JPH01118049A - 喫煙用フード装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ■１発明の目的 （１）産業上の利用分野 本発明は、喫煙用フード装置に関し、特に、喫煙ヒユー
ムをＬ方に誘導し、清節濾過後の喫煙ヒユームを下方に
吹出して喫煙空間と外部空間をエアー遮蔽する喫煙用フ
ード装置に関する。

（２）従来の技術 喫煙による煙草の煙が人体に悪影響を及ぼすことは知ら
れており、生活空間や作業空間において喫煙者と非喫煙
者の共存が深刻な社会問題となっている。

従来、煙草の煙を含む空気（以下「喫煙ヒユームという
、）を非喫煙者に呼吸させないように、■室内の全体換
気方式によって、−旦、室内に放出拡散されたヒユーム
を壁、又は天井の吸気口から換気扇を介して屋外に排出
する方法や、■喫煙者の側方に吸引フードを配置して喫
煙ヒユームを吸引し、このヒユームをフィルタを介して
浄化した後、室内に還元する方法などが汎用されている
。

（３）発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上記のような構成によれ、ば、以下に述
べるような欠点があった。

即ち、 ■の場合、室内の区画側部から吸引するので喫煙ヒユー
ムが室内全体に昼延した状態となった後に排出すること
となり、非喫煙者にも喫煙ヒューームを吸気させてしま
い衛生的には不完全な捕捉手段である。また、折角暖冷
房された空気をそのまま屋外へ放出するので、エネルギ
ー消費上不経済であった。

■の場合は喫煙ヒユームの発生直後のヒユーム上昇流に
対して吸引方向が直角方向であるため、制御距離が大さ
く、直接吸引の効果は著しく減殺され、加えて、近時の
ビルなどの室内は空調用暖冷房の一定気流が存在し、こ
れが喫煙ヒユームの上昇気流に乱気流の作用を与えてヒ
ユームを拡散させるので、結局は周辺非喫煙者に喫煙ヒ
ユームを吸気させることとなり、衛生上依然として問題
であった。

本発明は、かかる上記従来の問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、空調エネルギー消費効果を満足
させると同時に喫煙ヒユームを上昇気流として捕捉し、
かつ、このヒユームを清浄濾過後、下方に吹出して喫煙
空間と外部空間をエアー遮蔽することにより、確実に非
喫煙者に喫煙ヒユームを吸気することを防止することの
できる改良された喫煙用フード装置を提供することにあ
る。

■０発明の構成 （１）問題点を解決するための手段 上記目的を達成するために本発明は、喫煙席上方に固定
され、下面を開口した箱型フード１２と、このフード１
２開口近傍に設けられ、喫煙時に遮蔽幕３６を下降させ
て喫煙席上方の周囲を囲繞し、喫煙ヒユームを上昇誘導
する遮蔽幕昇降機構１４と、前記喫煙ヒユームを清浄濾
過するためのフィルタ１６と、前記フード１２内に固定
され、前記フィルタ１６によって濾過された喫煙ヒユー
ムを吸引、排気するためのファン１８とを含み、前記フ
ード１２開口の内周縁に沿って吹出口２０を有し、この
吹出口２０から濾過後の喫煙ヒユームを下方に吹出して
喫煙者の喫煙空間と外部空間をエアー遮蔽してなること
を特徴とする喫煙用フード装置１０から構成される。

（２）作用 本発明に係る喫煙用フード装置によれば、喫煙ヒユーム
を上昇誘導する遮蔽幕昇降機構と、喫煙ヒユームを清浄
濾過するためのフィルタと、フィルタによって清浄濾過
された喫煙ヒユームを吸引、排気するファンと、吹出口
を有し、この吹出口から癲過後の喫煙ヒユームを下方に
吹出して喫煙空間と外部空間をエアー遮蔽する構成とな
っている。すなわち、側方ではなく、上方に吸引するこ
と、気流の誘導に遮蔽幕を用いたこと、清浄濾過後のヒ
ユームを下方に吹出して喫煙空間を外部空間からエアー
遮蔽したことにおいて極めて特徴的構成となっている。

したがって、喫煙時に喫煙空間を暖冷房用空気流により
、乱気流を起こされることなく、安定的に保持し、かつ
、遮蔽幕により、喫煙ヒユームを順調に上昇誘導させ、
ヒユームを確実に捕捉することとなる。

したがって、同一室内における循環流を清浄。

濾過するので、空調エネルギー消費効果を高めるととも
に、ヒユームの捕捉性を完全ならしめたので空気汚染を
防止できる。また、集中暖冷房方式の建物内の換気流を
常に浄化されたものに保持することとなる。

