JP2619471B2 - 排気装置 - Google Patents

排気装置

Info

Publication number
JP2619471B2
JP2619471B2 JP63101047A JP10104788A JP2619471B2 JP 2619471 B2 JP2619471 B2 JP 2619471B2 JP 63101047 A JP63101047 A JP 63101047A JP 10104788 A JP10104788 A JP 10104788A JP 2619471 B2 JP2619471 B2 JP 2619471B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fixed
hollow
cabinet
exhaust
top plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP63101047A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01270811A (ja
Inventor
秀水 小川
長良 斎藤
勝 池田
清史 国井
美幸 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Industrial Co Ltd
Cleanup Corp
Original Assignee
Fuji Industrial Co Ltd
Cleanup Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Industrial Co Ltd, Cleanup Corp filed Critical Fuji Industrial Co Ltd
Priority to JP63101047A priority Critical patent/JP2619471B2/ja
Publication of JPH01270811A publication Critical patent/JPH01270811A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2619471B2 publication Critical patent/JP2619471B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Combinations Of Kitchen Furniture (AREA)
  • Ventilation (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は排気装置に関し、詳しくは調理器具と排気ユ
ニットを一体化した排気装置に関する。
(従来の技術) 一般に台所に設置したガスレンジや電気レンジの調理
器具を用いて調理した時発生する排煙,油煙、及び臭い
等を屋外に排気するものとしてレンジフード或いは換気
扇フードが用いられている。そして、そのレンジフード
は壁取付タイプ(実公昭56−20739号)と、アイランド
タイプのキッチン用として開発された天井吊下げタイプ
が存在する。
(発明が解決しようとする課題) 上記した従来のレンジフード等の排気装置は何れも自
由にレイアウトした調理器具に合わせて壁面,天井面に
固定するものである。従って、設置後、家族構成の変
化、或いはパーティ等の催し物があっても調理器具,排
気装置を移動させることは出来ず、キッチンの有効スペ
ースを広くしたりすることは出来ないという問題点を有
する。
本発明は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑
みてなされたものであり、その目的とする処は、自由に
移動することが出来る排気装置を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本発明の排気装置は、ガ
スレンジ又は電気レンジ等の調理器具を組み込んだキャ
ビネット内に排気ユニットを装備した空気室を区画形成
し、そのキャビネットに前記空気室と連通する中空支柱
を上下動自在に取付けると共に、該中空支柱上端に、吸
込口を開設した中空天板を調理器具の上方に位置させて
取付ける。
そして、排気ユニットの排気口を空気室外方に突出形
成して床面に配管したダクトに接続,分離自在とする。
