JP2000022876A - 画像形成装置のネットワークシステム - Google Patents

画像形成装置のネットワークシステム

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JP2000022876A
JP2000022876A JP10204387A JP20438798A JP2000022876A JP 2000022876 A JP2000022876 A JP 2000022876A JP 10204387 A JP10204387 A JP 10204387A JP 20438798 A JP20438798 A JP 20438798A JP 2000022876 A JP2000022876 A JP 2000022876A
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勝彦 佐々木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 連結される他の画像形成装置により出力する
ことで、サービス性を向上する画像形成装置のネットワ
ークシステムを提供する。 【解決手段】 本発明による画像形成装置のネットワー
クシステムは、設置台数を限定されることのない複数台
の画像形成装置をネットワーク接続することにより構成
される。任意の1台により画像形成された印刷データを
印刷処理する単独動作と、上述の印刷データを別の画像
形成装置に転送して印刷処理する連結動作とを選択可能
に制御し、さらに、連結動作が選択された場合には、内
部設定値の一覧印刷を別の画像形成装置に転送可能に制
御することにより、ユーザに対するサービス性の向上を
図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1つの画像に対す
る複写動作を複数の画像形成装置で分担して行うような
構成の場合の内部設定値の一覧印刷を出力する画像形成
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の画像形成装置のネットワークシス
テムにおいて、接続される各デジタル複写機の操作機に
て利用可能となっている場合、操作機以外の利用可能と
なっていないデジタル複写機での機能を利用する動作を
可能にすることにより、操作性、作業効率を向上するも
のが、特開平8−98038号公報に開示されている。
【0003】通常、連結動作とは、例えば1枚の原稿を
100枚複写する際、2台の画像形成装置で分担する場
合、1台の半分の時間、即ち1台当たり50枚ずつ印刷
することにより複写できる機能である。
【0004】通常、設置先で画像形成装置の故障等が発
生した場合、内部設定項目、例えば定着温度設定値等を
確認するために内部設定値の一覧印刷を行う。
【0005】また、他の画像形成装置の出力段により内
部設定値の一覧印刷を代行する場合、代行を依頼された
画像形成装置が稼働中の場合は、他の出力ジョブ(複
写、印刷)に割込んで出力することとなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例に示される画像形成装置においては、以下に示す問
題点を含んでいる。
【0007】第1の問題点として、内部設定項目を確認
するために内部設定値の一覧印刷を行うが、装置の故障
の程度によっては正常に印刷できない場合があり、その
場合、従来の画像形成装置においては、画面上に表示さ
れた設定値を全て手書きしなければならないという問題
がある。
【0008】第2の問題点として、割り込み出力する際
に、代行を依頼された画像形成装置の画像メモリを一覧
印刷のために使用するため、現在実行中のジョブに対す
る画像メモリ割り当てが少なくなる等の悪影響が考えら
れ、また、他のジョブ実行中には内部設定値の一覧印刷
に対する画像メモリの割り当てが不可能な場合も考えら
れるという問題がある。
【0009】第3の問題点として、他の画像形成装置に
おいて代行印刷する際に、代行機が全て稼働中あるいは
故障、もしくは主電源OFFであるという場合も考えら
れるという問題がある。
【0010】本発明の第1の目的は、連結動作におい
て、内部設定値一覧印刷時に該当機種が出力不可の場合
には、連結された他の画像形成装置により出力すること
により、サービス性を向上する画像形成装置のネットワ
ークシステムを提供することにある。
【0011】本発明の第2の目的は、稼働していない待
機中の画像形成装置を内部設定値の一覧出力の代行機と
することにより、ジョブ割り込みでの悪影響の発生の確
率を下げ、システムとしての信頼性の向上を図る画像形
成装置のネットワークシステムを提供することにある。
【0012】本発明の第3の目的は、全出力段が不能の
場合には、その旨を直ちに警告することにより、速やか
な対応を取れるようにする画像形成装置のネットワーク
システムを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、原稿を画像データとして読
み取る読み取り手段と、読み取り手段により読み取られ
た画像データに画像形成処理を施す画像形成手段と、画
像形成手段により画像形成処理された画像データを印刷
する印刷手段とを備える複数台の画像形成装置がネット
ワーク接続されて構築されるネットワークシステムにお
いて、読み取り手段により複数台の画像形成装置の内の
任意の1台の画像形成装置において読み取られた画像デ
ータを連結される任意の1台以外の他の画像形成装置に
対して転送して印刷処理する連結動作手段と、連結動作
手段により他の画像形成装置において印刷処理を行う連
結動作と他の画像形成装置において印刷処理を行わない
