JP2000003463A - 定期券乗車システム - Google Patents

定期券乗車システム

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JP2000003463A
JP2000003463A JP16691698A JP16691698A JP2000003463A JP 2000003463 A JP2000003463 A JP 2000003463A JP 16691698 A JP16691698 A JP 16691698A JP 16691698 A JP16691698 A JP 16691698A JP 2000003463 A JP2000003463 A JP 2000003463A
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Japan
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commuter pass
station
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boarding
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JP16691698A
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Kenichi Yoshioka
研一 吉岡
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Fujitsu Ltd
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Publication date
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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は予め購入した定期券を用い、当該定
期券の有効区間外を含む区間を前記定期券を使用して乗
車する定期券乗車システムに関し、「乗り越し」や「乗
り入れ」また車内検札の場合にも、定期券を示すだけで
改札口を通れるようにする手段を提供することを課題と
する。 【解決手段】 クレジット情報を契約企業体に登録し、
前記クレジット情報に基づく与信限度額を提供するクレ
ジット与信情報登録手段1と、前記クレジット与信情報
登録手段に基づいて提供される与信限度額を書き込んだ
定期券を発行する定期券発行手段2と、前記与信限度額
が書き込まれると共に、前記駅区間以外の乗車駅名が書
き込まれるメモリ手段を有するクレジット情報保持定期
券3と、前記クレジット情報保持定期券による入出札管
理を行なう定期券改札手段4と、前記クレジット情報保
持定期券による入出札管理に基づく乗車料金の不足料を
前記クレジット与信情報登録手段と連携して精算する乗
車料金精算手段5と、を含んで構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は予め購入した定期券
を用い、当該定期券の有効区間外を含む区間を前記定期
券を使用して乗車する定期券乗車システムに関する。
【0002】
【従来の技術】予め定めた区間を定期的かつ頻繁に利用
する乗客は、乗車の都度の切符の購入の煩雑さを避ける
ため、及び乗車料金の割引サービスが受けられるため
に、所定の有効期間が定められた定期券を購入して利用
する。
【0003】一方、企業側も、定期券を発売すること
で、ラッシュアワー等における切符購入の混雑を緩和で
き、かつ、利用区間の変動や旅客人数の予測等が容易に
なり、また、運賃収入がある程度固定化でき、設備投資
の有効な計画が立てやすくなる利点がある。
【0004】しかし、乗客は時として、定期券の有効区
間内から有効区間外へ電車等を乗り継いでいく、いわゆ
る「乗り越し」をする場合がある。また、定期券の有効
区間外から有効区間内へ電車等を乗り継いでくる、いわ
ゆる「乗り入れ」をする場合がある。
【0005】前者の「乗り越し」の場合は、改札をする
以前に精算機によって「乗り越した区間部分」の料金を
支払って精算券を受領し、改札口で精算券を渡してい
る。また、後者の「乗り入れ」の場合は、乗車時に自分
のもっている定期の有効区間内の最寄り駅までの切符を
購入し、改札時にその切符と定期券を駅員に示すことに
なる。
【0006】図13は上述した乗車経路の適用パターン
例図であり、JR山手線の渋谷駅と品川駅間の定期券を
購入している場合である。図において、「細い実線」は
有効区間内を示し、「二重線」は有効区間外を示し、
a)乃至d)は有効区間内の駅から乗車し、有効区間外
の駅で降車した場合であり、e)乃至g)は有効区間外
の駅から乗車し、有効区間内の駅で降車した場合、また
h)は有効区間外の駅から乗車し、有効区間内を経由し
て有効区間外の駅で降車した場合である。
【0007】[有効区間内の駅から乗車した場合] a)JR渋谷駅から定期券で入札して山手線(内回り)
に乗車し、そのまま品川駅を経由し、新橋駅では定期券
を精算機に挿入し、品川駅と新橋駅間の不足額を支払っ
て精算券を受け取り、改札口で精算券を渡して出札す
る。
【0008】b)JR渋谷駅から定期券で入札して山手
線(内回り)に乗車し、品川駅でJR京浜東北線に乗り
