JP2000009473A - 2軸ヨーレートセンサ及びその製造方法 - Google Patents

2軸ヨーレートセンサ及びその製造方法

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JP2000009473A
JP2000009473A JP10174787A JP17478798A JP2000009473A JP 2000009473 A JP2000009473 A JP 2000009473A JP 10174787 A JP10174787 A JP 10174787A JP 17478798 A JP17478798 A JP 17478798A JP 2000009473 A JP2000009473 A JP 2000009473A
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ring
yaw rate
rate sensor
shaped member
axis
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JP10174787A
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Hitoshi Iwata
仁 岩田
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Tokai Rika Co Ltd
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01CMEASURING DISTANCES, LEVELS OR BEARINGS; SURVEYING; NAVIGATION; GYROSCOPIC INSTRUMENTS; PHOTOGRAMMETRY OR VIDEOGRAMMETRY
    • G01C19/00Gyroscopes; Turn-sensitive devices using vibrating masses; Turn-sensitive devices without moving masses; Measuring angular rate using gyroscopic effects
    • G01C19/56Turn-sensitive devices using vibrating masses, e.g. vibratory angular rate sensors based on Coriolis forces
    • G01C19/567Turn-sensitive devices using vibrating masses, e.g. vibratory angular rate sensors based on Coriolis forces using the phase shift of a vibration node or antinode
    • G01C19/5677Turn-sensitive devices using vibrating masses, e.g. vibratory angular rate sensors based on Coriolis forces using the phase shift of a vibration node or antinode of essentially two-dimensional vibrators, e.g. ring-shaped vibrators

Abstract

(57)【要約】 【課題】部品点数を少なくした簡単な構造を備えること
により、製造コストを低減できる2軸ヨーレートセンサ
及びその製造方法を提供する。 【解決手段】リング支持板11にて支持された振動リン
グ15の4方向に配置された各駆動面16a〜16dに
は振動リング15の径方向に振動させるためのPZT薄
膜が形成され、各駆動面16a〜16dのPZT薄膜上
に駆動電極膜19a〜19dが設けられている。各駆動
面16a〜16dには第2連結部22を介してマス21
が駆動面16a〜16dの振動方向とは直交する方向に
揺動自在に配置されている。第2連結部22にはPZT
薄膜が配置されている。そのPZT薄膜上には検出電極
膜24a〜24dが設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は2軸ヨーレートセンサ及
びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、ヨーレートセンサとしては、
音叉型、或いは、振動リング型ものが知られている。従
来の音叉型、或いは振動リング型のヨーレートセンサ
は、多くの部材を組み合わせた構成とされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ヨーレート
センサで互いに直交するX軸とY軸の回りのそれぞれの
軸の角速度とそれぞれの軸の回りの回転方向とを同時に
検出するための2軸ヨーレートセンサが要望されてい
る。しかし、2軸ヨーレートとして、単に従来の1軸回
りの角速度及び回転方向を検出することができるヨーレ
ートセンサを組み合わせたのでは、構造が複雑となり、
又、部品点数も多くなりコスト高となる問題がある。
【0004】又、本発明の目的は、部品点数を少なくし
た簡単な構造を備えることにより、製造コストを低減で
きる2軸ヨーレートセンサ及びその製造方法を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、周方向に第1乃至第4
駆動面を有するリング状部材を備え、前記第1駆動面と
第3駆動面は、リング状部材の中心を通り径方向に延び
る第1共通軸上において、互いに反対方向に振動可能に
配置され、前記第2駆動面と第4駆動面は、前記第1共
通軸に対し直交し、リング状部材の中心を通り径方向に
延びる第2共通軸上において、互いに反対方向に振動可
