JP3472523B2 - 電気素子内蔵配線基板 - Google Patents

電気素子内蔵配線基板

Info

Publication number
JP3472523B2
JP3472523B2 JP2000053998A JP2000053998A JP3472523B2 JP 3472523 B2 JP3472523 B2 JP 3472523B2 JP 2000053998 A JP2000053998 A JP 2000053998A JP 2000053998 A JP2000053998 A JP 2000053998A JP 3472523 B2 JP3472523 B2 JP 3472523B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electric element
built
wiring board
capacitor
conductor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2000053998A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001244367A (ja
Inventor
祐二 飯野
裕美 岩地
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Priority to JP2000053998A priority Critical patent/JP3472523B2/ja
Priority to US09/717,541 priority patent/US6370013B1/en
Publication of JP2001244367A publication Critical patent/JP2001244367A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3472523B2 publication Critical patent/JP3472523B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/10Bump connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/15Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process
    • H01L2224/16Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process of an individual bump connector
    • H01L2224/161Disposition
    • H01L2224/16151Disposition the bump connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive
    • H01L2224/16221Disposition the bump connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked
    • H01L2224/16225Disposition the bump connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked the item being non-metallic, e.g. insulating substrate with or without metallisation

Landscapes

  • Parts Printed On Printed Circuit Boards (AREA)
  • Ceramic Capacitors (AREA)
  • Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、LSIチップなど
の電子部品を表面に実装可能であり、絶縁基板の内部に
コンデンサなどの電気素子を内蔵した電気素子内蔵配線
基板に関するものである。
【0002】
【従来技術】近年、通信機器の普及に伴い、高速動作が
求められる電子機器が広く使用されるようになり、さら
にこれに伴って高速動作が可能なパッケージが求められ
ている。このような高速動作を行うためには、電気信号
ノイズを極力低減する必要がある。そのためには、コン
デンサ等の受動電子部品を能動電子素子の近傍に配置
し、電子回路の配線長を極力短くすることにより、配線
部のインダクタンスを低減することが必要とされてい
る。
【0003】このような問題に対処する方法として、例
えば、特開平2−121393号には、電源層とグラン
ド層の間の絶縁層内にチップ状のコンデンサを埋め込む
方法が案出されている。また、特開平11−22026
2号でも、絶縁基板内に半導体素子やコンデンサを内蔵
した配線基板が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この特
開平2−121393号の構造では電源層のパターンと
グランド層のパターンとの間の絶縁層間に埋め込まれた
セラミックチップコンデンサは周囲の絶縁層に保持され
