JP2000016082A - 自動車用ドアトリム - Google Patents

自動車用ドアトリム

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JP2000016082A
JP2000016082A JP10184287A JP18428798A JP2000016082A JP 2000016082 A JP2000016082 A JP 2000016082A JP 10184287 A JP10184287 A JP 10184287A JP 18428798 A JP18428798 A JP 18428798A JP 2000016082 A JP2000016082 A JP 2000016082A
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door trim
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center
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Yoichi Yamaguchi
洋一 山口
Yoshiaki Tsuda
賀章 津田
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Honda Motor Co Ltd
Kasai Kogyo Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
Kasai Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 センタベースとロアベースの接合部が面接触
となっているため、反りや変形などにより接合部に隙間
が生じる。 【解決手段】 複数の部材により構成された自動車用ド
アトリムにおいて、ロアベース4の上縁側フランジ部4
aに、剛性を持たせるためほぼ全長に亘って厚肉部4b
を形成し、かつこの厚肉部4bに段差4cを設けること
により、上記フランジ部4aの上縁部にほぼ全長に亘っ
て突条4dを形成すると共に、この突条4dをセンタベ
ース3に形成されたアームレスト部3aに下方より圧着
させることにより、アームレスト部3aにフランジ部4
aを線接触させて、センタベースとロアベースを接合し
たもので、センタベース3やロアベース4に反りや変形
があっても接合部に隙間が発生することが少ない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はセンタベースとロ
アベースの接合部に隙間が発生しないようにした自動車
用ドアトリムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来自動車のドア内面には、内装材とし
て合成樹脂を射出成形したドアトリムが取付けられてい
る。
【0003】また最近では、外観をよくしたり、複雑な
形状を実現するため、複数の部材を組合せたドアトリム
も多く採用されている。
【0004】図4は従来のドアトリムのセンタベースa
とロアベースbの接合部の断面を示す物で、アームレス
ト部cが一体成形されたセンタベースaの下方よりロア
ベースbの上端側フランジ部dが接合されており、ロア
ベースbのフランジ部dは剛性を持たせるため厚肉に形
成されていて、この厚肉部の上面に形成した傾斜面eを
センタベースaのアームレスト部cの下面に当接する構
造を採用している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のドアトリム
では、ロアベースbのフランジ部d上面に形成した傾斜
面eをセンタベースaの表面を被覆するクロスfに面接
触させることにより、センタベースaとロアベースbを
接合している。
【0006】しかし樹脂により射出成形されたセンタベ
ースaやロアベースbには、反りや変形などがあるた
め、ロアベースbの全長に亘って形成されたフランジ部
dの傾斜面eをセンタベースaのアームレスト部c下面
に接触させる従来の構造では、センタベースaとロアベ
ースbの接合部に局部的に隙間が発生して、外観が著し
く損なわれるなどの不具合があった。
【0007】この発明はかかる従来の不具合を改善する
ためになされたもので、センタベースとロアベースを線
接触させることにより、接合部に隙間が発生しないよう
にした自動車用ドアトリムを提供することを目的とする
ものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1記載の発明は、複数の部材により構成された自
動車用ドアトリムにおいて、ロアベースの上縁側フラン
ジ部に、剛性を持たせるためほぼ全長に亘って厚肉部を
形成し、かつこの厚肉部に段差を設けることにより、上
記フランジ部の上縁部にほぼ全長に亘って突条を形成す
ると共に、この突条をセンタベースに形成されたアーム
レスト部に下方より圧着させることにより、アームレス
ト部にフランジ部を線接触させて、センタベースとロア
ベースを接合したものである。
【0009】上記構成により、センタベースやロアベー
スに反りや変形などがあっても、センタベースとロアベ
ースが線接触されているため、センタベースとロアベー
スの接合部に隙間が発生することが少ない。
【0010】上記目的を達成するため請求項2記載の発
明は、センタベースの表面を表皮材により被覆して、こ
の表皮材にフランジ部に突設された突条を食い込ませた
ものである。
【0011】上記構成により、センタベースとロアベー
スの接合部に多少隙間が発生しても表皮材により覆われ
て表面へ露出することがない。
【0012】上記目的を達成するため請求項3記載の発
明は、厚肉部の上面をアームレスト部の下面に沿って傾
斜させたものである。
【0013】上記構成により、仮令センタベースとロア