又、中空支柱に取付けられる中空天板は水平状態で固
定されても良いが、中空天板の前側が上下方向に傾動す
るようにしてもよい。
更に、中空支柱に取付けられる中空天板の大きさを調
理器具を被う大きさとし、下限位置へ降下させた時、調
理器具を被うと共に、中空天板の表面が他の器具(例え
ば流し台等)と面一となるようにしてもよい。
又、上記キャビネットにおける調理器具(特にガスコ
ンロ)を囲む側方周囲には燃焼を助ける空気を供給する
給気口を設け、その給気口をキャビネット内に区画した
外気導入部に連通させる。
さらにまた、上記空気室内に装備される排気ユニット
のケーシングは一定方向に向けて固定しても良いが、止
めネジを外すことにより水平方向に回動自在なるように
してケーシングに形成される排気口の突出方向を変更し
得るようにしてもよい。
又、中空天板を支持して上下する中空支柱はキャビネ
ットの前側縁を除いた左右側縁及び後側縁三方内に設け
れば良いが、左右両側の奥行寸法の中程に相対峙して配
置してもよい。
更に、中空支柱を上下させる機構としてはワイヤ方
式,シリンダ方式、或いはボールネジ方式が挙げられ
る。
上記ワイヤ方式の具体的構造としては、キャビネット
の底板上の左右両側に固定枠を起立固定し、その固定枠
内にスライドバーを介して可動枠を上下摺動自在に嵌合
すると共に、その可動枠の外側に中空支柱を被嵌固着
し、且つ左右の固定枠の上下部に固定滑車を取付けると
共に、左右の固定枠の間の略中間位置にモータによって
回転するワイヤ巻取ドラムを設置し、その巻取ドラムに
ワイヤの一端を固定し、ワイヤの他端を一方の固定枠の
下部固定滑車から上部固定滑車と経由して可動枠の下部
に連結固定し、更にその可動枠にもう1本のワイヤの一
方端を固定して他方端を下部固定滑車から他方の固定枠
の下部固定滑車,上部固定滑車を経て他方の可動枠の下
部に連結固定した構成とする。
上記のワイヤ方式に上死点,下死点及び中間点での停
止は、ワイヤの巻取ドラムと一体回転するネジ軸に回転
止めして螺合した作動体の軸芯に沿った摺動を利用して
リミットスイッチを作動させ、それによってモータの作
動,停止を制御する。
又、上記の駆動機構には安全装置として、調理器具に
表面付近の温度を検出する温度センサを設け、その検出
温度の高・低によってモータのON,OFF操作に優先して作
動する制御機構、又は調理器具の作動を停止してからの
経過時間をタイマーによって計算し、その経過時間の長
・短によって制御する機構を設けてもよい。
又、上記キャビネットにはキャスタ等の移動性を高め
る手段を取付けてもよいものである。
(作用) 上記手段によれば、ガスレンジ又は電気レンジ等の調
理器具を組み込んだキャビネットに、排気ユニットを装
備した空気室が区画され、その空気室と連通する中空支
柱を介して調理器具上方に吸込口を有した中空天板が支
持されると共に、その中空支柱が上下摺動するため、調
理器具を使用する時は中空支柱を上動させることにより
中空天板が調理器具の上方に位置し、調理器具を作動
し、調理した時発生する排煙,油煙,臭い等は中空天板
の吸込口より吸引され、排気ユニットの排気口に接続し
たダクトを介して排出される。そして、中空支柱に取付
けた中空天板が傾動することにより、調理器具の前部に
立つ調理人の頭付近のスペースが広く確保されることに
なる。又、中空支柱が上下するため、調理器具の不使用
時は該支柱を降下させて中空天板を調理器具上面に被蓋
することにより、中空天板の表面を調理台(カウンタ)
として使用することが可能となる。
更に、キャビネット上面には外気導入部と連通する給
気口が設けられているため、調理器具がガスレンジ(ガ
スコンロを含む)の時は燃焼空気が補給されると共に、
その空気の供給はコンロにおけるノズルの位置と略同じ
高さ位置より行なわれるため、燃焼にのみ有効に使用さ
れ、調理人等に外気が当らないようにしてある。又、上
記排気ユニットのケーシングは回動調整自在であるた
め、ケーシングの回動によって排気口の方向を自在に選
択できる。そして、排気ユニットはキャビネット内に組
み込まれていることにより、ダクトを外せば調理器具と
一緒に移動でき、その移動も、キャビネットにキャスタ
等の移動手段が設けられた場合は手軽に行なうことが可
能となる。
更に、中空支柱を上下させる機構としてモータにより
巻取ドラムを回転させ、それによってワイヤを移動させ
