JPH09166446A - 振動ジャイロ - Google Patents

振動ジャイロ

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JPH09166446A
JPH09166446A JP7347885A JP34788595A JPH09166446A JP H09166446 A JPH09166446 A JP H09166446A JP 7347885 A JP7347885 A JP 7347885A JP 34788595 A JP34788595 A JP 34788595A JP H09166446 A JPH09166446 A JP H09166446A
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piezoelectric element
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gyro
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JP7347885A
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Inventor
Takeshi Nakamura
村 武 中
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造が簡単で、簡単に製造でき、検出部の構
造を簡略化することができ、回転角速度の検出感度が高
い振動ジャイロを得る。 【解決手段】 振動ジャイロ10は、基部12と、それ
に直交する振動体14,16を含む。振動体14,16
は平行となるように形成し、その上に駆動用圧電素子1
8,20を形成する。基部12上に、検出用圧電素子3
4を形成する。検出用圧電素子34は、2つに分割され
た電極40a,40bを有する。駆動用圧電素子18,
20に駆動信号を与えることにより、互いに逆位相とな
るように振動体14,16を屈曲振動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は振動ジャイロに関
し、特にたとえば、カーナビゲーションシステムなどに
おいて回転角速度を検出するために用いられる振動ジャ
イロに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の振動ジャイロとしては、たとえば
図15に示すようなワトソン型振動ジャイロがある。こ
の振動ジャイロ1はU字状の振動体2を含み、振動体2
の対向する面に駆動用圧電素子3が形成される。振動体
2の2つの先端部には、振動体2の面と直交するように
して、板状の検出片4が形成される。検出片4の主面上
には、検出用圧電素子5が形成される。この振動ジャイ
ロ1では、駆動用圧電素子3に駆動信号が与えられ、振
動体2がその主面に直交する方向に屈曲振動する。この
とき、検出片4は、その主面に平行な方向に振動するた
め、検出用圧電素子5は屈曲しない。したがって、この
ときには、検出用圧電素子5から信号が出力されない。
この状態で、ω0 で示すように、振動ジャイロ1の軸を
中心として回転すると、振動体2の屈曲振動と直交する
方向にコリオリ力が働く。このコリオリ力によって、検
出片4は屈曲し、検出用圧電素子5も屈曲する。したが
って、検出用圧電素子5からの出力信号を測定すれば、
加わった回転角速度を検出することができる。
【0003】また、図16に示すように、スペリー型振
動ジャイロもある。この振動ジャイロ6では、U字状の
振動体2が、支持部材7を介して、矩形板状の検出片8
の一端の中央部に取り付けられている。振動体2の対向
する面には、駆動用圧電素子3が形成される。また、検
出片8の両面には、それぞれ検出用圧電素子9が形成さ
れる。これらの検出用圧電素子9は、支持部材7を挟ん
で両側に配置される。この振動ジャイロ6では、駆動用
圧電素子3に駆動信号が与えられ、振動体2がその主面
に直交する方向に屈曲振動する。このとき、2つの振動
体2は互いに逆相となるように屈曲振動し、そのため検
出片8は変位しない。そのため、検出用圧電素子9から
信号が出力されない。この状態で、ω0 で示すように、
振動ジャイロ6の軸を中心として回転すると、振動体2
の屈曲振動と直交する方向にコリオリ力が働く。このコ
リオリ力によって、検出片8には、支持部材7を中心と
して回転するような力が働く。そのため、検出片8は、
支持部材7を中心としてS字状に屈曲し、検出用圧電素
子9も屈曲する。この屈曲によって、検出用圧電素子9
から信号が出力される。したがって、検出用圧電素子9
の出力信号を測定することによって、加わった回転角速
度を検出することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ワトソ