ているものの、コンデンサの端子電極と基板内部の電源
層やグランド層との接続が圧接によるものであることか
ら、その熱的な衝撃によって熱膨張差などに起因して端
子電極と配線回路層との接続性が変化し、また、特開平
11−220262号では、半導体素子の電極などと配
線回路層とを金、銀、銅、ニッケル、半田などの導体に
よって接続することも提案されているが、配線基板の表
面に半導体素子などの電子部品を搭載する場合に半田実
装する際に、配線基板を220〜300℃の温度で半田
リフローした場合に、端子電極と配線回路層との接続性
が変化してしまうという問題があった。特に、内蔵され
る素子が、コンデンサである場合には、そのコンデンサ
によるインダクタンスが大きくなってしまい、コンデン
サによるノイズ除去という機能が変化、または劣化する
という問題があった。
【0005】従って、本発明は、絶縁基板の内部にコン
デンサなどの電気素子を内蔵してなり、表面に電子部品
を実装する際等の半田リフロー後においても、内蔵され
た電気素子と配線基板の配線回路層との接続性を維持
し、内蔵された電気素子の機能が変化することのない信
頼性に優れた電気素子内蔵配線基板を提供することを目
的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
に対して検討を重ねた結果、少なくとも有機樹脂を含有
する絶縁基板と、該絶縁基板の表面および/または内部
に形成された複数層の配線回路層と、絶縁基板内部に設
けられバイアホール内に金属成分を充填してなるバイア
ホール導体と、前記絶縁基板内に少なくとも一対の端子
電極を有する電気素子を内蔵してなる電気素子内蔵配線
基板であって、前記電気素子の端子電極と前記バイアホ
ール導体と直接的に接続するとともに、その端子電極と
バイアホール導体との接続部にCuとSnとの金属間化
合物を存在せしめることによって、電気素子とバイアホ
ール導体との接続信頼性を高めることができる。
【0007】なお、かかる本発明においては、バイアホ
ール導体中の金属成分としてCuとSnとを含み、Sn
/(Cu+Sn)重量比が0.5〜0.95と成る比率
で含有されること、また、電気素子の端子電極の最表面
に少なくともSnを含む導体層が形成されていることが
望ましい。
【0008】さらに、前記電気素子の端子電極の前記バ
イアホール導体との接続面の面積が、前記バイアホール
導体の断面積よりも大きくすることによって接続信頼性
をさらに高めることができる。
【0009】また、前記電気素子が、積層セラミックコ
ンデンサ、特に端子電極が、2個以上の正電極および2
個以上の負電極を有することがインダクタンスを低減す
る上で望ましい。
【0010】本発明によれば、絶縁基板の内部に、電気
素子を内蔵し、その端子電極とバイアホール導体とを接
続するにあたり、その接続部にCu−Sn金属間化合物
を生成させる、具体的には、電気素子の端子電極の最表
面にSn含有導体層を形成し、また、バイアホール導体
中にCuとSnとを含有せしめ、210℃以上の温度で
加熱することによって、バイアホール導体中に含有され
るCuとSnを主体とする金属成分とコンデンサの端子
電極のSnとが反応してバイアホール導体とコンデンサ
の端子電極との接続部に、CuやSnの他に、Cu3
nもしくはCu6Sn5等の高電気伝導性および耐熱性に
優れたCu−Snの金属間化合物が生成され、その結
果、バイアホール導体とコンデンサの端子電極との電気
的接続を向上し、半田リフローなどの外部から急激な加
熱が加わった場合においても、端子電極とバイアホール
導体との接続性が変化しないために、コンデンサ等によ
るインダクタンスの上昇を防止し常に安定した機能を発
揮することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の電気素子内蔵配線基板の
一実施例における概略断面図を示す図1をもとに詳細に
説明する。本発明における配線基板Aは、絶縁基板1の
内部にキャビティ2が形成されており、そのキャビティ
2内に電気素子としてコンデンサ素子3が内蔵されてい
る。また、配線基板Aのコンデンサ素子3が内蔵される
直上の配線基板A表面には、半導体素子4などの電子部
品が搭載されている。
【0012】図1に示す配線基板において、絶縁基板1
内に内蔵されるコンデンサ素子3は、2個以上の正電極
と2個以上の負電極を具備するものである。このような
コンデンサ素子3の一例を図2の概略斜視図に示した。
この図2のコンデンサ素子3は、BaTiO3を主成分
とするセラミック誘電体層5を積層して形成された直方
状の積層体からなる積層型セラミックコンデンサからな
るものであって、その積層体の外表面には、4つの正電
極6aと4つの負電極6bとが独立して均等に配置形成
されている。図2(a)のコンデンサ素子においては、
負電極6bは各辺の中央部に、正電極6aは、各角部に
形成されている。
【0013】また、積層体の各セラミック誘電体層5間
には、図2(b)に示されるようなパターンの正極用内
部電極7aと図2(c)に示されるようなパターンの負
極用内部電極7bとが交互に形成されており、正極用内
部電極7aは、正電極6aと、負極用内部電極7bは負
電極6bと積層体の端面でそれぞれ電気的に接続されて
いる。
【0014】一方、内蔵された上記の構造のコンデンサ