換え、川崎駅では定期券を精算機に挿入し、品川駅と川
崎駅間の不足額を支払って精算券を受け取り、改札口で
精算券を渡して出札する。
【0009】c)JR渋谷駅から定期券で入札して山手
線(内回り)に乗車し目黒駅で一旦定期券で出札する。
次に、東急目蒲線の切符販売機で田園調布駅迄の切符を
購入して入札して東急目蒲線に乗車する。
【0010】d)JR渋谷駅から定期券で入札して山手
線(外回り)に乗車し、池袋駅で定期券を精算機に挿入
し、渋谷駅と池袋駅間の乗車料金を支払って精算券を受
け取り、改札口で精算券を渡して出札する。
【0011】[有効区間外の駅から乗車した場合] e)JR新橋駅で品川駅までの切符を購入して山手線
(外回り)に乗車し、そのまま品川駅を経由し、渋谷駅
で定期券で出札する。
【0012】f)JR川崎駅で品川駅までの切符を購入
してJR京浜東北線に乗車し、品川駅で山手線(外回
り)に乗り換え、渋谷駅で定期券で出札する。 g)東急目蒲線の田園調布駅で目黒駅迄の切符を購入し
て目蒲線に乗車し、目黒駅で一旦出札する。次に、JR
目黒駅では定期券で入札して乗車する。
【0013】h)JR新橋駅で品川駅までの切符を購入
して山手線(外回り)に乗車し、そのまま品川駅を経由
し、更に渋谷駅を経由して新宿駅まで乗車する。新宿駅
で定期券を精算機に挿入し、渋谷駅と新宿駅間の乗車料
金を支払って精算券を受け取り、改札口で精算券を渡し
て出札する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上述した「乗り越し」
の場合、乗客は精算機で、 1)定期券を挿入口に入れ、 2)指示される金額を支払い、 3)返却される定期券とお釣りと精算切符を受け取り 4)改札口で精算券を渡すような一連の手続きを行な
う。
【0015】また、「乗り入れ」の場合、 5)降車駅の改札口で、乗車駅で購入した切符と別途所
有している定期券を出札口で駅員に示す必要がある。
【0016】このような手続きは、手荷物が多い時や急
いでいる時はきわめて煩わしく、精算機の前や出札口に
行列ができるという問題があった。また、ときとして購
入した切符を紛失する場合があり、この際は不正乗車と
疑われる不快さと数倍の乗車料金を請求されるという問
題があった。
【0017】本発明はこのような点にかんがみて、「乗
り越し」や「乗り入れ」また車内検札の場合にも、定期
券を示すだけで改札口を通れるようにする手段を提供す
ることを課題とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記の課題は下記の如く
に構成された本発明によって解決される。図1は本発明
の請求項1記載の原理構成ブロック図である。
【0019】図に示すように、クレジット情報を契約企
業体に登録し、前記クレジット情報に基づく与信限度額
を提供するクレジット与信情報登録手段1と、前記クレ
ジット与信情報登録手段に基づいて提供される与信限度
額を書き込んだ定期券を発行する定期券発行手段2と、
前記与信限度額が書き込まれると共に、前記駅区間以外
の乗車駅名が書き込まれるメモリ手段を有するクレジッ
ト情報保持定期券3と、前記クレジット情報保持定期券
による入出札管理を行なう定期券改札手段4と、前記ク
レジット情報保持定期券による入出札管理に基づく乗車
料金の不足料を、前記クレジット与信情報登録手段と連
携して精算する乗車料金精算手段5とを含んで構成す
る。
【0020】また、図2は請求項2記載の原理構成ブロ
ック図であり、図1に記載の定期券発行手段2を構成す
るブロック図である。図に示すように、クレジットカー
ド読取手段201と、定期券情報入力手段202と、ク
レジットカードから読み取った与信限度額を超えない金
額を設定するクレジット情報設定手段203と、定期券
発行処理手段204を含み、少なくとも有効期間と乗車
できる駅区間及び使用者名の定期券情報を前記定期券情
報入力手段で入力すると共に、クレジットカードから読
み取った与信限度額を超えない金額を前記定期券に書き
込み、前記定期券発行処理手段で発行するように構成す
る。
【0021】また、図3は請求項3記載の原理構成ブロ
ック図であり、図1に記載の定期券改札手段4を構成す
るブロック図である。図に示すように、定期券挿入口か
ら挿入された定期券に記録されている定期券情報の読取
手段401と、複数駅名を登録した駅名登録手段405
と、定期券の前記メモリに書き込まれた駅名を読み出し
て前記駅名登録手段に登録された駅名とを照合する駅名
照合手段402と、駅間の乗車料金登録手段406と、
前記駅区間以外における乗車料金の精算手段403と、
定期券情報の更新手段404とを含むように構成する。
【0022】また、図4は請求項4記載の原理構成ブロ
ック図であり、図1に記載の乗車料金精算手段5を構成
するブロック図である。図に示すように、定期券挿入口
から挿入された定期券に記録されている定期券情報の読
取手段501と、複数駅名を登録した駅名登録手段50
5と、定期券の前記メモリに書き込まれた駅名を読み出
して前記駅名登録手段に登録された駅名とを照合する駅
名照合手段502と、駅間の乗車料金登録手段506
と、前記駅区間以外における乗車料金の精算手段503
と、定期券情報の更新手段504までは図3に示す請求
項3記載の構成に一致し、これに不足料金入力手段50
7を付加して構成する。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面を併用して本発明を詳
