属層下方でそ
    の上部金属層と交差して外側まで延びる延設部が設けら
    れ、前記インダクタの前記上部金属層下方でその上部金
    属層と交差して前記空き領域から外側まで延びる接続用
    下部金属層が設けられ、前記キャパシタの前記上部金属
    層が前記接続用下部金属層に接続されるとともに、前記
    インダクタの前記上部金属層の外側の端部が前記接続用
    下部金属層に接続されたことを特徴とする共振回路。
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Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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