能に配置され、前記各駆動面には、同駆動面を前記リン
グ状部材の径方向に振動させるための圧電部材が形成さ
れ、前記各駆動面には連結部を介して重り部材が前記駆
動面の振動方向とは直交する方向に揺動自在に配置さ
れ、前記連結部には、歪検出部材が配置され、前記リン
グ状部材は各駆動面間の支持部位において、支持される
ことを特徴とする2軸ヨーレートセンサを要旨とするも
のである。
【0006】請求項2の発明は、請求項1において、前
記リング状部材と重り部材とは、共通の金属板から形成
されている2軸ヨーレートセンサを要旨とするものであ
る。請求項3の発明は、請求項1又は請求項2におい
て、前記リング状部材内には支持部材が配置され、同支
持部材は、リング状部材の各駆動面間の支持部位に対し
て一体に連結されて、リング状部材とは共通の金属板か
ら形成されている2軸ヨーレートセンサを要旨とするも
のである。
【0007】請求項4の発明は、請求項2の2軸ヨーレ
ートセンサの製造方法において、平板状の金属板を打ち
抜き加工して所定形状のリング状部材、及び重り部材を
形成する工程と、リング状部材の各駆動面となる面を、
リング状部材の中心から放射方向に向かうように、又
は、前記中心に向かうように配置し、その後、重り部材
を、放射方向、又は中心方向に向かうように配置する工
程と、前記リング状部材の各駆動面となる面、及び重り
部材の連結部に対してチタン膜を形成する工程と、前記
チタン膜上に圧電膜を形成する工程と、前記各駆動面の
圧電膜及び連結部の圧電膜上に対して、それぞれ電極を
形成する工程とを含むことを特徴とする2軸ヨーレート
センサの製造方法を要旨とするものである。
【0008】請求項5の発明は、請求項3の2軸ヨーレ
ートセンサの製造方法において、平板状の金属板を打ち
抜き加工して所定形状のリング状部材、支持部材及び重
り部材を形成する工程と、リング状部材の各駆動面とな
る面を、リング状部材の中心から放射方向に向かうよう
に、又は、前記中心に向かうように配置し、その後、重
り部材を、放射方向、又は中心方向に向かうように配置
する工程と、前記リング状部材の各駆動面となる面、及
び重り部材の連結部に対してチタン膜を形成する工程
と、前記チタン膜上に圧電膜を形成する工程と、前記各
駆動面の圧電膜及び連結部の圧電膜上に対して、それぞ
れ電極を形成する工程とを含むことを特徴とする2軸ヨ
ーレートセンサの製造方法を要旨とするものである。
【0009】(作用)請求項1に記載の発明によると、
2軸ヨーレートセンサは、リング状部材の各駆動面間の
支持部位において、支持された状態で使用される。
【0010】2軸ヨーレートセンサの第1共通軸上に位
置する第1駆動面と第3駆動面の圧電部材に対して、交
番電圧を印加する。又、第2共通軸上に位置する第2駆
動面と第4駆動面の圧電部材に対しては、第1駆動面と
第3駆動面とはその振動方向が逆となるように前記第1
駆動面と第3駆動面に印加した交番電圧とは位相をずら
した交番電圧を印加する。なお、ここでいう振動方向と
は、駆動面が径方向において、膨張する方向(放射方
向)と、収縮する方向(求心方向)の2方向をいう。従
って、振動方向が互いに逆とは、放射方向と求心方向の
関係をいう。
【0011】このため、第1駆動面と第3駆動面が、放
射方向に膨らんで振動するときは、第2駆動面と第4駆
動面は、リング状部材の中心方向に向かって振動する。
又、逆に第1駆動面と第3駆動面が、リング状部材の中
心に向かって振動するときは、第2駆動面と第4駆動面
とは、放射方向に膨らんで振動する。この結果、リング
状部材は、第1駆動面と第3駆動面との間が長径,短径
の振動が行なわれるとともに、第2駆動面と第4駆動面
との間が逆に短径,長径の振動が行なわれる。このと
き、各駆動面に連結された重り部材も同じ方向に移動す
る。
【0012】この振動時において、第1共通軸の回りで
角速度ωが加わったときのコリオリの力Fcは第1駆動
面と第3駆動面に連結される重り部材(検出部)に対し
てそれぞれ互いに逆方向に加わる。
【0013】このことを図13を参照して説明すると、
図13では、mをヨーレートセンサの重り部材の質量と
し、第1共通軸の回りに角速度ωが加わったときの模式
図を示している。各重り部材(検出部)の振動方向が図
に示すように互いに逆方向になっているとき、それぞれ
の重り部材(検出部)に加わるコリオリの力Fcが加わ
る方向は図のように振動方向に対して直角になり、か
つ、リング状部材の中心を中止として180度反対側に
位置する他の重り部材(検出部)とは逆方向となる。
【0014】そして、このコリオリの力が第1駆動面と
第3駆動面の重り部材に対して加わったとき、同重り部
材の連結部に伸び(歪み)又は縮み(歪)が生じ、その
上の歪検出部材にも同様に歪が発生する。この結果、こ
の歪検出部材の伸びによる歪信号、及び縮みによる歪信
号が得られる。
【0015】そして、第1駆動面と第3駆動面の重り部
材において、各圧電膜から得られた出力の差分を取る
と、この出力は2倍となり、高感度の出力が得られる。
一方、第2共通軸の回りに角速度ωが加わったときにお
いても、第1共通軸の回りに角速度ωが加わったときと
同様である。
【0016】すなわち、コリオリの力が第2駆動面と第
4駆動面の重り部材に対して加わったとき、同重り部材
の連結部に伸び(歪み)又は縮み(歪)が生じ、その上
の歪検出部材にも同様に歪が発生する。この結果、この
歪検出部材の伸びによる歪信号、及び縮みによる歪信号
が得られる。従って、第2駆動面と第4駆動面の重り部
材において、各歪検出部材から得られた出力の差分を取
ると、この出力は2倍となり、高感度の出力が得られ
る。
【0017】なお、第1共通軸及び第2共通軸に対して
直交する方向の軸に沿って、加速度が加わった場合、検
出部である各重り部材に加わるコリオリの力Fcは同方
向となり、互いに反対方向に位置する重り部材の連結部
に設けられた歪検出部材からの両出力の差分は0とな