るワイヤ方式とした場合は1台の駆動源で左右の支柱を
同調させて上下させることができる。そして、巻取ドラ
ムの軸芯に固着したネジ軸の一体回転によって作動体が
軸芯に沿って摺動し、ネジ軸周囲に配置したリミットス
イッチを作動させるため中空支柱の上動時の上死点,下
降時の下死点及びコンロ上方の所定高さ(中間点)での
停止が確実に制御される。
又、上記機構にモータのON,OFF操作に優先する温度セ
ンサによる制御手段、或いは調理器具の作動停止後の経
過時間をタイマーによって検出し制御する手段を設けた
場合は、それらの制御機構が優先し、モータが作動しな
いため上死点にある中空支柱は降下されず安全性が確保
される。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図面は調理器具として電気レンジを組み込んだ構造を
示し、図中、Aはキャビネット、Bは電気レンジからな
る調理器具、Cは排気ユニットである。
キャビネットAは亜鉛メッキ鋼板を用いて直方体形状
に形成され、その上部には調理器具Bが組み込まれ、そ
の調理器具Bの下方後半部に排気ユニットCを装備する
空気室1が区画形成されると共に、その空気室1と連通
させて中空支柱2,2′がキャビネットAの左右両側に位
置して上下動自在に取付けられ、その中空支柱2,2′上
端に吸込口4を開設した中空天板3が傾動自在に取付け
られている。
キャビネットAに対する電気レンジBの取付けは、キ
ャビネットAにおけるトッププレート5に開設した取付
孔6に、レール部材を備えた外枠7を上方より嵌合定着
し、その外枠7に対しキャビネットAの端面に開設した
通孔から、電装品等を装備した本体8を外枠7のレール
に係合させて差し込み、外枠7と本体8とを止めネジで
連結固定し、更にシーズヒータ等10を取付けた琺瑯製の
トッププレート9を外枠7上に被せると共に、ヒータの
コネクタを本体8に接続して行なう。
上記キャビネットAの底面四隅部にはキャスタ11が取
付けられて移動性が向上されている。
キャビネットAにおける調理器具Bを収容する部分を
区画する中仕切12の下方には奥行寸法の略中程に蓋板13
を固着することによってキャビネットAの左右側板,背
板及び底板とで空気室1が区画形成され、その空気室1
内に排気ユニットCが収容装着されると共に、その空気
室1と連通させて調理器具Bを収容する室の左右両側に
連絡通路14,14′が区画形成され、その連絡通路14,14′
の中に中空支柱2,2′が上下摺動自在に嵌合され、キャ
ビネットAのトッププレート5を貫通して上方に突出さ
れている。
上記空気室1内に装備される排気ユニットCはモータ
15,ファン16及びファンケーシング17より成り、モータ1
5及びファンケーシング17が仕切板12の下面に連結片18
を介して垂下取付けられており、ファンケーシング17の
排気口19は空気室1外方に突出されている。又、ファン
ケーシング17は連結片18を介してネジ止めされるが、排
気口19の突出方向は該ケーシング17を回動して所望方向
を選択することが出来るものである。尚、図面では排気
口19を蓋板13を貫通して前方に突出した形態を示してい
る。ファンケーシング17の排気口にはL形ダクト20が取
付けられ、そのL形ダクト20に排気ダクト21が接続自在
とされている。
上記空気室1内部と連通する連絡通路14,14′に挿通
される中空支柱2,2′は断面角形をした管体とし、その
左右の中空支柱2,2′内部と連通されて中空天板3が取
付けられている。
上気中空支柱2,2′を上下させる機構は、キャビネッ
トAの底板上を左右両側に固定枠22,22′を鉛直に起立
固定して該固定枠22,22′を連絡通路14,14′内に嵌合
し、その固定枠22,22′内にスライドバー23,23′を介し
て可動枠24,24′が上下摺動自在に係合されると共に、
固定枠22,22′を内包する如く中空支柱2,2′が嵌合さ
れ、その中空支柱2,2′は可動枠24,24′に固着した取付
片25と止めネジで連結して可動枠24,24′と中空支柱2,
2′が一体となって動くようにしてある。
そして、上記固定枠22,22′の内側の上下部に固定滑
車26,27,26′,27′が固着され、且つ左右の固定枠22,2
2′の略中間位置に動力源であるモータ28,変速機29、及
び変速機の出力軸に固着された巻取ドラム30が設置され
ている。