細に説明する。図5は本発明で使用する定期券のレコー
ドフォーマット説明図である。
【0024】図において、30は定期券に備える磁気テ
ープ等のメモリに記録される定期券情報を書き込んだレ
コードであり、利用者の氏名を書込んだ氏名レコード3
1と、乗降車駅及び乗り継ぎ等の経由駅名を書き込んだ
有効区間レコード32と、定期券の開始年月日及び終了
年月日(または月数)を書き込んだ有効期間レコード3
3と、区間外乗車料金引き落とし額等を書込む累積精算
額レコード34と、区間外から入札した時に当該入札駅
名が書き込まれる乗車駅レコード35と、クレジット会
社名,クレジット番号,有効期限,限度額等が書き込ま
れたクレジット情報レコード36と、区間外を乗車した
乗車料金が精算機で精算したか否かを示すフラグ37か
ら構成されている。
【0025】次に、図6は上記したクレジット情報の詳
細説明図であり、36には詳細なクレジット情報361
と精算与信情報362が定期券の発行時に書き込まれ、
34は累積精算額であって、月毎に利用した時の詳細記
録として、第1月の精算合計額341,それぞれの精算
内訳としての精算分(342,343)、更に、第2月
の精算合計額344,それぞれの精算内訳としての精算
分345の如く、定期券を利用して有効区間外で出札す
るごとに書き込まれる。
【0026】次に、図7は上述した定期券を発行する定
期券発行機の実施の形態の機能ブロック図である。図に
おいて、21は挿入されたクレジットカードの情報を読
み取るクレジットカード読取部、22は利用者の氏名や
年齢,有効期間,乗車駅と降車駅及び乗り継ぎ等の経由
駅名等を入力する定期券情報入力部、23はクレジット
会社名,クレジット番号,有効期限,限度額等を設定す
るクレジット情報設定部、24は発行処理部、25は定
期券表面に視認可能に定期券情報を印字する印字部、2
6は定期券の磁気テープ等のメモリに定期券情報(図
5)を書き込むデータ書込部、20はメモリであり、料
金テーブル20aと発行ログ格納領域20bを含んでい
る。
【0027】図7の構成による定期券発行の手順を説明
する。利用者から、例えば6ケ月間の「JR山手線,渋
谷駅から品川駅」間の定期券購入の申し込みを受ける
と、係員は未記入の定期券を一枚だけスライドして発行
機にセットする。次に、利用者からクレジットカードを
借り受けクレジットカード読取部21にセットして、ク
レジット情報を読み取らせ、クレジット情報設定部23
に転送させる。続いて、申し込み用紙に記入されている
利用者情報「氏名,性別,生年月日」および「乗車区
間;JR山手線,渋谷駅から品川駅」,「有効期間;平
成10年6月1日,6ケ月」を定期券情報入力部22
(キー入力,または,マークシート等)から入力する。
【0028】クレジット情報設定部23は、クレジット
カードから読み取った情報を選別し、「クレジット会社
名,クレジット番号,氏名/生年月日/性別/有効期
限,限度額等」を発行処理部24に転送する。
【0029】発行処理部24は料金テーブル20aを検
索し、上記「JR山手線,渋谷駅から品川駅,6ケ月」
の乗車金額を読み出し、「氏名,性別,生年月日」,
「JR山手線,渋谷駅から品川駅」,「有効期間;平成
10年6月1日,6ケ月」のデータを印字部25によっ
て定期券の表面に視認可能に印字する。また、図6に示
すクレジット情報36をデータ書込部26によって定期
券のメモリに書き込み、更に定期券のメモリのフラグ3
7を「オフ」にする。
【0030】次の図8は改札機の実施の形態の機能ブロ
ック図であり、図示するように、定期券の挿入部41a
と排出部41b、挿入部41aに挿入された定期券を排
出部41bまで搬送する搬送部42、利用者に通過状況
等を通知する表示部43、定期券の挿入等を検出する図
示しないセンサを備えて定期券に磁気的に記録されてい
る定期券情報を読み取る読取部44、定期券を後述する
図10(入札フローチャート)または図11(出札フロ
ーチャート)で詳述するように処理する処理部45、駅
名テーブル40aと料金テーブル40bと当該改札機の
設置駅名40cとカレンダ40dを保持するメモリ4
0、定期券に磁気的に情報を書き込む書込部46、改札
機の扉を制御する開閉部47を含んでいる。
【0031】なお、詳細には説明しないが、駅名テーブ
ル40aは例えば日本全国の鉄道路線(地下鉄を含む)
を企業体別/路線別等にブロック分けされ、個別駅名を
入力すると企業名と路線名及び路線内駅名等が直ちに検
索可能な構成で設定されている。
【0032】更に、図9は精算機の実施の形態の機能ブ
ロック図である。図において、50はメモリであって、
駅名テーブル50aと料金テーブル50bと設置駅名5
0cとカレンダ50dと発行ログ格納領域50eを含
み、51は定期券の挿入口を備える定期券情報の読取
部、52は乗車区間を駅名テーブル50aで照合する照
合部、53は区間外の乗車料金を料金テーブル50bに
基づいて算出する精算額算出部、54は定期券に書き込
まれている与信限度による支払いが不可の際に、クレジ
ットカードから読み取った情報に基づいてクレジット会
社に問い合わせる問合わせ部、55は通信制御部、56
はクレジットによる精算を行ない、クレジットログ等を
発行して、精算額の累計値等を更新する更新部、57は
現金処理部、58は表示部、をそれぞれ示している。
【0033】上述した構成を備える処理を以下のフロー
