JP2008149880A - 車両用内装部品 - Google Patents

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Daisuke Aoshima
大輔 青島
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Abstract

【課題】アッパー側トリムおよびロア側トリムと中接部材との集合部位に形成される例えば略三角形状の空隙部近傍において、中接部材の急転回により発生する復元力を確実に抑えて、見栄え向上を図った。
【解決手段】上下二分割したアッパー側トリム2およびロア側トリム3における互いの対向接合部位4同士を接合することによってトリム本体1を構成し、ドアトリム本体1の所定部位に中接部材6を表装して構成している。そして、アッパー側トリム2および前記ロア側トリム3と中接部材6との集合部位8近傍におけるドアトリム本体1に、中接部材6の端末6aを挟み込む挟着突起3cを一体に形成した。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えば自動車のドアトリム、ラゲージサイドトリム等の車両用内装部品に関する。
この種の内装部品は、一体型構成のものもあるが、製造コストの軽減等の理由から、図1に示すように、上下二分割したアッパー側トリム2およびロア側トリム3における互いの対向接合部位4同士を接合することによってトリム本体1を構成し、ドアトリム本体1の表面側における所定部位に、対向接合部位4に掛かるように、中接部材6を表装してトリム本体1を美装するように構成したものである。
そして、従来の内装部品においては、中接部材6の端末6aは、例えば、図8に示すように、ロア側トリム3に凹設形成された木目込み溝5内に、接着剤を塗布すると共に、端末6aの上端部を除く端末6aを木目込み、上端部は、図7に示すように、ロア側トリム3の上側棚部3aに接着剤を用いて貼設した後、アッパー側トリム2の端末折曲部2aにて押さえ込むように構成している(特許文献1参照)。
特開2004−314501号公報。
また、従来技術の他の例として、車両用ドアトリムのトリムボード(トリム本体)にオーナメント表皮(中接部材)の周縁部(端末)が差し込まれる差し込み溝(木目込み溝)を凹設し、差し込み溝の溝底面に所定の間隙を隔てて複数の係止孔を貫設し、この係止孔にオーナメント表皮の周縁部を挿入し、当該周縁部をトリムボードの裏面側より係止手段により係止したものが知られている。
この係止手段は、オーナメント表皮の周辺部に形成した張出し片に硬質樹脂プレートよりなる板状の係止プレートを固着し、この係止プレートを張出し片と共に前記係止孔に挿入し、略90度回動させて、係止孔の周縁部に係合するように構成されている(特許文献2参照)。
特開平7−149148号公報。
ところで、従来技術のうち、前者のような従来技術においては、上下二分割したアッパー側トリム2およびロア側トリム3における互いの対向接合部位4同士を接合することによってトリム本体1を構成する場合、アッパー側トリム2およびロア側トリム3と中接部材6との集合部位8に、図9に示すように、例えば略三角形状の空隙部7がやむを得ず形成されてしまう。
また、中接部材6は、例えば内装部品がドアトリムである場合には、ちょうど乗員の腕等が当る部位に位置していることから、美観の上だけでなく一種の緩衝部材としての役割等を果たすべく、トリム本体1例えばロア側トリム3の所定部位に張設されるものであり、中接部材6は通常薄膜樹脂材や布等からなる表皮材の裏面にモールド成形等により発泡材等からなるクッション材を張設等して構成している。
そして、中接部材6の端末6aは、木目込み溝5に木目込み、接着剤により接着することによって処理されているのであるが、アッパー側トリム2およびロア側トリム3と中接部材6との集合部位8に形成される空隙部7付近においては、中接部材6の端末6aが急転回することになって、その弾発力によって空隙部7付近の形状に追従し切れずに、復元して、図9に示すように空隙部7内に入り込むことがあり、さらに、アッパー側トリム2とロア側トリム3との対向接合部位4にまで入り込んで、図10に示すように、対向接合部位4にスキが形成され、トリム本体1の見栄えを劣化させてしまい、中接部材6による美装機能が半減されることになる。
また、後者のような従来技術においては、オーナメント表皮の周縁部は、差し込み溝内に木目込まれると共に、係止孔に挿通した後、周縁部自体に固着した係止プレートが張出し片と共に係止孔に挿通係止されることになって、接着材を用いることなく、トリムボードにオーナメント表皮を取付けることになる。
