JPH08152328A - 角速度センサ及びその使用方法 - Google Patents

角速度センサ及びその使用方法

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JPH08152328A
JPH08152328A JP7168724A JP16872495A JPH08152328A JP H08152328 A JPH08152328 A JP H08152328A JP 7168724 A JP7168724 A JP 7168724A JP 16872495 A JP16872495 A JP 16872495A JP H08152328 A JPH08152328 A JP H08152328A
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JP
Japan
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angular velocity
vibrator
velocity sensor
vibration
detecting
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Application number
JP7168724A
Other languages
English (en)
Inventor
Takehiro Watarai
武宏 度會
Tomoo Kawase
友生 川瀬
Sachiosa Takeuchi
祥修 竹内
Kazuhiko Miura
和彦 三浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ECUBox等の水平に配置される薄型の筐
体への搭載が容易で、更に複数の測定軸にも容易に対応
できる角速度センサ及びその使用方法を提供すること。 【解決手段】 角速度センサは、圧電体からなる振動子
1と、その上下表面(1面及び2面)に配置された電極
3〜8とから構成されている。この角速度センサは、固
定端10にて支持部材11に支持されて、例えば電子制
御装置を収納する筐体の基板12等に平行に配置されて
いる。電極3〜8として、1面側には、駆動電極3,
4、振動モニターを兼ねる自励発振用のフィードバック
電極5,6、検出電極7が設けられ、2面側には、GN
D電極8が設けられている。支持部材11は、略コの字
形の部材であり、その上部の凹部に振動子1の固定端1
0が嵌合されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車の車
両制御、ナビゲーション、ビデオカメラの手振れ防止等
に用いる角速度センサ及びその使用方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来の技術として、特開平2−223
817号公報記載の角速度センサがある。この角速度セ
ンサは、断面が多角形状の振動体の側面に、圧電体が形
成されたものであり、この振動体にたわみ振動モードで
速度を与えて、角速度入力時に発生するコリオリカFc
を、同じたわみ振動モードで検出することによって、角
速度を得ている。
【0003】また、他の技術として、特開平5−30
6935号公報記載の角速度センサがある。この角速度
センサは、振動体である圧電セラミックス円柱の外周面
に、帯状の電極が設けられ、前記の角速度センサと同
様に、たわみ振動モードで速度を与え、角速度入力時に
発生するコリオリカFcを、たわみ振動モードで検出す
ることで、角速度を得ている。
【0004】更に、他の技術として、特開平5−32
2580号公報記載の角速度センサがある。この角速度
センサは、圧電平板に部分電極を形成し、厚みすべり振
動モードで速度を与え、厚みすべり振動モードで、コリ
オリカFcを検出し、角速度を得ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記,
の角速度センサでは、振動体長手方向と角速度入力軸方
向とは、同じ方向とする必要があるため、例えば、車両
のヨー成分を検出する場合、車両の垂直方向が角速度セ
ンサの振動体の長手方向となり、通常水平に配置される
電子制御装置の薄型の筐体(ECUBox)への搭載
が、困難であるという問題がある。
【0006】また、前記の角速度センサの場合、平板
の法線と角速度Ωの入力軸とが平行になる様に、平板を
配置するため、平面配置は可能である。しかし、原理
上、検出信号が高周波化(MHz帯)されるため、EC
U内の他の回路の電気ノイズの影響が大きくECU搭載
が困難であった。
【0007】更に、近年では、一層精密な制御を行なう
ために、2方向の測定軸の角速度を測定するという要求
があるが、従来の技術では、各々圧電体及び電極等の全
ての構成を備えた2個の角速度センサを別個に使用しな
ければならず、構造が一層複雑になるという問題があ
る。
【0008】本発明は、前記課題を解決するためになさ
れたものであり、ECUBox等の水平に配置される薄
型の筐体への搭載が容易で、更に複数の測定軸にも容易
に対応できる角速度センサ及びその使用方法を提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の請求項1の発明は、振動子と、該振動子の中心軸方向
と直交する方向に、該振動子をたわみ振動させる駆動手
段と、前記振動子の前記中心軸方向における伸縮振動を
検出する検出手段と、を備えたことを特徴とする角速度
センサを要旨とする。
【0010】請求項2の発明は、前記振動子が圧電体よ
りなり、前記駆動手段及び検出手段が該振動子に形成さ
れた電極であることを特徴とする前記請求項1記載の角
速度センサを要旨とする。
【0011】請求項3の発明は、前記振動子が弾性材料
よりなり、前記駆動手段及び検出手段が該振動子に形成
された圧電体及び電極からなる素子であることを特徴と
する前記請求項1記載の角速度センサを要旨とする。
【0012】請求項4の発明は、前記検出手段が、前記
伸縮振動に基づいて、前記たわみ振動の振動面と垂直な
入力軸の角速度を検出することを特徴とする前記請求項
1〜3のいずれか記載の角速度センサを要旨とする。
【0013】請求項5の発明は、前記振動子のたわみ振
動の振動状態を検出する振動モニタ手段を有することを
特徴とする前記請求項1〜4のいずれか記載の角速度セ
ンサを要旨とする。請求項6の発明は、前記駆動手段と
検出手段との間に、前記振動モニタ手段が配置されたこ
とを特徴とする前記請求項5記載の角速度センサを要旨
とする。
【0014】請求項7の発明は、前記検出手段が、前記
振動子の伸縮振動を、該振動子の振動の状態が異なる複
数の位置から検出し、該複数の位置から検出された信号
を合成することによりノイズを相殺することを特徴とす