チャートに基づいて説明する。 [入札]図10は入札時の改札機処理フローチャートで
あり、上述した図8(改札機の機能ブロック図;処理部
45を入札機として機能させる)及び図5(定期券のレ
コードフォーマット説明図)を併用して説明する。
【0034】ステップS1:図示しないセンサが挿入部
41aに挿入された定期券を検出し、搬送部42が起動
して定期券を読取部44の位置にガイドする。読取部4
4は位置付けられた定期券から図5に示すレコードの情
報(有効区間,有効期間)を読み取る。
【0035】ステップS2:読み取られたレコードの情
報は処理部45に転送される。有効期間(開始年月日及
び終了年月日)はメモリ40内に設定されているカレン
ダ40dから、当日が有効期間に含まれているか否かを
チェックし、期限切れであればステップS6に分岐し、
期限以内であればステップS3で処理を続行する。
【0036】ステップS3:有効区間をチェックする。
定期券に書き込まれていた乗降車駅名(経由駅を含む)
の範囲内にメモリ40内の当該改札機の設置駅名40c
が含まれている場合は「区間内で入札」であるからステ
ップS31に分岐する。
【0037】一方、定期券に書き込まれていた乗降車駅
名(経由駅を含む)の範囲内にメモリ40内の当該改札
機の設置駅名40cが含まれていない場合は「区間外」
と判断し、ステップS4に処理を移行する。
【0038】ステップS31:搬送部42で定期券を書
込部46にガイドし、書込部46は定期券の乗車駅レコ
ード35(図5)に「マーク」を書き込み、ステップS
5に分岐する。 ステップS4:搬送部42で定期券を書込部46にガイ
ドし、書込部46は定期券の乗車駅レコード35(図
5)に当該駅名を書き込み、ステップS5に分岐する。
【0039】ステップS5:表示部43に「どうぞお通
りください」等を表示し、搬送部42はそのまま定期券
を排出部41bから排出する。
【0040】ステップS6:表示部43に「期限切れに
よる本定期券での乗車不能」等を表示し、定期券を挿入
部41aに戻して排出し、開閉部47によって扉を閉鎖
して利用者の通過を禁止する。
【0041】上記のフローチャートに従って処理された
定期券は、降車駅で出札用の改札機によって以下に説明
するような出札処理が行なわれる。 [出札]図11は出札駅の改札機における精算処理フロ
ーチャートである。定期券の有効区間内または有効区間
外での改札機の出札処理であって、上述した図8(改札
機の機能ブロック図;処理部45を出札機として機能さ
せる)及び図5(定期券のレコードフォーマット説明
図)を併用して説明する。
【0042】ステップS11:図示しないセンサが挿入
部41a(図8)に挿入された定期券を検出し、搬送部
42が起動して定期券を読取部44の位置にガイドす
る。読取部44は位置付けられた定期券から図5に示す
レコードの情報(有効区間,有効期間,乗車駅,クレジ
ット情報,フラグ)を読み取る。
【0043】読み取られたレコードの情報は処理部45
に転送される。 ステップS12:乗車駅(入札した駅)をチェックす
る。定期券から読み取った乗車駅レコード35内に「駅
名」に替えて「マーク」が記録されていれば、定期券の
有効区間内で乗車したものであり、ステップS14に分
岐する。一方、定期券から読み取った乗車駅レコード3
5内に「駅名」が記録されていれば、定期券の有効区間
外で乗車したものであり、ステップS13に処理を移行
する。
【0044】ステップS13:区間外から乗車してきた
時の降車駅(出札する駅)のチェックである。即ち、定
期券から読み取った有効区間レコード32に記録されて
いる駅名の範囲内に、メモリ40から読み出した現在の
出札中の設置駅名40cが含まれていれば区間内降車で
あるからステップS16に分岐する。一方、現在の出札
中の設置駅名40cが含まれていなければ区間外降車で
あるからステップS15に分岐する。
【0045】ステップS14:区間内から乗車してきた
時の降車駅(出札する駅)のチェックである。定期券か
ら読み取った有効区間レコード32に記録されている駅
名の範囲内に、メモリ40から読み出した現在の出札中
の設置駅名40cが含まれていれば区間内降車であるか
らステップS20に分岐する。一方、現在の出札中の設
置駅名40cが含まれていなければ区間外降車であるか
らステップS141に分岐する。
【0046】ステップS141:ここで、定期券のフラ
グ37を確認する。フラグがオンであれば、精算機によ
る精算が済んでいるのでステップS20に分岐し、フラ
グがオフであれば未精算であるので、ステップS17に
分岐する。
【0047】ステップS15:乗車駅及び降車駅が共に
定期券の有効区間外の場合であるが、乗車駅から降車駅
までに、定期券が有効な区間が含まれていないかをチェ
ックする。
【0048】例えば、図13の「h)JR新橋駅で品川
駅までの切符を購入して山手線(外回り)に乗車し、そ
のまま品川駅を経由し、更に渋谷駅を経由して新宿駅ま
で乗車する。新宿駅で定期券を精算機に挿入し、渋谷駅
と新宿駅間の乗車料金を支払って精算券を受け取り、改
札口で精算券を渡して出札する。」のケースの場合、
「新橋駅」からの乗車時に「品川駅」までの切符を購入
する代わりに、定期券(品川駅から渋谷駅までが有効)
で入札するケースが該当する。
【0049】処理部45(図8)は料金テーブル40b
によって全乗車区間の料金(新橋駅から新宿駅;乗車距
離の短くなる山手線外回り)を算出し、定期券の有効区
