JP2000018589A - グリルの延焼防止機構を備えたガス調理機器 - Google Patents

グリルの延焼防止機構を備えたガス調理機器

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JP2000018589A
JP2000018589A JP10196667A JP19666798A JP2000018589A JP 2000018589 A JP2000018589 A JP 2000018589A JP 10196667 A JP10196667 A JP 10196667A JP 19666798 A JP19666798 A JP 19666798A JP 2000018589 A JP2000018589 A JP 2000018589A
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Japan
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grill
temperature
gas cooking
combustion exhaust
passage
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JP10196667A
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English (en)
Inventor
Norio Suyama
憲雄 寿山
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Takara Standard Co Ltd
Original Assignee
Takara Standard Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】グリル火炎の流出を確実に防止し、構造が簡単
で掃除が容易な延焼防止機構を備えたガス調理機器を提
供する。 【解決手段】ガス調理機器のグリルの枠体を、被加熱物
の出し入れ口と加熱室と燃焼排気路を有する箱体に形成
するとともに、このグリル箱体の前記燃焼排気路に、温
度上昇を感知して該排気路を閉鎖する蓋を設ける。好ま
しくは、この蓋は、温度低下を感知して前記排気路を開
放するようにする。蓋の開閉作動には、好ましくは、温
度変化で形状変化するバイメタル及び/又は形状記憶合
金などの温度感応部材を使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は外郭ケーシング内に
グリルを内蔵したガス調理機器に関し、特に、グリルの
火炎流出防止機構を備えたガス調理機器に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】ガスコンロを備えた外
郭ケーシングの内部に魚などを焼くグリルを設けたガス
調理機器が広く使用されており、グリルには一般に燃焼
排気口が設けられている。この種のガス調理機器はグリ
ル内部が外から見えにくいため、魚などを焼いている途
中や焼き終わった後にガスの火をつけっ放しにしてしま
うことがある。このようなガスの消火忘れを放置してお
くと、グリル内の被加熱物や被加熱物から滴下した油に
引火し、成長した炎が燃焼排気口から器外にまで延出し
て延焼事故をおこす危険性があり、近年、この種のグリ
ル火炎が社会問題となっている。
【0003】このような延焼防止機構として、グリル排
気筒をグリル庫後方へ延長させて外郭ケーシング内に開
口させるとともに、この延長排気筒内に、排気を分散さ
せる仕切を設置し、これにより、延長排気筒内で火炎を
消滅させるとともに、排気ガスを器体内の空気と混合さ
せて低温にして排出するものが特開平9−72546号
公報に提案されている。
【0004】しかし乍ら、排気通路に仕切や格子を介装
する構造のものは、付着した魚等の油や燃焼すすの掃除
がしにくく、また、油が仕切や格子に溜るとそれ自体が
発火し、火炎が流生する可能性がある。
【0005】従って、本発明の目的は、グリル火炎の流
出を確実に防止することができ、しかも構造が簡単で掃
除が容易な延焼防止機構を備えたガス調理機器を提供
し、これによりグリル火炎の発生をなくすことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、外郭ケーシング内にグリルを有するガ
ス調理機器において、グリルの枠体を、被加熱物の出し
入れ口と加熱室と燃焼排気路を有する箱体に形成すると
ともに、このグリル箱体の前記燃焼排気路に、温度上昇
を感知して該排気路を閉鎖する蓋を設けたことを特徴と
する。
【0007】前記蓋は、好ましくは、温度変化で形状変
化するバイメタル及び/又は形状記憶合金などの温度感
応部材によって閉鎖作動をする構造にする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に本発明の一実施例を添付図
面に基づいて説明する。図1は本発明の一実施例による
ガス調理機器1の断面を示すもので、ガス調理機器1は
ガスコンロ(図は省略)を備えた器体の外郭ケーシング
2内に魚などの被加熱物3を加熱して調理するグリル4
を具備している。本発明によるガス調理機器1のグリル
4は、グリル扉5によって開閉される被加熱物3の出し
入れ口6と燃焼排気路7を有するグリル箱体8に形成さ
れているとともに、グリル箱体8の内部にグリルバーナ
9が配設され、グリルバーナ9の下方に加熱室10が形
成されるようになっている。