る前記請求項1〜6のいずれか記載の角速度センサを要
旨とする。
【0015】請求項8の発明は、前記振動子が、その一
端側の支持部にて支持され、先端側がたわみ振動するこ
とを特徴とする前記請求項1〜7のいずれか記載の角速
度センサを要旨とする。請求項9の発明は、前記支持部
側に駆動手段が配置され、先端側に検出手段が配置され
たことを特徴とする前記請求項8記載の角速度センサを
要旨とする。
【0016】請求項10の発明は、前記振動子の形状が
音叉形状であることを特徴とする前記請求項8又は9記
載の角速度センサを要旨とする。請求項11の発明は、
前記振動子が、少なくとも2点のたわみ振動の節で、各
々支持部にて支持されたことを特徴とする前記請求項1
〜7のいずれか記載の角速度センサを要旨とする。
【0017】請求項12の発明は、前記左右の節の中央
側に、駆動手段を配置し、該左右の節の外側に前記検出
手段を配置したことを特徴とする前記請求項11のいず
れか記載の角速度センサを要旨とする。
【0018】請求項13の発明は、前記振動モニタ手段
からの信号に基づいて、前記駆動手段を駆動する信号を
出力する励振回路と、前記検出手段からの信号に基づい
て、前記振動子の入力軸に加わる角速度を検出する検出
回路と、を備えたことを特徴とする前記請求項5〜12
のいずれか記載の角速度センサを要旨とする。
【0019】請求項14の発明は、前記駆動手段を1対
以上有し、各駆動手段に各々180゜位相の異なる交流
電圧を与えることを特徴とする前記請求項1〜13のい
ずれか記載の角速度センサを要旨とする。
【0020】請求項15の発明は、前記振動子が長尺で
あり、この振動子の長手方向に対して垂直な方向に、検
出する角速度の入力軸が設定されたことを特徴とする前
記請求項1〜14記載の角速度センサを要旨とする。
【0021】請求項16の発明は、前記請求項15記載
の振動子を、該振動子の長手方向と基板面とが平行にな
る様に基板上に配置し、該基板に対して垂直の入力軸の
角速度を検出することを特徴とする角速度センサの使用
方法を要旨とする。
【0022】請求項17の発明は、振動子と、該振動子
の中心軸方向と直交する方向に、該振動子をたわみ振動
させる駆動手段と、該駆動手段によって生じた駆動たわ
みに起因する伸縮振動に基づいて、1軸の角速度を検出
する第1検出手段と、前記駆動手段によって生じた駆動
たわみと直交するたわみ振動に基づいて、前記1軸と直
交する他の1軸の角速度を検出する第2検出手段と、を
備えたことを特徴とする角速度センサを要旨とする。
【0023】請求項18の発明は、前記1軸が、振動子
のたわみ振動の振動面と垂直であり、他の1軸が、振動
子の中心軸方向であることを特徴とする前記請求項17
記載の角速度センサを要旨とする。
【0024】
【発明の実施の形態】請求項1の発明では、駆動手段に
よって、振動子の中心軸方向と直交する方向に振動子を
たわみ振動させ、検出手段によって、この振動子の中心
軸方向における伸縮振動を検出する。
【0025】つまり、本発明では、従来の様にたわみ振
動方向の振動状態を検出するのではなく、たわみ振動が
与えられている場合に、更に与えられる外力によって生
ずる中心軸方向の伸縮振動を検出するので、この伸縮振
動に基づいて、振動子に与えられた外力の状態を検出す
ることができる。
【0026】請求項2の発明では、振動子として圧電体
を採用でき、駆動手段及び検出手段として、振動子に形
成された電極を採用することができる。請求項3の発明
では、振動子として弾性材料よりなるものを採用でき、
駆動手段及び検出手段として、該振動子に形成された圧
電体及び電極からなる素子を採用することができる。
【0027】請求項4の発明では、たわみ振動が与えら
れている場合に、たわみ振動の振動面と垂直な入力軸に
角速度が与えられると、振動子の中心軸方向にコリオリ
力が働いて伸縮振動が生じる。この伸縮振動は、入力し
た角速度に応じて変化するので、この伸縮振動に基づい
て角速度を検出することができる。
【0028】従って、振動子の中心軸方向と垂直の方向
の入力軸の角速度を検出することができるので、振動子
を例えば薄型な筐体内にコンパクトに配置して、この筐
体と垂直な軸の角速度を検出することができる。請求項
5の発明では、振動モニタ手段によって、振動子のたわ
み振動の振動状態を検出できるので、この検出した信号
を用いて駆動手段をフィードバック制御する様に、自励
発振回路を構成することができる。
【0029】請求項6の発明では、駆動手段と検出手段
との間に、振動モニタ手段が配置されているので、例え
ば駆動電極(素子)と検出電極(素子)との容量結合を
防止でき、よって、ノイズを低減することができる。請
求項7の発明では、振動子の伸縮振動を、振動子の振動
の状態が異なる複数の位置(例えば振動子の左右両端
や、振動子の中心軸の両側)から検出し、この複数の位
置から検出された信号を例えば可変抵抗によって合成す
ることにより、ノイズを相殺して、S/N比を向上する
ことができる。
【0030】請求項8の発明では、振動子として、その
一端側の支持部にて支持され、先端側がたわみ振動する
片持ち式のタイプを採用できる。請求項9の発明では、
支持部側に駆動手段が配置され、先端側に検出手段が配
置されているので、高感度でしかも高S/N比を実現で
きる。
【0031】請求項10の発明では、振動子の形状が音
叉形状であるので、たわみ振動状態が安定化でき、よっ
て、一層精密に角速度Ωを検出できる。請求項11の発
明では、振動子として、少なくとも2点のたわみ振動の
節で、各々支持部にて支持されたタイプを採用できる。
【0032】請求項12の発明では、左右の節の中央側
に駆動手段が配置され、この左右の節の外側に検出手段
が配置されているので、高感度でしかも高S/N比を実
現できる。請求項13の発明では、励振回路によって、
振動モニタ手段からの信号に基づいて、駆動手段を駆動
する信号を出力し、検出回路によって、検出手段からの
信号に基づいて、振動子の入力軸に加わる角速度を検出
することができる。
【0033】請求項14の発明では、駆動手段を1対以
上有し、各駆動手段に各々180゜位相の異なる交流電
圧を与えるので、効率よく振動子をたわみ振動させるこ
とができる。又、駆動電極(素子)と検出電極(素子)
との容量結合による印加電圧のもれ電圧も相殺されるた
め、(電気)ノイズを低減できる。
【0034】請求項15の発明では、長尺の振動子の長
手方向に対して垂直な方向に、検出する角速度の入力軸
が設定されているので、例えば車両のECUBoxの様
な薄型の筐体の所望の箇所に容易に角速度センサを配置
して、車両のヨーレートを検出することができる。
【0035】請求項16の発明では、請求項15記載の
振動子を、その長手方向と基板とが平行になる様に配置