素子3の電子部品搭載面表面との間の絶縁基板1内部に
は、第1の導体層8、および第2の導体層9が形成され
ている。そして、図3(a)のパターン図に示すよう
に、コンデンサ素子3の4つの正電極6aと第1の導体
層8とは、この正電極6aから直上に絶縁層を垂直に貫
通して形成されたバイアホール導体10によって電気的
に接続されている。
【0015】また、図3(b)のパターン図に示すよう
に、コンデンサ素子3の4つの負電極6bと第2の導体
層9とは、この負電極6bから直上に絶縁層を垂直に貫
通して形成されたバイアホール導体11によって電気的
に接続されている。
【0016】なお、第1の導体層8には、負電極6bと
第2の導体層9とを接続するバイアホール導体11と接
触しないように、導体が形成された開口12が形成され
ている。
【0017】そして、コンデンサ素子3の正電極6aと
接続された第1の導体層8には、さらに、電子部品搭載
面にかけてバイアホール導体13が形成されており、基
板表面に設けられた正電極用ランド14と接続されてお
り、また同様に、コンデンサ素子3の負電極6bと接続
された第2の導体層9には、さらに、電子部品搭載面に
かけてバイアホール導体15が形成されており、基板表
面に設けられた負電極用ランド16と接続されている。
【0018】そして、絶縁基板1の表面に搭載された半
導体素子4のバンプと、前記正電極用ランド14および
負電極用ランド16と電気的に接続されている。 (金属間化合物の生成)本発明によれば、配線基板A内
におけるコンデンサ素子3の正電極6aと負電極6bと
直接的に接続されるバイアホール導体10、11との少
なくとも接続部に、CuとSnとの金属間化合物を存在
せしめることが大きな特徴である。この金属間化合物
は、耐熱性および電気伝導性が高いことから、外部から
の熱サイクルが印加された場合においても、コンデンサ
素子3の電極6a、6bとバイアホール導体10、11
との接続性を損なうことなく強固に接続することができ
る。CuとSnとの金属間化合物としては、銅(Cu)
と錫(Sn)とが3:1の比率からなるCu3Snや、
6:5の比率からなるCu6Sn5が挙げられる。
【0019】特にCu含有量の多いCu3Snを少なく
とも存在させると、バイアホール導体の耐熱性と高電気
伝導性を付与することができる。よって、望ましくは、
金属間化合物として、Cu3Sn、またはCu3SnとC
6Sn5がともに存在することが望ましい。より具体的
には、バイアホール導体10、11のX線回折測定にお
いて、2θ=57.5°付近に存在するCu3Snのピ
ーク高さをH1、2θ=60°付近に存在するCu6
5のピーク高さをH2とした時、H1/H2が0.5
以上、特に1.0以上であることが望ましい。
【0020】このような金属間化合物は、バイアホール
導体10、11とコンデンサ素子3の端子電極6a、6
bとの少なくとも接続部に存在すればよいが、特にこの
接続部を含み、バイアホール導体10、11中に上記金
属間化合物が存在することによって、バイアホール導体
10、11と端子電極6a、6bとの接続信頼性を高め
るのみならず、バイアホール導体10、11における耐
熱性および電気伝導性とも向上させることができる結
果、コンデンサ素子3の端子電極6a、6bとバイアホ
ール導体10、11を介した他の回路との電気的な接続
性をも安定させることができる。
【0021】このような金属間化合物を生成させるため
には、まず、バイアホール導体10、11の少なくとも
端子電極6a、6bとの接続部における金属成分とし
て、CuとSnとを含有することが望ましく、銅(C
u)および錫(Sn)とのSn/(Cu+Sn)で表さ
れる重量比が0.5〜0.95であることが望ましい。
また、前記理由からバイアホール導体10、11全体が
上記の比率のCuおよびSnを含有することが望まし
い。さらには、Cu3Snの生成を促進させるために
は、Sn/(Cu+Sn)重量比が0.5〜0.75、
特に0.5〜0.70、さらには0.5〜0.65であ
ることが望ましい。
【0022】これは、前記重量比率が0.5よりも小さ
いと、金属間化合物の生成量が少なくなる結果、銅含有
粉末間および銅含有粉末とコンデンサの端子電極間との
接続性が低くなるために、バイアホール導体を介した表
層に配置した半導体素子の実装部まで、あるいはマザー
ボードとの実装部までの電気伝導性が低く、しかも、リ
フロー時、例えば240〜260℃でリフローした場合
に、バイアホール導体における金属粉末間や、バイアホ
ール導体とコンデンサの端子電極層との接触状態が容易
に変化して、その間の電気伝導性が低下してしまうおそ
れがある。
【0023】また、前記重量比率が0.95よりも大き
いと、銅の絶対量が少なくなるために、前記金属間化合
物の生成量が少なく、しかもCuとの金属間化合物を形
成できなかった未反応の錫がバイアホール導体内に、錫
または低融点の錫合金として残存して、同様にリフロー
(240〜260℃)時などの耐熱性が劣化しやすく、
リフロー時に未反応の錫あるいは低融点の錫合金が溶融
して、バイアホール導体内における金属粉末間や、バイ
アホール導体とコンデンサの端子電極層との接触状態が
容易に変化して電気伝導性が低下しやすくなるためであ
る。
【0024】また、バイアホール中にはエポキシ樹脂、