上記巻取ドラム30にはワイヤ31の一端が固定され、そ
のワイヤ31の他端は固定枠22の下部固定滑車27,上部固
定滑車26を経由して可動枠24の下部に連結固定する。更
に、可動枠24にはもう1本のワイヤ32の一端をワイヤ31
の連結固定位置より上方位置に固着し、そのワイヤ32の
他端は下部固定滑車27と並設した固定滑車59から他方の
固定枠22′の下部固定滑車27′,上部固定滑車26′を経
て他方の可動枠24′の下部に連結固定する。
又、左右の可動枠24,24′の上端には中空天板3を連
結する支持棒33,33′が止めネジ34で回転可能に軸支さ
れ、その支持棒33,33′に可動枠24,24′の前方に位置さ
せて縦杆35,35′が連結されると共に、その縦杆35,35′
の下端と可動枠24,24′とに渉って作動腕36,36′が軸3
7,38で軸支され、その作動腕36,36′の後部は固定枠22,
22′の後側へ延長突出し、固定枠22,22′の上端に固着
したストッパ39,39′と衝合自在とされている。即ち、
作動腕36,36′と縦杆35,35′によって支持棒33、33′が
止めネジ34を中心として上下方向に傾動される。
可動枠24,24′に取付けられた支持棒33,33′に渡って
架設固定される中空天板3はキャビネットAと同様、亜
鉛メッキ銅板を用いてキャビネットAの上面と略同じ大
きさに形成され、その天板3の下面に吸込口4が開設さ
れると共に、その吸込口4にフィルタ40が着脱自在に取
付けられている。
又、中空天板3の左右両側部における支持棒33,33′
を嵌合する開口部は閉鎖板41で閉鎖され、中空天板3の
内部と中空支柱2,2′内部とが連通状となり、排気ユニ
ットCの作動によって生じる吸引作用が中空天板3の吸
込口4に働くようにしてある。
又、上記機構によって上下される中空支柱2,2′の上
死点a,下死点b及び中間点cでの停止制御は第5図に示
すように、巻取ドラム30の側端にネジ軸42が一体回転す
る如く固着され、そのネジ軸42に作動片43が回転止めさ
れて螺合されており、且つネジ軸42の軸芯に沿った周囲
には間隔をおいて下死点用リミットスイッチ44,上死点
用リミットスイッチ45及び中間点用リミットスイッチ46
が配置され、中空支柱2,2′を上下させる巻取ドラム30
の回転に伴なって作動片43が軸方向に移動して各リミッ
トスイッチを作動させ、モータ28の作動が停止されるよ
うにしてある。尚、中間点用リミットスイッチ46の作動
で中空天板3が降下を停止される位置は、調理器具B上
に鍋等を載せたままで降下させたとしても中空天板3が
鍋等に衝合することなくその手前の位置で停止するよう
な高さとする。
又、上記したモータ28の作動,停止を制御する回路に
は、中空天板3を降下すべくモータONのスイッチ操作に
優先してモータの作動を止める安全装置を設けることが
出来る。
その安全装置として、調理器具Bに温度センサ47を取
付けて該器具Bの表面温度を検出し、その検出温度と設
定した安全温度とを比較し、その比較した結果によって
モータ28の作動を制御する温度式(第8図参照)、或い
は調理器具Bに該器具の作動を停止してからの経過時間
を計測するタイマー回路48を接続し、その経過時間が設
定時間に達しているか否かによってモータ28の作動を制
御するタイマー式(第9図参照)を設けることができ
る。
又、前述したキャビネットAにおける空気室1の前方
には仕切板12の下面に断面略コ形の枠体が幅方向全長に
渡って固着されて外気導入部49が区画形成され、その外
気導入部49の左右両側は連絡通路14,14′の外側に区画
形成した偏平状の給気通路50,50′と連通しており、そ
の給気通路50,50′はトッププレート5における前部を
除いた三方の立上り周壁51のうち、左右側部の内側面に
開設した給気口52と連通し、外気が吐出されるようにな
っている。
上記外気導入部49の下面適所には給気ダクト接続部53
が形成され床下に配管される給気ダクト54と接続,分離
自在とされている。
又、キャビネットAの前面に開設された配管接続等を
行なう窓孔55は化粧蓋板56で被蓋されると共に、キャビ
ネットAの外側周面も化粧部材57が貼着されて、システ
ムキッチンとして他の器具,家具と調和がとれるように
構成されている。
上記化粧蓋板56の係着はキャビネットA側に埋込んだ
雌部材58aと、蓋板56側に取付けた雄部材58bとで行なわ