し、基板に対して垂直の入力軸の角速度を検出するもの
である。つまり、上述した様に、例えば車両にECUB
oxを搭載する場合、通常、ECUBoxは、平板状で
しかも地面と平行となる様に取り付けられるが、本発明
の角速度センサの振動子は、ECUBox等の基板と平
行に取り付けて車両のヨーレートを検出することができ
る。即ち、従来の様に、振動子を垂直に立てるのでな
く、水平に配置してもヨーレートを検出できるので、装
置を大型化することなく、コンパクトに収容できるとい
う顕著な効果を奏する。
【0036】請求項17の発明では、駆動手段によっ
て、振動子の中心軸方向と直交する方向に振動子をたわ
み振動させ、第1検出手段によって、この駆動たわみに
起因する伸縮振動に基づいて、1軸の角速度を検出する
ことができ、同時に、第2検出手段によって、駆動たわ
みと直交するたわみ振動に基づいて、他の1軸の角速度
も検出することができる。
【0037】つまり、本発明では、構成をそれほど複雑
化することなく、直交する2軸の角速度を検出すること
ができるという顕著な効果を奏する。請求項18の発明
では、前記1軸として、たわみ振動の振動面と垂直の入
力軸を採用でき、他の1軸として、振動子の中心軸方向
を採用できる。
【0038】
【実施例】以下、本発明の実施例の角速度センサを、図
面を参照して説明する。 (実施例1)実施例1の角速度センサを図1に示す。
尚、図1(a)は角速度センサの斜視図、図1(b)は
その平面図、図1(c)はその底面図、図1(d)は支
持状態を示す説明図である。
【0039】図1に示す様に、実施例1の角速度センサ
は、圧電体からなる振動子1と、その上下表面(1面及
び2面)に配置された(斜線で示す)電極3〜8とから
構成されている。この角速度センサは、固定端10にて
支持部材11に支持されて、例えば電子制御装置を収納
する筐体の基板12等に平行に配置されている。
【0040】前記振動子1の圧電体としては、周知のP
ZTや水晶を使用することができる。ここで、圧電体と
して、PZTを使用した場合には、分極方向は、図1
(a)のz方向とし、また、水晶を使用した場合には、
結晶Y軸を振動子の長手方向(x方向)とし、結晶X軸
方向を電極面とする。
【0041】前記電極3〜8として、1面側には、駆動
電極3,4、振動モニターと自励発振用とを兼ねるフィ
ードバック電極5,6、検出電極7が設けられ、2面側
には、共通電極8が設けられており、ここが基準電位と
なる。前記支持部材11は、略コの字形の部材であり、
その上部の凹部に振動子1の固定端10が嵌合されてい
る。この支持部材11は、例えばエリンバ,コバール,
42Ni−58Fe等の金属からなるものであり、振動
子1と支持部材11とは、剛性の高い例えばエポキシ系
の接着剤で接合されている。
【0042】次に、前記角速度センサに接続される処理
回路について、図2に基づいて説明する。この処理回路
は、自励発振ユニット14と検出ユニット15とからな
り、自励発振ユニット14は、振幅制御回路14aと移
相回路14bと反転回路14cとを備え、検出ユニット
15は、同期検波回路15aを備えている。つまり、フ
ィードバック電極5,6からの信号が、振幅制御回路1
4a及び移相回路14bを経て、一方の駆動電極4に入
力する様に構成されるとともに、移相回路14bから分
岐した信号が、反転回路14cを経て、他方の駆動電極
3に入力する様に構成されている。また、移相回路14
bからの信号と検出電極7からの信号とが、同期検波回
路15aに入力する様に構成されている。
【0043】次に、上述した構成の角速度センサ及び処
理回路の動作を説明する。(振動モニターを兼ねる)自
励発振用のフィードバック電極5,6からの信号は、振
幅制御回路14aにてその振幅を調節され、移相回路1
4bにて位相を90゜移相させられ、更に、移相回路1
4bから直接に或は反転回路14cにて(信号波形が)
反転されて、各々駆動電極4,3に入力される。
【0044】これによって、駆動電極3,4に、逆相の
交流電圧が印加されることになるので、例えば、振動子
1の一方の駆動電極3側は伸び(あるいは縮み)、他方
の駆動電極4側は縮む(あるいは伸びる)。そして、そ
の交流電圧を、振動子1のたわみ振動の固有振動数と一
致させると、図3(a)の点線で示す様な、たわみ振動
が発生する。ここに、z軸まわりに角速度Ωが入力する
と、先の振動に対し直交方向、即ち振動子の長手方向
(x方向)にコリオリカFcが発生する。
【0045】このコリオリカFcによる振動体の伸縮応
力σCは、図3(b)に示す様に、振動子1の長さLに
応じてその先端側ほど小さくなり、これは角速度Ωに比
例している。従って、この伸縮応力σCにより発生する
電荷を検出電極7により検出し、同期検波回路15aに
おける同期検波処理等を施すことによって、z軸に入力
した角速度Ωを検出することができる。
【0046】尚、本実施例では、フィードバック電極
5,6によって、前記たわみ振動に応じて発生する圧縮
または引張応力による電荷を検出し、この検出した電荷
に基づいて駆動電極3,4に与える制御信号を調節する
ことにより、自励発振ユニットをフィードバック制御し
ている。
【0047】この様に、本実施例では、1面に、駆動
電極3,4、フィードバック電極5,6、検出電極7を
配置するとともに、2面に、共通電極8を配置すること
により、角速度センサを駆動した場合には、振動子1を
その軸方向(x軸方向)と垂直に、具体的には1面及び
2面(及び基板12)と平行な方向にたわみ振動させ、
z軸に入力した角速度Ωを、x軸の軸方向に発生したコ
リオリ力に基づいて検出している。つまり、本実施例で
は、z軸に入力された角速度Ωをx軸の変位によって検
出することができる。
【0048】よって、ヨーレート等の角速度Ωを測定す
る回転軸に垂直に(即ち地面や車両に対して水平に)、
車両の電子制御装置を収容する薄型の筐体を配置する場
合には、長尺の角速度センサを、従来の様に筐体の基板
12に対して垂直に配置するのではなく、基板12等と
平行に(即ち地面等と平行に)に配置することができ
る。つまり、本実施例では、薄型の筐体でも長尺の角速
度センサをコンパクトに収容できるという顕著な効果を
奏する。
【0049】また、前記各電極3〜7の配置として、
固定端10側より、例えば、検出電極7,フィードバッ
ク電極5,6,駆動電極3,4の順で配置しても、角速
度Ωの検出は可能であるが、本実施例の様に、駆動電極
3,4を固定端10側に設け、検出電極7を先端側に設
けた方が、S/N比上有利である。
【0050】この理由を図4に基づいて説明する。図4
(a)の点線で示す様に振動子1が振動する場合、図4
(b)に示す様に、振動子1の長さLに対し、コリオリ
力による応力(感度S)は上に凸のグラフとなり、一方
駆動時の余剰力からくる応力(ノイズN)は下に凸のグ