単独動作とのいずれかを選択できる選択手段とを有し、
選択手段により連結動作が選択された場合に、任意の1
台の画像形成装置における内部設定値一覧の印刷を他の
画像形成装置に出力する出力手段を有することを特徴と
する。
【0014】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、画像形成手段における画像形成処理は、量
子化、CCDにより電気信号に変換処理されたアナログ
データの二値化処理、または多値化処理を行うものであ
ることを特徴とする。
【0015】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明において、任意の1台の画像形成装置における印刷手
段が出力不可の場合は、他の画像形成装置が代替えに内
部設定値一覧の印刷を出力することを特徴とする。
【0016】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明において、内部設定値一覧の印刷を出力する任意の1
台の画像形成装置は、画像形成手段による画像形成処理
を行っていない待機中の画像形成装置とすることを特徴
とする。
【0017】請求項5記載の発明は、請求項3記載の発
明において、ネットワークに接続される全ての画像形成
装置が画像形成手段により画像形成処理中の場合は、出
力不可能であることを警告表示する警告表示手段を有す
ることを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態である画
像形成装置のネットワークシステムを添付図面に基づい
て詳細に説明する。図1から図16を参照すると本発明
の実施形態である画像形成装置のネットワークシステム
の実施形態が示されている。
【0019】図1は、本発明の実施形態である画像形成
装置のネットワークシステムにおける画像形成装置の構
成を示す概略断面図である。また、図2は、本発明の実
施形態における画像形成装置の操作部を示す図である。
以下、図1、図2を用いて本発明の実施形態である画像
形成装置のネットワークシステムの概略構成を説明す
る。
【0020】自動原稿送り装置(以後ADF)1にある
原稿台2に原稿の画像面を上にして載置された原稿束
は、操作部30(図2参照)上のスタートキー34が押
下されると、一番下の原稿から給紙ローラ3、給送ベル
ト4によってコンタクトガラス6上の所定の位置に給送
される。読み取りユニット50によってコンタクトガラ
ス6上に載置された原稿の画像データを読み取り終了
後、読み取りが終了した原稿は、給送ベルト4及び排送
ローラ5によって排出される。さらに、原稿セット検知
7にて原稿台2に次の原稿が有ることを検知した場合、
前原稿と同様にコンタクトガラス6上に給送される。給
紙ローラ3、給送ベルト4、排送ローラ5は、モータに
よって駆動される。
【0021】第1トレイ8、第2トレイ9、第3トレイ
10に積載された転写紙は、各々第1給紙ユニット1
1、第2給紙ユニット12、第3給紙ユニット13によ
って給紙され、縦搬送ユニット14によって感光体15
に当接する位置まで搬送される。読み取りユニット50
にて読み込まれた画像データは、書き込みユニット57
からのレーザによって感光体15に書き込まれ、現像ユ
ニット27を通過することによってトナー像が形成され
る。
【0022】転写紙は、感光体15の回転と等速で搬送
ベルト16によって搬送されながら、感光体15上のト
ナー像が転写される。その後、定着ユニット17にて画
像を定着させ、排紙ユニット18によって後処理装置の
フィニシャ100に排出される。
【0023】後処理装置であるフィニシャ100は、本
体の排紙ローラによって搬送された転写紙をスタッカ搬
送ローラ102方向と、ステープル処理部の方向へ導く
ことができる。分岐偏向板101を上に切り替えること
により、スタッカ排紙ローラ103を経由してスタッカ
トレイ104側に排紙することができる。また、分岐偏
向板101を下方向に切り替えることで、搬送ローラ1
05、排紙ローラ107を経由して、ステープルトレイ
108に搬送することができる。ステープル台108に
積載された転写紙は、一枚排紙される毎に紙揃え用の落
下ストッパ109によって、紙端面が揃えられ、一部の
コピー完了と共にステープラ106によって綴じられ
る。ステープラ106でステープル処理された転写紙群
は自重によって、ステープルトレイ108に収納され
る。
【0024】一方、スタッカトレイ104は、前後に移
動可能な排紙トレイである。前後に移動可能なスタッカ
トレイ104は、原稿毎、あるいは、画像メモリによっ
てソーティングされたコピー部毎に、前後に移動し、簡
易的に排出されてくる複写済用紙を仕分けるものであ
る。
【0025】転写紙の両面に画像を作像する場合は、第
1の給紙トレイ8〜第3の給紙トレイ10からそれぞれ
給紙され、作像された転写紙を排紙トレイ104側に導
かないで、経路切り替えのための分岐爪112を上側に
セットすることで、一旦両面給紙ユニット111にスト
ックする。
【0026】その後、両面給紙ユニット111にストッ
クされた転写紙は、再び感光体15に作像されたトナー
画像を転写するために、両面給紙ユニット111から再
給紙され、経路切り替えのための分岐爪112を下側に
セットし、スタッカトレイ104に導く。このように転
写紙の両面に画像を作成する場合において両面給紙ユニ
ット111は使用される。
【0027】感光体15、搬送ベルト16、定着ユニッ
ト17、排紙ユニット18、現像ユニット27は、メイ
ンモータ25によって駆動され、各給紙装置11〜13
は、メインモータ25の駆動を各々給紙クラッチ22〜
