JP2000026706A - フェノール樹脂成形材料 - Google Patents
フェノール樹脂成形材料Info
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- JP2000026706A JP2000026706A JP20010498A JP20010498A JP2000026706A JP 2000026706 A JP2000026706 A JP 2000026706A JP 20010498 A JP20010498 A JP 20010498A JP 20010498 A JP20010498 A JP 20010498A JP 2000026706 A JP2000026706 A JP 2000026706A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- molding material
- phenolic resin
- glass fibers
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- component
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ガラス繊維配合フェノール樹脂成形材料にお
いて、より機械的強度に優れる成形品を得ることのでき
るフェノール樹脂成形材料を提供する。 【解決手段】 成形材料全体に対して、ノボラック型フ
ェノール樹脂を３０〜５０重量％含有し、充填材として
ガラス繊維を４０〜６０重量％含有するフェノール樹脂
成形材料において、添加剤として２−アミノエタノール
を０．５〜５重量％含有する。
いて、より機械的強度に優れる成形品を得ることのでき
るフェノール樹脂成形材料を提供する。 【解決手段】 成形材料全体に対して、ノボラック型フ
ェノール樹脂を３０〜５０重量％含有し、充填材として
ガラス繊維を４０〜６０重量％含有するフェノール樹脂
成形材料において、添加剤として２−アミノエタノール
を０．５〜５重量％含有する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、機械的強度に優れ
る成形品を得ることのできるフェノール樹脂成形材料に
関するものである。
る成形品を得ることのできるフェノール樹脂成形材料に
関するものである。
【０００２】
【従来の技術】フェノール樹脂成形材料は、耐熱性、寸
法安定性、成形性等に優れ、漆器等の家庭用品から自動
車、家電等まで幅広く使用されている。特に、最近で
は、金属部品をガラス繊維で強化したフェノール樹脂成
形材料に置換することで大幅なコストダウンが計れるこ
とから、自動車分野をはじめとする各種金属部品の代替
材料としての需要が高まってきている。しかしながら、
ガラス繊維で強化したフェノール樹脂成形材料において
も曲げ強さが２００ＭＰａが限界であり、更なる機械的
強度の向上が求められており、長繊維のガラス繊維を使
用する、あるいはガラス繊維をシランカップリング剤等
で処理し樹脂との密着性をよくする等の方法が検討され
ている。
法安定性、成形性等に優れ、漆器等の家庭用品から自動
車、家電等まで幅広く使用されている。特に、最近で
は、金属部品をガラス繊維で強化したフェノール樹脂成
形材料に置換することで大幅なコストダウンが計れるこ
とから、自動車分野をはじめとする各種金属部品の代替
材料としての需要が高まってきている。しかしながら、
ガラス繊維で強化したフェノール樹脂成形材料において
も曲げ強さが２００ＭＰａが限界であり、更なる機械的
強度の向上が求められており、長繊維のガラス繊維を使
用する、あるいはガラス繊維をシランカップリング剤等
で処理し樹脂との密着性をよくする等の方法が検討され
ている。
【０００３】
【本発明が解決しようとする課題】本発明は、従来から
あるガラス繊維で強化したフェノール樹脂成形材料に比
べ機械的強度に優れるフェノール樹脂成形材料を提供す
ることを目的とするものである。
あるガラス繊維で強化したフェノール樹脂成形材料に比
べ機械的強度に優れるフェノール樹脂成形材料を提供す
ることを目的とするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、成形材料全体
に対して、ノボラック型フェノール樹脂を３０〜５０重
量％含有し、充填材としてガラス繊維を４０〜６０重量
％含有するフェノール樹脂成形材料において、添加剤と
して２−アミノエタノールを０．５〜５重量％含有する
ことを特徴とするフェノール樹脂成形材料に関するもの
である。
に対して、ノボラック型フェノール樹脂を３０〜５０重
