JPS6133094Y2 - - Google Patents
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- JPS6133094Y2 JPS6133094Y2 JP7925081U JP7925081U JPS6133094Y2 JP S6133094 Y2 JPS6133094 Y2 JP S6133094Y2 JP 7925081 U JP7925081 U JP 7925081U JP 7925081 U JP7925081 U JP 7925081U JP S6133094 Y2 JPS6133094 Y2 JP S6133094Y2
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- Japan
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- carrier
- hook
- slider
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- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 claims description 21
- 230000001747 exhibiting effect Effects 0.000 claims 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 7
- 239000004576 sand Substances 0.000 description 3
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 238000007689 inspection Methods 0.000 description 1
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Operation Control Of Excavators (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、トラクタシヨベル等の荷役車両に適
用される両サイドダンプバケツト装置の改良に関
する。
用される両サイドダンプバケツト装置の改良に関
する。
両サイドダンプバケツト装置は、周知の如くバ
ケツトを前側に向けて左右方向軸を中心に俯仰回
動できると共に、左側若しくは右側に向けて前後
方向軸を中心に俯仰回動できる様にしたものであ
り、前側で掬い込んだ土砂等の扱物を側方に排出
できるものである。
ケツトを前側に向けて左右方向軸を中心に俯仰回
動できると共に、左側若しくは右側に向けて前後
方向軸を中心に俯仰回動できる様にしたものであ
り、前側で掬い込んだ土砂等の扱物を側方に排出
できるものである。
従来、この種装置としとは、種々の構造のもの
が提案されて居り、例えば実公昭52−14566号に
開示されたものが知らされている。
が提案されて居り、例えば実公昭52−14566号に
開示されたものが知らされている。
これは、サイドダンプ用のシリンダを単一にし
た点は注目すべき処であるが、バケツトの左側若
しくは右側の支点を作る為のヨーク切換用のシリ
ンダが別途必要であるので、これら二つのシリン
ダの油圧配管等が面倒であると共に、シリンダ操
作や保守点検等が煩雑であるという難点があつ
た。
た点は注目すべき処であるが、バケツトの左側若
しくは右側の支点を作る為のヨーク切換用のシリ
ンダが別途必要であるので、これら二つのシリン
ダの油圧配管等が面倒であると共に、シリンダ操
作や保守点検等が煩雑であるという難点があつ
た。
本考案は、叙上の問題点に鑑みこれを解消する
為に創案されたもので、その目的とする処は、シ
リンダを一本のサイドダンプシリンダだけにして
その配管やシリンダ操作を行ない易い様にすると
共に、比較的簡単な構造で以つて作動が確実で且
