JPH0530666Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0530666Y2
JPH0530666Y2 JP1989040642U JP4064289U JPH0530666Y2 JP H0530666 Y2 JPH0530666 Y2 JP H0530666Y2 JP 1989040642 U JP1989040642 U JP 1989040642U JP 4064289 U JP4064289 U JP 4064289U JP H0530666 Y2 JPH0530666 Y2 JP H0530666Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
cooking chamber
rice cooking
extractor
front plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1989040642U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02130517U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1989040642U priority Critical patent/JPH0530666Y2/ja
Publication of JPH02130517U publication Critical patent/JPH02130517U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0530666Y2 publication Critical patent/JPH0530666Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 [利用分野] 本考案は、キヤビネツト式炊飯器、特に、その
蒸気排出装置に関するものであり、キヤビネツト
内で炊飯する場合において、炊飯時に発生する蒸
気をキヤビネツト外部に排出するとき、その排出
装置近傍上流側壁面にドレンが付着しないように
するものであり、簡単な構成によつて前記ドレン
の付着を防止するものである。
[従来技術及びその問題点] 最近、炊飯器をキヤビネツト内に収容するよう
にした構成のものが普及し始めており、この形式
の炊飯器では、熱気及び蒸気の排出を円滑に行う
ことが大きな課題となつている。特に、炊飯中に
多量の蒸気が発生することから、この問題を解決
するために実公昭62−8757号公報に開示されるよ
うなキヤビネツトが提案されている。
このキヤビネツトは、炊飯器を抽出に載置した
構成で、この抽出がキヤビネツト内に引き出し自
在に収納されるようになつている。そして、炊飯
器を収納するキヤビネツトの炊飯室内には給排気
装置が内蔵され、前記炊飯室の前面開放部を閉塞
し且抽出に一体化された前板(又は扉)に給気口
を配設し、これに対向する後壁上部にフアンを内
蔵させて、その排出口部をキヤビネツト上面の後
端部に開口させたものである。
このものでは、炊飯室内において発生する蒸気
や熱気が給気口から流入されるフレツシユエアー
によつて稀釈されて排出口から排出されることか
ら、炊飯室内に蒸気が発生しにくいものとなると
ともに排出空気の温度が低い温度に抑えられるこ
とから、安全である。
ところが、この従来のものでは、排出口がキヤ
ビネツト上面の後端部にあることから、これが誤
つて閉塞された場合などにおいては、空気排出機
能が損なわれる。又、これを防止するために、前
記排出口をキヤビネツト上面から上方に突出させ
た場合には、これが見苦しいものとなるととも
に、キヤビネツト上面のスペースが十分には利用
できないという問題がある。
本考案は、このような、『キヤビネツト1の炊
飯室10内に抽出2を設けて、この抽出の前板2
1によつて前記室内の前方開放部を閉塞し、前記
抽出に炊飯器を支持させ、炊飯室10の上部に蒸
気や熱気を排出するための給排気装置を具備させ
たキヤビネツト式炊飯器』において、給排気装置
の排出口部が不用意に閉塞されないようにすると
ともに、この排出口部が邪魔にならないようにす
ることを課題とする。
[技術的手段] 上記課題を解決するための本考案の技術的手段
は、『前板21の上部の一側近傍に空気排出用の
フアン31を配設して、このフアン31を前記前
板21を前後に貫通する空気排出用通路内に内蔵
し、炊飯室10の後壁11の上部にのみ給気口3
2を設けるとともに、この給気口32を水平方向
の広い範囲に亙つて配設し、給気口32から供給
される給気が抽出2に載置される炊飯器の上方域
の略全域を通過して空気排出用通路22に達する
ようにした』ことである。
[作用] 本考案の上記技術的手段は次のように作用す
る。
炊飯中においては、発生熱気及び発生蒸気が炊
飯室10内を上昇するが、この熱気及び蒸気は、
フアン31によつて吸引され、排出口部から排出
される。このとき、前記フアン31の作用によつ
て給気口32からはフレツシユエアーが同時に流
入することとなる。
このとき、給気口32は前記炊飯室10に於け
る後壁の上部にのみ形成されているから、該給気
口32から吸引される空気は、炊飯室10の上部
の天井部近傍に集中的に供給される、そして、該
流入空気は、抽出2に於ける前板21の上部に配
設されたフアン31から外部に排出される。即
ち、上記技術的手段によれば、給気口32からの
吸引空気は、炊飯室10の天井面に沿つて流れる
態様で該炊飯室10内に入り、そのまま空気排出
用通路22側に流れることとなる。従つて、炊飯
時に発生する熱気や蒸気は、上記空気流の下層を
フアン31に向つて移動する。
従つて、発生蒸気は炊飯室10の天井面に接触
することなく空気排出用通路22から排出され
る。又、この空気排出用通路22においても、発
生蒸気はフレツシユエアーによつて十分に稀釈さ
れたものとなる。
又、空気排出用通路22は前板21の上部の一
側に配設されているから、排気口部が調理具や雑
巾等によつて閉鎖される心配がない。
[効果] 本考案は上記構成であるから次の特有の効果を
有する。
空気排出用通路22が閉塞される心配がないか
ら、常に円滑に熱気や蒸気が円滑に排出できるこ
ととなる。また、排出口部が器具の前面に位置す
るから、この排出口部が邪魔にならず、キヤビネ
ツトの上面が全体にわたつて利用できる。
炊飯器から上昇する蒸気がその上層のフレツシ
ユエアー層によつて天井面から遮断された状態で
排出口部に達するから、ドレンの発生が確実に防
止できる。
炊飯室10の前面全体をルーバー状に形成する
と共に該炊飯室10の後壁上部に排気フアンを設
けたものが特開昭59−181112号公報に開示されて
いる。ところが、このものでは上記ルーバー状部
分全体から外気が吸引されるから、該吸引空気が
