JPH0510751Y2 - - Google Patents

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JPH0510751Y2
JPH0510751Y2 JP1988030222U JP3022288U JPH0510751Y2 JP H0510751 Y2 JPH0510751 Y2 JP H0510751Y2 JP 1988030222 U JP1988030222 U JP 1988030222U JP 3022288 U JP3022288 U JP 3022288U JP H0510751 Y2 JPH0510751 Y2 JP H0510751Y2
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box body
rice cooker
exhaust passage
front plate
rice
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【考案の詳細な説明】 [利用分野] 本考案は、家庭用のキヤビネツト式炊飯器、と
くに、キヤビネツト内に引出し可能に設け且炊飯
機構部を収容した移動台に炊飯器をそのまま支持
させる形式の炊飯器に関するものである。
[従来技術及びその問題点] キヤビネツト式の炊飯器としては、すでに、第
7図のようなものが提案されている。
このものは、箱体B内に移動台1を引き出し可
能に設け、この移動台1に炊飯機構部を具備させ
るとともに、移動台1の上面にガスバーナを露出
させ、このガスバーナと炊飯器の炊飯釜が適正に
対向するように上枠21を載置する構成としたも
のである。そして、箱体Bの前面開放部を閉塞す
るため前記移動台1の前縁に前板11を具備さ
せ、この前板11に引き出しのための把手を装備
させている。
この従来のものでは、移動台1を箱体B内に完
全に収容した状態では、前板11が箱体Bの開放
部を閉塞して、この状態で炊飯が進行するととも
に、不使用時には、炊飯機構部及び上枠21が箱
体B内に収容され、通常の炊飯器のように、ガス
炊飯器が常時テーブルの上面や作業台の上面に露
出するようなことがない。換言すれば、ガス炊飯
器が邪魔にならない。
ところが、この従来の炊飯器の場合には、設置
条件によつてはガスバーナの燃焼のための空気吸
引が不十分であつたり、燃焼排気や炊飯中に発生
する上記の排出効率が不十分となると言う問題が
ある。
これは、空気吸引部及び排気部が箱体Bの開放
部側となるが、上記従来のものでは、前記開放部
が前板11によつて閉塞されているからである。
そこで、かかる不都合を解消するために、同図
のように、前板11に多数の吸気用の開口12,
12を配設するとともに、排気用の多数の開口1
3,13を配設する構成が考えられる。
この場合には、上記開口12及び開口13の位
置を適正に設定することにより、十分な吸気が確
保されるとともに、排気も十分となり、上記の問
題が解消できる。
ところが、このものでは、開口12及び開口1
3の数が極端に多くなることから、虫等が箱体B
内に侵入しやすいと言う問題がある。また、箱体
B内に炊飯基を収容する形式であるにもかかわら
ず、炊飯完了後における保温効率の向上が不十分
であると言う問題が残る。
[技術的課題] 本考案は、このような、『箱体B内の下部に移
動台1を引き出し可能に収容すると共にこの移動
台1の前縁に箱体Bの前方開放部を閉塞する大き
さの前板11を連設し、前記移動台1の上面に炊
飯釜を内蔵した上枠21を載置するようにしたキ
ヤビネツト式の炊飯器』において、虫などが侵入
しにくく且保温効率を充分に高めるために、箱体
B内に連通する開口が少くても充分に吸気排気が
行われるようにするため、炊飯中においてのみ、
強制的に吸排気が行われるようにすることをその
技術的課題とする。
[技術的手段] 上記技術的課題を解消するために講じた本考案
の技術的手段は『箱体B内の天井部分に排気通路
4を形成してその上流端を箱体B内の後方上部に
開口させるとともにその下流端を箱体Bの前縁上
端部に開口させて排気用の開口13,13とし、
この開口を箱体の幅方向全域に亙つて配設すると
ともにこの開口13,13よりも下方域を前板1
1によつて閉塞し、前記排気通路4内に送風用フ
アン40を内蔵し、この送風用フアン40を炊飯
器の炊飯機構部と連動させて炊飯開始によつて動
作状態となり且炊飯完了時に動作が停止されるよ
うにし、前記排気通路4内に送風用フアン40の
風圧によつて開放される常閉のダンパーDを挿入
し、吸気用の開口部を前板11と箱体Bの〓間や
箱体Bの下部内壁に形成した』ことである。
[作用] 本考案の上記技術的手段は次のように作用す
る。
上枠21を移動台1に載置した状態で炊飯が行
われるが、炊飯の開始と同時に送風用フアン40
が動作状態となり、この風圧によつてそれまで閉
鎖状態にあつたダンパーDが開放して排気通路4
内には、箱体Bの後方上部の開口から箱体Bの上
端部前縁を通り、開口13,13に達する空気の
流れが生じる。
従つて、箱体B内の下部内壁に形成した吸気用
の開口からは、送風用フアン40の強制吸引作用
