JP3206299B2 - 圧電振動子 - Google Patents
圧電振動子Info
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- G01C—MEASURING DISTANCES, LEVELS OR BEARINGS; SURVEYING; NAVIGATION; GYROSCOPIC INSTRUMENTS; PHOTOGRAMMETRY OR VIDEOGRAMMETRY
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- G01C19/56—Turn-sensitive devices using vibrating masses, e.g. vibratory angular rate sensors based on Coriolis forces
- G01C19/5642—Turn-sensitive devices using vibrating masses, e.g. vibratory angular rate sensors based on Coriolis forces using vibrating bars or beams
- G01C19/5663—Manufacturing; Trimming; Mounting; Housings
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- Manufacturing & Machinery (AREA)
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- General Physics & Mathematics (AREA)
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は圧電振動子に関し、特
にたとえば、回転角速度を検出するための振動ジャイロ
などに用いられる圧電振動子に関する。
にたとえば、回転角速度を検出するための振動ジャイロ
などに用いられる圧電振動子に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は従来の圧電振動子を振動ジャイロ
に用いた例を示す斜視図であり、図6はその断面図であ
る。振動ジャイロ1は、圧電振動子2を含む。圧電振動
子2は、たとえば正3角柱状の振動体3を含む。振動体
3の側面には、それぞれ圧電素子4a,4b,4cが形
成される。さらに、振動体3の2つのノード点付近にお
いて、圧電素子4a,4bに挟まれた振動体3の稜線部
が、支持部材5で支持される。圧電素子4a,4bと圧
電素子4cとの間には、発振回路が接続される。また、
圧電素子4a,4bは、差動回路に接続される。さら
に、差動回路は検波回路に接続され、検波回路は平滑回
路に接続される。
に用いた例を示す斜視図であり、図6はその断面図であ
る。振動ジャイロ1は、圧電振動子2を含む。圧電振動
子2は、たとえば正3角柱状の振動体3を含む。振動体
3の側面には、それぞれ圧電素子4a,4b,4cが形
成される。さらに、振動体3の2つのノード点付近にお
いて、圧電素子4a,4bに挟まれた振動体3の稜線部
が、支持部材5で支持される。圧電素子4a,4bと圧
電素子4cとの間には、発振回路が接続される。また、
圧電素子4a,4bは、差動回路に接続される。さら
に、差動回路は検波回路に接続され、検波回路は平滑回
路に接続される。
【0003】この発振回路の信号によって、振動体3は
圧電素子4c形成面に直交する方向に屈曲振動する。振
動ジャイロ1に回転角速度が加わっていないとき、圧電
素子4a,4bの屈曲状態は同じであり、差動回路には
同じ信号が入力される。そのため、入力された信号は差
動回路で相殺され、差動回路からは信号が出力されな
い。振動ジャイロ1が振動体3の軸を中心として回転す
ると、コリオリ力によって、振動体3の振動方向が変わ
る。そのため、圧電素子4a,4bの屈曲状態が変わ
り、差動回路に接続された圧電素子4a,4bに異なる
電圧が発生する。そのため、差動回路から信号が出力さ
れ、この信号が検波回路で検波されたのち、平滑回路で
平滑される。平滑された信号は回転角速度に対応した信
号であるため、これを測定することによって、振動ジャ
イロ1に加わった回転角速度を検出することができる。
圧電素子4c形成面に直交する方向に屈曲振動する。振
動ジャイロ1に回転角速度が加わっていないとき、圧電
素子4a,4bの屈曲状態は同じであり、差動回路には
同じ信号が入力される。そのため、入力された信号は差
動回路で相殺され、差動回路からは信号が出力されな