量％含有し、充填材としてガラス繊維を４０〜６０重量
％含有するフェノール樹脂成形材料において、添加剤と
して２−アミノエタノールを０．５〜５重量％含有する
ことを特徴とするフェノール樹脂成形材料に関するもの
である。
【０００５】本発明に用いられるノボラック型フェノー
ル樹脂は特に限定されるものではないが、数平均分子量
が８００〜１０００で、オルソ／パラ比が１以下のもの
が、成形材料化段階での作業性、成形性、得られた成形
物の特性が比較的良好であるので、好ましい。通常、硬
化剤としてヘキサメチレンテトラミンをノボラック型フ
ェノール樹脂に対し、１３〜２０重量％配合する。
ル樹脂は特に限定されるものではないが、数平均分子量
が８００〜１０００で、オルソ／パラ比が１以下のもの
が、成形材料化段階での作業性、成形性、得られた成形
物の特性が比較的良好であるので、好ましい。通常、硬
化剤としてヘキサメチレンテトラミンをノボラック型フ
ェノール樹脂に対し、１３〜２０重量％配合する。
【０００６】ガラス繊維については、通常、繊維径が１
０〜１５μｍ、繊維長が１〜３ｍｍのものを使用する。
このようなガラス繊維は、成形材料化の段階での作業
性、得られた成形物の特性が比較的良好である。ガラス
繊維の配合量については、成形材料全体に対して４０〜
６０重量％が好ましい。４０重量％未満では通常満足し
得る強度が得られにくく、寸法変化が大きくなるなどの
欠点が現れることがあり、６０重量％を越えると成形材
料化の段階での作業性が低下するようになる。
０〜１５μｍ、繊維長が１〜３ｍｍのものを使用する。
このようなガラス繊維は、成形材料化の段階での作業
性、得られた成形物の特性が比較的良好である。ガラス
繊維の配合量については、成形材料全体に対して４０〜
６０重量％が好ましい。４０重量％未満では通常満足し
得る強度が得られにくく、寸法変化が大きくなるなどの
欠点が現れることがあり、６０重量％を越えると成形材
料化の段階での作業性が低下するようになる。
【０００７】本発明においては、２−アミノエタノール
を配合して機械的強度を向上させる点に特徴がある。２
−アミノエタノールの機械的強度向上の作用については
明らかではないが、この配合により成形材料化及び成形
段階で成形材料のの流動性が良好であるためガラス繊維
の破断が抑えられること、粘性が比較的小さく配合時の
分散性が良好であること、樹脂やガラス繊維との相溶性
・親和性の良い ＮＨ2基、ＯＨ基を分子内に持ってお
り、カップリング剤的な作用があるものと推測される。
その添加量は成形材料全体に対して０．５〜５重量％で
あることが望ましい。０．５重量％未満では強度向上の
効果が小さく、５重量％を越えると架橋密度の低下など
のため強度低下につながるからである。
を配合して機械的強度を向上させる点に特徴がある。２
−アミノエタノールの機械的強度向上の作用については
明らかではないが、この配合により成形材料化及び成形
段階で成形材料のの流動性が良好であるためガラス繊維
の破断が抑えられること、粘性が比較的小さく配合時の
分散性が良好であること、樹脂やガラス繊維との相溶性
・親和性の良い ＮＨ2基、ＯＨ基を分子内に持ってお
り、カップリング剤的な作用があるものと推測される。
その添加量は成形材料全体に対して０．５〜５重量％で
あることが望ましい。０．５重量％未満では強度向上の
効果が小さく、５重量％を越えると架橋密度の低下など
のため強度低下につながるからである。
【０００８】
【実施例】以下、実施例により本発明を説明する。表１
に示す組成及び配合にて、加熱ロールにより混練してフ
ェノール樹脂成形材料を得た。これら成形材料を用いて
テストピースを成形し、曲げ強さ、シャルピー衝撃強
さ、引張り強さを測定した。その結果を配合と併せて表
１に示す。
に示す組成及び配合にて、加熱ロールにより混練してフ
ェノール樹脂成形材料を得た。これら成形材料を用いて
テストピースを成形し、曲げ強さ、シャルピー衝撃強
さ、引張り強さを測定した。その結果を配合と併せて表
１に示す。
【０００９】 表１ 配合組成と特性 実施例１ 実施例２ 比較例 配合（重量部） ノボラック型フェノール樹脂 ３２ ３５ ３４ ヘキサメチレンテトラミン ４ ５ ６ ガラス繊維 ５６ ５４ ５５ 硬化助剤、滑剤、染色剤等 ５ ５ ５ ２−アミノエタノール ３ １ − 特性 曲げ強さ（ＭＰａ） ２３５ ２２７ １９２ 引張り強さ（ＭＰａ） １３２ １２８ １０８ シャルピー衝撃強さ（KJ/m2) ４.２ ４.２ ４.１
【００１０】（機械的強度特性の測定方法）トランスフ
ァ成形（成形条件：１７５℃、３分）により成形された
各試験片をＪＩＳ Ｋ ６９１１により測定した。
