JP6890224B2 - レンジフード - Google Patents

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発明は、給排気機能を持つレンジフードの外気集塵部の長寿命化に関するものである。
従来、この種のレンジフードは、図6に示すように、排気用送風機101を備え下方を開口した本体102と、前記本体102の上部に設置され、外気を取り入れるための給気ダクト103が接続された給気ボックス104と、前記給気ボックス104の室内への給気口105近傍に可動自在に取り付けられ、室内への給気流の向きを変更可能な風向調整板106と、前記風向調整板106を可動させる駆動機構107と、前記駆動機構107に前記風向調整板106の向きに関する制御信号を送出する操作部とを備えたことを特徴とするもので、夏季には人のいる方向に、冬季には人のいない方向に風向調整板106の向きを制御することで、不快感の低減を得るものであった(例えば、特許文献1を参照)。
また、図7に示すように、天井面201から下方へ突出するように室内202に配設された外側面203を有する角筒状の排気フード204と、この排気フード204により捕集された室内空気を室外へ排気する排気装置205と、天井面201に配設された複数の吹出し口206と、室外空気を吹出し口206から室内へ吹き出して供給する給気装置207とを具備し、吹出し口から吹き出された室外空気が排気フードの全外側面に沿って下降するように構成されたレンジフードがある。この構成をとることで、湯気や油煙などの排気を排気フード204により捕集する際の効率の向上を図るものであった(例えば、特許文献2を参照)。
特開平11−351631号公報 特開2014−25621号公報
このような従来の給排気機能を持つレンジフードにおいては、給気の利用方法として、使用者の快感の向上を目的としたものと、湯気や油煙などの排気を排気フードにより捕集する際の効率の向上を目的としたものがあった。
使用者の快感の向上を目的としたものでは、室内へ取り入れた外気に含まれる塵埃や蝿や蚊等を室内に流入してしまうという課題があった。
そこで、不快な物質の屋内への侵入を阻むために集塵フィルタを備えて粗大な塵埃や虫を多く捕集することが考えられていた。
一方、湯気や油煙などの排気を排気フードにより捕集する際の効率の向上を目的としたものでは、給気流を排気フードの近傍に流して、排気フード内へショートサーキットを発生させ排気フードから逃れる湯気や油煙を排気フード内へ誘引させるものであることから、前記集塵フィルタは不要であった。
本発明において、使用者の快感の向上と、湯気や油煙などの排気を排気フードにより捕集する際の効率の向上の両方を目的とした給排気機能を持つレンジフードの構成を検討したところ、常に給気風路内に集塵フィルタを配置しておくことは、フィルタの目詰まりが著しく、給気風量が急速に低下してしまうことが明らかになった。
そこで本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、集塵フィルタの寿命を長くし、メンテナンスの周期を長くすることができる給排気機能を持つレンジフードを提供することを目的としている。
本発明は、上記目的を達成するために、フード部の下部開口部から室内の空気を吸引し、排気口を通じて空気を排出する排気ユニットと、給気口を通じて外気を室内に供給する給気ユニットと、操作部とを備えた給排気機能を持つレンジフードにおいて、前記排気ユニットは、前記下部開口部と前記排気口とを結ぶ第1の通風路の途中に設置された排気ファンとを備え、前記給気ユニットは、前記給気口と室内給気口とを結ぶ第2の通風路の途中に設置された給気ファンと、集塵フィルタを備えた浄化気流風路と、集塵フィルタを備えていない外気直接導入気流風路と、風路切り替えダンパと、を備え、前記風路切り替えダンパは、前記操作部からの制御信号に基づいて、前記給気口からの気流を前記浄化気流風路と前記外気直接導入気流風路とに切り替え、前記外気直接導入気流風路から吹き出される気流は、前記フード部の外側表面に沿って流れ、前記下部開口部から排気されるように風速制御されるように構成されている。これにより所期の目的を達成するものである。
本発明に係るレンジフードによれば、浄化された空気を必要とするとき以外は吸気側捕集部に負荷を与えないことで、長期にわたって安定して浄化された外気を導入することができる。