炊飯室10の天井部に集中的に供給されない。即
ち、前記ルーバー状部の下部から吸引された空気
は、炊飯室10の後壁の上部に配設された排気フ
アンに吸引されて上昇移動し、該上昇移動する空
気は、炊飯器からの発生蒸気に下方から衝突して
これを炊飯室の天井側に押し上げる態様で排気フ
アン側に流れる。従つて、特開昭59−181112号の
ものでは、炊飯器からの発生蒸気が炊飯室10の
天井部に接触し易くなる。これに対し、本考案で
は、給気口32から吸引される空気が炊飯室10
の天井部近傍に集中的に供給されて該天井面に沿
つてフアン31側に流れるから、炊飯器からの発
生蒸気と炊飯室10の天井部との遮断状態が確実
になる。
[実施例] 以下、本考案の実施例を第1図から第3図に基
づいて説明する。
第1図に示すようにキヤビネツト1内に形成さ
れた炊飯室10には抽出2が収容されている。該
抽出2を構成する矩形状の底箱29内には、その
上面の孔部20から落込んで装填した下部装置4
1が配設されており、該下部装置41には図示し
ないガスバーナや自動消火機構部(米飯が炊き上
がつたときにガスバーナを自動消火させる機構
部)等が組み込まれている。そして、該下部装置
41の上面(ガスバーナによる加熱面)は炊飯室
10に露出しており、該下部装置41には米飯を
収容する内釜(図示せず)を具備した上部装置4
が取外し自在に載置されている。尚、上部装置4
と上記下部装置41の組み合わせが既述技術的手
段の項に記載の炊飯器に対応している。従つて、
抽出2は上記下部装置41と上部装置4から成る
炊飯器を支持する機能を有している。
又、同図に示すように上記下部装置41にはガ
スゴム管27が接続されており、該ガスゴム管2
7は図示しない開口部を介して底箱29からキヤ
ビネツト1の底壁側に延びて該部分に配設したプ
ラグ28に接続されている。更に、下部装置41
から引き出された制御用配線26は、抽出2に於
ける前板21の上隅部に配設された操作盤40
(第3図参照)に繋がつている。
次に、上記抽出2を構成する底箱29の両側部
の下面にはローラー25,25が配設されてお
り、該ローラー25,25は、炊飯室10の底壁
に配設された断面コ字状のレール12,12内
(第1図では紙面の裏面方向に開放している)を
走行するように構成されている。これにより抽出
2の開閉を可能ならしめている。
又、抽出2を構成する上記底箱29の前縁には
前板21が連設されており、該前板21は炊飯室
10の前方開放部を全域に亘つて閉塞する大きさ
に設定されている。そして、該前板21の裏面側
の両側縁部から上縁部に繋がる領域はパツキンP
が添設されている。尚、前板21の両側縁部と上
縁部にのみ上記パツキンPを添設して下縁部に添
設しないのは、抽出2を閉じた状態で前板21の
下縁とキヤビネツト1との間に給気用の間隙24
が確保できるようにしてガスバーナ(下部装置4
1内に設けられている)への給気を可能ならしめ
るためである。
次に、第3図に示すように、抽出2に於ける前
板21の上部には、その両側部にフアン31と操
作盤40が配設されている。
第2図及び第3図に示すように、上記フアン3
1は、前面にスリツトS,Sが開削された矩形状
の箱体39内に装填されており、該箱体39は抽
出2の前板21に固定されている。又、上記箱体
39の炊飯室側の開放部には多孔板23が被蓋さ
れており、該多孔板23に対して上記フアン31
のモータ部Mが固定されている。そして、該モー
タ部Mは抽出2の前板21の上部に配設した操作
盤40内に組み込まれた制御回路に電気接続され
ている。
次に、給気口32は、第1図に示すように、ル
ーバ式の多数の開口33,33を形成したもの
で、前記開口配設部を後壁11の水平方向に一定
の間隔で配設している。そして、前記開口33,
33の外側の端部の相互の間隔が上部装置4の直
径よりも大きく設定されている。
上記実施例のキヤビネツト式炊飯器では、第1
図に示すように、抽出2の上面に上部装置4を載
置して炊飯室10内に収容し、この状態で操作盤
40の所要部を操作して始動させると、抽出2内
に内蔵される炊飯機能部の動作によつて燃焼装置
が始動し、炊飯が進行する。そして、同時にフア
ン31が動作する。
この炊飯中に発生する蒸気は、炊飯室10内を
上昇して炊飯室10の天井部に向うが、このとき
すでにフアン31が動作するようになつているか
ら、この炊飯中においては、後壁11の上部に配
設した一対の開口33群から流入する空気が上部
装置4の上方部で炊飯室10の天井に沿つて、第
1図の矢印で示す態様で流れ、空気排出用通路2
2に達する。この結果、既述した作用により、炊
飯室10を上昇する蒸気や熱気が炊飯室10の天
井部と直接接触する不都合が防止される。
なお、この実施例では、一対の開口33群を炊
飯室10の中心に対して対称に配設したが、この
実施例のように、空気排出用通路22が前板21
の上部の一側近傍に位置する形式のものでは、給
気口32の水平方向に中間部が炊飯室10の中心
に対して空気排出用通路22から反対側に偏心し
た位置に設けることも考えられ、このように偏心
させた場合には、フレツシユエアーによる蒸気遮
断効果が一層確実になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の断面図、第2図はその
横断平面図、第3図は正面図であり、図中、 1……キヤビネツト、10……炊飯室、2……
抽出、21……前板、31……フアン、22……
空気排出用通路、32……給気口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. キヤビネツト1の炊飯室10内に抽出2を設け
    て、この抽出2の前板21によつて前記室内の前
    方開放部を閉塞し、前記抽出2に炊飯器を支持さ
    せ、炊飯室10の上部に蒸気や熱気を排出するた
    めの給排気装置を具備させたキヤビネツト式炊飯
    器において、前板21の上部の一側近傍に空気排
    出用のフアン31を配設して、このフアン31を
    前記前板21を前後に貫通する空気排出用通路2
    2内に内蔵し、炊飯室10の後壁11の上部にの
    み給気口32を設けるとともに、この給気口32
    を水平方向の広い範囲に亙つて配設し、給気口3
    2から供給される給気が抽出2に載置される炊飯
    器の上方域の略全域を通過して空気排出用通路2
    2に達するようにしたキヤビネツト式炊飯器。
JP1989040642U 1989-04-05 1989-04-05 Expired - Lifetime JPH0530666Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989040642U JPH0530666Y2 (ja) 1989-04-05 1989-04-05