24によって伝達駆動される。縦搬送ユニット14は、
メインモータ25の駆動を中間クラッチ21によって伝
達駆動される。
【0028】図3は、操作部30の液晶タッチパネル3
1の表示例を示した図である。オペレータが液晶タッチ
パネル31に表示されたキーにタッチすることで、選択
された機能を示すキーが黒く反転する。また、機能の詳
細を指定しなければならない場合、例えば変倍であれば
変倍値等は、キーにタッチすることで、詳細機能の設定
画面が表示される。このように液晶タッチパネル31
は、ドット表示器を使用しているため、その時の最適な
表示をグラフィカルに行うことが可能である。
【0029】図3において、操作画面には、左上に図示
されるように「コピーできます」等のメッセージが表示
されるメッセージエリア40、その右には、セットした
枚数を表示するコピー枚数表示部41、その下の画像濃
度を自動的に調整する自動濃度キー42、転写紙を自動
的に選択する自動用紙選択キー43、倍率を等倍にセッ
トする等倍キー44、コピーを1部ずつページ順にそろ
える処理を指定するソートキー45、コピーをページ毎
に仕分けする処理を指定するスタックキー46、ソート
処理されたものを一部ずつ綴じる処理を指定するステー
プルキー47、スタンプや日付やページ等の印字を設定
する印字キー48、とじ代モード等を設定する消去/移
動キー49、両面モードを設定する両面キー50、拡大
/縮小倍率をセットする変倍キー51が設置されてい
る。選択されているモードは、キー部分が網掛けで表示
されている。
【0030】図1を用いて、本発明における画像読み取
り手段、および画像を記録面上に潜像形成するまでの動
作を説明する。潜像とは、感光体面上に画像を光情報に
変換して照射することにより生じる電位分布である。
【0031】読み取りユニット50は、原稿を載置する
コンタクトガラス6と、光学走査系とで構成されてお
り、光学走査系は、露光ランプ51と、第1ミラー52
と、レンズ53と、CCDイメージセンサ54とにより
構成されている。露光ランプ51及び第1ミラー52
は、図示しない第1キャリッジ上に固定され、第2ミラ
ー55及び第3ミラー56は、図示しない第2キャリッ
ジ上に固定されている。原稿の画像データを読み取ると
きには、光路長が変わらないように、第1キャリッジと
第2キャリッジとが2対1の相対速度で機械的に走査さ
れる。この光学走査系は、図示しないスキャナ駆動モー
タにて駆動される。原稿の画像データは、CCDイメー
ジセンサ54によって読み取られ、電気信号に変換され
て処理される。レンズ53及びCCDイメージセンサ5
4を図1において左右方向に移動させることにより、画
像倍率が変わる。即ち、指定された倍率に応じてレンズ
53及びCCDイメージセンサ54の左右方向に位置が
設定される。
【0032】書き込みユニット57は、レーザ出力ユニ
ット58と、結像レンズ59と、ミラー60とで構成さ
れ、レーザ出力ユニット58の内部には、レーザ光源で
あるレーザダイオード及びモータによって高速で定速回
転する回転多面鏡(ポリゴンミラー)が備わっている。
【0033】レーザ出力ユニット58より照射されるレ
ーザ光は、定速回転するポリゴンミラーで偏光され、結
像レンズ59を通り、ミラー60で折り返され、感光体
15面上に集光結像する。
【0034】偏光されたレーザ光は、感光体15が回転
する方向と直行する方向(主走査方向)に露光走査さ
れ、後述する画像処理部のセレクタより出力された画像
信号のライン単位の記録を行う。感光体15の回転速度
と記録密度に対応した所定の周期で主走査を繰り返すこ
とによって、感光体15面上に画像(静電潜像)が形成
される。
【0035】上述のように、書き込みユニット57から
出力されるレーザ光が、画像作像系の感光体15に照射
される。図示しないが感光体15の一端近傍のレーザビ
ームを照射される位置に、主走査同期信号を発生するビ
ームセンサが配置されている。この主走査同期信号をも
とに主走査方向の画像記録開始タイミングの制御、およ
び後述する画像信号の入出力を行うための制御信号の生
成を行う。
【0036】本発明の実施形態における画像処理部(画
像読み取り部と画像書き込み部)の構成について、図4
を用いて説明する。露光ランプ51により照射された光
は、原稿面を照射し、原稿面からの反射光をCCDイメ
ージセンサ54にて結像レンズ(図示せず)により結像
し、受光して光電変換して、A/Dコンバータ61にて
デジタル信号に変換する。デジタル信号に変換された画
像信号は、シェーディング補正62がなされた後、MT
Fγ補正63にてMTF補正、γ補正等がなされる。セ
レクタ64では、画像信号の送り先を、変倍部71また
は、画像メモリコントローラ65への切り替えが行われ
る。変倍部71を経由した画像信号は変倍率に合わせて
拡大縮小され、書き込みユニット57に送られる。画像
メモリコントローラ65とセレクタ64との間は、双方
向に画像信号を入出力可能な構成となっている。
【0037】図4において使用される用語を説明する。
「画像書き込み部」は、電気信号で送られた画像イメー
ジを電子写真、感熱、熱転写、インクジェット等に方法
により普通紙、感熱紙などに形成するものである。「シ
ェーディング補正」は、原稿を照射する光源の照射ムラ
や、CCDの感度ばらつきを補正するものである。「M
TFγ補正」は、光学系によるボケを補正する。「変倍
処理」は、画像の読み取り密度を変化させ、読み取った
画像データを用いて補正する等の処理を行う。
【0038】図4には特に明示していないが、画像処理
部(IPU)には、読み取りユニット50から入力され
る画像データ以外にも外部から供給される画像データ
(例えばパーソナルコンピュータ等のデータ処理装置か
ら出力されるデータ)も処理できるよう、複数のデータ
の入出力の選択を行う機能を有している。
【0039】画像メモリコントローラ65への設定や、
読み取りユニット50、書き込みユニット57の制御を
行うCPU68、及びそのプログラムやデータを格納す
るROM69、RAM70を備えている。さらにCPU
68は、メモリコントローラ65を介して、画像メモリ
66のデータの書き込みおよび読み出しが行える。
【0040】図5を用いて、図4におけるメモリコント
ローラ65と、画像メモリ66の詳細を説明する。メモ
リコントローラ65は、入力データセレクタ901と、
画像合成102と、1次圧縮/伸長903と、出力デー
タセレクタ904と、2次圧縮/伸長905とを有して
構成される。各ブロックへの制御データの設定はCPU
68により行われる。図4におけるアドレスおよびデー
タは、画像データを示しており、CPU68に接続され
るデータ、アドレスは図示していない。
【0041】図5において、画像メモリ66は、1次お
よび2次記憶装置(906、907)からなる。1次記
憶装置906は、入力画像データの転送速度に略同期し
てメモリへのデータ書き込み、または画像出力時のメモ
リからのデータ読み出しが高速に行えるように、例えば
DRAM等の高速アクセスが可能なメモリを使用する。
また、1次記憶装置906は、処理を行う画像データの
大きさにより複数のエリアに分割して画像データの入出
力を同時に実行可能な構成(メモリコントローラとのイ
ンタフェース部)をとっている。各分割したエリアに画
像データの入力、出力をそれぞれ並列に実行可能にする
ためにメモリコントローラとのインタフェースにリード
用とライト用の二組のアドレス・データ線で接続されて
いる。これによりエリア1に画像を入力(ライト)する
間にエリア2より画像を出力(リード)するという動作
が可能になる。
【0042】2次記憶装置907は、入力された画像の
合成、ソーティングを行うためにデータを保存しておく
大容量のメモリである。1次、2次記憶装置とも、高速
アクセス可能な素子を使用すれば、1次、2次の区別な
くデータの処理が行え、制御も比較的簡単になるが、D
RAM等の素子は高価なため、2次記憶装置にはアクセ
ス速度はそれほど速くないが、安価で、大容量の記録媒
体を使用し、入出力データの処理を1次記憶装置を介し
て行う構成になっている。
【0043】上述のような画像メモリの構成を採用する
ことにより、大量の画像データの入出力、保存、加工等
の処理が可能な画像形成装置を安価、かつ比較的簡単な
構成で実現することが可能になる。
【0044】ここで、図6を用いて、セレクタ64にお
ける1ページ分の画像信号について説明する。/FGA
TEは、1ページの画像データの副走査方向の有効期間
を表している。/LSYNCは、1ライン毎の主走査同
期信号であり、この信号が立ち上がった後の所定クロッ
クで、画像信号が有効となる。主走査方向の画像信号が
有効であることを示す信号が、/LGATEである。こ
れらの信号は、画素クロックVCLKに同期しており、
VCLKの1周期に対し1画素のデータが送られてく
る。画像処理部(IPU)49は、画像入力、出力それ
ぞれに対して個別の/FGATE、/LSYNC、/L
GATE、VCLKの発生機構を有しており、様々な画
像入出力の組み合わせが実現可能になる。
【0045】次に、メモリコントローラ65の動作の概
略を説明する。
【0046】<1>画像入力(画像メモリへの保存) 入力データセレクタ901は複数のデータの内から、画
像メモリ(1次記憶装置906)への書き込みを行う画
像データの選択を行う。入力データセレクタ901によ
って選択された画像データは、画像合成902に供給さ
れ、既に画像メモリに保存されているデータとの合成を
行う。画像合成902によって処理された画像データ
は、1次圧縮/伸長903によりデータを圧縮し、圧縮
後のデータを1次記憶装置906に書き込む。1次記憶
装置906に書き込まれたデータは、必要に応じて2次
圧縮/伸長905で更に圧縮を行った後に2次記憶装置
907に保存される。
【0047】<2>画像出力(画像メモリからの読み出
し) 画像出力時は、1次記憶装置906に記憶されている画
像データの読み出しを行う。出力対象となる画像が1次
記憶装置906に格納されている場合には、1次圧縮/
伸長903で1次記憶装置906の画像データの伸長を
行い、伸長後のデータ、もしくは伸長後のデータと入力
データとの画像合成を行った後のデータを出力データセ
レクタ904で選択し、出力する。
【0048】画像合成902は、1次記憶装置906の
データと、入力データとの合成(画像データの位相調整
機能を有する)、合成後のデータの出力先の選択(画像
出力、1次記憶装置906へのライトバック、両方の出
力先への同時出力も可能)等の処理を行う。
【0049】出力対象となる画像が1次記憶装置906
に格納されていない場合には、2次記憶装置907に格
納されている出力対象画像データを2次圧縮/伸長90
5で伸長を行い、伸長後のデータを1次記憶装置906
に書き込んでから、以下、上述の画像出力動作を行う。
【0050】この実施例で説明している動作予約とは、
ここでは、複写機において定着の加熱中等の時はコピー
動作が開始できないが、モード設定及び原稿のセットを
終了させ予約することにより、定着加熱終了後、コピー
動作可になった時点で自動的にコピー動作を開始する機
能のことである。この実施例では、定着加熱中を動作予
約可能対象としているが、これ以外にも時間の経過と共
に動作可能になるものについては、対象になる資格があ
る。LCTトレイ上昇時間、ポリゴンモータ回転安定時
