JP2000018757A - 冷房装置 - Google Patents

冷房装置

Info

Publication number
JP2000018757A
JP2000018757A JP10191355A JP19135598A JP2000018757A JP 2000018757 A JP2000018757 A JP 2000018757A JP 10191355 A JP10191355 A JP 10191355A JP 19135598 A JP19135598 A JP 19135598A JP 2000018757 A JP2000018757 A JP 2000018757A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
evaporator
refrigerant
compressor
temperature regenerator
internal combustion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10191355A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3664587B2 (ja
Inventor
Hiroshi Kojima
島 弘 小
Hiroyuki Tsuda
田 博 之 津
Kazunori Matsumae
前 和 則 松
Seiichiro Fujimaki
巻 誠一郎 藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Gas Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Gas Co Ltd filed Critical Tokyo Gas Co Ltd
Priority to JP19135598A priority Critical patent/JP3664587B2/ja
Publication of JP2000018757A publication Critical patent/JP2000018757A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3664587B2 publication Critical patent/JP3664587B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A30/00Adapting or protecting infrastructure or their operation
    • Y02A30/27Relating to heating, ventilation or air conditioning [HVAC] technologies
    • Y02A30/274Relating to heating, ventilation or air conditioning [HVAC] technologies using waste energy, e.g. from internal combustion engine
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B30/00Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
    • Y02B30/62Absorption based systems
    • Y02B30/625Absorption based systems combined with heat or power generation [CHP], e.g. trigeneration
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P80/00Climate change mitigation technologies for sector-wide applications
    • Y02P80/10Efficient use of energy, e.g. using compressed air or pressurized fluid as energy carrier
    • Y02P80/15On-site combined power, heat or cool generation or distribution, e.g. combined heat and power [CHP] supply

