JP2000026091A - フォークリフトのサイドシフト装置 - Google Patents

フォークリフトのサイドシフト装置

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JP2000026091A
JP2000026091A JP10198777A JP19877798A JP2000026091A JP 2000026091 A JP2000026091 A JP 2000026091A JP 10198777 A JP10198777 A JP 10198777A JP 19877798 A JP19877798 A JP 19877798A JP 2000026091 A JP2000026091 A JP 2000026091A
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shift
forklift
sliding
shift device
lower carrier
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Yoshihide Hayashi
良英 林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サイドシフト装置のシフト変位過程での引っ
掛かり等の不具合を解消する改良構造を得ること。 【解決手段】 サイドシフト装置の下部キャリア43と
一体にシフト変位可能に設けられると共にサイドシフト
装置のシフト枠体41がシフト変位過程で浮き上がり現
象等で通常の摺動変位方向からずれを生じてもフォーク
リフト車体11側の下部摺動バー57に衝接して引っ掛
かり等を起こさないようにする摺動性能に優れた材料で
形成したライナー部材48を摺動変位方向とは垂直な水
平軸47の回りに揺動可能に設け、シフト枠体41のず
れた時に、ライナー部材48の上面49だけが下部摺動
バー57の下面57aと摺接し、サイドシフト装置のス
ライド枠体41は安定したシフト変位を遂行可能にし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フォークリフトの
機体前部に装着され、種々の荷役アタッチメントをフォ
ークリフト機体の前後方向と交叉した左右方向にシフト
変位させえるサイドシフト装置に関し、特に、シフトシ
リンダの伸縮動作にしたがってシフト変位する際に常に
円滑なシフト変位が行われるように改善されたサイドシ
フト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】フォークリフト、それも走行車輪を有し
て運転車の操縦によって荷役現場で左右前後に自在に走
行するフォークリフト車の前部に設けられ、荷役対象と
なるワークに対して種々の荷役作業を遂行する荷役アタ
ッチメントを所要に応じてフォークリフト車体の前後方
向と交叉した左右方向にシフト変位させ得るサイドシフ
ト装置は従来から汎用されている。
【0003】例えば、特開平8−2896号にはフォー
クリフト車体の前部に車体の前後方向と交叉した左右方
向に摺動変位するスライド式クランプアタッチメントが
開示されており、このスライド式クランプアタッチメン
トは、車体側に設けられたアタッチメントのホルダーに
形成した凹溝内で摺動する長尺のレール部材をスライド
式アタッチメントの背部に設け、このとき、上記ホルダ
ーの凹溝内に長尺のライナー部材をボルトねじ部材を用
いて止着してサイドシフト装置が左右方向に摺動する際
に、上記レール部材が円滑に凹溝に沿って摺動するよう
にした構成を有している。このようなスライド式クラン
プアタッチメントにおけるライナー部材は、長尺のレー
ル部材がアタッチメントホルダーの長い凹溝内を摺動す
る際に摺動面における滑り抵抗を低減して円滑な摺動を
達成すべく、凹溝の内壁におけるレール部材の摺動面の
全長にわたって張設されて自身は不動の摺動軸受面を形
成しているものである。
【0004】他方、従来のサイドシフト装置として、フ
ォークリフト車体の前部に設けられたリフトブラケット
部材に取着されて車体の左右方向に延設された上下の摺
動バーに対してサイドシフト装置のシフト枠体の上部に
は長尺のフック状断面を有するシフター部材を設けて上
記上部摺動バーに摺動可能に懸架し、他方、シフト枠体
の下部には駒状の係止片として摺動可能に形成された下
部キャリアを例えば、左右一対のようにして隔設し、上
記の車体側の下部摺動バーにフック係合させ、車体側の
リフトブラケットの前面に設けた保持板とシフト枠体と
