JP4495433B2 - オープンキッチン用の排気装置 - Google Patents

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Description

本発明は、オープンキッチン用の排気装置、特にキッチン使用者に閉鎖感を与えることなく汚染空気の捕集効率を向上させるのに好適なオープンキッチン用の排気装置に関するものである。
従来、排気装置には、加熱調理器具を組み込んだキャビネットの排気手段に連絡する空気室を設け、該キャビネットに、前記空気室に連通する中空支柱を上下動可能に取付け、該中空支柱の上端に、吸込口を開設した中空天板を回動可能に取付けた構成のものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
この先行技術は、加熱調理していない時に中空支柱を降下させることによって、中空天板で加熱調理器具を上方から覆って調理台として使用可能にしている。
特許登録第2619471号
ところで、今日では欧米スタイルを取り入れた様々なキッチンレイアウトが提案され、その中でもダイニングキッチンと仕切り壁を持たないオープンキッチンが注目を浴びるようになっている。
オープンキッチンは、開放感を持たせるために、加熱調理器具とレンジフードとの間に壁を設けずに見渡し空間から見渡せるようにするのが好適であるが、オープンキッチンに設置するレンジフードでは、加熱調理で発生した油煙等が、キッチンに連通するリビング等の隣室での人の活動や空調機器による室内気流の影響を直接受けて乱れ、真っ直ぐに上昇せず拡散し、効率良く捕獲できない特殊性がある。
特に近年では加熱調理器具にIHクッキングヒータを採用するケースが多い。IHクッキングヒータは燃焼ガスを発生しないため上昇気流が非常に弱く、発生した汚染空気は微力な室内気流の変化でも乱れ易い現状がある。
しかしながら、先行技術では中空支柱だけで中空天板との間に連絡するので、加熱調理時に発生する汚染空気がキッチンに隣設するスペースでの人の活動や空調機器による気流の影響を直接受けて乱れ、中空天板での捕獲効率を悪くする。
また、加熱調理をしていない不使用時に加熱調理器具を上方から覆う中空天板は、調理台として使用できるように大きさのものであり、キッチンや隣室との調和をもって組み付けられている加熱調理器具の代わりにその大きな中空天板が加熱調理をしていない時に露出して、オープンキッチンの美感を損い、商品価値を低下させる。
本発明は上記従来事情に鑑みてなされたもので、その技術的課題は、オープンキッチン用の排気装置であって、加熱調理時に発生する汚染空気がキッチンに隣設するスペースでの人の活動や空調機器による気流の影響を受けず、しかも加熱調理をしていない時にオープンキッチンの美観を損わず商品価値の高揚を図るようにすることである。
他の技術的課題は、キッチン使用者に開放感を与えた上に、加熱調理時に発生する汚染空気がキッチンに隣設するスペースでの人の活動や空調機器による気流の影響を受けないようにすることである。
前記課題を解決するための前提となる技術的手段は、加熱調理器具を組み込んだキャビネットに送風手段に連絡する空気室を設け、該キャビネットに、前記空気室に連通する吸引路を備えた遮壁を出没可能に設けると共に、前記吸引路から送風手段の吐出部に至る排気流路にグリス除去手段を設け、前記遮壁に、加熱調理器具上方に横断状に位置して加熱調理で発生する汚染空気を捕獲する使用形態と、遮壁に近づくように畳まれる不使用形態とに変化可能なフードを設けて、加熱調理で発生する汚染空気を、前記フードを経て吸引路から送風手段に吸引するようになし、前記フードは前記不使用形態で遮壁とキャビネット内に没入して収容されることを特徴とするオープンキッチン用の排気装置である。
ここで、前記遮壁に近づくように畳まれる不使用形態とは、フードを折り畳み可能な複数枚のパネルで構成して、遮壁に沿うように折り畳む、フードを遮壁に回動可能に取り付けて下方に回動させて遮壁に沿わせたり、上方に鉛直状に回動させて遮壁の上方に延長上に位置させる形態等を指している。
また、不使用形態のフード、遮壁の没入位置は、加熱調理器具背後のキャビネット部分を利用して、その部分に没入させる。
上記手段によれば、遮壁が隣室(リビング等)での人の活動や空調機器による室内気流の影響を、上昇する汚染空気に作用させない。
そして、加熱調理していない時(不使用時)にはキャビネット上の設備を全てキャビネットに仕舞い込んで、キャビネット上に隣室(リビング等)を見渡せるオープンスペースを形成する。
前記フードは、その後端を遮壁上端部に回動可能に取り付けてなり、更にそのフードは前記使用形態から下方に遮壁に沿うように回動して前記不使用形態を構成している場合(請求項1〜2)も望ましいが、後端を遮壁上端部に回動可能に取り付けてなり、更にそのフードは前記使用形態から上方に鉛直状に回動して前記不使用形態を構成していると、好適なものである(請求項3〜4)。