によつて燃焼に十分な空気が吸引される。ガスバ
ーナの燃焼によつて生じた燃焼排気は同様にし
て、送風用フアン40の強制吸引作用により排気
通路4内に導かれる。このとき、排気通路4の上
流端は箱体B内の後方上部に位置するかから、箱
体B内への吸引空気は短絡的に排気通路4の上流
端に達する心配が無い。
排気通路4内に吸引された燃焼排気及び発生上
記はその下流端の開口13,13を経て外部に排
出されることとなる。
炊飯が完了すると、制御手段の作用によつて、
送風用フアン40の動作が停止されるため、強制
吸排気作用も停止し、排気通路4に挿入したダン
パーDが閉鎖され、前記排気通路が遮断される。
従つて、この炊飯完了状態での自然対流が殆ど生
じない。
[効果] 本考案は上記構成であるから次の特有の効果を
有する。
前板11には、上部に開口13,13があるだ
けであり、しかも、この開口面積が比較的少いか
ら、虫等入りにくく且、外観的に優れたものとな
る。
又、炊飯完了後は、排気通路4を介して流れる
自然対流がダンパーDによつて遮断されるから、
保温効率が向上する。
箱体B内における炊飯中の吸気は、箱体B内の
後方上部における強制吸引作用によつて箱体B内
に流入するから、吸気が、箱体B内底部の吸引用
開口から排気通路4の上流端に短絡的に流れる心
配がなく、炊飯器側に燃焼用空気が充分に供給さ
れることとなる。従つて、強制吸排気経路中に収
容された炊飯器の燃焼が損なわれる心配がない。
[実施例] 以下、本考案の実施例を第1図から第6図に基
いて説明する。
この実施例のキヤビネツト式のガス炊飯器は、
流し台やカウンターに内蔵するようにしたもの
で、第1図・第2図に示すように、炊飯機能部
は、箱体Bに引き出し自在に具備させた移動台1
に装備されている。この移動台1には、前記箱体
Bの前方の開放部を閉塞する前板11がその前縁
に連設されており、移動台1は箱体Bの下部に位
置する。又、移動台1を引き出し可能とするた
め、移動台1の対向側壁のそれぞれにはレール1
0が設けられ、このレール10が箱体Bの側壁内
面に設けられた支持部によつてすすみ対偶状態に
支持されている。
箱体Bの上端部に排気通路4の下流側の開口1
3,13が位置している。この排気通路4は、箱
体B内の天井部に並設されたダクトで、その上流
側には、送風用フアン40を収容するための空室
42が形成され、この空室42の前面側に吸引口
43が開口する。この吸引口43が排気通路4の
上流側開放端となる。そして、前記吸引口43の
位置は、移動台1に載置される上枠21の上部に
対向する。
前記送風用フアン40は炊飯機構部の始動スイ
ツチの閉成によつて導通状態となり、自動消火装
置の動作によつてその動作が停止せしめられる。
このため、送風用フアン40は、第6図の電気
回路に挿入される。この電気回路は、始動スイツ
チ51によつて開弁される電磁弁52及び一定時
間動作状態となる点火装置53と、前記電磁弁5
2の回路に挿入された感熱装置54と、前記電磁
弁52と並列接続された送風用フアン40と、前
記感熱装置54の常閉設定側の回路に挿入された
保温装置55とからなる。
従つて、始動スイツチ51を閉成すると、電磁
弁52が開弁されてガスバーナへのガス供給が開
始されるとともに点火装置53が動作してこのガ
スバーナに点火し、炊飯が開始されるとともに、
送風用フアン40が動作状態となる。
炊飯完了時には、感熱装置54の動作によつて
電磁弁52及び送風用フアン40への回路が断た
れ、これらの動作が停止する。同時に、保温装置
55の回路が感熱装置54の上閉接点側を介して
導通状態となり、以後はこの保温装置55によつ
て保温状態となる。なお、この保温温度を一定に
保つため、サーモスタツト等の温度設定装置Sと
ヒータHとの組み合せにより保温装置55を構成
している。
上記のように、炊飯のための制御及び保温のた
めの制御は電気式としてあるが、特に、この実施
例では、第5図のように、操作パネル6を前板1
1の上部に配設してある。従つて、上枠21内に
内蔵される制御装置の始動スイツチ51及び電源
スイツチ等の操作手段は前記操作パネル6内に配
設され、これらから前記制御装置構成部品に電気
接続されている。
この構成によつて炊飯器の操作性が一層向上す
ることとなる。
尚、前板11の引き出し用の把手60は同図に
示すように操作パネル6に並設させてあり、この
把手60は、前板11の肉厚内に内蔵される構成
のものである。従つて、この実施例のものでは、
前板11の前方には突出する部材が無いこととな
る。
次に、上記構成の保温式ガス炊飯器は、基本的
には、通常の家庭用の保温式ガス炊飯器と同じ構
成であるが、炊飯釜を収容し且電熱式の保温機能
を具備する上枠21を移動台1の上面に載置する
構成とし、燃焼装置及び自動消火装置を具備する
下枠22の操作部以外の部分をそのまま移動台1
に内蔵する構成としている。
前記移動台1には、第1図・第2図のように、
上面に下枠22の汁受皿23が露出するように、
下枠22の外装ケースが収容され、この汁受皿2
3に上枠21の下端部が嵌合載置されるようにな
つている。これにより、上枠21と下枠22とは
通常のガス炊飯器と同様に一体化される。