Landscapes

  • Sorption Type Refrigeration Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 装置のより小型及び省エネルギー化が達成で
きる冷房装置の提供。 【解決手段】 吸収器21と高温再生器22と低温再生
器23と第1凝縮器24と第1蒸発器25とを設け、吸
収器から高温再生器・低温再生器とを経て吸収器に戻る
吸収溶液管路L2aと高温再生器から低温再生器・第1
凝縮器24・第1蒸発器25を経て吸収器に連通する第
1冷媒管路とを設け、高温再生器には冷媒蒸気発生用の
高質燃料熱源61を設け、低温再生器は高温再生器で発
生し第1冷媒管路を流過する冷媒蒸気が保有する熱が供
給されるよう構成されており、内燃機関1を冷却し内燃
機関の排気系1aと熱交換した温水が流過し且つ吸収器
と高温再生器との間の吸収溶液管路に介装の排熱熱交換
器63とに連通の排熱回収管路L3を設けている吸収冷
凍機20を備えると共に、第1蒸発器に連通し吸収冷凍
機からの冷熱が供給される冷房手段10を持つ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吸収器、高温再生
器、低温再生器、凝縮器及び蒸発器で構成され、内燃機
関の温排熱を投入できるように構成された吸収冷凍機を
備えた冷房装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図13に、従来の例えば臭化リチュウム
と水とを媒体に用いた吸収冷凍機20Aと、例えば冷媒
にフロンを用いた(蒸気)圧縮式冷凍機10とを組み合
わせた複合冷房装置の構成が示されている。
【0003】吸収式冷凍機20Aは、吸収器21と、再
生器22Aと、第1の凝縮器24と、第1の蒸発器25
と、それらの機器を連通或いは循環する第1の冷媒管路
L2、とで概略構成されている。
【0004】吸収器21で気相の冷媒(水蒸気)が吸収
剤(臭化リチュウム)に吸収された吸収溶液が、吸収溶
液ポンプ27によって途中、溶液熱交換器26で加熱さ
れて再生器22Aに送られる。その再生器22Aには、
エンジン1の冷却水ジャケット1a及び排気熱交換器2
で暖められた温水(温排水)が排熱回収管路である温水
管路L3によって連通或いは導入されて、吸収溶液が加
熱される。なお、温水管路L3には、再生器22をバイ
パスする切換弁8が設けられている。
【0005】再生器22Aで加熱濃縮された吸収溶液
は、前記溶液熱交換器26で供給側の吸収溶液と熱交換
を行って吸収器21に戻されている。一方、再生器22
A内で蒸発した冷媒(冷媒蒸気)は第1の凝縮器24で
冷却凝縮され、第1の蒸発器25で(後述する冷水管路
から分岐した冷水分岐管内を流れる)冷水から気化熱を
奪って蒸発して、吸収器21に戻される。なお、符号2
8は、第1の蒸発器25に溜まった液状の冷媒を汲みあ
げて滴下蒸発させるための冷媒ポンプである。
【0006】ここで、ラジエータまたはクーリングタワ
ーである冷却装置31から冷却水ポンプ32を介し、吸
収器21、第1の凝縮器24を冷却し、冷却装置31に
戻る冷却水管路L4が設けられている。
【0007】圧縮式冷凍機10は、第1の圧縮機11と
第2の凝縮器12と膨張弁13と第2の蒸発器14とそ
れらを循環する第2の冷媒管路L1とで構成されてい
る。そして、この例では、圧縮機11を駆動するのに内
燃機関であるガスエンジン1が用いられており、その冷
却水は、エンジン冷却水ジャケット1a、排気装置との
熱交換器2、及びラジエータまたはクーリングタワーで
ある冷却装置3を循環している。なお、符号5は、冷却
装置3をバイパスする切換弁またはサーモスタット、符
号4は温水ポンプである。
【0008】また、冷水ポンプ43が介装され、室内機
44及び圧縮式冷凍機10の第2の蒸発器14Aを循環
する冷水管路L6が設けられており、この管路L6から
分岐し、ポンプ46が介装されて吸収式冷凍機20Aの
第1の蒸発器25に入り、再び管路L6に戻る管路が設
けられている。
【0009】したがって、空気温調を行う室内機44
は、冷水管路L6の冷水を介して圧縮式冷凍機10の第
2の蒸発器14Aと熱交換を行うと共に、ポンプ46の
運転により吸収式冷凍機20Aの第1の蒸発器25とも
熱交換を行っている。
【0010】図13で示す冷房装置は、圧縮機駆動エン
ジン1の排熱を利用して省エネルギーの要請に応えては
いる。しかし、空調を行う室内機44は管路L6で水を
冷熱源に使うので、水の使えない空間、例えばコンピュ
ータ室等に使うことができない。
【0011】また、吸収式冷凍機20Aが付加されるの
で、この吸収式冷凍機20Aをできるだけ小さくした
い、或いは、さらに省エネルギー化を図りたいという要
望がある。しかし、従来の冷房装置は、その様な要望に
応えるものではなかった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
に鑑みて提案されたもので、より小型化する事が可能で
あり、省エネルギー化がさらに効率的に達成できる冷房
装置の提供を目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の冷房装置は、吸
収器と高温再生器と低温再生器と第1の凝縮器と第1の
蒸発器とを設け、吸収器から高温再生器或いは低温再生
器を経由して吸収器に戻る吸収溶液管路と、高温再生器
から低温再生器、第1の凝縮器、第1の蒸発器を経由し
て吸収器に戻る第1の冷媒管路とを設け、前記高温再生
器には冷媒蒸気発生用の高質燃料熱源を設け、前記低温
再生器は高温再生器で発生して前記第1の冷媒管路を流
過する冷媒蒸気が保有する熱が供給される様に構成され
ており、内燃機関を冷却して該内燃機関の排気系と熱交
換した温水が流過し排熱熱交換器に連通している排熱回
収管路を設けている吸収冷凍機を備えると共に、前記第
1の蒸発器に連通して前記吸収冷凍機からの冷熱が供給
される冷房手段を備えている。
【0014】このような吸収冷凍機としては、例えば、
本出願人が先に出願した特願平6−73428号、特願
平6−8320号、特願平6−8331号、特願平7−
253209号、特願平7−253236号、特願平7
−252981号、特願平8−317609号、特願平
8−316429号、特願平8−316363号に開示
されている吸収冷凍機(或いは吸収冷温水機)がある。
【0015】本発明の実施に際して、前記冷房手段は、
室内機と第2の冷媒管路とを含み、第2の冷媒管路は前
記第1の蒸発器及び室内機と連通しており且つ冷媒液ポ
ンプを介装しているのが好ましい[図1]。
【0016】したがって、本発明では、吸収器、高温再
生器、低温再生器、第1の凝縮器、第1の蒸発器で構成
される吸収冷凍機における冷媒(例えば水)と吸収剤
(例えば臭化リチュウム)とによる吸収冷凍サイクルに