つコストの低減を図る事ができる両サイドダンプ
バケツト装置を提供するにある。
為に創案されたもので、その目的とする処は、シ
リンダを一本のサイドダンプシリンダだけにして
その配管やシリンダ操作を行ない易い様にすると
共に、比較的簡単な構造で以つて作動が確実で且
つコストの低減を図る事ができる両サイドダンプ
バケツト装置を提供するにある。
本考案の基本的な構成は、左右方向に比較的長
い平坦部とこの両端から上側そして内側に連続し
て彎曲する左右対称形のフツク部とを備え、その
背部は荷役車両のブーム先端に左右方向軸にて俯
仰自在に枢結されると共に、ブームに設けたフロ
ントダンプシリンダの先端が枢着されるキヤリア
と;扱物をその前側から掬込む事ができると共に
両側から排出でき、前記キヤリアの上方に配され
たバケツトと;前記バケツトの下部に離間して垂
設された左右のサポートと;各サポートの下部に
設けられ、その両方がキヤリアの両フツク部に掛
入するニユートラル位置と、その一方が同側のフ
ツク部の彎曲内端に当合すると共にその他方がキ
ヤリアの平坦部に接したまま同側のフツク部から
外脱したサイドダンプ可能位置と、その一方が同
側のフツク部の彎曲内端に当合すると共にその他
方が同側のフツク部から外脱した状態でキヤリア
の平坦部から離間したサイドダンプ位置との各位
置をとり得る前後方向の支軸と;前記キヤリアの
平坦部上に設けられて両支軸の内側距離と略同長
で、その両端部がキヤリアの両フツク部に掛入す
るニユートラル位置と、その一端部が同側のフツ
ク部に進入してこのフツク部とで同側の支軸を囲
繞して軸支すると共にその他端部が同側のフツク
部から外脱したサイドダンプ可能位置との各位置
をとり得るスライダと;前記キヤリアの平坦部の
左右に離間して設けられ下動した非係合位置と上
動した係合位置との各位置をとり得る事ができ、
スライダがニユートラル位置の時には該スライダ
に押されてその両方が非係合位置を呈すると共
に、スライダと支軸がサイドダンプ可能位置の時
にはスライダの一端部と他側の支軸により押され
てその両方が非係合位置を呈し、支軸がサイドダ
ンプ位置の時にはキヤリアの平坦部から離間した
支軸側のものが上動して係合位置となつてスライ
ダの同側への摺動移動を阻止すると共に反対側の
ものはスライダに押されて非係合位置を呈する左
右のストツパと;前記キヤリアの左右いずれか一
方とサポートの左右いずれか他方との間に介設さ
れたサイドダンプシリンダと;から成つている。
而して単一のサイドダンプシリンダを伸縮するだ
けでバケツトをニユートラル位置やサイドダンプ
位置にできる事に特徴が存するものである。
い平坦部とこの両端から上側そして内側に連続し
て彎曲する左右対称形のフツク部とを備え、その
背部は荷役車両のブーム先端に左右方向軸にて俯
仰自在に枢結されると共に、ブームに設けたフロ
ントダンプシリンダの先端が枢着されるキヤリア
と;扱物をその前側から掬込む事ができると共に
両側から排出でき、前記キヤリアの上方に配され
たバケツトと;前記バケツトの下部に離間して垂
設された左右のサポートと;各サポートの下部に
設けられ、その両方がキヤリアの両フツク部に掛
入するニユートラル位置と、その一方が同側のフ
ツク部の彎曲内端に当合すると共にその他方がキ
ヤリアの平坦部に接したまま同側のフツク部から
外脱したサイドダンプ可能位置と、その一方が同
側のフツク部の彎曲内端に当合すると共にその他
方が同側のフツク部から外脱した状態でキヤリア
の平坦部から離間したサイドダンプ位置との各位
置をとり得る前後方向の支軸と;前記キヤリアの
平坦部上に設けられて両支軸の内側距離と略同長
で、その両端部がキヤリアの両フツク部に掛入す
るニユートラル位置と、その一端部が同側のフツ
ク部に進入してこのフツク部とで同側の支軸を囲
繞して軸支すると共にその他端部が同側のフツク
部から外脱したサイドダンプ可能位置との各位置
をとり得るスライダと;前記キヤリアの平坦部の
左右に離間して設けられ下動した非係合位置と上
動した係合位置との各位置をとり得る事ができ、