ベースの接合部に隙間が生じても、隙間より厚肉部の傾
斜面が見えるため、外観上は隙間が発生しているように
見えない。
【0014】上記目的を達成するため請求項4記載の発
明は、フランジ部上縁に突設された突条の表面側を小円
弧状としたものである。
【0015】上記構成により、接合部に手などが触れて
もエッジ感がないので、センタベースとロアベースの接
合部に違和感が生じない。
【0016】
【発明の実施の形態】以下この発明の実施の形態を図1
ないし図3に示す図面を参照して詳述する。
【0017】図1はドアトリムの正面図、図2はセンタ
ベースとロアベースの接合部付近を示す斜視図、図3は
図2のA−A線に沿う断面図である。
【0018】図1において1はドアトリム本体で、アッ
パベース2とセンタベース3及びロアベース4の3部材
により構成されており、何れも塩化ビニールなどの樹脂
を射出成形することにより成形されている。
【0019】ドアトリム本体1の上部を構成するアッパ
ベース2は、センタベース3の上面を全長に亘って覆う
構造となっている。
【0020】またセンタベース3は、ドアトリム本体1
のほぼ上半分を構成しており、中間部にアームレスト部
3aが一体成形されていると共に、表面のほぼ全体がク
ロスなどの表皮材5により被覆されている。
【0021】一方ロアベース4はドアトリム本体1のほ
ぼ下半分を構成しており、上縁部のほぼ全長に亘って設
けられたフランジ部4aの表面側は小円弧状に、そして
裏面側は、剛性を上げるため厚肉部4bとなっていて、
この厚肉部4bの上面には、段差4cが設けられてい
る。
【0022】上記段差4cは、フランジ部4aの先端を
センタベース3のアームレスト部3a下面に線接触させ
るためのもので、この段差4cによりフランジ部4aの
先端に突条4dが形成されると共に、段差4cに連続す
る厚肉部4bの上面は、アームレスト部3aの下面とほ
ぼ平行する傾斜面4eとなっている。
【0023】なお図1中6はセンタベース3に開口され
たスピーカ取付け孔を示す。
【0024】次に上記構成された自動車用ドアトリムの
作用を説明すると、ドアトリム本体1をドアの内側に取
付けるに当っては、まずセンタベース3の上部にアッパ
ベース2を下部にロアベース4を夫々取付けて、アッパ
ベース2によりセンタベース3の上面を覆った後に、こ
れらセンタベース3、アッパベース2及びロアベース4
を共にドア内側の所定位置に取付ける。
【0025】このときロアベース4のフランジ部4aを
センタベース3のアームレスト部3a下面に圧着させ
る。
【0026】これによってロアベース4のフランジ部4
aがセンタベース3のアームレスト部3a下面に線接触
すると共に、フランジ部4aの先端に形成された突条4
dが図3に示すように、アームレスト部3aの下面を覆
う表皮材5に食い込むため、センタベース3やロアベー
ス4に反りや変形があっても、センタベース3とロアベ
ース4の接合部に隙間が発生することがないと共に、仮
令接合部に局部的に隙間が発生しても、隙間からは厚肉
部4b上面の傾斜面4eが見えるだけのため、外観上は
隙間が発生しているようには見えず、これによって隙間
により外観が損なわれることがない。
【0027】またロアベース4のフランジ4aに段差4
cを形成することにより、ロアベース4を射出成形する
際段差4cにより押し切り面ができるので、バリが発生
することがなく、これによってロアベース4の成形後に
バリを除去するなどの作業が不要となる上、取残したバ
リによりセンタベース3とロアベース4の接合部に隙間
が生じるなどの不具合も解消することができる。
【0028】
【発明の効果】この発明は以上詳述したように、ロアベ
ースのフランジ部に厚肉部を形成すると共に、この厚肉
部に段差を設けることにより、フランジ部の先端に全長
に亘って突条を形成したことから、ロアベースのフラン
ジ部をセンタベースのアームレスト部下面に線接触させ
ることができる。
【0029】これによってセンタベースやロアベースに
反りや変形があっても、センタベースとロアベースの接
合部に隙間が発生することが少ないため、隙間によって
ドアトリムの外観が著しく損なわれるなどの従来の不具
合を解消することができる。
【0030】またセンタベースの表面がクロスなどの表
皮材で被覆されたドアトリムの場合、フランジ部より突
設された突条が表皮材に食い込むため、多少隙間があっ
ても目立つことがないと共に、仮令接合部に局部的な隙
間が発生しても、隙間からは厚肉部の上面の傾斜面が見
えるだけで、外観上は隙間が発生しているように見えな
いため、隙間により外観が損なわれることもない。
【0031】さらにロアベースのフランジ部は、表面側
が小円弧となっているため、接合部に手などが触れても
エッジ感がないので、センタベースとロアベースの接合
部に違和感を与える心配もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態になる自動車用ドアトリ
ムの正面図である。
【図2】この発明の実施の形態になる自動車用ドアトリ
ムのセンタベースとロアベースの接合部付近を示す斜視
図である。
【図3】図2のA−A線に沿う断面図である。
【図4】従来の自動車用ドアトリムの断面図である。
【符号の説明】
1 ドアトリム本体 2 アッパベース 3 センタベース 3a アームレスト部 4 ロアベース 4a フランジ部 4b 厚肉部 4c 段差 4d 突条 4e 傾斜面 5 表皮材 6 スピーカ取付け孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 津田 賀章 埼玉県和光市中央一丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 Fターム(参考) 3D023 BA01 BB08 BC01 BD03 BE03 BE06 BE17 BE35