間、トナー補給動作中等考えられる。
【0051】図7のハード構成図では、システムを画像
読み取り部、画像書き込み部、システムコントローラ、
メモリユニット、利用者制限機器、人体検知センサ、遠
隔診断装置(CSS)、時計から構成しているが、メモ
リユニットは、メモリ機能を実現する場合のみ必要であ
り、通常のコピー機能を実現することだけを考えれば、
必要とはならない。更に、時計は、ある特定の時間にな
ったら、機械をブートしたり、シャットダウンするよう
なウィークリータイマ機能を実現する場合のみ必要であ
る。また、人体検知は予熱モード時に機械の前にユーザ
を近づいてきたときに自動的に予熱モードを解除する機
能を実現する場合のみ必要であり、CSSは遠隔診断、
すなわち、機械のエラーが発生した場合は自動的にサー
ビスセンターに通報したり、機械の実行状態/使用状態
を遠隔地からモニタする機能であるため、このような機
能が必要な場合のみ装着されればよい。
【0052】ここで、本発明の実施形態において用いら
れる用語の補足説明をする。「画像読み取り部」は、光
源を原稿に照射し、その反射光を「固体作像素子=CC
D」で電気信号に変換して必要な画像処理を行う機能を
持った装置が使用されている。ここで言う「必要な画像
処理」とは、量子化やCCDで電気信号に変換されたア
ナログデータを2値あるいは多値データに変換するもの
である。
【0053】「拡張機能」、「アプリ」、「メモリ機
能」、「メモリユニット」に関し、デジタルPPCの大
きな特徴は、画像を電気信号に変換して読み込み、電気
信号を画像形成装置において復元するというものであ
る。このとき読み取った電気信号を様々に変化、伝達す
る手段を持つことによって、従来のアナログPPC以外
の分野に応用可能となる。FAX、ページプリンタ、ス
キャナ、ファイルシステムなどの機能を実現できるほ
か、最近では、PPC機能の実行時においても、読み取
った画像データを一旦、DRAMなどの記憶装置に記憶
させ、必要に応じて画像データを読み出すことによっ
て、複数の複写時には1スキャンで複数プリントを実行
したり、あるいは、複数の原稿を1枚の転写紙にプリン
トする機能(=以下メモリ機能)等も実現されている。
これらのデジタルPPCシステムならでは実現できる機
能を「拡張機能」あるいは「アプリ」と表現する。尚、
本発明においては、メモリユニットは、ネットワーク上
にある装置間の画像データ転送時の緩衝手段としても利
用している。
【0054】「システムコントーローラ」は、複写モー
ドを実行する上で、画像書き込み部で画像形成するため
に、紙搬送処理、電子写真プロセス処理、異常状態や給
紙カセット状態(紙の有無など)等の機内監視、及び、
画像読み取り部で画像を読み取るためにスキャナ動作や
光源のON/OFFなどを制御するコントローラを総称
して「システムコントローラ」と表現する。
【0055】さらに、最近のデジタルPPCでは拡張機
能を1つ搭載するのみではなく複数アプリを同時搭載す
るようになってきた。このように、1つの資源を共有す
るデジタルPPCを「システム」と表現し、このシステ
ムを制御するコントローラを「システムコントローラ」
と表現する場合もある。
【0056】[利用者制限]は、特に電子写真プロセス
を使用しているデジタルPPCは、消費量が多いため、
無制限に使用を許可したくない場合がある。このとき、
「利用者」を特定、限定、管理するために、「コインラ
ック」、「キーカウンタ」、「キーカード」、「プリペ
ードカード」、等の「利用者制限機器」や「暗証コー
ド」等を使用する。
【0057】[ユーザ設定]は、システムが複雑になる
と、ユーザ毎の個別対応が必要となる。工場出荷時にこ
れらの対応を全て満足することは不可能であるため、市
場での対応が不可欠となる。従って、通常は、不揮発R
AMを装備し客の要求に応じたシステム設定を可能とし
ているが、この機能を「ユーザ設定」と表現する。
【0058】[アイドル状態]は、ユーザよる操作が行
われていない状態が一定期間継続した状態を「アイドル
状態」、それ以外の状態を「ビジー状態」と表現する。
「ビジー状態」から「アイドル状態」に遷移するまでの
時間はユーザ設定可能である。例えば、複写動作中はも
ちろん、複写動作が終了しても一定期間、ユーザによる
無操作状態が継続しないと「アイドル状態」には遷移し
ない。
【0059】[ウィークリータイマ]は、各曜日ごとに
設定されたON/OFF時間にあわせ電源をON/OF
Fする機能。この機能のために時計モジュールを時刻合
わせするための操作と各曜日ごとにON/OFF時間を
設定する操作が必要である。
【0060】[予熱]は、定着温度を一定温度(たとえ
ば10℃)下げて制御し、操作部表示を消すことによ
り、消費電力を節約するモードである。このモードの設
定は、操作部でのキー入力や、機械設定によっては動作
および操作が無くなってから一定時間後に自動的に設定
される。また、このモードの解除は、操作部でのキー入
力や、機械設定によって人体検知センサにより機械の前
に人が立ったことを検出したときに解除される。
【0061】[割り込みモード]は、コピー動作実行中
および操作中において一時的にコピー作業を割り込んで
コピーをするときのモードである。このモードを設定す
ることによりその前のコピーモード、およびコピー途中
であればその途中経過情報を不揮発RAMに記憶し、割
り込みモードに移行し、モードを初期化する。コピー動
作実行後、割り込みモードを解除すると、不揮発RAM
に記憶したモードおよび情報を戻して割り込みモード設
定前の状態を復帰させ、再スタートにて、割り込み前の
モードを継続することができる。このモードの設定/解
除は操作部のキーにて行うことができる。