り、同加速度による出力をキャンセルすることができ
る。
【0018】請求項2の発明によれば、リング状部材と
重り部材とが、共通の金属板から形成されていることに
より、リング状部材と重り部材とが、始めから連結した
構成とすることが可能となる。
【0019】請求項3の発明によれば、リング状部材、
重り部材、支持部材とが、共通の金属板から形成されて
いることにより、リング状部材、重り部材及び支持部材
とが、始めから連結した構成とすることが可能となる。
【0020】請求項4の発明によれば、平板状の金属板
を打ち抜き加工して所定形状のリング状部材、及び重り
部材を形成し、リング状部材の各駆動面となる面を、リ
ング状部材の中心から放射方向に向かうように、又は、
前記中心に向かうように配置し、その後、重り部材を、
放射方向、又は中心方向に向かうように配置する。そし
て、前記リング状部材の各駆動面となる面に対してチタ
ン膜を形成し、前記チタン膜上に圧電膜を形成する。続
いて、前記各駆動面の圧電膜及び連結部の圧電膜上に対
して、それぞれ電極を形成することにより、請求項2の
2軸ヨーレートセンサを得る。
【0021】請求項5の発明によれば、平板状の金属板
を打ち抜き加工して所定形状のリング状部材、支持部材
及び重り部材を形成する。次に、リング状部材の各駆動
面となる面を、リング状部材の中心から放射方向に向か
うように、又は、前記中心に向かうように配置し、その
後、重り部材を、放射方向、又は中心方向に向かうよう
に配置する。続いて、前記リング状部材の各駆動面とな
る面に対してチタン膜を形成する。さらに、前記チタン
膜上に圧電膜を形成し、前記各駆動面の圧電膜及び連結
部の圧電膜上に対して、それぞれ電極を形成することに
より、請求項3の2軸ヨーレートセンサを得る。
【0022】
【実施の形態】以下、本発明の実施形態のヨーレートセ
ンサを図1乃至図4、図6、図7を参照して説明する。
【0023】図1は2軸ヨーレートセンサ(以下、単に
ヨーレートセンサという)1の斜視図を示している。図
1に示すようにヨーレートセンサ1は、リング支持板1
1と、前記リング支持板11に支持された振動リング1
5と、同振動リング15に対し設けられたマス21とを
備えている。前記リング支持板11、振動リング15、
マス21は弾性金属としてのステンレスから一体に形成
されている。この実施形態では、厚みが0.5mm以下
の金属板としてのステンレス板にて形成されている。前
記振動リング15はリング状部材を構成する。
【0024】リング支持板11は、互いに直交するよう
に配置された4個の直交支持片12にて略十字状に形成
され、その中央下面には、固定ポスト14がカシメ着さ
れている。振動リング15は、低円筒状に形成され、4
個の振動部16と、互いに隣接する振動部16を連結す
る幅狭部17とから構成されている。前記幅狭部17
は、振動部16よりも図1及び図2に示すようにその上
下長さが短くされている。そして、振動リング15は各
幅狭部17にて前記リング支持板11の直交支持片12
に対し第1連結部13を介して一体に連結支持されてい
る。又、前記第1連結部13は、有弾性を備えており、
波形状に形成されている。この構成により、振動リング
15の各振動部16は第1連結部13の連結点を支点
(支持部位)として、振動自在とされている。
【0025】前記振動部16の外周面は駆動面とされ、
図1において、Y軸上の反Y方向に向かう駆動面を第1
駆動面16aとし、Y軸と直交するX軸上のX方向に向
かう駆動面を第2駆動面16bとし、Y軸上のY方向に
向かう駆動面を第3駆動面16cとし、X軸上の反X方
向に向かう駆動面を第4駆動面16dとして配置されて
いる(図3参照、なお、図3においてはマス21は説明
の便宜上省略されている。)。
【0026】図7はヨーレートセンサ1の作用を示す模
式図であり、同図においては、各駆動面が振動している
状態を示しているが、同図に示すように、前記第1駆動
面16aと、第3駆動面16cとは、X軸及びY軸上の
交点を直交するZ軸(固定ポスト14の中心軸と共通)
を中心として、180度反対側に位置する。又、第2駆
動面16bと、第4駆動面16dとは同じくZ軸を中心
として、180度反対側に位置している。
【0027】振動リング15、リング支持板11、マス
21、後記する第1連結部13、及び第2連結部22の
全面には、スパッタリング等によって、図示しないチタ
ン膜がコーティングされている。同チタン膜により、ベ
ース面が構成されている。同チタン膜の表面全体には厚
さ数十μmのPZT薄膜18(図3参照)が形成されて
いる。PZT薄膜18は、強誘電体膜(圧電膜)を構成
する。図11では、PZT薄膜18内において、矢印は
PZT薄膜18の分極方向を示す。
【0028】図3に示すように、第1駆動面16a乃至
第4駆動面16dのPZT薄膜18上には、互いに同面
積の第1駆動電極膜19a乃至第4駆動電極膜19dが
形成されている(図1においては、第1駆動面5側のみ
図示)。各駆動電極膜(電極)は厚さ数μmを有するア
ルミニウムからなる。
【0029】前記第1駆動面16a乃至第4駆動面16
d上のPZT薄膜18は本発明の圧電部材を構成する。
なお、図3においては、PZT薄膜18及び各駆動電極
膜19a〜19dの厚みは、説明の便宜上、実際のもの
より適宜拡大して図示されている。
【0030】前記マス21は各振動部16の上部中央か
ら第2連結部22を介して外方へ張り出し形成されてい
る。マス21は略三角板形状をなし、その平面がZ軸に
対して直交するように配置されている。又、各マス21
は互いに同重量を有するように形成され、本発明の重り
部材を構成する。又、第2連結部22は連結部を構成す
る。
【0031】第2連結部22は、マス21の基端よりも
幅狭く形成され、弾性を有している。同各第2連結部2
2上のPZT薄膜(圧電膜)18には互いに同一面積を
有する第1検出電極膜24a〜第4検出電極膜24dが
形成されている。各検出電極膜(電極)24a〜24d