本発明の実施の形態1のレンジフードの外気直接導入気流吹き出し口を全周囲に備えた外観斜視図 同レンジフードの断面構成図 同レンジフードの浄化気流風路開放時の断面構成図 同レンジフードの外気直接導入気流風路開放時の断面構成図 本発明の実施の形態2のレンジフードの断面構成図 従来のレンジフードを示す断面構成図 従来のレンジフードを示す概略構成図
本発明に係るレンジフードは、下部開口部から室内の空気を吸引し、排気口を通じて空気を排出する排気ユニットと、給気口を通じて外気を室内に供給する給気ユニットと、操作部とを備えた給排気機能を持つレンジフードにおいて、前記排気ユニットは、前記下部開口部と前記排気口とを結ぶ第1の通風路の途中に設置された排気ファンとを備え、前記給気ユニットは、前記給気口と室内給気口とを結ぶ第2の通風路の途中に設置された給気ファンと、集塵フィルタを備えた浄化気流風路と、集塵フィルタを備えていない外気直接導入気流風路と、風路切り替えダンパを備え、前記操作部からの制御信号に基づいて前記風路切り替え手段は、前記給気口からの気流を前記浄化気流風路と前記外気直接導入気流風路とに切り替える構成とするものである。
これにより、レンジフードの使用状況に応じて、室外からの給気空気を集塵フィルタへ通過させて室内へ取り込む場合と、集塵フィルタを通過させずに給気口へ案内する場合と切り替えることが可能となり、集塵フィルタの寿命を長くし、メンテナンスの周期を長くすることができる。
また、本発明に係るレンジフードは、前記給気ユニット内の風路切り替え手段の上流に粉塵センサを備え、前記粉塵センサから送られる信号により自動で前記風路切り替え手段を操作する運転モードを備えた構成とするものである。
これにより、給気用送風機のみを運転している給気運転モードの場合や、給気用送風機を動かしながら排気用の送風機を弱運転で回転させる常時換気時の場合、外気が花粉やPM2.5等により汚染されている環境においては、風路切り替え手段が自動的に風路内部に外気集塵部を備えた浄化気流風路を介して導入される風路となり、屋内に汚染物質が流入することを未然に防ぐことが可能となる。排気用の送風機が停止もしくは低速度で運転している場合には、排気ユニットにおける誘引が無いため、給気ユニットから供給された空気は、排気ユニットに向かうことなく屋内に拡散するのである。これを防ぐため、給気ユニット内の風路切り替え手段の上流には粉塵センサが設けられ、ここで粉塵濃度がある閾値以上と検知された場合には、風路切り替え手段が自動的に風路内部に外気集塵部を備えた浄化気流風路を介して導入される風路へと切り替わり、汚染物質の屋内への流入を防ぐことが可能となるという効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1に示すように、本実施の形態1では、レンジフード1は、箱体の形状を成す本体2と、本体2の下部で平面積を本体2よりも大きくして配置したフード部3を備えている。
すなわち、フード部3は、本体2の底面側に配置し、正面を含む3方を、平面視において本体2よりも外側に延設したものである。
本体2は、天面に本体2内の空気を室外へ排出するための排出口4と室外の空気を本体2内へ導入するための給気口5を備えている。
本体2の背面を除く3つの側面には、それぞれ、本体2内へ導入した室外の空気を吹き出す外気直接導入気流吹出し口6を備えている。
また、本体2の側面の正面に相当する面には、外気直接導入気流吹出し口6よりも上方に浄化気流吹出し口7を備えている。
フード部3は、フード上面8を囲う辺9に比べてフード側面10の高さ11が低い盆形状を成し、フード下面12に下部開口部13を備えている。フード部3の正面にはレンジフード1の操作部14を備えている。
本体2は、図2に示すように背面を壁面15に設置しており、排気ユニット16と給気ユニット17の二つのユニットを持つ構成である。
本体2の内部において、背面側と正面側に区切られており、背面側には排気ユニット16を配置し、正面側には給気ユニット17を配置している。
排気ユニット16は、排出口4と連通するとともに、調理器具(図示せず)の上方で調理器具から発生する油煙や周囲に浮遊する埃等を捕集できるようにフード部3に連通している。フード部3の下部開口部13の中央部には整流板18を配置して、整流板18の外周部に吸込口19を形成している。
排気ユニット16の内部には、羽根車20を備えた排気ファンとしての送風機21を備えている。
また、給気ユニット17は外気を居室内に導入するために本体2内に設けられた区画である。給気ユニット17は、本体2の給気口5と連通するとともに、室外から取り入れた空気を室内へ供給できるように外気直接導入気流吹出し口6と浄化気流吹出し口7とに連通している。