スライダがニユートラル位置の時には該スライダ
に押されてその両方が非係合位置を呈すると共
に、スライダと支軸がサイドダンプ可能位置の時
にはスライダの一端部と他側の支軸により押され
てその両方が非係合位置を呈し、支軸がサイドダ
ンプ位置の時にはキヤリアの平坦部から離間した
支軸側のものが上動して係合位置となつてスライ
ダの同側への摺動移動を阻止すると共に反対側の
ものはスライダに押されて非係合位置を呈する左
右のストツパと;前記キヤリアの左右いずれか一
方とサポートの左右いずれか他方との間に介設さ
れたサイドダンプシリンダと;から成つている。
而して単一のサイドダンプシリンダを伸縮するだ
けでバケツトをニユートラル位置やサイドダンプ
位置にできる事に特徴が存するものである。
以下、本考案の実施例を示す図面に基づきその
詳細を説明する。
詳細を説明する。
第1図は、本考案に係る両サイドダンプバケツ
ト装置のニユートラル位置を示す要部縦断略式正
面図である。
ト装置のニユートラル位置を示す要部縦断略式正
面図である。
第2図は、サイドダンプ(左ダンプ)可能位置
を示す同様図である。
を示す同様図である。
第3図は、サイドダンプ(左ダンプ)位置を示
す同様図である。
す同様図である。
第4図は、サイドダンプ(右ダンプ)可能位置
を示す同様図である。
を示す同様図である。
第5図は、サイドダンプ(右ダンプ)位置を示
す同様図である。
す同様図である。
第6図は、第1図乃至第5図に表わしたストツ
パの具体的構造を拡大して示す要部拡大縦断正面
図である。
パの具体的構造を拡大して示す要部拡大縦断正面
図である。
本考案に係る両サイドダンプバケツト装置1
は、キヤリア2と、バケツト3と、左右のサポー
ト4,5と、左右の支軸6,7と、スライダ8
と、左右のストツパ9,10と、サイドダンプシ
リンダ11とからその主要部が構成されている。
は、キヤリア2と、バケツト3と、左右のサポー
ト4,5と、左右の支軸6,7と、スライダ8
と、左右のストツパ9,10と、サイドダンプシ
リンダ11とからその主要部が構成されている。
キヤリア2は、左右方向に比較的長い平坦部1
2と、この両端から上側そして内側に連続して彎
曲する左右対称形のフツク部13,14とを備え
ている。
2と、この両端から上側そして内側に連続して彎
曲する左右対称形のフツク部13,14とを備え
ている。
キヤリア2の背部は、図示してはいないが周知
の如く取付ブラケツトが付設され、これを下方部
は荷役車両のブームの先端が左右方向軸に依り枢
着されて居り、該取付ブラケツトの上方部はブー
ムに取付けられたフロントバケツトシリンダの先
端が同じく左右方向軸に依り枢結されている。
の如く取付ブラケツトが付設され、これを下方部
は荷役車両のブームの先端が左右方向軸に依り枢
着されて居り、該取付ブラケツトの上方部はブー
ムに取付けられたフロントバケツトシリンダの先
端が同じく左右方向軸に依り枢結されている。
従つてキヤリア2は荷役車両のブームに対し、
フロントバケツトシリンダを伸縮させる事に依り
前記左右方向軸を中心に俯仰回動できる訳であ
る。
フロントバケツトシリンダを伸縮させる事に依り
前記左右方向軸を中心に俯仰回動できる訳であ
る。
バケツト3は、前記キヤリア2の上方に配され
て居り、土砂等の扱物をその前側から掬込む事が
できると共に両側から排出できる形状を呈してい
る。
て居り、土砂等の扱物をその前側から掬込む事が
できると共に両側から排出できる形状を呈してい
る。
サポート4,5は、バケツト3の下部の左右に
離間して垂設されている。
離間して垂設されている。
支軸6,7は、前記左右のサポート4,5の
夫々下部に設けられ前後方向に軸心を沿わせてあ
り、両フツク部13,14に進入自在にしてあ
る。
夫々下部に設けられ前後方向に軸心を沿わせてあ
り、両フツク部13,14に進入自在にしてあ
る。
これら支軸6,7は、後述するニユートラル位
置と、サイドダンプ可能位置と、サイドダンプ位
置の各位置をとり得る事ができる。
置と、サイドダンプ可能位置と、サイドダンプ位