（３）実施例 以下、添付図面により、本発明の好適な実施例について
説明する。

第１図は、本発明の実施例に係る喫煙用フード装置ｌＯ
の概略正面説明図であり１図において、喫煙用フード装
置ｌＯは例えば支持棒などで天井板に吊架されている。

この高さは任意でよいが、後述する遮蔽幕の昇降距離な
どを考慮して約、床面か６２ｍ程度に設定される。

喫煙用フード装置１０はフード１２と、遮蔽幕昇降機構
１４と、フィルタ１６と、ファン１８と吹出口２０と、
を含む。

前記フード１２は、第６図に見られるように、下面を開
口した矩形箱型に形成されている。そして、更に、第２
図に示すごとく、このフード１２の内部に収納され、と
部にファン、１８を、下部にフィルタ１６を配置させて
、下面を開口した枠体２２が固定配設されている。

枠体２２の下面開口を閉塞するように多数の気孔穴を有
する気孔板２４が設けられるとともに。

その上面には高性能フィルタが張設され、このフィルタ
１６内を通過する間に喫煙ヒユームを清浄濾過するもの
である。

前記枠体２２の開口側端部には前記フード１２の開口端
に対して進退自在に調整できるような調整板２６が四周
に取り付けられている。そして、この調整板２６端部と
フード１２端部との間の間隙が吹出口２０を構成するこ
ととなる。

前記気孔板２４の直下には喫煙時に遮蔽幕を下降させて
喫煙席上方の周囲を囲繞し、喫煙ヒユ−ムを上昇誘導す
る遮蔽幕昇降機構１４が設けられている。

即ち第１図、第７図に示すように、枠体２２の開目端縁
に沿ってその四周を囲むように傘歯車２８を介して４本
のロッドバー３０が連結されている。そして、第８図か
らも明らかなように、１本のロッドバー３０の略中央部
にギヤ３２が嵌合固定されるとともに、このギヤに回転
軸を噛合させたギヤドモータ３４が設けられている。更
に、前記ロッドバー３０には合成樹脂などから成るフィ
ルム状の遮蔽幕３６が巻回されておりロッドバー３０の
回転とともに、その巻回を解いて下方に下降する。また
、遮蔽幕３６の先端には加重バー３８が固着されており
、遮蔽幕３６の昇降移動を円滑にするとともに、下降し
て遮蔽状態となったときに、遮蔽状態の安定を保持する
。ここにおいて遮蔽幕昇降機構１４が形成され、喫煙時
に遮蔽幕３６を下降させることにより、喫煙ヒユームを
この遮蔽幕３６覆われた空間に上昇誘導させ、ヒユーム
の捕捉性を向上させて、確実にフィルタ１６へ誘導させ
るものである。

なお、遮蔽幕３６の下限位置は喫煙ヒユームの捕捉に小
風量で効果のある低位置で、且つ、着席した喫煙者の視
野を妨げず、また、違和感、圧迫間を与えぬ程度の高さ
とするのが好ましく、一般には床上１．３５ｍ前後に設
定される。また、遮蔽幕３６の昇降はギヤドモータ３４
による駆動構成とせず、単に手動的にこれを昇降させる
こととしてもよい。

前記枠体２２の上面には２個の通風口４０が穿設されて
おり、この通風口４０に吸込口４２が嵌着して前記枠体
２２の上部に載置されるように、それぞれ２個のファン
１８が設けられている。このファン１８は第３図に示す
ように羽根４４を放射上に多数形成した遠心型ファンか
ら構成され、下部から空気を吸引して羽根４４間の間隙
から放射上に空気を排出するものである。

前記枠体２２の内部であって中央部にはファン駆動モー
タ４６が設けられており、その回転軸は前記枠体２２の
軸穴を上方に突出しており、その先端には２個の案内溝
を有する入力プーリ４８が固定されている。

他方、前記ファン１８の回転軸は上方に突出して、その
先端に出力プーリ５０を固着している。

そして、これら出力プーリ５０と入力プーリ４８とはベ
ルト５２を介して連結され、ここにおいて、前記ファン
駆動モー゛夕４６の回転力が各ファンに伝導されること
により、ファン１８を回転駆動することとなる。

前記ファン１８の吸込口４２から吸引されたフィルタ１
６によって清浄症過された喫煙ヒユームは、ファン回転
により放射状に排出され、第１図矢示の如く流路ｐを通
って吹出口２０に至る。そして、調整板２６による所定
の開度に保持された吹出口２０を高速流となって、略放
射上に下方に排出される。ここにおいて、喫煙者の喫煙
空間を増り巻くように高速気流によりエアー遮蔽し、外
部空間と高速気流を介して隔絶することとなる。

なお、図示しないが、喫煙席近傍には押しボタンスイッ
チなどを設け、前記ギヤドモータ３４及びファン駆動モ
ータ４６と電気的に接続させて、スイッチのオンオフ操
作により、これらモータを駆動させる。

また、フード１２下面には図示しない照明灯が設けられ
ており、上記スイッチのオン操作に連動して点灯させ、
喫煙者の上方の既設室内照明の減殺される分を補完する
こととなる。