給気ユニット17の内部には、給気用羽根車22を備えた給気用送風機23と風路切り替えダンパ24と集塵フィルタ28と浄化気流風路26と外気直接導入気流風路27を備えている。
風路切り替えダンパ24は、給気用送風機23の下流側で浄化気流風路26と外気直接導入気流風路27のどちらか一方へ切り替えるものである。
浄化気流風路26内には集塵フィルタ28が備えられていて、さらに気流の最下流部で浄化気流吹出し口7に連通している。
浄化気流吹出し口7は、気流を水平方向へ吹き出すものである。給気口5より導入した外気は浄化気流風路26を通って、集塵フィルタ28を介して浄化気流吹出し口7から居室内に供給することができる。浄化した空気を居室空間内に取り入れたい時、また給気流を直接浴びることにより涼風感を得たい時に浄化気流吹出し口7から気流を吹き出すことが望ましい。
また、外気直接導入気流風路27にはフィルタは備えず直接、外気直接導入気流吹出し口6に連通している。外気直接導入気流吹出し口6は本体2の正面を含む3つの側面に開口しているので、外気直接導入気流風路27は風路切り替えダンパ24に対して気流の下流側で3方向に分岐することが好ましい。
外気直接導入気流吹出し口6は、吹出した気流(図中に点線で表示)はフード側面10とフード上面8の間に形成されている辺9に向けて気流を吹き出す気流案内板30を備えている。気流案内板30は、外気直接導入気流吹出し口6において高さ方向上部に寄せて配置している。
このような構成にして、気流は、辺9に到達した段階においては、フード側面10におけるコアンダー効果を働かせ、その推進方向をフード側面10に沿う形で鉛直下向きに変化させ、またその後、気流はフード側面10とフード下面12における縁部31(図1、図4に示す)に到達した際にフード下面12におけるコアンダー効果により、その推進方向を吸込口19の方向へ変化させ、吸込口19より排気されるようにしたものである。
操作部14は図示しない信号線により風路切り替えダンパ24と電気的に接続されている。
操作部14は使用者の操作指示により制御信号を発信し、風路切り替えダンパ24は、操作部14からの制御信号を受信すると、その内容に応じて開閉駆動するものである。
上記構成において、浄化した空気を居室空間内に取り入れたいとき、または、給気流を直接浴びることにより涼風感を得たいときには、図3に示すように、浄化気流風路26側が開放されるように風路切り替えダンパ24を操作する。このような風路構成とすることにより、給気口5より流入した外気は浄化気流風路26を通って、集塵フィルタ28を介して浄化気流吹出し口7より居室内に供給される。この際、外気に含まれる埃成分や微細な粒子は、集塵フィルタ28によって捕集されるため、浄化された空気が浄化気流吹出し口7より吹出すこととなる。
次に、調理時の油煙を確実に捕集したいときには、図4に示すように、外気直接導入気流風路27側が開放されるように操作部14からの指示で風路切り替えダンパ24を操作する。このような風路構成とすることにより、給気口5より流入した外気は外気直接導入気流風路27を通って外気直接導入気流吹出し口6より吹出すこととなる。この際、外気直接導入気流吹出し口6から辺9へ吹出した気流(図中に点線で表示)は、フード部3のフード側面10とフード上面8の間に形成されている辺9へ到達すると、フード側面10におけるコアンダー効果により、その推進方向をフード側面10に沿う形で鉛直下向きに変化させ、またその後、フード側面10とフード下面12の間に形成された縁部31に到達した際には、フード下面12におけるコアンダー効果により、その推進方向を吸込口19のある方向へ変化させ、吸込口19より排気される。
つまりは、始めは外向きで吹出された気流であっても、コアンダー効果による気流推進方向の変向を狙ってフード側面10とフード上面8の間に形成されている辺9へ向けて吹出すと、都度その推進方向を変化させながら吸込口19側へと向かう内向きの流れとすることが出来る。
この際、コアンダー効果を効率良く利用するためには気流の風速制御が重要であり、風速が速過ぎる条件ではコアンダー効果により推進方向を可変することなく、初期の風向を維持したまま壁面と乖離した気流となり、吸込口19に向かうことなく居室内へと拡散する。初期風向を可変し、コアンダー効果により所望の場所へ誘導するためには、辺9到達時には気流は1.0m/s以下となっている構成とすることが望ましい。