【0062】図7では、画像読み取り部301、画像書
き込み部302、メモリユニット306、CSS305
の制御はシステムコントローラ303の1つのCPUの
みで制御を行っている。
【0063】図7中のメモリユニット306内のDRA
Mブロックは、画像読み取り部301から読み取った画
像信号を記憶するためのもので、システムコントローラ
303からの要求に応じて、画像書き込み部302に保
存されている画像データを転送することができる。ま
た、メモリユニット306内の圧縮ブロックは、MH、
MR、MMR方式などの圧縮機能を具備しており、一旦
読み取った画像を圧縮し、メモリ(DRAM)の使用効
率の向上を図ることができる。また、画像書き込み部3
02からの読み出すアドレスとその方向を変えることに
より画像の回転を実現している。
【0064】一方、図8では、画像読み取り部501、
画像書き込み部502、メモリユニット506にそれぞ
れにCPUをもたせ、システムコントローラ503から
各コントローラへのコマンドを制御信号線で伝達してい
るように、システムハード構成を自由に構成できる。
【0065】図9は、本発明の実施形態であるネットワ
ークシステムを実施した場合のネットワークコピーのシ
ステム構成例を示したものである。図9においては、8
台のデジタルコピーをネットワークインタフェースによ
り接続しているが、当然、接続されるコピー台数は限定
されるものでない。
【0066】次に、図10を用いて、本発明を実現する
ためのハード構成例について説明する。図10に示すよ
うに1台のデジタルPPCのハード構成は、図7で示し
たものとほぼ同様の構成をとっているが、メモリユニッ
ト内には、読み取った画像を外部のネットワーク上に転
送、あるいは、ネットワーク上からの画像データをメモ
リユニット内のDRAMブロック部に保存するために、
ネットワーク手段としてSCSI(Small Com
puter System Interface)、及
びSCSIコントローラを用いている。
【0067】当然のことながら、ネットワーク通信手段
には、例えば、イーサネットを物理手段として用い、デ
ータ通信にOSI(Open System Inte
rface)参照モデルのTCP/IPプロトコル通信
を用いるなど、種々の手段が考えられる。また、図10
のような構成を用いることにより、上述のように画像デ
ータの転送はもちろんのこと、ネットワーク上に存在す
る各機械の機内状態通知や後述するリモート出力コマン
ドのような制御コマンド、設定コマンドの転送も行って
いる。
【0068】次に、図11のソフトウェア概念図を用い
て、図10に示されるデジタルPPC−Iで読み取った
画像をデジタルPPC−IIの画像書き込み部に転送する
動作(以下、リモート出力)について説明する。
【0069】図11中に示す「コピーアプリ」は、複写
動作を実行するためのコピーシーケンスを実行するアプ
リケーションである。「入出力制御」は、データを論理
/物理変換するレイア(デバイスドライバ)であり、操
作部コントローラは、MMI(Man Machine
Interface)を実行するレイア(LCD表示
やLED点灯/消灯、キー入力スキャン等を論理レベル
で行うレイア)であり、「周辺機コントローラ」は自動
両面ユニットやソータ、ADFなどのPPCに装着され
る周辺機のコントロールを論理レベルで実行するレイア
であり、「画像形成装置コントローラ」、「画像読み取
り装置コントローラ」、「メモリユニット」は上述の通
りである。また、「デーモンプロセス」は、ネットワー
ク上にある他の機械からプリント要求が依頼された場合
に、メモリユニット内に保存されている画像データ読み
出し、「画像形成装置」に画像データを転送する役目を
行うアプリケーションとして存在している。当然のこと
ながら、「デーモンプロセス」がメモリユニットから画
像を読み出し、プリント動作を実行する前に、ネットワ
ーク上の他の機械からの画像転送は終了しておかなけれ
ばならない。
【0070】ここで、操作部コントローラ、周辺機コン
トローラ、画像形成装置コントローラ、画像読み取り装
置コントローラ、メモリユニットは、それぞれのPPC
が保有するリソース(資源)として扱われる。
【0071】図11のデジタルPPC−Iが自身の各リ
ソースを使用して複写動作を実行する場合(プリントス
タートキー押下時)には、「システムコントローラ」に
対して、「画像形成装置」、「画像読み取り装置」、あ
るいは、必要に応じて、「周辺機」、「メモリユニッ
ト」の各リソースを「システム制御」部に要求する。
「システム制御」部は、「コピーアプリ」からの要求に
対して、リソースの使用権の調停を行い、「コピーアプ
リ」にその調停結果(使用可否)を通知する。デジタル
PPC−Iがスタンドアローンで使用される場合(ネッ
トワーク接続されない状態)では、システムが保有する
リソースは、全て「コピーアプリ」が占有可能状態であ
るため、即時に複写動作が実行される。
【0072】ここで用いられる「リソース(資源)」
は、複数のアプリから共有される機能ユニット単位であ
る。前述の「システムコントローラ」は、このリソース
単位でシステム制御を行っている。本件のデジタルPP
Cで管理している資源は「画像読み取り装置」、「画像
形成装置」、「操作部」、「メモリ」、「周辺機(=A
DF、ソータ、自動両面ユニットなど)」などがある。
【0073】一方、本発明のようにネットワーク上に存
在する別の機械(以下、遠隔デジタルPPC)のリソー
スを使用してプリント動作を実行する遠隔デジタルPP
Cの「システムコントローラ」に対してリソースの使用
権を要求する。
【0074】遠隔デジタルPPCのシステムコントロー
ラの一例としてのシステム構成が図12に示されてい