れ、前方に引っ張ることにより化粧蓋板56を取り外すこ
とができるようになっている。
上記構成により、調理器具Bを使用する時は先づ下死
点bに位置する中空天板3を上死点aまで上昇させるべ
くモータ28を作動させるスイッチを押動すると、モータ
28の回転は変速機29で変速され、変速機29の出力軸に固
着された巻取ドラム30が回転してワイヤ31が巻取られ、
それに伴ないワイヤ31の端部を固着した可動枠24は固定
枠22に沿いスライドバー23を介して上方に引き上げられ
る。この時、可動枠24に一端が固着されたワイヤ32は、
可動枠24の上昇に伴ない引っ張られるため、該ワイヤ32
の他端が連結されたもう一方の可動枠24′は固定枠22′
に沿いスライドバー23′を介して上方に引き上げられ
る。
従って、左右の可動枠24,24′は同調して上下するこ
とになり、その可動枠24,24′に連結された中空支柱2,
2′が上昇し、中空天板3は調理器具Bの上方へと移動
する。そして、中空支柱2,2′は、ネジ軸42の回動によ
る作動片43の移動で上死点用リミットスイッチ45が押動
されることによりモータ28が停止して所定位置まで上昇
されて停止する。しかも上死点a付近においては中空天
板3を連結保持する支持棒33,33′がリンク機構によっ
てその前側が上方へ傾動されるため、中空天板3も前側
が上向きに傾動され、それによって調理人の頭部付近の
スペースが広く確保される。
以上の如くして、中空天板3を調理器具Bの上方所定
位置に保持した状態で空気室1内の排気ユニットCを作
動させると、吸引作用が空気室1,中空支柱2,2′を介し
て中空天板3の吸引口4に働き、調理器具Bより発生し
た排煙,油煙等は吸引口4に取付けたフィルタ40を通し
て吸引される。そして、吸引された排煙等は空気室1内
のファンケーシング17内に好い込まれ、ファンケーシン
グ17の排気口19からL形ダクト20及び排気ダクト21を介
して床下に配管された排気系に排出される。
又、床下に配管した外気導入管と外気導入部49が接続
されていることにより、屋外の外気が外気導入部49→給
気通路50,50′を通ってトッププレート5の立上り周壁5
1に開設した給気口52より吐出され、ガスレンジ又はガ
スコンロの燃焼空気が補給されて、酸欠の発生が防止さ
れている。
更に、排気ユニットCのファンケーシング17を垂下取
付けている止めネジを外して水平方向に回動すれば、フ
ァンケーシング17の排気口19の方向を変更することがで
き、キャビネットの移動等に合わせて変更調整すること
が出来る。
調理器具Bの使用を終了した時は、中空天板3を下降
させるスイッチを操作することにより、前述したと逆の
動作によって中空支柱2,2′が下降し、調理器具Bの上
方所定位置まで降下すると中間点用リミットスイッチ46
が働いてモータの回転が停止し、中空天板3も停止され
る。
これは、調理器具B上に鍋等を載せたもの、あやまっ
て降下のスイッチを操作したとしても、中空天板3がコ
ンロ上方の所定高さ位置で一時停止することにより、鍋
をコンロから外すことができるものであり、調理器具B
上に鍋等が載っていない時は再び降下のスイッチを押動
することにより中空支柱2,2′は再び降下を開始し、下
死点bまで降下して停止する。
下死点Bに達した時点で中空天板3は調理器具Bの上
面を被い、上面は平坦面となる。それによって、中空天
板3を降下させた時、該天板3の表面は調理台(カウン
タ)として使用することが出来ることになる。
又、上記中空天板3を降下させる時、調理器具Bの作
動を停止してからまだ時間がたっていなかったり、或い
は器具B表面の温度が安全な温度より高い場合は制御手
段が作動して中空天板3を降下させるモータ28の作動が
止められ、安全性が確保される。
上記実施例においては空気室1と吸引口4を開設した
中空天板3とを連絡する中空支柱2,2′をキャビネット
Aの上面両側に起立したが、中空支柱は背板側、即ちキ
ャビネットの後側縁に沿って起立させても勿論良いもの
である。
又、キャビネットAの四隅部に取付けるキャスタ11は
移動後の定着性を考慮してストッパを備えたものとした
り、或いはキャスタとは別途に上下調節可能な支持脚を
取付けるなどしても良いものである。
以上、本発明を詳細にその最も好ましい実施態様につ
いて説明したが、その好ましい実施態様についての部品
の組み合せと配列とは請求の範囲に明記する発明の精神