は厚さ数μmを有するアルミニウムからなる。図1にお
いて、Y軸上の反Y方向に向かう検出電極膜を第1検出
電極膜24aとし、Y軸と直交するX軸上のX方向に向
かう駆動面を第2検出電極膜24bとし、Y軸上のY方
向に向かう検出電極膜を第3検出電極膜24cとし、X
軸上の反X方向に向かう検出電極膜を第4検出電極膜2
4dとして配置されている。
【0032】前記第2連結部22上のPZT薄膜18は
検出部を構成するとともに、歪検出部材を構成する。次
に、上記ヨーレートセンサ1の製造方法を図9及び図1
0を参照して説明する。
【0033】厚み0.5mm以下のステンレスからなる
平板状の基材を、まず、図9に示すように打ち抜き加工
する。この打ち抜き加工により、図9に示すように直交
支持片12にて十字状をなすリング支持板11が形成さ
れる。さらに、直交支持片12の第1連結部13にて連
結された円形リング状の振動リング15が形成される。
又、リング支持板11の中央部には、貫通孔11aが形
成される。
【0034】振動リング15の振動部16は振動リング
15の中心を中心にして4方に形成され、振動部16の
各駆動面16a〜16dは図9において紙面側に向かっ
て形成される。又、マス21は第2連結部22を介して
リング支持板11側に向けて形成される。
【0035】次に、打ち抜き形成された図9の基材の全
表面に対して酸等で、クリーニングし、スパッタリン
グ、又は蒸着等の物理的成膜法にてチタン膜を成膜す
る。次に、図10に示すようにリング支持板11の第1
連結部13に対して振動リング11を90度折曲げ加工
する。さらに、折曲げ加工した振動リング11に対して
第2連結部22を外方へ90度折曲げ加工し、各振動部
16のマス21を前記貫通孔11aを中心にして放射方
向へ向ける。この折曲げ加工により、各振動部16の外
周面が、それぞれ第1駆動面16a〜16dとなる。
【0036】次に水熱法で、チタン膜上にPZT薄膜1
8を形成する。この水熱法は2つの段階からなってい
る。 (第1段階)基材、原材料としてのオキシ塩化ジルコニ
ウム(ZrOCl2 ・8H2 O)と硝酸鉛(Pb(NO
3 2 )の水溶液、及びKOH(8N)溶液をテフロン
瓶(図示しない)に投入し、攪拌する。なお、PZT薄
膜18の圧電性は、PZT薄膜18におけるチタン酸
鉛,ジルコン酸鉛の構成組成比によって決まるため、後
にできあがるPZT薄膜18の圧電性に応じてオキシ塩
化ジルコニウムと硝酸鉛とのモル比を決めればよい。
【0037】次に、図示しない圧力容器内において、基
材を上方に配置し、オキシ塩化ジルコニウム(ZrOC
2 ・8H2 O)、硝酸鉛(Pb(NO3 2 )の水溶
液、及びKOH(8N)溶液を攪拌しながら、加熱・加
圧する。なお、ここでいう加圧とは、加熱された溶液の
蒸気圧よる加圧のことである。温度条件は150℃で、
48時間この状態を継続する。なお、攪拌は、300r
pmで行う。
【0038】この結果、過飽和状態で、基材のチタン膜
表面にPZTの種子結晶(核)が形成される。上記時間
の経過後、基材を圧力容器から取り出し、水洗・乾燥す
る。
【0039】(第2段階)次に、種子結晶が核付けされ
た基材、原材料としてのオキシ塩化ジルコニウム(Zr
OCl2 ・8H2 O)と硝酸鉛(Pb(NO3 2 )の
水溶液、四塩化チタン(TiCl4 )及びKOH(4
N)溶液をテフロン瓶(図示しない)に投入し、攪拌す
る。なお、PZT薄膜18の圧電性は、PZTにおける
チタン酸鉛,ジルコン酸鉛の構成組成比によって決まる
ため、後にできあがるPZTの圧電性に応じてオキシ塩
化ジルコニウムと四塩化チタンと硝酸鉛とのモル比を決
めればよい。
【0040】次に、図示しない圧力容器内において、基
材を上方に配置し、オキシ塩化ジルコニウム(ZrOC
2 ・8H2 O)、硝酸鉛(Pb(NO3 2 )の水溶
液、四塩化チタン(TiCl4 )及びKOH(4N)溶
液を攪拌しながら、加熱・加圧する。なお、ここでいう
加圧とは、加熱された溶液の蒸気圧よる加圧のことであ
る。温度条件は120℃で、48時間この状態を継続す
る。なお、攪拌は、300rpmで行う。
【0041】この結果、過飽和状態で、基材全部の表面
にPZT薄膜18所定厚み(この実施形態では数十μ
m)で形成される。上記時間の経過後、基材を圧力容器
から取り出し、水洗・乾燥する。この後、マスクを除去
する。
【0042】そして、各振動部16の第1駆動面16a
〜第4駆動面16d上のPZT薄膜18面、及び第2連
結部22上のPZT薄膜18面にアルミニウムをスパッ
タリングや真空蒸着等の物理的成膜法により形成した
後、パターニングし、不必要な部分を除去して、第1駆
動電極膜19a〜第4駆動電極膜19d、第1検出電極
膜24a〜第4検出電極膜24dを形成し、ヨーレート
センサ1を形成する。このヨーレートセンサ1を使用す
るときは、前記リング支持板11の貫通孔11aに対し
て固定ポスト14をカシメ着する。
【0043】次に、図11及び図12を参照して、上記
ヨーレートセンサ1を採用したヨーレートセンサ装置4
1を説明する。ヨーレートセンサ装置41は、前記ヨー
レートセンサ1、回路基板25、ステイケース29を備
えている。ステイケース29は、図11に示すように、
無蓋箱状に形成されて収納凹部30を備え、同収納凹部
30の底面中央部にヨーレートセンサ1を支持する固定
ポスト14が立設されている。回路基板25は、ステイ
ケース29の上方を覆うようにステイケース29の側壁
に固設されている。回路基板25の中央は、ヨーレート
センサ1を収納するための収納孔26が透設されてい
る。同収納孔26は、ヨーレートセンサ1の振動リング
15の振動を許容する大きさに形成されている。
【0044】又、ヨーレートセンサ1の各電極膜19a
〜19d、24a〜24d上のパッド部分と、回路基板
25の接続パッド27(入力端子及び出力端子)との間
には接続ワイヤ28がハンダ付けされている。