の間にピストン端とシリンダ端とを係止させたシフトシ
リンダ装置の伸縮に応じてシフト枠体を左右方向に摺動
させる構成を有したものも周知である。このようなサイ
ドシフト装置においては、上部摺動バーとシフター部材
との間には、上述したスライド式クランプアタッチメン
トの場合と同様に長尺のライナーを介挿し、ワークを保
持して荷重が掛かった状態でも円滑にサイドシフト装置
がシフト変位し得るように構成している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、シフト枠
体の下部に設けた駒状の下部キャリアに対しては、摺動
面が少ないことから、単に下部バーの摺動面との間に隙
間を介して係止させるようにしているのみである。この
ために、サイドシフト装置のシフト枠体をシフトシリン
ダ装置の作動によってシフト変位させたとき、シフト枠
体が何らかのはずみで浮き上がり、通常、鉄材から成る
下部摺動バーの摺動面に同じく通常、鉄材から成る下部
キャリアが直接当接して引っ掛かりを生起し、故にその
ままシフト枠体が摺動変位不可能な状態となってしまう
ことが経験されている。
【0006】更に、シフト枠体が摺動変位不可能な状態
に陥いらないまでも、下部キャリアが漸次に摩耗してシ
フト枠体と下部摺動バーとの間で不規則な遊動が発生し
てサイドシフト装置の前後方向の安定性および左右の安
定した摺動変位を阻害することになり、結局、サイドシ
フト装置のシフト枠体の全体が交換に追い込まれる不都
合が発生する等の課題が発生する。
【0007】依って本発明の目的は、かかるサイドシフ
ト装置の不都合を解消せんとするものである。本発明の
他の目的は、フォークリフト車体側の下部摺動バーに沿
って摺動する下部キャリアがシフト変位過程で浮き上が
り現象を起こした場合にも直接、下部キャリアが下部摺
動バーに衝接して引っ掛かりを起こすことがないよう
に、両者の間に摺動性能が高いライナー部材を下部キャ
リアと一体に常時、摺動変位可能に、かつ交換可能に設
けてサイドシフト装置の安定したシフト変位を常時、保
証し得る改良構造を備えたフォークリフトのサイドシフ
ト装置を提供せんとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の発明の目的に鑑み
て、本発明は、サイドシフト装置の下部キャリアと一体
にシフト変位可能に設けられると共にサイドシフト装置
のシフト枠体がシフト変位過程で浮き上がり現象等によ
って通常の摺動変位方向からずれを生じた際にもフォー
クリフト車体側の下部摺動バーに衝接して引っ掛かり等
を起こさないようにする摺動性能に優れた材料で形成し
たライナー部材を摺動変位方向とは垂直な水平軸心の回
りに揺動可能に設け、シフト枠体のずれ動作時にこのラ
イナー部材だけが車体側の下部摺動バーと摺接すること
より、サイドシフト装置のスライド枠体は常に安定した
シフト変位を遂行可能にしたものである。
【0009】すなわち、本発明によれば、フォークリフ
トの機体前部に装着され、荷役アタッチメントを機体前
後方向と交叉した左右方向に機体側に固定された上下の
摺動バーに沿ってシフト変位可能に保持するフォークリ
フトのサイドシフト装置において、前記サイドシフト装
置は、前記機体側の下部摺動バーに係止片として摺動可
能に係合する下部キャリアと、前記下部キャリアと一体
にシフト変位可能に、かつ該下部キャリアと前記下部摺
動バーとの間に介挿されるライナー部材と、前記ライナ
ー部材を前記下部キャリアに対して前記シフト変位方向
に略垂直な軸線回りに揺動可能に保持する揺動支持手段
と、を具備して構成されたフォークリフトのサイドシフ
ト装置が提供される。
【0010】この場合に、上記ライナー部材は、上記下
部キャリアに挿設されて上記揺動支持手段を形成する揺
動ピンの回りに揺動可能に設けられ、上記下部摺動バー
に形成された直線摺動面に摺接可能に突出した直線状の
摺動上面を有する摺動子から成るものであり、上記サイ
ドシフト装置に設けられた複数の上記の下部キャリアの
夫々に着脱自在に備えられた構成とすることが好まし
い。
【0011】
【発明の実施の形態】以下においては、本発明を添付図
面に基づいて、フォークリフトのサイドシフト装置にお
ける一般的な構成と共に従来の技術および本発明の実施
形態について詳細に説明する。図1は、本発明に係るフ
ォークリフトのサイドシフト装置における改良要部の構
成を示す部分正面図、図2は図1の2−2矢視線の方向
から見た側面図、図3は、本発明によりサイドシフト装
置の下部キャリアに設けたライナー部材の作用を説明す
る略示説明図、図4は、フォークリフトのサイドシフト
