JPH1016556A - 車両用トリムの衝撃吸収構造 - Google Patents

車両用トリムの衝撃吸収構造

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JPH1016556A
JPH1016556A JP8171047A JP17104796A JPH1016556A JP H1016556 A JPH1016556 A JP H1016556A JP 8171047 A JP8171047 A JP 8171047A JP 17104796 A JP17104796 A JP 17104796A JP H1016556 A JPH1016556 A JP H1016556A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
trim
main body
impact absorbing
trim main
vehicle
Prior art date
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Pending
Application number
JP8171047A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Horiba
誠 堀場
Hirobumi Mishima
博文 三島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Araco Co Ltd
Original Assignee
Araco Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Araco Co Ltd filed Critical Araco Co Ltd
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Publication of JPH1016556A publication Critical patent/JPH1016556A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 側突リブを有する車両用ドアトリムを、部品
点数を増やさずに意匠面にヒケ等の不具合をもたらさな
い製造容易な構造とすること。 【解決手段】 トリム本体2と、側突リブ3bを主体と
する衝撃吸収部3と、薄肉ヒンジ部(連結部)4とを合
成樹脂材で一体に成形する。衝撃吸収部3を薄肉ヒンジ
部4から折り曲げてトリム本体2の裏面に沿わせるよう
にし、フック2aと係合部3cを係合させてからドアト
リム1を車両に取付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用ドアトリム
の衝撃吸収構造に関する。
【0002】
【従来の技術】車両用ドアトリムは車両側方からの衝撃
にそなえる衝撃吸収構造とされる。図4及び図5に示す
ドアトリム(具体的にはロアボード)10は、トリム本
体11と、側突リブ12を主体とする衝撃吸収部13と
が別体に構成されている例であり、トリム本体11に設
けられた固定ボス14に対して衝撃吸収部13の取付座
15を挿着したうえでスクリュウ15aで固定するか、
もしくは固定ボス14をカシメている。また、図6及び
図7に示すドアトリム(具体的にはロアボード)20
は、ロアトリム本体21の裏面に、比較的背の高い側突
リブ22を有する衝撃吸収部23が一体成形されたもの
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前者のドアトリム10
は、トリム本体11と衝撃吸収部13が別体であり、一
体成形のものと比べると部品点数が多く、組付けに手間
がかかる。他方、後者のドアトリム20では、リブの形
状・本数によって成形時にヒケが生じて意匠面に影響を
及ぼすため成形性・生産性が悪く、また、その分、型の
設計製作も難しい。
【0004】本発明は、上記の問題を解決するものであ
り、例えば側突リブを主体とする衝撃吸収部を有するド
アトリム等の車両用トリムを、部品点数を増やすことな
く意匠面にヒケ等の不具合をもたらさない製造容易な構
造とすることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、以下のような車両用トリムの衝撃吸収構造を創作し
た。すなわち、請求項1の発明は、トリム本体と衝撃吸
収部とを、前記トリム本体と前記衝撃吸収部を屈曲可能
に連結する連結部を介在させて一体に成形し、前記衝撃
吸収部を前記連結部から折り曲げて前記トリム本体に沿
わせるように構成したことを特徴とする。
【0006】上記の車両用トリムは、衝撃吸収部を連結
部から折り曲げてトリム本体に沿わせ、適宜に固定した
うえで車両に取付ける。すなわち、トリム本体の必要箇
所に衝撃吸収部を簡単な構造で設けることができる。
【0007】
【発明の効果】本発明の車両用トリムの衝撃吸収構造
は、トリム本体の裏面に衝撃吸収用のリブを直接立設し
たものではないから、成形時にトリム本体の意匠面にヒ
ケ等の不具合が発生するおそれがなく、車両用トリムの
製造が容易である。また、リブによってトリム本体の成
形性が阻害されないため成形型の型費も安くなる。な
お、トリム本体と衝撃吸収部は一体に成形されるので、
別体にする場合と比べて部品管理や車両への組付けが共
