JP2000017917A - 施錠管理装置 - Google Patents

施錠管理装置

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JP2000017917A
JP2000017917A JP10190728A JP19072898A JP2000017917A JP 2000017917 A JP2000017917 A JP 2000017917A JP 10190728 A JP10190728 A JP 10190728A JP 19072898 A JP19072898 A JP 19072898A JP 2000017917 A JP2000017917 A JP 2000017917A
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lock
power supply
locking
actuator
voltage
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Hiroshige Uematsu
裕滋 上松
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Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源短絡による不正解錠を不可能にした施錠
管理装置の提供。 【解決手段】挿入された鍵15によって回動操作可能な
回動部材17を備えた錠本体6と、回動部材17の解錠
方向への回動を阻止するロック部材18と、ロック部材
18をロック解除位置へ駆動変位させる電磁ソレノイド
21とを備えた施錠機構Aに設けられており、他の電源
から独立して設けられた施錠用電源トランス32から電
磁ソレノイド21に対して駆動電源を供給したうえで、
施錠用電源トランス32の供給電圧を、アクチュエータ
駆動電圧と、アクチュエータ駆動不能電圧とにわたって
電源供給制御スイッチ部33で切り換える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、施錠機構に解錠防
止機能を付加する施錠管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、解錠防止機能を備えた施錠機構と
しては、例えば、特開平7−293057号公報に開示
されたものが知られている。
【0003】この従来の施錠機構に利用されている解錠
防止手段は、シリンダー錠の回動軸とロック部材との連
動を電磁ソレノイドによって断続可能に構成し、解錠す
る必要のない時には回動軸とロック部材との連動を遮断
するように電磁ソレノイドを作動させておくことで、模
造された鍵でシリンダー錠の回動軸を回動操作しても回
動軸が空転するだけでロック部材に回動力を伝達するこ
とができないものとなり、また、解錠が必要な時には電
磁ソレノイドによって回動軸とロック部材とを連動連結
した上で、シリンダー錠の回動軸を回動操作してロック
部材を解錠方向に回動することができるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の施錠機構で
は、電磁ソレノイドの駆動用回路が短絡すると、電磁ソ
レノイドが駆動して回動軸とロック部材とが連動して、
簡単に模造鍵で解錠操作することができる。そのため、
故障等の原因で電磁ソレノイドの駆動回路に短絡が生じ
た場合には模造鍵で解錠することができるうえ、人為的
に電磁ソレノイドの駆動回路を短絡させても模造鍵で解
錠操作することができるため、十分なセキュリティ性を
有するものとはいえず、セキュリティ性に優れた施錠管
理装置が要望されていた。
【0005】本発明は、このような点に着目してなされ
たものであって、セキュリティ性に優れた施錠管理装置
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、次のように構成している。
【0007】すなわち、請求項1に記載の施錠管理装置
は、挿入された鍵によって回動操作可能な回動部材を備
えた錠本体と、前記回動部材の解錠方向への回動を阻止
するロック部材と、このロック部材をロック位置とロッ
ク解除位置との間で駆動変位させるアクチュエータとを
備えた施錠機構に設けられる施錠管理装置であって、他
の電源から独立して設けられて前記アクチュエータに対
してその駆動電源を供給する施錠用電源供給手段と、前
記施錠用電源供給手段の供給電圧を、アクチュエータ駆
動電圧と、アクチュエータ駆動不能電圧とにわたって切
り換える切り換え手段とを備えることに特徴を有してい
る。
【0008】請求項2に記載の施錠管理装置は、請求項
1に係る施錠管理装置であって、前記アクチュエータ駆
