JP3346467B2 - 自動車用ドアトリム - Google Patents

自動車用ドアトリム

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JP3346467B2 JP18412198A JP18412198A JP3346467B2 JP 3346467 B2 JP3346467 B2 JP 3346467B2 JP 18412198 A JP18412198 A JP 18412198A JP 18412198 A JP18412198 A JP 18412198A JP 3346467 B2 JP3346467 B2 JP 3346467B2
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洋一 山口
賀章 津田
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Honda Motor Co Ltd
Kasai Kogyo Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
Kasai Kogyo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は複数の部材により
構成された自動車用ドアトリムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来自動車のドア内面には、内装材とし
て合成樹脂を射出成形したドアトリムが取付けられてい
る。
【0003】また最近では、外観をよくしたり、複雑な
形状を実現するため、複数の部材を組合わせたドアトリ
ムも多く採用されている。
【0004】図4は従来のドアトリムのアッパベースと
センタベースの接合部の断面を示すもので、センタベー
スaに開口された取付け孔bに、アッパベースcの内面
に突設されたボスdを挿入して、ボスdの先端を超音波
溶着によりセンタベースaの内面に固着することによ
り、センタベースaの上部にアッパベースcが取付けら
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ドアトリムを構成する
アッパベースcやセンタベースaは、塩化ビニールなど
の樹脂を射出成形することにより成形されていることか
ら、成形品には3次元方向に反りや変形などによる寸法
的なバラツキがある。
【0006】このため図4に示すような従来の接合構造
では、仮想線に示すようにアッパベースcやセンタベー
スaのフランジ部e,fに反りや変形や列があると、ア
ッパベースcとセンタベースaの接合部に隙間が発生し
て、ドアトリムの外観が著しく損なわれるなどの不具合
がある。
【0007】またセンタベースaのフランジ部fの外側
面にはインナシールgが取付けられるため、このフラン
ジ部fが内側へ変形すると、インナシールgが精度よく
取付けられないため、インナシールgが蛇行して、シー
ル機能が損なわれるなどの不具合もある。
【0008】この発明はかかる従来の不具合を改善する
ためになされたもので、アッパベースやセンタベースの
反りや変形を規制することにより、アッパベースとセン
タベースの接合部に隙間が発生したり、センタベースの
フランジ部に取付けられたインナシールが蛇行するのを
防止した自動車用ドアトリムを提供することを目的とす
るものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1記載の発明は、複数の部材により構成された自
動車用ドアトリムにおいて、アッパベースの一方のフラ
ンジ部内面に、下端部がフランジ部の開口縁より下方へ
突出する複数の規制リブを、長手方向に間隔を存して突
設し、かつこれら規制リブの下端部を、センタベースの
上面に形成された複数のスリットよりセンタベース内に
突出して、各規制リブに形成された規制面を、センタベ
ースの上部に形成されたフランジ部の内面に当接させ、
かつこの状態で適宜固着手段によりアッパベースをセン
タベースに取付けたものである。
【0010】上記構成により、アッパベースの一方のフ
ランジ部に、上方向の反りや変形があっても、規制リブ
をセンタベースのスリットに差し込むことにより、上方
向の反りや変形を規制することができるため、アッパベ
ースの反りや変形によってアッパベースとセンタベース
の接合部に隙間が生じることがない。
【0011】また規制リブの規制面がセンタベースのフ
ランジ部内面に当接することにより、センタベースのフ
ランジ部が内側へ反ったり、変形するのを防止すること
ができるため、フランジ部の外側面にインナシールを精
度よく取付けることができる。
【0012】上記目的を達成するため請求項2記載の発