間がこの乗車区間に含まれていない場合はその金額を精
算額としてステップS18に分岐する。一方、定期券の
有効区間がこの乗車区間に含まれている場合(品川駅か
ら渋谷駅の区間)は、駅名テーブル40aを参照して有
効区間内の両端の駅(品川駅と渋谷駅)を検出し、この
駅間の料金を料金テーブル40bから算出し、全乗車区
間の料金から差し引いて精算金額を算出してステップS
18に分岐する。
【0050】ステップS16:定期券の有効区間外から
乗車して有効区間内で降車した場合(図13のe,f)
に相当するケースである。
【0051】処理部45(図8)は駅名テーブル40a
を参照して、「乗り継ぎ」又は「乗り越し」の起点とな
る駅名を抽出する。図13の有効区間は「渋谷駅から品
川駅」であるから、同図(e,f)は有効区間の端駅
(品川駅)が乗り換えの起点となる駅である。しかし、
使用する定期券の有効区間が「渋谷駅から東京駅」であ
れば、同図(f;川崎駅(京浜東北線乗車)から品川駅
(山手線に乗り換え)そして渋谷駅)は途中駅である品
川駅が乗り換えの起点となる。
【0052】処理部45は乗車駅から乗り換え起点駅ま
での乗車料金を料金テーブル40bによって算出し、ス
テップS18に処理を移行する。 ステップS17:定期券の有効区間内で乗車して有効区
間外で降車した場合(図13のa,b,d)に相当する
ケースである。
【0053】処理部45(図8)は駅名テーブル40a
を参照して、「乗り継ぎ」又は「乗り越し」の起点とな
る駅名を抽出する。図13の有効区間は「渋谷駅から品
川駅」であるから、同図(a,b,)は有効区間の端駅
(品川駅)が乗り換えの起点、また同図(d)は有効区
間の端駅(渋谷駅)が乗り換えの起点となる駅である。
【0054】処理部45は乗り換え起点駅から降車駅ま
での乗車料金を料金テーブル40bによって算出し、ス
テップS18に処理を移行する。 ステップS18:定期券の精算与信情報362(図6)
を読み出し、算出した乗車料金と比較する。算出した乗
車料金額が精算与信情報362以内であれば、精算可能
であるからステップS19に分岐し、算出した乗車料金
額が精算与信情報362以上であれば、精算不可である
からステップS22に分岐する。
【0055】ステップS19:定期券内の累積精算額レ
コード34(図6)に上記算出した金額を書き込み、更
にクレジット情報レコード36内の精算与信情報362
(図6)を減額更新する。
【0056】ステップS20:定期券内の乗車駅レコー
ド35をクリヤする。 ステップS21:定期券内のフラグ37をオフし、定期
券を排出部41bから排出する。
【0057】ステップS22:表示部43に「精算不能
ですから、精算機で精算処理してください」等を表示
し、定期券を挿入部41aに戻して排出し、ステップS
23で精算機による処理に分岐する。
【0058】次の図12は出札駅の精算機における精算
処理フローチャートであり、定期券の有効区間外での精
算処理であって、上述した図9(精算機の実施の形態の
機能ブロック図)及び図5(定期券のレコードフォーマ
ット説明図)を併用して説明する。ここでが、同図のス
テップS31乃至ステップS38に至る不足料金を算出
するまでの処理内容は、上述した図11におけるステッ
プS11乃至ステップS18に至る処理内容と重複する
部分もあるが、以下詳細に説明する。
【0059】ステップS31:読取部51(図9)は図
示しない挿入口から挿入された定期券から図5に示すレ
コードの情報(有効区間,有効期間,乗車駅,クレジッ
ト情報)を読み取る。
【0060】ここで、読み取られたレコードの情報のう
ち「有効区間,有効期間,乗車駅」は照合部52及び精
算額算出部53に逐次的に転送され、一方、「クレジッ
ト情報」は問合わせ部54に転送される。
【0061】ここで、有効期間(開始年月日及び終了年
月日)はメモリ50内に設定されているカレンダ50d
と照合され、利用当日が有効期間に含まれているか否か
がチェックされ、期限切れであれば表示部58に「期限
切れによる本定期券での乗車不可なので、窓口で精算し
てください」等を表示し、定期券を排出する。
【0062】ステップS32:照合部52によって乗車
駅(入札した駅)をチェックする。定期券から読み取っ
た乗車駅レコード35内に「駅名」が記録されていなけ
れば、定期券の有効区間内で乗車したものであり、ステ
ップS34に分岐する。
【0063】一方、定期券から読み取った乗車駅レコー
ド35内に「駅名」が記録されていれば、定期券の有効
区間外で乗車したものであり、ステップS33に処理を
移行する。
【0064】ステップS33:区間外から乗車してきた
時の降車駅(出札する駅)のチェックである。即ち、定
期券から読み取った有効区間レコード32に記録されて
いる駅名の範囲内に、メモリ50から読み出した改札機
の設置駅名50cが含まれていれば区間内降車であるか
らステップS36に分岐する。一方、改札機の設置駅名
50cが含まれていなければ区間外降車であるからステ
ップS35に分岐する。
【0065】ステップS34:区間内から乗車してきた
時の降車駅(出札する駅)のチェックである。定期券か
ら読み取った有効区間レコード32に記録されている駅
名の範囲内に、メモリ50から読み出した改札機の設置
駅名50cが含まれていれば区間内降車であるからステ
ップS41に分岐する。一方、改札機の設置駅名50c
が含まれていなければ区間外降車であるからステップS
37に分岐する。
【0066】ステップS35:乗車駅及び降車駅が共に
定期券の有効区間外の場合であるが、乗車駅から降車駅
までに、定期券が有効な区間が含まれていないかをチェ
ックする。
【0067】例えば、図13の「h)JR新橋駅で品川
駅までの切符を購入して山手線(外回り)に乗車し、そ
のまま品川駅を経由し、更に渋谷駅を経由して新宿駅ま
で乗車する。新宿駅で定期券を精算機に挿入し、渋谷駅
と新宿駅間の乗車料金を支払って精算券を受け取り、改
札口で精算券を渡して出札する。」のケースの場合、
「新橋駅」からの乗車時に「品川駅」までの切符を購入
する代わりに、定期券(品川駅から渋谷駅までが有効)
で入札するケースが該当する。
【0068】精算額算出部53(図9)は料金テーブル
50bによって全乗車区間の料金(新橋駅から新宿駅;
乗車距離の短くなる山手線外回り)を算出し、定期券の
有効区間がこの乗車区間に含まれていない場合はその金
額を精算額としてステップS38に分岐する。一方、定
期券の有効区間がこの乗車区間に含まれている場合(品
川駅から渋谷駅の区間)は、駅名テーブル50aを参照
して有効区間内の両端の駅(品川駅と渋谷駅)を検出
し、この駅間の料金を料金テーブル50bから算出し、
全乗車区間の料金から差し引いた精算金額を算出してス
テップS38に分岐する。
【0069】ステップS36:定期券の有効区間外から
乗車して有効区間内で降車した場合(図13のe,f)
に相当するケースである。
【0070】精算額算出部53(図9)は駅名テーブル
50aを参照して、「乗り継ぎ」又は「乗り越し」の起
点となる駅名を抽出する。図13の有効区間は「渋谷駅
から品川駅」であるから、同図(e,f)は有効区間の
端駅(品川駅)が乗り換えの起点となる駅である。しか
し、使用する定期券の有効区間が「渋谷駅から東京駅」
であれば、同図(f;川崎駅(京浜東北線乗車)から品
川駅(山手線に乗り換え)そして渋谷駅)は途中駅であ
る品川駅が乗り換えの起点となる。
【0071】精算額算出部53は乗車駅から乗り換え起
点駅までの乗車料金を料金テーブル50bによって算出
し、ステップS38に処理を移行する。 ステップS37:定期券の有効区間内で乗車して有効区
間外で降車した場合(図13のa,b,d)に相当する
ケースである。
【0072】精算額算出部53(図9)は駅名テーブル
50aを参照して、「乗り継ぎ」又は「乗り越し」の起
点となる駅名を抽出する。図13の有効区間は「渋谷駅
から品川駅」であるから、同図(a,b)は有効区間の
端駅(品川駅)が乗り換えの起点、また同図(d)は有
効区間の端駅(渋谷駅)が乗り換えの起点となる駅であ
る。
【0073】精算額算出部53は乗り換え起点駅から降
車駅までの乗車料金を料金テーブル50bによって算出
し、ステップS38に処理を移行する。 ステップS38:問合わせ部54(図9)はクレジット
情報361(図6を参照)に基づいて、クレジット会社
にアクセスして利用者のクレジット精算情報を取得す
る。
【0074】ステップS39:更新部56(図9)は取
得したクレジット情報によって乗車料金の精算ができる
場合は、クレジットログを発行し、一方、クレジットに
よる精算が限度以上であれば、表示部58(図9)に現
金の投入を金額と共に表示し、現金処理部57に指示し
て投入された現金で精算させる。
【0075】なお、上記の発行したクレジットログは一
定期間または所定の期間毎に決裁する。 ステップS40乃至41:続いて、更新部56は定期券
の磁気テープ等のメモリ内の累積精算額レコード34の
内容(図6を参照)を更新し、更に乗車駅レコード35
内に書き込まれている乗車駅名またはマークを削除す
る。
【0076】ステップS42:表示部58に「精算が終
わりましたので、この定期券で改札が通れます。」等の
表示を出し、定期券のフラグ37をオンにして、精算機
から定期券を排出して精算処理を終了する。
【0077】上記の精算は乗降駅の自動改札機における
入出札処理であるが、上記図5に示すレコード30を備
えた定期券をチェックする自動検札機を可搬型とし、乗
務員に保持させ、車内検札に使用することも出来る。
【0078】図14は可搬型検札装置の機能ブロック図
であり、図において、61は定期券のデータを読み取る
読取部、62は前記レコードを読み取って、定期券の有
効期限を記録するレコードと、利用した当日の入札駅を
記録するレコードと、クレジット情報を記録するレコー
ドと、フラグを記録するレコードをそれぞれ分離検出す
るレコード分解部、63は当該定期券が本発明になる自
動改札機で出札処理された正規の定期券であることを確
認するマーク検証部、64はディスプレイである。
【0079】この可搬型検札装置は車内乗務員が車内検
札時に使用し、乗客から提示された定期券を読取部61
に挿入すると、定期券の磁気テープ等のメモリからデー
タを読み取る。読み取られたデータはレコード分解部6
2において図5に示す所定フォーマットに従うパターン
で分離され、乗車駅レコード35(図5)が抽出され
る。
【0080】マーク検証部63は乗車駅レコード35内
に所定のマークまたは乗車駅名が書き込まれているか否
かを検証し、いずれかのデータを検証した時はディスプ
レイ64にその旨を表示する。
【0081】なお、上記のマークとして、例えば「日
付,時刻」等を使用してもよく、定期券保持利用者が入
札時に当該定期券で改札したことが立証できればよい。
なお、上記の図10の入札時の改札機処理フローチャー