いま、第４図において、喫煙者が喫煙席に立った状態に
おいて、空調ダクトなどから供給、排出される空気の流
れが図上矢示左方向からある。喫煙者が第５図に示すよ
うに着席し、喫煙席付近に設けたスイッチを、オン操作
すると、ギヤドモータ３４、ファン駆動モータ４６を駆
動するとともに、フード１２下面に設けた照明灯を点灯
させる、ギヤドモータ３４の駆動回転により回転力がギ
ヤ３２を介して１本のロッドバー３０に伝達され、４本
のロッドバー３０は遮蔽幕３６の巻回を解除する方向に
回転する。そして、前述のような地と約１．３・５ｍ付
近まで加重バー３８が下降したとき、ギヤドモータ３４
用スイッチをオフ操作する。ここにおいて、第５図に示
すように、喫煙者の着席状態で視野を妨げられない程度
の喫煙席上方空間四周を遮蔽幕３６で囲繞することとな
る。

また、ファン駆動モータ４６の回転により、空気を吹出
口２０から下方の喫煙席周囲に吹出しており、空調の一
定気流は喫煙空間への進入を止められている。したがっ
て、喫煙空間内では、気流がほとんどなく、安定的なも
のとなる。この状態で、喫煙を行うと、喫煙ヒユームは
冷暖房気流などに影響されることなく、上昇気流となっ
て、垂直上方に順調に上昇する。そして、冷却されない
うちに、遮蔽幕３６に囲繞された空間へ誘導される。そ
して、フィルタ１６を通過して清浄濾過された後、ファ
ン１８によって吸引排出され、前記流路ｐを経由して高
速流として、下方に吹出され、喫煙空間と外部空間をエ
アー遮蔽することとなる。

このように、喫煙ヒユームを直角方向に吸引するのでな
く、上昇気流のまま捕捉するのでヒユームの捕捉性が飛
躍的に向上する。

また、全体空調システムのダクト系などで換気するので
なく、同一室内で清浄、濾過した空気を循環流として利
用するので、全体空調のエネルギー消費のロスがなく、
また、空調設計自体も容易に行うことができる。

また、病院、レストラン、官公庁、会社等の建物内の集
中暖冷房方式の還気流の汚染を防止でき広範囲に環境浄
化に寄与することが可能となる実施例では２個のファン
を配置しているが、喫煙席の構成によりヒユームの清浄
、濾過容量を大きくするため、更に多くのファン構成と
してもよい。

また、遮蔽幕昇降機構は、喫煙時に喫煙席上方空間を囲
繞する構成であればよく、折畳み式として構成してもよ
い。

１０発明の詳細 な説明したように、本発明にかかる喫煙用フード装置に
よれば、喫煙ヒユームを１方に誘導し、清浄濾過後の喫
煙ヒユームを下方に吹出して喫煙空間と外部空間をエア
ー遮蔽することとしたので、同一室内空間の循環流の中
で喫煙ヒユームを清浄、濾過し、空調エネルギー消費効
果を満足させると同時に、喫煙ヒユームを上昇気流とし
て捕捉し、かつ、最も近い制御距離に置く事が出来、喫
煙ヒユームを完全に捕捉することが可能となり、その結
果室内空間の礪気汚染を確実に防止でき、喫煙者を含め
非喫煙者が喫煙ヒユームを吸気することを確実に防止す
ることができる。

特に、濾過後の喫煙ヒユームを下方に吹出して喫煙者の
喫煙空間と外部空間をエアー遮蔽することとしたので、
空調用の一定気流等の妨害気流の影響を防止でき、気流
の捕捉性を常に完全なものとすることが可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第５図は本発明の実施例を示すものであり
、 第１図は、喫煙用フード装置の全体正面説明図第２図は
、同第１図のＡ−Ａ　’平面説明図、第３図は、ファン
の概略斜視図、 第４図は、喫煙用フード装置の使用前の状態説引回、 ｉ５図は、同装置使用中の状態説明図、第６図は、同概
略斜視図、 第７図は、同装置の部分平面説明図、 第８図は同装置の部分側面説明図である。 ｉｏ、、、喫煙用フード装置、１２．、、フード、１４
．、、遮蔽幕昇降機構、１６．、、フィルタ、ｔａ、、
、ファン、２０．、、吹出口、３６０６．遮蔽幕 特許出願人　三陽保安産業　有限会社

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、喫煙席上方に固定され、下面を開口した箱型フード
   と、このフード開口近傍に設けられ、喫煙時に遮蔽幕を
   下降させて喫煙席上方の周囲を囲繞し、喫煙ヒュームを
   上昇誘導する遮蔽幕昇降機構と、前記喫煙ヒュームを清
   浄濾過するためのフィルタと、前記フード内に固定され
   、前記フィルタによって濾過された喫煙ヒュームを吸引
   、排気するためのファンとを含み、前記フード開口の内
   周縁に沿って吹出口を有し、この吹出口から濾過後の喫
   煙ヒュームを下方に吹出して喫煙者の喫煙空間と外部空
   間をエアー遮蔽してなることを特徴とする喫煙用フード
   装置。