る。サービス拠点に設置されている。管理装置801と
ユーザの元に設置されている複数のPPC等の機器とを
公衆回線網802を介して接続している。ユーザ側には
管理装置801との通信を制御するための通信コントロ
ール装置803、804が設置されており、ユーザ元の
PPCは、この通信コントロール装置に接続されてい
る。通信コントロール装置には、電話機やファクシミリ
が接続可能になっており、ユーザの既存の回線に挿入す
る形で設置が可能になっている。通信コントロール装置
には、複数のPPCが接続可能になっているが、もちろ
ん単数の場合もある。これらのPPCは、同型のもので
ある必要はなく異なる機種でもかまわず、PPC以外の
機器でもかまわない。ここでは説明の便宜上、1台の通
信コントロール装置には最大5台のPPCが接続可能で
あるとする。
【0075】通信コントロール装置と複数のPPCはR
S−485規格によりマルチドロップ接続されている。
通信コントロール装置と各PPC間の通信制御は、基本
型データ伝送制御手順により行われる。通信コントロー
ル装置を制御局としたセントラライズド制御のポーリン
グ/セレクティング方式でデータリンクの確立を行うこ
とにより、任意のPPCとの通信が可能になっている。
各PPCは、アドレス設定スイッチによって固有の値を
設定できるようになっており、これによって各PPCの
ポーリングアドレス、セレクティングアドレスが決定さ
れる。
【0076】遠隔デジタルPPCのシステムコントロー
ラは、要求に従ってリソースの調停を行い、その結果を
要求元の機械のアプリケーションに通知する。アプリケ
ーションは使用権が許可された場合、画像の読み取りを
実行し、自身のメモリユニット内への画像記憶が終了す
ると、外部インタフェース(本実施例ではSCSI)を
介して、リモート出力先の機械のメモリユニットに画像
転送を行う。画像転送が終了すると、リモート出力先の
機械の「デーモンプロセス」に対してプリント実行する
ための各条件(給紙口、排紙口、プリント枚数など)を
送信した後に、「プリント開始」コマンドを送信する。
リモート出力先の「デーモンプロセス」は、「プリント
開始」コマンドを受信すると、自身(リモート出力を実
行する機械)の「システムコントローラ」に対してプリ
ント開始を要求し、リモート出力がシステムコントロー
ラによって実行される。
【0077】図11において、デジタルPPC−Iによ
ってデジタルPPC−IIのメモリユニットが使用されて
いる場合、デジタルPPC−IIのメモリユニットは、デ
ジタルPPC−II(あるいは、図9に示すような複数の
デジタルPPCがネットワーク上に接続される場合は、
デジタルPPC−I以外のデジタルPPC)のアプリケ
ーションの使用が不可能となる。
【0078】次に、図13を用いて画像形成装置の内部
設定値一覧印刷について説明する。内部設定値一覧印刷
機能とは、画像形成装置の不揮発メモリに記憶されてい
る設定内容を、一括して転写紙へ出力する機能のことで
ある。通常、サービスマンのみが設定できる項目は、特
別な操作モードであるサービスマンプログラムモード
(SPモード)内でのみ設定可能にし、ユーザには設定
できないよう保護されている。また、各設定値には設定
項目固有の番号(SP番号)が割り当てられている。サ
ービスマンは、SPモード中で、内部設定値一覧の印刷
機能を実行することにより、本出力を得ることができ
る。
【0079】この設定値の内容は、装置の固体差、利用
条件等を考慮した設定値へ、出荷時および設置時に設定
/変更される。また、この設定値には、特定の機構の使
用頻度、用紙の使用状況等の情報も記録されているた
め、故障時の不具合解析のためにも利用される情報であ
る。また、出力内容へは、装置のシリアル番号と、出力
日時の情報も付加される。サービスマンは、本機能で出
力された情報を持ち帰り、故障状況等の解析を行う。
【0080】請求項1〜3について、連結された画像形
成装置群の内のいずれかで、サービスマンプログラムモ
ード中で内部設定値一覧印刷を実行した場合、まず実行
を指示した機械が出力可能かどうかを検査する。そこ
で、もし出力可能であれば、実行を指示した画像形成装
置にて、一覧を出力する。実行を指示した機械が出力不
可の場合には、操作部上に図15に示される警告メッセ
ージAを表示する。そして一覧印刷の代行を行う画像形
成装置へ画像情報を連結インタフェースを用いて出力す
る画像イメージを転送し、代行する画像形成装置にて一
覧を出力する。(図14)
【0081】請求項4、5について、連結された画像形
成装置群のなかで、待機状態である画像形成装置を連結
インタフェース経由で探し出し、もし待機状態である画
像形成装置が発見できた場合には、その画像形成装置へ
連結インタフェースを用いて出力する画像イメージを転
送し、一覧を出力する。また一台も待機状態にある画像
形成装置が発見されなかった場合には、図16に示され
る警告メッセージBを表示し、出力不可である旨を作業
者に伝える。
【0082】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
の画像形成装置のネットワークシステムによれば、連結
動作時にいずれかの画像形成装置で異常が発生した場
合、画像形成装置の内部設定値一覧印刷が異常発生機器
において出力不可の場合、連結された他の画像形成装置
において代行出力することにより、サービス性を向上す
ることができる。
【0083】また、本発明の画像形成装置のネットワー
クシステムによれば、内部設定値一覧印刷を代行出力時
に、代行機が他のジョブ実行中の場合は、他のジョブに
悪影響を与える可能性があるため、それを回避するため
に稼働していない待機中の画像形成装置を代行機とする
ことにより、システムとしての信頼性を向上を目的とす
る。
【0084】さらに、本発明の画像形成装置のネットワ
ークシステムによれば、内部設定値一覧印刷を代行出力
時に、代行機が全て稼働中あるいは故障、主電源OFF
等の状態で出力不可の場合のありうるため、その旨を直
ちに警告することにより、速やかな対応が取れるように
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態である画像形成装置を示す概
略断面図である。
【図2】本発明の実施形態における操作部を示す平面図
である。
【図3】本発明の実施形態における操作部の表示例を示
す平面図である。
【図4】本発明の実施形態である画像形成装置を示すブ
ロック構成図である。
【図5】本発明の実施形態におけるメモリコントローラ
と画像メモリを示すブロック構成図である。
【図6】本発明の実施形態におけるセレクタにおける1
ページ分の画像信号を説明するための図である。
【図7】本発明の実施形態におけるハード構成例を示す
第1の図である。
【図8】本発明の実施形態におけるハード構成例を示す
第2の図である。
【図9】本発明の実施形態を用いたシステム構成例を示
す図である。
【図10】本発明の実施形態を適応したハード構成例を
示す図である。
【図11】本発明の実施形態におけるソフトウェアの概
念を示すブロック図である。
【図12】画像形成装置の管理システムの構成例を説明
するための図である。
【図13】内部設定値の一覧印刷を示す表示例である。
【図14】内部設定値の一覧を印刷および警告メッセー
ジを表示する際のフローチャートである。
【図15】警告メッセージAを示す図である。
【図16】警告メッセージAを示す図である。
【符号の説明】
1 自動原稿送り装置(ADF) 2 原稿台 3 給紙ローラ 4 給送ベルト 5 排送ローラ 6 コンタクトガラス 7 原稿セット検知 8 第1トレイ 9 第2トレイ 10 第3トレイ 11 第1給紙ユニット 12 第2給紙ユニット 13 第3給紙ユニット 14 縦搬送ユニット 15 感光体 16 搬送ベルト 17 定着ユニット 18 排紙ユニット 50 読み取りユニット 51 露光ランプ 52 第1ミラー 53 レンズ 54 CCDイメージセンサ 55 第2ミラー 56 第3ミラー 57 書き込みユニット 58 レーザ出力ユニット 59 結像レンズ 60 ミラー 100 フィニシャ 101 分岐偏向板 102 スタッカ搬送ローラ 103 スタッカ排紙ローラ 104 スタッカトレイ 105 ステープラ搬送ローラ 106 ステープラ 107 ステープラ排紙ローラ 108 ステープルトレイ 109 落下ストッパ 110 落下トレイ 111 両面給紙ユニット 112 分岐爪

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿を画像データとして読み取る読み取
    り手段と、 該読み取り手段により読み取られた前記画像データに画
    像形成処理を施す画像形成手段と、 該画像形成手段により画像形成処理された前記画像デー
    タを印刷する印刷手段とを備える複数台の画像形成装置
    がネットワーク接続されて構築されるネットワークシス
    テムにおいて、 前記読み取り手段により前記複数台の画像形成装置の内
    の任意の1台の画像形成装置において読み取られた画像
    データを連結される前記任意の1台以外の他の画像形成
    装置に対して転送して印刷処理する連結動作手段と、 該連結動作手段により前記他の画像形成装置において印
    刷処理を行う連結動作と前記他の画像形成装置において
    印刷処理を行わない単独動作とのいずれかを選択できる
    選択手段とを有し、 該選択手段により前記連結動作が選択された場合に、前
    記任意の1台の画像形成装置における内部設定値一覧の
    印刷を前記他の画像形成装置に出力する出力手段を有す
    ることを特徴とする画像形成装置のネットワークシステ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記画像形成手段における画像形成処理
    は、量子化、CCDにより電気信号に変換処理されたア
    ナログデータの二値化処理、または多値化処理を行うも
    のであることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置
    のネットワークシステム。
  3. 【請求項3】 前記任意の1台の画像形成装置における
    前記印刷手段が出力不可の場合は、前記他の画像形成装
    置が代替えに内部設定値一覧の印刷を出力することを特
    徴とする請求項2記載の画像形成装置のネットワークシ
    ステム。
  4. 【請求項4】 前記内部設定値一覧の印刷を出力する前
    記任意の1台の画像形成装置は、前記画像形成手段によ
    る画像形成処理を行っていない待機中の画像形成装置と
    することを特徴とする請求項3記載の画像形成装置のネ
    ットワークシステム。
  5. 【請求項5】 前記ネットワークに接続される全ての画
    像形成装置が前記画像形成手段により画像形成処理中の
    場合は、出力不可能であることを警告表示する警告表示
    手段を有することを特徴とする請求項3記載の画像形成
    装置のネットワークシステム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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