ン型振動ジャイロは、構造が複雑であり、製造時に高い
加工精度が必要となる。また、検出片が振動体の先端部
に形成されているため、検出片の振幅が大きく、検出用
圧電素子に接続したリード線の処理が面倒である。ま
た、駆動系と検出系との関係が非共振型であり、回転角
速度の検出感度が低い。
【0005】また、スペリー型振動ジャイロは、構造が
複雑であり、製造時に高い加工精度が必要となる。ま
た、駆動系と検出系との関係が非共振型であり、回転角
速度の検出感度が低い。
【0006】それゆえに、この発明の主たる目的は、構
造が簡単で、容易に製造でき、検出部の構造を簡略化す
ることができ、回転角速度の検出感度が高い振動ジャイ
ロを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、板状の基部
と、基部と角度をもって基部の一縁から同一方向に延び
るように形成される2つの板状の振動体と、2つの振動
体を互いに逆相となるように屈曲振動させるために振動
体上に形成される駆動用圧電素子と、回転角速度に対応
した信号を得るために基部の中央部を境として対称に形
成される検出用圧電素子とを含む、振動ジャイロであ
る。この振動ジャイロにおいて、2つの振動体の先端部
に重りを形成することができる。さらに、2つの振動体
の両側において、基部の両端部に重りを形成してもよ
い。また、2つの振動体の間において、基部の対向端部
に切欠き部を形成してもよい。さらに、2つの振動体の
間において、基部を支持するために基部の対向端部また
はいずれか一方の端部に支持部を形成してもよい。ま
た、検出用圧電素子には基部の中央部で分割された2つ
の出力部を形成することができ、この場合、2つの出力
部の出力信号の和または差を帰還信号とする発振回路が
構成され、かつ2つの出力部の出力信号の差または和が
検出信号として取り出される。
【0008】無回転時においては、2つの振動体が逆相
となるように屈曲振動することによって、基部の中央部
を境として捩じれが生じる。この捩じれにより、検出用
圧電素子には電荷が発生するが、捩じれの中央部の両側
で検出用圧電素子の屈曲状態は逆となるため、逆極性の
電荷が発生する。これらの電荷が相殺され、全体として
の検出用圧電素子からは、信号が出力されない。振動ジ
ャイロに回転角速度が加わると、振動体の屈曲振動に直
交する方向にコリオリ力が働く。このコリオリ力によっ
て基部は屈曲し、検出用圧電素子も屈曲する。そのた
め、検出用圧電素子からは、回転角速度に対応した信号
が出力される。
【0009】振動体の先端に重りを形成すれば、回転角
速度が加わったときに、コリオリ力による基部の屈曲を
大きくすることができる。そのため、回転時における検
出用圧電素子の出力信号を大きくすることができる。ま
た、基部の両端部に重りを形成したり、基部の中央部に
切欠き部を形成することにより、駆動系と検出系の共振
特性を合わせることができる。さらに、基部の中央部を
支持するための支持部を形成することにより、基部を強
固に支持することができる。
【0010】
【発明の効果】この発明によれば、検出用圧電素子から
回転角速度に対応した信号を得ることができるため、こ
の信号を測定することにより、回転角速度を検出するこ
とができる。また、たとえば板材を所定の形状に打ち抜
き加工し、それを折り曲げることによって、基部と振動
体を形成することができ、振動ジャイロを簡単に製造す
ることができる。さらに、振動体の先端部に重りを形成
したり、駆動系と検出系の共振特性を合わせることによ
り、回転角速度に対応した大きい信号を得ることがで
き、検出感度を良好にすることができる。また、振動体
が屈曲振動しても基部の振幅が小さいため、検出用圧電
素子に接続されたリード線の処理が容易である。さら
に、基部に支持部を形成することにより、基部を強固に
支持することができ、耐衝撃性に優れた振動ジャイロを
得ることができる。
【0011】この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明の実施
の形態の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0012】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の振動ジャイロの
一例を示す斜視図であり、図2は図1の線II−IIに
おける断面図であり、図3は図1の線III−IIIに
おける断面図である。振動ジャイロ10は、矩形板状の
基部12を含む。基部12の幅方向の一端には、2つの
振動体14,16が、互いに平行して延びるように形成
される。基部12と2つの振動体14,16とは、互い
に直交するように形成される。これらの基部12および
振動体14,16は、一体的に形成される。そして、振