装置における一般的構成と従来のサイドシフト装置の構
成を示した正面図、図5は同従来のサイドシフト装置の
シフト枠体の構成を示す斜視図、図6の(イ)および
(ロ)は従来のサイドシフト装置に発生する引っ掛かり
不具合を説明する略示図である。
【0012】先ず、図4、図5を参照すると、フォーク
リフトの車体の前部に装着されたサイドシフト装置の一
般的な構成と共に従来のサイドシフト装置の構成が示さ
れている。図4において、フォークリフト車体11は走
行車輪12を有して前後に自在に走行可能に、またハン
ドル操作によって更に進路変更も可能な車体として形成
されている。このフォークリフト車体11の前部にはマ
スト13が立設され、このマスト13に対してリフトブ
ラケット14が図示されていないリフトシリンダ装置に
よってインナーマスト(図示略)と共に上下動が可能に
構成されている。そして、上記インナーマストには支承
されたリフトブラケット14の前面には保持板15が設
けられ、この保持板15の上下部に前後方向とは交叉す
る左右方向に延設された上部摺動バー16と下部摺動バ
ー17とが取付けられている。この上下摺動バー16、
17は一種のレール部材を形成すると共にサイドシフト
装置20の懸架部材をも形成している。
【0013】サイドシフト装置20は、シフト枠体21
を備えている。このシフト枠体21は図5に示すよう
に、矩形状の枠体として形成され、同枠体の内部に一対
の縦柱21a、21aが設けられて強固に形成されてい
る。このシフト枠体21の上部には左右方向に延長した
長尺のシフター22が設けられ、このシフター22の端
部に形成されたフック部22aが上記の上部摺動バー1
6にフック懸架されると共に摺動可能に取付けられてい
る。
【0014】また、シフト枠体21の下部には左右一対
にして駒状の下部フックまたは下部キャリア23、23
がブラケット板25、25を介して取着されており、下
部キャリア23、23は上方に爪状に突出したフック部
23a、23aを備え、このフック部23a、23aが
車体側の下部摺動バー17に係合してシフト枠体21が
前後方向に遊動しないようになっている。
【0015】また、図5に明示のように、シフト枠体2
1の一つの縦柱21aとリフトブラケット14の前部に
設けられた上記の保持板15との間にはピストン端を上
記縦柱21aに枢着し、シリンダ端を適宜のトラニオン
部材26を介して上記の保持板15に枢着したシフトシ
リンダ装置27が設けられ、同シリンダ装置27のピス
トン27aが伸縮することにより、保持板15に対する
シフト枠体21の左右方向のシフト変位が生起される構
成となっている。
【0016】ここで、従来のサイドシフト装置20にお
いては、長尺のシフター22と車体側の同じく長尺な上
部摺動バー16との係合部には、該上部摺動バー16に
止着された構造で長尺のライナー部材30が延設されて
おり、このライナー部材30が砲金や摺動性能の優れた
合成樹脂材、軸受金属材料等から滑り軸受として機能す
ることにより、サイドシフト装置20の前部に保持した
荷役アタッチメント、例えば、図1に例示するようなフ
ォーク部材32がフォークリフト車体11の前後方向と
交叉した左右方向にシフト変位される構成となってい
る。
【0017】そして、車体側の下部摺動バー17に係合
される下部キャリア23、23は上下方向には若干の隙
間を介して対峙し、故に直接には下部摺動バー17に摺
接しない構成となっている。これは、下部キャリア2
3、23はサイドシフト装置20のシフト枠体21が前
後方向には遊動して不安定動作をしないように安定させ
れば十分であるとの考慮に基づくものである。
【0018】然しながら、このような従来の構成を有し
たフォークリフトのサイドシフト装置20においては、
シフト枠体21がシフトシリンダ装置27の伸縮に応動
して左右にシフト変位する過程で、図6の(イ)に図示
する正常な隙間Gを保持した摺動姿勢から、何らかのは
ずみで浮き上がり現象等を生起したとき、同図(ロ)に
示すように、下部摺動バー17の下面17aに下部キャ
リア23の角等が衝接して、そのままサイドシフト装置
20のシフト枠体21が摺動不可能状態に陥ることがあ
る。よって、本発明はかかる不都合を解消せんとするも
のである。
【0019】ここで、図1、図2を参照すると、本発明
に係るサイドシフト装置の改良要部の構造が図示されて
いる。なお、フォークリフト車体11の車体側に設けら
れた上下部の摺動バー16、17に対してシフト枠体2
1が摺動可能に取付けられ、シフトシリンダ装置27の
伸縮に応じて車体の前後方向に対して交叉する左右方向
