JPH02198315A - リング状振動ジャイロ - Google Patents

リング状振動ジャイロ

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JPH02198315A
JPH02198315A JP1018654A JP1865489A JPH02198315A JP H02198315 A JPH02198315 A JP H02198315A JP 1018654 A JP1018654 A JP 1018654A JP 1865489 A JP1865489 A JP 1865489A JP H02198315 A JPH02198315 A JP H02198315A
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ring
piezoelectric transducer
vibration
piezoelectric
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Koichi Washisu
晃一 鷲巣
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は比較的低い周波数の振動を受ける機器の振動検
出装置として用いられる角速度計に関し、更には、例え
ばカメラ等の機器に搭載し、IHzないし12Hx程度
の周波数の振動(角速度)である手ぶれを検出してこれ
を像プレ防止の情報として利用し、像プレ防止を図るシ
ステムに好適に用いられる振動ジャイロに関するもので
ある。
[従来の技術] 本発明の・対象となる従来技術を、カメラの場合を例に
して以下に説明する。
最近のカメラでは露出決定やピント合わせ等の撮影にと
って重要な作業はすべて自動化されているため、カメラ
操作に未熟な人でも撮影失敗を起こす可能性は非常に少
なくなっているが、カメラブレによる撮影失敗だけは自
動的に防ぐことができない。
それ故、最近ではカメラブレに起因する撮影失敗をも防
止するカメラが研究されており、特に、撮影者の手ブレ
による撮影失敗を防止することのできるカメラについて
の開発、研究が進められている。
上記の手ブレは、周波数として通常IHzないし12H
xの振動であるが、カメラシャッターのレリーズ時点に
おいてこのような手ブレを起こしていても像ブレのない
写真を撮影可能とするためには上記手ブレによるカメラ
の振動をレリーズ時点に於いて検出し、その検出値に応
じてシャッター開放時点に於いて位置補正レンズを変位
させてやらなければならない、従ってカメラの手ブレが
生じても像ブレを生じない写真を撮影できるようにする
目的を達成するためにはカメラの振動を正確に検出する
ことが必要となる。
カメラブレの検出は、原理的にいえば角加速度、角速度
等を検出する振動センサ及び該センサ出力イ3号を電気
的に積分して角変位として出力するカメラプレ検出シス
テムをカメラに搭載することによって達成することがで
きる。
ここで角速度計を用いた像プレ抑制システムについて第
7図を用いてその概要をまず説明する。
第7図の例は、図示矢印71方向のカメラ縦ブレ71P
及びカメラ横ブレ71Yを抑制するシステム図である。
同図中72はレンズ鏡筒、73P、 73Yは各々カメ
ラ縦プレ角速度、カメラ横プレ角速度を検出する角速度
計で、それぞれの角速度検出方向を74P、 74Yで
示す。?SP、 75Yは公知のアナログ積分回路であ
り角速度計の信号を積分して手プレ角変位信号に変換す
る。そしてその信号により補正レンズ76 (77P、
 77Yは各々その駆動部、78P、 78Yは補正レ
ンズ位置検出センサ)を駆動させて像面79での安定を
確保する。又、補正レンズ系自体にm成約な積分作用を
持たせ、上記のアナログ積分回路を省くことも出来る。
第6図(a)はこのような目的に通した従来の角速度計
である振動ジャイロの構造図を示している。振動ジャイ
ロは撮動機構61と撮動機構を基台に対して支持する支
持機構62、この振動m411に接続される制御回路6
3により構成されている。
振動機構61は音叉状に形成された振動駆動部64と、
振動駆動部64の先端から延出し、振動駆動面と直角方
向の剛性が小さくなる様に配置された一対の振動片65
a、 65bにより形成され、振動駆動部64には振動
駆動用の第1の圧電変換素子66及び振動駆動検知用の
第2の圧電変換素子67(不図示)が固着され、制御回
路63から第1の圧電変換素子66に人力される加振信
号により振動駆rJJJ部δ4及びそれと一体に形成さ