フェノール樹脂、不飽和ポリエステル樹脂等の熱硬化性
樹脂やセルロース等の樹脂が含まれる場合もある。 (コンデンサ電極)また、上記のCuおよびSnを金属
成分として充填されたバイアホール導体10、11との
接続性を高める上で、コンデンサ素子3などの電気素子
の端子電極6a、6bの最表面に、少なくともSnを含
む導体層を有することが望ましく、特に少なくともC
u、Niのうちの少なくとも1種を含む導体層と、該導
体層の表面に少なくともSnを含む導体層とが形成され
ていることがより望ましい。
【0025】より具体的には、コンデンサ素子3の端子
電極6a、6bは以下のようにして形成される。まず、
平均粒子径1〜5μmの電解Cu粉末とSiO2、Bi2
3、Al23、ZnO等からなる平均粒子径3〜8μ
mのフリットガラス粉末に、エチルセルロースやアクリ
ル系のバインダーを混合することによって導体ペースト
を作製し、コンデンサの端面に露出した内部電極を覆う
ように塗布し、800〜900℃の温度範囲で焼付けを
行い、3.0〜15μmの電極層を形成する。
【0026】この後、電気めっき法によって上記の電極
層の表面に、1〜5μmのNi膜を、さらに0.5〜3
μmのSn膜を電気めっき法によって成膜する。
【0027】このように端子電極6a、6bの表面にS
nを含有する導体層を形成することによって、少なくと
もCuとSnとを含有するバイアホール導体との接続部
でのCu−Sn金属間化合物の生成を促進することがで
きる。
【0028】本発明によれば、上記のように、バイアホ
ール導体10、11と端子電極6a、6bとの接続部に
Cu−Sn金属間化合物を生成させることによって、2
60℃で2分間保持する耐熱試験後においても、バイア
ホール導体10、11を経由したコンデンサ素子との体
積抵抗が1×10-4Ω−cm以下、特に5×10-5Ω−
cm以下の非常に優れた導電性を維持することができ
る。
【0029】本発明の電気素子内蔵配線基板Aにおける
絶縁基板1の材質としては、上記のようなコンデンサ素
子内蔵構造が形成可能であれば、特に限定するものでは
ないが、あらかじめ形成された複数の電極を具備するコ
ンデンサ素子3を基板内部に埋設した構造を形成する上
では、焼結工程を必要としない有機樹脂を含有する絶縁
材料からなることが望ましい。
【0030】そこで、以下に絶縁基板が有機樹脂を含有
する絶縁材料からなる本発明の電気素子内蔵配線基板の
製造方法について説明する。
【0031】まず、エポキシ系樹脂、ポリフェニレンエ
ーテル樹脂などの熱硬化性樹脂、または前記熱硬化性樹
脂と、シリカ、アルミナなどの無機フィラー粉末との混
合材料からなる未硬化状態の絶縁シート、もしくはガラ
ス繊維やアラミド繊維の織布または不織布にエポキシ樹
脂などの熱硬化性樹脂を含浸した、いわゆるプリプレグ
と呼ばれる絶縁シートを準備する。
【0032】そして、例えば図4の工程図に示すよう
に、上記プリプレグ20に対して、コンデンサ素子を内
蔵するキャビティ21をパンチングなどによって形成す
る(a)。一方、絶縁シート22に対してバイアホール
23を形成しそのバイアホール23にCu粉末などの導
電性粉末を含有する導電性ペーストを充填してバイアホ
ール導体24を形成する(b)。
【0033】上記の導電性ペーストは、コンデンサ素子
との接続部にCu−Sn金属間化合物を生成させるため
に、以下のようにして調製する。まず、金属成分とし
て、銅粉末、銀粉末を被覆した銅粉末、銅−銀合金粉末
などの銅含有粉末に対して、錫粉末、あるいはSn−A
g−Cu−Biからなる合金粉末を、金属成分中の錫
(Sn)と銅(Cu)とのSn/(Cu+Sn)で表さ
れる重量比が0.5〜0.95となる割合に配合する。
そして、この金属成分100重量部に対して、樹脂分を
1〜6重量部、溶剤を1〜4重量部の割合で添加する。
【0034】使用する銅含有粉末は、導電性が優れ、分
散性がよい電解銅粉が最も望ましく、平均粒子径は0.
5〜5μmが望ましい。これは0.5μmよりも小さい
と、表面が酸化して粉末間の導電性が低下し、5μmよ
りも大きいと、バイアホール導体への粉末の充填率が低
下し、抵抗が増大するためである。
【0035】また、前記錫粉末もしくは錫合金粉末の平
均粒子径は1〜15μmがよい。これは、1μmよりも
小さいと表面が酸化して高抵抗化し、15μmよりも大
きいと充填率が低下するとともに、錫が局在化して耐熱
性を損ねるためである。
【0036】樹脂分としては、銅含有粉末や錫含有粉末
の分散性、接着性、耐熱性、保存性、耐候性などの観点
から、アミン系硬化剤や酸無水物と反応するビスフェノ
ールA、あるいはビスフェノールF、エポキシ樹脂、ト
リアリルイソシアヌレート樹脂などの熱硬化性樹脂のほ
か、ポリメタクリレートやセルロースなども使用でき
る。
【0037】また、溶剤としては、樹脂分や溶解可能な
溶剤であればよく、例えば、イソプロピルアルコール、
テルピネオール、2−オクタノール、ブチルカルビトー
ルアセテート等が用いられる。
【0038】上記のようにして調合された組成物を攪拌
脱泡機や3本ロールなどで混練することによりペースト
を作製できる。この混練において、金属粉末と熱硬化性
樹脂が混ざり、錫を主体とした粉末の硬化時の酸化を防
ぐことが出来る。
【0039】その後、この絶縁シート22の表面に、導
体層25を形成する(c)。この導体層25は例えば、