【0009】また、グリル箱体8内の加熱室10の底部
にはグリル水入れ皿11が置かれ、このグリル水入れ皿
11の上に被加熱物3を載せるトレイ、網などの置き台
12が出し入れ可能に載置され、グリルバーナ9からの
熱により被加熱物3が加熱調理されるように構成されて
いる。尚、符号17は、外郭ケーシング4に形成した空
気取り入れ口であり、この空気取り入れ口17はグリル
箱体8の被加熱物出し入れ口6に連通している。また、
符号18は被加熱物3や滴下した油が燃焼したときの火
炎である。
【0010】本発明は上記のようにグリル4が、被加熱
物3の出し入れ口6と燃焼排気路7を有する箱体8を構
成しているので、加熱室10の火炎及び排気はもっぱ
ら、加熱室10の後方の燃焼排気路7を通って外気に放
出される構造になっている。尚、本発明において、「燃
焼排気路7」とは、加熱室10の後部の排気口13から
グリル4の排気口14までの通路を意味している。
【0011】本発明のガス調理機器1は、さらに、グリ
ル箱体8の前記燃焼排気路7に、該燃焼排気路7の温度
が所定の設定温度に上昇したときに、該温度上昇を感知
して燃焼排気路7を閉鎖する蓋15が取付けられてい
る。この蓋15は、さらに好ましくは、燃焼排気路7の
温度が所定の設定温度下がると該温度降下を感知して燃
焼排気路7を開放するようにするのが望ましい。
【0012】このため、図の実施例では、図2、図3に
示すように、温度変化によって変形するバイメタルや形
状記憶合金などの温度感応部材16を蓋15の蝶番とし
て用いている。すなわち、一側に蓋15を固定した前記
温度感応部材16の他側を、所定低温領域では蓋15が
燃焼排気路7を開き、所定高温領域では温度により変形
して蓋15で燃焼排気路7を閉じる姿勢で燃焼排気路7
近傍のフレームに固定してある。
【0013】図1の実施例では前記の蓋15を加熱室1
0後部の燃焼室排気口13に設置しているが、図3のよ
うに燃焼排気路7の途中に設けてもよく、また、グリル
排気口14に設けてもよい。
【0014】温度変化によって変形する上記温度感応部
材16は図2のように温度変化による屈曲点のあるプレ
ートでもよく、また、図3のように、温度変化により渦
巻き状態が変形する渦巻きプレートでもよい。
【0015】温度感応部材16による蓋15の作動設定
温度は,使用するガス調理機器や使用環境によっても異
なるが、一般にガス調理機器1の加熱室10後部温度は
燃焼室10の水入れ皿11に水がある状態では330〜
370℃、水無しの状態で390〜430℃であり、被
加熱物や内部の油に引火すると500℃以上に上昇する
ので、500℃前後で蓋15が燃焼排気路7を閉じるよ
うに設定するのが望ましい。
【0016】上記のような高温領域で変形するバイメタ
ルの材質としてはニッケルと鉄、ニッケルとクロム、ニ
ッケルとモリブデンなどの異種金属を張り合わせたもの
が知られている。
【0017】尚、図の実施例では蓋15を蓋本体と温度
感応部材16で構成しているが、蓋本体全体を温度感応
部材16で形成してもよい。温度感応部材16としてバ
イメタルや形状記憶合金を使用する場合は、これら材料
を単独で用いてもよく、また、両材料を併用してもよ
い。さらに、本発明はバイメタルと形状記憶合金の両物
性を持つ材料を使用する場合を含む。
【0018】
【効果】本発明はグリルを箱体に構成するとともに、グ
リルの燃焼排気路に、所定の高温に達すると燃焼排気路
を閉鎖する蓋を設けたので、グリル内の被加熱物や油に
引火して火炎が増大しても器外から炎が出るおそれがな
い。また、グリルが箱体に形成されているので燃焼排気
路が閉塞することにより、空気の吸引が抑制され、炎が
縮小または消滅する。
【0019】燃焼排気路の温度が降下すると蓋が自動的
に開くようにした場合は、再使用に際し、特別な復帰操
作が不要である。
【0020】蓋の開閉作動部にバイメタルや形状記憶合
金などの温度感応部材を用いているので構造が簡単でコ
ストが安く済む。また、同様の理由で故障が少なく、掃
除も容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例によるガス調理機器の断面
【図2】 本発明の他の実施例による要部概略構成図
【図3】 本発明の他の実施例による蓋の概略構成図
【符号の説明】
1…ガス調理機器 2…外郭ケーシング 3…被加熱物 4…グリル 5…開閉扉 6…出し入れ口 7…燃焼排気路 8…グリル箱体 9…グリルバーナ 10…加熱室 11…グリル水入れ皿 12…載置台 13…燃焼室排気口 14…グリル排気口 15…蓋 16…温度感応部材 17…空気取り入れ口 18…火炎

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外郭ケーシング内にグリルを有するガス調
    理機器において、グリルの枠体を、被加熱物の出し入れ
    口と加熱室と燃焼排気路を有する箱体に形成するととも
    に、このグリル箱体の前記燃焼排気路に、温度上昇を感
    知して該排気路を閉鎖する蓋を設けたことを特徴とする
    ガス調理機器
  2. 【請求項2】前記蓋が、温度変化で形状変化するバイメ
    タル及び/又は形状記憶合金などの温度感応部材によっ
    て閉鎖作動をする構造であることを特徴とする請求項1
    記載のガス調理機器
JP10196667A 1998-06-26 1998-06-26 グリルの延焼防止機構を備えたガス調理機器 Pending JP2000018589A (ja)

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