動電圧を他の電源の供給電圧より高く設定することに特
徴を有している。
【0009】請求項3に記載の施錠管理装置は、請求項
1または2に係る施錠管理装置であって、前記施錠用電
源供給手段は、複数の施錠機構に対してアクチュエータ
の駆動電源を供給するものであり、前記切り換え手段
は、複数の施錠機構に供給されるアクチュエータの駆動
電源を一括して切り替え制御するものであることに特徴
を有している。
【0010】〔作用〕請求項1に記載の発明の構成によ
ると、切り換え手段により、施錠用電源供給手段の供給
電圧をアクチュエータ駆動不能電圧に切り換えておけ
ば、アクチュエータを駆動させることは不可能になる。
【0011】請求項2に記載の発明の構成によると、切
り換え手段により、施錠用電源供給手段の供給電圧をア
クチュエータ駆動不能電圧に切り換えることでアクチュ
エータの駆動が不可能になっても、他の電源を流用して
アクチュエータを駆動させることが考えられる。しかし
ながら、本発明では、アクチュエータ駆動電圧を他の電
源の供給電圧より高く設定しているので、他の電源を流
用してもアクチュエータを駆動させることはできない。
【0012】請求項3に記載の発明の構成によると、複
数の施錠機構のセキュリティを一括して制御することが
可能になる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、パチンコ遊戯台
の施錠機構に利用した実施の形態を図面に基づいて説明
する。
【0014】まず、パチンコ遊戯台の施錠機構Aについ
て説明する。図1はパチンコ遊戯台Pの正面図であり、
図2はその後扉の背面図であり、図3は施錠機構Aの構
成部材の分解斜視図であり、図4は施錠状態を示す背面
図である。
【0015】パチンコ遊戯台Pは、中抜き矩形状の台枠
1に対して、遊戯盤を備えた後扉2がその左側端の支点
aを中心に揺動開閉可能に支持されるとともに、この後
扉2の前面に透明ガラスを張った前扉3がその左側端の
支点bを中心に揺動開閉可能に支持された構造となって
おり、後扉2と前扉3とに作用する施錠機構Aが後扉2
の右端に装備されている。
【0016】この施錠機構Aには、後述のように、後扉
2を台枠1に対して閉じ位置に固定する第1の施錠部4
と、前扉3を後扉2に対して閉じ位置に固定する第2の
施錠部5とが備えられ、さらに、これらに共通に使用す
るシリンダー型の錠本体6が備えられている。
【0017】後扉2の裏面右端辺には、この右端辺に沿
って鍵竿7が取り付けられるとともに、この鍵竿7から
連設した縦壁部7aの上下に、フック部材8が支点c周
りに上下回動可能に枢着されるとともに、前記縦壁部7
aには縦長の第1操作杆9が上下スライド自在に装着さ
れている。この第1操作杆9はバネ10によって下向き
にスライド付勢されるとともに、第1操作杆9の端部と
各フック部材8がピン連動されており、第1操作杆9の
下方への付勢移動に伴って各フック部材8が下向きに回
動されて、台枠1側に設けられた図示しない係止部に係
合されて、後扉2が台枠1に対して閉じ位置に固定さ
れ、また、第1操作杆9をバネ10に抗して上方に移動
させると各フック部材8が上方に回動されて、後扉2を
台枠に対して開放揺動させることができるように、図4
に示される前記第1の施錠部4が構成されている。
【0018】また、前記鍵竿7の縦壁部7aと第1操作
杆9とで挟まれるように第2操作杆11が上下スライド
自在に装着されるとともに、バネ12によって上方にス
ライド付勢されている。この第2操作杆11には、前扉
開閉用レバー13に係合作用する操作突起14が設けら
れており、第2操作杆11が上方にスライド変位してい
る状態では操作突起14が上方に退避して、前扉3が後
扉2に対して閉じ位置に固定され、第2操作杆11をバ
ネ12に抗して下方に移動させると、操作突起14が前
扉開閉用レバー13を下方に押し下げて前扉3を後扉2
に対して開放揺動させることができるように、前記第2
の施錠部5が構成されている。
【0019】図7に示すように、シリンダー型の錠本体
6は後扉2に貫通埋設されており、前面から挿入された
鍵15によって回動操作される回動軸16が鍵竿7を貫
通して後扉2の裏面側に突出され、その突出端に解錠操
作用の回動部材17が連結されている。そして、図4に
示すように、この回動部材17には、前記第1操作杆9
の係合孔9aに係合作用する第1操作アーム17aと、
前記第2操作杆11の係合孔11aに係合作用する第2
操作アーム17bとが連設されており、回動部材17が
図中において反時計方向に回動されることで、図5に示
すように、第1操作アーム17aによって第1操作杆9
が解錠方向である上方にスライド操作され、逆に、回動
部材17が図中において時計方向に回動されることで、