しかし、後者のような従来技術では、トリムボードに対してオーナメント表皮の端末をいわば部分的に固着する方式であるといえ、オーナメント表皮の周縁部においては、係止手段により固着されていない部分ができてしまうことになる。
この結果、特に、トリムボードがオーナメント表皮が掛かる部分において二分割してアッパー側ボードとロア側ボードとを接合して構成されるような場合、アッパー側ボードおよびロア側ボードとオーナメント表皮との集合部位近傍(上記空隙部7付近)において、オーナメント表皮の周縁部を差し込み溝の形状に沿わせて木目込もうとしても、オーナメント表皮の周縁部には上記したように相当の弾発力があって、前者従来技術と同様に、オーナメント表皮の周縁部全体を均一に差し込み溝内に引っ張り込むことはできず、その弾発力によって前記集合部近傍付近の形状に追従し切れずに、復元して、図9に示すと同様に空隙部内に入り込むことがあり、さらに、アッパー側ボードとロア側ボードとの対向接合部位にまで入り込んで、図10に示すと同様に、対向接合部位にスキが形成され、トリムボードの見栄えを劣化させてしまい、オーナメント表皮による美装機能が半減されることになる。
さらにいえば、トリムボードを二分割してアッパー側ボードとロア側ボードとを接合して構成するような場合、アッパー側ボードおよびロア側ボードとオーナメント表皮との集合部近傍においては、係止手段を設けることが容易ではない場合が多く(この点、特許文献2の図3に示すように、この部位には係止手段を設けていないことに符合する)、このような場合には、益々、オーナメント表皮の復元力による空隙部内への入り込みやアッパー側ボードとロア側ボードとの対向接合部位における隙間発生を助長することになる。
そこで、本発明は、かかる点に鑑み、アッパー側トリムおよびロア側トリムと中接部材との集合部位に形成される例えば略三角形状の空隙部近傍において、中接部材の急転回により発生する復元力を確実に抑えて、見栄え向上を図った車両用内装部品を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明は、上下二分割したアッパー側トリムおよびロア側トリムにおける互いの対向接合部位同士を接合することによってトリム本体を構成し、前記ドアトリム本体の所定部位に中接部材を表装して構成した車両用内装部品であって、前記アッパー側トリムおよび前記ロア側トリムと前記中接部材との集合部位近傍における前記ドアトリム本体に、前記中接部材の端末を挟み込む挟着突起を一体に形成したことを特徴とするものである。
上記のように構成する本発明は、アッパー側トリムおよびロア側トリムと中接部材との集合部位近傍に、中接部材の端末を挟み込む挟着突起を形成したことにより、中接部材が集合部位に形成される空隙部付近において、中接部材の端末が急転回したとしても、当該端末は、挟着突起によって挟着されてトリム本体側に確実に押さえ込まれることになり、中接部材の急転回により復元力が発生しても、この復元力を確実に抑えて、内装部品の見栄え向上に寄与することができる。
以下、図1ないし図6を用いて、本発明を実施するための最良の形態における実施例について、従来技術に対応する部位には同一符号を付すことにより説明する。
図1は互いに上下二分割したアッパー側トリムおよびロア側トリムを接合して構成した一般的な内装部材である自動車のドアトリムの一部を描画した正面図、図2は本発明にかかる一の実施の形態による図1のA−A断面図、図3は同じく、図1のB−B断面図、図4は同じく、アッパー側トリム及びロア側トリムと中接部材との集合部位付近におけるロア側トリムを拡大して描画した斜視図、図5は同じく図1におけるアッパー側トリム及びロア側トリムと中接部材との集合部位付近を拡大して描画した正面図である。
先ず、図1において、内装部品であるドアトリムは、トリム本体1を、上下二分割したアッパー側トリム2とロア側トリム3とで構成すると共に、アッパー側トリム2およびロア側トリム3における互いの対向接合部位4同士を接合することによって構成されており、アッパー側トリム2およびロア側トリム3の所定部位において、対向接合部位4を跨る形で、中接部材6を表装して、トリム本体1を美装するように構成している。
そして、中接部材6の端末6aは、例えば、その略下半部が、図3に示すように、ロア側トリム3に設けた木目込み溝5内に接着剤を塗布した状態で木目込まれると共に、その略上半部は、図2に示すように、ロア側トリム3の上側棚部3aに接着剤を用いて貼設した後、アッパー側表皮材2aが張設されたアッパー側トリム2の端末折曲部2bにて、アッパー側トリム2に表装した表皮材2−1の端末とともに押さえ込むように構成している。