フードは、加熱調理器具が組み込まれたキャビネットの上面部から少なくとも800mm以上確保することが消防法で定められていることが間係して、張り出し量を800mm程度とする一般的な大きさのフードでは、仮にキャビネット内に遮壁とともに没入できるように使用形態のフードを遮壁に沿うように下向きに回動させて不使用形態に変化させるようにすると、加熱調理器具に載置されている鍋等の調理器に衝突する虞れが生じる。
前記のようにフードの不使用形態を、使用形態から上方に回動した鉛直状態にすると、加熱調理器具に載置されている鍋等の調理器とのフードとの衝突を未然に回避することができる。
そして、前記フードは、フード主体とフード主体の後端部に連結されたフードサブ体とからなり、フード主体はフードサブ体に対して回動可能に取り付けられ、且つフードサブ体が遮壁上端部に対して上下動可能に取り付けられることで、前記フードは、前記不使用形態から遮壁上端部に対して下降して遮壁とともにキャビネット内に没入して収容されるようにすると、好適なものである(請求項5)。
上記手段によれば、フードが使用状態から上方に回動した鉛直状態に変化しても、その不使用形態のフードが遮壁に対して下降して、キャビネット内に収容することができる。
そして、前記遮壁は、上端にガイド孔を開孔して前記空気室に連通する内部中空状を呈し、前記フードを、該遮壁内で上下可能に設けて該遮壁に出入り可能とし、前記ガイド孔から前記鉛直状の不使用形態で遮壁上端部に対して遮壁内に下降させてキャビネット内への没入時に遮壁内に収容させるようにすると、加熱調理器具背後に残置する上面部が狭い場合でもフードと遮壁とをキャビネット内に収容することができる(請求項)。
また、フードは、前記使用形態から上方に回動して不使用形態を構成する際にキッチン天井や照明器具に当たる高さ間係になる場合、遮壁のキャビネットへの没入途中過程で、前記不使用形態への変化が行なわれ、且つ遮壁のキャビネットからの突出途中過程で、前記使用形態への変化が行なわれるように制御すると、より好適なものとなる(請求項)。
一般的にキャビネットはその全高を850mm程度、前記のように加熱調理器具を組み込んだキャビネットとフードとの間には少なくとも800mm以上の空間を確保することが消防法に定められているので、フードは少なくとも1650mm程度の高さ位置で800mm程度の張り出し量もって前方に突出する。これに対してキッチン天井の高さは2400mm〜2700mm程度である。
そのため、前記のように加熱調理器具に載置されている鍋等の調理器との衝突を回避するためにフードを使用状態から上方に回動させて鉛直状態にすると、キッチン天井が低い場合には、キッチン天井や照明器具にそのフードが衝突して上方へ回動できないケースが存在する。
その時に、遮壁のキャビネットの没入途中過程、即ち上方に回動してもキッチン天井にフードが衝突しない高さまで遮壁を下降させてから、不使用形態に変化させ、更に下降させて、フードを遮壁とともにキャビネット内に収容する。
そして、遮壁のキャビネットの突出途中過程で、フードの上昇、使用形態への変化を行なって、キッチン天井に衝突させることなく加熱調理器具上方に横断状に位置して加熱調理で発生する汚染空気を捕獲可能状態にする。
また、前記送風手段は、キャビネットから突出する前記フードが所定の高さで前記使用形態に変化している時だけ安全装置が解除され、運転可能に制御されるようにしたり(請求項1、3)、加熱調理器具は、キャビネットから突出する前記フードが所定の高さで前記使用形態に変化し、且つ送風手段が作動している時だけ運転可能に制御されるようにすると好適なものである(請求項2、4)。
前記所定の高さとは、加熱調理器具上方に横断状に位置して加熱調理で発生する汚染空気を捕獲する使用形態時の高さである。
更に、キャビネットは移動キャスタを備えると共に、吸引路と送風手段の吐出部との間に汚染空気中の油脂分を除去するグリス除去手段と汚染空気に含まれる臭気を除去する脱臭手段を設けて、室内循環式の移動排気装置を構成していると、任意な場所に移動させて、加熱調理する上で最適なものとなる(請求項)。
そして、遮壁またはその遮壁とフードとを光透過材で成形していると、最適なものである(請求項)。
本発明は以上のように、キャビネット内の空気室に連通する吸引路を備えた遮壁をそのキャビネットに出没可能に設け、その遮壁に、加熱調理器具上方に横断状に位置して加熱調理で発生する汚染空気を捕獲する使用形態と、遮壁に近づくように畳まれる不使用形態とに変化可能なフードを設け、そのフードは不使用形態でキャビネット内に没入して収容される構成としたオープンキッチン用の排気装置であり、加熱調理で発生して上昇する汚染空気が遮壁によって隣室(リビング等)での人の活動や空調機器による室内気流の影響を受けないようにしているから、コアンダ効果を発揮させてフードでの汚染空気の捕集効率の向上が図れ、加熱調理器具として電磁誘導加熱式クッキングヒータを使用する場合であっても、隣室(リビング等)の室内気流でその上昇気流が阻害されることがない(請求項1〜4)。