に容易である。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施形態を図1
〜図3に基づいて説明する。図1はドアトリムの正面図
及びA−A断面図であり、図2はそのドアトリムの斜視
図である。両図に示すように、車両のドアトリム1(具
体的には、ロアボードである。)は、所定形状に形成さ
れたトリム本体2と、衝撃吸収部3と、薄肉ヒンジ部
(一般にインテグラルヒンジともいう)4とが合成樹脂
材等で所定の形状に一体成形されてなる。
【0009】トリム本体2自体は従来とほぼ同様の形状
に形成されたものであり、衝撃吸収部3は薄板状の基板
3aにリブ3bが略格子状に立設されていて、基板3a
の一縁部が、薄肉ヒンジ部4を介して屈曲自在にトリム
本体2に連結している。この薄肉ヒンジ部4が本発明で
いう連結部である。トリム本体2にはフック2aが突設
され、衝撃吸収部3を折り曲げてトリム本体2に沿わせ
たときに、基板3a先端の係合部3cがフック2aに係
合するように形成されている。トリム本体2の所定位置
に衝撃吸収部3がセットされた状態を図2に示す。
【0010】さて、上述のように構成されたドアトリム
1は、衝撃吸収部3を薄肉ヒンジ部4から折り曲げてト
リム本体2に沿わせ、基板3a先端の係合部3cをフッ
ク2aに係合させたうえで車両に取付けて使用し、車両
側方からの衝撃がドアトリム1に伝わったときに、その
衝撃を衝撃吸収部3にて吸収させる。すなわち、このド
アトリム1では、トリム本体2の必要箇所に直接リブを
形成しなくてもその部分に衝撃吸収構造を設けることが
できる。したがって、成形時に、トリム本体2の意匠面
にリブに起因するヒケ等の影響がでるのを避けることが
できる。したがって、トリム本体2及び衝撃吸収部3の
形状設計が容易になるとともに、ドアトリム1の製造が
容易になる。
【0011】なお、トリム本体2に衝撃吸収部3を固定
する手段としては、前述のフック2aと係合部3cに代
えてカシメ方式を採用しても良い。その場合は、図3
(a)に示すように、衝撃吸収部3の基板3aに貫通孔
3dを形成し、トリム本体2にはカシメボス2bを立設
しておく。そして、衝撃吸収部3を折り曲げてカシメボ
ス2bに貫通孔3dを嵌めた後、そのカシメボス2bを
超音波装置等で熱ガシメして衝撃吸収部3をトリム本体
2に沿わせた状態に固定するのである。
【0012】以上の実施形態では、ドアトリムの例を説
明したが、ドアトリムに限らず他の車両用トリムにも同
様にこの衝撃吸収構造を適用することができる。なお、
当業者の知識に基づき、種々の変更を加えた態様で本発
明を実施し得ることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るドアトリムを示し、
(a)はその正面図、(b)はA−A断面図である。
【図2】本発明の実施形態に係るドアトリムを裏面側か
ら見た斜視図である。
【図3】衝撃吸収部の固定手段の別例を示し、(a)は
その斜視図、(b)はB−B断面図である。
【図4】従来例のドアトリムを示し、(a)は裏面側か
ら見た斜視図、(b)はC−C断面図である。
【図5】従来例のドアトリムを裏面側から見た分解斜視
図である。
【図6】別の従来例のドアトリムを示し、(a)はその
正面図、(b)はD−D断面図である。
【図7】別の従来例のドアトリムを裏面側から見た斜視
図である。
【符号の説明】
1 ドアトリム 2 トリム本体 3 衝撃吸収部 4 薄肉ヒンジ部(連結部)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トリム本体と衝撃吸収部とを、前記トリ
    ム本体と前記衝撃吸収部を屈曲可能に連結する連結部を
    介在させて一体に成形し、前記衝撃吸収部を前記連結部
    から折り曲げて前記トリム本体に沿わせるように構成し
    た車両用トリムの衝撃吸収構造。
JP8171047A 1996-07-01 1996-07-01 車両用トリムの衝撃吸収構造 Pending JPH1016556A (ja)

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JP8171047A JPH1016556A (ja) 1996-07-01 1996-07-01 車両用トリムの衝撃吸収構造

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JPH1016556A true JPH1016556A (ja) 1998-01-20

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005517547A (ja) * 2000-07-17 2005-06-16 オークウッド エネルギー マネージメント インコーポレイテッド モジュール式エネルギ吸収用アセンブリの製造方法
JP2010510115A (ja) * 2006-11-16 2010-04-02 ジョンソン・コントロールズ・ゲー・エム・ベー・ハー 接続領域により一体的に取り付けられる第1部分領域及び第2部分領域を有する据え付け具、特に自動車用の据え付け具。
JP2013518773A (ja) * 2010-02-10 2013-05-23 ジョンソン・コントロールズ・ゲー・エム・ベー・ハー 車両インテリア取り付け部およびその製作のための方法

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