前記下枠22は移動台1と共に移動するが、こ
の下枠22へのガス供給を可能にするため、箱体
Bの一部に固定したガス配管Gは屈曲可能な材質
で構成されており、例えば、耐熱性のゴム管や金
属製の可撓管が採用される。
上枠21としては、通常のガス炊飯器のそれが
そのまま利用されるが、この実施例では、移動台
1の上面に、汁上皿23に相当する部分を開口さ
せた筒状の保護カバー3が取外し可能に挿着され
ている。この保護カバー3は、第3図に示すよう
に、矩形の上面板31及びこの対向辺から下方に
伸びる一対の側面板32,32から構成され、上
面板31の中央部に上枠21を遊嵌する大きさの
開口33が配設され、この開口33の周壁は、下
方に向つて縮小するテーパ状となつている。
特に、上枠21は電熱式の保温装置を具備する
ものとしてあり、第4図のように、上枠21の周
壁上部にコードリール24を具備させている。し
たがつて、このコードリール24に対応する部分
の前記開口33の周壁には部分的な凹陥部34を
形成している。
この保護カバー3は、側面板32,32によつ
て挟まれる一方の辺が移動台1の後面に対接する
様に取付けられるが、この保護カバー3を取外し
可能にするために、側面板32の下部を移動台1
の側壁上部に飾りネジN,Nによつてネジ止めし
ている。そして、側面板32の前記凹陥部34の
近傍には電源用のコンセント25が配設されてい
る。従つて、上枠21を開口33から挿入して移
動台1の所定の位置に嵌合載置し、コードリール
24の電源プラグを前記コンセント25に接続す
ると、上枠21内の保温装置55が導通状態とな
る。
尚、前記コンセント25は移動台1の上面に取
付けたブラケツト26に取付けられており、第3
図の如く、保護カバー3の上面に形成したコンセ
ント用開口35からその接続端面が露出するよう
に、コンセント25の取付け位置が設定されてい
る。従つて、コードリール24のプラグをコンセ
ント25から外すと、飾りネジN,Nの取外しに
よつて保護カバー3の取出しが可能となる。
又、上記実施例のものでは、保護カバー3をネ
ジ止めによつて移動台1に取付けているが、嵌込
みによつて保護カバー3を取外し自在とすること
も可能である。
さらに、第1図の想像線で示すように、送風用
フアン40からの風圧によつて開放し且通常は閉
鎖状態にあるダンパーDを排気通路4内に挿入し
た場合には一層虫等が侵入しにくく、保温効率も
向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の断面図、第2図はそ
のX−X断面図、第3図は保護カバー3の説明
図、第4図は上枠21の説明図、第5図は本考案
実施例の外観図、第6図はその電気回路図、第7
図は従来例の説明図であり、図中、 B……箱体、1……移動台、11……前板、2
1……上枠、4……排気通路、13,13……開
口、40……送風用フアン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 箱体B内の下部に移動台1を引き出し可能に収
    容すると共にこの移動台1の前縁に箱体Bの前方
    開放部を閉塞する大きさの前板11を連設し、前
    記移動台1の上面に炊飯釜を内蔵した上枠21を
    載置するようにしたキヤビネツト式の炊飯器にお
    いて、箱体B内の天井部分に排気通路4を形成し
    てその上流端を箱体B内の後方上部に開口させる
    とともにその下流端を箱体Bの前縁上端部に開口
    させて排気用の開口13,13とし、この開口を
    箱体の幅方向全域に亙つて配設するとともにこの
    開口13,13よりも下方域を前板11によつて
    閉塞し、前記排気通路4内に送風用フアン40を
    内蔵し、この送風用フアン40を炊飯器の炊飯機
    構部と連動させて炊飯開始によつて動作状態とな
    り且炊飯完了時に動作が停止されるようにし、前
    記排気通路4内に送風用フアン40の風圧によつ
    て開放される常閉のダンパーDを挿入し、吸気用
    の開口部を前板11と箱体Bの〓間や箱体Bの下
    部内壁に形成したキヤビネツト式炊飯器。
JP1988030222U 1988-03-07 1988-03-07 Expired - Lifetime JPH0510751Y2 (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60168414A (ja) * 1984-02-14 1985-08-31 松下電器産業株式会社 炊飯装置
JPS60210213A (ja) * 1984-04-02 1985-10-22 松下電器産業株式会社 炊飯装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60168414A (ja) * 1984-02-14 1985-08-31 松下電器産業株式会社 炊飯装置
JPS60210213A (ja) * 1984-04-02 1985-10-22 松下電器産業株式会社 炊飯装置

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