しかも、加熱調理していない時にはキャビネット上の設備(遮壁、フード)を全てキャビネットに仕舞い込むようにして、キャビネット上に隣室(リビング等)を見渡せるオープンスペースを形成するので、オープンキッチン特有の開放感を阻害することもない(請求項1〜4)。
その上、遮壁またはその遮壁とフードとが光透過材で成形されていると、加熱調理時でも隣室(リビング等)の利用者の動作、行動や光等がキッチン内に透過して、キッチン使用者にオープンキッチン特有のゆったり感を与え、開放的な明るい雰囲気の中で加熱調理することができ、実用的効果大である(請求項)。
また、フードがその後端を遮壁上端部に回動可能に取り付けられ、フードの不使用形態が使用形態から上方に回動した鉛直状態であると、例えばフードを遮壁に沿うように下向きに回動させて不使用形態に変化させた場合のように、加熱調理器具に載置されている鍋等の調理器にそのフードが衝突する虞れを回避することができる(請求項3〜)。
また、フードが、フード主体とフード主体の後端部に連結されたフードサブ体とからなり、フード主体はフードサブ体に対して回動可能に取り付けられ、且つフードサブ体が遮壁上端部に対して上下動可能に取り付けられることで、前記フードは、前記不使用形態から遮壁に対して下降して遮壁とともにキャビネット内に没入して収容されるようにしていると、フードが使用状態から上方に回動して鉛直状態の不使用形態に変化しても、フードを下降(移動)させて、全高を850mm程度とするキャビネット内に遮壁とともに収容することができる(請求項5)。
その上、フードを、上端にガイド孔を開孔し前記空気室に連通する内部中空状の遮壁内で上下可能に設けて出入り可能とし、前記ガイド孔から前記鉛直状の不使用形態で遮壁内に下降させてキャビネット内への没入時に遮壁内に収容するとようにすると、フードと遮壁とを収容するに際して、場所を取らず、加熱調理器具背後の上面部分が狭い場合でも、キャビネット内に収容できる(請求項)。
しかも、遮壁のキャビネットへの没入途中過程で、前記不使用形態への変化を行うように制御したり、遮壁のキャビネットからの突出途中過程で、前記使用形態への変化を行うように制御すると、使用形態から上方に回動するフードがキッチン天井や照明器具に当たる高さ間係になる場合であっても、フードをキッチン天井や照明器具に衝突させることなく、遮壁とともにキャビネットに仕舞え、またその収容状態(仕舞う状態)からキッチン天井や照明器具に衝突させることなく、フードを加熱調理器具上方所定高さで横断状に位置する使用形態に変化させることができる(請求項)。
また、送風手段を、キャビネットから突出する前記フードが所定の高さで前記使用形態に変化している時だけ運転可能に制御されるようにしておくと、排気装置のスイッチ操作に優先して安全装置が働いて、フードがキャビネットに収容されている時やフードが遮壁に近づくように畳まれている時での送風手段の作動(運転)を防止し、安全性が確保される(請求項1,3)。
更に、加熱調理器具は、キャビネットから突出する前記フードが所定の高さで前記使用形態に変化し、且つ送風手段が作動している時だけ運転可能に制御されるようにしておくと、汚染空気を吸引、排気する機能が整わない前に加熱調理が行なわれてその室内を汚染空気が汚染するのを回避することができる(請求項2,4)。
その上、キャビネットを移動式とし、且つ脱臭手段と、グリス除去手段を設けて、室内循環式の移動排気装置を構成していると、キッチンに連通するダイニングルームを含む隣室で加熱調理を楽しむことができる(請求項)。
以下、本発明オープンキッチン用の排気装置の実施の形態を説明すると、図1〜図5は、第1の実施の形態を、図6〜図10は同第2の実施の形態を、図11は同第3の実施の形態を各々示している。
図1〜図5において、符号Aがそのオープンキッチン用の排気装置である。
該排気装置Aは、加熱調理器具B(例えばIHクッキング用ヒータ)を組み込んだキャビネット1、そのキャビネット1内に設けた空気室2、その空気室2に連絡された送風手段3、吸引路14を備えた遮壁4、その遮壁4に回動可能に設けたフード5、前記遮壁4の上下動機構6等を備えている。
前記キャビネット1は、図2等に示すように上面に加熱調理器具(例えばIHクッキング用ヒータ)Bを組み込むともに内部を収容部11とし、その背後に前記空気室2を区画形成している。
前記空気室2は、図1〜図4等に示すように、加熱調理器具B後方の上面ほぼ全長に亘って開口した遮壁4用の出入口12に連通してキャビネット1内部全高に亘って確保した矩形縦長空間22の略中央部に側部一面を開放したケース32をその矩形縦長空間22に連通して連結し、そのケース32内に送風手段3のファンケーシング13を収容した構成になっている。
前記送風手段3は、図1、図2に示すように、本実施の形態ではシロッコファン23を排気源とし、ファンケーシング13の吐出口(送風手段の吐出部)131に接続する排気ダクトDで室外に排気するようになっている。