ラフとなる。従って、S/N比(絶対値)は、先端側が
有利となるので、先端側に検出電極7を配置するととも
に、振動の節である固定端10側に駆動電極3,4を配
置する。
【0051】尚、図4(c)に示す様に、容量結合も考
えた場合、(感度/駆動電圧)は大きい方がよいから、
その点でも、(感度/駆動電圧)の大きな(振動の節で
ある)固定端10側に駆動電極3,4を配置した方が、
S/N比上有利となる。 更に、本実施例では、駆動電極3,4に逆相の交流電
圧を印加しているので、それぞれの駆動電極3,4と、
検出電極7との容量結合をキャンセルでき、それによっ
て、電気ノイズNを低減可能という効果もある。
【0052】尚、その他の変形例としては、図示しない
が、駆動電極3,4と検出電極7との間に別の電極を設
け、それを共通電極とし、先述の共通電極8と同電位と
することで、前記容量結合を低減することもできる。ま
た、前記実施例では、駆動電極3,4に逆相の交流電圧
を印加して、たわみ振動を発生させたが、それとは別に
図示しないが、片側のみの入力による駆動も可能であ
る。その場合、例えば、図1において、3を駆動電極と
した場合、4をフィードバック電極(モニター用電
極)、5,6を容量結合を防止する為の共通電極、7は
同じく検出電極の構成とすることで、角速度センサを構
成できる。この場合は、容量結合を防止する電極5,6
を、1面に配置するので、電気ノイズNを低減できると
いう利点がある。 (実施例2)次に、前記実施例1の他の変形例である実
施例2の角速度センサについて説明する。尚、以下の各
実施例では、実施例1と同様な部分の説明は省略又は簡
略化し、異なる点のみを詳細に説明する。
【0053】図5(a)に示す様に、本実施例の角速度
センサのPZTからなる振動子21は三角柱状であり、
1面〜3面からなる側面を有している。このうち、図5
(b)〜(d)に示す様に、1面には、図の左側の固定
端側に、一方の駆動電極23とフィードバック電極25
とが軸方向に平行に配置され、その先端側に、検出電極
27が配置されている。また、2面には、図の左側の固
定端側に、他の駆動電極24とフィードバック電極26
とが軸方向に平行に配置され、その先端側に、他の検出
電極27’が配置されている。更に、3面には、共通電
極28が配置されている。尚、両駆動電極23,24
は、上辺側に配置されている。
【0054】この様な構成によっても、前記実施例1と
同様な効果を奏するとともに、形状の自由度が増すとい
う利点がある。 (実施例3)次に、実施例3について説明する。
【0055】本実施例の角速度センサは、前記実施例1
とほぼ同様な角速度センサが、音叉形状に配置されもの
であり、図6に示す様に、圧電体からなる略コ字状の振
動子31と、その振動子31の上下表面に形成された
(斜線で示す)電極33〜38とからなる。この振動子
31は、支持部材41にて支持されて基板42と平行に
配置されている。
【0056】前記圧電体として、PZTを使用した場合
には、分極方向はz方向とし、水晶を使用した場合に
は、結晶Y軸を振動子の長手方向(x方向)とし、結晶
X軸方向を電極面とする。前記電極33〜38として、
1面には、駆動電極33,34と、振動モニターを兼ね
る自励発振用のフィードバック電極35,35’36,
36’と、検出電極37,37’とが設けられ、2面に
は、共通電極38が設けられている。
【0057】前記支持部材41は、基台41aと、基台
41aの側面から突出しその先端にて振動子31の基部
31aに接合される(細径の)首部41bとから構成さ
れている。尚、支持部材41の材質及接着剤は、前記実
施例1と同様である。次に、前記角速度センサに接続さ
れる処理回路について、図7に基づいて説明する。
【0058】この処理回路は、自励発振ユニット44と
検出ユニット45とからなり、自励発振ユニット44
は、振幅制御回路44aと移相回路44bと反転回路4
4cとを備え、検出ユニット45は、反転回路45aと
可変抵抗45bと同期検波回路45cとを備えている。
つまり、フィードバック電極35,35’,36,3
6’からの信号が、振幅制御回路44a及び移相回路4
4bを経て、一方の駆動電極33に入力する様に構成さ
れるとともに、移相回路44bから分岐した信号が、反
転回路44cを経て、他方の駆動電極34に入力する様
に構成されている。また、移相回路44bからの信号が
同期検波回路45cに入力するとともに、一方の検出電
極37からの信号と他方の検出電極37’から反転回路
45aを介した信号とが、可変抵抗45bを介して同期
検波回路45cに入力する様に構成されている。
【0059】次に、上述した構成の角速度センサ及び処
理回路の動作を簡単に説明する。本実施例の角速度セン
サを駆動する場合には、図8(a)の点線で示すたわみ
振動が発生し、この時z軸に角速度Ωが入力すると、コ
リオリカFcによって、振動子31の両側に各々図8
(b)に示す様な伸縮応力σCが発生する。よって、こ
の伸縮応力σCによって生ずる電荷を検出することによ
り、角速度Ωを測定することができる。
【0060】この様に、本実施例では、前記実施例1
と同様な効果を奏するとともに、振動子31が音叉状に
形成されているので、たわみ振動状態が安定化でき、よ
って、一層精密に角速度Ωを検出できるという利点があ
る。 また、以下に示す様な、ノイズキャンセル機能を備え
ている(先に記述したが、分極方向は全て同じとするた
めに、感度は互いに逆位相、電気ノイズは同位相になる
ため)。
【0061】つまり、前記図7に示す様に、両検出電極
37,37’の出力のうち片方を、反転回路45aによ
って反転させ、全抵抗Rの可変抵抗45bを用いて合成
し、抵抗値R1,R−R1の比を調整することによりノ
イズをキャンセルすることが可能となる。(尚、両検出
電極37,37’を互いに逆方向に分極すれば、反転回
路45aは不要となる。) 尚、本ノイズキャンセル機能は後述の実施例4において
も、また前記実施例1においても、図9に示す様に、検
出電極を軸を中心にして左右に分割し、その左右の検出
電極の出力を、前記実施例3と同様に、可変抵抗を用い
て合成することによりノイズをキャンセルすることが可
能となる。 (実施例4)次に、実施例4について説明する。
【0062】図10に示す様に、本実施例の角速度セン
サは、圧電体からなる振動子51と、その上下表面(1
面及び2面)に配置された(斜線で示す)電極53〜5
8とから構成されている。そして、この角速度センサ
は、一対の支持部材61,61’に支持されて、基板6
2等に平行に配置されている。
【0063】前記振動子51の圧電体としては、周知の
PZTや水晶を使用することができ、分極方向や結晶の
軸方向等は、前記実施例1と同様である。前記電極53
〜58として、1面側には、駆動電極53,54と、振
動モニターを兼ねる自励発振用のフィードバック電極5