と範囲とに反することなく種々変更することができるも
のである。
尚、本発明の排気装置に接続するダクトを含めた配管
ユニットは予め床の数ケ所に設置しておくものとする。
(発明の効果) 本発明の排気装置は以上詳述した如く構成したことに
より、調理器具と一体化した排気装置となり、調理器具
の使用で発明した排煙,油煙,臭い等は調理器具の上方
に上昇配置した中空天板の吸込口より吸引して、キャビ
ネット内に区画した空気室に導入し、排気ユニットを介
して排気することができる。
そして、上記中空天板は調理器具の不使用時、調理器
具を被う如く下降させて被蓋するため、調理器具を使用
しない時は中空天板表面を調理台(カウンタ)として使
用でき、幅広く活用することができる。
しかも、キャビネット上面には調理器具であるガスレ
ンジ(ガスコンロを含む)の燃焼に必要な空気を供給す
る外気の給気口が設けられているため、安定した燃焼を
確保し得ると共に、酸欠を防止することができる。又、
その給気口がガスコンロと略同じ高さ位置の側方に開設
されているため、燃焼空気としてのみ働き、調理人に外
気が当って不快感を与えたり、室全体の空気を乱し、冷
・暖房効果を低下させるといったことの発生を防止でき
るものである。
更に、排気ユニットのファンケーシングが止めネジを
外すことにより水平方向に回動調整自在とした場合は、
排気装置の移動に伴ない排気ダクトの接続方向を自由に
選択でき、外観を損なわないように調整することができ
る。
又、上記中空天板は中空支柱に対して傾動自在に取付
けられているため、上死点まで上昇させた後、中空天板
を前方上向きに傾動することにより、キャビネット前面
上方の空間を広くでき、調理人の頭が中空天板に当たる
といったことを解消できる。
更にまた、中空支柱を上下させる機構としてワイヤ方
式を用いた場合は、モータ1個で左右の支柱を同調させ
て上下させることが出来ると共に、ワイヤ方式は該ワイ
ヤを案内する滑車を取付けるだけでよいためデットスペ
ースは小さくてすみ、組立を容易に行なうことが出来
る。
しかも、上記上下駆動機構はリミットスイッチによっ
て下死点の手前、即ち調理器具の上方所定高さ位置で一
時停止するため、調理器具上に鍋等を載せたままでも、
中空天板が鍋に当たるようなことはなく、安心して使用
することが出来る。又、上記機構に温度式,タイマー式
の安全装置を付加した時は、中空天板を降下させるスイ
ッチに優先して安全装置が働き、中空天板の降下を阻止
するため更に安全性が確保される。
依って、家族構成の変化、パーティ等の催し物の大小
に応じて自由に移動できるこれからのシステムキッチン
に対応できる排気装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示し、第1図は中空天板は上昇
させた状態の一部切欠正面図、第2図は同一部切欠側面
図、第3図は第2図の(3)−(3)線に沿える拡大断
面図、第4図は給気口への連絡経路を示す拡大断面図、
第5図は中空支柱を上下する駆動機構を示す拡大平面
図、第6図はキャビネット側に設けるスイッチ部の回路
図、第7図は駆動機構部の電気回路図、第8図及び第9
図は駆動機構の電気回路に付加する安全装置のブロック
図である。 図中、A:キャビネット、B:調理器具 C:排気ユニット、1:空気室 2,2′:中空支柱、3:中空天板 4:吸込口、19:排気口 22,22′:固定枠 23,23′:スライドバー 24,24′:可動枠 26,27,26′,27′:固定滑車 28:モータ、30:巻取ドラム 31,32:ワイヤ、49:外気導入部 50,50′:給気通路、52:給気口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池田 勝 東京都荒川区西日暮里6丁目22番22号 クリナップ株式会社内 (72)発明者 国井 清史 東京都荒川区西日暮里6丁目22番22号 クリナップ株式会社内 (72)発明者 池田 美幸 東京都荒川区西日暮里6丁目22番22号 クリナップ株式会社内 (56)参考文献 実開 昭50−54347(JP,U) 実開 昭54−28550(JP,U) 実開 昭58−142628(JP,U) 実開 昭58−154654(JP,U) 実公 昭41−23238(JP,Y1) 実公 昭46−32848(JP,Y1)