おいて、高温再生器内の燃焼器(高質燃料熱源)で高質
燃料の燃焼熱が加えられ、そこで発生した冷媒蒸気が保
有する熱量が低温再生器において冷媒蒸気を発生するの
に用いられる。従って、熱或いは高質燃料が高効率で利
用される。これに加えて、排熱熱交換器を介して吸収溶
液に内燃機関の排熱が投入されるので、内燃機関の排熱
も有効利用される。その結果、省エネルギーの要請に非
常に良く応える事が出来るのである。
【0017】ここで、このような排熱回収型吸収冷凍機
は、図13で示すような吸収冷凍機に比較して、非常に
コンパクトに製造できる事が良く知られている。従っ
て、本発明によれば、小型化或いはコンパクト化という
要請にも応える事が出来るのである。
【0018】本発明の冷房装置では、吸収冷凍機の第1
の蒸発器における冷媒の蒸発によって低熱源が得られ
る。そして、その低熱源は、冷媒ポンプによって第2の
冷媒管路を介して室内機に伝えられて空調が行われるの
である。
【0019】本発明の冷房装置の実施に際して、前記冷
房手段は、室内機と、第1の圧縮機と、前記第1の蒸発
器、第1の圧縮機、室内機と連通する第2の冷媒管路と
を含む圧縮式冷凍機であり、前記内燃機関は第1の圧縮
機と機械的に接続しているのが好ましい[図2]。
【0020】この場合において、前記内燃機関が第1の
圧縮機と機械的に接続している構成に代えて、前記内燃
機関の負荷を発電機とし、前記第1の圧縮機を電動式と
して、該発電機の出力と電気的に連結していても良い
[図3]。
【0021】かかる構成を具備する本発明では、第1の
圧縮機、前記第1の蒸発器、室内機を設けて水以外の冷
媒である「第2の冷媒」(例えばフロン)による圧縮式
冷凍機が構成され、第1の蒸発器で熱交換をして冷熱を
得ることにより、圧縮冷凍サイクルの凝縮作用を行っ
て、室内機による空調が行われる。ここで、第1の圧縮
機を電動式とした場合には、発電機の余剰出力を他の用
途に振り向けることができる。
【0022】また本発明で、前記冷房手段は圧縮式冷凍
機及び冷水管路で構成されており、圧縮式冷凍機は、第
1の圧縮機と、第2の凝縮器と、第2の蒸発器と、これ
等の機器を連通する第2の冷媒管路とを含んでおり、前
記内燃機関は第1の圧縮機と機械的に接続しており、冷
水管路は、第2の蒸発器と室内機を連通し、且つ、前記
第1の蒸発器に連通する冷水分岐管路を設けているのが
好ましい[図4]。
【0023】本発明のかかる構成によれば、圧縮冷房サ
イクルが内燃機関で駆動される第1の圧縮機、第2の凝
縮器、第2の蒸発器を循環或いは連通する第2の冷媒管
路によって形成され、室内機を循環する冷水は、第2の
蒸発器で熱交換されると共に、吸収冷凍機の(第1の蒸
発器の)冷熱も冷水分岐管路によって伝達されるので、
効率良く冷房熱源(冷熱源)が得られる。
【0024】さらに本発明では、前記冷房手段は、圧縮
式冷凍機及び第2の冷媒管路で構成されており、圧縮式
冷凍機は、第1の圧縮機と、第2の凝縮器と、室内機と
して機能する第2の蒸発器と、これ等の機器を連通する
第2の冷媒管路とを含んでおり、前記内燃機関は第1の
圧縮機と機械的に接続しており、第2の冷媒管路は、第
2の蒸発器の下流側から分岐して、前記第1の蒸発器と
熱交換を行い、冷媒液ポンプを介して第2の蒸発器の上
流側に合流する冷媒分岐管路を設けているのが好ましい
[図5]。
【0025】ここで、前記内燃機関が第1の圧縮機と機
械的に接続している構成に代えて、前記内燃機関の負荷
を発電機とし、前記第1の圧縮機を電動式として該発電
機の出力と電気的に連結するように構成しても良い[図
6]。
【0026】本発明をこの様に構成すれば、第2の蒸発
器で受熱した冷媒の一部が分岐回路を流過して、第1の
蒸発器と熱交換して凝縮し、再び第2の蒸発器の上流に
戻っているので、内燃機関の排熱の一部を回収して用い
ている吸収冷凍機から冷熱を得て室内機による冷房を行
う事となる。そのため、少なくとも内燃機関の排熱を利
用した吸収冷凍機を利用している分だけ、冷房効率が向
上する。ここで、第1の圧縮機を電動式とした場合に
は、発電機の余剰出力を他の用途に振り向けることがで
きる。
【0027】本発明において、前記冷房手段は、第1の
圧縮機と、第2の凝縮器と、室内機として機能する第2
の蒸発器と、これ等の機器を連通する第2の冷媒管路と
を含んだ圧縮式冷凍機で構成されており、前記内燃機関
は第1の圧縮機と機械的に接続しており、第2の冷媒管
路は冷媒分岐管路を設けており、該冷媒分岐管路は、第
2の蒸発器の下流側から分岐して、前記第1の蒸発器と
熱交換を行い、第2の蒸発器の上流側に合流するように
配置されており、第1の蒸発器の上流側に第2の圧縮機
が介装されているのが好ましい[図7]。
【0028】或いは、前記内燃機関が第1の圧縮機と機
械的に接続した構成に代えて、前記内燃機関は負荷とし
て発電機と接続しており、前記第1及び第2の圧縮機を
電動式として前記発電機の出力と電気的に連結しても良
い[図8]。
【0029】このような構成の本発明によれば、第2の
蒸発器で受熱した冷媒の一部が分岐回路に分岐し、第2
の圧縮機で圧縮され、第1の蒸発器と熱交換して凝縮
し、再び第2の蒸発器の上流に戻って圧縮冷凍サイクル
を形成しているので、少なくとも内燃機関の排熱を利用
した吸収冷凍機を利用している分だけ、室内機の冷房効
率がさらに向上している。そして、第2の圧縮機を冷媒
分岐管路に介装したため、第2の蒸発器と第1の蒸発器
とを同程度の温度とする必要が無くなり、その分だけ吸
収冷凍機の負荷が軽減される。ここで、第1の圧縮機を
電動式とした場合には、発電機の余剰出力を他の用途に
振り向けることができる。
【0030】そして本発明において、第2の冷媒管路の
第2の凝縮器の下流側が、吸収冷凍機の第1の蒸発器に
連通して過冷却熱交換器を構成して、第2の蒸発器の上
流側に戻るのが好ましい[図9]。
【0031】この様に構成すれば、圧縮式冷凍機の第2
の凝縮器の下流で第1の蒸発器の過冷却熱交換器に導か
れ、熱交換されて過冷却状態で冷媒が第2の蒸発器に入
っており、第2の蒸発器下流の分岐管路と共に第2の蒸
発器(室内機)の冷房効率を向上させる事が出来る。
【0032】また、本発明によれば、前記冷房手段は、
第1の圧縮機と、第2の凝縮器と、室内機として機能す
る第2の蒸発器と、これ等の機器を連通する第2の冷媒
管路とを含んだ圧縮式冷凍機で構成されており、前記内
燃機関は第1の圧縮機と機械的に接続しており、第2の
冷媒管路は冷媒分岐管路を設けており、該冷媒分岐管路
は、第2の蒸発器の下流側から分岐して、前記第1の蒸
発器と熱交換を行い、第2の蒸発器の上流側に合流する
ように配置されており、第1の蒸発器の上流側に第2の
圧縮機が介装されている場合において、前記第2の圧縮
機と機械的に接続して駆動する第2の内燃機関を設け、
前記排熱回収管路は第1及び第2の内燃機関に連通し