明は、規制リブをほぼ三角形状に形成すると共に、規制
リブの傾斜面をスリットの端部開口縁に当接したもので
ある。
【0013】上記構成により、アッパベースの一方のフ
ランジ部に、下方向の反りや変形があっても、スリット
の端部開口縁が規制するため、アッパベースの反りや変
形によりアッパベースとセンタベースの間に隙間が生じ
ることがない。
【0014】上記目的を達成するため請求項3記載の発
明は、アッパベースの内面に複数のボスを突設し、かつ
これらボスをセンタベースに開口された取付け孔に挿入
して、センタベースの内側よりボスの先端を、センタベ
ースの内面に溶着したものである。
【0015】上記構成により、固着具などの別部品を使
用せずにアッパベースをセンタベースへ取付けることが
できるため、部品点数の削減が図れるようになる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下この発明の実施の形態を図1
ないし図3に示す図面を参照して詳述する。
【0017】図1は自動車用ドアトリムの正面図、図2
は図1のA−A線に沿う断面図、図3はアッパベースと
センタベースの接合部付近を示す斜視図である。
【0018】図1において1はドアトリム本体で、アッ
パベース2とセンタベース3及びロアベース4の3部材
により構成されており、何れも塩化ビニールなどの樹脂
を射出成形することにより成形されている。
【0019】ドアトリム本体1の上部を構成するアッパ
ベース2は、図3に示すようにセンタベース3の上部を
ほぼ全長に亘って覆う構造で、両側縁に上記センタベー
ス3のフランジ部3aに上方より当接するフランジ部2
aと、センタベース3の段部3bに上方より当接するフ
ランジ部2bが、内側より折り曲がるように形成されて
いる。
【0020】また上記アッパベース2の内面には、ほぼ
円弧状部のほぼ中央にボス2cが長手方向に複数個所突
設され、これらボス2cと一方のフランジ部2b間には
補強リブ2dが突設されていると共に、他方のフランジ
部2a側内面には、アッパベース2のフランジ部2a及
びセンタベース3のフランジ部3aの反りや変形を規制
する規制リブ2eが長手方向に間隔を存して複数個所突
設されている。
【0021】上記規制リブ2eは、図2及び図3に示す
ようにほぼ三角形状に形成されていて、下端側の角部は
フランジ部2aの開口縁よりさらに下方に突設されてお
り、この突出部の外側面に、センタベース3のフランジ
部3a内面に内側より密着する規制面2fが形成されて
いる。
【0022】一方センタベース3は、ドアトリム本体1
のほぼ上半分を構成しており、中間部にアームレスト部
3cが一体成形されていると共に、アッパベース2との
接合部には上述したフランジ部3aと段部3bが形成さ
れている。
【0023】上記フランジ部3aの外側面は、インナシ
ール4の取付け面となっていて、この取付け面に図示し
ない止着具によりインナシール4が取付けられており、
上面部には、アッパベース2の内面に突設された規制リ
ブ2eが上方より嵌入するスリット3dが規制リブ2e
と合致する位置に複数個所形成されている。
【0024】上記スリット3dは、規制リブ2eの下端
部をセンタベース3内へ突出させるためのもので、これ
らスリット3dへ規制リブ2eを上方より嵌入してセン
タベース3にアッパベース2を取付けると、規制リブ2
eの傾斜面2gがスリット3dの一端側開口縁3eに当
接するようになっている。
【0025】また上記センタベース3の上部は2重構造
となっていて、アッパベース2の無い面に突設されたボ
ス2cと合致する位置に取付け孔3fが各部材に亘って
開口されていると共に、外側の部材にアッパベース2の
フランジ部2bが当接する段部3bが、そしてこの段部
3b近傍の内面に補強リブ3gが突設されている。
【0026】次に上記構成された自動車用ドアトリムの
作用を説明する。
【0027】ドアトリム本体1を組立てるに当っては、
アッパベース2の内面に突設された規制リブ2eをセン
タベース3のスリット3dに位置合せをした状態で、ア
ッパベース2のボス2cをセンタベース3の取付け孔3
fに挿入して、センタベース3の内側よりボス2cの先
端を超音波溶着などの手段でセンタベース3の内面に固
着する。
【0028】これによってアッパベース2の一方のフラ
ンジ部2aは、センタベース3のフランジ部3a上部に
上方から当接され、他方のフランジ部2bはセンタベー
ス3の段部3bの上方より当接されると共に、アッパベ
ース2に突設された規制リブ2eがセンタベース3のス
リット3dよりセンタベース3内に突出されて、規制リ
ブ2eの規制面2fがセンタベース3のフランジ部3a
内面に図2に示すように密着する。
【0029】これによってアッパベース2の一方のフラ