5,56、55’,56’と、検出電極57,57’と
が設けられ、2面側には、共通電極58が設けられてい
る。
【0064】前記支持部材61,61’は、振動子51
の下側にて振動子51と垂直に配置された棒状の部材で
あり、振動子51の振動の節にて例えばSiゴムの様な
柔らかい接着剤にて接合されている。尚、支持部材61
の材質は前記実施例1と同様か、もしくは、ゴム等の柔
らかい材質であってもよい。また、前記支持部材61,
61’は、振動子51の側面側にて接合してもよいし、
環状の形状のものであってもよい。
【0065】次に、前記角速度センサに接続される処理
回路について、図11に基づいて説明する。この処理回
路は、自励発振ユニット64と検出ユニット65とから
なり、自励発振ユニット64は、振幅制御回路64aと
移相回路64bと反転回路64cとを備え、検出ユニッ
ト65は、反転回路65aと可変抵抗65bと同期検波
回路65cとを備えている。つまり、フィードバック電
極55,55’,56,56’からの信号が、振幅制御
回路64a及び移相回路64bを経て、一方の駆動電極
54に入力する様に構成されるとともに、移相回路64
bから分岐した信号が、反転回路64cを経て、他方の
駆動電極53に入力する様に構成されている。また、移
相回路64bからの信号が同期検波回路65cに入力す
るとともに、一方の検出電極57’からの信号と他方の
検出電極57から反転回路65aを介した信号とが、可
変抵抗65bを介して同期検波回路65cに入力する様
に構成されている。
【0066】次に、上述した構成の角速度センサ及び処
理回路の動作を簡単に説明する。本実施例の角速度セン
サを駆動する場合には、図12(a)の点線で示す様
に、左右に振動の節を有するたわみ振動が発生し、この
時z軸に角速度Ωが入力すると、コリオリカFcによっ
て、振動子51に図12(b)に示す様な伸縮応力σC
が発生する。よって、この伸縮応力σCによって生ずる
電荷を検出することにより、角速度Ωを測定することが
できる。
【0067】この様に、本実施例では、前記実施例1と
同様な効果を奏するとともに、駆動電極53,54が1
面の中央部に配置されているので、高感度であり、しか
も高S/N比が得られるという利点がある。この理由
を、図13に基づいて説明する。
【0068】図13(a)の点線で示す様に振動子51
が振動する場合、図13(b)に示す様に、振動子51
の長さLに対し、コリオリ力による応力(感度S)は上
にサインカーブのグラフとなり、一方駆動時の余剰力か
らくる応力(ノイズN)は上に凸のグラフとなる。従っ
て、S/N比(絶対値)は、左右の振動の軸の間のエリ
アIより、エリアII,IIIの方が大きく、S/N比上有利
となるので、エリアII,IIIに検出電極57,57’を
配置するとともに、エリアIに駆動電極53,54を配
置する。
【0069】また、図13(c)に示す様に、容量結合
も考えた場合、(感度/駆動電圧)は大きい方がよいか
ら、その点でも、(感度/駆動電圧)の大きなエリアI
に駆動電極53,54を配置した方が、S/N比上有利
となる。尚、本実施例においては、駆動電極を、振動子
の両端側に配置しても角速度の検出は可能である。 (実施例5)次に、実施例5について説明する。
【0070】図14に示す様に、本実施例の角速度セン
サは、例えばステンレス,42Ni−58Fe(以下S
US,42Niと記す),エリンバの様な弾性材料から
なる振動子71の表面に、PZTの様な圧電体素子73
〜78を接合したものである。この角速度センサでは、
前記実施例4と同様に、振動の節は左右に2箇所(A
点,B点)存在し、振動の節を挟む様に、各素子73〜
78が配置されている。尚、図中の+の記号は、分極状
態を示す(以下同様)。
【0071】前記素子73〜78として、1面には、駆
動素子73と、その左右に配置された分極の方向が同一
の検出素子75,77とが設けられ、2面には、振動モ
ニターを兼ねる自励発振用のフィードバック素子74
と、その左右に配置された分極の方向が同一の検出素子
76,78とが設けられている。
【0072】そして、この角速度センサでは、フィード
バック素子74からの信号は、振幅制御回路80aを経
て移相回路80bに入力され、移相回路80bからの信
号は、駆動素子73及び同期検波回路81cに入力され
る。また、両検出素子77,78からの信号と、両検出
素子75,76から反転回路81aにて反転された信号
とは、可変抵抗81bにて合成され、その合成出力が同
期検波回路81cに入力される。よって、この同期検波
回路81cにより、z軸に入力された角速度Ωが検出さ
れる。
【0073】つまり、駆動素子73に交流電圧を印加す
ると、駆動素子73は振動子長手方向(x方向)に伸び
縮みし、振動子71は、y方向へたわみ振動する。ここ
に、z軸回りに角速度Ωが入力すると、x方向にコリオ
リカFcが発生するので、これによる振動子71の伸縮
振動を検出し、同期検波回路81cから角速度信号を得
ることができるのである。
【0074】この様に、本実施例では、前記実施例4と
同様な効果を奏するとともに、振動子71としてエリン
バ等の恒弾性合金を採用した場合、共振周波数の温度特
性を良好とすることができるという利点がある。 (実施例6)次に、実施例6について説明する。
【0075】図15に示す様に、本実施例の角速度セン
サは、例えばSUS,42Ni又はエリンバの様な弾性
材料からなる振動子91の表面に、PZTの様な圧電体
素子93〜96を接合したものであり、図の左側が固定
端97とされている。前記素子93〜96として、1面
には、駆動素子93及び一方の検出素子95が設けら
れ、2面には、振動モニターを兼ねる自励発振用のフィ
ードバック素子94及び他方の検出素子96が設けられ
ている。
【0076】そして、この角速度センサでは、フィード
バック素子94からの信号は、振幅制御回路98aを経
て移相回路98bに入力され、移相回路98bからの信
号は、駆動素子93及び同期検波回路99bに入力され
る。また、両検出素子95,96からの信号は、可変抵
抗99aにて合成され、その合成出力が同期検波回路9
9bに入力される。よって、この同期検波回路99bに
より、z軸に入力された角速度Ωが検出される。
【0077】この様に、本実施例では、前記実施例1と
同様な効果を奏するとともに、振動子91としてエリン
バ等の恒弾性合金を採用した場合、共振周波数の温度特
性を良好とすることができるという利点がある。 (実施例7)次に、実施例7について説明する。
【0078】図16に示す様に、本実施例の角速度セン
サは、前記実施例6の様な角速度センサを音叉状に形成
したものである。この角速度センサは、例えばSUS,
42Ni又はエリンバの様な弾性材料からなる振動子1
01の表面に、PZTの様な圧電体素子103〜106