て、第1及び第2の内燃機関のそれぞれを冷却し且つ排
気系と熱交換をした温水が流過するように構成するのが
好ましい[図10]。
【0033】この様に構成すると、第2の圧縮機の駆動
に要した排熱(すなわち、第2の内燃機関の温排熱)を
も回収して吸収冷凍機に投入するので、効率がさらに向
上する。
【0034】また、本発明の冷房装置は、吸収器と高温
再生器と低温再生器と第1の凝縮器と第1の蒸発器とを
設け、吸収器から高温再生器或いは低温再生器を経由し
て吸収器に戻る吸収溶液管路と、高温再生器から低温再
生器、第1の凝縮器、第1の蒸発器を経由して吸収器に
戻る第1の冷媒管路とを設け、前記高温再生器には冷媒
蒸気発生用の高質燃料熱源を設け、前記低温再生器は高
温再生器で発生して前記第1の冷媒管路を流過する冷媒
蒸気が保有する熱が供給される様に構成されており、内
燃機関を冷却した温水が流過し第1の排熱熱交換器に連
通している低温排熱回収管路と、内燃機関の排気系と熱
交換し第2の排熱熱交換器に連通している高温排熱回収
管路とを設けている吸収冷凍機を備えると共に、圧縮式
冷凍機及び冷水管路を備えており、圧縮式冷凍機は、第
1の圧縮機と、第2の凝縮器と、第2の蒸発器と、これ
等の機器を連通する第2の冷媒管路とを含んでおり、前
記内燃機関は第1の圧縮機と機械的に接続しており、冷
水管路は、第2の蒸発器と室内機を連通し、且つ、前記
第1の蒸発器に連通する冷水分岐管路を設けている[図
11]。
【0035】このような構成を具備する本発明によれ
ば、排熱回収管路を内燃機関を冷却した温水管路(低温
排熱回収管路)と、内燃機関排気装置と熱交換した高温
水管路或いは高温蒸気管路(高温排熱回収管路)とに分
け、前者を第1の排熱熱交換器に、後者を第2の排熱熱
交換器に連通して熱交換を行っており、高温排熱回収管
路を高温、高圧にして(高温水の場合と高圧蒸気の場合
を包含しうる)排熱の回収熱量を増加している。そのた
め、さらに高効率化が望める。換言すれば、吸収冷凍機
を二温度回収型とした分だけは、効率が向上するのであ
る。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。なお、図13で説明した従来技術と
同一構成の部品は、同じ符号を付けて重複説明は省略す
る。
【0037】図1において、吸収式冷凍機20は、吸収
器21と高温再生器22と低温再生器23と第1の凝縮
器24と第1の蒸発器25とが設けられ、吸収器21か
ら吸収液ポンプ27が介装されて、高温再生器22を経
て低温再生器23から吸収器21に戻る吸収溶液管路L
2aが設けられている。そして、吸収器21から高温再
生器22に連通する管路には、低温再生器23の下流の
高濃度溶液と熱交換する低温溶液熱交換器26と、温水
管路L3のガスエンジン(内燃機関の一例)の排熱を回
収する排熱熱交換器63と、高低温再生器22、23間
の中間濃度溶液と熱交換する高温溶液熱交換器29とが
介装されている。
【0038】また、高温再生器22から低温再生器23
で熱交換して第1の凝縮器24に、低温再生器23から
第1の凝縮器24にそれぞれ連通し、第1の凝縮器24
から第1の蒸発器25へ、さらに第1の蒸発器25から
吸収器21へ連通する第1の冷媒管路L2bが設けられ
ている。
【0039】そして、高温再生器22内部には燃料燃焼
器61(高質燃料熱源)が設けられ、燃料供給装置62
を介して高質燃料Gが供給されて吸収溶液が加熱され、
前記の熱交換器26、63、29と共に熱供給手段が構
成されている。
【0040】なお、冷却水管路L4は、前記図13で説
明した従来技術と同様である。また、エンジン1は、高
質燃料を使用するガスエンジンとし、この例ではエンジ
ン負荷として、発電機70が駆動されている。
【0041】第1の蒸発器25からは、冷媒液ポンプ5
1を介装して室内機44間を循環する第2の冷媒管路L
1が設けられている。
【0042】したがって、本実施形態では、ガスエンジ
ン1で発電機70が駆動されて外部P及び/または本装
置に電力が供給され、エンジン1の排熱は、冷却水ジャ
ケット1a及び排気装置2で熱交換されて排熱交換管路
L3内を流れる温水として、排熱熱交換器63で熱交換
が為されるのである。なお、排熱熱交換器63は、吸収
器21から高温再生器22へ向かう吸収溶液管路の、低
温溶液熱交換器26と高温溶液熱交換器29の間の領域
に介装されている。
【0043】吸収溶液は、吸収器21から吸収液ポンプ
27によって高温再生器22に送られており、途中、低
温溶液熱交換器26で低温再生器23から吸収器21に
戻る吸収溶液と、そして前記排熱熱交換器63でエンジ
ン排熱と、さらに高温溶液熱交換器29で高・低温再生
器22、23間の溶液と、それぞれ熱交換する。そし
て、高温再生器22内の燃料燃焼器61で加熱され、低
温再生器23を経て吸収器21に戻されている。
【0044】高温再生器22で発生した冷媒蒸気は、低
温再生器23で溶液と熱交換して第1の凝縮器24に送
られ、低温再生器23で発生した冷媒蒸気と共に凝縮さ
れて第1の蒸発器25へ送られている。
【0045】第1の蒸発器25では冷媒が蒸発して、第
2の冷媒管路L1の冷媒から気化熱を奪って、該冷媒を
凝縮する。換言すれば、第1の蒸発器25は第2の冷媒
管路L1における凝縮器として機能する。第1の蒸発器
25において冷やされ、或いは凝縮させされた冷媒は、
冷媒液ポンプ51によって室内機44に送られる。そし
て、室内機44により、図示しない空間の空調が行われ
る。
【0046】図2に示す実施形態では、第1の蒸発器2
5と室内機44とを循環する第2の冷媒管路L1に、エ
ンジン1で駆動される(エンジン1に機械的に接続され
ている)第1の圧縮機11が介装されている。圧縮機1
1で圧縮された冷媒は、第1の蒸発器25で凝縮し、膨
張弁13で膨脹して室内機44で蒸発する圧縮冷凍サイ
クルが形成されている。
【0047】図3に示す実施形態では、前記図2の実施
形態における第1の圧縮機が電動式圧縮機11Aとなっ
ている。そして、エンジン1は発電機70を駆動し、そ
の発電電力で運転されている。換言すれば、第1の圧縮
機11Aはエンジン1と電気的に接続されている。な
お、発電機70の余剰発電電力を他の外部負荷Pに流用
することができる。図4に示す実施形態では、エンジン
1で駆動される第1の圧縮機11と、第2の凝縮器12
と、膨張弁13と、第2の蒸発器14Aと、これらを循
環する第2の冷媒管路L1とが設けられて圧縮式冷凍機
10が構成されている。そして、冷水ポンプ43を介装
して第2の蒸発器14Aと室内機44とを循環する冷水
管路L6が設けられ、その冷水管路L6から分岐してポ
ンプ46を介装し、第1の蒸発器25で熱交換して戻る
冷水分岐管路が設けられている。
【0048】図4の実施形態では、エンジン1で駆動さ
れる圧縮式冷凍機10において第2の冷媒の圧縮冷凍サ