動ジャイロ10を使用するときには、基部12の長手方
向の中央部が支持される。つまり、振動体14,16の
間において、基部12の幅方向の端部が支持される。
【0013】振動体14,16の一方面上には、それぞ
れ駆動用圧電素子18,20が形成される。駆動用圧電
素子18は、たとえば圧電セラミックなどで形成される
圧電層22を含む。この圧電層22の両面には、電極2
4,26が形成される。そして、一方の電極26が、振
動体14に接着される。同様に、駆動用圧電素子20は
圧電層28を含み、その両面に電極30,32が形成さ
れる。そして、一方の電極32が、振動体16に接着さ
れる。2つの駆動用圧電素子18,20において、圧電
層22,28は、互いに逆方向に分極処理される。たと
えば、圧電層22が外側から振動体14側に向かって分
極されているならば、圧電層28は振動体16側から外
側に向かって分極される。
【0014】さらに、基部12の一方面上には、検出用
圧電素子34が形成される。検出用圧電素子34は、圧
電層36を含む。圧電層36の一方面上の全面には、電
極38が形成される。また、圧電層36の他方面上に
は、その中央部で分割された電極40a,40bが形成
される。そして、圧電層36の一方面上の電極38が、
基部12に接着される。
【0015】この振動ジャイロ10を使用するために、
図4に示すように、検出用圧電素子34と駆動用圧電素
子18,20との間に発振回路42が接続される。発振
回路42は、たとえば差動増幅回路44と位相補正回路
46とを含む。差動増幅回路44の入力端には、検出用
圧電素子34の電極40a,40bが接続される。差動
増幅回路44の出力信号は位相補正回路46で位相補正
され、駆動信号として駆動用圧電素子18,20に与え
られる。
【0016】検出用圧電素子34の2つの電極40a,
40b間には、可変抵抗器48が接続される。この可変
抵抗器48によって、2つの電極40a,40bから出
力される信号が合成され、交流増幅回路50に入力され
る。交流増幅回路50の出力信号は、同期検波回路52
によって、位相補正回路46の出力信号に同期して検波
される。同期検波回路52の出力信号は平滑回路54で
平滑され、さらに直流増幅回路56で増幅される。
【0017】この振動ジャイロ10では、駆動用圧電素
子18,20が逆方向に分極しているため、同じ駆動信
号が与えられることによって、駆動用圧電素子18,2
0は互いに逆位相の変位をする。そのため、振動体1
4,16は、互いに逆位相の屈曲振動を行う。たとえ
ば、振動体14が上方向に屈曲したとき、振動体16は
下方向に屈曲する。逆に、振動体14が下方向に屈曲し
たとき、振動体16は上方向に屈曲する。このような屈
曲が連続して、振動体14,16は、逆位相の屈曲振動
を行う。
【0018】このとき、図5に示すように、基部12は
振動体14側と振動体16側で逆向きに変位し、基部1
2に捩じれが生じる。そのため、検出用圧電素子34に
も捩じれが生じる。このとき、検出用圧電素子34は、
電極40a側と電極40b側とで逆の捩じれ状態となる
ため、これらの電極40a,40bからは逆極性の信号
が出力される。そのため、電極40a,40bの出力信
号の差をとれば大きい信号が得られ、電極40a,40
bの出力信号の和をとればその出力信号は0となる。つ
まり、発振回路42の差動増幅回路44からは信号が出
力されるが、可変抵抗器48から交流増幅回路50に与
えられる信号は0である。差動増幅回路44の出力信号
が位相補正回路46で位相補正され、駆動用圧電素子1
8,20に与えられることによって、振動ジャイロ10
は自励振駆動され、振動体14,16の屈曲振動が連続
する。
【0019】振動ジャイロ10に回転角速度が加わって
いないとき、交流増幅回路50に入力される信号は0で
あるため、直流増幅回路56の出力信号も0である。し
たがって、回転角速度が加わっていないことがわかる。
図1にω0 で示すように、振動体14,16の軸を中心
として回転すると、振動体14,16の振動方向に直交
する方向にコリオリ力が働く。このコリオリ力によっ
て、振動体14,16は、互いに開閉するように変位す
る。たとえば、図6に示すように、振動体14,16が
開いたとき、それに対応して基部12は湾曲する。それ
に応じて、検出用圧電素子34も湾曲し、電極40a,
40bからその湾曲に対応した信号が出力される。この
とき、検出用圧電素子34は、電極40a側と電極40
b側とで同じ向きに湾曲するため、電極40a,40b
から同極性の信号が出力される。そのため、電極40
a,40bの出力信号の差は0となり、電極40a,4
0bの出力信号の和は大きい信号となる。したがって、
回転角速度による検出用圧電素子34の出力信号は、振
動体14,16の屈曲振動には影響しない。
【0020】検出用圧電素子34の出力信号は、交流増
幅回路50で増幅され、同期検波回路52で検波され
る。このとき、位相補正回路46の出力信号に同期して
検波されることにより、交流増幅回路50の出力信号
は、その正部分のみまたは負部分のみ、または正負いず
れかを反転した両波が検波される。同期検波回路52の
出力信号は平滑回路54で平滑され、さらに直流増幅回
路56で増幅される。
【0021】基部12の湾曲量はコリオリ力に対応して
いるため、検出用圧電素子34から出力される信号は、
振動ジャイロ10に加わった回転角速度に対応してい
る。したがって、直流増幅回路56の出力信号も回転角
速度に対応しており、これを測定することによって、振
動ジャイロ10に加わった回転角速度を検出することが
できる。なお、回転角速度の方向が逆になれば、検出用
圧電素子34の出力信号は逆位相となるため、同期検波
回路52で検波される信号の極性が逆になる。したがっ
て、直流増幅回路56の出力信号の極性によって、回転
角速度の向きを検出することができる。
【0022】この振動ジャイロ10では、たとえば金属
板を所定の形状に打ち抜き、振動体14,16部分を折
り曲げることによって、基部12および振動体14,1
6を作製することができる。したがって、従来のワトソ
ン型やスペリー型の振動ジャィロに比べて、簡単に製造
することができ、小型で低コストの振動ジャイロを得る
ことができる。また、振動体14,16が屈曲振動して
も、基部12に大きい振幅がないため、駆動用および検
出用圧電素子に接続されたリード線の処理が容易であ
る。しかも、コリオリ力による変位を基部12で効率よ
く検出することができ、高感度の振動ジャイロを得るこ
とができる。
【0023】なお、検出用圧電素子34の電極40a,
40bからの出力信号を合成するためには、バッファ回
路を介してもよい。また、可変抵抗器の代わりに、図7
に示すように、2つの抵抗60a,60bを介して出力
信号を合成してもよい。また、図8に示すように、可変
抵抗器62を介して、駆動用圧電素子18,20に駆動
信号を与えてもよい。このような振動ジャイロ10で
は、可変抵抗器62を調整することによって振動体1
4,16の屈曲振動を調整することができ、それによっ
てオフセット調整を行うことができる。また、可変抵抗
器48を調整してオフセット調整を行うこともできる。
【0024】この振動ジャイロ10に用いられる基部1
2および振動体14,16において、図9に示すよう
に、振動体14,16の先端部に重り64を取り付けて
もよい。この重り64によって、コリオリ力による基部
12の湾曲を大きくすることができ、検出用圧電素子3
4の出力信号を大きくすることができる。したがって、
振動ジャイロ10の検出感度を良好にすることができ
る。
【0025】また、図10に示すように、振動体14,
16の両側において、基部12の両端部に、重り66を
取り付けてもよい。この重り66を調整することによ
り、駆動系と検出系の共振特性を合わせることができ
る。それによって、検出用圧電素子34の出力信号を大
きくすることができ、検出感度を良好にすることができ
る。また、駆動系と検出系の共振特性を合わせるため
に、図11に示すように、振動体14,16の中間部に
おいて、基部12に切欠き部68を形成してもよい。こ
の切欠き部68を調整することによって、駆動系と検出
系の共振特性を合わせることができる。
【0026】さらに、振動ジャイロ10を支持するため
に、基部12に支持部70を形成してもよい。この場
合、図12に示すように、振動体14,16の間におい
て、基部12の幅方向の両端部から延びるように、支持
部70が形成される。このような支持部70を形成する
ことにより、振動ジャイロ10の支持を容易に行うこと
ができる。なお、支持方法によって、図13に示すよう
に、支持部70を振動体14,16と同じ方向に延ばし
てもよいし、図14に示すように、支持部70を振動体
14,16と逆方向に延ばしてもよい。このように、支
持方法に応じて、支持部70を変形することができる。
このような支持部70を形成することにより、振動ジャ
イロ10の支持を強固に行うことができ、耐衝撃性に優
れた振動ジャイロを得ることができる。なお、支持部7
0は、どちらか一方のみを形成してもよい。
【0027】なお、検出用圧電素子34の表面の電極4
0a,40bを分割し、差動信号および和動信号を得て
いたが、検出用圧電素子として、2つの圧電素子を並べ
て配置してもよい。このような場合でも、図4に示すよ
うな回路を用いて、回転角速度を検出することができ
る。さらに、駆動用圧電素子18,20は、同じ方向に
分極してもよい。この場合、2つの駆動用圧電素子1
8,20に逆位相の駆動信号を与えることにより、振動
体14,16に逆位相の屈曲振動を発生させることがで
きる。また、駆動用圧電素子18,20のどちらか一方
を、振動体14,16の裏面に形成してもよい。さら
に、自励振駆動でなく、他励振駆動によって、振動体1
4,16を屈曲振動させてもよい。この場合、自励振駆
動のように、発振回路に検出用圧電素子34の出力信号
を帰還させる必要がない。したがって、検出用圧電素子
34の電極を分割したり、2つの検出用圧電素子を形成
する必要がなく、全面電極を形成した1つの検出用圧電
素子を使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の振動ジャイロの一例を示す斜視図で
ある。
【図2】図1の線II−IIにおける断面図である。
【図3】図1の線III−IIIにおける断面図であ
る。
【図4】図1に示す振動ジャイロを使用するための回路
を示すブロック図である。
【図5】無回転時の振動ジャイロの動きを示す図解図で
ある。
【図6】回転時の振動ジャイロの動きを示す図解図であ
る。
【図7】振動ジャイロに接続される回路の変形例の一部
を示す図解図である。
【図8】オフセット調整を行うための回路の一部を示す
図解図である。
【図9】振動ジャイロの感度を高めるための重りを振動
体に取り付けた例を示す斜視図である。
【図10】振動ジャイロの駆動系と検出系の共振特性を
合わせるための重りを基部に取り付けた例を示す斜視図
である。
【図11】振動ジャイロの駆動系と検出系の共振特性を
合わせるための切欠き部を基部に形成した例を示す斜視
図である。
【図12】振動ジャイロを支持するための支持部を基部
に形成した例を示す斜視図である。
【図13】図12に示す支持部の変形例を示す斜視図で
ある。
【図14】図12に示す支持部の他の変形例を示す斜視
図である。
【図15】従来の振動ジャイロの一例を示す斜視図であ
る。
【図16】従来の振動ジャイロの他の例を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
10 振動ジャイロ 12 基部 14 振動体 16 振動体 18 駆動用圧電素子 20 駆動用圧電素子 34 検出用圧電素子 42 発振回路 44 差動増幅回路 46 位相補正回路 48 可変抵抗器 50 交流増幅回路 52 同期検波回路 54 平滑回路 56 直流増幅回路 64 重り 66 重り 68 切欠き部 70 支持部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板状の基部、 前記基部と角度をもって前記基部の一縁から同一方向に
    延びるように形成される2つの板状の振動体、 前記2つの振動体を互いに逆相となるように屈曲振動さ
    せるために前記振動体上に形成される駆動用圧電素子、
    および回転角速度に対応した信号を得るために前記基部
    の中央部を境として対称に形成される検出用圧電素子を
    含む、振動ジャイロ。
  2. 【請求項2】 前記2つの振動体の先端部に形成される
    重りを含む、請求項1に記載の振動ジャイロ。
  3. 【請求項3】 前記2つの振動体の両側において、前記
    基部の両端部に形成される重りを含む、請求項1または
    請求項2に記載の振動ジャイロ。
  4. 【請求項4】 前記2つの振動体の間において、前記基
    部の対向端部に形成される切欠き部を含む、請求項1な
    いし請求項3のいずれかに記載の振動ジャイロ。
  5. 【請求項5】 前記2つの振動体の間において、前記基
    部を支持するために前記基部の対向端部またはいずれか
    一方の端部に形成される支持部を含む、請求項1ないし
    請求項4のいずれかに記載の振動ジャイロ。
  6. 【請求項6】 前記検出用圧電素子は前記基部の中央部
    で分割された2つの出力部を含み、2つの前記出力部の
    出力信号の和または差を帰還信号とする発振回路が構成
    され、かつ2つの前記出力部の出力信号の差または和が
    検出信号として取り出される、請求項1ないし5のいず
    れかに記載の振動ジャイロ。
JP7347885A 1995-12-14 1995-12-14 振動ジャイロ Pending JPH09166446A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999067598A1 (fr) * 1998-06-22 1999-12-29 Kabushiki Kaisha Tokai Rika Denki Seisakusho Capteur de vitesse angulaire de lacet sur deux axes et son procede de fabrication
JP2008014894A (ja) * 2006-07-10 2008-01-24 Epson Toyocom Corp 角速度センサ素子及びこれを利用した角速度センサ

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