を接合したものであり、図の左側が固定端107とされ
ている。
【0079】前記素子103〜106として、1面に
は、駆動素子103及び一方の検出素子105が設けら
れ、2面には、振動モニターを兼ねる自励発振用のフィ
ードバック素子104及び他方の検出素子106が設け
られている。そして、この角速度センサでは、フィード
バック素子104からの信号は、振幅制御回路108a
を経て移相回路108bに入力され、移相回路108b
からの信号は、駆動素子103及び同期検波回路109
bに入力される。また、検出素子105からの信号は、
反転回路109cで反転され、検出素子106からの信
号と可変抵抗109aにて合成され、その合成出力が同
期検波回路109bに入力される。よって、この同期検
波回路109bにより、z軸に入力された角速度Ωが検
出される。
【0080】この様に、本実施例では、前記実施例6と
同様な効果を奏するとともに、振動子101を音叉状と
したので、たわみ振動状態が安定化でき、一層精密に角
速度Ωを検出できるという利点がある。尚、前記実施例
5〜7において、検出素子が、駆動素子と同一面に配置
されているが、他の面に配置されてもよい。 (実施例8)次に、実施例8について説明する。
【0081】本実施例は、z軸とx軸との2軸の角速度
を検出することができる角速度センサであり、図17に
示す様に、振動子111を例えばPZTや水晶などの圧
電体で構成し、その表面に電極113〜119’を設け
たものである。尚、この角速度センサでは、前記実施例
4と同様に、振動の節は左右に2箇所存在している。
【0082】前記電極113〜119’として、1面に
は、中央から外側に向けて、駆動電極113,114
と、振動モニターを兼ねる自励発振用のフィードバック
電極115,115’,116,116’と、検出電極
117,117’とが設けられ、2〜4面には、各々共
通電極118,119,119’,120,120’が
設けられている。
【0083】図18に示す様に、y軸方向に図の点線で
示すたわみ振動を発生させ速度を与える。このとき、z
軸に角速度Ωが入力された場合、発生するコリオリカF
CLによって伸縮応力σCL(伸縮振動)が生じ、また、x
軸に角速度Ω´が入力された場合、発生するコリオリカ
CBによってたわみ応力σCB(たわみ振動)が生じる。
よって、この両応力σCL,σCBにより各々発生する信号
を分離、出力させることにより2軸の角速度Ω,Ω´が
検出可能となる。
【0084】この点について、更に説明する。駆動電極
113,114に交流電圧を印加し、y軸方向にたわみ
振動を与える。そして、z軸方向に角速度Ωが入力され
た場合、先に記述した様に、伸縮応力σCL(伸縮振動)
が発生する。この時の検出電極117’と共通電極11
9,119’間の出力と、検出電極117と共通電極1
19,119’間の出力は、分極を同方向にした場合、
角速度Ωに対して出力は逆位相に出るため、減算回路1
26により減算し、同期検波回路124を通すことによ
り、z軸に入力された角速度Ωが検出される。尚、同時
にx軸に角速度が入力されても、前記出力を減算回路1
26を通しているため、そのキャンセルされた成分は出
力されない。次に、x軸方向に角速度Ω’が入力された
場合、先に記述した様に、たわみ応力σCB(たわみ振
動)が発生する。この時の検出電極117’と共通電極
119,119’間の出力と、検出電極117と共通電
極120,120’間の出力は、角速度Ω’に対して同
位相に出るため、加算回路127により加算し、同期検
波回路125を通すことにより、x軸に入力された角速
度Ω’が検出される。尚、同時にz軸に角速度が入力さ
れても、前記出力を加算回路127を通しているため、
その成分はキャンセルされ出力されない。
【0085】従って、上述した構成により、z軸の角速
度Ω、x軸の角速度Ω’は独立に検出できることにな
る。この様に、本実施例では、前記実施例4と同様な効
果を奏するとともに、側面の共通電極119,11
9’,120,120’の付加等の簡易な構成で、2軸
の角速度が検出できるという顕著な効果がある。 (実施例9)次に、実施例9について説明する。
【0086】本実施例は、z軸とx軸との2軸の角速度
を検出することができる角速度センサであり、図19に
示す様に、振動子131を例えばPZTや水晶などの圧
電体で構成し、その表面に電極133〜140を設けた
ものである。尚、この角速度センサは、前記実施例1と
同様に、図の左側が固定端132とされ、先端側がたわ
み振動する。
【0087】前記電極133〜140として、1面に
は、駆動電極133,134と、振動モニターを兼ねる
自励発振用のフィードバック電極135,136と、検
出電極137,138とが設けられ、2面には、共通電
極140、3面には、検出電極138’と共通電極13
9とが設けられ、4面には、共通電極140’が設けら
れている。
【0088】本実施例も、実施例8と同様に、検出電極
137と共通電極140’間の出力と、検出電極13
8’と共通電極140間の出力を、加算回路147,減
算回路146により加算もしくは減算し、同期検波回路
144,145を通すことにより、X軸もしくはZ軸に
入力された角速度Ω,Ω’を独立に検出できる。
【0089】この様に、本実施例では、前記実施例1と
同様な効果を奏するとともに、側面の共通電極140,
140’の付加等の簡易な構成で、2軸の角速度が検出
できるという顕著な効果がある。 (実施例10)次に、実施例10について説明する。
【0090】本実施例は、z軸とx軸との2軸の角速度
を検出することができる音叉状の角速度センサであり、
図20に示す様に、振動子151を例えばPZTや水晶
などの圧電体で構成し、その表面に電極153〜163
を設けたものである。尚、この角速度センサは、前記実
施例3と同様に、図の左側が固定端152とされ、両先
端側がたわみ振動する。
【0091】前記電極153〜163として、1面に
は、駆動電極153,154と、振動モニターを兼ねる
自励発振用のフィードバック電極156〜159と、検
出電極160,161とが設けられている。又、2面に
は、共通電極163,3面には、共通電極162,検出
電極161’、4面には、共通電極163’が設けられ
ている。
【0092】本実施例も、実施例8と同様に、検出電極
160と共通電極163’間の出力と、検出電極16
1’と共通電極163間の出力を、加算回路170’,
減算回路170により加算もしくは減算し、同期検波回
路168,169を通すことにより、X軸もしくはZ軸
に入力された角速度Ω,Ω’を独立に検出できる。
【0093】この様に、本実施例では、前記実施例3と
同様な効果を奏するとともに、側面の共通電極163の
付加等の簡易な構成で、2軸の角速度が検出できるとい
う顕著な効果がある。 (実施例11)次に、実施例11について説明する。