イクルで第2の蒸発器14Aに低熱源が得られ、一方、
吸収冷凍機20には圧縮機11を駆動するエンジン1の
排熱が回収されて第1の蒸発器25に低熱源が得られて
おり、両方の低熱源が冷水管路L6のポンプ43によっ
て循環する冷水により室内機44に伝えられている。
【0049】図5に示す実施形態では、エンジン1で駆
動される第1の圧縮機11と、第2の凝縮器12と、膨
張弁13と、第2の蒸発器14と、これらを循環する第
2の冷媒管路L1とにより、圧縮式冷凍機10が構成さ
れている。そして、第2の冷媒管路L1からは冷媒分岐
管路L5が分岐・合流している。
【0050】この冷媒分岐管路L5は、第2の蒸発器1
4の下流の分岐点Aから分岐しており、吸収冷凍機10
の第1の蒸発器25と熱交換し、その際に管路L5内を
流れる冷媒は凝縮される。そして、冷媒分岐管路L5は
冷媒液ポンプ51を介装し、第2の蒸発器14の上流の
合流点Bで合流している。ここで、前記第2の蒸発器1
4が室内機の機能を有して空調を行っている。
【0051】この実施形態では、第2の蒸発器14で受
熱した第2の冷媒管路L1の冷媒は、その一部が分岐点
Aから分岐管路L5に入り、第1の蒸発器25で熱交換
して凝縮或いは液化し、冷媒液ポンプ51で合流点Bに
戻されることにより、吸収冷凍機20から冷熱を得るこ
とが出来るので、第2の蒸発器(室内機)14の冷房効
率を向上させている。
【0052】また、図6に示す実施形態では、前記図5
の実施形態における第1の圧縮機が電動式圧縮機11A
であって、エンジン1は発電機70を駆動し、その発電
電力で第1の圧縮機11Aが運転され、発電機70の余
剰発電電力は他の外部負荷Pに流用することができる。
【0053】図7に示す実施形態では、前記図5に示し
た実施形態のように冷媒分岐管路L5を有している。こ
の冷媒分岐管路L5は、第2の蒸発器14の下流の分岐
点Aから分岐し、第1の蒸発器25を経て、第2の蒸発
器14の上流の合流点Bに合流する。ここで、図7の冷
媒分岐管路L5では、冷媒液ポンプを用いず、第2の圧
縮機52を第1の蒸発器25の上流に介装している。
【0054】したがって、この実施形態では、第2の蒸
発器14で受熱した第2の冷媒管路L1の冷媒は、その
一部が分岐点Aから分岐管路L5に入って第2の圧縮機
52で圧縮され、第1の蒸発器25で熱交換して液化
し、合流点Bから第2の冷媒管路L1に戻って第2の蒸
発器14で気化する圧縮冷凍サイクルを形成し、冷房効
率を向上させている。
【0055】それと同時に、第2の圧縮機52を設けた
事により、吸収冷凍機20の第1の蒸発器25の温度を
第2の蒸発器14程の低温とする必要が無くなるので、
吸収冷凍機20の負荷を少なくする事が出来るのであ
る。
【0056】なお、膨張弁13、53は、第2の冷媒管
路L1、分岐管路L5の合流点B上流にそれぞれ設け、
分岐管路L5側を低圧として第2の圧縮機52を低揚程
仕様としてもよい。
【0057】また、図8に示す実施形態では、前記図7
の実施形態における第1、第2の圧縮機がそれぞれ電動
式圧縮機11A、52Aであって、エンジン1は発電機
70を駆動し、その発電電力で圧縮機11A及び52A
が運転され、余剰発電電力は他の外部負荷Pに流用され
ている。
【0058】さらに、図9に示す実施形態では、圧縮式
冷凍機10の第2の冷媒管路L1は、第2の凝縮器14
の下流が第1の蒸発器25に連通し、或いは導かれて過
冷却熱交換器25aを構成し、再び合流点Bの上流に戻
されている。その他の構成については図7の実施形態と
同様である。
【0059】この実施形態では、圧縮冷房装置10の第
1の圧縮機11・第2の凝縮器14・第2の蒸発器14
の圧縮冷凍サイクルにおいて、第2の凝縮器14の下流
で第1の蒸発器25の過冷却熱交換器25aに導かれて
過冷却状態まで冷却されており、冷房効率が向上されて
いる。
【0060】図10に示す実施形態では、第2のエンジ
ン6(第2の内燃機関)を設け、第2の圧縮機52(図
7で説明した実施形態でも示されている)が、第2のエ
ンジン6で駆動されている。ここで、第2のエンジン6
の冷却水ジャケット6aからの冷却水は、排気装置7で
熱交換を行い、前例同様の第1のエンジン1の冷却水と
合流して温水管路L3が形成されている。
【0061】この実施形態では、第2の圧縮機52を駆
動する排熱をも回収することができる。
【0062】図11に示す実施形態では、圧縮機11を
駆動するエンジン1の冷却水ジャッケット1a及び排気
装置2の排熱を回収する排熱回収管路は、前者(内燃機
関を冷却した温水が流過する低温排熱回収管路)がポン
プ4及び冷却装置3を介装した温水管路L3、後者(内
燃機関の排気系と熱交換した高温水或いは高圧蒸気が流
過する高温排熱回収管路)がポンプ69及び冷却装置6
6を介装した高温水管路L7と、それぞれ別の管路で構
成されている。そして、温水管路L3は、低温溶液熱交
換器26と高温溶液熱交換器29との間の領域(吸収器
から高温再生器に至る吸収溶液管路の低温溶液熱交換器
と高温溶液熱交換器の間の領域)に設けられた排熱熱交
換器63(第1の排熱熱交換器)に連通している。一
方、高温水管路L7は、高温溶液熱交換器29の下流
(吸収器から高温再生器に至る吸収溶液管路の高温溶液
熱交換器と高温再生器の間の領域)に設けられた排熱熱
交換器64(第2の排熱熱交換器)に連通されてそれぞ
れ熱交換が行われている。
【0063】したがって、この実施形態では、排熱回収
管路がエンジン冷却の排熱を回収する温水管路L3と、
排気装置2から排熱を回収する高温水管路L7とに分け
られており、高温水管路L7を高温・高圧として(蒸気
ラインとしてもよい)エンジンの回収熱量を増加させる
ことができる。
【0064】図12には、図1−図11の実施形態で使
用されている吸収冷凍機20の吸収冷凍サイクルを示す
デューリング線図(横軸が温度、縦軸が圧力)と、図1
3で示す従来技術で使用されている吸収冷凍機20Aの
の吸収冷凍サイクルを示すデューリング線図とが、比較
して示されている。図中、実線は圧縮機52を用いた場
合で、aは吸収器21出口、b〜c間は排熱交換器63
での熱交換、d〜eは高温再生器22での加熱、f〜g
は低温再生器24での熱交換、hは吸収器21入口、j
は凝縮器24、kは蒸発器25のそれぞれの状態を示し
ている。そして、破線は圧縮機のない場合で、a′〜
k′は前記a〜kのそれぞれの対応する状態を示してい
る。すなわち、kとk′で示されている様に、高温での
蒸発が可能になり、濃度の幅(図中にDで示す)を増加
することができて効率が向上し、また低濃度で熱交換す
るので、熱回収が容易といったメリットを生じる。
【0065】図14は、図1の実施形態の変形にかかる
実施形態である。図14では、圧縮式冷凍機側の第1の
冷媒管路L1と、吸収冷凍機側の冷媒分岐管路L5との
間に、中間冷媒管路L17が形成されている。そして、