さらに、図2及び図4に示すように、ロア側トリム3の上側棚部3aの先端部を起立させて起立片部3bを形成し、起立片部3bにおけるアッパー側トリム2およびロア側トリム3と中接部材6との集合部8の近傍において、上側棚部3aとの間に小隙間を形成した状態で、挟着突起3cを一体に形成して、中接部材6の端末6aを挟み込むことによって挟着するように構成している。
従って、上記本発明にかかる実施の形態によれば、たとえ、中接部材6が表皮材6−1の表面にモールド成形等によりクッション材6−2が張設されているとしても、アッパー側トリム2およびロア側トリム3と中接部材6との集合部8の近傍において、中接部材6の端末6aを挟み込む挟着突起3cを形成していることから、集合部位8の近傍において、中接部材6の端末6aが急転回したとしても、端末6aは、挟着突起3cによって挟着されてトリム本体1側に確実に押さえ込まれることになり、中接部材6の急転回により発生した復元力を確実に抑えて、図5に示すように、端末6aが空隙部7内に入り込ませることがなく、ましてや対向接合部4に隙間を発生させることがなく、内装部品の見栄え向上に寄与することができる。
図6は本発明の他の実施の形態を示すものである。
図6によれば、挟着突起3cは、上記実施の形態と同様に、ロア側トリム3の上側棚部3aの先端部を起立させて形成した起立片部3bに形成している点同じであるが、上側棚部3aとの間の小隙間を挟着突起3cの上側棚部3a側先端を切欠くことによって形成した点異なっている。
以上説明したように、本発明は、アッパー側トリムおよびロア側トリムと中接部材との集合部位近傍に、中接部材の端末を挟み込む挟着突起を形成したことにより、中接部材が集合部位に形成される空隙部付近において、中接部材の端末が急転回したとしても、当該端末は、挟着突起によって挟着されてトリム本体側に確実に押さえ込まれることになり、中接部材の急転回により復元力が発生しても、この復元力を確実に抑えて、内装部品の見栄え向上に寄与することができるために、例えば自動車のドアトリム、ラゲージサイドトリム等の車両用内装部品等に好適である。
互いに上下二分割したアッパー側トリムおよびロア側トリムを接合して構成した一般的な内装部材である自動車のドアトリムの一部を描画した部分正面図である。 本発明にかかる一の実施の形態による図1のA−A断面図である。 同じく、図1のB−B断面図である。 同じく、アッパー側トリム及びロア側トリムと中接部材との集合部位付近におけるロア側トリムを拡大して描画した斜視図である。 同じく、図1におけるアッパー側トリム及びロア側トリムと中接部材との集合部位付近を拡大して描画した一部正面図である。 本発明にかかる他の実施の形態にかかり、図1におけるアッパー側トリム及びロア側トリムと中接部材との集合部位付近におけるロア側トリムを拡大して描画した斜視図である。 従来技術における図1のA−A断面図である。 同じく、図1のB−B断面図である。 図1におけるアッパー側トリム及びロア側トリムと中接部材との集合部位付近において、中接部材の端末が空隙部内に入り込んだ状態を拡大して描画した一部正面図である。 図1におけるアッパー側トリム及びロア側トリムと中接部材との集合部位付近において、中接部材の端末が空隙部内に入り込んで、アッパー側トリム及びロア側トリムの対向接合部位に隙間を形成した状態を拡大して描画した一部正面図である。
符号の説明
1 トリム本体(内装部品)
2 アッパー側トリム
3 ロア側トリム
3c 挟着突起
4 対向接合部位
6 中接部材
6a 端末
7 空隙部
8 集合部位

Claims (1)

  1. 上下二分割したアッパー側トリムおよびロア側トリムにおける互いの対向接合部位同士を接合することによってトリム本体を構成し、前記ドアトリム本体の所定部位に中接部材を表装して構成した車両用内装部品であって、
    前記アッパー側トリムおよび前記ロア側トリムと前記中接部材との集合部位近傍における前記ドアトリム本体に、前記中接部材の端末を挟み込む挟着突起を一体に形成したことを特徴とする車両用内装部品。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021066436A (ja) * 2021-02-04 2021-04-30 テイ・エス テック株式会社 ドアライニング
JP7100972B2 (ja) 2017-11-24 2022-07-14 日産自動車株式会社 内装用表皮材

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