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガスレンジ又は電気レンジ等の調理器具を
    組み込んだキャビネット内に排気ユニットを装着した空
    気室を区画形成し、且つキャビネットに前記空気室と連
    通する中空支柱を上下動自在に取付けると共に、該中空
    支柱上端に吸入口を開設した中空天板を調理器具の上方
    に位置させて取付け、更に排気ユニットの排気口を空気
    室外方に形成した排気装置。
  2. 【請求項2】上記中空天板が中空支柱に対しその前側が
    上下方向に所定角度傾動自在に取付けられた請求項
    (1)記載の排気装置。
  3. 【請求項3】上記中空支柱を下限位置へ降下した時中空
    天板が調理器具を被い、中空天板表面を調理台として使
    用自在とした請求項(1)又は(2)記載の排気装置。
  4. 【請求項4】上記キャビネットの上面周囲に、調理器具
    の燃焼を助ける空気を供給する給気口を設け、給気口を
    キャビネット内に区画した外気導入部に連通させた請求
    項(1)又は(2)又は(3)記載の排気装置。
  5. 【請求項5】上記空気室内に装備した排気ユニットのフ
    ァンケーシングを回動調整自在とし、ファンケーシング
    に連設した排気口の方向を選択自在とした請求項(1)
    又は(2)又は(3)又は(4)記載の排気装置。
  6. 【請求項6】上記中空支柱がキャビネットの左右両側部
    に設けられた請求項(1)又は(2)又は(3)又は
    (4)又は(5)記載の排気装置。
  7. 【請求項7】キャビネットの底板上の左右両側に固定枠
    を起立固定し、その固定枠内にスライドバーを介して可
    動枠を上下摺動自在に嵌合すると共に、その可動枠の外
    側に中空支柱を被嵌固着し、且つ左右の固定枠の上下部
    に固定滑車を取付けると共に、左右の固定枠の間の略中
    間位置にモータによって回転するワイヤ巻取ドラムを設
    置し、その巻取ドラムにワイヤの一端を固定し、ワイヤ
    の他端を一方の固定枠の下部固定滑車から上部固定滑車
    と経由して可動枠の下部に連結固定し、更にその可動枠
    にもう1本のワイヤの一方端を固定して他方端を下部固
    定滑車から他方の固定枠の下部固定滑車,上部固定滑車
    を経て他方の可動枠の下部に連結固定した上下摺動機構
    を備えた請求項(1)又は(2)又は(3)又は(4)
    又は(5)又は(6)記載の排気装置。
  8. 【請求項8】モータによって回転する巻取ドラムの軸芯
    にネジ軸を一体回転する如く固着し、そのネジ軸に作動
    片を螺合すると共に、回転止めして軸方向スライド自在
    とし、且つネジ軸の軸芯に沿った周囲に下死点,上死点
    及び中間点での停止を制御するリミットスイッチを設け
    た請求項(7)記載の排気装置。
  9. 【請求項9】中空支柱の降下が、モータのON操作に関係
    なく、調理器具に取付けた温度センサによる器具表面の
    検出温度によって制御する請求項(7)又は(8)記載
    の排気装置。
  10. 【請求項10】中空支柱の降下が、モータのON操作に関
    係なく、調理器具の作動を停止した後の経過時間をタイ
    マー回路によって検出し、その経過時間の長・短により
    下降を制御する請求項(7)又は(8)記載の排気装
    置。
JP63101047A 1988-04-22 1988-04-22 排気装置 Expired - Fee Related JP2619471B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63101047A JP2619471B2 (ja) 1988-04-22 1988-04-22 排気装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63101047A JP2619471B2 (ja) 1988-04-22 1988-04-22 排気装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01270811A JPH01270811A (ja) 1989-10-30