中間冷媒管路L17に分岐点A及び合流点Bが設けられ
ており、且つ、室内機として作用する第3の蒸発器80
が介装されている。ここで、符号82は中間冷媒管路L
17に介装され、該管路L17を流過する冷媒を凝縮す
る第3の凝縮器であり、符号84は管路L17内に冷媒
を流過させるための冷媒用ポンプである。
【0066】その他の構成及び作用効果については、図
5の実施形態と概略同様であるので、重複説明は省略す
る。
【0067】図15の実施形態を更に変形したものであ
る。図15において、第1の圧縮機11は電動圧縮機で
あり、駆動電力はガスエンジン1に直結された発電機7
0で発生し、ケーブルL10を介して伝達されている。
その他については図14の実施形態と同一であるので、
重複説明は省略する。
【0068】図16は、図7の実施形態の変形にかかる
実施形態である。図16では、圧縮式冷凍機側の第1の
冷媒管路L1に介装された第1の圧縮機11は、その駆
動軸11Dがエンジン1に機械的に接続されている。そ
れと共に、吸収冷凍機側の冷媒分岐管路L5に介装され
た第2の圧縮機52の駆動軸52Dも、回転伝達系90
を介してエンジン1と機械的に接続されている。
【0069】より詳細に説明すると、回転伝達系90
は、第1の圧縮機11の駆動軸11Dに設けられたスプ
ロケット92と、第2の圧縮機52の駆動軸52Dに設
けられたスプロケット94と、スプロケット92及び9
4を連結するチェーン96とから成っている。明確には
図示されていないが、駆動軸11Dはエンジン1の出力
軸と機械的に連結されているので、図16の実施形態に
よれば、エンジン1を駆動すれば、エンジン1の出力軸
及び駆動軸11Dを介して第1の圧縮機11が駆動す
る。また、駆動軸11D、スプロケット92、チェーン
96、スプロケット94によりエンジン1の出力軸の回
転は第2の圧縮機52の駆動軸52Dに伝達され、第1
の圧縮機11と同時に第2の圧縮機52を駆動する事が
出来るのである。なお、スプロケット92、94を共に
プーリとして、チェーン96をVベルトに置換して、回
転伝達系90を構成しても良い。
【0070】図17は、図9の実施形態の変形にかかる
実施形態である。ここで、図9に比較して変形した箇所
については、図16で示すのと同一である。すなわち、
圧縮式冷凍機側の第1の冷媒管路L1に介装された第1
の圧縮機11は、その駆動軸11Dがエンジン1に機械
的に接続されている。それと共に、吸収冷凍機側の冷媒
分岐管路L5に介装された第2の圧縮機52の駆動軸5
2Dも、回転伝達系90を介してエンジン1と機械的に
接続されている。そして、回転伝達系90は、第1の圧
縮機11の駆動軸11Dに設けられたスプロケット92
と、第2の圧縮機52の駆動軸52Dに設けられたスプ
ロケット94と、スプロケット92及び94を連結する
チェーン96とから成っている。明確には図示されてい
ないが、駆動軸11Dはエンジン1の出力軸と機械的に
連結されている。但し、スプロケット92、94を共に
プーリとして、チェーン96をVベルトに置換して、回
転伝達系90を構成しても良い。
【0071】図示の実施形態はあくまでも例示であり、
本発明の技術的範囲を限定する趣旨ではない。例えば、
図示の実施形態では、所謂「シリーズフロータイプ」の
吸収冷凍機が示されているが、「パラレルフロータイ
プ」、「リバースフロータイプ」の吸収冷凍機を本発明
の実施に際して採用しても良い。さらに、本出願人が先
に出願した特願平6−73428号、特願平6−832
0号、特願平6−8331号、特願平7−253209
号、特願平7−253236号、特願平7−25298
1号、特願平8−317609号、特願平8−3164
29号、特願平8−316363号に開示されている全
ての吸収冷凍機(或いは吸収冷温水機)であっても、本
発明を好適に実施する事が出来る。また、吸収冷凍機と
しては一重二重効用(例えば、一重側を排熱焚きにした
もの)であっても良いし、一重二重効用以外の排熱吸収
タイプの吸収冷凍機であっても良い。さらに、図示の実
施形態では水冷の吸収冷凍機が示されているが、これを
空冷タイプにして、冷却水配管を省略する事も可能であ
る。また、冷却塔については空冷のタイプが図示されて
いるが、冷却塔に連通する冷却水配管を設けて、水冷と
する事も出来る。
【0072】
【発明の効果】本発明は、以上説明した様に構成され、
エンジンの排熱が吸収冷凍機に投入されて省エネルギー
化が図れ、吸収冷凍機の再生器を高温・低温再生器に分
離することで小形化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の構成を示すブロック
図。
【図2】本発明の第2の実施形態の構成を示すブロック
図。
【図3】本発明の第3の実施形態の構成を示すブロック
図。
【図4】本発明の第4の実施形態の構成を示すブロック
図。
【図5】本発明の第5の実施形態の構成を示すブロック
図。
【図6】本発明の第6の実施形態の構成を示すブロック
図。
【図7】本発明の第7の実施形態の構成を示すブロック
図。
【図8】本発明の第8の実施形態の構成を示すブロック
図。
【図9】本発明の第9の実施形態の構成を示すブロック
図。
【図10】本発明の第10の実施形態の構成を示すブロ
ック図。
【図11】本発明の第11の実施形態の構成を示すブロ
ック図。
【図12】本発明と従来技術とを比較説明するデューリ
ング線図。
【図13】従来の複合冷房装置の構成を示すブロック
図。
【図14】本発明の第5実施形態の変形例を示すブロッ
ク図。
【図15】第5実施形態の他の変形例を示すブロック
図。
【図16】本発明の第7実施形態の変形例を示すブロッ
ク図。
【図17】本発明の第9実施形態の変形例を示すブロッ
ク図。
【符号の説明】
1、6・・・ガスエンジン 2、7・・・排気装置 3、66・・・冷却装置 10・・・圧縮式冷凍機 11、11A・・・第1の圧縮機 12・・・第1の凝縮器 13・・・膨張弁 14、14A・・・第2の蒸発器 20、20A・・・吸収冷凍機 21・・・吸収器 22・・・高温再生器 23・・・低温再生器 24・・・第1の凝縮器 25・・・第1の蒸発器 25a・・・過冷却熱交換器 26・・・低温溶液熱交換器 29・・・高温溶液熱交換器 44・・・室内機 51・・・冷媒液ポンプ 52、52A・・・第2の圧縮機 61・・・高質燃料燃焼器 63・・・排熱熱交換器 70・・・発電機 L1・・・第2の冷媒管路 L2a・・・吸収溶液管路 L2b・・・第1の冷媒管路 L3・・・温水管路(排熱回収管路) L4・・・冷却水管路 L5・・・第2の冷媒分岐管路 L6・・・冷水管路 L7・・・高温水管路 L17・・・中間冷媒管路
フロントページの続き (72)発明者 藤 巻 誠一郎 神奈川県横浜市都筑区荏田東3−1−4− 304 Fターム(参考) 3L093 AA01 BB11 BB22 BB29 MM07