【0094】本実施例は、z軸とx軸との2軸の角速度
を検出することができる角速度センサであり、図21に
示す様に、例えばSUS,42Ni又はエリンバの様な
弾性材料からなる振動子171の表面に、PZTの様な
圧電体からなる素子173〜179を接合したものであ
る。この角速度センサでは、前記実施例4と同様に、振
動の節は左右に2箇所(A点,B点)存在し、振動の節
を挟む様に、各素子173〜179が配置されている。
【0095】前記素子173〜179として、1面及び
3面には、検出素子175〜179が設けられ、2面に
は、振動モニターを兼ねる自励発振用のフィードバック
素子174が設けられ、4面には、駆動素子173が設
けられている。そして、この角速度センサでは、フィー
ドバック素子174からの信号は、振幅制御回路182
を経て移相回路183に入力され、移相回路183から
の信号は、駆動素子173及び両同期検波回路188,
189に入力される。また、検出素子176,179か
らの信号は、実施例8と同様な理由にて、一方の加算回
路180に入力されて加算されるとともに、検出素子1
75,178の信号は、他方の加算回路181に入力さ
れて加算され、一方は反転回路190を通り、可変抵抗
186にて合成されて、一方の同期検波回路188に入
力される。更に、検出素子176,179からの信号
は、一方の減算回路184に入力されて減算されるとと
もに、検出素子175,178の信号は、他方の減算回
路185に入力されて減算され、可変抵抗187にて合
成されて、他方の同期検波回路189に入力される。よ
って、一方の同期検波回路188により、z軸に入力さ
れた角速度Ωが検出されるとともに、他方の同期検波回
路189により、x軸に入力された角速度Ω’が検出さ
れる。
【0096】この様に、本実施例では、前記実施例8と
同様な効果を奏するとともに、振動子71としてエリン
バ等の恒弾性合金を採用した場合、共振周波数の温度特
性を良好とすることができるという利点がある。 (実施例12)次に、実施例12について説明する。
【0097】本実施例は、z軸とx軸との2軸の角速度
を検出することができる角速度センサであり、図22に
示す様に、例えばSUS,42Ni又はエリンバの様な
弾性材料からなる振動子191の表面に、PZTの様な
圧電体からなる素子193〜196を接合したものであ
る。尚、この角速度センサは、前記実施例1と同様に、
図の左側が固定端192とされ、先端側がたわみ振動す
る。
【0098】前記素子193〜196として、1面に
は、振動モニターを兼ねる自励発振用のフィードバック
素子194が設けられ、2面及び4面には、検出素子1
95,196が設けられ、3面には、駆動素子193が
設けられている。そして、この角速度センサでは、フィ
ードバック素子194からの信号は、振幅制御回路20
1を経て移相回路202に入力された後に、駆動素子1
93及び両同期検波回路205,206に入力される。
また、両検出素子195,196からの信号は、実施例
8と同様な理由にて、加算回路203にて加算されて一
方の同期検波回路205に入力されるととももに、両検
出素子195,196からの信号は、減算回路204に
て減算されて他方の同期検波回路206に入力される。
よって、一方の同期検波回路205により、z軸に入力
された角速度Ωが検出されるとともに、他方の同期検波
回路206により、x軸に入力された角速度Ω’が検出
される。
【0099】この様に、本実施例では、前記実施例9と
同様な効果を奏するとともに、振動子191としてエリ
ンバ等の恒弾性合金を採用した場合、共振周波数の温度
特性を良好とすることができるという利点がある。 (実施例13)次に、実施例13について説明する。
【0100】本実施例は、z軸とx軸との2軸の角速度
を検出することができる音叉状の角速度センサであり、
図23に示す様に、例えばSUS,42Ni又はエリン
バの様な弾性材料からなる振動子211の表面に、PZ
Tの様な圧電体からなる素子213〜218を接合した
ものである。尚、この角速度センサは、前記実施例3と
同様に、図の左側が固定端212とされ、両先端側がた
わみ振動する。
【0101】前記素子213〜218として、1面及び
3面には、検出素子215〜218が設けられ、2面に
は、振動モニターを兼ねる自励発振用のフィードバック
素子214が設けられ、4面には、駆動素子213が設
けられている。そして、この角速度センサでは、フィー
ドバック素子214からの信号は、振幅制御回路222
を経て移相回路223に入力された後に、駆動素子21
3及び両同期検波回路228,229に入力される。ま
た、検出素子215,218からの信号は、実施例8と
同様な理由にて、一方の加算回路220に入力されて加
算されるとともに、検出素子216,217の信号は、
他方の加算回路221に入力されて加算され、可変抵抗
226にて合成されて、一方の同期検波回路228に入
力される。更に、検出素子215,216からの信号
は、一方の減算回路224に入力されて減算されるとと
もに、検出素子217,218の信号は、他方の減算回
路225に入力されて減算され、可変抵抗227にて合
成されて、他方の同期検波回路229に入力される。よ
って、一方の同期検波回路228により、z軸に入力さ
れた角速度Ωが検出されるとともに、他方の同期検波回
路229により、x軸に入力された角速度Ω’が検出さ
れる。
【0102】この様に、本実施例では、前記実施例10
と同様な効果を奏するとともに、振動子211としてエ
リンバ等の恒弾性合金を採用した場合、共振周波数の温
度特性を良好とすることができるという利点がある。
尚、本発明は前記実施例になんら限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の態様
で実施しうることはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1の角速度センサを示し、(a)はそ
の斜視図、(b)はその平面図、(c)はその底面図、
(d)はその支持状態を示す説明図である。
【図2】 実施例1の角速度センサの処理回路を示すブ
ロック図である。
【図3】 実施例1の角速度センサの動作原理を示す説
明図である。
【図4】 実施例1の角速度センサの効果の理由を示す
説明図である。
【図5】 実施例2の角速度センサを示し、(a)はそ
の斜視図、(b)はその1面の説明図、(c)はその2
面の説明図、(d)はその3面の説明図である。
【図6】 実施例3の角速度センサを示し、(a)はそ
の斜視図、(b)はその平面図、(c)はその底面図、
(d)はその支持状態を示す説明図である。
【図7】 実施例3の角速度センサの処理回路を示すブ
ロック図である。
【図8】 実施例3の角速度センサの動作原理を示す説