れた振動片65a、 、65bは矢印68の方向に互い
に逆むきに振動される。第2の圧電変換素子67は振動
を検知し制御回路63へ出力する。振動片65a、 6
5bの先端には集中質量69a、 69bが設けられて
おり、振動駆動部64からの交番振動により振動速度が
交番する。この状態で振動機構61に沿う軸aio回り
に角速度Ωが加わると集中質量と交番速度と入力角速度
の積で求めるコリオリの力Fcが矢印611a、 61
1bの方向に加わる。
ここで矢印611a、 611bの方向が互いに逆向き
になるのは一対の振動片65a、 65bの振動6Bが
互いに逆向きであるからである。
ここで交番速度は後述の制御回路63により常に一定振
幅に保たれており、集中質量は変化しないためコリオリ
の力Fcは入力角速度に比例して変化する。
振動片65a、δ5bは上記コリオリの力Fcにより歪
ませられ、振動片65a、 65bの歪み方向を検知す
る如く固着された第3の圧電変換素子612a。
812bにより歪みを検知し、この出力を制御回路で処
理することで角速度を求めることが出来る。
又、第2及び′5S3の圧電変換素子67、612a。
612bの端子出力は各々抵抗613.614で接地し
た後に非反転増幅器615.616に入力され増幅検出
電圧を発生する。υ和回路617は非反転増幅器615
からの増幅検出電圧に応答し、この増幅検出電圧の位相
を90度だけ移相し、移相電圧を発生する。この移相回
路617の役割を以下に述べる。
振iI]m構61は第1の圧電変換素子66に入力され
る加振信号により振動をするわけであるが加振信号に対
する振動振幅の最も効率の良いのは据#J機構61の共
振周波数で振動させることである。ところが共振状態に
おいては第1の圧電変換素子66に人力される加1辰信
号に対し実際の振動の位相は90°遅れる。このため第
2の圧電変換素子67を介した非反転増幅器615から
の増幅検出電圧は加振信号に対し位相が90°遅れてお
り、この移相回路617により位相を90°進めて加振
信号と位相を揃えるのである。
この位相を揃えた信号を第1の圧電変換素子66に人力
して、いわゆる正帰還回路を構成し、且つ、人力信号電
圧より非反転増幅器615の増幅検出電圧を大きくする
と振動機構61は振動を始める。
次に整流回路6!8は移相回路617からの移相電圧に
応答して移相電圧を整流し整流電圧を発生する。基準信
号619は非反転増幅器615からの増幅検出信号を一
定にすべく第1の圧電変換素子66への加振信号を制御
するための基準電圧を発生する。
差動増幅器620は整流回路618からの整流電圧と基
t$傷信号19からの基′1$電圧との差を増幅し、差
動増幅電圧を発生する0乗算回路621は移相回路61
7からのλ多相電圧に差動増幅器620からの差動増幅
電圧を乗じこの乗算結果を前記第1の圧電変換素子66
への加振信号に相当する帰還電圧とする。
前述した様に加振信号電圧より非反転増幅器615の増
幅検出電圧を大きくすると振動機構81は振動を始める
わけであるが、このままでは振動は次第に増大し、最終
的には電源電圧で制限を受けるため歪んだ波形で不安定
な振動となる。
ところが、非反転増幅器615からの増幅検出信号を整
流回路で整流し、基準信号619との差を正帰還内に乗
すると、振動が大きくなって整流電圧が増大し、基準電
圧に近づくと乗算回路621の乗算結果は小さくなって
ゆき、加振信号電圧と非反転増幅器615の増幅電圧の
比が小さくなってゆく、つまり正帰還回路の増幅率が振
動振幅と基準信号とにより制御され、撮動機構61は一
定振幅で安定振動を行なうことになる。
非反転増幅器616の出力は、振動周波数成分のみを通
過させる帯域通過回路622を介することで、振動周波
数に比べて極めて低い周波数帯域にある外部信号、(例
えば重力加速度により振動片65a、 65bが歪み、
その歪みを第3の圧電変換素子612a、 612bが
検知して生ずる加速度信号]は除去される。
同期検波回路623は移相回路817からの移相電圧に
応答し、移相電圧との関連により帯域通過回路622か
らの帯域増幅検出電圧を同期検波し、この同期検波結果
を同期検波電圧として発生する。
第6図(b) 、 (c)は同期検波の様子を説明する
図であり、実線で示される振動機構61の交番する振動
624の位相に対し交番する振動速度の位相が1点鎖線
625で示される様に90度進んでいる。
角速度Ωが生ずることによる第3の圧電変換素子612
a、 612bの出力は2点鎖線626示される如く交
番する振動速度と同位相となる。破線627は振動機構
部filの振動検知を行なう第2圧電変換素子67の出
力であり、この出力を移相回路617で90度進ませた
移相電圧で第3の圧電変換素子612a、 612bの
出力62Bを同期検波する。
第6図(c)は以上によって得られた同期検波電圧を示
しており、この斜線で表わされる面積を平滑回路628
で積分することで角速度Ωを表わす角速度電圧を得る。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら上述の従来型振動ジャイロにおいてはその
感度を上げるためには感知質量69a。
69bを大きくする(重くする)、振動振幅を大きくす
るために振動機構を長くする、等の寸法を増大してゆく
必要がある。
そのような振動ジャイロをカメラ用手プレ検知センサと
して組み込むことを考える。このとき振動ジャイロの長
手方向(感度軸方向)がレンズ光軸と直角になる様に第
6図(d) に示す振動ジャイロを2つ配置しなければ
ならず第6図(d)の配置場所、つまり鏡筒72とレン
ズ710との間の厚みTは必然的に大ぎくなってしまう
然し乍ら像ぶれ防止カメラは例えば超望遠レンズを手持
で撮影しても像プレが生じない事が要件であるがレンズ
自体が大きく、重くなって手持に支障が生ずる様ではそ
のメリットが生かせない。
それ故レンズを大型化せずに精度の高い角速度検知を行
なう振動ジャイロが望まれている。
更に2軸方向の角速度を検知するために2つの振動ジャ
イロを設置している事により以下に示す問題が生じて来
る。
第6図(d)においてカメラ縦プレ角速度検知用の振動
ジャイロ73Pとカメラ横プレ検知用の振動ジャイロ7
3Yが設置されている。
このと咎2台の振動ジャイロの振動駆動部の振動(以下
励振と称する)はレンズ710を伝搬して互いに人力し
合う。
このとき2台の4辰勤ジヤイロの励振周波数が全く同一
であれば良いのであるが厳密に2つを一致させる事は難
しく、僅か、例えば振動ジャイロ73Pが500 tl
 z励振、振動ジャイロ73Yが495Hz励振の様に
1〜1011z程度の差が生じるものでありこの様に異
なる周波数が互いの撮動ジャイロの振動片に人力される
と、角速度検出出力にその周波数の誤差が生じる。
前述した様に手振れの周波数帯域は1〜10Hzである
ため、この様な誤差は像ぶれ防止精度の劣化を直接招く
ものとなってしまう。
そのため2台の振動ジャイロの励振周波数を一致させる
事が望まれる。
[課題を解決するための手段(及び作用)コ本発明によ
れば振動ジャイロをレンズを囲むリング状にすることに
より、レンズを大型化せず、且つ、又2軸角速度検知の
互いの干渉をなくして精度良い角速度検知を行なえるよ
うにしたものである。
[実施例] 第1図(a)は本発明の第1の実施例を示し、熱膨張率
の低い金属、例えばインバ等で形成され且つ、4木のピ
ン14a、 14b、 14c、 14dで支持された
リング11の外側に駆動用の第1の圧電変換素子12P
1.121’2.12Y1、12Y2 (但し12P2
.12Y2不図示)が貼着されている。ここで12P1
、 12P2と12Y1、 12Y2はその分極方向が
逆になっているため同一印加電圧で逆方向に歪む、その
ため交番電圧を印加すると第1図(b)の様にP方向と
Y方向に撓み振動する。又、リング11の内側には撓み
振動検知用の第2の圧電変換素子13Pl。
13P2.13Y1.13Yz (13P+、13Yl
不図示)が貼着され、13P1、 13P2と13Y+
、 13Yzは分極方向が逆になっている。そのため第
1、第2の圧電変換素子と従来例で述べた制御回路63
の応答により安定振動をする。
リング11の側面にば第3の圧電変換素子15P。
15P2.15Y1、 15Y2が貼着されており、1
5P+。
15YIと15P2.15Y2はその分極方向が逆にな
っている。
ここで角速度が軸16P、 18Y回りに入力される時
を考える。
第3の圧電変換素子15P+、 15P2の振動17P
l。
17P、は軸16Pに直角なため軸16Pまわりの角速
度入力によりコリオリの力18P1、 18P2が働く
しかじ軸11iYに対してこの振動17P+、 17P
*は平行なためtIith16Yまわりの角速度入力で
のコリオリの力は生じない。
反対に第3の圧電変換素子15Y1、 15Y2の振動
17Y、、 17Y、は軸16Yに直角なためこの軸回
りの角速度人力によりコリオりの力111YI、 18
’hは働くが軸16Pまわりの角速度入力には反応しな
い。
そのため第3の圧電変換素子15P1.15P2と15
Y+、 15Y2の信号を別々に検波回路19P、 1
9Yで処理すれば軸16Pと1[iYまわりの角速度と
同時に検出できる。このようなリング状の振動ジャイロ
は第1図(C)に示される様にカメラ鏡筒内ニJJ=め
でスペース効率よく配置できるためレンズ装置を小型化
する事ができる。
また、このリング状構成のもう1つのメリットとして第
3の圧電変換素子15PI、15P2,15Yl。
15Y2はその振動周波数、振動とも非常にバランスよ
い(貼着場所は4ケ所とも同一振幅、同一周波数で振動
)ため第3の圧電変換素子15PI。
15P2.15Y1、 15Y2各々に入力される同相
ノイズの除去は極めて有効に行なえる。更に2方向の角
速度を同−励振周波数で検知しているため互いの干渉に
よる低周波(1〜1OHz)誤差は生じない。
[他の実施例] 第2図は本発明の第2の実施例を示すが、第1の実施例
との違いはリング21が第1図のリング11に比へ径方
向に薄くなっている。そのためリング21に貼られる第
1の圧電変換素子12PI。
12P2.12Y1、 12Y2 (12P2.12Y
2不図示)による径方向の振動は、その方向のリング2
1の剛性が小さいため大振幅を得ることが出来る。
又、支持部28PI、 281”2.28Y1、 28
Y2を介しく 28P2は不図示)リング21から径方
向内方へ延出した粱22P1.22P2.22Y1、 
22Y2はリング21の軸方向の厚みを薄くし、その剛
性を低くしである。そして、各々の’1Jj22P1.
22P2.22Y1、 22Y2の画先端には集中質量
23 P + a * 23 P + b + 23 
P 2 m。
23Pzb、23Yta、23Y+h、23Y2m、2
3Yzb (23Ytbは不図示)が取り付けられてい
る。この図において梁は金属薄板に第3の圧電変換素子
24P、。
24P2.24Y+、 24Y2を貼りつけて構成され
ている。しかし、金属薄板を用いず、第3の圧電変換素
子自体で梁を形成してもよい、そしてリング21は上述
の様に振動検知用の第2の圧電変換素子13P1.13
P2.13Y1.13Y2(但し13P1.13YI不
図示)と第1の圧電変換素子12P+、 12Pz。
12YI、 12Y2との作用により径方向25h、 
25Pz。
25Y1.25Y2方向に大振幅で自助振動を行なうた
め梁22P1.22P2.22Y1.22Y2は径方向
には交番する速度を持って振動する。
この時に入力角速度26P、 26Yが加わると第1図
で示した例と同様に梁はリング21の中心軸方向にコリ
オリカ27f’ta、 27f’tb、 27P2−、
27P2b。
27Yta、 27Y+b、 27Y21I、 27Y
zb (27Y+a、 27Ytb。
27Y2□、 27Yabは不図示)を受けその中心軸
方向に歪を生ずる。ところが梁のこの方向の剛性は小さ
いためコリオリ力による歪みは極めて大きくなり第3の
圧電変換素子24P1、24P2.24Yl。
24Y2は大出力を発する。そしてこの出力を第1図の
検波回路19P、 19Yで処理して2方向の角速度を
求める。
以上の様にリング21の径方向剛性が小さいため、梁が
大振幅での振動となり、大きな速度を持ち、生ずるコリ
オリカが大きくなるばかりでなく、更に梁も、コリオリ
カ発生方向の剛性が小さく、大きく歪むため、これら2
つの特性が合体され、結果としてより感度の高い振動ジ
ャイロが実現出来る。
第3図は本発明の第3の実施例を示し、第2の実施例で
述べたリング21がジンバル構造の支持リング31P、
 31Y内に支持棒32a、 32b、 32c。
32d  (32c不図示)で支えらている。ここでリ
ング21には前述の梁は無くその代わりに各支持リング
31P、 31Yの支持部33P1、 33P2.33
Yl。
33Y、にその回転方向の位置検出手段として第3の3
4PL、 34P2.34Y1.34Y2が設けられて
いる。
そして入力角速度により発生するコリオリカ38P1、
 36P2.36Y1.36Y2により生ずる軸35P
35Y回りの偶力による支持部のねじれを位置検出素子
34P1.34P2.34Y1.34P2で検出し前述
検波回路19P、 19Yにより処理して角速度検出を
行なう。
この方式は第2の実施例と同様に感度出力が大ぎくなる
ばかりでなく、第2の実施例に比べて構造が極めてrf
Ullで信顆性の高い振動ジャイロを得ることが出来る
第4図に本発明の第4の実施例を示すが中心軸に対して
直交する互いに直交するリング21の振動方向である2
軸18P、 16Yから45°の角度をなす支持軸に沿
う支持棒41a、 41b、 41c、 41dには第
3の圧電変換素子として42a、 42b、 42c。
42dなる素子が貼着されている。そして例えば入力角
速度44Pにより発生するコリオリカ43P1.43P
2.により支持棒41aと41bは共に同相に歪み、4
1cと41dとは41a、 41bの方向に対し共に逆
方向に歪む。そのため第3の圧電変換素子42a、 4
2b、 42c、 42dの、42a、 42b及び4
2c。
42d各々の出力を加算回路45P+、 45Paで加
算し、差動増幅器46Pで差を求める事で入力角速度4
4Pに対するコリオリカ43P1.43P2を求める事
が出来る。又そしてその出力を第1図の検波回路19P
中の帯域通過回路622Pに入力させ平滑回路628P
より角速度出力を得る。このとき各加算回路45YI、
 45Y2の出力は加算されるべき42a242dから
の出力と42b、 42cからの出力とは互いに逆相の
ため零となり差動増幅器48Yからは出力が出ない。
一方、入力角速度44Yにより発生するコリオリカ43
v、、 43Y、によれば差動増幅器46Yは出力する
が46Pは出力しない。
以上の様に、第4図の例では第3の実施例で示した支持
ジンバル31P、 31Yによる2方向の入力角速度の
分離を電気回路で行なうため、より省スペース且つ高信
頼性を実現出来る。
第5図は本発明の第5の実施例を示すが、今まで述べた
実施例との違いはその励振方向がすング径方向ではなく
リング51の中心軸方向にあることに有る。
リング51はそのためリング中心軸方向厚みを薄くして
剛性を小さくしており、振動用の第1の圧電変換素子5
2及び振動検知用の第2の圧電変換素子53が貼着され
ている。そしてリング51からは径方向に剛性の小さい
梁53P1、 53P2゜53Y、、 53Y、がリン
グ外縁より張出し設けられている。尚、図では梁はそれ
自体第3の圧電変換素子54PI、 54P2.54Y
1、 54Y2で構成されているが、金属薄板で梁を作
りその梁に第3の圧電変換素子を貼着しても良い。そし
てリング51は支持棒56a、 56bにより支持され
て第1圧電変換素子により矢印57P+、 57P2.
57Y1、 57Y2方向に振動する。このとき角速度
55Pが人力されると4つの梁53P1、 53P2.
53Y1、 53Y2にコリオリの力59PI、 59
P2.59Y1、 59Y2が生ずるが梁53Y、。
53Y2はコリオリカの発生方向の剛性が大きく歪まず
、梁53P、、 53P2はコリオリカ59P1.59
P2発生方向の剛性が小さく大きな歪58P1、 58
P2を生じこの歪みを第3の圧電変換素子54P1.5
4P2で検知してコリオリカを検知し、検波回路19P
を通して角速度出力を得る。
角速度55Yが人力された時は反対に梁53Y+。
53Y、が犬ぎく歪み53P+、 53P2は歪まない
、そのため梁53P1.53P2と53Y1.53Y2
の歪を別々に線路59P、 59Yを経て処理すること
で2方向の入力角速度の分離が可能となる。
この方式の場合梁53P+、 53P2.53Y1、 
53Y2はその厚みが薄いため、レンズと鏡筒の狭いす
き間に容易に入り、更にリングも薄いため極めてコンパ
クトにカメラ内に設置出来る。
[発明の効果] 以上説明したように振動ジャイロをリング状に形成する
ことでコンパクトにカメラに収納出来、携帯性が良く且
つ手持撮影が手軽に行なえる像ぶれ防止カメラを実現す
ることができる。
又、角速度検知を行なう振動片対を同一リング上で励1
辰しているため、その同相ノイズ成分の除去に極めて有
効であり、更に2軸方向の角速度を同一リング上で同一
周波数励振により検知しているため2方向別々の振動ジ
ャイロを用いた場合の2つの振動ジャイロ間の僅かな励
振周波数差による誤差出力が生ぜず、2つの振動ジャイ
ロによる干渉のない精度の高い角速度検知が可能となる
【図面の簡単な説明】
第1図(a) 、 (b) 、 (c)は本発明の第1
の実施例を示す図、第2図は本発明の第2の実施例を示
す図、第3図(a) 、 (b)は第3の実施例を示す
図、第4図は本発明の第4の実施例を示す図、第5図は
本発明の第5の実施例を示す図、第6図(a) 、 (
b) 、 (c) 、 (d)は従来の振動ジャイロ説
明図、第7図は像ぶれ防止カメラ説明図である。 11、21.51・・・リング +4a、 14b、 14c、 14d・−支持棒32
a、 :12b、 32c、32d・−・支持棒12h
、 +2P2.12Y1.12Y2・・・圧電変換素子
13P1.13P2.13Y1、 13Y2・・・圧電
変換素子15P1.15Pz、 15Y1、 15Y2
・・・圧電変換素子24P1、 24P2.24Y1、
 24Y2・・・圧電変換素子34P1、 34P2.
34Y1、 34Y2・・・圧電変換素子54P1、 
54P2.54Y1、 54Y2・・・圧電変換素子5
2、53  ・・・圧電変換素子 42a、 42b、 42c、 42d  用圧電変換
素子22P1.22P2.22Y1.22Y2・・・梁
53P1、 53P2.53Y1、 53Y2・・・梁
第1図(b) !P 手続補正書a式) 平成 7年 (月 ?8

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 リングの中心軸線と直交する第1のリング径方向、
    及び該第1の径方向と直角な第2のリング径方向に交番
    振動させる第1の圧電変換素子群と該第1及び第2の径
    方向の該振動の状態を検知する第2の圧電変換素子群と
    を該リング上に設けたリング状振動ジャイロであって、 上記第1及び第2のリング径方向回りに入 力される角速度により該振動の直角方向(リングの中心
    軸線方向)に生ずるコリオリ力による該リングの歪みを
    検知する第3の圧電変換素子群を該リング上に具備せし
    めることを特徴としたリング上振動ジャイロ。 2 請求項1記載のリング状振動ジャイロに於いて、上
    記リング中心軸線方向の剛性を他方向の剛性より充分低
    くした梁を具備し、 該梁の該リング中心軸線方向の歪みを検知 する第3の圧電変換素子群を具備することを特徴とした
    リング状振動ジャイロ。 3 請求項1記載のリング状振動ジャイロに於いて、上
    記リングを弾性的にジンバル支持する支持手段を有し、
    該リングに加わる入力角速度に従うコリオリ力により該
    ジンバルの直交する2つの回転軸回りに生ずる回転角を
    検知する変位検出手段を具備することを特徴とするリン
    グ状振動ジャイロ。 4 該リング中心軸線と直交し、該第1の径方向と略4
    5゜の角度をなす第1の支持軸に沿い、該リングをカメ
    ラより支持する、該リング中心対称の第1及び第2の支
    持手段と該第1の支持軸に直角な第2の支持軸に沿い、
    該リングをカメラより支持する該リング中心対称の第3
    及び第4の支持手段を具備し、 該第1、第2、第3、第4の支持手段上に 該リング中心軸線方向の歪みを検知する第 1、第2、第3、第4の圧電変換素子を設 け、 該第1と第3の圧電変換素子出力を加算す る第1の加算手段と、該第1と第3の圧電変換素子出力
    を加算する第2の加算手段と、該第2と第3の圧電変換
    素子出力を加算する第3の加算手段と、該第2と第4の
    圧電変換素子出力を加算する第4の加算手段と、該第1
    と第4の加算手段出力の差を求める第1の差動増幅手段
    と、該第2と第3の加算手段出力の差を求める第2の差
    動増幅手段とを具備して成ることを特徴とするリング状
    振動ジャイロ。 5 リングをその中心軸線方向に振動させる第1の圧電
    変換素子群を該リング上に設け、 該リング中心軸線方向の該振動の状態を検 知する第2の圧電変換素子群を該リング上に設け、 該リングから延出した該リング中心軸線方 向と直交する第1のリング径方向の剛性を他方向の剛性
    より低くした第1の梁と、該リング中心軸線方向と該第
    1のリング径方向に直交する第2のリング径方向の剛性
    を他方向の剛性より低くした第2の梁とを該リング周縁
    に設け、 該第1、第2の梁の該第1、第2の径方向 の歪みを検知する第3の圧電変換素子群を設けて成る事
    を特徴とするリング状振動ジャイロ。
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