【0045】次に、前記回路基板25に設けられる電気
回路を図12を参照して説明する。ヨーレートセンサ装
置41は、ドライバ信号・検波信号発生回路40と、検
出回路50A,50Bとを備えている。
【0046】ドライバ信号・検波信号発生回路40は、
図12に示すように発振回路42と、増幅回路43、イ
ンバータ44とを備えている。同発振回路42は図5に
示すように所定周波数の電圧信号を発振し、増幅回路4
3及びインバータ44に出力する。増幅回路43はドラ
イバ信号を第2駆動電極膜19b,第4駆動電極膜19
dに出力し、インバータ44は、発振回路42からの信
号を基準電位(Vcc/2)を中心に反転した上でドラ
イバ信号として第1駆動電極膜19a.第3駆動電極膜
19cに出力する。前記ドライバ信号は、交番電圧に相
当し、ドライバ信号の周波数は、ヨーレートセンサ1の
共振系に合わせた周波数とされている。
【0047】なお、図12に示すように電源Vccと接
地線間には、一対の抵抗R1が直列に接続され、接地側
の抵抗R1のプラス端子は、電圧ホロワ51を構成する
演算増幅器の非反転入力端子に接続されている。そし
て、電圧ホロワ51の出力端子は、ヨーレートセンサ1
の基材に接続されている。
【0048】すなわち、基材側は、基準電位VA (本実
施形態では2.5V=Vcc/2)に設定されている。
前記発振回路42、増幅回路43、インバータ44とに
より、ドライバ信号・検波信号発生回路40が構成され
ている。
【0049】次に検出回路50Aについて説明する。検
出回路50Aは、センサ信号増幅回路52、同期検波回
路53、ローパスフィルタ回路54とから構成されてい
る。
【0050】センサ信号増幅回路52は、図12に示す
ように第1演算増幅器55、第2演算増幅器56、抵抗
RS、負帰還抵抗Rfからなる。第2検出電極膜24b
は、第1演算増幅器55の非反転入力端子に接続されて
いる。第1演算増幅器55は、抵抗Rs、負帰還抵抗R
f で設定される増幅度で、第2検出電極膜24bからの
圧電電圧信号(歪信号)を増幅し、抵抗Rsを介して第
2演算増幅器56の反転入力端子に出力する。なお、第
1演算増幅器55の非反転入力端子は抵抗R2を介して
電圧ホロワ51の出力端子に接続されている。
【0051】又、第4検出電極膜24dは、第2演算増
幅器56の非反転入力端子に接続されている。第2演算
増幅器56は、抵抗Rs、負帰還抵抗Rf で設定される
増幅度(増幅率)で、第4検出電極膜24dからの圧電
電圧信号(歪信号)を増幅し、次段の同期検波回路53
に出力する。なお、第2演算増幅器56の非反転入力端
子は抵抗R2を介して電圧ホロワ51の出力端子に接続
されている。
【0052】同期検波回路53は、発振回路42からの
検波信号に基づいて、センサ信号増幅回路52からの圧
電電圧信号を検波し、X軸回りの回転方向を検波する。
すなわち、X軸において、反時計回り方向の角速度が加
わった場合と、時計回り方向の角速度が加わった場合と
では、同期検波回路53からは角速度の回転方向に応じ
て基準電位(この実施形態ではVcc/2)よりも大き
い電圧信号か、基準電位よりも小さ電圧信号のいずれか
の電圧信号が出力される。この基準電位と出力された電
圧信号との大小によって、X軸回り角速度の回転方向が
判別できる。
【0053】又、第2演算増幅器56の出力端子はロー
パスフィルタ回路54に接続されている。ローパスフィ
ルタ回路54の出力端子は、Vxout 端子に接続されて
いる。同ローパスフィルタ回路54は、同期検波回路5
3からの圧電電圧信号のうち、所定の周波数を濾波し、
かつ平滑することにより、ヨーレートセンサ1に働くX
軸回りの角速度の大きさに応じた信号を出力する。
【0054】又、この出力の大きさは、角速度の大きさ
に比例したものであり、この出力値によって、角速度の
大きさが検出できる。なお、検出回路50Bは、Y軸回
りに働く角速度の回転方向及び角速度の大きさを検出す
るための回路であり、前記X軸回りに働く角速度の回転
方向及び角速度の大きさを検出するための検出回路50
Aと同様な構成のため、同一構成に対しては同一符号を
付してその説明を省略する。
【0055】そして、検出回路50Bのローパスフィル
タ回路54からは、第1検出電極24a,第3検出電極
24cからの圧電電圧信号(歪信号)に基づいて、同期
検波回路53からの圧電電圧信号のうち、所定の周波数
を濾波し、かつ平滑することにより、ヨーレートセンサ
1に働くY軸回りの角速度の大きさに応じた信号をVy
out 端子から出力する。
【0056】さて、上記のように構成されたヨーレート
センサ装置41の作用について説明する。第2駆動電極
膜19b,第4駆動電極膜19dに対して、ドライバ信
号・検波信号発生回路40の増幅回路43を介してそれ
ぞれドライバ信号を同期して印加する。又、一方、第1
駆動電極膜19a,第3駆動電極膜19cに対してドラ
イバ信号・検波信号発生回路40のインバータ44を介
してそれぞれドライバ信号を同期して印加する。
【0057】図6は、第4駆動電極膜19dにおける振
動部16の第4駆動面16dを示すとともに、PZT薄
膜18の分極方向が矢印で示すように基材から駆動電極
膜方向である場合の振動部16での振動状態を示してい
る。いずれも振動部16は基準電圧Vcc/2とされて
いる。
【0058】この状態で、図6(a)に示すように、ド
ライバ信号により、基準電位(Vcc/2)よりも大き
な電位に印加されたときのPZT薄膜18は外側へ引き
伸ばされ、図6(c)に示すように基準電位(Vcc/
2)よりも小さな電位側に印加されたときのPZT薄膜
18は内側へ縮小する。図6(b)は、振動リング15
(基材)と、同電位の電圧が印加された場合であり、図
6(a)と図6(c)との中間位置に振動部16が位置
する。
【0059】このように、ドライバ信号の基準電位(V
cc/2>0)を挟んだ電位の変化によって、振動部1
6の第1駆動面16a,第3駆動面16cは、互いに同