辺9到達時の気流の速度を所望の条件にするためには、給気用送風機23の運転状態を制御すればよく、給気用送風機23に接続された電動機の回転数を可変させる制御方法を適用してもよい。
調理器具(図示せず)から発生した油煙は排気運転のみでは全てを捕集することは難しく、その一部は吸込口19に吸い込まれることなくフード部3のフード側面10近傍から上方へと逃げてしまうが、外気直接導入気流吹出し口6よりフード部3の辺9へと向かって流す気流があれば、この気流に誘引され、巻き込まれた油煙は気流のコアンダー効果を利用して吸込口19へと向かい排気される。
本実施の形態では、図1において、フード部3のフード側面10とフード上面8が接合する直角部分の頂点を辺9として図示したが、この形状に限ったものではなく、フード側面10とフード上面8が接合する部分が曲面形状であっても良く、その半径寸法が5mm以上あれば直角の状態よりも良好にコアンダー効果を得ることができる。また、縁部31の形状についても辺9の形状と同様に曲面形状でも良く、その際の寸法や効果は、辺9がコアンダー効果を得る効果と同様である。この半径寸法の最大寸法は特に指定は無く、大きく取れれば取れるほどコアンダー効果を良好に発揮できるので、フード部3の寸法制限の中で、美観性を損なわない程度に半径を大きく設定することが望ましい。
このように、外気直接導入気流吹出し口6より吹出される気流は、居室内に拡散することも、人に向かって吹くこともなく、捕集しきれずにフード部3のフード側面10近傍から上方へと向かう油煙と合流して吸込口19へと向かうため、外気を浄化する必要がない。そのため、外気直接導入気流風路27内には集塵フィルタ28は備えられていない。
このような構成とすることにより、外気直接導入気流風路27を利用したいとき、つまりは調理時の油煙を確実に捕集したいときには、集塵フィルタ28を介さない運転とするため、集塵フィルタ28に不要物捕集の負荷をかけることなく、集塵フィルタ28の清掃メンテ必要期間を延ばすことができる。
この風路切り替えダンパ24の操作は、操作部14から使用者が指示操作することにより行うこととし、それぞれのシーンにおいて所望の気流を実現するように、操作部14より風路切り替えダンパ24に制御信号を与えることにより、風路切り替えダンパ24が開閉動作をするものである。
また、操作部14はフード側面10の一部に設置されているとしたが、操作部14の表面はフード側面10の表面より突出するものではなく、フード側面10に沿う気流を妨げるものではない。
なお、この風路切り替えダンパ24の操作は、各人の好みによって運転を切り替えることが望ましいが、必要とされるシーンによって制御がある程度決まっているので、操作部14からの操作に限定するものではなく、例えばフード部3の外周縁に油煙を検知するセンサが備えられており、そのセンサが油煙を検知した際には操作部14にセンサからの検知信号が発信され、操作部14が風路切り替えダンパ24に制御信号を与えることで風路切り替えダンパ24が切り替わり、外気直接導入気流吹出し口6が開放されるような制御にしてもよい。
また、図1に示すように壁面に設置しない、アイランドキッチン対応型の製品を想定した場合には、本体2の側面において、周囲全方向に外気直接導入気流吹出し口6を配置することで、フード部3の四方どの辺からも油煙を逃すことがなくなる。
この構成により、レンジフード1の下方に設置されている調理器具(図示せず)から発生し上方へと逃げる油煙をフード部3で効率よく捕集することが可能となる。
また、外気直接導入気流吹出し口6より吹出される気流は、フード部3のフード側面10近傍を上方へと逃れていく油煙を誘引して吸込口19へと向わせることとなる。したがって、外気直接導入気流風路27を通過する外気は浄化する必要がなく、集塵フィルタ28を浄化気流風路26の出口部分である浄化気流吹出し口7近傍に配置することができ、さらには集塵フィルタ28を着脱可能な構成とすることで、本体2を分解することなく集塵フィルタ28を取り出すことが容易となり、メンテナンスの簡便性を高めることができる。
なお、本実施の形態では、送風機21および給気用送風機23について、シロッコファン(遠心ファン)を用いるものとしたが、これに限定されるものではなく、外気直接導入気流吹出し口6より吹出される気流を所望の方向や所望の風速に制御できる送風機であれば同様の効果を得ることができる。
以上のように、本実施の形態では、レンジフードの使用状況に応じて、室外からの給気空気を集塵フィルタ28へ通過させて室内へ取り込む場合と、集塵フィルタ28を通過させずに給気口5へ案内する場合と切り替えることで、集塵フィルタ28の寿命を長くし、メンテナンスの周期を長くすることができる。