図6に示すように、第2操作アーム17bによって第2
操作杆11が解錠方向である下方にスライド操作される
ようになっている。
【0020】また、図7に示される後扉2の裏面には、
図9の分解斜視図および図10の斜視図にも示されるよ
うに、前記回動部材17の反時計方向への回動を阻止す
るロック部材18が配備されている。このロック部材1
8は、非磁性材からなるブラケット19に前後スライド
自在に支持された鉄などの磁性金属製からなるピンで構
成され、バネ20によって回動部材17に係合するよう
スライド付勢されている。また、前記ブラケット19に
は、このロック部材18をコアとする電磁ソレノイド2
1が取り付けられており、この電磁ソレノイド21が通
電励磁されることで、ロック部材18がバネ20に抗し
て変位され、回動部材17との係合が解除されるように
なっている。
【0021】また、前記回動軸16の先端には磁性金属
製のネジ22が装着されるとともに、このネジ22に近
接対向するリードスイッチ23が基板24を介してブラ
ケット19に装備されている。そして、前記電磁ソレノ
イド21とリードスイッチ23はそれぞれ制御装置25
に接続されている。制御装置25は、電磁ソレノイド2
1に対する通電を制御しており、リードスイッチ23が
磁性体を検出すると、その検出信号に基づいて通電を許
容し、これによって電磁ソレノイド21が励磁するよう
になっている。なお、ブラケット19および電磁ソレノ
イド21等には、図2に示されるようにカバー26が外
嵌装着される。
【0022】図7中に示すように、前記鍵15の先端に
は被検出体として磁石27が埋設されており、図8に示
すように、錠本体6に鍵15が正しく挿入されると、そ
の先端に埋設した磁石27の磁力が磁性金属製のネジ2
2を介してリードスイッチ23に作用し、上記のように
鍵15の挿入が検出されることで電磁ソレノイド21が
通電励磁され、ロック部材18が後退駆動されて回動部
材17の反時計方向への回動が許容される。なお、磁石
27の磁力が強い場合には、前記ネジ22は必ずしも磁
性金属でなくてもよい。また、磁石27の埋め込みに代
えて、鍵15自体を磁性金属材料で構成してもよい。
【0023】従って、錠本体6に正規の鍵15を挿入す
ると、回動部材17を正逆いずれの方向へも回動操作す
ることが可能となり、回動部材17を時計方向に回動操
作すると前扉3に対する第2の施錠部5を解錠でき、ま
た、回動部材17を反時計方向に回動操作すると後扉2
に対する第1の施錠部4を解錠することができる。
【0024】以上の構成により、施錠機構Aは、特定材
質の被検出体(本実施の形態では、磁石27)を備えた
正規の鍵15が挿入されない限り回動部材17のロック
を解除することができないので、鍵15の模造が困難と
なり、セキュリティ性が高まっている。また、磁石27
を特定材質の被検出体にしてリードスイッチ23で検出
しているので、被検出体およびその検出手段を小型のも
のにでき、施錠機構Aの小型化にとって有効となってい
る。さらには、一つの鍵15の正逆の操作で2種の施錠
部4,5を操作する場合に、特に重要度の高い第1の施
錠部5をロック部材18で解錠阻止しているので、形状
のみをなぞった模造鍵が使用されたとしても、第1の施
錠部5の解錠を阻止することができる。
【0025】次に、上記施錠機構Aに設けられた施錠管
理装置30について説明する。施錠管理装置30は、電
磁ソレノイド21の駆動電源を作成して、施錠用電源ラ
イン31を介して複数あるパチンコ遊戯台Pそれぞれに
供給するものであって、パチンコ遊戯台Pの稼働電源ト
ランス40とともに、集中制御盤41内に収納されてい
る。
【0026】施錠管理装置30は、図12に示すよう
に、商用電源(AC100V)から電磁ソレノイド21
の駆動電源を作成する施錠用電源トランス32と、駆動
電源供給の供給制御を行う電源供給制御スイッチ部33
とを備えている。施錠用電源トランス32で作成する電
磁ソレノイド21の駆動電源の電圧は、稼働電源トラン
ス40で作成するパチンコ遊戯台Pの稼働電源の電圧よ
り高く設定されている。
【0027】電磁ソレノイド21の駆動電源の供給制御
は、駆動電源の電圧を、ソレノイド駆動不能電圧(例え
ば0V)とソレノイド駆動可能電圧との間で切り換え制
御することをいい、本実施の形態では、その一例である
電源供給の断続制御を行っている。
【0028】電源供給制御スイッチ部33は電源供給制
御操作を制御鍵34を介して行う第1スイッチ33a
と、電源機構制御操作を制御鍵34を用いずに直接行う
第2スイッチ33bとを備えており、これらスイッチ3
3a,33bは、施錠用電源ライン31に対して直列に
接続されている。第1スイッチ33aの制御操作を制御
鍵34を介して行うのは、電源供給制御スイッチ部33
を操作するうえでのセキュリティ性を高めるためであ
る。
【0029】なお、本実施の形態では、電磁ソレノイド
21からアクチュエータが構成されており、施錠用電源
トランス32から施錠用電源供給手段が構成されてお
り、電源供給制御スイッチ部33から切り換え手段が構
成されている。また、図11中、符号42は、稼働電源
トランス40で作成したパチンコ遊戯台Pの稼働電源を
各パチンコ遊戯台Pに供給する稼働電源ラインである。
【0030】この施錠管理装置30による施錠管理を図
13のパチンコ遊戯台Pの概略図を参照して説明する。
【0031】電源供給制御スイッチ部33で電磁ソレノ
イド21の駆動電源の供給を許容しておけば、全てのパ
チンコ遊戯台Pにおいて、電磁ソレノイド21は駆動で
き、したがって、鍵15により施錠機構Aは解錠でき
る。一方、電源供給制御スイッチ部33で電磁ソレノイ
ド21の駆動電源の供給を遮断しておけば、全てのパチ
ンコ遊戯台Pにおいて、電磁ソレノイド21は駆動せ
ず、したがって、鍵15を模造した模造鍵により施錠機
構Aを解錠しようとしても、さらには、不正使用者が鍵
15を手に入れて施錠機構Aを解錠しようとしても、解
錠は全く不可能になる。
【0032】そのうえ、従来では、パチンコ遊戯台P側
において、制御装置25の両端25a,25bで施錠用
電源ライン31を短絡させて電磁ソレノイド21の駆動
電源のバイパスラインを形成すれば、電磁ソレノイド2
1を不正駆動させることができたが、この施錠管理装置
30では、このような方法で電磁ソレノイド21に電源
を不正供給しようとしても、電源供給制御スイッチ部3
3で駆動電源の供給を元から遮断しているので電源供給
は全く不可能になり、電磁ソレノイド21の不正駆動は
できない。
【0033】また、施錠管理装置30では、複数のパチ
ンコ遊戯台Pの施錠管理を一括で行うことができる。し
かも、電磁ソレノイド21の駆動電源を、パチンコ遊戯
台Pの稼働電源とは独立して、制御制御電源トランス3
2で作成して供給しているので、駆動電源の供給制御が
パチンコ台Pの稼働に何ら影響を及ぼさない。
【0034】ところで、この施錠管理装置30において
も、次のようにすれば施錠機構Aの不正解錠が不可能で
はない。すなわち、各パチンコ遊戯台Pの近傍に配線さ
れた稼働電源ライン42をジャンパー線等を用いて施錠
用電源ライン31に接続して稼働電源で電磁ソレノイド
21を不正駆動すれば、模造鍵を用いた施錠機構Aの不
正解錠ができないわけではない。しかしながら、本実施
の形態では、上述したように、電磁ソレノイド21の駆
動電源の電圧を、パチンコ遊戯台Pの稼働電源より若干
高く設定しているので、稼働電源ライン42から稼働電
源を引き出して施錠用電源ライン31に接続しても、引
き込んだ稼働電源の電圧が電磁ソレノイド21の駆動電
源電圧より低いために、電磁ソレノイド21を不正駆動
させることはできず、したがって、施錠機構Aの不正解
錠は不可能になる。
【0035】ここにおいて、電磁ソレノイド21の駆動
電源の電圧を、パチンコ遊戯台Pの稼働電源より若干低
く設定しておいても、電磁ソレノイド21の不正駆動は
避けられる。しかしながら、各種電源の電圧は、抵抗等
を用いて比較的簡単に電圧降下させることができる。そ
のため、稼働電源を、電磁ソレノイド21の駆動電源の
電圧まで降下させたうえで、施錠用電源ライン31に供
給すれば、電磁ソレノイド21の不正駆動が可能とな
る。これに対して、各種電源の電圧は上昇させることは
容易ではない。そこで、施錠管理装置30では、電磁ソ
レノイド21の駆動電源の電圧をパチンコ遊戯台Pの稼
働電源より高く設定することで、稼働電源を元にした電
磁ソレノイド21の駆動電源の不正供給を不可能にして
おり、これによって電磁ソレノイド21の不正駆動をよ
り確実に防止している。
【0036】なお、図14に示すように、集中管理盤4
1(施錠管理装置30だけでもよい)を箱体43に収納
したうえで、この箱体43に施錠機構45Aを有する開
閉扉44を取り付けてもよい。そうすれば、鍵46によ
り施錠機構45Aを解錠して開閉扉44を開放しない限
り、電源供給制御スイッチ部33の操作は不可能にな
り、電磁ソレノイド21の駆動電源の不正出力を防止す
ることができる。
【0037】さらには、電源供給制御スイッチ部33
は、構造上、その両端を短絡すれば電磁ソレノイド21
の駆動電源を不正に出力させることができるが、図14
の構成では、鍵46で施錠機構45を解錠しない限り、
電源供給制御スイッチ部33は外部に露出しないため、
このような駆動電源の不正出力を防止することができ
る。
【0038】なお、施錠機構45Aの鍵46は、第1ス
イッチ33aの操作用の鍵34と兼用してもよいのはい
うまでもない。そうすれば、解錠操作の使い勝手が向上
する。さらには、図15に示すように、開放扉44の施
錠機構として、電源供給制御スイッチ部33の第1スイ
ッチ33aを内部に組み込んた施錠機構45Bとしても
よい。そうすれば、施錠機構45Bを解錠すると同時
に、第1スイッチ33aを電源供給側に切り換え操作す
ることができる。そのため、セキュリティ性を維持した
うえで解錠操作の使い勝手を向上させることができる。
【0039】図15に示す変形例の具体例としては、次
のようなものがある。すなわち、施錠機構45Bとして
セキュリティ性の高い可変式錠を用いるとともに、この
可変式錠に鍵46の回動検出スイッチを組み込む。そし
て、回動検出スイッチで鍵46の回動を検出し、その検
出信号に基づいて第1スイッチ33aを入操作するよう
にしてもよい。
【0040】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば以下に示すような効果が得られる。
【0041】請求項1に記載の発明によれば、切り換え
手段により、施錠用電源供給手段の供給電圧をアクチュ
エータ駆動不能電圧に切り換えておけば、アクチュエー
タを短絡させることは不可能になり、その分、セキュリ
ティ性が高まる。
【0042】請求項2に記載の発明によれば、アクチュ
エータ駆動電圧を他の電源の供給電圧より高く設定して
いるので、他の電源を流用してもアクチュエータを駆動
させることはできず、その分、さらにセキュリティ性が
高まる。
【0043】請求項3によれば、複数の施錠機構のセキ
ュリティを一括して制御することが可能になるので、施
錠管理を行ううえでの使い勝手が高まる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ遊戯台の概略斜視図である。
【図2】後扉の背面から見た斜視図である。
【図3】施錠機構を構成する部材の分解斜視図である。
【図4】施錠状態の施錠機構を示す背面図である。
【図5】後扉用の第1の施錠機構を解錠操作した状態の
背面図である。
【図6】前扉用の第2の施錠機構を解錠操作した状態の
背面図である。
【図7】施錠状態の施錠機構を示す一部切り欠き側面図
である。
【図8】ロック解錠状態における施錠機構を示す一部切
り欠き側面図である。
【図9】施錠機構の操作部位を示す分解斜視図である。
【図10】施錠機構の操作部位を示す斜視図である。
【図11】実施の形態の施錠管理装置の構成を示す図で
ある。
【図12】施錠管理装置の要部を示す図である。
【図13】パチンコ遊戯台の概略構成を示す図である。
【図14】施錠管理装置の変形例の要部を示す斜視図で
ある。
【図15】施錠管理装置のさらに変形例の要部を示す斜
視図である。
【符号の説明】
A 施錠機構 4 第1の施錠部 5 第2の施錠部 6 錠本体 15 鍵 17 回動部材 18 ロック部材 21 アクチュエー
タ(電磁ソレノイド) 23 リードスイッチ 25 制御装置 30 施錠管理装置 31 施錠用電源ラ
イン 32 施錠用電源トランス 33 電源供給制御
スイッチ部 33a 第1スイッチ 33b 第2スイッチ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 挿入された鍵によって回動操作可能な回
    動部材を備えた錠本体と、前記回動部材の解錠方向への
    回動を阻止するロック部材と、このロック部材をロック
    位置とロック解除位置との間で駆動変位させるアクチュ
    エータとを備えた施錠機構に設けられる施錠管理装置で
    あって、 他の電源から独立して設けられて前記アクチュエータに
    対してその駆動電源を供給する施錠用電源供給手段と、 前記施錠用電源供給手段の供給電圧を、アクチュエータ
    駆動電圧と、アクチュエータ駆動不能電圧とにわたって
    切り換える切り換え手段と、 を備えることを特徴とする施錠管理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の施錠管理装置であって、 前記アクチュエータ駆動電圧を他の電源の供給電圧より
    高く設定することを特徴とする施錠管理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の施錠管理装置で
    あって、 前記施錠用電源供給手段は、複数の施錠機構に対してア
    クチュエータの駆動電源を供給するものであり、 前記切り換え手段は、複数の施錠機構に供給されるアク
    チュエータの駆動電源を一括して切り替え制御するもの
    である、 ことを特徴とする施錠管理装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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