Cu箔、Al箔などの金属箔に絶縁シートの表面に貼着
した後、レジスト塗布、露光、現像、エッチング、レジ
スト除去の工程によって所定のパターンの導体層を形成
する方法、またはあらかじめ、樹脂フィルムの表面に前
記金属箔を貼着して上記と同様にして所定のパターンの
導体層を形成したものを前記絶縁シートの表面に転写す
る方法がある。このうち、後者の方法は、絶縁シートが
エッチング液などにさらされることがなく、絶縁シート
が劣化することがない点で後者の方が好適である。
【0040】そして、プリプレグ20のキャビティ21
内に、最表面にSnを含有する導体層が形成された端子
電極を具備するコンデンサ素子26を設置するととも
に、このプリプレグ20の上下に、前記(b)(c)の
製造方法を応用して金属成分としてCuおよびSnを充
填して形成されたバイアホール導体27や導体層28、
半導体素子との接続用パッド29を形成した絶縁シート
30a、30b、30c、30d、30eを積層する。
【0041】そして、この積層物を前記絶縁シートおよ
びプリプレグ中の熱硬化性樹脂が硬化するに充分な温度
で加熱することにより、図1に示したようなコンデンサ
素子を内蔵した配線基板を作製することができる。
【0042】この時の熱硬化温度としては、バイアホー
ル導体中のCuあるいはSnと、コンデンサ素子3の端
子電極表面のSnとの反応によって、Cu−Sn金属間
化合物を生成させる上で、200〜250℃の温度で
0.5〜5時間、特に1〜3時間程度加熱することによ
って、Cu3SnあるいはCu6Sn5からなる金属間化
合物を生成させることができる。
【0043】
【実施例】実施例 (1)BaTiO3系の複数のセラミック誘電体シート
の表面に、Ag−Pdの金属ペーストを用いて図2に示
したような正極用内部電極や負極用内部電極のパターン
をスクリーン印刷した。その後、それらのシートを温度
55℃、圧力150kg/cm2下で積層密着させ、グ
リーンの状態でカッターを用いて切断した後、大気雰囲
気1220℃の温度において焼成してコンデンサ素体を
作製した。
【0044】そして、このコンデンサ素体の外表面に、
Cu粉末にSiO2等を含むガラスフリットを添加した
導体ペーストを正電極形成部および負電極形成部に塗布
して温度850℃で焼き付けて11μmのCu導体層を
形成し、その後、0.3φの小鉄球の入った内容積5L
の電気バレルメッキ装置を用いて、3.0μmのNiめ
っき膜と、2.0μmの厚みのSnめっき膜を形成し、
4つの正極の端子電極および4つの負極の端子電極を具
備する図2で示したような8端子型の積層セラミックコ
ンデンサを作製した。なお、このコンデンサ素子は、そ
の寸法が1.6×1.6×0.3(mm3)、静電容量
が11.0nF、自己インダクタンスが80(pH)で
ある。
【0045】(2)A−PPE(熱硬化型ポリフェニレ
ンエーテル)樹脂(硬化温度=200)55体積%、ガ
ラス織布45体積%のプリプレグを準備した。また、同
じくプリプレグの一部に炭酸ガスレーザーによるトレパ
ン加工により収納するコンデンサの大きさよりもわずか
に大きい縦1.7mm×横1.7mmのキャビティを形
成した。
【0046】(3)一方、PPE(ポリフェニレンエー
テル)樹脂に対しシリカ粉末50体積%の割合となるよ
うに、ワニス状態の樹脂と粉末を混合しドクターブレー
ド法により、厚さ150μmの複数の絶縁シートを作製
し、それらの絶縁シートに、導体層と半導体素子のバン
プと接続するためのバイアホール導体、およびコンデン
サ素子と導体層とを接続するためのバイアホール導体と
して、パンチングで直径0.2mmのバイアホールを複
数個形成し、表面に銀をメッキした平均粒径が5μmの
銅粉末と、Sn合金(Sn−Ag−Cu−Bi)粉末と
を表1の比率で混合した金属成分100重量部に樹脂成
分としてトリアリルイソシアヌレートおよびそのオリゴ
マーを12重量部添加混合して導電性ペーストを調製
し、これを上記バイアホール内に充填してバイアホール
導体を形成した。
【0047】(4)一方、ポリエチレンテレフタレート
(PET)樹脂からなる転写シートの表面に接着剤を塗
布し、厚さ12μm、表面粗さ0.8μmの銅箔を一面
に接着した。そして、フォトレジスト(ドライフィル
ム)を塗布し露光現像を行った後、これを塩化第二鉄溶
液中に浸漬して非パターン部をエッチング除去して正極
用導体層および負極用導体層を形成した。なお、作製し
た配線回路層は、線幅が20μm、配線と配線との間隔
が20μmの微細なパターンである。
【0048】(5)そして、(2)で作製した絶縁シー
トの表面に、転写シートの導体層側を絶縁シートに30
kg/cm2の圧力で圧着した後、転写シートを剥がし
て、導体層を絶縁シートに転写させた。
【0049】(6)次に、(2)で作製したキャビティ
が形成されたプリプレグのキャビティ内に(1)で作製
した積層セラミックコンデンサチップを仮設置し、チッ
プの周りの隙間にエポキシ樹脂40体積%、シリカ60
体積%を充填して仮固定した。
【0050】その表面に(3)(4)を経て作製された
導体層およびバイアホール導体を有する2枚の絶縁シー
トを積層し、さらに、更にその上に半導体素子搭載面と
なり、バイアホール導体および配線回路層が形成された
1枚の絶縁シートを仮積層しておき、その半導体素子の