明図である。
【図9】 その他の変形例を示す説明図である。
【図10】 実施例4の角速度センサを示し、(a)は
その斜視図、(b)はその平面図、(c)はその底面
図、(d)はその支持状態を示す説明図である。
【図11】 実施例4の角速度センサの処理回路を示す
ブロック図である。
【図12】 実施例4の角速度センサの動作原理を示す
説明図である。
【図13】 実施例4の角速度センサの効果の理由を示
す説明図である。
【図14】 実施例5の角速度センサの説明図である。
【図15】 実施例6の角速度センサの説明図である。
【図16】 実施例7の角速度センサの説明図である。
【図17】 実施例8の角速度センサの説明図である。
【図18】 実施例8の角速度センサの動作原理を示す
説明図である。
【図19】 実施例9の角速度センサの説明図である。
【図20】 実施例10の角速度センサの説明図であ
る。
【図21】 実施例11の角速度センサの説明図であ
る。
【図22】 実施例12の角速度センサの説明図であ
る。
【図23】 実施例13の角速度センサの説明図であ
る。
【符号の説明】
1,21,31,51,71,91,101,111,
131,151,171,191,211…振動子、 3,4,23,26,33,34,53,54,11
3,114,133,134,153,154…駆動電
極、 5,6,24,25,35,35’,36,36’,5
5,55’,56,56’,115,115’,11
6,116’,135,136,156,157,15
8,159…フィードバック電極、 7,27,27’37,37’57,57’,117,
117’,137,138,138’,160,16
1,161’…検出電極、 73,93,103,173,193,213…駆動素
子、 74,94,104,174,194,214…フィー
ドバック素子 75,76,77,78,95,96,105,10
6,175,176,178,179,195,19
6,215,216,217,218…検出素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三浦 和彦 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動子と、 該振動子の中心軸方向と直交する方向に、該振動子をた
    わみ振動させる駆動手段と、 前記振動子の前記中心軸方向における伸縮振動を検出す
    る検出手段と、 を備えたことを特徴とする角速度センサ。
  2. 【請求項2】 前記振動子が圧電体よりなり、前記駆動
    手段及び検出手段が該振動子に形成された電極であるこ
    とを特徴とする前記請求項1記載の角速度センサ。
  3. 【請求項3】 前記振動子が弾性材料よりなり、前記駆
    動手段及び検出手段が該振動子に形成された圧電体及び
    電極からなる素子であることを特徴とする前記請求項1
    記載の角速度センサ。
  4. 【請求項4】 前記検出手段が、前記伸縮振動に基づい
    て、前記たわみ振動の振動面と垂直な入力軸の角速度を
    検出することを特徴とする前記請求項1〜3のいずれか
    記載の角速度センサ。
  5. 【請求項5】 前記振動子のたわみ振動の振動状態を検
    出する振動モニタ手段を有することを特徴とする前記請
    求項1〜4のいずれか記載の角速度センサ。
  6. 【請求項6】 前記駆動手段と検出手段との間に、前記
    振動モニタ手段が配置されたことを特徴とする前記請求
    項5記載の角速度センサ。
  7. 【請求項7】 前記検出手段が、前記振動子の伸縮振動
    を、該振動子の振動の状態が異なる複数の位置から検出
    し、該複数の位置から検出された信号を合成することに
    よりノイズを相殺することを特徴とする前記請求項1〜
    6のいずれか記載の角速度センサ。
  8. 【請求項8】 前記振動子が、その一端側の支持部にて
    支持され、先端側がたわみ振動することを特徴とする前
    記請求項1〜7のいずれか記載の角速度センサ。
  9. 【請求項9】 前記支持部側に駆動手段が配置され、先
    端側に検出手段が配置されたことを特徴とする前記請求
    項8記載の角速度センサ。
  10. 【請求項10】 前記振動子の形状が音叉形状であるこ
    とを特徴とする前記請求項8又は9記載の角速度セン
    サ。
  11. 【請求項11】 前記振動子が、少なくとも2点のたわ
    み振動の節で、各々支持部にて支持されたことを特徴と
    する前記請求項1〜7のいずれか記載の角速度センサ。
  12. 【請求項12】 前記左右の節の中央側に、駆動手段を
    配置し、該左右の節の外側に前記検出手段を配置したこ
    とを特徴とする前記請求項11のいずれか記載の角速度
    センサ。
  13. 【請求項13】 前記振動モニタ手段からの信号に基づ
    いて、前記駆動手段を駆動する信号を出力する励振回路
    と、前記検出手段からの信号に基づいて、前記振動子の
    入力軸に加わる角速度を検出する検出回路と、を備えた
    ことを特徴とする前記請求項5〜12のいずれか記載の
    角速度センサ。
  14. 【請求項14】 前記駆動手段を1対以上有し、各駆動
    手段に各々180゜位相の異なる交流電圧を与えること
    を特徴とする前記請求項1〜13のいずれか記載の角速
    度センサ。
  15. 【請求項15】 前記振動子が長尺であり、この振動子
    の長手方向に対して垂直な方向に、検出する角速度の入
    力軸が設定されたことを特徴とする前記請求項1〜14
    記載の角速度センサ。
  16. 【請求項16】 前記請求項15記載の振動子を、該振
    動子の長手方向と基板面とが平行になる様に基板上に配
    置し、該基板に対して垂直の入力軸の角速度を検出する
    ことを特徴とする角速度センサの使用方法。
  17. 【請求項17】 振動子と、 該振動子の中心軸方向と直交する方向に、該振動子をた
    わみ振動させる駆動手段と、 該駆動手段によって生じた駆動たわみに起因する伸縮振
    動に基づいて、1軸の角速度を検出する第1検出手段
    と、 前記駆動手段によって生じた駆動たわみと直交するたわ
    み振動に基づいて、前記1軸と直交する他の1軸の角速
    度を検出する第2検出手段と、 を備えたことを特徴とする角速度センサ。
  18. 【請求項18】 前記1軸が、振動子のたわみ振動の振
    動面と垂直であり、他の1軸が、振動子の中心軸方向で
    あることを特徴とする前記請求項17記載の角速度セン
    サ。
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