期して、Y軸に沿って、互いにY方向、反Y方向、或い
は、反Y方向、Y方向に振動する。一方、ドライバ信号
の基準電位(Vcc/2>0)を挟んだ電位の変化によ
って、振動部16の第2駆動面16b,第4駆動面16
dは、互いに同期して、X軸に沿って、X方向、反X方
向、或いは、反X方向、X方向に振動する。すなわち、
放射方向と求心方向に交互に振動する。
【0060】そして、振動部16の第1駆動面16a,
第3駆動面16cに印加されるドライバ信号と、振動部
16の第2駆動面16b,第4駆動面16dに印加され
るドライバ信号とは、基準電位(Vcc/2)を中心に
互いに反転しているため、図4に示すように振動リング
15は、長径と短径となる振動を繰り返す。
【0061】又、この振動により、各振動部16におけ
るマス21も各駆動面と同方向に従動する。そして、こ
の振動状態で、ヨーレートセンサ1にX軸の回りにおい
て角速度ωの回転が加わったときについて説明する。
【0062】図7及び図8はX軸を中心に角速度ωで回
転した場合の説明図である。同図において、X軸を中心
にして角速度ωで図で示す方向に回転すると、Y軸方向
に位置するマス21は互いにZ軸に沿った方向にコリオ
リの力Fcが働き、第2連結部22にて同方向に撓む。
すなわち、第1駆動面16a側のマス21に着目した場
合には、Y軸の方向に沿って長楕円に延びたとき(図8
においては長径になったとき)、Z方向に撓み、短楕円
に縮んだとき(図8においては短径になったとき)、反
Z方向に第2連結部22が撓む。このときの振幅は、コ
リオリの力Fcに比例する。
【0063】なお、第3駆動面16cのマス21に関し
ては、第1駆動面16a側のマス21とは逆の関係にな
る。このとき、Y軸に回転成分及び他の加速度が加わっ
ていなければ、他の第2駆動面16b,第4駆動面16
dのマス21は撓まない。
【0064】このことから、振動リング15の振動を基
準としたマス21の振動方向(位相)と、振幅により、
回転方向と角速度が分かる。Y軸回りの角速度ωの回転
が加わったときにおいても、上記と同様の理由から振動
リング15の振動を基準としたマス21の振動方向(位
相)と、振幅により、回転方向と角速度が分かる。
【0065】上記のことから、ヨーレートセンサ装置4
1では、マス21の第2連結部22の伸び・縮みが生ず
るそれぞれに部位に対応して配置された第1検出電極膜
24a〜第4検出電極膜24dがそのときにPZT薄膜
18に発生した圧電電圧信号を各検出回路50A,50
Bにおけるセンサ信号増幅回路52に出力する。
【0066】各検出回路50A,50Bのセンサ信号増
幅回路52は、第1検出電極膜24a〜第4検出電極膜
24dの圧電電圧信号(歪信号)を増幅し、次の同期検
波回路53に出力する。
【0067】そして、同期検波回路53では、発振回路
42から出力された検波信号と、センサ信号増幅回路5
2からの圧電信号とに基づいてヨーレートセンサ1に加
わった角速度に係る回転方向を検出すべく、その回転方
向を確定検波する。同期検波回路53から出力された信
号は、ローパスフィルタ回路54にて所定周波数が濾波
され、かつ平滑されて、角速度の大きさを検出する。
【0068】この結果、ヨーレートセンサ1に働いた、
X軸回りの角速度、及びY軸回りの角速度の大きさ及び
回転方向を検出することが可能となる。さて、本実施形
態によると、次のような作用効果を奏する。
【0069】(1)本実施形態では、周方向に第1駆動
面16a乃至第4駆動面16dを有する振動リング15
を設け、振動リング15の中心を通り径方向に延びるY
軸(第1共通軸)上において、第1駆動面16aと第3
駆動面16cを互いに反対方向に振動可能に配置した。
又、Y軸に対し直交し、振動リング15の中心を通り径
方向に延びるX軸(第2共通軸)上において、第2駆動
面16bと第4駆動面16dを互いに反対方向に振動可
能に配置した。そして、各駆動面16a〜16dには、
同駆動面を振動リング15の径方向に振動させるための
PZT薄膜18を形成し、各駆動面16a〜16dには
第2連結部(連結部)22を介してマス(重り部材)2
2が前記駆動面16a〜16dの振動方向とは直交する
方向に揺動自在に配置した。又、第2連結部22にも、
PZT薄膜18を設け、振動リング15を各駆動面間の
支持部位において支持した。
【0070】そして、Y軸(第1共通軸)上に位置する
第1駆動面16aと第3駆動面16cの第1駆動電極膜
19a,第3駆動電極膜19cに対して、交番電圧を印
加し、X軸(第2共通軸)上に位置する第2駆動面16
bと第4駆動面16dの第2駆動電極膜19b,第4駆
動電極膜19dに対しては、第1駆動面と第3駆動面と
はその振動方向が逆となるように位相をずらした交番電
圧を印加することにより、振動リング15を振動させた
状態で、X軸回り及びY軸回りの回転が加わったとき、
両軸回りの角速度の大きさ、及び回転方向を検出するこ
とができる。
【0071】(2) 各軸上のマス21において、各検
出電極膜から得られた出力の差分を取ると、この出力は
2倍となり、高感度の出力を得ることができる。各軸に
対して直交する方向の軸に沿って、加速度が加わった場
合には、検出部である各マス21に加わるコリオリの力
Fcは同方向となり、互いに反対方向に位置するマス2
1の第2連結部22に設けられた検出電極膜からの両出
力の差分は0となり、同加速度による出力をキャンセル
することができる。
【0072】(3) 本実施形態では、リング支持板
(支持部材)11、振動リング15(リング状部材)、
及びマス(重り部材)21とは、共通のステンレス板
(金属板)から形成した。この結果、リング支持板1
1、振動リング15、マス21とは始めから連結した構
成となるため、各部材の組付け作業工程を簡略すること
ができる。
【0073】(4) 本実施形態では、ステンレス板を
抜き打ち形成することにより、振動リング15、マス2
1、リング支持板11を形成した。この結果、各部材を