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989040642U JPH0530666Y2 (ja) 1989-04-05 1989-04-05

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02130517U JPH02130517U (ja) 1990-10-29
JPH0530666Y2 true JPH0530666Y2 (ja) 1993-08-05

Family

ID=31550603

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989040642U Expired - Lifetime JPH0530666Y2 (ja) 1989-04-05 1989-04-05

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0530666Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59181112A (ja) * 1983-03-31 1984-10-15 松下電工株式会社 炊飯装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59181112A (ja) * 1983-03-31 1984-10-15 松下電工株式会社 炊飯装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02130517U (ja) 1990-10-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3387600A (en) Oven with automatic air curtain means
JPH0530666Y2 (ja)
WO2006097016A1 (fr) Four a vapeur electrique et systeme de liberation rapide de la vapeur
CN211372496U (zh) 一种带烹饪装置的集成灶
JP3284336B2 (ja) グリル装置
JP2920517B2 (ja) 厨房の給排気装置
JP2000018589A (ja) グリルの延焼防止機構を備えたガス調理機器
JP2001070175A (ja) 加熱調理器
JP3773683B2 (ja) ビルトイン式のガスこんろ
JP2000161738A (ja) 調理用排気装置
JPH08121776A (ja) 組込型ガス調理機器
KR200441062Y1 (ko) 고기구이용 로스타의 파이어 댐퍼
JP3234494B2 (ja) 床置型食器洗浄乾燥機
JPH0510751Y2 (ja)
JPH063300Y2 (ja) 組込式コンロの遮熱装置
JPH0538695Y2 (ja)
JPH0532012Y2 (ja)
JPH11201471A (ja) 組込み型ガスコンロ
JPS61162920A (ja) 炊飯装置
JPS595778Y2 (ja) 強制対流型調理器
JPS6221844Y2 (ja)
JP2500022B2 (ja) 調理用排気設備及びその設置方法
JP2998240B2 (ja) ガス加熱調理器
JPH0437337B2 (ja)
JP2002098342A (ja) 加熱器具の油煙誘導装置