い。振動ジャイロ1が振動体3の軸を中心として回転す
ると、コリオリ力によって、振動体3の振動方向が変わ
る。そのため、圧電素子4a,4bの屈曲状態が変わ
り、差動回路に接続された圧電素子4a,4bに異なる
電圧が発生する。そのため、差動回路から信号が出力さ
れ、この信号が検波回路で検波されたのち、平滑回路で
平滑される。平滑された信号は回転角速度に対応した信
号であるため、これを測定することによって、振動ジャ
イロ1に加わった回転角速度を検出することができる。
【0004】このような圧電振動子2に使用される振動
体3を製造する場合には、たとえば恒弾性金属材料で形
成された棒材をダイス引きしたり、ロール引きすること
によって正3角柱状の振動体3が形成される。このよう
な振動体3の共振周波数を調整するために、たとえば稜
線部が切削される。振動体3の幅が小さくなると、振動
体3の共振周波数が低くなる。
体3を製造する場合には、たとえば恒弾性金属材料で形
成された棒材をダイス引きしたり、ロール引きすること
によって正3角柱状の振動体3が形成される。このよう
な振動体3の共振周波数を調整するために、たとえば稜
線部が切削される。振動体3の幅が小さくなると、振動
体3の共振周波数が低くなる。
【0005】また、無回転時に正確に圧電素子4c形成
面に直交する振動をさせるために、支持部材5が接続さ
れた稜線部を圧縮したりしていた。圧縮方法としては、
たとえば振動体3の稜線部に打撃を与える方法などが採
用されている。振動体3の稜線部が圧縮されると、幅が
小さくなるとともに、密度が大きくなって稜線部の硬度
が大きくなる。振動体3の共振周波数は、その硬度が大
きくなると高くなることがわかっている。したがって、
振動体3の幅の減少による共振周波数の低下と、硬度の
上昇による共振周波数の上昇とが相殺され、結果的に共
振周波数はほとんど変化しない。しかも、1つの稜線部
の硬度と他の2つの稜線部の硬度とを異なったものにす
ることによって、振動しやすさに異方性が生じ、正確に
圧電素子4c形成面に直交する方向に振動体3を屈曲振
動させることができる。それにより、良好なドリフト特
性を有する振動ジャイロ1を得ることができる。
面に直交する振動をさせるために、支持部材5が接続さ
れた稜線部を圧縮したりしていた。圧縮方法としては、
たとえば振動体3の稜線部に打撃を与える方法などが採
用されている。振動体3の稜線部が圧縮されると、幅が
小さくなるとともに、密度が大きくなって稜線部の硬度
が大きくなる。振動体3の共振周波数は、その硬度が大
きくなると高くなることがわかっている。したがって、
振動体3の幅の減少による共振周波数の低下と、硬度の
上昇による共振周波数の上昇とが相殺され、結果的に共
振周波数はほとんど変化しない。しかも、1つの稜線部
の硬度と他の2つの稜線部の硬度とを異なったものにす
ることによって、振動しやすさに異方性が生じ、正確に
圧電素子4c形成面に直交する方向に振動体3を屈曲振
動させることができる。それにより、良好なドリフト特
性を有する振動ジャイロ1を得ることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、振動体
の1つの稜線部を圧縮する方法では、振動の不安定な振
動体があり、ドリフト特性の悪いものがあった。そこ
で、最初に振動体の各稜線部の硬度を測定し、その中の
1つを選んで圧縮することによって、良好なドリフト特
性を有する圧電振動子を得るといった手法が採用できる
が、その稜線部を決定するのに手間がかかった。
の1つの稜線部を圧縮する方法では、振動の不安定な振
動体があり、ドリフト特性の悪いものがあった。そこ
で、最初に振動体の各稜線部の硬度を測定し、その中の
1つを選んで圧縮することによって、良好なドリフト特
性を有する圧電振動子を得るといった手法が採用できる
が、その稜線部を決定するのに手間がかかった。
【0007】それゆえに、この発明の主たる目的は、良
好なドリフト特性を得ることができ、しかも簡単に製造
できる圧電振動子を提供することである。
好なドリフト特性を得ることができ、しかも簡単に製造
できる圧電振動子を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、屈曲振動を
させるための柱状の振動体を含む圧電振動子であって、
基本振動をしているときの振動方向に平行で前記振動方
向を軸として互いに対称な表面部分を圧縮することによ
って、圧縮した表面部分の硬度を、基本振動をしている
ときの振動方向に直交する表面部分の硬度より大きくし
た、圧電振動子である。このような圧電振動子におい
て、振動体を正3角柱状に形成し、振動体の2つの稜線
部を圧縮することによって、圧縮した稜線部の硬度を他
の稜線部の硬度より大きくしてもよい。
させるための柱状の振動体を含む圧電振動子であって、
基本振動をしているときの振動方向に平行で前記振動方
向を軸として互いに対称な表面部分を圧縮することによ
って、圧縮した表面部分の硬度を、基本振動をしている
ときの振動方向に直交する表面部分の硬度より大きくし
た、圧電振動子である。このような圧電振動子におい
て、振動体を正3角柱状に形成し、振動体の2つの稜線
部を圧縮することによって、圧縮した稜線部の硬度を他
の稜線部の硬度より大きくしてもよい。
【0009】
【作用】振動体の表面部分に硬度差があると、振動のた
めの自由度に差が生じる。この場合、硬度の小さい方向
の自由度が大きくなり、硬度の大きい方向の自由度が小
さくなる。そのため、振動体は、自由度の大きい方向に
振動しやすくなる。また、振動体の基本振動方向に平行
でその振動方向を軸として互いに対称な表面部分を圧縮
することにより、その部分の密度が大きくなって、基本
振動の振動方向に直交する表面部分に比べて硬度が大き
くなる。そのため、振動体は、基本振動方向に振動しや
すくなる。特に、振動体が正3角柱状の場合、2つの稜
線部分を圧縮することにより、他の1つの稜線の方向に
振動しやすくなる。
めの自由度に差が生じる。この場合、硬度の小さい方向
の自由度が大きくなり、硬度の大きい方向の自由度が小
さくなる。そのため、振動体は、自由度の大きい方向に
振動しやすくなる。また、振動体の基本振動方向に平行
でその振動方向を軸として互いに対称な表面部分を圧縮
することにより、その部分の密度が大きくなって、基本
振動の振動方向に直交する表面部分に比べて硬度が大き
くなる。そのため、振動体は、基本振動方向に振動しや
すくなる。特に、振動体が正3角柱状の場合、2つの稜
線部分を圧縮することにより、他の1つの稜線の方向に
振動しやすくなる。
【0010】
【発明の効果】この発明によれば、圧電振動子は、振動
体の1つの方向に屈曲振動しやすくなる。そのため、正
確な方向に振動体を屈曲振動させることができる。した
がって、このような圧電振動子を振動ジャイロとして用
いると、振動体の屈曲振動のずれによる信号の発生を防
ぐことができ、ドリフト特性の良好な振動ジャイロを得
ることができる。しかも、振動体を基本振動させようと
する方向に対称な部分を圧縮するだけで安定した振動を
得ることができ、特に圧縮する部分を見つける必要がな
い。そのため、簡単に圧電振動子を製造することができ
る。
体の1つの方向に屈曲振動しやすくなる。そのため、正
確な方向に振動体を屈曲振動させることができる。した
がって、このような圧電振動子を振動ジャイロとして用
いると、振動体の屈曲振動のずれによる信号の発生を防
ぐことができ、ドリフト特性の良好な振動ジャイロを得
ることができる。しかも、振動体を基本振動させようと
する方向に対称な部分を圧縮するだけで安定した振動を
得ることができ、特に圧縮する部分を見つける必要がな
い。そのため、簡単に圧電振動子を製造することができ
る。
【0011】この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。
【0012】
【実施例】ここでは、この発明の圧電振動子を振動ジャ
イロとして使用した例について説明する。図1は振動ジ
ャイロの一例を示す斜視図であり、図2は線II−II
における断面図である。振動ジャイロ10は、圧電振動
子12を含む。圧電振動子12は、たとえば正3角柱状
の振動体14を含む。振動体14は、たとえばエリン
バ,鉄−ニッケル合金,石英,ガラス,水晶,セラミッ
クなど、一般的に機械的な振動を生じる材料で形成され
る。
イロとして使用した例について説明する。図1は振動ジ
ャイロの一例を示す斜視図であり、図2は線II−II
における断面図である。振動ジャイロ10は、圧電振動
子12を含む。圧電振動子12は、たとえば正3角柱状
の振動体14を含む。振動体14は、たとえばエリン
バ,鉄−ニッケル合金,石英,ガラス,水晶,セラミッ
クなど、一般的に機械的な振動を生じる材料で形成され
る。
【0013】振動体14の3つの側面の中央部には、そ
れぞれ圧電素子16a,16b,16cが形成される。
圧電素子16aは、たとえば磁器からなる圧電層18a
を含み、圧電層18aの両面に電極20a,22aが形
成される。そして、一方の電極22aが、接着剤などで
振動体14の側面に接着される。同様に、圧電素子16
b,16cは圧電層18b,18cを含む。圧電層18
b,18cの両面には、それぞれ電極20b,22bお
よび電極20c,22cが形成される。そして、それら
の一方の電極22b,22cが、接着剤などで振動体1
4の側面に接着される。
れぞれ圧電素子16a,16b,16cが形成される。
圧電素子16aは、たとえば磁器からなる圧電層18a
を含み、圧電層18aの両面に電極20a,22aが形
成される。そして、一方の電極22aが、接着剤などで
振動体14の側面に接着される。同様に、圧電素子16
b,16cは圧電層18b,18cを含む。圧電層18
b,18cの両面には、それぞれ電極20b,22bお
よび電極20c,22cが形成される。そして、それら
の一方の電極22b,22cが、接着剤などで振動体1
4の側面に接着される。
【0014】振動体14の2つのノード点付近におい
て、圧電素子16a,16bに挟まれた振動体14の稜
線部分が、支持部材24a,24bで支持される。支持
部材24a,24bは、たとえば金属線をコ字状にする
ことによって形成される。そして、支持部材24a,2
4bの中央部が、振動体14に取り付けられる。支持部
材24a,24bの端部は、それぞれ支持板26a,2
6bに取り付けられる。支持板26a,26bは、弾性
を有する緩衝材28a,28bを介して、基板30に取
り付けられる。緩衝材28a,28bは、支持部材24
a,24bから振動体14の振動が漏れたときに、その
振動が他の支持部材を介して振動体14に影響を与えな
いようにするためのものである。
て、圧電素子16a,16bに挟まれた振動体14の稜
線部分が、支持部材24a,24bで支持される。支持
部材24a,24bは、たとえば金属線をコ字状にする
ことによって形成される。そして、支持部材24a,2
4bの中央部が、振動体14に取り付けられる。支持部
材24a,24bの端部は、それぞれ支持板26a,2
6bに取り付けられる。支持板26a,26bは、弾性
を有する緩衝材28a,28bを介して、基板30に取
り付けられる。緩衝材28a,28bは、支持部材24
a,24bから振動体14の振動が漏れたときに、その
振動が他の支持部材を介して振動体14に影響を与えな
いようにするためのものである。
【0015】この振動ジャイロ10を使用するために、
図3に示すように、圧電素子16a,16bと圧電素子
16cとの間に、発振回路32が接続される。発振回路
32からの信号が圧電素子16a,16bに与えられ、
圧電素子16cの出力が発振回路32に帰還される。そ
れによって、振動体14は、圧電素子16c形成面に直
交する方向に屈曲振動する。さらに、圧電素子16a,
16bは、差動回路34の入力端に接続される。差動回
路34の出力端は検波回路36に接続され、検波回路3
6で検波された信号は平滑回路38で平滑される。
図3に示すように、圧電素子16a,16bと圧電素子
16cとの間に、発振回路32が接続される。発振回路
32からの信号が圧電素子16a,16bに与えられ、
圧電素子16cの出力が発振回路32に帰還される。そ
れによって、振動体14は、圧電素子16c形成面に直
交する方向に屈曲振動する。さらに、圧電素子16a,
16bは、差動回路34の入力端に接続される。差動回
路34の出力端は検波回路36に接続され、検波回路3
6で検波された信号は平滑回路38で平滑される。
【0016】この振動ジャイロ10では、特に振動体1
4の基本振動の振動方向に平行でその振動方向を軸とし
て互いに対称な位置にある2つの稜線部分が圧縮され
る。つまり、支持部材24a,24bが取り付けられて
いない2つの稜線部Aが圧縮される。圧縮の方法として
は、たとえば振動体14の稜線部Aに打撃を与える方法
が考えられる。振動体14の稜線部が圧縮されることに
よって、その稜線部の密度が大きくなり、基本振動の振
動方向に直交する表面部分にある支持部材24a,24
bが取り付けられた稜線部に比べて硬度が大きくなる。
そのため、振動しやすさに異方性が生じ、振動体14
は、基本振動の方向すなわち圧電素子16c形成面に直
交する方向に屈曲振動しやすくなる。
4の基本振動の振動方向に平行でその振動方向を軸とし
て互いに対称な位置にある2つの稜線部分が圧縮され
る。つまり、支持部材24a,24bが取り付けられて
いない2つの稜線部Aが圧縮される。圧縮の方法として
は、たとえば振動体14の稜線部Aに打撃を与える方法
が考えられる。振動体14の稜線部が圧縮されることに
よって、その稜線部の密度が大きくなり、基本振動の振
動方向に直交する表面部分にある支持部材24a,24
bが取り付けられた稜線部に比べて硬度が大きくなる。
そのため、振動しやすさに異方性が生じ、振動体14
は、基本振動の方向すなわち圧電素子16c形成面に直
交する方向に屈曲振動しやすくなる。
【0017】なお、振動体14の共振周波数は、振動体
14の幅とヤング率とによって決定される。ヤング率は
振動体14の硬度によって決まるため、振動体14の硬
度が変化することによって、振動体14の共振周波数が
変化する。圧縮することによって振動体14の幅が小さ
くなり、振動体14の共振周波数が低くなるが、稜線部
の硬度が大きくなることにより共振周波数が高くなる。
したがって、振動体14の稜線部を圧縮しても、共振周
波数の変化が相殺され、結果的に共振周波数は変化しな
い。
14の幅とヤング率とによって決定される。ヤング率は
振動体14の硬度によって決まるため、振動体14の硬
度が変化することによって、振動体14の共振周波数が
変化する。圧縮することによって振動体14の幅が小さ
くなり、振動体14の共振周波数が低くなるが、稜線部
の硬度が大きくなることにより共振周波数が高くなる。
したがって、振動体14の稜線部を圧縮しても、共振周
波数の変化が相殺され、結果的に共振周波数は変化しな
い。
【0018】この振動ジャイロ10では、発振回路32
によって、振動体14が圧電素子16c形成面に直交す
る方向に屈曲振動する。このとき、振動体14の2つの
稜線部Aの硬度が他の稜線部の硬度より大きくなってい
るため、振動体14は正確に圧電素子16c形成面に直
交する方向に屈曲振動する。したがって、圧電素子16
a,16bの屈曲状態は同じであり、差動回路34には
同じ信号が入力される。そのため、差動回路34から信
号が出力されず、振動ジャイロ10に回転角速度が加わ
っていないことがわかる。
によって、振動体14が圧電素子16c形成面に直交す
る方向に屈曲振動する。このとき、振動体14の2つの
稜線部Aの硬度が他の稜線部の硬度より大きくなってい
るため、振動体14は正確に圧電素子16c形成面に直
交する方向に屈曲振動する。したがって、圧電素子16
a,16bの屈曲状態は同じであり、差動回路34には
同じ信号が入力される。そのため、差動回路34から信
号が出力されず、振動ジャイロ10に回転角速度が加わ
っていないことがわかる。
【0019】この状態で、振動ジャイロ10が振動体1
4の軸を中心として回転すると、コリオリ力によって振
動体14の振動方向が変わる。振動体14の振動方向が
変わると、圧電素子16a,16bの屈曲状態が変わ
り、これらの圧電素子16a,16bから異なる信号が
出力される。これらの信号が差動回路34に入力される
ため、差動回路34からは2つの入力信号の差が出力さ
れる。そして、差動回路34の出力信号が検波回路36
で検波され、さらに平滑回路38で平滑される。平滑回
路38から出力される信号は、振動体14の振動状態の
変化に対応した信号であり、すなわちコリオリ力に対応
した信号である。したがって、平滑回路38の出力信号
を測定することにより、振動ジャイロ10に加わった回
転角速度を検出することができる。
4の軸を中心として回転すると、コリオリ力によって振
動体14の振動方向が変わる。振動体14の振動方向が
変わると、圧電素子16a,16bの屈曲状態が変わ
り、これらの圧電素子16a,16bから異なる信号が
出力される。これらの信号が差動回路34に入力される
ため、差動回路34からは2つの入力信号の差が出力さ
れる。そして、差動回路34の出力信号が検波回路36
で検波され、さらに平滑回路38で平滑される。平滑回
路38から出力される信号は、振動体14の振動状態の
変化に対応した信号であり、すなわちコリオリ力に対応
した信号である。したがって、平滑回路38の出力信号
を測定することにより、振動ジャイロ10に加わった回
転角速度を検出することができる。
【0020】この振動ジャイロ10では、振動体14が
正確に圧電素子16c形成面に直交する方向に屈曲振動
するため、無回転時の圧電素子16a,16bの屈曲状
態を等しくでき、良好なドリフト特性を得ることができ
る。しかも、振動体14の任意の2つの稜線部を圧縮
し、他の稜線部に支持部材24a,24bを取り付ける
だけで、安定した振動を得ることができる。つまり、こ
の振動ジャイロ10を製造するときには、予め振動体1
4の稜線部の硬度を測定する必要がなく、任意の2つの
稜線部を圧縮すればよい。したがって、振動ジャイロ1
0の製造が容易である。
正確に圧電素子16c形成面に直交する方向に屈曲振動
するため、無回転時の圧電素子16a,16bの屈曲状
態を等しくでき、良好なドリフト特性を得ることができ
る。しかも、振動体14の任意の2つの稜線部を圧縮
し、他の稜線部に支持部材24a,24bを取り付ける
だけで、安定した振動を得ることができる。つまり、こ
の振動ジャイロ10を製造するときには、予め振動体1
4の稜線部の硬度を測定する必要がなく、任意の2つの
稜線部を圧縮すればよい。したがって、振動ジャイロ1
0の製造が容易である。
【0021】なお、上述の実施例では、振動体14を正
3角柱状に形成したが、たとえば図4に示すように、4
角柱状に形成してもよい。この圧電振動子12では、振
動体14の隣接する2つの側面に、圧電素子40a,4
0bが形成される。この圧電振動子12では、圧電素子
40a,40bに信号を入力することにより、図4の矢
印に示すように、振動体14を対向する稜線を結ぶ方向
に屈曲振動させることができる。この場合、基本振動の
方向に平行でその振動方向を軸として互いに対称な位置
に存在する稜線部Aが圧縮される。この場合も、正確に
基本振動の方向に直交する位置にある対向した稜線方向
に振動体14を屈曲振動させることができる。したがっ
て、この圧電振動子を用いれば、ドリフト特性の良好な
振動ジャイロとして利用することができる。このよう
に、振動体14の形状は、正3角柱状以外の角柱状また
は円柱状であってもよい。
3角柱状に形成したが、たとえば図4に示すように、4
角柱状に形成してもよい。この圧電振動子12では、振
動体14の隣接する2つの側面に、圧電素子40a,4
0bが形成される。この圧電振動子12では、圧電素子
40a,40bに信号を入力することにより、図4の矢
印に示すように、振動体14を対向する稜線を結ぶ方向
に屈曲振動させることができる。この場合、基本振動の
方向に平行でその振動方向を軸として互いに対称な位置
に存在する稜線部Aが圧縮される。この場合も、正確に
基本振動の方向に直交する位置にある対向した稜線方向
に振動体14を屈曲振動させることができる。したがっ
て、この圧電振動子を用いれば、ドリフト特性の良好な
振動ジャイロとして利用することができる。このよう
に、振動体14の形状は、正3角柱状以外の角柱状また
は円柱状であってもよい。
【0022】
【0023】
【図1】この発明の圧電振動子を振動ジャイロに使用し
た例を示す斜視図である。
た例を示す斜視図である。
【図2】図1の線II−IIにおける断面図である。
【図3】図1に示す振動ジャイロの駆動および検出を行
うための回路を示すブロック図である。
うための回路を示すブロック図である。
【図4】この発明の他の実施例である圧電素子に用いら
れる振動体の断面図である。
れる振動体の断面図である。
【図5】従来の圧電振動子を振動ジャイロに使用した例
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図6】図5に示す従来の圧電振動子を用いた振動ジャ
イロの断面図である。
イロの断面図である。
10 振動ジャイロ 12 圧電振動子 14 振動体 16a,16b,16c 圧電素子
Claims (2)
- 【請求項1】 屈曲振動をさせるための柱状の振動体を
含む圧電振動子であって、 基本振動をしているときの振動方向に平行で前記振動方
向を軸として互いに対称な表面部分を圧縮することによ
って、圧縮した表面部分の硬度を、基本振動をしている
ときの振動方向に直交する表面部分の硬度より大きくし
た、圧電振動子。 - 【請求項2】 前記振動体は正3角柱状に形成され、前
記振動体の2つの稜線部を圧縮することによって、圧縮
した稜線部の硬度を他の稜線部の硬度より大きくした、
請求項1の圧電振動子。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11231094A JP3206299B2 (ja) | 1994-04-26 | 1994-04-26 | 圧電振動子 |
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Applications Claiming Priority (1)
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|---|---|---|---|
| JP11231094A JP3206299B2 (ja) | 1994-04-26 | 1994-04-26 | 圧電振動子 |
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|---|---|---|---|
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| JP (1) | JP3206299B2 (ja) |
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| DE69508143T2 (de) | 1999-09-30 |
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