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の部材により構成された自動車用ド
    アトリムにおいて、ロアベースの上縁側フランジ部に、
    剛性を持たせるためほぼ全長に亘って厚肉部を形成し、
    かつこの厚肉部に段差を設けることにより、上記フラン
    ジ部の上縁部にほぼ全長に亘って突条を形成すると共
    に、この突条をセンタベースに形成されたアームレスト
    部に下方より圧着させることにより、アームレスト部に
    フランジ部を線接触させて、センタベースとロアベース
    を接合したことを特徴とする自動車用トリム。
  2. 【請求項2】 センタベースの表面を表皮材により被覆
    して、この表皮材にフランジ部に突設された突条を食い
    込ませてなる請求項1記載の自動車用ドアトリム。
  3. 【請求項3】 厚肉部の上面をアームレスト部の下面に
    沿って傾斜させてなる請求項1記載の自動車用ドアトリ
    ム。
  4. 【請求項4】 フランジ部上縁に突設された突条の表面
    側を小円弧状としてなる請求項1記載の自動車用ドアト
    リム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103112404A (zh) * 2011-11-02 2013-05-22 铃木株式会社 车辆内部装饰结构
JP2015217695A (ja) * 2014-05-14 2015-12-07 トヨタ紡織株式会社 車両用内装材
JP2020050102A (ja) * 2018-09-26 2020-04-02 株式会社ニフコ 車両用トリム構造

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103112404A (zh) * 2011-11-02 2013-05-22 铃木株式会社 车辆内部装饰结构
CN103112404B (zh) * 2011-11-02 2015-06-24 铃木株式会社 车辆内部装饰结构
JP2015217695A (ja) * 2014-05-14 2015-12-07 トヨタ紡織株式会社 車両用内装材
JP2020050102A (ja) * 2018-09-26 2020-04-02 株式会社ニフコ 車両用トリム構造

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