(実施の形態2)
本実施の形態では、給気用送風機23のみを運転している給気運転モード、または給気用送風機23を動かしながら排気用の送風機21を弱運転で回転させる常時換気モードを備えたレンジフードにおける実施の形態を説明する。なお、ここで説明する常時換気モードは、辺9到達時の気流は1.0m/sを超えた場合を示す。
本実施の形態では、図5に示すように、給気ユニット17内であり且つ、風路切り替えダンパ24の上流に粉塵センサ88を備えている。
この粉塵センサ88により、外気を導入する際にその外気環境を把握することが可能となり、室内空気室に特に大きな影響を与える花粉やPM2.5等が多く含まれているか否かを検知することが出来る。
実施の形態1で記載したように、油煙を捕集する排気運転の際には外気直接導入気流吹出し口6より吹出した気流を調整することでコアンダー効果によりフード部を伝い吸込口19より排気させることができた。この際の気流は、集塵フィルタ28を介さない外気直接導入風路27を通る気流であり、その気流に粉塵を含むものであっても居室内に吹出される訳ではないので問題とならない。
しかし、給気用送風機23のみを運転している給気運転モードの場合、または給気用送風機23を動かしながら排気用の送風機21を弱運転で回転させる常時換気モードの場合においては、給気がそのまま吸込口19へと向かい排気されるといったものではない。つまりは給気された空気が室内へとそのまま流入することとなるため、花粉やPM2.5等、人体に悪影響となる物質が高濃度で含まれる場合は極力排除した空気とする必要がある。この場合、常に外気に含まれる汚染物質を捕集して給気する構成とすると、捕集に使用する集塵フィルタ28が短期間で目詰まりを起こし、メンテナンスを必要としてしまう。
そこで、給気運転モードや常時換気モードの場合に、粉塵センサ88により外気の粉塵濃度を検知して、予め設定した閾値以下の濃度であったら、集塵フィルタ28を介さない外気直接導入気流風路27を利用するように風路切り替えダンパ24を自動で稼動させることとする。
ここでの粉塵センサ88は微細粒子の濃度を測定できれば構成に拘るものではなく、例えば受光部と発光部から構成された、変化する電圧よりその濃度を検知する手法を用いたものなどで良い。
本発明にかかるレンジフードは必要なときのみ集塵フィルタで浄化された空気を供給することで集塵フィルタの負荷を削減してメンテナンス頻度を抑制するものであり、同様の機能が付いた換気装置にも適用することができる。
1 レンジフード
2 本体
3 フード部
4 排出口
5 給気口
6 外気直接導入気流吹出し口
7 浄化気流吹出し口
8 フード上面
9 辺
10 フード側面
11 高さ
12 フード下面
13 下部開口部
14 操作部
15 壁面
16 排気ユニット
17 給気ユニット
18 整流板
19 吸込口
20 羽根車
21 送風機
22 給気用羽根車
23 給気用送風機
24 風路切り替えダンパ
26 浄化気流風路
27 外気直接導入気流風路
28 集塵フィルタ
30 気流案内板
31 縁部
88 粉塵センサ

Claims (2)

  1. フード部の下部開口部から室内の空気を吸引し、排気口を通じて空気を排出する排気ユニットと、給気口を通じて外気を室内に供給する給気ユニットと、操作部とを備えた給排気機能を持つレンジフードにおいて、
    記排気ユニットは、前記下部開口部と前記排気口とを結ぶ第1の通風路の途中に設置された排気ファンを備え、
    記給気ユニットは、前記給気口と室内給気口とを結ぶ第2の通風路の途中に設置された給気ファンと、集塵フィルタを備えた浄化気流風路と、集塵フィルタを備えていない外気直接導入気流風路と、風路切り替えダンパと、を備え、
    記風路切り替えダンパは、前記操作部からの制御信号に基づいて、前記給気口からの気流を前記浄化気流風路と前記外気直接導入気流風路とに切り替え
    前記外気直接導入気流風路から吹き出される気流は、前記フード部の外側表面に沿って流れ、前記下部開口部から排気されるように風速制御されることを特徴とするレンジフード。
  2. 記給気ユニット内の前記風路切り替えダンパの上流に粉塵センサを備え、前記粉塵センサから送られる信号により自動で前記風路切り替えダンパを操作する運転モードを備えたことを特徴とする請求項1に記載のレンジフード。
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