前記遮壁4は、図1〜図3等に示すように、ガラス、アクリル材等の有色、無色透明な光透過材で成形され、正面視門型を呈する吸引路14と、同様に光透過材で成形され吸引路14で囲繞された空間を閉塞する遮板24とを備え、下端部には、前記出入口12を始端とする前記矩形縦長空間22でガイド可能とする拡大中空部34を全幅に亘って備えている。
この拡大中空部34は、前記吸引路14において平行する縦吸引路141、141に連通する路拡大中空部341、341を、中間拡大中空部342で接続した構成になっており、その路拡大中空部341、341、中間拡大中空部342の下端は各々開放させてある(図1〜図3参照)。
また、前記遮壁4は、後述する上下動機構6でキャビネット1に出没可能に構成されており、その上下動機構6の機能で前記矩形縦長空間22をガイドとしてキャビネット1から突出した状態にあっては、前記拡大中空部34の上面板部がキャビネット1の上面と面一状になって出入口21を閉口して、吸引路14に連通する路拡大中空部341のみが矩形縦長空間22を介して前記送風手段3に連絡されるようになっている(図1〜図3参照)。
図1、図5等において、符号7は、その遮壁4を出没可能に案内するために平行する前記縦吸引路141、141が摺接する平面視コ型のガイド片であり、キャビネット1の底部から立設されている。
前記吸引路4には、図1、図2、図5等に示すように前記平行する縦吸引路141、141を上端で連結する横吸引路142に吸引口8を開口し、その吸引口8にグリス除去手段としてグリスフィルタ18を係脱可能に備え、縦吸引路141、141の側縁に平行突縁141a、141aを突設し、更に上端全幅に亘って幅広な覆い用プレート142aを設けている。
尚、前記グリス除去手段であるグリスフィルタ18は、吸引路14から送風手段3の吐出部に至る排気流路のどの位置に設けても良いものである。
前記フード5は、前記遮壁4と同様に光透過材もしくは不光透過材で成形されており、後方と下方とを開放する受け皿状を呈してなり、両側板部15、15後端を前記平行突縁141a、141aに上下動可能に軸支し、横吸込路142内を利用してその上端に設置する電動モータMの軸と、片方の側板部15に一体的に設けた回動軸25とをベルトやギアートレイン等の中間部35で連結して電気的に上下動可能に構成され、上方に回動した時(使用形態時)には後端側の上面部が前記覆い用プレート142aに洩気不能に当接して加熱調理器具B上方に横断状に位置し、下方に回動した時(不使用形態時)には平行突縁141a、141a間に納まって平行する縦吸引路141、141に沿う折り畳み形態になるように構成されている(図5参照)。
前記上下動機構6は、図1に示すように、キャビネット1底部において前記ケース32の下方空間を利用して設置した電動モータ(減速機連結)M1と、そのモータM1に連結して矩形縦長空間22内に配設したダブルプーリ100、101(モータ軸に同軸状にプーリを並設)と、滑車群200と、その滑車群200に架け渡されたワイヤ300またはベルト等からなっている。
滑車群200は、モータM1を挟んでそのキャビネット1底部の左右両側位置に配設した第1固定滑車201、201と、その第1固定滑車201、201の延長上の前記中間拡大中空部342内に設けた第1可動滑車202、202とを備え、一端を前記ダブルプーリ100、101の双方に個別に固定したワイヤ300、300またはベルトを夫々第1固定滑車201、201、第1可動滑車202、202に図示するように順次架け渡した後、その他端を中間拡大中空部342において路拡大中空部341寄りの部分に固定して、ワイヤ300、300またはベルトを各々のプーリ100、101で巻取ると前記遮壁4がキャビネット1から突出し、同プーリ100、101で巻戻すと遮壁4がキャビネット1内に没入するようになっている。
図1において、符号9は、遮壁4のキャビネット1上方への突出位置及びキャビネット1への没入位置を検出するセンサー手段である。
本実施の形態ではリミットスイッチを使用し、上位のリミットスイッチ9が検出する位置まで前記モータM1を駆動させて遮壁4を上昇させ、下位のリミットスイッチ9が検出するまで同モータM1を駆動(逆回転)させて遮壁4を下降させるようになっている。
また、前記送風手段3は、キャビネット1から突出する前記フード5が所定の高さ(遮壁が突出を完了した高さ)で上方に回動して加熱調理器具B上方に横断状に位置する形態に変化している使用形態時だけ運転可能に制御可能にされ、前記加熱調理器具Bは、その送風手段3が作動している時だけ運転可能に制御されている。
即ち、上位のリミットスイッチ9が検出し、尚且つフード用のモータMの所定量の正方向の回転量を検知した時だけに送風手段3の運転スイッチを操作可能とし、それまでの間は同運転スイッチを操作しても送風手段3が作動しないように制御し、その送風手段3が作動していない時には、いくら加熱調理器具Bの運転スイッチを操作しても、加熱調理器具Bが作動しないように制御されている。
この実施の形態は、スタートスイッチを操作することによって、遮壁4のキャビネット1からの突出と、加熱調理器具B上方に横断状に位置する使用形態までのフード5の上方への回動とが連動するように制御され、停止スイッチを操作することによって、加熱調理器具Bの運転停止、送風手段3の運転停止、フード5の遮壁4に沿う不使用形態までのフード5の下方への回動、遮壁4のキャビネット1内への没入とが連動するように制御されている。
尚、図2、図4において、符号342aは、キャビネット1内への没入時にモータM1の駆動軸との干渉を避けるために路拡大中空部341にその下端側から設けた切欠部である。
以上のように構成されたオープンキッチン用の排気装置Aは、加熱調理をしていない時には、図4に示すように平行する縦吸引路141、141に沿う不使用形態のフード5とともに遮壁4がキャビネット1内に没入し、覆い用プレート142aが前記出入口12を上方から視認不能に覆ってオープンキッチン特有の開放感を阻害しない。
そして、スタートスイッチを操作すると、前記上下動機構6が作動して、上位のリミットスイッチ9が検出するまで遮壁4を上昇させた後、モータMを所定量正方向に回転させて加熱調理器具B上方に横断状に位置して加熱調理で発生する汚染空気を捕獲する使用形態にフード5を変化させる。
この状態で送風手段3の運転スイッチを操作すると、初めて排気源であるシロッコファンが作動を開始する(図1〜図3)。
そして、送風手段3が作動したことを確認して、加熱調理器具Bの運転スイッチを操作することによって、加熱調理が開始され、発生する汚染空気をフード5で捕獲し、更にグリスフィルタ18で清浄化して、排気する。
加熱調理時では光透過材で成形されている遮壁4、フード5の機能で、立ち昇る汚染空気がキッチンに連通するリビング等の隣室での人の活動や空調機器による室内気流の影響を受けることなく明かりのみを透過し、視覚を広げた開放的な雰囲気の中での加熱調理を実行させて汚染空気の捕獲効率を高効率にする。
そして、停止スイッチの操作によって、加熱調理器具Bの運転停止、送風手段3の運転停止、フード5の遮壁4に沿う折り畳み形態(不使用形態)までのフード5の下方への回動、遮壁4のキャビネット1内への没入とが連動して行われる。
尚、前記センサー手段9は、リミットスイッチである必要はなく、光センサー、近接スイッチ等を任意な手段を使用できる。
そして、前記上下動機構6についても、シリンダ方式、ボールネジ方式等を使用することができる。
また、フード5の上下回動源としてモータM1を使用しているが、上方に回動させた位置(加熱調理時)と下方に回動させた位置(加熱調理していない時)でフードが係合する弾性係脱部を各々設けて、その弾性係脱部両位置でフードを位置決めできるようにしても良いものである。係脱は人為的に行い。係合するとセンサー手段が検知するようにして、前記制御を阻害しないようにする。
次に図6〜図10に示す第2の実施の形態を説明すると、この実施の形態は、加熱調理器具B上方に横断状に位置して加熱調理で発生する汚染空気を捕獲する使用形態のフード5を、その状態から上方に回動させた鉛直状態を不使用形態とし、その不使用形態のフード5を遮壁4に対して上下動可能に構成している。
遮壁4は、図6、図7に示すように下方を開放した内部中空な箱状を呈してなり、光透過材で成形されており、上下動機構6でキャビネットに出没可能に構成され、上面部にガイド孔44を長手方向ほぼ全長に亘って形成している。
フード5は、下方を開放する受け皿状に形成されたフード主体45と、そのフード主体45の後端に連結されたフードサブ体55とからなっており、共に光透過材もしくは不透過材で成形されている。
前記フードサブ体55は、短手側一面と長手側一面とを開放した薄箱状を呈してなり、前記フード主体45よりも若干長尺に形成されており、図7に示すように長手側一面をキッチン側に向けた状態で前記ガイド孔44にガイド可能に縦向きに挿入され、短手方向の開放部及び長手方向の開放部一半部を利用してフード主体45の後端部をその内部空間に挿入した状態で、そのフード主体45をこのフードサブ体55に対して回動可能に取り付けてある。
図6、図7において、符号18はグリスフィルタ(グリス除去手段)であり、前記フードサブ体55の丁度中間部分に設けた中間壁部分に細長矩形状をもって設けられている。
また、フード主体45は、図6に示すように、その後端部一側部をフードサブ体55に軸支する一方、その後端部他側部をフードサブ体55に設置したモータM2とそれに噛合するピニオン65、75とで連結して、モータM2の駆動(正回転)で2つのピニオン65、75を回転させ、それによってフード主体45を鉛直状に回動させ、同逆回転で同フード主体45を水平状に回動するようになっている。
前記モータM2は、図6に示すようにフードサブ体55内に設置され、モータM2とフードサブ体55とに亘って設けた回転軸に固定した駆動ピニオン65と、一端をフードサブ体55に回動可能に取り付け且つ他端をフード主体45に固定した回動軸に同軸をもって設けた従動ピニオン75とを噛合させることによって、フードサブ体55に対してフード主体45を回動停止位置可変可能になっている。