実装面とは逆側の表面に、前記(1)で作製した内蔵用
コンデンサを載置し、コンデンサの表面に形成された電
極とバイアホール導体の端部の露出部が当接するように
位置合わせし、有機系接着剤によって仮固定した。
【0051】(7)そして、この積層物を220℃で1
時間加熱して完全硬化させて多層配線基板を作製した。
なお、加熱による樹脂の流動で絶縁シートの空隙が収縮
して絶縁層とコンデンサチップとが密着しチップと絶縁
層との隙間はほとんどなくなっていた。こうして、1層
あたりの絶縁層厚みが0.10mmの評価基板を作製し
た。
【0052】作製したコンデンサ内蔵配線基板は、イン
ピーダンスアナライザを用いて、周波数1.0MHz〜
1.8MHzにおいて、インピーダンスの周波数特性を
測定し、同時に、1MHzでのコンデンサの容量値を測
定し、そして、f0=1/(2π(L・C)1/2)(式
中、f0:共振周波数(Hz)、C:静電容量(F)、
L:インダクタンス(H))に基づいて、共振周波数か
らインダクタンスを計算で求めた。
【0053】また、上記のインダクタンスを熱衝撃試験
(−55〜125℃)半田耐熱後においても同様に測定
した。より具体的には、炭酸ガスを冷媒とし、電気ヒー
タを加熱源とした圧力1atmのチャンバー内におい
て、−55〜125℃のサイクルを5分毎のサイクルに
よって100回行った後、24時間以内に室温にて電圧
0.5Vで静電容量とインピーダンスを測定した。
【0054】また、配線基板におけるコンデンサ端子電
極とバイアホール導体との接続部におけるCu−Sn金
属間化合物の生成の確認を電子線マイクロアナライザ
(EPMA)によって行なった。またそのEPMAによ
る定量によって元素の特性X線強度を算出して、Cu3
Snの析出割合を算出した。また、接続部におけるSn
/(Cu+Sn)の重量比率をCuを用いた基準定量法
によって測定、算出した。
【0055】比較例1 図5(a)に示すように、コンデンサ素子31の端子電
極32と接続する部分のバイアホール導体33の端部に
銅箔からなるランド部34を転写法にて形成し、配線基
板の最終的な硬化時にコンデンサ端子電極32をこのラ
ンド部34に圧接して接続し、上記と同様にして評価を
行なった。
【0056】比較例2 図5(b)に示すように、コンデンサ素子31の端子電
極32と接続する部分のバイアホール導体33の端部に
銅箔からなるランド部34を転写法にて形成した後、こ
のコンデンサ端子電極32とランド部34とをPb−S
n半田35によって、230℃で接続固定し、上記と同
様の評価を行なった。
【0057】
【表1】
【0058】表1の結果から明らかなように、本発明に
基づき、配線基板のバイアホール導体にCuとSn成分
を所定の割合で混合した導体ペーストを用い、且つ、端
子電極の最外層にSn含有導体層を形成することによっ
て、Cu−Sn金属間化合物の生成が確認された。しか
も、この金属間化合物の生成によって、従来の圧接によ
る接続、または単なる半田による接続の場合に比較し
て、耐熱性が向上し、半田リフロー後においてもインダ
クタンスの変化が10%以下と良好な結果を示した。
【0059】なお、従来の圧接による比較例1(試料N
o.8)および半田による接続の比較例2(試料No.
9)、バイアホール導体をCuのみによって形成した試
料No.10、また半田によってコンデンサ素子の端子
電極をランド部に半田接続した試料No.9では、いず
れも金属間化合物の生成は認められず、インダクタンス
の変化率が10%を超えるものであった。
【0060】
【発明の効果】 上述した通り、本発明によれば、絶縁
基板の内部に、電気素子を内蔵し、その端子電極とバイ
アホール導体とを接続するにあたり、その接続部に高電
気伝導性と耐熱性を有するCu−Sn金属間化合物を生
成させることによって、配線基板の表面に電子部品を実
装する際等の半田リフロー処理後を行なった場合におい
ても、内蔵された電気素子と配線基板の配線回路層との
接続性を維持し、内蔵された電気素子の機能が変化する
ことのない信頼性に優れた電気素子内蔵配線基板を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電気素子内蔵配線基板の概略断面図で
ある。
【図2】本発明で用いられるコンデンサ素子を説明する
ためのものであって、(a)は、概略斜視図、(b)は
正極用内部電極のパターン図、(c)は負極用内部電極
パターン図である。
【図3】本発明の配線基板における(a)第1の導体層
のパターン図と、(b)第2の導体層のパターン図であ
る。
【図4】本発明の電気素子内蔵配線基板を製造するため
に工程図である。
【図5】比較例におけるコンデンサ素子の端子電極とバ
イアホール導体との接続状態を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
A 配線基板 1 絶縁基板 2 キャビティ 3 コンデンサ素子 4 半導体素子 5 セラミック誘電体層 6a 正電極 6b 負電極 7a 正極用内部電極 7b 負極用内部電極 8 第1の導体層 9 第2の導体層 10、11、17 バイアホール導体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 23/12,25/00 H05K 3/46