JP2619471B2 true JP2619471B2 (ja) 1997-06-11

Family

ID=14290213

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63101047A Expired - Fee Related JP2619471B2 (ja) 1988-04-22 1988-04-22 排気装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2619471B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005106374A (ja) * 2003-09-30 2005-04-21 Fuji Industrial Co Ltd オープンキッチン用の排気装置

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4736255B2 (ja) * 2001-07-02 2011-07-27 パナソニック電工株式会社 家電収納装置
JP4692366B2 (ja) * 2006-04-14 2011-06-01 パナソニック株式会社 レンジフード及び前記レンジフードを有する加熱調理装置
JP2008251200A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd 誘導加熱調理器
JP6091139B2 (ja) * 2012-10-01 2017-03-08 富士工業株式会社 レンジフード
US11067293B1 (en) * 2019-04-09 2021-07-20 Alan Feiertag Smoke director device configured to extend over a cooking surface of a cooking device

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005106374A (ja) * 2003-09-30 2005-04-21 Fuji Industrial Co Ltd オープンキッチン用の排気装置
JP4495433B2 (ja) * 2003-09-30 2010-07-07 富士工業株式会社 オープンキッチン用の排気装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01270811A (ja) 1989-10-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN201662114U (zh) 可隐藏的灶具一体机
KR101553198B1 (ko) 슬라이드 로스터
JP2500182B2 (ja) レンジフ―ド
EP2044870A1 (en) Electrical grilling apparatus
JP2619471B2 (ja) 排気装置
JP2006220320A (ja) 加熱調理器
JP2716452B2 (ja) 排気装置
CN213189201U (zh) 一种碳烤炉的出风结构
KR100848295B1 (ko) 후드의 무빙그릴 리프팅 구조
JP2920517B2 (ja) 厨房の給排気装置
KR100700771B1 (ko) 슬라이딩 타입의 백가드가 구비된 오븐레인지
JP2682254B2 (ja) 情報処理装置付きシステムキッチン
JPH07116033A (ja) 調理台ユニット
JP2002235941A (ja) 電気調理キャビネット
JP2566222Y2 (ja) レンジフード
JPS6142443Y2 (ja)
JPH04319308A (ja) システムキッチン
JPS6112821Y2 (ja)
CN216342977U (zh) 一种自感应式换气扇
CN217816923U (zh) 一种具有防烟风幕和制冷功能的集成灶
GB2266586A (en) Eye-level grills
CN216534974U (zh) 一种智能上下可调式电烤炉炸锅
JPH05322252A (ja) レンジフード
JPH0532012Y2 (ja)
JP2009034222A (ja) アイランド型キッチン

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees