JPH11344341A - 平行平板型振動ジャイロ及び平行平板型振動ジャイロ装置 - Google Patents

平行平板型振動ジャイロ及び平行平板型振動ジャイロ装置

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JPH11344341A
JPH11344341A JP10149099A JP14909998A JPH11344341A JP H11344341 A JPH11344341 A JP H11344341A JP 10149099 A JP10149099 A JP 10149099A JP 14909998 A JP14909998 A JP 14909998A JP H11344341 A JPH11344341 A JP H11344341A
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Japan
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electrode
parallel plate
plate portion
film
thin film
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Application number
JP10149099A
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English (en)
Inventor
Fumito Arai
史人 新井
Toshio Fukuda
敏男 福田
Koichi Itoigawa
貢一 糸魚川
Hitoshi Iwata
仁 岩田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01CMEASURING DISTANCES, LEVELS OR BEARINGS; SURVEYING; NAVIGATION; GYROSCOPIC INSTRUMENTS; PHOTOGRAMMETRY OR VIDEOGRAMMETRY
    • G01C19/00Gyroscopes; Turn-sensitive devices using vibrating masses; Turn-sensitive devices without moving masses; Measuring angular rate using gyroscopic effects
    • G01C19/56Turn-sensitive devices using vibrating masses, e.g. vibratory angular rate sensors based on Coriolis forces
    • G01C19/5642Turn-sensitive devices using vibrating masses, e.g. vibratory angular rate sensors based on Coriolis forces using vibrating bars or beams

Abstract

(57)【要約】 【課題】検出部である平行平板部の変形時に、平行平板
部の側面の各部において伸び縮みが逆であっても発生電
圧が相殺されることがなく、大きな圧電信号を得ること
ができる平行平板型振動ジャイロ及び平行平板型振動ジ
ャイロ装置を提供する。 【解決手段】振動ジャイロ1のステンレス製の基材4
は、四角柱をなし、同基材4の上下両部には、互いに直
交する貫通孔10,7が穿設され、平行平板部3,2が
構成されている。平行平板部2,3の外側面には、スパ
ッタリング等によって、チタン膜13が形成され、チタ
ン膜13の外面全体にはPZT薄膜14が形成され、そ
のPZT薄膜14上にはアルミニウムからなる厚さ数μ
mを有する互いに同面積の第1電極膜15〜第4電極膜
18がそれぞれ上下一対形成されている。第1電極膜1
5、第2電極膜16を分離して電極膜の面積を従来より
も小さくし、発生電圧(圧電電圧)を大きくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は平行平板型振動ジャイロ
及び高検出感度を備えた平行平板型振動ジャイロ装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の振動ジャイロスコープ(以下、振
動ジャイロという)としては、図13に示す音叉型、図
14に示す音片型が知られている。
【0003】音叉型の振動ジャイロ21は、図13に示
すように連結板22の両端に一対の駆動用圧電セラミッ
クス板23が、互いに平行に立設され、その平面が図に
おいてX方向に向くように配置されている。又、駆動用
圧電セラミック板23の上端の中心上において、検出用
圧電セラミックス板24が一体に立設され、その平面が
図において、Y方向に向くように配置されている。な
お、X方向とY方向とは互いに直交している。そして、
下方の駆動用圧電セラミックス板23に交番電圧を印加
することにより、同圧電セラミックス板23をX,反X
方向へ振動させる。この振動状態で、振動ジャイロ21
にZ軸回りの回転が加わったときに、検出用圧電セラミ
ックス24が歪み、そのときに生ずる電圧を検出するこ
とにより、検出用圧電セラミックス24に働いた力を検
知することが可能となる。この力は、コリオリの力Fc
といい、一般に、次式で表される。
【0004】Fc=2mV×ω …(1) なお、mは振動ジャイロ21の質量、Vは振動ジャイロ
21の振動速度、ωは振動ジャイロ21のZ軸回りの角
速度である。そして、前記質量m、振動速度Vが既知で
あれば、角速度ωを導出することが可能となる。
【0005】又、音片型の振動ジャイロ25は、図14
に示すように恒弾性金属からなる四角柱状の音片型振動
子26を備え、同音片型振動子26の互いに180度反
対側の側面に対して、一対の駆動用圧電セラミックス板
27が貼着されている(図面上は、片方のみ図示)。
又、残りの両側面には、一対の検出用圧電セラミックス
板28が貼着されている(図面上は、片方のみ図示)。
そして、この振動ジャイロ25は、駆動用圧電セラミッ
クス板27に交番電圧を印加することにより、同圧電セ
ラミックス板27にて音片型振動子26をX,反X方向
へ振動させる。この状態で、振動ジャイロ26にZ軸回
りの回転が加わったときに、検出用圧電セラミックス2
8が歪み、そのときに生ずる電圧を検出することによ
り、検出用圧電セラミックス28に働いたコリオリの力
を検出することが可能となる。
【0006】ところで、上記の駆動用圧電セラミックス
板23,27、検出用圧電セラミックス板24,28に
は、バルクのPZT(ジルコン・チタン酸鉛:チタン酸
鉛,ジルコン酸鉛の固溶体からなるセラミックス)が使
用されている。
【0007】ところが、上記のようなバルクのPZT
は、バルクそのものの薄形化が難しく、振動ジャイロ全
体の小型化が難しい問題があった。又、音片型の振動ジ
ャイロのように、圧電セラミックス板を貼着して振動ジ
ャイロを構成する場合、貼着工程が多くなるとともに、
接着精度、すなわち、位置精度が悪い問題があり、従っ
て、検出感度等に影響を及ぼし、均質なものを精度よく
製造することは難しい問題があった。
【0008】さらに、振動子が三次元構造体の場合は、
任意の場所にバルクのPZTを取付けることが困難な場
合があり、取付け場所が限られる問題がある。又、コリ
オリの力Fcは、上記(1)式に示すように、振動ジャ
イロの質量mを大きくすれば、コリオリの力が大きくな
り、この結果、検出用圧電セラミックスの歪み量が増大
して、検出電圧も大きくなる。すなわち検出感度が上が
ることになる。このため、振動ジャイロの質量は大きい
方が検出感度を得るためには好ましい。ところが、バル
クのPZTを用いた振動ジャイロの場合、バルクのPZ
Tを構成する基材を大きくしないと、質量が大きくでき
ない問題があり、検出感度を上げるには限界がある。
【0009】又、コリオリの力Fcは、上記(1)式に
示すように、振動速度Vを大きくすれば、コリオリの力
が大きくなり、この結果、検出用圧電セラミックの歪み
量が増大して、検出電圧も大きくなって検出感度も上が
る。しかし、振動速度を大きくするために、例えば、音
叉型の振動ジャイロの場合、バルクのPZTの基材を薄
くすると、剛性が低くなるため、捩じれ易くなり、正確
に振動しなかったり、検出用圧電素子の検出のための歪
みもねじれが加わった状態となって正確な検出ができな
い問題が生ずる。
【0010】そこで、出願人は、小型化が可能で、捩じ
れに強く、検出感度を上げることができる振動ジャイロ
31として、図10の構造のものを提案している。振動
ジャイロは、4角柱状をなす弾性金属30の下端(固定
端)側と、上端(自由端)側とにそれぞれ互いに直交す
る貫通孔34,35を設けて、第1平行平板部32と、
第2平行平板部33を形成している。前記第1平行平板
部32及び第2平行平板部33の外表面には、図11に
示すようにチタン膜38を形成し、同チタン膜38上に
PZT薄膜36を形成している。そして、前記第1平行
平板部32側を振動を付与するための駆動部とし、第2
平行平板部33側を検出部としている。
【0011】上記のような構成の振動ジャイロ31は、
図10に示すようにPZT薄膜36上において、そのP
ZT薄膜36の大きさよりも若干小さくなる程度にさら
にアルミニウム等で平板状の電極37を形成し、その電
極37にリード線(図示しない)を直接接続して、駆動
部である第1平行平板部32には、電圧を印加して、振
動を付与し、検出部である第2平行平板部33では、P
ZT薄膜で生じた電圧を前記電極37に直接接続したリ
ード線(図示しない)を介して検出するようにしてい
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記の構成によると、
検出部である第2平行平板部33が変形する場合、その
変形は図12に示すように波形となる。
【0013】ところが、第2平行平板部33の上側と、
下側とでPZT薄膜36の伸び縮みが逆となるため、上
下両側部のそれぞれの変形によって得られる各部分の発
生電圧が逆となる。この結果、図10に示すようにPZ
T薄膜36の上側と、下側との伸び縮みが逆となる部分
に共通の電極37が設けられていると、その発生電圧が
相殺され、電極37から得られる出力が十分に得られな
い問題があった。
【0014】本発明は上記の課題を解消するためになさ
れたものであり、検出部である平行平板部の変形時に、
平行平板部の側面の各部において伸び縮みが逆であって
も発生電圧が相殺されることがなく、大きな圧電信号を
得ることができる平行平板型振動ジャイロ及び平行平板
型振動ジャイロ装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、周方向に亘って第1乃
至第4側面を有し、第1側面と第3側面、第2側面と第
4側面とは、互いに180度反対位置に位置する四角柱
状の弾性金属を備え、その弾性金属の固定端部側には、
第1側面から第3側面まで貫通する貫通孔が形成され
て、第2側面と第4側面を含むそれぞれの平板部にて第
1平行平板部が形成され、前記弾性金属の自由端部側に
は、第2側面から第4側面まで貫通する貫通孔が形成さ
れて、第1側面と第3側面を含むそれぞれの平板部にて
第2平行平板部が形成され、第1平行平板部の第2側面
と第4側面、及び第2平行平板部の第1側面と第3側面
とには、それぞれ強誘電体膜が形成され、第2平行平板
部の各強誘電体膜上において、同強誘電体膜の伸び縮み
変形時に互いに逆変形となる部分に対応してそれぞれ第
1電極及び第2電極が設けられ、第1平行平板部の各強
誘電体膜上において、電極がそれぞれ設けられている平
行平板型振動ジャイロをその要旨とするものである。
【0016】請求項2の発明は、請求項1において、第
1平行平板部の各強誘電体膜上において、同強誘電体膜
の伸び縮み変形時に互いに逆変形となる部分に対応して
それぞれ第3電極及び第4電極が設けられている平行平
板型振動ジャイロを要旨とするものである。
【0017】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
において、前記第1電極及び第2電極は、弾性金属にお
ける変形時の最大応力集中箇所に対応した強誘電体薄膜
上に配置されている平行平板型振動ジャイロをその要旨
とするものである。
【0018】請求項4の発明は請求項1乃至請求項3の
うちいずれかにおいて、前記第1平行平板部の第2側面
と第4側面、及び第2平行平板部の第1側面と第3側面
とにはチタンにて形成されたベース面が形成され、前記
強誘電体薄膜は、同ベース面上に形成されたPZT薄膜
である平行平板型振動ジャイロをその要旨とするもので
ある。
【0019】請求項5は、前記請求項2に記載の平行平
板型振動ジャイロを備えた装置であって、所定の周波数
で発振信号を出力する発振回路と、前記発振信号を反転
し、第1平行平板部の第2側面及び第4側面の各第3電
極に前記発振信号に基づく電圧信号を印加する反転回路
と、前記発振信号を反転しないで、第1平行平板部の第
2側面及び第4側面の各第4電極に対して発振信号に基
づく電圧信号を印加する非反転回路と、第2平行平板部
の第1側面の第1電極と第3側面の第2電極からの検出
信号の差を取り、両電極の検出信号の差に係る信号を出
力する第1差動回路と、第2平行平板部の第1側面の第
2電極と第3側面の第1電極からの検出信号の差を取
り、両電極の検出信号の差に係る信号を出力する第2差
動回路と、前記第1差動回路と第2差動回路からの両信
号を加算し、その加算結果を出力する加算回路とを備え
た平行平板型振動ジャイロ装置を要旨とするものであ
る。 (作用)請求項1に記載の発明によると、振動ジャイロ
の検出部となる第2平行平板部では、第2平行平板部の
第1側面と第3側面の強誘電体膜上に、同強誘電体膜の
伸び縮み変形時に互いに逆変形となる部分に対応してそ
れぞれ第1電極及び第2電極が設けられているため、そ
れぞれの電極にて、強誘電体膜の伸びによる圧電信号、
及び縮みによる圧電信号が得られる。
【0020】又、請求項2に記載の発明によれば、振動
ジャイロの駆動部となる第1平行平板部では、第1平行
平板部の第2側面と第4側面の強誘電体膜上に、同強誘
電体膜の伸び縮み変形時に互いに逆変形となる部分に対
応してそれぞれ第3電極及び第4電極が設けられている
ため、それぞれの電極を介して、互いに逆極性の交番電
圧を印加することにより、第1平行平板部を振動するこ
とができる。
【0021】請求項3の発明によれば、弾性金属におけ
る変形時の最大応力集中箇所に対応した強誘電体薄膜上
に第1電極及び第2電極が配置されると、最大応力集中
箇所では、伸びと縮みが最も大きく発生するため、得ら
れる圧電電圧も大きなものとなる。
【0022】請求項4の発明によれば、前記第1平行平
板部の第2側面と第4側面、及び第2平行平板部の第1
側面と第3側面とにはチタンにて形成されたベース面が
形成され、前記強誘電体薄膜は、同ベース面上に形成さ
れたPZT薄膜とすることにより、請求項1乃至請求項
3のうちいずれかに記載の作用を実現する。
【0023】請求項5に記載の発明によれば、発振回路
は所定の周波数で発振信号を出力する。反転回路は前記
発振信号を反転し、第1平行平板部の第2側面及び第4
側面の各第3電極に印加する。又、非反転回路は、前記
発振信号を反転しないで、第1平行平板部の第2側面及
び第4側面の各第4電極に印加する。この結果、駆動部
である第1平行平板部が振動する。
【0024】前記第1平行平板部の振動時に、平行平板
型ジャイロが軸心の回りに回転した場合、第1差動回路
は、第2平行平板部の第1側面の第1電極と第3側面の
第2電極からの検出信号の差を取り、両電極の検出信号
の差に係る信号を出力する。一方、第2差動回路は、第
2平行平板部の第1側面の第2電極と第3側面の第1電
極からの検出信号の差を取り、両電極の検出信号の差に
係る信号を出力する。加算回路は、前記第1差動回路と
第2差動回路からの両加算信号を加算し、その加算結果
を出力する。
【0025】
【実施の形態】以下、本発明の実施形態を図1乃至図9
を参照して説明する。図1は振動ジャイロ1の斜視図を
示している。なお、上記図面を含む各図面に図示されて
いる、チタン膜、電極膜、側板の厚みは、説明の便宜
上、実際のものより適宜拡大して図示されている。
【0026】図1に示すように振動ジャイロ1は、四角
柱状をなし、平行平板部3,2を上下に備えている。前
記平行平板部3,2は、本発明の第2及び第1平行平板
部にそれぞれに相当する。
【0027】図1に示すように、振動ジャイロ1の基材
4は、四角柱をなす弾性金属としてのステンレスから構
成されている。なお、本実施形態では、基材4の断面
は、正方形をなしている。基材4の断面形状は、正方形
で有るのが好ましいが、必ずしも正方形に限定されるも
のではない。基材4は、X方向側に向く面を第1側面5
とし、時計回り方向(周方向)にわたって第2側面6、
第3側面105及び第4側面106の順に配置されてい
る(図2参照)。
【0028】なお、図2で表されている平行平板型振動
ジャイロ1は模式図であり、説明の便宜上、平行平板部
2と平行平板部3とは互いに90°相対回転した状態で
示し、第1側面5と第2側面6とは同一方向に向くよう
に示されている。
【0029】前記第1側面5と、第3側面105とは、
Z軸を中心として、180度反対側に位置し、又、第2
側面6と、第4側面106とは同じくZ軸を中心とし
て、180度反対側に位置している(なお、図1では第
1側面5と、第2側面6のみ図示されている。)。
【0030】基材4の下部の第1側面5と、第3側面1
05は、X軸方向に向かう断面四角形状をなす貫通孔7
が穿設されている。この貫通孔7により、基材4の下部
は、第2側面6、及び第4側面106をそれぞれ外側面
とした一対の側板8,9が形成されている。前記側板
8,9は平板部に相当する。前記側板8,9は、板厚が
数十〜数百μmとされた薄肉部8a,9aとされてい
る。そして、前記両側板8,9、及び貫通孔7とによ
り、基材4の下部は互いに平行に配置された平行平板構
造となっており、平行平板部2が構成されている。
【0031】又、基材4の上部の第2側面6と、第4側
面106は、Y軸方向に向かう断面四角形状をなす貫通
孔10が穿設されている。この貫通孔10により、基材
4の上部は、第1側面5、及び第3側面105をそれぞ
れ外側面とした一対の側板11,12が形成されてい
る。前記側板11,12は平板部に相当する。前記側板
11,12は、板厚が数十〜数百μmとされた薄肉部1
1a,12aとされている。前記側板11,12は本発
明の平板部に相当する。前記側板11,12の板厚は、
前記平行平板部2の側板8,9と同一厚みとされてい
る。そして、前記両側板11,12、及び貫通孔10と
により、基材4の上部は互いに平行に配置された平行平
板構造となっており、平行平板部3が構成されている。
そして、前記平行平板部2,3は互いに直交するように
配置されている。
【0032】前記平行平板部2において第2側面6と第
4側面106、及び平行平板部3において第1側面5乃
至第3側面105には、スパッタリング等によって、チ
タン膜13が形成されている(図5参照)。同チタン膜
13により、ベース面が構成されている。同チタン膜1
3の表面全体には厚さ数十μmのPZT薄膜14(図6
参照)が形成されている。PZT薄膜14は、強誘電体
膜を構成する。
【0033】図2に示すように、前記平行平板部3にお
ける第1側面5及び第3側面105のPZT薄膜14上
には、アルミニウムからなる厚さ数μmを有する互いに
同面積の第1電極膜15、第2電極膜16が上下方向に
一対形成されている(図1においては、第1側面5側の
み図示)。第1側面5においては、第1電極膜15と第
2電極膜16とは上下に配置されている。又、第3側面
105においては、第1側面5とは逆に第1電極膜15
が下側に、第2電極膜16が上側に配置されている(図
2参照)。
【0034】これは、例えば平行平板部3が図7に示す
ように右側へ波形に変形した場合、同平行平板部3にお
ける第1側面5上のPZT薄膜14の上側は伸び、下側
は縮む。一方、第3側面105上のPZT薄膜14の上
側は縮み、下側は伸びる。この伸び・縮みが生ずるそれ
ぞれに部位に対応して第1電極膜15、及び第2電極膜
16とが配置されている。なお、図7では、PZT薄膜
14内において、矢印はPZT薄膜14の分極方向を示
し、右下がりのハッチング部分は伸びている部分を示
し、左下がりのハッチング部分は縮み部分を示してい
る。
【0035】又、前記平行平板部2における第2側面6
及び第4側面106のPZT薄膜14上には、アルミニ
ウムからなる厚さ数μmを有する互いに同面積の第3電
極膜17、第4電極膜18が上下方向に一対形成されて
いる(図1においては、第2側面6側のみ図示)。第2
側面6においては、第3電極膜17と第4電極膜18と
は上下に配置されている。又、第4側面106において
は、第2側面6とは逆に第3電極膜17が下側に、第4
電極膜18が上側に配置されている(図2参照)。
【0036】これは、平行平板部2のPZT薄膜14の
各電極膜17,18に互いに逆極性の電圧が印加された
際に、第3電極膜17にて印加された部分、及び第4電
極膜18にて印加された部分がそれぞれ同一の変形(伸
び又は縮み)を生ずるようにするためのものである。こ
のようにすることにより、駆動部である平行平板部2に
大きな変形を効率良く付与することができる。
【0037】前記第1電極膜15乃至第4電極膜18
は、それぞれ第1電極乃至第4電極に相当する。又、前
記振動ジャイロ1において、本実施形態では下端部が固
定端部に相当し、上端部が自由端部に相当する。そし
て、平行平板部2は駆動部を構成し、平行平板部3は検
出部を構成する。
【0038】次に、上記振動ジャイロ1の製造方法を図
2乃至図6を参照して説明する。図3は、基材4を示し
ている。ステンレスからなる基材4は、断面正方形をな
した四角柱状に形成されている。この基材4の上下両部
に対して、それぞれ互いに直交するように貫通孔7,1
0を形成する。この貫通孔7,10の形成は、切削でも
よく、エッチングで行ってもよい。この貫通孔7を形成
することにより、図4に示すように基材4の下部は、第
2側面6、及び第4側面106がそれぞれ外側面とさ
れ、数十〜数百μmの板厚を有する一対の側板8,9が
形成される。又、前記両側板8,9、及び貫通孔7とに
より、基材4の下部は側板8,9が互いに平行に配置さ
れた平行平板構造を有する平行平板部2が形成される。
【0039】又、貫通孔10を形成することにより、図
4に示すように基材4の上部は、第1側面5、及び第3
側面105がそれぞれ外側面とされ、数十〜数百μmの
板厚を有する一対の側板11,12が形成される。又、
前記両側板11,12、及び貫通孔10とにより、基材
4の上部は側板11,12が互いに平行に配置された平
行平板構造を有する平行平板部3が形成される。
【0040】次に、この基材4を酸等で、クリーニング
し、予め、PZT薄膜14を形成したい側面を除いた面
を合成樹脂、又は、スパッタリングや真空蒸着等の物理
的成膜法にてチタン以外の金属等にて、被覆してマスク
(図示しない)を形成する。
【0041】基材4の平行平板部2において第2側面6
と第4側面106、及び平行平板部3において第1側面
5及び第3側面105にスパッタリングや真空蒸着等の
物理的成膜法にてチタン膜13を成膜する(図5参
照)。
【0042】次に水熱法で、チタン膜13上にPZT薄
膜14を形成する。この水熱法は2つの段階からなって
いる。 (第1段階)基材4、原材料としてのオキシ塩化ジルコ
ニウム(ZrOCl2 ・8H2 O)と硝酸鉛(Pb(N
3 2 )の水溶液、及びKOH(8N)溶液をテフロ
ン瓶(図示しない)に投入し、攪拌する。なお、PZT
薄膜14の圧電性は、PZT薄膜14におけるチタン酸
鉛,ジルコン酸鉛の構成組成比によって決まるため、後
にできあがるPZT薄膜14の圧電性に応じてオキシ塩
化ジルコニウムと硝酸鉛とのモル比を決めればよい。
【0043】次に、図示しない圧力容器内において、基
材4を上方に配置し、オキシ塩化ジルコニウム(ZrO
Cl2 ・8H2 O)、硝酸鉛(Pb(NO3 2 )の水
溶液、及びKOH(8N)溶液を攪拌しながら、加熱・
加圧する。なお、ここでいう加圧とは、加熱された溶液
の蒸気圧よる加圧のことである。温度条件は150℃
で、48時間この状態を継続する。なお、攪拌は、30
0rpmで行う。
【0044】この結果、過飽和状態で、基材4の両平行
平板部2,3のチタン膜13表面にPZTの種子結晶
(核)が形成される。上記時間の経過後、基材4を圧力
容器から取り出し、水洗・乾燥する。
【0045】(第2段階)次に、種子結晶が核付けされ
た基材4、原材料としてのオキシ塩化ジルコニウム(Z
rOCl2 ・8H2 O)と硝酸鉛(Pb(NO3 2
の水溶液、四塩化チタン(TiCl4 )及びKOH(4
N)溶液をテフロン瓶(図示しない)に投入し、攪拌す
る。なお、PZT薄膜14の圧電性は、PZTにおける
チタン酸鉛,ジルコン酸鉛の構成組成比によって決まる
ため、後にできあがるPZTの圧電性に応じてオキシ塩
化ジルコニウムと四塩化チタンと硝酸鉛とのモル比を決
めればよい。
【0046】次に、図示しない圧力容器内において、基
材4を上方に配置し、オキシ塩化ジルコニウム(ZrO
Cl2 ・8H2 O)、硝酸鉛(Pb(NO3 2 )の水
溶液、四塩化チタン(TiCl4 )及びKOH(4N)
溶液を攪拌しながら、加熱・加圧する。なお、ここでい
う加圧とは、加熱された溶液の蒸気圧よる加圧のことで
ある。温度条件は120℃で、48時間この状態を継続
する。なお、攪拌は、300rpmで行う。
【0047】この結果、過飽和状態で、基材4の両平行
平板部2,3の両外側面にPZT薄膜14が所定厚み
(この実施形態では数十μm)で形成される(図6参
照)。上記時間の経過後、基材4を圧力容器から取り出
し、水洗・乾燥する。この後、マスクを除去する。
【0048】そして、PZT薄膜14面にアルミニウム
をスパッタリングや真空蒸着等の物理的成膜法により形
成した後、パターニングし、不必要な部分を除去して、
上下一対の電極膜15,16,17,18を形成し、振
動ジャイロ1を形成する。その後、電極膜上のパッド部
分にリード線をハンダ付けする。
【0049】次に、図2を参照して、上記振動ジャイロ
1を採用した振動ジャイロ装置41を説明する。振動ジ
ャイロ装置41は、発振回路42を備えている。同発振
回路42は所定周波数の電圧信号を発振し、反転増幅回
路43及び非反転増幅回路44に出力する。反転増幅回
路43は、入力した電圧信号を反転増幅し、振動ジャイ
ロ1の第3電極膜17に反転増幅した電圧信号を印加す
る。又、非反転増幅回路44は入力した電圧信号を増幅
し、振動ジャイロ1の第4電極膜18に増幅した電圧信
号を印加する。前記反転増幅回路43は、反転回路を構
成する。又、非反転増幅回路44は非反転回路を構成す
る。
【0050】なお、振動ジャイロ1の基材4は接地され
ている。検出部である平行平板部3において、互いに反
対側面同士に設けられた一方の第1電極膜15及び第2
電極膜16は、第1差動回路である差動回路45に電気
的に接続されている。同差動回路45は、第1電極膜1
5及び第2電極膜16から入力した圧電信号等を入力
し、その差を取り、2倍の圧電信号として加算回路47
に出力する。
【0051】又、互いに反対側面同士に設けられた他方
の第1電極膜15及び第2電極膜16は、第2差動回路
である差動回路46に電気的に接続されている。同差動
回路46は、第1電極膜15及び第2電極膜16から入
力した圧電信号等を入力し、その差を取り、2倍の圧電
信号として加算回路47に出力する。
【0052】又、加算回路47は、両差動回路45,4
6から入力した2倍の圧電信号をその極性を揃えた状態
で加算し、4倍の圧電信号として出力する。さて、上記
のように構成された振動ジャイロ装置41を使用する場
合、基材4の下端部を固定した状態で、平行平板部2の
電極膜17,18に対して、前記発振回路42、反転増
幅回路43、及び非反転増幅回路44にてそれぞれ反対
電位の交番電圧を同期して印加する。
【0053】すると、PZT薄膜14の分極方向が電極
膜17,18から基材4方向に向いている場合、プラス
電位側に印加された方のPZT薄膜14は圧縮され、マ
イナス電位に印加された側のPZT薄膜14は引き伸ば
される。そして、交番電圧による極性の変化によって、
第2側面6のPZT薄膜14は、上下に配置された第3
電極膜17、第4電極膜18の裏面側において、又、第
4側面106のPZT薄膜14は、上下に配置された第
4電極膜18、第3電極膜17の裏面側において、圧
縮、引き伸ばしが交互に繰り返される。
【0054】この結果、平行平板部2は、Y、反Y方向
に駆動され、上部に位置する平行平板部3は同方向に振
動する。そして、この振動状態で、振動ジャイロ1にZ
軸回りにおいて角速度ωの回転が加わったときに、平行
平板部3において一方の側面側のPZT薄膜14は、圧
縮(歪み)され、他方の側面側(一方の側面とは180
度反対側の側面)が引き伸ばされる(歪み)。
【0055】このとき、図7に示すように平行平板部3
が右側へ波形に変形した場合、同平行平板部3における
第1側面5上のPZT薄膜14の上側は伸び、下側は縮
む。一方、第3側面105上のPZT薄膜14の上側は
縮み、下側は伸びる。この伸び・縮みが生ずるそれぞれ
に部位に対応して配置された第1電極膜15、及び第2
電極膜16がそのときにPZT薄膜14に発生した圧電
信号等を差動回路45及び差動回路46に出力する。
【0056】なお、各電極膜15,16から出力される
信号中には、圧電信号以外の成分として、入力信号(前
記反転増幅回路43、非反転増幅回路44からの電圧信
号)の漏れ分、及びノイズも含まれる。
【0057】すなわち、例えばPZT薄膜14の圧縮
(縮み)又は引張り(伸び)によって、第1電極膜15
から出力される信号(検出信号)をG1とすると、 G1=入力信号の漏れ分M+ノイズN−圧電信号A となる(なお、圧電信号Aの+、−はPZT薄膜14の
分極方向によって逆となる)。
【0058】又、そのとき、第1電極膜15とは逆に作
動するPZT薄膜14の圧縮(縮み)又は引張り(伸
び)によって、第2電極膜16から出力される信号(検
出信号)をG2とすると、 G2=入力信号の漏れ分M+ノイズN+圧電信号A となる。
【0059】差動回路45,46では、第1電極膜15
からの出力信号と、第2電極膜16からの出力信号の差
(G2−G1)が取られるため、差動回路45,46か
らの出力信号は、圧電信号Aの2倍の圧電信号Aとな
る。
【0060】そして、加算回路47では、両差動回路4
5,46からの2倍の圧電信号Aをさらに、極性を揃え
て加算するため、圧電信号Aの4倍の圧電信号が得られ
る。この結果、振動ジャイロ1に働いたコリオリの力を
検知することが可能となる。又、上記(1)式に示すよ
うに、振動ジャイロ1の質量m、及び振動速度Vが既知
であれば、角速度ωが導出できる。
【0061】さて、本実施形態によると、次のような作
用効果を奏する。 (1) 本実施形態における、PZT薄膜14に力Fが
加わったときの発生電圧(圧電信号)Aについて説明す
る。
【0062】図9には、膜厚d、長さL、幅WのPZT
薄膜が示されている。このPZT薄膜に対して長さ方向
にFの力が加わると、長さLがL−ΔLとなり、このと
き、PZT薄膜の対向する上下両側面には、分極方向に
応じて+ΔQ、−ΔQの電荷が発生する。従って、この
ときの発生電圧Aは下記の式にて与えられる。
【0063】A=ΔQ/C (Cは電気容量) このとき、C=(S・εo ・εr )/d (εo は真空
誘電率、εr はPZT薄膜の比誘電率、S(PZT薄膜
の面積)=W×L)であるため、 A=(ΔQ・d)/(S・εo ・εr ) となる。このことから、電極(電極膜)の面積が小さい
ほどVは大きくできる。
【0064】従って、本実施形態では、検出部である平
行平板部3においては、第1電極膜15、第2電極膜1
6を分離して電極膜の面積を従来よりも小さくしたた
め、圧電電圧Aを大きくすることができる。
【0065】(2) 本実施形態の振動ジャイロ1で
は、第1側面5においては、第1電極膜15と第2電極
膜16とは上下に配置し、第3側面105においては、
第1側面5とは逆に第1電極膜15が下側に、第2電極
膜16が上側に配置した(図2参照)。すなわち、例え
ば平行平板部3が図7に示すように右側へ波形に変形し
た場合、同平行平板部3における第1側面5上のPZT
薄膜14の上側は伸び、下側は縮む。一方、第3側面1
05上のPZT薄膜14の上側は縮み、下側は伸びる。
この伸び・縮みが生ずるそれぞれに部位に対応して第1
電極膜15、及び第2電極膜16とを配置した。
【0066】この結果、それぞれの部位におけるPZT
薄膜14の伸び・縮みに各別に対応した圧電信号を得る
ことができる。 (3) 本実施形態の振動ジャイロ1では、前記平行平
板部2における第2側面6においては、第3電極膜17
と第4電極膜18とは上下に配置した。そして、第4側
面106においては、第2側面6とは逆に第3電極膜1
7を下側に、第4電極膜18を上側に配置した(図2参
照)。
【0067】そして、平行平板部2のPZT薄膜14の
各電極膜17,18に互いに逆極性の電圧が印加された
際に、第3電極膜17にて印加された部分では、例えば
縮みが生ずると、第4無電極膜18にて印加された部分
では、伸びの変形が生ずる。反対に、第3電極膜17に
て印加された部分が伸びが生ずる場合には、第4電極膜
18にて印加された部分は縮みが生ずる。このように、
互いに反対側面において、対向した部分では、第3電極
膜17と、第4電極膜18とが対応して設けられて、互
いに対向した部分で一方が延び、他方が縮むため、駆動
部である平行平板部2に大きな変形を効率良く付与する
ことができる。
【0068】(4) 本実施形態の振動ジャイロ装置4
1では、検出部である平行平板部3において、互いに反
対側面同士に設けられた一方の第1電極膜15及び第2
電極膜16を、第1差動回路である差動回路45に電気
的に接続した。又、同差動回路45は、第1電極膜15
及び第2電極膜16から入力した圧電信号等の差を取
り、2倍の圧電信号として加算回路47に出力するよう
にした。
【0069】又、互いに反対側面同士に設けられた他方
の第1電極膜15及び第2電極膜16は、第2差動回路
である差動回路46に電気的に接続し、同差動回路46
は、第1電極膜15及び第2電極膜16から入力した圧
電信号等の差を取り、2倍の圧電信号として加算回路4
7に出力するようにした。
【0070】又、加算回路47は、両差動回路45,4
7から入力した2倍の圧電信号をその極性を揃えた状態
で加算し、4倍の圧電信号として出力するようにした。
この結果、振動ジャイロ装置41の圧電信号として大き
な出力を得ることができ、検出感度を上げることができ
る。
【0071】(5) 本実施形態では、基材4の両平行
平板部2,3のチタン膜13表面に形成されたPZT薄
膜14は、数十μmとして薄く形成しているため、振動
ジャイロ1を、小型化することができる。
【0072】(6) 本実施形態では、基材4の上下両
部を、平行平板構造としているため、捩じれに対して強
くすることができる。従って、振動駆動用の平行平板部
2は、正確に振動することができ、検出用の平行平板部
3は、正確に変位できるため、ノイズに強いものとな
る。
【0073】(7) 本実施形態では、水熱法により、
基材4の両平行平板部2,3の両外側面にチタン膜13
を形成した後、水熱法により、PZT薄膜14を形成
し、その後、前記PZT薄膜14を形成した基材4の両
側面に対して、それぞれ電極膜15,16,17,18
を形成した。その結果、同一工程(水熱法による工程)
で得られた振動駆動用の平行平板部2、検出用の平行平
板部3との組合せで構成される振動ジャイロ1は、検出
感度等の品質を一定に、すなわち、均質なものとするこ
とができる。又、水熱法により、駆動用のPZT薄膜1
4と、検出用のPZT薄膜14とが一度に形成できるた
め、別々に駆動用、検出用のPZT薄膜を形成する場合
と異なり、作製工数を低減できる。
【0074】(8) 検出用の平行平板部3の側板11
と側板12の上部間を連結している連結部、或いは、平
行平板部2と平行平板部3との間の部分の連結部は、上
記(1)式のコリオリの力Fcの質量mとして使用でき
る。従って、同部分の質量を適宜変更することにより振
動ジャイロ1のmを調整することが可能である。そのこ
とによって、振動ジャイロ1の検出感度を上げることも
可能である。
【0075】本発明の実施形態は、上記実施形態以外に
次のように変更することも可能である。 (1) 前記実施形態では、電極膜15、16をPZT
薄膜14の圧縮・縮み箇所にそれぞれ対応して設けた
が、図8の一点鎖線で示すように基材4の最大応力が集
中する部位(最大応力集中箇所)に対応して、電極膜1
5,16を設けてもよい。
【0076】こうすることにより、検出部である平行平
板部3の最大応力集中箇所では、PZT薄膜14にも伸
びと縮みによる歪が大きく発生するため、大きな圧電電
圧を得ることができる。
【0077】(2) 前記実施形態では、電極膜15〜
18をアルミニウムで形成したが、Au(金)にて形成
してもよく、又、他の導電性金属にて形成してもよい。 (3) 前記実施形態では、電極膜15〜18PZT薄
膜14、基材4の厚みをそれぞれ所定数値としたが、上
記数値に限定されるものではなく、必要に応じて、上記
以外の数値としてもよい。
【0078】(4) 前記実施形態では、PZT薄膜1
4面に電極膜15〜18をスパッタリングや真空蒸着等
の物理的成膜法により形成した後、パターニングした
が、この代わりに、これらを導電性ペーストをスクリー
ン印刷法によって、印刷して形成してもよい。
【0079】(5) 前記実施形態では、音片型の振動
ジャイロ1に具体化したが、この振動ジャイロ1を連結
板の両端に固設した音叉型の振動ジャイロに具体化して
もよい。この場合、前記実施形態での振動ジャイロ1を
一対、連結部としての連結板の両端に立設固定するだけ
で、音叉型の振動ジャイロが形成できる。
【0080】(6) 前記実施形態では、振動ジャイロ
1の下端部を固定端部としたが、上端部を固定端部と
し、下端部を自由端部としてもよい。この場合、駆動部
が上端部となり、検出部が下端部となる。
【0081】(7) 前記実施形態では、基材4をステ
ンレスとしたが、他の金属でもよく、チタンとした場合
は、チタン膜13の形成が不要となる。この場合、基材
4の表面が本発明のベース面を構成する。
【0082】ここで、特許請求の範囲に記載された技術
的思想のほかに、前述した実施形態によって把握される
技術的思想をその効果とともに以下に挙げる。 (1) 請求項1乃至請求項4のうちいずれかにおい
て、貫通孔は断面四角形状に形成されたものである平行
平板型振動ジャイロ。断面四角形状の貫通孔により、第
1及び第2平行平板部の側壁が板状に形成され、平行平
板構造を得ることができる。
【0083】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1の発明に
よれば、検出部である平行平板部の変形時に、平行平板
部の側面の各部において伸び縮みが逆であっても発生電
圧が相殺されることがなく、大きな圧電信号を得ること
ができる。請求項2の発明によれば、振動ジャイロの駆
動部となる第1平行平板部では、第1平行平板部の第2
側面と第4側面の強誘電体膜上に、同強誘電体膜の伸び
縮み変形時に互いに逆変形となる部分に対応してそれぞ
れ第3電極及び第4電極が設けられているため、それぞ
れの電極を介して、互いに逆極性の交番電圧を印加する
ことにより、第1平行平板部を振動することができる。
【0084】請求項3の発明によれば、弾性金属におけ
る変形時の最大応力集中箇所に対応した強誘電体薄膜上
に第1電極及び第2電極が配置されると、検出部である
平行平板部の最大応力集中箇所では、強誘電体薄膜にも
伸びと縮みによる歪が大きく発生するため、大きな圧電
電圧を得ることができる。
【0085】請求項4の発明によれば、第1平行平板部
の第2側面と第4側面、及び第2平行平板部の第1側面
と第3側面とにはチタンにて形成されたベース面が形成
され、前記強誘電体薄膜は、同ベース面上に形成された
PZT薄膜とすることにより、請求項1乃至請求項3の
うちいずれかに記載の効果を得る。
【0086】請求項5に記載の発明によれば、振動ジャ
イロ装置は回路構成によってさらに高い検出感度にする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態の平行平板型振動ジャイロの斜視
図。
【図2】平行平板型振動ジャイロ装置の電気回路。
【図3】基材の斜視図。
【図4】貫通孔を形成した基材の斜視図。
【図5】チタン膜をパターンニングして形成した基材の
斜視図。
【図6】PZT薄膜を形成した基材の斜視図。
【図7】平行平板型振動ジャイロの作用の説明のための
模式図。
【図8】同じく平行平板型振動ジャイロの作用の説明の
ための模式図。
【図9】発生電圧の説明のための説明図。
【図10】従来の振動ジャイロの斜視図。
【図11】振動ジャイロの要部断面図。
【図12】振動ジャイロの作用を示す模式図。
【図13】従来の振動ジャイロの斜視図。
【図14】従来の振動ジャイロの斜視図。
【符号の説明】
1…振動ジャイロ、 2,3…平行平板部(第1、第2平行平板部を構成す
る)、 4…基材(弾性金属)、5…第1側面、6…第2側面、
105…第3側面、 106…第4側面、7,10…貫通孔、 8,9,11,12…側板(平板部を構成する)、 13…チタン膜(ベース面を構成する。)、 14…PZT薄膜(強誘電体膜を構成する。、 15…第1電極膜(第1電極を構成する。)、 16…第2電極膜(第2電極を構成する。)、 17…第3電極膜(第3電極を構成する。)、 18…第4電極膜(第4電極を構成する。)、 41…振動ジャイロ装置、42…発振回路、 43…反転増幅回路(反転回路を構成する)、 44…非反転増幅回路(非反転回路を構成する。)、 45…差動回路(第1差動回路を構成する。)、 46…差動回路(第2差動回路を構成する。)、47…
加算回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福田 敏男 名古屋市東区矢田町2丁目66番地 名大矢 田町宿舎122号 (72)発明者 糸魚川 貢一 愛知県丹羽郡大口町大字豊田字野田1番地 株式会社東海理化電機製作所内 (72)発明者 岩田 仁 愛知県丹羽郡大口町大字豊田字野田1番地 株式会社東海理化電機製作所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周方向に亘って第1乃至第4側面(5,
    6,105,106)を有し、第1側面(5)と第3側
    面(105)、第2側面(6)と第4側面(106)と
    は、互いに180度反対位置に位置する四角柱状の弾性
    金属(4)を備え、 その弾性金属(4)の固定端部側には、第1側面(5)
    から第3側面(105)まで貫通する貫通孔(7)が形
    成されて、第2側面(6)と第4側面(106)を含む
    それぞれの平板部にて第1平行平板部(2)が形成さ
    れ、 前記弾性金属(4)の自由端部側には、第2側面(6)
    から第4側面(106)まで貫通する貫通孔(10)が
    形成されて、第1側面(5)と第3側面(105)を含
    むそれぞれの平板部にて第2平行平板部(3)が形成さ
    れ、 第1平行平板部(2)の第2側面(6)と第4側面(1
    06)、及び第2平行平板部(3)の第1側面(5)と
    第3側面(105)とには、それぞれ強誘電体膜(1
    4)が形成され、 第2平行平板部(3)の各強誘電体膜(14)上におい
    て、同強誘電体膜(14)の伸び縮み変形時に互いに逆
    変形となる部分に対応してそれぞれ第1電極(15)及
    び第2電極(16)が設けられ、 第1平行平板部
    (2)の各強誘電体膜(14)上において、電極(1
    7,18)がそれぞれ設けられていることを特徴とする
    平行平板型振動ジャイロ。
  2. 【請求項2】 第1平行平板部(2)の各強誘電体膜
    (14)上において、同強誘電体膜(14)の伸び縮み
    変形時に互いに逆変形となる部分に対応してそれぞれ第
    3電極(17)及び第4電極(18)が設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載の平行平板型振動ジャ
    イロ。
  3. 【請求項3】 前記第1電極(15)及び第2電極(1
    6)は、弾性金属(4)における変形時の最大応力集中
    箇所に対応した強誘電体薄膜(14)上に配置されてい
    ることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の平行
    平板型振動ジャイロ。
  4. 【請求項4】 前記第1平行平板部(2)の第2側面
    (6)と第4側面(106)、及び第2平行平板部
    (3)の第1側面(5)と第3側面(105)とにはチ
    タンにて形成されたベース面(13)が形成され、前記
    強誘電体薄膜(14)は、同ベース面(13)上に形成
    されたPZT薄膜である請求項1乃至請求項3のうちい
    ずれかに記載の平行平板型振動ジャイロ。
  5. 【請求項5】 前記請求項2に記載の平行平板型振動ジ
    ャイロを備えた装置であって、 所定の周波数で発振信号を出力する発振回路(42)
    と、 前記発振信号を反転し、第1平行平板部(2)の第2側
    面(6)及び第4側面(106)の各第3電極(17)
    に前記発振信号に基づく電圧信号を印加する反転回路
    (43)と、 前記発振信号を反転しないで、第1平行平板部(2)の
    第2側面(6)及び第4側面(106)の各第4電極
    (18)に対して発振信号に基づく電圧信号を印加する
    非反転回路(44)と、 第2平行平板部(3)の第1側面(5)の第1電極(1
    5)と第3側面(105)の第2電極(16)からの検
    出信号の差を取り、両電極の検出信号の差に係る信号を
    出力する第1差動回路(45)と、 第2平行平板部(3)の第1側面(5)の第2電極(1
    6)と第3側面(105)の第1電極(15)からの検
    出信号の差を取り、両電極の検出信号の差に係る信号を
    出力する第2差動回路(46)と、 前記第1差動回路(45)と第2差動回路(46)から
    の両信号を加算し、その加算結果を出力する加算回路
    (47)とを備えた平行平板型振動ジャイロ装置。
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