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも有機樹脂を含有する絶縁基板
    と、該絶縁基板の表面および/または内部に形成された
    複数層の配線回路層と、絶縁基板内部に設けられバイア
    ホール内に金属成分を充填してなるバイアホール導体
    と、前記絶縁基板内に少なくとも一対の端子電極を有す
    る電気素子を内蔵してなる電気素子内蔵配線基板であっ
    て、 前記電気素子の端子電極と前記バイアホール導体と直接
    的に接続してなるとともに、前記端子電極と前記バイア
    ホール導体との接続部に、CuとSnとの金属間化合物
    が存在することを特徴とする電気素子内蔵配線基板。
  2. 【請求項2】前記バイアホール導体中の金属成分とし
    て、CuおよびSnを含み、Sn/(Cu+Sn)重量
    比が0.5〜0.95であることを特徴とする請求項1
    記載の電気素子内蔵配線基板。
  3. 【請求項3】前記電気素子が、積層セラミックコンデン
    サからなることを特徴とする請求項1記載の電気素子内
    蔵配線基板。
  4. 【請求項4】前記電気素子が、2個以上の正電極および
    2個以上の負電極を有する積層セラミックコンデンサか
    らなることを特徴とする請求項1記載の電気素子内蔵配
    線基板。
  5. 【請求項5】前記電気素子の端子電極の最表面に少なく
    ともSnを含む導体層が形成されてなることを特徴とす
    る請求項1記載の電気素子内蔵配線基板。
JP2000053998A 1999-11-30 2000-02-29 電気素子内蔵配線基板 Expired - Lifetime JP3472523B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000053998A JP3472523B2 (ja) 2000-02-29 2000-02-29 電気素子内蔵配線基板
US09/717,541 US6370013B1 (en) 1999-11-30 2000-11-21 Electric element incorporating wiring board

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000053998A JP3472523B2 (ja) 2000-02-29 2000-02-29 電気素子内蔵配線基板

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001244367A JP2001244367A (ja) 2001-09-07
JP3472523B2 true JP3472523B2 (ja) 2003-12-02

Family

ID=18575310

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000053998A Expired - Lifetime JP3472523B2 (ja) 1999-11-30 2000-02-29 電気素子内蔵配線基板

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3472523B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7750247B2 (en) 2004-10-29 2010-07-06 Murata Manufacturing Co., Ltd. Multilayer substrate with built-in-chip-type electronic component and method for manufacturing the same
JP2009141292A (ja) * 2007-12-11 2009-06-25 Taiyo Kagaku Kogyo Kk 外部端子電極具備電子部品、その搭載電子用品及び外部端子電極具備電子部品の製造方法
JP5897247B2 (ja) * 2009-10-22 2016-03-30 Tdk株式会社 電子部品及び電子部品の製造方法
JP5953701B2 (ja) * 2011-10-27 2016-07-20 富士通株式会社 接続基板、半導体装置、接続基板の製造方法
WO2014097823A1 (ja) 2012-12-18 2014-06-26 株式会社村田製作所 積層セラミック電子部品

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001244367A (ja) 2001-09-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6370013B1 (en) Electric element incorporating wiring board
JP3051700B2 (ja) 素子内蔵多層配線基板の製造方法
JP3236818B2 (ja) 素子内蔵多層配線基板の製造方法
US9420689B2 (en) Method of making a circuitized substrate
JP5404312B2 (ja) 電子装置
US7025607B1 (en) Capacitor material with metal component for use in circuitized substrates, circuitized substrate utilizing same, method of making said circuitized substrate, and information handling system utilizing said circuitized substrate
JP3207174B2 (ja) 電気素子搭載配線基板およびその製造方法
JPH11126978A (ja) 多層配線基板
US20060151202A1 (en) Resistor material with metal component for use in circuitized substrates, circuitized substrate utilizing same, method of making said ciruitized substrate, and information handling system utilizing said ciruitized substrate
JP5188954B2 (ja) 最適化された温度特性を有する集積薄膜キャパシタ
JP2002076637A (ja) チップ部品内蔵基板及びその製造方法
JP4683770B2 (ja) 電気素子内蔵配線基板およびその製法
JPH1174648A (ja) 配線基板
JP3472523B2 (ja) 電気素子内蔵配線基板
JP3398351B2 (ja) コンデンサ内蔵型配線基板
JP2002198654A (ja) 電気素子内蔵配線基板およびその製造方法
JP3574738B2 (ja) 配線基板
JP3673448B2 (ja) コンデンサ素子内蔵配線基板
JPH11251751A (ja) 配線基板およびその製造方法
JP4798840B2 (ja) パッケージ基板
JP5111530B2 (ja) 電気素子内蔵配線基板の製法
JP2004072124A (ja) 電気素子内蔵配線基板
JPH1154865A (ja) 多層配線基板およびその製造方法
JP2001102754A (ja) 多層配線基板
JP2002141628A (ja) 配線基板

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3472523

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070912

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080912

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080912

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090912

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090912

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100912

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110912

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120912

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130912

Year of fee payment: 10

EXPY Cancellation because of completion of term