ンジ部2aに、上方向の反りや変形(口開き)があって
も、規制リブ2eをセンタベース3のスリット3dへ差
し込むことにより、上方向の反りや変形を規制すること
ができ、アッパベース2の一方のフランジ部2aに、下
方向の反りや変形があっても、規制リブ2eの傾斜面2
gがスリット3dの端部開口縁3eに当接することによ
り、下方向の反りや変形を規制することができる。
【0030】また規制リブ2eの規制面2fがセンタベ
ース3のフランジ部3aに当接することによりフランジ
部3aの内側への反りや変形(沈み込み)を防止するこ
とができる。
【0031】これによってアッパベース2とセンタベー
ス3の接合部に隙間が生じることがないため、ドアトリ
ム本体1の外観が損なわれることがないと共に、センタ
ベース3のフランジ部3a外側面にインナシール4を精
度よく取付けられるため、インナシール4が蛇行してシ
ール機能が損なわれるなどの不具合を解消することがで
きる。
【0032】
【発明の効果】この発明は以上詳述したように、アッパ
ベースのフランジ部内面に規制リブを突設して、この規
制リブをセンタベースの上面に形成されたスリットより
センタベース内に突出し、規制リブの規制面をセンタベ
ースのフランジ部内面に当接させたことから、アッパベ
ースのフランジ部に上方向の反りや変形があっても、規
制リブによって反りや変形が規制されるため、アッパベ
ースとセンタベースの接合部に隙間が生じることがな
く、これによってドアトリムの外観が向上する。
【0033】また規制リブの規制面がセンタベースのフ
ランジ部内面に当接することにより、フランジ部が内側
へ反ったり、変形するのを防止することができるため、
フランジ部外側面にインナシールを精度よく取付けるこ
とができ、これによってインナシールが蛇行することが
ないので、シール機能が低下することもない。
【0034】さらに規制リブの傾斜面をスリットの端部
開口縁に当接することにより、アッパベースのフランジ
部の下方向の反りや変形を規制することができるため、
アッパベースとセンタベースの接合部に隙間が生じるこ
とがなく、これによってもドアトリムの外観が向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態になる自動車用ドアトリ
ムの正面図である。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図である。
【図3】この発明の実施の形態になる自動車用ドアトリ
ムのアッパベースとセンタベースの接合部付近を示す斜
視図である。
【図4】従来の自動車用ドアトリムの断面図である。
【符号の説明】
1 ドアトリム本体 2 アッパベース 2a,2b フランジ部 2c ボス 2d 補強リブ 2e 規制リブ 2f 規制面 2g 傾斜面 3 センタベース 3a フランジ部 3b 段部 3c アームレスト部 3d スリット 3e 開口縁 3f 取付け孔 3g 補強リブ 4 インナシール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−225018(JP,A) 特開 平8−118954(JP,A) 実開 昭60−49013(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60J 5/00 B60R 13/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の部材により構成された自動車用ド
    アトリムにおいて、アッパベースの一方のフランジ部内
    面に、下端部がフランジ部の開口縁より下方へ突出する
    複数の規制リブを、長手方向に間隔を存して突設し、か
    つこれら規制リブの下端部を、センタベースの上面に形
    成された複数のスリットよりセンタベース内に突出し
    て、各規制リブに形成された規制面を、センタベースの
    上部に形成されたフランジ部の内面に当接させ、かつこ
    の状態で適宜固着手段によりアッパベースをセンタベー
    スに取付けたことを特徴とする自動車用ドアトリム。
  2. 【請求項2】 規制リブをほぼ三角形状に形成すると共
    に、規制リブの傾斜面をスリットの端部開口縁に当接し
    てなる請求項1記載の自動車用ドアトリム。
  3. 【請求項3】 アッパベースの内面に複数のボスを突設
    し、かつこれらボスをセンタベースに開口された取付け
    孔に挿入して、センタベースの内側よりボスの先端を、
    センタベースの内面に溶着してなる請求項1または2記
    載の自動車用ドアトリム。
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