また、前記遮壁4内には、図6、図7に示すようにフード5を上下動させる上げ下げ機構Cが設けられている。
この上げ下げ機構Cは、遮壁4の両短手側内面ほぼ全長に亘って設けられたラックc1に対して、前記ガイド孔44からガイド可能に挿入されるフードサブ体55に設けられているピニオンc2が同フードサブ体55に設置されているモータM3駆動で噛合する構成であり、前記のようにモータM3の駆動(正回転)でフード主体45を鉛直状に立てた後、この上げ下げ機構Cで下降させることによって、フード5(フード主体45、フードサブ体55)が遮壁4とは別にガイド孔44を下降して同遮壁4内に収容できるようになっている(図8参照)。
キャビネット1は、第1の実施の形態と同様に加熱調理器具B後方の上面ほぼ全長に亘って開口した遮壁4用の出入口12に連通して送風手段3を収容する空気室2に連絡する前記矩形縦長空間22を備えており、空気室2は、第1の実施の形態と同様に前記矩形縦長空間22の略中央部に側部一面を開放したケース32を連通して連結し、そのケース32内に送風手段3のファンケーシング13を収容して構成している。
前記遮壁4の上下動機構6は、図6に示すように、キャビネット1内で遮壁4の短手側面よりも外側位置に鉛直状に立設された駆動ネジ棒16、16に、前記矩形縦長空間22内に配置された遮壁4下端に設けられているナット部26、26を螺嵌して、その駆動ネジ棒16、16を正逆に回動させることによって遮壁4が上下動して、遮壁4をキャビネット1から突出させたり、キャビネット1内に没入させるようになっている。
そして、フード5は、スタートスイッチを操作しての遮壁4のキャビネット1への没入途中過程で、前記不使用形態へ変化、フード5の遮壁4に対する下降が行なわれるように制御されている。
即ち、前記第1の実施の形態でのリミットスイッチに加えて遮壁4の没入途中高さ位置を検出する中間のリミットスイッチ(図示せず)を前記上位、下位のリミットスイッチの他に設けて、加熱調理器具B上方に横断状に位置する前記使用形態から鉛直状の前記不使用形態となるように上方に回動させた際にキッチン天井Kや照明器具に当たる高さ間係になる時に、上下動機構6を作動させて遮壁4を没入させていくその途中でのフード5の不使用形態への上方への回動(図9(b))、上げ下げ機構Cを作動させての不使用形態でのフード5の遮壁4に対する下降(図9(c))とがスタートスイッチに連動して順次行なわれるように制御される。
また、この実施の形態では、停止スイッチを操作して、キャビネット1内への没入状態から加熱調理に際して遮壁4の突出を開始し、その突出途中過程での上げ下げ機構Cを作動させてのフード5の遮壁4に対する上昇(図10(a))と、モータM2駆動によるフード5の使用形態への変化(図10(b)(c))とが順次行なわれるように制御されている。
尚、図9(a)で示す二点鎖線のフード5は、遮壁4を没入を開始する以前に上方に回動させて鉛直状にした場合のそのフード5とキッチン天井Kとの関係を仮想的に示し、図10(b)で示す二点鎖線のフード5は、遮壁4を完全に突出させてから、その遮壁4に対してフード5を上昇させた場合のそのフード5とキッチン天井Kとの関係を仮想的に示している。
前記送風手段3は、キャビネット1から突出する前記フード5が所定の高さ(遮壁が突出を完了した高さ)で加熱調理器具B上方に横断状に位置する形態に変化している使用形態時だけ運転可能に制御されること。及び前記加熱調理器具Bは、その送風手段3が作動している時だけ運転可能に制御されている点は前記第1の実施の形態と同様である。
以上のように構成されたオープンキッチン用の排気装置Aは、前記実施の形態と同様に加熱調理をしていない時には、図8に示すように内部を吸引路14とする遮壁4が不使用形態のフード5とともにキャビネット1内に没入し、オープンキッチン特有の開放感を阻害しない。
そして、スタートスイッチを操作すると、前記上下動機構6が作動して突出を開始する遮壁4が完全に突出してしまう前の途中高さ段階で上げ下げ機構Cを作動させての遮壁4に対するフード5の上昇と、モータM2を駆動させてのフード5の使用形態(加熱調理器具上方に横断状に位置する形態)への変化とが行なわれる(図10(b)(c)参照)。
運転スイッチを操作して、シロッコファンが作動を開始し、送風手段3が作動したことを確認して、加熱調理器具Bの運転スイッチを操作することによって、初めて加熱調理が開始され、発生する汚染空気をフード5で捕獲し、更にグリスフィルタ18で清浄化して、送風手段3に接続される排気ダクトDで屋外に排気する。
また、停止スイッチの操作によって、加熱調理器具Bの運転停止、送風手段3の運転停止、遮壁4の没入開始、フード5の鉛直状態への上方回動、フード5の遮壁4に対する下降とが行われて、フード5を遮壁4にともにキャビネット1内に没入させる(図9(b)(c)参照)。