トまたは図11の出札機の改札機における精算処理フロ
ーチャートを遂行する手続きプログラムおよびデータを
図8に示す読取部44、処理部45,書込部46および
メモリ40に、また図12の出札駅の精算機における精
算処理フローチャートに適用される手続きプログラムお
よびデータを図9に示す読取部51、照合部52,精算
額算出部53,問い合わせ部54およびメモリ50に、
外部からの提供、即ち、回線を介したプログラムおよび
データのロード、または可搬媒体、例えばフロッピィデ
ィスクやCD−ROM,MO等で提供されても良い。
【0082】図15はこのコンピュータプログラムおよ
びデータを処理装置へロードする説明図である。図にお
いて、900は処理装置、901は処理装置に設けられ
たディスプレイ、903は可搬媒体に記録されているコ
ンピュータプログラムを読み取らせるドライバ、902
は処理装置900のメモリ、904は可搬媒体であって
フロッピィディスクやCD−ROM等、905はコンピ
ュータプログラムの提供元である他の装置、906は回
線をそれぞれ示している。
【0083】同図に示すように、コンピュータプログラ
ムの提供元がネットワーク等のオンライン接続された他
の装置905である場合は、回線906を介して処理装
置900へインストールした後に、メモリ902にロー
ドされて実行される。また、可搬媒体904で直接提供
される場合は、当該可搬媒体904をドライバ903へ
セットして処理装置900にインストールした後に、メ
モリ902にロードされて実行される。
【0084】
【発明の効果】乗客は定期券を所持することで、目的地
別の乗車券を自動販売機から購入する手間が省けると言
う効果を奏する。。
【0085】イベント開催近傍の駅における帰りの切符
を購入する利用者の行列を逓減できると言う格別な効果
を奏する。出張等で、往路は利用者の保持する定期券の
有効区間内の駅で入札し、目的地の有効区間外の駅で出
札し、現地で複数地区を巡回し、復路では往路の出札駅
とは異なる駅から入札する時でも、定期券のみで可能と
なると言う格別な効果を奏する。
【0086】定期券の有効区間外を乗車中の車内検札に
おいても、通常の定期乗車と同じように定期券を提示す
るだけで良いので、いちいち不足料金を支払う必要がな
く、乗客と乗務員の両者ともに手間が省けると言う格別
な効果を奏する。
【0087】乗車駅レコード内には区間外で乗車したと
きは当該の駅名が書き込まれ、また、区間内で乗車した
ときは入札した特殊マークが書き込まれるため、従来の
「キセル乗車」をすると、乗車駅レコード内が「データ
なし」となることから、有効区間内で出札した時にこの
定期券を改札機に入れると、無効が検出されて通過不可
となる。従って、本発明による定期券乗車システムでは
「キセル乗車」が不可能となると言う格別な効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載の原理構成ブロック図である。
【図2】請求項2記載の原理構成ブロック図である。
【図3】請求項3記載の原理構成ブロック図である。
【図4】請求項4記載の原理構成ブロック図である。
【図5】定期券のレコードフォーマット説明図である。
【図6】クレジット情報の詳細説明図である。
【図7】定期券発行機の実施の形態の機能ブロック図で
ある。
【図8】改札機の実施の形態の機能ブロック図である。
【図9】精算機の実施の形態の機能ブロック図である。
【図10】入札時の改札機処理フローチャートである。
【図11】出札駅の改札機における精算処理フローチャ
ートである。
【図12】出札駅の精算機における精算処理フローチャ
ートである。
【図13】乗車経路の適用パターン例図である。
【図14】可搬型検札装置の機能ブロック図である。
【図15】プログラムを処理装置へロードする説明図で
ある。
【符号の説明】
1 クレジット与信情報登録手段 2 定期券発行手段 3 クレジット情報保持定期券 4 定期券改札手段 5 乗車料金精算手段 20,40,50 メモリ 20a,40b,50b 料金テーブル 20b,50e 発行ログ格納領域 21 クレジットカード読取部 22 定期券情報入力部 23 クレジット情報設定部 24 発行処理部 25 印字部 26 データ書込部 30 レコード 31 氏名レコード 32 有効区間レコード 33 有効期間レコード 34 累積精算額レコード 35 乗車駅レコード 36 クレジット情報レコード 37 フラグ 40a,50a 駅名テーブル 40c,50c 設置駅名 40d,50d カレンダ 41a 挿入部 41b 排出部 42 搬送部 43 表示部 44,61 読取部 45 処理部 46 書込部 47 開閉部 51 読取部 52 照合部 53 精算額算出部 54 問合わせ部 55 通信制御部 56 更新部 57 現金処理部 62 レコード分解部 63 マーク検証部 64 ディスプレイ 201 クレジットカード読取手段 202 定期券情報入力手段 203 クレジット情報設定手段 204 定期券発行処理手段 401,501 読取手段 402,502 駅名照合手段 403,503 精算手段 404,504 更新手段 405,505 駅名登録手段 406,506 乗車料金登録手段 507 不足料金入力手段 900 処理装置 904 可搬媒体 905 他の装置

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め定めた駅区間を有効期間内に乗車で