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸収器と高温再生器と低温再生器と第1
    の凝縮器と第1の蒸発器とを設け、吸収器から高温再生
    器或いは低温再生器を経由して吸収器に戻る吸収溶液管
    路と、高温再生器から低温再生器、第1の凝縮器、第1
    の蒸発器を経由して吸収器に戻る第1の冷媒管路とを設
    け、前記高温再生器には冷媒蒸気発生用の高質燃料熱源
    を設け、前記低温再生器は高温再生器で発生して前記第
    1の冷媒管路を流過する冷媒蒸気が保有する熱が供給さ
    れる様に構成されており、内燃機関を冷却して該内燃機
    関の排気系と熱交換した温水が流過し排熱熱交換器に連
    通している排熱回収管路を設けている吸収冷凍機を備え
    ると共に、前記第1の蒸発器に連通して前記吸収冷凍機
    からの冷熱が供給される冷房手段を備えたことを特徴と
    する冷房装置。
  2. 【請求項2】 前記冷房手段は、室内機と第2の冷媒管
    路とを含み、第2の冷媒管路は前記第1の蒸発器及び室
    内機と連通しており且つ冷媒液ポンプを介装している請
    求項1の冷房装置。
  3. 【請求項3】 前記冷房手段は、室内機と、第1の圧縮
    機と、前記第1の蒸発器、第1の圧縮機、室内機と連通
    する第2の冷媒管路とを含む圧縮式冷凍機であり、前記
    内燃機関は第1の圧縮機と機械的に接続している請求項
    1の冷房装置。
  4. 【請求項4】 前記冷房手段は、室内機と、第1の圧縮
    機と、これ等の機器を連通する第2の冷媒管路とを含む
    圧縮式冷凍機であり、前記内燃機関は負荷として発電機
    と接続しており、前記第1の圧縮機を電動式として前記
    発電機の出力と電気的に連結している請求項1の冷房装
    置。
  5. 【請求項5】 前記冷房手段は圧縮式冷凍機及び冷水管
    路で構成されており、圧縮式冷凍機は、第1の圧縮機
    と、第2の凝縮器と、第2の蒸発器と、これ等の機器を
    連通する第2の冷媒管路とを含んでおり、前記内燃機関
    は第1の圧縮機と機械的に接続しており、冷水管路は、
    第2の蒸発器と室内機を連通し、且つ、前記第1の蒸発
    器に連通する冷水分岐管路を設けている請求項1の冷房
    装置。
  6. 【請求項6】 前記冷房手段は、圧縮式冷凍機及び冷水
    管路で構成されており、圧縮式冷凍機は、第1の圧縮機
    と、第2の凝縮器と、室内機として機能する第2の蒸発
    器と、これ等の機器を連通する第2の冷媒管路とを含ん
    でおり、前記内燃機関は第1の圧縮機と機械的に接続し
    ており、第2の冷媒管路は、第2の蒸発器の下流側から
    分岐して、前記第1の蒸発器と熱交換を行い、冷媒液ポ
    ンプを介して第2の蒸発器の上流側に合流する冷媒分岐
    管路を設けている請求項1の冷房装置。
  7. 【請求項7】 前記冷房手段は、圧縮式冷凍機及び冷水
    管路で構成されており、圧縮式冷凍機は、第1の圧縮機
    と、第2の凝縮器と、室内機として機能する第2の蒸発
    器と、これ等の機器を連通する第2の冷媒管路とを含ん
    でおり、第2の冷媒管路は、第2の蒸発器の下流側から
    分岐して、前記第1の蒸発器と熱交換を行い、冷媒液ポ
    ンプを介して第2の蒸発器の上流側に合流する冷媒分岐
    管路を設けており、前記内燃機関は負荷として発電機と
    接続しており、前記第1の圧縮機を電動式として前記発
    電機の出力と電気的に連結している請求項1の冷房装
    置。
  8. 【請求項8】 前記冷房手段は、第1の圧縮機と、第2
    の凝縮器と、室内機として機能する第2の蒸発器と、こ
    れ等の機器を連通する第2の冷媒管路とを含んだ圧縮式
    冷凍機で構成されており、前記内燃機関は第1の圧縮機
    と機械的に接続しており、第2の冷媒管路は冷媒分岐管
    路を設けており、該冷媒分岐管路は、第2の蒸発器の下
    流側から分岐して、前記第1の蒸発器と熱交換を行い、
    第2の蒸発器の上流側に合流するように配置されてお
    り、第1の蒸発器の上流側に第2の圧縮機が介装されて
    いる請求項1の冷房装置。
  9. 【請求項9】 前記冷房手段は、第1の圧縮機と、第2
    の凝縮器と、室内機として機能する第2の蒸発器と、こ
    れ等の機器を連通する第2の冷媒管路とを含んだ圧縮式
    冷凍機で構成されており、第2の冷媒管路は冷媒分岐管
    路を設けており、該冷媒分岐管路は、第2の蒸発器の下
    流側から分岐して、前記第1の蒸発器と熱交換を行い、
    第2の蒸発器の上流側に合流するように配置されてお
    り、第1の蒸発器の上流側に第2の圧縮機が介装されて
    おり、前記内燃機関は負荷として発電機と接続してお
    り、前記第1及び第2の圧縮機を電動式として前記発電
    機の出力と電気的に連結している請求項1の冷房装置。
  10. 【請求項10】 前記第2の圧縮機と機械的に接続して
    駆動する第2の内燃機関を設け、前記排熱回収管路は第
    1及び第2の内燃機関に連通して、第1及び第2の内燃
    機関のそれぞれを冷却し且つ排気系と熱交換をした温水
    が流過するように構成されている請求項8の冷房装置。
  11. 【請求項11】 第2の冷媒管路の第2の凝縮器の下流
    側が、吸収冷凍機の第1の蒸発器に連通して過冷却熱交
    換器を構成して、第2の蒸発器の上流側に戻る請求項
    6、7、8、9、10のいずれか1項の冷房装置。
  12. 【請求項12】 吸収器と高温再生器と低温再生器と第
    1の凝縮器と第1の蒸発器とを設け、吸収器から高温再
    生器或いは低温再生器を経由して吸収器に戻る吸収溶液
    管路と、高温再生器から低温再生器、第1の凝縮器、第
    1の蒸発器を経由して吸収器に戻る第1の冷媒管路とを
    設け、前記高温再生器には冷媒蒸気発生用の高質燃料熱
    源を設け、前記低温再生器は高温再生器で発生して前記
    第1の冷媒管路を流過する冷媒蒸気が保有する熱が供給
    される様に構成されており、内燃機関を冷却した温水が
    流過し第1の排熱熱交換器に連通している低温排熱回収
    管路と、内燃機関の排気系と熱交換し第2の排熱熱交換
    器に連通している高温排熱回収管路とを設けている吸収
    冷凍機を備えると共に、圧縮式冷凍機及び冷水管路を備
    えており、圧縮式冷凍機は、第1の圧縮機と、第2の凝
    縮器と、第2の蒸発器と、これ等の機器を連通する第2
    の冷媒管路とを含んでおり、前記内燃機関は第1の圧縮
    機と機械的に接続しており、冷水管路は、第2の蒸発器
    と室内機を連通し、且つ、前記第1の蒸発器に連通する
    冷水分岐管路を設けていることを特徴とする冷房装置。
JP19135598A 1998-07-07 1998-07-07 冷房装置 Expired - Fee Related JP3664587B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19135598A JP3664587B2 (ja) 1998-07-07 1998-07-07 冷房装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19135598A JP3664587B2 (ja) 1998-07-07 1998-07-07 冷房装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000018757A true JP2000018757A (ja) 2000-01-18
JP3664587B2 JP3664587B2 (ja) 2005-06-29