尚、フード5を使用形態から鉛直状に上方に回動させてもキッチン天井Kや照明器具に衝突する虞れがない場合や没入状態から遮壁4を完全に突出させ、その遮壁4に対してフード5を上昇させても、そのフード5がキッチン天井Kや照明器具に衝突する虞れがないキッチン天井高さの場合には、フード5の不使用形態への上方への回動時期やフード5の使用形態への下方への回動時期等は、自由に設定するものである。
図11において、符号A1は室内循環式の移動排気装置であり、図示するように前記第1の実施の形態の排気装置Aのキャビネット1の底部に移動キャスタ400(方向変換自在なキャスタが好ましいものである)を備えると共に、吸引路14から送風手段3の吐出部に至る排気流路、詳細には吸引路14に汚染空気に含まれる臭気を除去する脱臭手段500を設けて、室内循環式の移動排気装置A1を構成している。排気ダクトを接続せず、代わりに吐出部に連通する排気路をキャビネット側面部まで連絡し、フード5で捕獲された汚染空気に含まれる油脂分をグリス除去手段18で吸着除去し、そのグリス除去手段18で吸着除去できない臭気を脱臭手段500で除去し、清浄化した室内に循環するようになっている。符号600は室内吹き出し用のガラリであり、前記排気路のキャビネット側面開放部に設けられている。他の構成は前記第1の実施の形態と同様であるため、同一符号を付して具体的な説明は省略する。
前記脱臭手段500は、キャビネット1内に没する前記路拡大中間部341に配設して、加熱調理時のキッチン使用者の視野に入れないようにするのが好ましいものである。
無論、第2の実施の形態の排気装置に、移動キャスタを備え、脱臭手段を付設して、排気ダクトを接続しない室内循環式の移動排気装置A1を構成しても良いものである。
第1の実施の形態のオープンキッチン用の排気装置の正面断面図。 図1の(2)−(2)線断面図で、一部切欠して示す。 図1の(3)−(3)線断面図で、一部切欠して示す。 遮壁とともにフードをキャビネット内に没入させた状態を示す前記(2)−(2)線断面図で、一部切欠して示す。 平面図で一部切欠して示す。 第2の実施の形態のオープンキッチン用の排気装置の正面断面図。 図6の(7)-(7)線断面図で、一部切欠して示す。 遮壁とともにフードをキャビネット内に没入させた状態を示す前記(7)-(7)線断面図で、一部切欠して示す。 フードとともに遮壁をキャビネット内に没入させる状態を示す工程図で、(a)は、フードを上方に回動させた際、キッチン天井と衝突する場合の側面図で概略的に示す。(b)は、遮壁を没入させるその途中過程でフードを上方に回動させる状態を示す側面図で概略的に示す。(c)は、フードを下降させて遮壁とともにキャビネットに没入させる状態を示す側面図で概略的に示す。 フードとともに遮壁をキャビネット内から突出させる状態を示す工程図で、(a)は、遮壁の突出、フードのその遮壁に対する上昇を行っている状態を示す側面図で概略的に示す。(b)は、遮壁の突出途中過程で加熱調理器具の上方に横断状に位置するようにフードを下向きに回動させる状態の側面図で概略的に示す。(c)は、フードを下向きに回動させた状態の側面図で概略的に示す。 室内循環式の移動排気装置を構成している第1の実施の形態のオープンキッチン用の排気装置の正面断面図。
符号の説明
A:オープンキッチン用の排気装置 B:加熱調理器具
1:キャビネット 2:空気室
3:送風手段 4:遮壁
14:吸引路 5:フード
6:上下動機構 C:上げ下げ機構
K:キッチン天井 44:ガイド孔
A1:室内循環式の移動排気装置 400:移動キャスタ
500:脱臭手段 18:グリス除去手段
600:ガラリ

Claims (9)

  1. 加熱調理器具を組み込んだキャビネットに送風手段に連絡する空気室を設け、該キャビネットに、前記空気室に連通する吸引路を備えた遮壁を出没可能に設けると共に、前記吸引路から送風手段の吐出部に至る排気流路にグリス除去手段を設け、前記遮壁に、後端を遮壁上端部に回動可能に取り付けてなり、加熱調理器具上方に横断状に位置して加熱調理で発生する汚染空気を捕獲する使用形態と、使用形態から下方に遮壁に沿うように回動される不使用形態とに変化可能なフードを設けて、加熱調理で発生する汚染空気を、前記フードを経て吸引路から送風手段に吸引するようになし、前記フードは前記不使用形態で遮壁と共にキャビネット内に没入して収容され、前記送風手段は、キャビネットから突出する前記フードが所定の高さで前記使用形態に変化している時だけ安全装置が解除され、運転可能に制御されることを特徴とするオープンキッチン用の排気装置。
  2. 加熱調理器具を組み込んだキャビネットに送風手段に連絡する空気室を設け、該キャビネットに、前記空気室に連通する吸引路を備えた遮壁を出没可能に設けると共に、前記吸引路から送風手段の吐出部に至る排気流路にグリス除去手段を設け、前記遮壁に、後端を遮壁上端部に回動可能に取り付けてなり、加熱調理器具上方に横断状に位置して加熱調理で発生する汚染空気を捕獲する使用形態と、使用形態から下方に遮壁に沿うように回動して不使用形態とに変化可能なフードを設けて、加熱調理で発生する汚染空気を、前記フードを経て吸引路から送風手段に吸引するようになし、前記フードは前記不使用形態で遮壁と共にキャビネット内に没入して収容され、前記加熱調理器具は、キャビネットから突出する前記フードが所定の高さで前記使用形態に変化し、且つ送風手段が作動している時だけ運転可能に制御されることを特徴とするオープンキッチン用の排気装置。
  3. 加熱調理器具を組み込んだキャビネットに送風手段に連絡する空気室を設け、該キャビネットに、前記空気室に連通する吸引路を備えた遮壁を出没可能に設けると共に、前記吸引路から送風手段の吐出部に至る排気流路にグリス除去手段を設け、前記遮壁に、後端を遮壁上端部に回動可能に取り付けてなり、加熱調理器具上方に横断状に位置して加熱調理で発生する汚染空気を捕獲する使用形態と、使用形態から上方に鉛直状に回動して不使用形態とに変化可能なフードを設けて、加熱調理で発生する汚染空気を、前記フードを経て吸引路から送風手段に吸引するようになし、前記フードは前記不使用形態で遮壁と共にキャビネット内に没入して収容され、前記送風手段は、キャビネットから突出する前記フードが所定の高さで前記使用形態に変化している時だけ安全装置が解除され、運転可能に制御されることを特徴とするオープンキッチン用の排気装置。
  4. 加熱調理器具を組み込んだキャビネットに送風手段に連絡する空気室を設け、該キャビネットに、前記空気室に連通する吸引路を備えた遮壁を出没可能に設けると共に、前記吸引路から送風手段の吐出部に至る排気流路にグリス除去手段を設け、前記遮壁に、後端を遮壁上端部に回動可能に取り付けてなり、加熱調理器具上方に横断状に位置して加熱調理で発生する汚染空気を捕獲する使用形態と、使用形態から上方に鉛直状に回動して不使用形態とに変化可能なフードを設けて、加熱調理で発生する汚染空気を、前記フードを経て吸引路から送風手段に吸引するようになし、前記フードは前記不使用形態で遮壁と共にキャビネット内に没入して収容され、前記加熱調理器具は、キャビネットから突出する前記フードが所定の高さで前記使用形態に変化し、且つ送風手段が作動している時だけ運転可能に制御されることを特徴とするオープンキッチン用の排気装置。
  5. 加熱調理器具を組み込んだキャビネットに送風手段に連絡する空気室を設け、該キャビネットに、前記空気室に連通する吸引路を備えた遮壁を出没可能に設けると共に、前記吸引路から送風手段の吐出部に至る排気流路にグリス除去手段を設け、フードはフード主体とフード主体の後端部に連結されたフードサブ体とからなり、フード主体はフードサブ体に対して回動可能に取り付けられ、且つフードサブ体が遮壁上端部に対して上下動可能に取り付けられることで、前記フードは、加熱調理器具上方に横断状に位置して加熱調理で発生する汚染空気を捕獲する使用形態と、該使用形態から上方に鉛直状に回動した不使用形態とに、前記遮壁に変化可能に取り付けてなり、加熱調理で発生する汚染空気を、前記フードを経て吸引路から送風手段に吸引するようになし、前記フードは、前記不使用形態から前記遮壁上端部に対して下降して遮壁と共にキャビネット内に没入して収容させることを特徴とするオープンキッチン用の排気装置。
  6. 加熱調理器具を組み込んだキャビネットに送風手段に連絡する空気室を設け、該キャビネットに、前記空気室に連通する吸引路を備えた遮壁を出没可能に設けると共に、前記吸引路から送風手段の吐出部に至る排気流路にグリス除去手段を設け、前記遮壁は、上端にガイド孔を開孔して前記空気室に連通する内部中空状を呈し、フードは、遮壁上端部に対して回動可能且つ遮壁内において上下動可能で、加熱調理器具上方に横断状に位置して加熱調理で発生する汚染空気を捕獲する使用形態と、該使用形態から上方に鉛直状に回動した不使用形態とに、前記遮壁に変化可能に取り付けてなり、加熱調理で発生する汚染空気を、前記フードを経て吸引路から送風手段に吸引するようになし、前記フードは、前記不使用形態で前記ガイド孔から前記遮壁内に、遮壁上端部に対して下降させて、キャビネット内への没入時に前記遮壁内に収容させることを特徴とするオープンキッチン用の排気装置。
  7. 前記フードは、前記使用形態から上方に回動して前記不使用形態を構成する際にキッチン天井や照明器具に当たる高さ係になる場合、遮壁のキャビネットへの没入途中過程で、前記不使用形態への変化が行なわれ、且つ遮壁のキャビネットからの突出途中過程で、前記使用形態への変化が行なわれるように制御されることを特徴とする請求項5または6記載のオープンキッチン用の排気装置。
  8. 前記キャビネットは移動キャスタを備えると共に、吸引路と送風手段の吐出部との間に汚染空気中の油脂分を除去するグリス除去手段と汚染空気に含まれる臭気を除去する脱臭手段を設けて、室内循環式の移動排気装置を構成していることを特徴とする請求項1〜7いずれか1項記載のオープンキッチン用の排気装置。
  9. 前記遮壁またはその遮壁とフードとを光透過材で成形したことを特徴とする請求項1〜8いずれか1項記載のオープンキッチン用の排気装置。
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