にシフト枠21がシフト変位し、故にサイドシフト装置
に取着された荷役アタッチメント(フォーク装置32)
が左右方向にシフト変位する構成は、本発明に係るサイ
ドシフト装置も全く同じであることから、図1は下部摺
動バー17に対して上述した不安定動作を防止する改良
構造部についてのみ、図示しているものであることを理
解すべきである。
【0020】さて、図1、図2において、本発明に係る
サイドシフト装置におけるシフト枠体41は、ブラケッ
ト板42を介して下部キャリア43を具備し、このよう
な下部キャリア43は通常、左右一対にしてシフト枠体
41に設けられている。下部キャリア43は、車体側の
下部摺動バー57の先端に形成された突起部58と対峙
した上向き突出部44を有し、この上向き突出部44の
中央部位には円弧状に削設された凹所45が設けられて
いる。そして、この円弧状の凹所45内には下部キャリ
ア43の外面側から保持板46に保持された枢動ピン4
7が挿通され、上記凹所45を貫通して突出部44の内
域に嵌合、止着されている。保持板46自体は、ボルト
ねじ等の適宜の固定部材46aによって下部キャリア4
3の突出部44に止着され、枢動ピン47が簡単には下
部キャリア43から抜け落ちることがないようになって
いる。しかしながら、この固定部材46aを取り外すこ
とにより、保持板46と共に枢動ピン47を簡単に引き
抜くことも可能に構成されている点を理解すべきであ
る。
【0021】上記枢動ピン47には上述の円弧状の凹所
45の円弧底面に沿う相補形の形状を有した半円形状の
ブロック部材48が同枢動ピン47の回りに矢印Aで示
すように、揺動可能に取付けられている。この半円形状
のブロック部材48はライナー部材として設けられ、従
って砲金、軸受金属材料、摺動性に優れたPTFE等の
合成樹脂材料によって形成されており、上面に下部摺動
バー57の下面57aに平行な上面49を有し、この上
面49は下部キャリア43の突出部44の上面44aよ
りも下部摺動バー57の下面57aに向けて接近した位
置に配設されている。つまり、フォークリフト車体が走
行する床面から見て高い位置に在るように設けられてい
る。
【0022】以上のように、本発明においては、上述し
たライナー部材としてのブロック部材48がサイドシフ
ト装置のシフト枠体41における下部キャリア43に枢
動ピン47を介して枢動可能に設けられた構成を有する
ことにより、同シフト枠体41がシフト変位する過程
で、下部キャリア43と一体になってライナー部材とし
てのブロック部材48がシフト変位し、その間に既述の
ように何らかのはずみで浮き上がる等の不都合な動作を
生じた場合にも、ブロック部材48が揺動しながら上面
49をフォークリフト車体側の下部摺動バー57の下面
57aに面当たり状態に衝接させることになる。従っ
て、下部キャリア43自体は下部摺動バー57の下面5
7aから離隔した位置に保持されることになる。つま
り、下部キャリア43の角が下部摺動バー57の下面5
7aに当接して引っ掛かったり、角部だけが極端に摩耗
する等の不利の発生が防止されるのである。その結果、
サイドシフト装置はシフト枠体41を介して常に、安定
して車体前後方向および左右方向に維持され、円滑なシ
フト変位が達成されるのである。
【0023】しかも、ライナー部材としてのブロック部
材48が上面49や角部に摩耗を生じたときは、既述の
ように保持板46を取り外してピン軸47を引き抜け
ば、簡単にブロック部材48を下部キャリア43から取
り出すことが可能であるので、新しいブロック部材48
と簡単に交換を行うことができる。更に、本実施形態か
らも明らかなように、ブロック部材48の摩耗具合は、
フォークリフト車の運転者が簡単に目視点検できる位置
にあることから、摩耗チェックも極めて簡単におこなう
ことができるのである。
【0024】なお、上述した実施形態の場合には、ライ
ナー部材としてのブロック部材48は、半円形状をした
板部材として形成した例を示しているが、ライナー部材
としてはこのような形状に限定する意図はなく、要は下
部キャリア43に対して揺動可能に保持され、かつ下部
キャリア48の上面49より高い位置に下部摺動バー5
7の下面57aとの摺接面を有していれば良いのであ
る。
【0025】
【発明の効果】以上、本発明を従来技術と対比しなが
ら、説明したが、本発明は、この実施形態の説明を介し
て理解できるように、フォークリフトの機体前部に装着
され、荷役アタッチメントを機体前後方向と交叉した左
右方向に機体側に固定された上下の摺動バーに沿ってシ
フト変位可能に保持するフォークリフトのサイドシフト