Family

ID=16273204

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19135598A Expired - Fee Related JP3664587B2 (ja) 1998-07-07 1998-07-07 冷房装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3664587B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004143951A (ja) * 2002-10-22 2004-05-20 Tokyo Gas Co Ltd スクロール圧縮機
JP2007010310A (ja) * 2006-08-16 2007-01-18 Osaka Gas Co Ltd ガスタービン組込み吸収式冷凍機
CN106440489A (zh) * 2016-12-12 2017-02-22 远大空调有限公司 磁悬浮冷水机组与溴化锂热泵机组双运行系统及方法
CN107869860A (zh) * 2017-11-07 2018-04-03 北京拓首能源科技股份有限公司 一种太阳能辅助加热的第一类吸收式热泵
CN107883604A (zh) * 2017-11-07 2018-04-06 北京拓首能源科技股份有限公司 一种基于第一类吸收式混合热泵

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004143951A (ja) * 2002-10-22 2004-05-20 Tokyo Gas Co Ltd スクロール圧縮機
JP2007010310A (ja) * 2006-08-16 2007-01-18 Osaka Gas Co Ltd ガスタービン組込み吸収式冷凍機
CN106440489A (zh) * 2016-12-12 2017-02-22 远大空调有限公司 磁悬浮冷水机组与溴化锂热泵机组双运行系统及方法
CN107869860A (zh) * 2017-11-07 2018-04-03 北京拓首能源科技股份有限公司 一种太阳能辅助加热的第一类吸收式热泵
CN107883604A (zh) * 2017-11-07 2018-04-06 北京拓首能源科技股份有限公司 一种基于第一类吸收式混合热泵

Also Published As

Publication number Publication date
JP3664587B2 (ja) 2005-06-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5730028B2 (ja) 熱源システム
JP3719581B2 (ja) 複合空調装置
JPH0926226A (ja) 冷凍装置
JP5240040B2 (ja) 冷凍装置
JPH11304274A (ja) 廃熱利用吸収式冷温水機・冷凍機
JP5402186B2 (ja) 冷凍装置
JP3664587B2 (ja) 冷房装置
JP4187562B2 (ja) アンモニア吸収ヒートポンプ
JP3719592B2 (ja) 複合冷暖房装置
JPH0953864A (ja) エンジン式冷房装置
JP4152140B2 (ja) 排熱吸収冷凍機
JPS6187908A (ja) 発電及び冷凍又はヒ−トポンプサイクルの複合装置
JP2004012110A (ja) 空調装置
JP3821286B2 (ja) 吸収式と圧縮式とを組合せた冷凍装置とその運転方法
JP3986633B2 (ja) 熱利用システム
KR100827569B1 (ko) 히트펌프를 구비한 흡수식 냉동장치
JP3892689B2 (ja) 複合式冷房装置及びその冷房運転方法
JP4100462B2 (ja) 熱利用システム
JP5310224B2 (ja) 冷凍装置
JP2004301345A (ja) アンモニア吸収冷凍機
JPH02106665A (ja) 吸収式ヒートポンプサイクルを利用したコ・ゼネレーションシステム
JP4265714B2 (ja) 排熱吸収冷凍機
CN2500994Y (zh) 两段蒸发吸收省能型溴化锂吸收式制冷机
CN1128965C (zh) 相变技术冷却和冷量传输的吸收式制冷机
JPH0921575A (ja) 冷凍装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040301

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040921

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041122

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050329

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050329

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090408

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090408

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100408

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110408

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees