JPH1157174A - パチンコ機の施錠システム - Google Patents

パチンコ機の施錠システム

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JPH1157174A
JPH1157174A JP22541997A JP22541997A JPH1157174A JP H1157174 A JPH1157174 A JP H1157174A JP 22541997 A JP22541997 A JP 22541997A JP 22541997 A JP22541997 A JP 22541997A JP H1157174 A JPH1157174 A JP H1157174A
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JP
Japan
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lock
front frame
pachinko machine
locking
hook
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JP22541997A
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Inventor
Kiyoshi Kinoshita
木下  清
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IIRUDO KINOSHITA KK
Original Assignee
IIRUDO KINOSHITA KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のパチンコ機に設けられている前枠の開
放を阻止する施錠装置による解除動作を集中制御によっ
てロックすることで、パチンコ遊技機におけるセキュリ
ティー対策を講じること。 【解決手段】 集中ボックス200による操作によって
施錠装置420Aのロック指令が出力され、パチンコ機
400に対応させて設けられているドミノ基盤600を
介して前枠ロック装置700が動作し、施錠装置420
Aのフック452の解除動作が妨げられると、一定時間
後にドミノ基盤600から他のパチンコ機400にロッ
ク指令が伝達されることで、すべてのパチンコ機400
の施錠装置420Aに対するロックが行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ遊技機に
おけるセキュリティー対策を講じるためのパチンコ機の
施錠システムに係り、特に複数のパチンコ機に設けられ
ている前枠の開放を阻止するフックを有した施錠装置に
よる解除動作を集中制御によってロックするパチンコ機
の施錠システムに関する。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機等の遊技機は、外枠と、この
外枠に接合する閉鎖位置乃至外枠から離脱する開放位置
の間で開閉変位する前枠と、この前枠に接合するガラス
枠閉鎖位置乃至前枠から離脱するガラス枠開放位置の間
で開閉変位するガラス枠とを備えている。
【0003】これら前枠及びガラス枠を施錠、解錠する
ための機構には、閉鎖位置にある前枠の開放を阻止する
施錠位置と前枠の開放を許す解錠位置とに変位する前枠
施錠部材と、ガラス枠閉鎖位置にあるガラス枠の開放を
阻止するガラス枠施錠位置とガラス枠の開放を許すガラ
ス枠解錠とに変位するガラス枠施錠部材と、鍵が着脱さ
れる鍵受部とが具備されており、鍵受部に装着される鍵
を介して解錠操作が行われると、ガラス枠施錠部材又は
前枠施錠部材が施錠位置から解錠位置に変位されるよう
になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
施錠装置を備える遊技機では、鍵を使えば前枠や、ガラ
ス枠をいつでも開放することができる。このため、たと
えば閉店後の深夜あるいは休店日といった時期を見計ら
い、店内に忍び込んで合鍵等で前枠を開け、遊技コント
ロール基板のROMや、遊技コントロール基盤自体を改
変する等の不正行為も不可能ではなかった。
【0005】このような不具合を解消するものとして、
たとえば特開平5−293236号公報に開示される電
動式の施錠装置がある。この電動式の施錠装置は、管理
者が電気的駆動機構による施錠及び解錠動作を行わせる
ための電源管理を厳重にすることで、管理者の意に反し
た合鍵等による前枠開放を阻止するようにしたものであ
る。
【0006】ところが、実際は遊技機設置島の上部にあ
る島内部点検用の幕板を開け、そこから手を入れて、遊
技機の背後に手を回すことはそれほど困難なことではな
く、上記のような電動式の施錠装置といえども可動機構
部分を直接手でつかんで操作されれば、容易に前枠を開
けることは可能であり、結局は有効な防犯対策とはなり
得なかった。
【0007】また、このような電動式の施錠装置では、
遊技機の前枠の解錠を行う場合、個々の遊技機に対して
行う方式であり、集中制御によって行うことは不可能と
なっている。
【0008】本発明は、このような事情に対処してなさ
れたもので、複数のパチンコ機に設けられている前枠の
開放を阻止する施錠装置による解除動作を集中制御によ
ってロックすることで、パチンコ遊技機におけるセキュ
リティー対策を講じることができるパチンコ機の施錠シ
ステムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
複数のパチンコ機に設けられている前枠の開放を阻止す
るためのフックを有した施錠装置による解除動作を集中
制御によってロックするパチンコ機の施錠システムにお
いて、前記フックの近傍に配設され、ロック時には前記
フックの解除動作を妨げる位置に水平移動するロック片
を有した前枠ロック装置と、この前枠ロック装置のロッ
ク及びロック解除動作を制御するメイン制御ボックス
と、前記複数のパチンコ機に対応させて設けられ、前記
メイン制御ボックスからのロック又はロック解除指令を
受けたとき、前記前枠ロック装置に対しロック又はロッ
ク解除信号を出力するとともに、一定時間後に他のパチ
ンコ機に前記ロック又はロック解除指令を伝達する遅延
手段とが具備されていることを特徴とする。
【0010】この発明では、メイン制御ボックスからた
とえばロック指令が出力され、パチンコ機に対応させて
設けられている遅延手段を介して前枠ロック装置が動作
し、施錠装置のフックの解除動作が妨げられると、一定
時間後に遅延手段から他のパチンコ機にロック指令が伝
達されることで、すべてのパチンコ機の施錠装置に対す
るロックが行われる。
【0011】請求項2記載の発明は、前記複数のパチン
コ機の設置島毎に設けられ、前記メイン制御ボックスか
らのロック又はロック解除指令の伝達を前記設置島毎に
制御するリレーボックスが具備されていることを特徴と
する。
【0012】この発明では、メイン制御ボックスからの
ロック又はロック解除指令の伝達が設置島毎に設けられ
ているリレーボックスを介して行われるため、施錠装置
のロック又はロック解除を設置島毎に行うことができ
る。
【0013】請求項3記載の発明は、前記フックは鍵の
解除操作によって上下動するロッドの上下端部に設けら
れ、前枠ロック装置は前記ロッドの下端部側のフックの
近傍に配設されていることを特徴とする。
【0014】この発明では、前枠ロック装置がロッドの
下端部側のフックの近傍に配設されているため、設置島
の上部にある島内部点検用の幕板を開け、そこから手を
入れても前枠ロック装置に手が届かないため、前枠ロッ
ク装置によるロック解除は困難となる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の詳細
を図面に基づいて説明する。図1及び図2は、本発明の
パチンコ機の施錠システムの一実施の形態を示すもので
ある。
【0016】これらの図に示すように、店内に設けられ
ている事務所100の内部には、メイン制御ボックスで
ある集中ボックス200が配設されている。集中ボック
ス200には、コード201を介して複数のリレーボッ
クス300が接続されている。
【0017】これらリレーボックス300は、複数のパ
チンコ機400が列設されてなる遊技島(パチンコ島)
500に対応させて設けられたものであり、コード30
1を介して相互に接続されている。そして、リレーボッ
クス300を操作することで、遊技島毎に後述する前枠
ロック装置700の解錠及び施錠を行うことができるよ
うになっている。
【0018】各リレーボックス300には、コード60
1を介して各パチンコ機400に対応する遅延手段とし
てのドミノ基盤600が接続されている。また、それぞ
れのドミノ基盤600には、後述する施錠装置420A
のロッド450の移動を阻止することで、パチンコ機4
00の前枠410の開放をロックするための前枠ロック
装置700が接続されている。
【0019】ここで、上記のドミノ基盤600は、集中
ボックス200からのロック又はロック解除指令信号を
前枠ロック装置700に伝達するとともに、一定時間後
に他のパチンコ機400にそのロック又はロック解除指
令信号を伝達するものであり、ドミノ基盤600に設定
されている遅延時間に応じて前枠ロック装置700が順
次オン/オフ動作を行うようになっている。
【0020】図3は、上記の集中ボックス200及びリ
レーボックス300を示すものである。同図に示すよう
に、集中ボックス200のボックス本体210には、電
源表示ランプ211、ロックボタン212、アンロック
ボタン213、キー214が差込まれるキースイッチ部
215が設けられている。
【0021】そして、キー214の操作により、電源が
投入され、ロックボタン212又はアンロックボタン2
13による操作が可能状態とされる。このとき、電源表
示ランプ211が点灯するが、その表示は約40秒で消
灯するようになっている。これは1つの遊技島当りのロ
ックボタン212又はアンロックボタン213による操
作によっての前枠ロック装置700による動作完了まで
約40秒あれば足りることから設定されているものであ
る。
【0022】したがって、このキースイッチ部215に
差込まれるキー214が無ければ前枠ロック装置700
によるロック又はロック解錠を行うことができないよう
になっている。
【0023】集中ボックス200とリレーボックス30
0との間を接続するコード201には、中継基盤202
が介在されている。
【0024】リレーボックス300のボックス本体31
0には、キースイッチ部311、ロックボタン孔31
2、アンロックボタン孔313、電源表示部314が設
けられている。
【0025】ここで、これらロックボタン孔312及び
アンロックボタン孔313は、それぞれの孔内部にロッ
クボタン及びアンロックボタン(いずれも図示せず)が
内蔵されているものであって、それぞれのロックボタン
孔312及びアンロックボタン孔313から細ピン状の
操作冶具(図示省略)を挿入することで、それぞれのボ
タンをオンすることができるようになっている。
【0026】したがって、通常の操作では、これらのロ
ックボタン及びアンロックボタンの操作が行われないた
め、防犯対策が施されるようになっている。
【0027】また、電源表示部314は、LED等によ
って構成されているものであって、上記の集中ボックス
200側のキー214の操作によって電源が投入された
とき、点灯表示が行われるようになっている。
【0028】図4は、上記のパチンコ機400を示すも
のである。同図に示すように、パチンコ機400の前枠
410はヒンジ411を介して外枠420に回動自在に
取付けられている。
【0029】前枠410の右側部の略中程には、ガラス
枠412を開けたり、前枠410を開けたりする際の図
示しない鍵が差込まれる鍵穴441が設けられている。
【0030】また、前枠410の右側部には、たとえば
図5に示すような施錠装置420Aが配設されている。
この施錠装置420Aには、枠体430が設けられてい
る。枠体430の略中程には、上記の鍵穴441を有す
るシリンダ錠440が取付けられている。シリンダ錠4
40の軸部442には、操作片443を有したカム44
4が設けられている。
【0031】さらに、枠体430には、上記の操作片4
43に係止される係止片451aを有したロッド450
が上下動自在に配設されている。このロッド450は、
スプリング460によって常時下方に付勢されている。
そして、シリンダ錠440の鍵穴441に差込まれた図
示しない鍵の操作によってカム444が回動すると、そ
の操作片443が係止片451aを押上げることで、ロ
ッド450がスプリング460の付勢力に抗して上方に
移動されるようになっている。
【0032】ロッド450の上下端部には、ロック溝4
51を有したフック452が軸453を介して回動自在
に取付けられている。また、フック452は、枠体43
0に対し軸431を介して回動自在に支持されている。
そして、ロッド450が上昇されると、フック452が
枠体430の軸431を介して矢印a方向に回動し、図
4に示す外枠420の固定片421から外れるようにな
っている。
【0033】図6は、上記の前枠ロック装置700の詳
細を示すものである。同図に示す前枠ロック装置700
は、ロッド450の下端部側に設けられているフック4
52の近傍に配設されるものである。この位置は、パチ
ンコ機400の設置島の上部にある島内部点検用の幕板
を開け、そこから手を入れても手が届かない位置であ
る。
【0034】前枠ロック装置700の支持プレート70
1には、上記の外枠420に図示しないねじによって取
付け固定される取付け片702が設けられている。
【0035】また、支持プレート701には、電磁ソレ
ノイド710がねじ711aによって取付けられてい
る。電磁ソレノイド710のロッド711には、ピン7
12が取付けられている。ピン712には、支持プレー
ト701に対し軸721を介して回動自在とされた揺動
アーム720の下端部が連結されている。また、ピン7
12には、一端が支持プレート701側に係合されてい
るスプリング730の他端が係合されている。これによ
り、ロッド711はスプリング730の付勢力によって
突出方向(図中矢印方向)に付勢されるようになってい
る。
【0036】そして、ロッド711の進退動作に伴い、
揺動アーム720が軸721を介して回動されるように
なっている。
【0037】揺動アーム720の上端部に設けられてい
る係合ピン722には、スライドプレート740の長穴
741が係合されている。スライドプレート740に
は、水平方向に形成された2個のガイド溝742が設け
られている。そして、これらガイド溝742が支持プレ
ート701側の係合ピン703に係合されることで、支
持プレート701に対しスライド自在に支持されるよう
になっている。
【0038】スライドプレート740の先端部分には、
支持プレート701の上端部側に形成されているガード
片703と同様に、水平方向に折返されたロック片74
3が設けられている。
【0039】そして、電磁ソレノイド710が駆動され
ると、図7に示すように、ロッド711がスプリング7
30の付勢力に抗して引戻されることにより、揺動アー
ム720が軸721を介して時計方向に回動され、スラ
イドプレート740が図中矢印方向のフック452の下
端部側まで押出されるようになっている。これにより、
フック452の回動がスライドプレート740のロック
片743によって阻止されるため、上記のロッド450
の移動が阻止されるようになっている。
【0040】このとき、ロッド711は、電磁ソレノイ
ド710内部の永久磁石(図示省略)により、電磁ソレ
ノイド710内部に引込まれる状態が維持される。ま
た、電磁ソレノイド710が消磁されると、永久磁石に
よる吸着状態が一瞬解かれることで、ロッド711はス
プリング730の付勢力によって引出されるようになっ
ている。
【0041】続いて、以上のような構成のパチンコ機の
施錠システムの動作について説明する。まず、上記の店
内の事務所100内部に設けられている集中ボックス2
00による操作によって上記の施錠装置420Aのロッ
クを行う場合、集中ボックス200のキースイッチ部2
15にキー214を差込み、所定方向に回動させること
で電源を投入する。このとき、電源表示ランプ211が
約45秒間点灯するため、電源の投入を確認することが
できる。
【0042】ここで、電磁ソレノイド710のロッド7
11は、図6に示すように、スプリング730の付勢力
によって引出され、これに伴いロック片743はガード
片703側に引込まれている。
【0043】そして、電源の点灯表示を確認した後、ロ
ックボタン212を操作すると、コード201及び中継
基盤202を介して各リレーボックス300にロック指
令信号が出力される。
【0044】ここで、キースイッチ部311がオンされ
ているリレーボックス300が動作可能とされるため、
そのリレーボックス300を介し、そのリレーボックス
300に対応する設置島のドミノ基盤600を伝って順
次ロック指令信号が伝達され、まず一台目のパチンコ機
400に設けられている前枠ロック装置700の動作に
よって施錠装置420Aのロックが行われる。
【0045】すなわち、ロック指令信号により、電磁ソ
レノイド710が駆動されると、図7に示したように、
ロッド711がスプリング730の付勢力に抗して引込
まれる。これに伴い、揺動アーム720が軸721を介
して時計方向に回動することで、スライドプレート74
0が押出されることで、ロック片743がロッド450
の下方側に設けられているフック452の下端部側に位
置する。
【0046】このとき、ロッド711は、電磁ソレノイ
ド710内部の永久磁石(図示省略)により、電磁ソレ
ノイド710内部に引込まれる状態が維持される。
【0047】またこのとき、フック452のロック溝4
51が外枠420の固定片421によって係合されると
ともに、フック452の軸431の回動がロック片74
3によって阻止される。これにより、シリンダ錠440
の鍵穴441に図示しない鍵を差込んで前枠410を開
けようとしても、ロッド450の移動が阻止されるた
め、フック452に対する解錠が不可能となる。
【0048】また、前枠ロック装置700は、ロッド4
50の下端部側に設けられているフック452の近傍に
配設されているため、パチンコ機400の設置島の上部
にある島内部点検用の幕板を開け、そこから手を入れて
も手が届かないことからも、フック452に対する解錠
が不可能となる。
【0049】このような前枠ロック装置700による施
錠装置420Aのロックがドミノ基盤600による通電
の切替えによって順次行われることにより、それぞれの
設置島毎のすべてのパチンコ機400の施錠装置420
Aに対するロックが行われる。
【0050】そして、それぞれの設置島の各パチンコ機
400に対する前枠ロック装置700によるロックが終
了した後、集中ボックス200のキースイッチ部215
に差込んでいるキー214を所定方向に回動させ電源を
オフにすることで、作業が終了となる。
【0051】一方、各パチンコ機400の施錠装置42
0Aに対する設置島のロックを解除するためには、上述
したように、集中ボックス200のキースイッチ部21
5にキー214を差込んで回動させ電源を投入した後、
アンロックボタン213を押すと、コード201及び中
継基盤202を介して各リレーボックス300にロック
解除指令信号が出力される。これにより、それぞれの設
置島のドミノ基盤600を伝って上述したようにロック
解除指令信号が伝達され、まず一台目のパチンコ機40
0に設けられている前枠ロック装置700の動作によっ
てロック解除が行われる。
【0052】すなわち、ロック解除指令信号により、電
磁ソレノイド710が一瞬消磁されることで、ロッド7
11の永久磁石(図示省略)による吸着状態が解かれ、
図6のように、ロッド711がスプリング730の付勢
力によって引出される。これに伴い、揺動アーム720
が軸721を介して反時計方向に回動することで、ロッ
ク片743がガード片703側に引込まれ、フック45
2の下端部側から待避する。
【0053】これにより、フック452の軸431を介
しての回動が許容されるため、シリンダ錠440の鍵穴
441に図示しない鍵を差込んで解錠操作を行うこと
で、前枠410を開けることが可能となる。
【0054】そして、それぞれの設置島の各パチンコ機
400の施錠装置420Aに対する前枠ロック装置70
0によるロック解除が終了した後、集中ボックス200
のキースイッチ部215に差込んだキー214を所定方
向に回動させ電源をオフにすることで、作業が終了とな
る。
【0055】このように、この実施の形態では、メイン
制御ボックスである集中ボックス200による操作によ
って施錠装置420Aのロック指令が出力され、パチン
コ機400に対応させて設けられている遅延手段である
ドミノ基盤600を介して前枠ロック装置700が動作
し、施錠装置420Aのフック452の解除動作が妨げ
られると、一定時間後にドミノ基盤600から他のパチ
ンコ機400にロック指令が伝達されることで、すべて
のパチンコ機400の施錠装置420Aに対するロック
が行われるようにしたので、複数のパチンコ機400に
設けられている前枠の開放を阻止する施錠装置420A
による解除動作を集中制御によってロックすることがで
き、パチンコ遊技機におけるセキュリティー対策が講じ
られる。
【0056】なお、この実施の形態では、前枠ロック装
置700を、ロッド450の下端部側に設けられている
フック452の近傍に配設した場合について説明した
が、この例に限らず、前枠ロック装置700をロッド4
50の上端部側に設けられているフック452の近傍に
配設するようにしてもよい。
【0057】また、この実施の形態では、前枠ロック装
置700によってロックされる施錠装置420Aをたと
えば図5に示したように、フック452が回動自在とさ
れるものとした場合について説明したが、この例に限ら
ず、たとえば図8に示すように、ロッド450に対しフ
ック452が固定されている施錠装置420Bに対して
ロックを行うこともできる。
【0058】すなわち、同図に示す施錠装置420B
は、シリンダ錠440の鍵穴441に図示しない鍵を差
込んで解錠すると、ロッド450が上方に押上げられ、
フック452のロック溝451が外枠420の固定片4
21から外れるようになっているものであり、前枠ロッ
ク装置700のロック片743がフック452に当接
し、フック452を介しロッド450の移動を阻止する
ことで、前枠410の開放が阻止される。
【0059】なお、以上の実施の形態では、前枠ロック
装置700によって施錠装置420A,420Bをロッ
クする場合について説明したが、この例に限らず、たと
えば図9に示すように、前枠410の背面側をロックす
るようにしてもよい。
【0060】すなわち、前枠410の背面側に係止金具
750を設けるとともに、外枠420の下部側に前枠ロ
ック装置700Aを配設する。ここで、前枠ロック装置
700Aは、電磁ソレノイド710の駆動によってロッ
クピン743Aが上下動し、係止金具750に係止され
ることで、前枠410の開放が阻止される。
【0061】また、以上の各実施の形態では、前枠ロッ
ク装置700のロック片743をフック452のロック
位置まで押出す駆動源として電磁ソレノイド710を用
いた場合について説明したが、この例に限らず、モータ
等の駆動源を用いることもできる。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のパチンコ
機の施錠システムによれば、メイン制御ボックスからた
とえばロック指令が出力され、パチンコ機に対応させて
設けられている遅延手段を介して前枠ロック装置が動作
し、施錠装置のフックの解除動作が妨げられると、一定
時間後に遅延手段から他のパチンコ機にロック指令が伝
達されることで、すべてのパチンコ機の施錠装置に対す
るロックが行われるようにしたので、複数のパチンコ機
に設けられている前枠の開放を阻止する施錠装置による
解除動作を集中制御によってロックすることができ、パ
チンコ遊技機におけるセキュリティー対策を講じること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパチンコ機の施錠システムの一実施の
形態を示す斜視図である。
【図2】図1のパチンコ機の施錠システムを示すブロッ
ク図である。
【図3】図1の集中ボックス及びリレーボックスを示す
斜視図である。
【図4】図1のパチンコ機を示す斜視図である。
【図5】図5の施錠装置を示す斜視図である。
【図6】図1の前枠ロック装置を示す斜視図である。
【図7】図6の前枠ロック装置の動作を説明するための
斜視図である。
【図8】図5の施錠装置を代えた場合の他の実施の形態
を示す斜視図である。
【図9】図1の前枠ロック装置の構成を変えた場合の他
の実施の形態を示す図である。
【符号の説明】
100 事務所 200 集中ボックス 202 中継基盤 210 ボックス本体 211 電源表示ランプ 212 ロックボタン 213 アンロックボタン 214 キー 215,311 キースイッチ部 300 リレーボックス 310 ボックス本体 312 ロックボタン孔 313 アンロックボタン孔 314 電源表示部 400 パチンコ機 410 前枠 411 ヒンジ 412 ガラス枠 420 外枠 420A 施錠装置 421 固定片 441 鍵穴 420A,420B 施錠装置 440 シリンダ錠 443 操作片 444 カム 450 ロッド 451 ロック溝 451a 係止片 452 フック 500 遊技島 600 ドミノ基盤 700 前枠ロック装置 702 取付け片 710 電磁ソレノイド 711 ロッド 720 揺動アーム 743 ロック片
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年8月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図6】
【図7】
【図4】
【図5】
【図8】
【図9】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のパチンコ機に設けられている前枠
    の開放を阻止するためのフックを有した施錠装置による
    解除動作を集中制御によってロックするパチンコ機の施
    錠システムにおいて、 前記フックの近傍に配設され、ロック時には前記フック
    の解除動作を妨げる位置に水平移動するロック片を有し
    た前枠ロック装置と、 この前枠ロック装置のロック及びロック解除動作を制御
    するメイン制御ボックスと、 前記複数のパチンコ機に対応させて設けられ、前記メイ
    ン制御ボックスからのロック又はロック解除指令を受け
    たとき、前記前枠ロック装置に対しロック又はロック解
    除信号を出力するとともに、一定時間後に他のパチンコ
    機に前記ロック又はロック解除指令を伝達する遅延手段
    とが具備されていることを特徴とするパチンコ機の施錠
    システム。
  2. 【請求項2】 前記複数のパチンコ機の設置島毎に設け
    られ、前記メイン制御ボックスからのロック又はロック
    解除指令の伝達を前記設置島毎に制御するリレーボック
    スが具備されていることを特徴とする請求項1記載のパ
    チンコ機の施錠システム。
  3. 【請求項3】 前記フックは鍵の解除操作によって上下
    動するロッドの上下端部に設けられ、前枠ロック装置は
    前記ロッドの下端部側のフックの近傍に配設されている
    ことを特徴とする請求項1又は2記載のパチンコ機の施
    錠システム。
JP22541997A 1997-08-21 1997-08-21 パチンコ機の施錠システム Pending JPH1157174A (ja)

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JP (1) JPH1157174A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20160067753A (ko) * 2014-12-04 2016-06-14 신에쓰 가가꾸 고교 가부시끼가이샤 말단에 아미노기를 갖는 폴리알킬렌글리콜 유도체의 제조 방법, 및 이것에 사용하는 중합 개시제 및 그의 원료가 되는 알코올 화합물

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20160067753A (ko) * 2014-12-04 2016-06-14 신에쓰 가가꾸 고교 가부시끼가이샤 말단에 아미노기를 갖는 폴리알킬렌글리콜 유도체의 제조 방법, 및 이것에 사용하는 중합 개시제 및 그의 원료가 되는 알코올 화합물

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