連結したまま、ワンショットで形成でき、効率良く製造
することができる。
【0074】(5) 本実施形態では、ヨーレートセン
サ1を製造する場合、平板状のステンレス板を打ち抜き
加工して所定形状の振動リング15、リング支持板11
及びマス21を形成し、振動リング15の各駆動面16
a〜16dとなる面を、振動リング15の中心から放射
方向に向かうように配置し、その後、マス21を放射方
に向かうように配置し、振動リング15の各駆動面16
a〜16dとなる面、及びマス21の第2連結部22に
対してチタン膜を形成し、同チタン膜上にPZT薄膜1
8を形成し、PZT薄膜18上に対して、それぞれ駆動
電極膜19a〜19d,検出電極膜24a〜24dを形
成するようにした。
【0075】この結果、簡単な工程によって、ヨーレー
トセンサを得ることができる。 (6) 本実施形態では、PZT薄膜18を、水熱法に
よって得るようにした。この結果、同一工程(水熱法に
よる工程)で得られた振動部16上のPZT薄膜18、
及び検出用に第2連結部22上に設けられるPZT薄膜
18を備えたヨーレートセンサ1は、検出感度等の品質
を一定に、すなわち、均質なものとすることができる。
又、水熱法により、駆動用のPZT薄膜18と、検出用
のPZT薄膜18とが一度に形成できるため、別々に駆
動用、検出用のPZT薄膜を形成する場合と異なり、作
製工数を低減できる。
【0076】本発明の実施形態は、上記実施形態以外に
次のように変更することも可能である。 (1) 前記実施形態では、マス21を振動リング15
の周部の上部から放射方向へ延設したが、振動リング1
5の下部から放射方向へ延設してもよい。
【0077】(2) 前記実施形態では、マス21を振
動リング15から放射方向に向かって延設したが、逆に
振動リング15の中心方向に向かって延設してもよい。 (3) 前記実施形態では、振動リング15、マス2
1、リング支持板11を共通の金属板にて形成したが、
振動リング15と、マス21とを共通の金属板にて形成
し、別体に形成したリング支持板11に対し接着剤、或
いは、半田付け、ロウ付け等により組付けてもよい。
【0078】(4) 前記実施形態では、リング支持板
11を振動リング15の内方に配置したが複数の支持部
材を振動リング15の外方に配置して、個々の支持部材
にて振動リングを支持するようにしてもよい。
【0079】(5) 前記実施形態では、圧電膜をPZ
T薄膜としたが、圧電膜の形成のために他の圧電材料を
使用してもよい。 (6) 前記実施形態では、振動リング15をステンレ
ス製としたが、他の金属でもよく、チタンとした場合
は、チタン膜の形成が不要となる。この場合、基振動リ
ング15の表面がベース面を構成する。
【0080】(7) 前記実施形態では、電極膜は、マ
スキングしてスパッタリングを行なうことにより形成し
たが、その代わりに、導電性ペースト(例えば、Agエ
ポキシ)のマスキングによるスプレー塗布で形成しても
よい。
【0081】(8) 前記実施形態では、PZT薄膜1
8面に電極膜をスパッタリングや真空蒸着等の物理的成
膜法により形成した後、パターニングしたが、この代わ
りに、これらを導電性ペーストをスクリーン印刷法によ
って、印刷して形成してもよい。
【0082】(9) 前記実施形態では、電極膜をアル
ミニウムで形成したが、Au(金)にて形成してもよ
く、又、他の導電性金属にて形成してもよい。 (10) 前記実施形態では、駆動面16a〜16dを
振動リング15の中心から放射方向に向かうように振動
リング15の外周面としたが、振動リング15の各駆動
面となる面を、振動リング15の中心に向かうように内
周面としてもよい。
【0083】又、この場合において、マス21を振動リ
ング15の中心方向に向かって延設してもよい。 (11) 前記実施形態では、振動リング15を円形リ
ングとしたが、四角形リングとしてもよい。
【0084】(12) 前記実施形態では、第2連結部
22に圧電膜としてのPZT薄膜18を形成したが、こ
の代わりに、バルクの圧電材料からなる歪センサを設け
たり、ピエゾ抵抗素子にて構成した歪センサを設けても
よい。
【0085】ここで、特許請求の範囲に記載された技術
的思想のほかに、前述した実施形態によって把握される
技術的思想をその効果とともに以下に挙げる。 (1) 請求項1乃至請求項3のうちいずれかにおい
て、駆動面は、リング状部材の外周面である2軸ヨーレ
ートセンサ。駆動面をリング状部材の外周面に設ける
と、リング状部材の内周面に設ける場合に比較して、圧
電膜に対する電極膜の形成を容易に行なうことができ
る。
【0086】(2) 請求項2の2軸ヨーレートセンサ
の製造方法において、平板状のチタン板を打ち抜き加工
して所定形状のリング状部材、及び重り部材を形成する
工程と、リング状部材の各駆動面となる面を、リング状
部材の中心から放射方向に向かうように、又は、前記中
心に向かうように配置し、その後、重り部材を、放射方
向、又は中心方向に向かうように配置する工程と、前記
チタン表面上に圧電膜を形成する工程と、前記各駆動面
の圧電膜及び連結部の圧電膜上に対して、それぞれ電極
を形成する工程とを含むことを特徴とする2軸ヨーレー
トセンサの製造方法。こうすることにより、チタン板に
て、リング状部材、及び重り部材とが一体となったを2
軸ヨーレートセンサを簡単に製造することができる。
【0087】(3) 請求項3の2軸ヨーレートセンサ
の製造方法において、平板状のチタン板を打ち抜き加工
して所定形状のリング状部材、支持部材及び重り部材を
形成する工程と、リング状部材の各駆動面となる面を、
リング状部材の中心から放射方向に向かうように、又
は、前記中心に向かうように配置し、その後、重り部材
を、放射方向、又は中心方向に向かうように配置する工
程と、前記チタン表面に圧電膜を形成する工程と、前記
各駆動面の圧電膜及び連結部の圧電膜上に対して、それ
ぞれ電極を形成する工程とを含むことを特徴とする2軸
ヨーレートセンサの製造方法。こうすることにより、リ
ング状部材、支持部材及び重り部材とが一体となったを
2軸ヨーレートセンサを簡単に製造することができる。
【0088】(4) 前記(2)又は(3)において、
前記圧電膜は、水熱法によって得られたPZT薄膜であ
る2軸ヨーレートセンサの製造方法。こうすることによ
り、上記(2)又は(3)の2軸ヨーレートの所定の箇
所にPZT薄膜を容易に得ることができる。
【0089】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1の発明に
よれば、部品点数を少なくした簡単な構造とすることが
でき、又、このことにより、製造コストを低減できる。
【0090】請求項2の発明によれば、リング状部材と
重り部材とが、共通の金属板から形成されているため、
リング状部材と重り部材とが、始めから連結した構成と
することでき、部品点数及び組付け工数を少なくでき
る。
【0091】請求項3の発明によれば、リング状部材、
重り部材、支持部材とが、共通の金属板から形成されて
いるため、リング状部材、重り部材及び支持部材とが、
始めから連結した構成となり、部品点数及び組付け工数
を少なくできる。
【0092】請求項4及び請求項5の発明によって、構
造が簡単な2軸ヨーレートセンサを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態の2軸ヨーレートセンサの斜視図。
【図2】同じく要部拡大斜視図。
【図3】振動リングの模式平面図。
【図4】振動リングの振動を表す説明図。
【図5】ドライバ信号の波形図。
【図6】(a)〜(c)は振動部の振動状態を示す模式
図。
【図7】マスの動作を示す説明図。
【図8】同じくマスの動作を示す説明図。
【図9】基材を打ち抜き加工した状態の平面図。
【図10】基材を折曲げ加工した状態の斜視図。
【図11】ヨーレートセンサ装置の一部切欠斜視図。
【図12】2軸ヨーレートセンサ装置の電気回路。
【図13】コリオリの力の作用説明図。
【符号の説明】
1…ヨーレートセンサ、11…リング支持板(支持部材
を構成する。)、12…直交支持片、13…第1連結
部、15…振動リング(リング状部材を構成する。)、
16…振動部、16a〜16d…第1駆動面〜第4駆動
面、18…PZT薄膜(圧電膜を構成する。)、19a
〜19d…第1駆動電極膜〜第4駆動電極膜(電極を構
成する。)、21…マス(重り部材を構成する。)、2
2…第2連結部(連結部を構成する。)、24a〜24
d…第1検出電極膜〜第4検出電極膜(電極を構成す
る。)、41…ヨーレートセンサ装置、42…発振回
路。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周方向に第1乃至第4駆動面を有するリ
    ング状部材を備え、 前記第1駆動面と第3駆動面は、リング状部材の中心を
    通り径方向に延びる第1共通軸上において、互いに反対
    方向に振動可能に配置され、 前記第2駆動面と第4駆動面は、前記第1共通軸に対し
    直交し、リング状部材の中心を通り径方向に延びる第2
    共通軸上において、互いに反対方向に振動可能に配置さ
    れ、 前記各駆動面には、同駆動面を前記リング状部材の径方
    向に振動させるための圧電部材が形成され、 前記各駆動面には連結部を介して重り部材が前記駆動面
    の振動方向とは直交する方向に揺動自在に配置され、 前記連結部には、歪検出部材が配置され、 前記リング状部材は各駆動面間の支持部位において、支
    持されることを特徴とする2軸ヨーレートセンサ。
  2. 【請求項2】 前記リング状部材と重り部材とは、共通
    の金属板から形成されていることを特徴とする請求項1
    に記載の2軸ヨーレートセンサ。
  3. 【請求項3】 前記リング状部材内には支持部材が配置
    され、 同支持部材は、リング状部材の各駆動面間の支持部位に
    対して一体に連結されて、リング状部材とは共通の金属
    板から形成されていることを特徴とする請求項1又は請
    求項2に記載の2軸ヨーレートセンサ。
  4. 【請求項4】 請求項2の2軸ヨーレートセンサの製造
    方法において、 平板状の金属板を打ち抜き加工して所定形状のリング状
    部材、及び重り部材を形成する工程と、 リング状部材の各駆動面となる面を、リング状部材の中
    心から放射方向に向かうように、又は、前記中心に向か
    うように配置し、その後、重り部材を、放射方向、又は
    中心方向に向かうように配置する工程と、 前記リング状部材の各駆動面となる面、及び重り部材の
    連結部に対してチタン膜を形成する工程と、 前記チタン膜上に圧電膜を形成する工程と、 前記各駆動面の圧電膜及び連結部の圧電膜上に対して、
    それぞれ電極を形成する工程とを含むことを特徴とする
    2軸ヨーレートセンサの製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項3の2軸ヨーレートセンサの製造
    方法において、 平板状の金属板を打ち抜き加工して所定形状のリング状
    部材、支持部材及び重り部材を形成する工程と、 リング状部材の各駆動面となる面を、リング状部材の中
    心から放射方向に向かうように、又は、前記中心に向か
    うように配置し、その後、重り部材を、放射方向、又は
    中心方向に向かうように配置する工程と、 前記リング状部材の各駆動面となる面、及び重り部材の
    連結部に対してチタン膜を形成する工程と、 前記チタン膜上に圧電膜を形成する工程と、 前記各駆動面の圧電膜及び連結部の圧電膜上に対して、
    それぞれ電極を形成する工程とを含むことを特徴とする
    2軸ヨーレートセンサの製造方法。
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