置の各位置をとり得る事ができる。
スライダ8は、キヤリア2の平坦部12上に設
けられて前記両支軸6,7の内側距離と略同長
(実際には若干短かい)に為されて居り、両フツ
ク部13,14内に進入できるべく左右方向に摺
動自在に設けられている。
けられて前記両支軸6,7の内側距離と略同長
(実際には若干短かい)に為されて居り、両フツ
ク部13,14内に進入できるべく左右方向に摺
動自在に設けられている。
このスライダ8は、ニユートラル位置と、サイ
ドダンプ可能位置の各位置をとり得る事ができ
る。
ドダンプ可能位置の各位置をとり得る事ができ
る。
茲で、ニユートラル位置とは、第1図に示した
状態を云う。即ち、支軸6,7に就いてはその両
方がキヤリア2の両フツク部13,14に夫々均
等に掛入して居り、スライダ8に就いてもその左
右両端部8′,8″が両フツク部13,14に夫々
均等に掛入している状態を云う。従つてバケツト
3・左右のサポート4,5・左右の支軸6,7・
スライダ8のセンターとキヤリア2のセンターと
が合致している事になる。
状態を云う。即ち、支軸6,7に就いてはその両
方がキヤリア2の両フツク部13,14に夫々均
等に掛入して居り、スライダ8に就いてもその左
右両端部8′,8″が両フツク部13,14に夫々
均等に掛入している状態を云う。従つてバケツト
3・左右のサポート4,5・左右の支軸6,7・
スライダ8のセンターとキヤリア2のセンターと
が合致している事になる。
又、サイドダンプ可能位置とは、例えば第2図
並びに第4図に示した状態を云う。即ち、支軸に
ついては一方の支軸(例えば左側の支軸6)が同
側のフツク部(左側のフツク部13)の彎曲内端
(左側のフツク部13の彎曲内端13′)に当合す
ると共に、他方の支軸(右側の支軸7)がキヤリ
ア2の平坦部12に接したまま同側のフツク部
(右側のフツク部14)から外脱して居り、スラ
イダ8に就いてもその一端部(左側端部8′)が
同側のフツク部(左側のフツク部13)に進入し
てこのフツク部とで同側の支軸(左側の支軸6)
を囲繞して軸支状態にすると共に、スライダ8の
他端部(右側端部8″)が同側のフツク部(右側
のフツク部14)から外脱して同側の支軸(右側
の支軸7)がキヤリア2の平坦部12から支障な
く上動できる状態を云う。
並びに第4図に示した状態を云う。即ち、支軸に
ついては一方の支軸(例えば左側の支軸6)が同
側のフツク部(左側のフツク部13)の彎曲内端
(左側のフツク部13の彎曲内端13′)に当合す
ると共に、他方の支軸(右側の支軸7)がキヤリ
ア2の平坦部12に接したまま同側のフツク部
(右側のフツク部14)から外脱して居り、スラ
イダ8に就いてもその一端部(左側端部8′)が
同側のフツク部(左側のフツク部13)に進入し
てこのフツク部とで同側の支軸(左側の支軸6)
を囲繞して軸支状態にすると共に、スライダ8の
他端部(右側端部8″)が同側のフツク部(右側
のフツク部14)から外脱して同側の支軸(右側
の支軸7)がキヤリア2の平坦部12から支障な
く上動できる状態を云う。
更に、サイドダンプ位置とは、第3図並びに第
5図の状態を云う。つまり、前記サイドダンプ可
能位置から上動できる支軸(前例では右側の支軸
7)が上動し、バケツト3が反対側の支軸(左側
の支軸6)を中心に傾動して傾斜した状態を云
う。
5図の状態を云う。つまり、前記サイドダンプ可
能位置から上動できる支軸(前例では右側の支軸
7)が上動し、バケツト3が反対側の支軸(左側
の支軸6)を中心に傾動して傾斜した状態を云
う。
ストツパ9,10は、キヤリア2の平坦部12
の左右に離間して設けられ、下動した非係合位置
と、上動した係合位置との各位置をとり得る事が
できる。
の左右に離間して設けられ、下動した非係合位置
と、上動した係合位置との各位置をとり得る事が
できる。
第1図乃至第6図に示す実施例では、とりわけ
第6図に示す如く、キヤリア2の平坦部12に段
付孔15(上側が小径で下側が大径のもの)を穿
設すると共に、ストツパ10の下部には鍔部16
を設け、このストツパ10を段付孔15の下から
上下動自在に装入して段付孔15の下端口をスプ
リングホルダ17で閉塞し、前記鍔部16とスプ
リングホルダ17間には圧縮型のスプリング18
を介装する。
第6図に示す如く、キヤリア2の平坦部12に段
付孔15(上側が小径で下側が大径のもの)を穿
設すると共に、ストツパ10の下部には鍔部16
を設け、このストツパ10を段付孔15の下から
上下動自在に装入して段付孔15の下端口をスプ
リングホルダ17で閉塞し、前記鍔部16とスプ
リングホルダ17間には圧縮型のスプリング18
を介装する。
そしてストツパ10は第6図に示す如く常時ス
プリング18に依り上動し、平坦部12の上面よ
り上突すると共に突出状態のストツパ10を下圧
すれば段付孔15内に没入して平坦部12の上面
より突出しない様にして置く。
プリング18に依り上動し、平坦部12の上面よ
り上突すると共に突出状態のストツパ10を下圧
すれば段付孔15内に没入して平坦部12の上面
より突出しない様にして置く。
尚、ストツパ9に就いても全く同様の構造とな
つている。
つている。
ストツパ9,10は、下動した時にはスライダ
8の摺動が可能となつて所謂非係合位置となり、
上動した時にはスライダ8の摺動を規制して係合
位置を呈する。
8の摺動が可能となつて所謂非係合位置となり、
上動した時にはスライダ8の摺動を規制して係合
位置を呈する。
サイドダンプシリンダ11は、キヤリア2の左
右いずれか一方とサポート4,5の左右いずれか
他方との間に介設されるもので、図面に示す実施
例ではキヤリア2の右側フツク部14の上部にブ
ラケツト19を突設し、これと左側サポート4の
間に介設している。
右いずれか一方とサポート4,5の左右いずれか
他方との間に介設されるもので、図面に示す実施
例ではキヤリア2の右側フツク部14の上部にブ
ラケツト19を突設し、これと左側サポート4の
間に介設している。
尚、このサイドダンプシリンダ11は、第1図
に示すニユートラル位置並びに第2図・第4図に
示すサイドダンプ可能位置の時、キヤリア2の平
坦部12と略平行に配して置くのが望ましい。
に示すニユートラル位置並びに第2図・第4図に
示すサイドダンプ可能位置の時、キヤリア2の平
坦部12と略平行に配して置くのが望ましい。
以上の構成に基づき、次にその作用を述解す
る。
る。
第1図に示す如く、バケツト3・左右のサポー
ト4,5・左右の支軸6,7・スライダ8の各セ
ンターがキヤリア2のセンターと合致している場
合、左右の支軸6,7並びにスライダ8はニユー
トラル位置を呈し、左右の支軸6,7はキヤリア
2の両フツク部13,14に夫々均等に掛入する
と共に、スライダ8の両端部8′,8″も両フツク
部13,14に夫々均等に掛入している。
ト4,5・左右の支軸6,7・スライダ8の各セ
ンターがキヤリア2のセンターと合致している場
合、左右の支軸6,7並びにスライダ8はニユー
トラル位置を呈し、左右の支軸6,7はキヤリア
2の両フツク部13,14に夫々均等に掛入する
と共に、スライダ8の両端部8′,8″も両フツク
部13,14に夫々均等に掛入している。
この場合、左右のストツパ9,10は何れもそ
の上方にスライダ8が存する事に依り下動した非
係合位置を呈している。
の上方にスライダ8が存する事に依り下動した非
係合位置を呈している。
次にサイドダンプシリンダ11を第2図の如く
伸長させると左ダンプ可能位置となる。つまり、
左右の支軸6,7並びにスライダ8は左方向にス
ライドし、左側の支軸6は同側のフツク部13内
を更に進行して彎曲内端13′に接合する。勿
論、スライダ8もこれに連れて左動するので、左
側の支軸6は前記左側のフツク部13とスライダ
8の一端部8′に依り完全に囲繞されて軸支状態
となる。
伸長させると左ダンプ可能位置となる。つまり、
左右の支軸6,7並びにスライダ8は左方向にス
ライドし、左側の支軸6は同側のフツク部13内
を更に進行して彎曲内端13′に接合する。勿
論、スライダ8もこれに連れて左動するので、左
側の支軸6は前記左側のフツク部13とスライダ
8の一端部8′に依り完全に囲繞されて軸支状態
となる。
この場合、右側の支軸7は同側のフツク部14
から外脱し、当然スライダ8の他端部8″もフツ
ク部14から外脱する。
から外脱し、当然スライダ8の他端部8″もフツ
ク部14から外脱する。
この時、左側のストツパ9はスライダ8に押さ
れたままであるので引続き非係合位置を呈し、右
側のストツパ10はスライダ8からの押圧は解除
されるが続いて右側の支軸7に押されるので非係
合位置のままとなる。
れたままであるので引続き非係合位置を呈し、右
側のストツパ10はスライダ8からの押圧は解除
されるが続いて右側の支軸7に押されるので非係
合位置のままとなる。
そしてサイドダンプシリンダ11を更に伸長さ
ると、軸支状態の左側の支軸6を中心に左側のサ
ポート4は反時計方向に傾動し、バケツト3も同
角度だけ傾斜して第3図に示す様な左ダンプ位置
となる。
ると、軸支状態の左側の支軸6を中心に左側のサ
ポート4は反時計方向に傾動し、バケツト3も同
角度だけ傾斜して第3図に示す様な左ダンプ位置
となる。
この場合、右側の支軸7は上方に向けて回動す
るが、この運動に連れて右側のストツパ10が上
動する。そしてこのストツパ10と支軸7が完全
に離隔してもストツパ10は上動位置に保たれ、
スライダ8の右端に接した状態で上突するからこ
のスライダ8の右側への摺動は阻止され、所謂係
合位置となる。
るが、この運動に連れて右側のストツパ10が上
動する。そしてこのストツパ10と支軸7が完全
に離隔してもストツパ10は上動位置に保たれ、
スライダ8の右端に接した状態で上突するからこ
のスライダ8の右側への摺動は阻止され、所謂係
合位置となる。
この係合位置は、バケツト3の傾動と同時に開
始されるので、左側の支軸6の軸支状態も維持さ
れる。
始されるので、左側の支軸6の軸支状態も維持さ
れる。
第3図に示した左ダンプ位置からサイドダンプ
シリンダ11を短縮させると第2図に示した左ダ
ンプ可能位置に戻り、更に短縮させると第1図に
示したニユートラル位置に戻る。
シリンダ11を短縮させると第2図に示した左ダ
ンプ可能位置に戻り、更に短縮させると第1図に
示したニユートラル位置に戻る。
第1図のニユートラル位置からサイドダンプシ
リンダ11を短縮させると、第4図に示す如く右
ダンプ可能位置となり、更にサイドダンプシリン
ダ11を短縮させると第5図に示した右ンプ位置
となる。
リンダ11を短縮させると、第4図に示す如く右
ダンプ可能位置となり、更にサイドダンプシリン
ダ11を短縮させると第5図に示した右ンプ位置
となる。
右ダンプは、左ダンプと全く逆であり、各部の
作動は図面から容易に理解できると想われるので
詳説は割愛する。
作動は図面から容易に理解できると想われるので
詳説は割愛する。
バケツト3が第1図に示すニユートラル位置の
時、荷役車両のブーム並びにバケツトシリンダ
(いずれも図示せず)を作動させて、通常のフロ
ントバケツトと同様にバケツト3の前側から土砂
等の扱物を掬込む事ができ、又、ダンプする事も
出来る。
時、荷役車両のブーム並びにバケツトシリンダ
(いずれも図示せず)を作動させて、通常のフロ
ントバケツトと同様にバケツト3の前側から土砂
等の扱物を掬込む事ができ、又、ダンプする事も
出来る。
更に、バケツト3の前側から掬込んだ扱物を左
若しくは右側にダンプする事ができる。この場
合、前述した要領でバケツト3をサイドダンプさ
せれば良い訳である。
若しくは右側にダンプする事ができる。この場
合、前述した要領でバケツト3をサイドダンプさ
せれば良い訳である。
尚、前述した実施例にあつては、ストツパ9,
10をスプリング18に依り常時上突すべく所謂
スプリング昇降式に構成したが、この様に限定さ
れる事はない。
10をスプリング18に依り常時上突すべく所謂
スプリング昇降式に構成したが、この様に限定さ
れる事はない。
例えば第7図並びに第8図に如く、ストツパ全
体をフツク状にしてその根元近傍を前後方向のピ
ン20でキヤリア2に揺動自在に枢結しても良
い。ストツパ9に就いても同様である。この場合
根元部21が彎曲部22より若干軽くして置く
と、常時第8図の如く根元部21の方が上動した
傾斜状態となる。所謂重力昇降式に為されている
訳であり、支軸7が根元部21を下圧すれば、非
係合状態となつて第7図の如くスライダ8の移動
が可能となる。
体をフツク状にしてその根元近傍を前後方向のピ
ン20でキヤリア2に揺動自在に枢結しても良
い。ストツパ9に就いても同様である。この場合
根元部21が彎曲部22より若干軽くして置く
と、常時第8図の如く根元部21の方が上動した
傾斜状態となる。所謂重力昇降式に為されている
訳であり、支軸7が根元部21を下圧すれば、非
係合状態となつて第7図の如くスライダ8の移動
が可能となる。
又、このフツク状のストツパ10は、上方端部
23が非係合位置(第7図の状態)の時、フツク
部14から僅かに内側に突出させているので、支
軸7が上動した際にはこれに当合して該ストツパ
10を確実に係合位置(第8図の状態)にする事
ができる。
23が非係合位置(第7図の状態)の時、フツク
部14から僅かに内側に突出させているので、支
軸7が上動した際にはこれに当合して該ストツパ
10を確実に係合位置(第8図の状態)にする事
ができる。
勿論、ストツパ10をフツク状にせず、単なる
重力昇降式構造(例えば平板状)にしただけでも
差支えない。
重力昇降式構造(例えば平板状)にしただけでも
差支えない。
更に、他の構造のストツパにしても良い事は云
うまでもない。
うまでもない。
以上既述した如く本考案に依れば、シリンダを
一本のサイドダンプシリンダだけにしてサイドダ
ンプできる構造としたので、その配管やシリンダ
操作が極めて簡素化できる。
一本のサイドダンプシリンダだけにしてサイドダ
ンプできる構造としたので、その配管やシリンダ
操作が極めて簡素化できる。
構造も比較的簡単であるのでコストが安く付
き、作動も確実である。
き、作動も確実である。
ニユートラル位置からサイドダンプ位置にした
場合、バケツトが側方にスライドされる構成であ
るので、サイドダンプした時それだけ遠くの側方
に扱物を排出でき、ダンプカーへの積込みが行な
い易い等諸種の効果を奏するものである。
場合、バケツトが側方にスライドされる構成であ
るので、サイドダンプした時それだけ遠くの側方
に扱物を排出でき、ダンプカーへの積込みが行な
い易い等諸種の効果を奏するものである。
第1図は、本考案に係る両サイドダンプバケツ
ト装置のニユートラル位置を示す要部縦断略式正
面図。第2図は、左ダンプ可能位置を示す同様
図。第3図は、左ダンプ位置を示す同様図。第4
図は、右ダンプ可能位置を示す同様図。第5図
は、右ダンプ位置を示す同様図。第6図は、スプ
リング昇降式のストツパ構造を示す要部拡大縦断
正面図。第7図並びに第8図は、他のストツパ構
造を示す要部拡大正面図である。 1……両サイドダンプバケツト装置、2……キ
ヤリア、3……バケツト、4,5……サポート、
6,7……支軸、8……スライダ、9,10……
ストツパ、11……サイドダンプシリンダ。
ト装置のニユートラル位置を示す要部縦断略式正
面図。第2図は、左ダンプ可能位置を示す同様
図。第3図は、左ダンプ位置を示す同様図。第4
図は、右ダンプ可能位置を示す同様図。第5図
は、右ダンプ位置を示す同様図。第6図は、スプ
リング昇降式のストツパ構造を示す要部拡大縦断
正面図。第7図並びに第8図は、他のストツパ構
造を示す要部拡大正面図である。 1……両サイドダンプバケツト装置、2……キ
ヤリア、3……バケツト、4,5……サポート、
6,7……支軸、8……スライダ、9,10……
ストツパ、11……サイドダンプシリンダ。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 左右方向に比較的長い平坦部12とこの両端か
ら上側そして内側に連続して彎曲する左右対称形
のフツク部13,14とを備え、その背部は荷役
車両のブーム先端に左右方向軸にて俯仰自在に枢
結されると共に、ブームに設けたフロントダンプ
シリンダの先端が枢着されるキヤリア2と; 扱物をその前側から掬込む事ができると共に両
側から排出でき、前記キヤリア2の上方に配され
たバケツト3と; 前記バケツト3の下部に離間して垂設された左
右のサポート4,5と; 各サポート4,5の下部に設けられ、その両方
がキヤリア2の両フツク部13,14に掛入する
ニユートラル位置と、その一方が同側のフツク部
の彎曲内端に当合すると共にその他方がキヤリア
2の平坦部12に接したまま同側のフツク部から
外脱したサイドダンプ可能位置と、その一方が同
側のフツク部の彎曲内端に当合すると共にその他
方が同側のフツク部から外脱した状態でキヤリア
2の平坦部12から離間したサイドダンプ位置と
の各位置をとり得る前後方向の支軸6,7と; 前記キヤリア2の平坦部12上に設けられて両
支軸6,7の内側距離と略同長で、その両端部
8′,8″がキヤリア2の両フツク部13,14に
掛入するニユートラル位置と、その一端部が同側
のフツク部に進入してこのフツク部とで同側の支
軸を囲繞して軸支すると共にその他端部が同側の
フツク部から外脱したサイドダンプ可能位置との
各位置をとり得るスライダ8と; 前記キヤリア2の平坦部12の左右に離間して
設けられ下動した非係合位置と上動した係合位置
との各位置をとり得る事ができ、スライダ8がニ
ユートラル位置の時には該スライダ8に押されて
その両方が非係合位置を呈すると共に、スライダ
8と支軸6,7がサイドダンプ可能位置の時には
スライダ8の一端部と他側の支軸により押されて
その両方が非係合位置を呈し、支軸6,7がサイ
ドダンプ位置の時にはキヤリア2の平坦部12か
ら離間した支軸側のものが上動して係合位置とな
つてスライダ8の同側への摺動移動を阻止すると
共に反対側のものはスライダ8に押されて非係合
位置を呈する左右のストツパ9,10と; 前記キヤリア2の左右いずれか一方とサポート
4,5の左右いずれか他方との間に介設されたサ
イドダンプシリンダ11と; から構成した事を特徴とする両サイドダンプバ
ケツト装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7925081U JPS6133094Y2 (ja) | 1981-05-29 | 1981-05-29 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7925081U JPS6133094Y2 (ja) | 1981-05-29 | 1981-05-29 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57193748U JPS57193748U (ja) | 1982-12-08 |
JPS6133094Y2 true JPS6133094Y2 (ja) | 1986-09-26 |
Family
ID=29874850
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7925081U Expired JPS6133094Y2 (ja) | 1981-05-29 | 1981-05-29 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6133094Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010059714A (ja) * | 2008-09-04 | 2010-03-18 | Yanmar Co Ltd | リフトアームの固定構造 |
-
1981
- 1981-05-29 JP JP7925081U patent/JPS6133094Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57193748U (ja) | 1982-12-08 |
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