装置において、サイドシフト装置は、フォークリフト機
体側の下部摺動バーに係止片として摺動可能に係合する
下部キャリアと、同下部キャリアと一体にシフト変位可
能に、かつ該下部キャリアと下部摺動バーとの間に介挿
されるライナー部材と、同ライナー部材を下部キャリア
に対してシフト変位方向に略垂直な軸線回りに揺動可能
に保持する揺動支持手段とを具備して構成したことか
ら、シフト変位の過程で、サイドシフト装置の下部キャ
リアが機体側の下部摺動バーに接触して摩耗を生じた
り、下部キャリアの角当たりによって引っ掛かり状態を
来し、シフト変位に支障を来す等の不利の発生が防止で
きるのである。この結果、サイドシフト装置は、常に安
定かつ円滑なシフト変位を行うことができ、故に、サイ
ドシフト装置に装着した荷役アタッチメントの作業効率
の向上に寄与することが可能となる。
【0026】また、ライナー部材として介挿されるブロ
ック部材は、摩耗の進展が常に、フォークリフト車の運
転席から運転者が目視で確認できる位置にあることか
ら、摩耗が発生したときは、取り外しによって新たなラ
イナー部材と比較的簡単に交換することが可能であり、
故に、点検と保守を確実に遂行することができる。しか
も、ライナー部材のみを交換すれば良いので、経済性の
面からも保守コストを抑制しつつ、安定なサイドシフト
装置の作動を保証可能となるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフォークリフトのサイドシフト装
置における改良要部の構成を示す部分正面図である。
【図2】図1の2−2矢視線の方向から見た側面図であ
る。
【図3】本発明によりサイドシフト装置の下部キャリア
に設けたライナー部材の作用を説明する略示説明図であ
る。
【図4】フォークリフトのサイドシフト装置における一
般的構成と従来のサイドシフト装置の構成を示した正面
図である。
【図5】同従来のサイドシフト装置のシフト枠体の構成
を示す斜視図である。
【図6】(イ)および(ロ)は従来のサイドシフト装置
に発生する引っ掛かり不具合を説明する略示図である。
【符号の説明】
11…フォークリフト車体 12…走行車輪 13…マスト 14…リフトブラケット 16…上部摺動バー 17…下部摺動バー 20…サイドシフト装置(従来) 21…シフト枠体(従来) 27…シフトシリンダ装置 41…シフト枠体 43…下部キャリア 44…突出部 45…凹所 46…保持板 47…摺動ピン 48…ブロック部材 49…上面 57…下部摺動バー 57a…下面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フォークリフトの機体前部に装着され、
    荷役アタッチメントを機体前後方向と交叉した左右方向
    に機体側に固定された上下の摺動バーに沿ってシフト変
    位可能に保持するフォークリフトのサイドシフト装置に
    おいて、 前記サイドシフト装置は、前記機体側の下部摺動バーに
    係止片として摺動可能に係合する下部キャリアと、 前記下部キャリアと一体にシフト変位可能に、かつ該下
    部キャリアと前記下部摺動バーとの間に介挿されるライ
    ナー部材と、 前記ライナー部材を前記下部キャリアに対して前記シフ
    ト変位方向に略垂直な軸線回りに揺動可能に保持する揺
    動支持手段と、を具備して構成されることを特徴とする
    フォークリフトのサイドシフト装置。
  2. 【請求項2】 前記ライナー部材は、前記下部キャリア
    に挿設されて前記揺動支持手段を形成する揺動ピンの回
    りに揺動可能に設けられ、前記下部摺動バーに形成され
    た直線摺動面に摺接可能に突出した直線状の摺動上面を
    有する摺動子から成り、前記サイドシフト装置に設けら
    れた複数の前記下部キャリアの夫々に着脱自在に備えら
    れている請求項1に記載のフォークリフトのサイドシフ
    ト装置。
JP10198777A 1998-07-14 1998-07-14 フォークリフトのサイドシフト装置 Pending JP2000026091A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100942445B1 (ko) 2009-04-01 2010-02-18 조현우 포클레인 결착용 지게포크
CN107879291A (zh) * 2017-12-31 2018-04-06 荣成中磊石材有限公司 一种中心摆移调位货叉

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