ァ成形（成形条件：１７５℃、３分）により成形された
各試験片をＪＩＳ Ｋ ６９１１により測定した。
【００１１】実施例１及び２により得られたフェノール
樹脂成形材料は、２−アミノエタノールが配合されてい
るので、２−アミノエタノールを配合していない比較例
より、機械的強度、特に、曲げ強さ及び引張り強さが向
上していることがわかる。
樹脂成形材料は、２−アミノエタノールが配合されてい
るので、２−アミノエタノールを配合していない比較例
より、機械的強度、特に、曲げ強さ及び引張り強さが向
上していることがわかる。
【００１２】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明のフェノール樹脂成形材料は、曲げ強さ、引張り強さ
等の機械的強度に優れている。従って、自動車分野をは
じめとする各種分野において、金属から樹脂への代替を
大幅に促進するものである。
明のフェノール樹脂成形材料は、曲げ強さ、引張り強さ
等の機械的強度に優れている。従って、自動車分野をは
じめとする各種分野において、金属から樹脂への代替を
大幅に促進するものである。
Claims (1)
- 【請求項１】 成形材料全体に対して、ノボラック型フ
ェノール樹脂を３０〜５０重量％含有し、充填材として
ガラス繊維を４０〜６０重量％含有するフェノール樹脂
成形材料において、添加剤として２−アミノエタノール
を０．５〜５重量％含有することを特徴とするフェノー
ル樹脂成形材料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20010498A JP2000026706A (ja) | 1998-07-15 | 1998-07-15 | フェノール樹脂成形材料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20010498A JP2000026706A (ja) | 1998-07-15 | 1998-07-15 | フェノール樹脂成形材料 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000026706A true JP2000026706A (ja) | 2000-01-25 |
Family
ID=16418911
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20010498A Pending JP2000026706A (ja) | 1998-07-15 | 1998-07-15 | フェノール樹脂成形材料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000026706A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102863736A (zh) * | 2012-09-20 | 2013-01-09 | 常熟市永祥机电有限公司 | 阻燃酚醛树脂成型材料 |
| CN102875964A (zh) * | 2012-09-20 | 2013-01-16 | 常熟市永祥机电有限公司 | 阻燃酚醛树脂成型材料的制备方法 |
| CN102875961A (zh) * | 2012-09-20 | 2013-01-16 | 常熟市永祥机电有限公司 | 纳米材料填充的酚醛复合材料的制备方法 |
| CN102875962A (zh) * | 2012-09-20 | 2013-01-16 | 常熟市永祥机电有限公司 | 纳米材料填充的酚醛复合材料 |
-
1998
- 1998-07-15 JP JP20010498A patent/JP2000026706A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102863736A (zh) * | 2012-09-20 | 2013-01-09 | 常熟市永祥机电有限公司 | 阻燃酚醛树脂成型材料 |
| CN102875964A (zh) * | 2012-09-20 | 2013-01-16 | 常熟市永祥机电有限公司 | 阻燃酚醛树脂成型材料的制备方法 |
| CN102875961A (zh) * | 2012-09-20 | 2013-01-16 | 常熟市永祥机电有限公司 | 纳米材料填充的酚醛复合材料的制备方法 |
| CN102875962A (zh) * | 2012-09-20 | 2013-01-16 | 常熟市永祥机电有限公司 | 纳米材料填充的酚醛复合材料 |
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