    きる定期券を使用し、前記駅区間以外を有効期間内に乗
    車できる定期券乗車システムであって、 クレジット情報を契約企業体に登録し、前記クレジット
    情報に基づく与信限度額を提供するクレジット与信情報
    登録手段と、 前記クレジット与信情報登録手段に基づいて提供される
    与信限度額を書き込んだ定期券を発行する定期券発行手
    段と、 前記与信限度額が書き込まれると共に、前記駅区間以外
    の乗車駅名が書き込まれるメモリ手段を有するクレジッ
    ト情報保持定期券と、 前記クレジット情報保持定期券による入出札管理を行な
    う定期券改札手段と、 前記クレジット情報保持定期券による入出札管理に基づ
    く乗車料金の不足料を、前記クレジット与信情報登録手
    段と連携して精算する乗車料金精算手段と、を含んでな
    る定期券乗車システム。
  2. 【請求項2】 前記定期券発行手段は、クレジットカー
    ド読取手段と、定期券情報入力手段と、クレジットカー
    ドから読み取った与信限度額を超えない金額を設定する
    クレジット情報設定手段と、定期券発行処理手段とを含
    み、 少なくとも有効期間と乗車できる駅区間及び使用者名の
    定期券情報を前記定期券情報入力手段で入力すると共
    に、クレジットカードから読み取った与信限度額を超え
    ない金額を前記定期券に書き込み、前記定期券発行処理
    手段で発行するように構成したことを特徴とする請求項
    1記載の定期券乗車システム。
  3. 【請求項3】 前記定期券改札手段は、定期券挿入口か
    ら挿入された定期券に記録されている定期券情報の読取
    手段と、複数駅名を登録した駅名登録手段と、定期券の
    前記メモリに書き込まれた駅名を読み出して前記駅名登
    録手段に登録された駅名とを照合する駅名照合手段と、
    駅間の乗車料金登録手段と、前記駅区間以外における乗
    車料金の精算手段と、定期券情報の更新手段とを含むよ
    うに構成したことを特徴とする請求項1記載の定期券乗
    車システム。
  4. 【請求項4】 前記乗車料金精算手段は、定期券挿入口
    から挿入された定期券に記録されている定期券情報の読
    取手段と、複数駅名を登録した駅名登録手段と、定期券
    の前記メモリに書き込まれた駅名を読み出して前記駅名
    登録手段に登録された駅名とを照合する駅名照合手段
    と、駅間の乗車料金登録手段と、前記駅区間以外におけ
    る乗車料金の精算手段と、定期券情報の更新手段と、不
    足料金入力手段とを含むように構成したことを特徴とす
    る請求項1記載の定期券乗車システム。
  5. 【請求項5】 前記不足料金入力手段による入力は、ク
    レジットカードによる与信限度額、或いは、投入現金で
    あることを特徴とする請求項1と請求項4記載の定期券
    乗車システム。
  6. 【請求項6】 予め定めた駅区間を有効期間内に乗車で
    きる定期券を使用し、前記駅区間以外を有効期間内に乗
    車できる定期券乗車システムであって、少なくとも、デ
    ータを記録するレコードを含むメモリを有する定期券の
    データを読み取る読取手段と、前記レコード内には、定
    期券の有効期限を記録するレコードと、利用した当日の
    入札駅を記録するレコードと、クレジット情報を記録す
    るレコードと、フラグを記録するレコードと、を含んで
    いることを確認する手段と、前記入札駅を記録するレコ
    ード内にデータが書き込まれていることを認証する手段
    と、前記認証結果を表示する手段を有する可搬の検札手
    段を備えることを特徴とする定期券乗車システム。
  7. 【請求項7】 予め定めた駅区間を有効期間内に乗車で
    きる定期券を使用し、前記駅区間以外を有効期間内に乗
    車した時の改札を行なうコンピュータプログラムに関
    し、 定期券読取機能と、複数駅名を記録したテーブルと、駅
    区間照合機能と、駅間の乗車料金を記録したテーブル
    と、精算機能と、更新機能とを含み、 定期券に記録されている有効期間と乗り換えを含んだ乗
    降駅名と精算限度額を前記定期券読取機能で読取り、入
    札及び出札した駅が前記定期券から読み取った乗降駅名
    が示す有効区間に含まれないことを前記駅名を記録した
    テーブルによって前記区間照合機能が判定した時に、 前記駅間の乗車料金を記録したテーブルに基づき算出し
    た区間外乗車料金が前記定期券から読み取った精算限度
    額以内ならば、前記精算機能で精算して、前記定期券内
    の精算限度額を前記更新機能で更新し、 または、前記乗車料金を記録したテーブルに基づき算出
    した区間外乗車料金が前記定期券から読み取った精算限
    度額以上ならば出札を拒否するように改札機を動作させ
    るコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読み
    取り可能な記録媒体。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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