JP2001351130A - 運賃精算方法及びその実施装置並びにその処理プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

運賃精算方法及びその実施装置並びにその処理プログラムを記録した記録媒体

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JP2001351130A
JP2001351130A JP2000171906A JP2000171906A JP2001351130A JP 2001351130 A JP2001351130 A JP 2001351130A JP 2000171906 A JP2000171906 A JP 2000171906A JP 2000171906 A JP2000171906 A JP 2000171906A JP 2001351130 A JP2001351130 A JP 2001351130A
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Mitsuyoshi Tadokoro
光好 田所
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 利用者が乗り継ぎ申告をしなくても乗り継ぎ
割引を行うことが可能な技術を提供する。 【解決手段】 利用者が利用した旅客輸送機関の運賃を
精算する運賃精算方法において、利用者が旅客輸送機関
を利用した際に、利用者の所定期間内の利用回数または
累積乗車距離を利用者が所持する記録媒体に記録するス
テップと、利用者が所持する記録媒体に記録された所定
期間内の利用回数または累積乗車距離に応じて当該利用
者の運賃を変更するステップとを有するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は乗合自動車等の旅客
輸送機関での運賃を精算する運賃精算システムに関し、
特に情報記録の可能なカードを用いた運賃精算システム
に適用して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、旅客輸送機関での運賃精算におい
ては、磁気カード、接触式ICカード、非接触式ICカ
ード等の情報記録の可能なカードを用いた精算技術が実
用化されている。このカードを用いた運賃精算システム
は、始発駅と終点駅間が複数の区間に分割され、乗車区
間と降車区間に応じて乗車運賃が定められる多区間運賃
形態で適用されているのが一般的である。
【0003】従来、この運賃精算システムにおいては、
情報記録が可能なカードに預託金額が記録されているカ
ードを用い、実用新案第2582240号公報に記載さ
れている様に利用者の申告等により乗務員が入力手段に
より乗り継ぎ情報を設定して乗り継ぎ割引をした上で記
録されている預託金額を減額する前払い方式の技術があ
った。
【0004】また、前払い方式以外では、特開平9−1
15017号公報に記載されている様に、情報記録が可
能なカードに利用者を識別する為の情報を記録し、ホス
ト計算機で前記カード毎に使用状況を記録し、記録した
前記カード毎にある期間における使用状況に応じた定期
券扱いの定期料金、回数券扱い料金等を採用して請求金
額を計算する後払い方式の技術がある。
【0005】また、後払い方式の技術としては、特開平
8−16845号公報に記載されている様にカード自体
に使用状況を記録し、運賃精算の際には前記カードに記
録されている全ての乗降者情報を読み取って集計するこ
とで運賃の請求を行う技術もある。
【0006】また、後払い方式のカードを定期券として
用いた技術としては特開平10−289337号公報に
記載されている様に、前記カードに記録する利用金額が
利用される毎に加算されていき、所定期間内の加算金額
が定期券相当の金額以上であれば定期券相当の金額を後
から利用者に請求し、定期券相当の金額未満であれば加
算金額を請求するという技術がある。
【0007】また、乗合自動車等の利用者以外が利用者
の運賃を負担する技術としては、乗合自動車等の降車口
に設置された発券機で引換券を利用者に発行し、利用者
が負担を受けたい商店において引換券と乗合自動車等の
割引券と交換し、その割引券を再度乗合自動車等に乗車
して運賃を支払う際に提示して乗務員から運賃を割り引
いて貰う方法があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記実用新案
第2582240号公報を適用した前払い方式のカード
による運賃精算では、利用者が乗り継ぎの申告をした上
で乗務員が乗り継ぎ情報を設定しない限り、利用者は乗
り継ぎ割引を受けられなかった。
【0009】また、特開平9−115017号公報と特
開平8−16845号公報及び特開平10−28933
7号公報を適用した運賃精算では、利用者が運賃を後払
いすることが前提であった。このため、利用者がメリッ
トを受けるには身分を明かし、後払い用の口座を開設す
ること等が必要となり、気軽に利用できないという問題
点があった。
【0010】また、乗合自動車等の利用者以外が利用者
の運賃を負担する為に、乗合自動車等の降車口の発券機
で発行された引換券を利用者が負担を受けたい商店で乗
合自動車等の割引券と交換しなければならず、交換や決
済に手作業が必要である上に負担金額を正確に把握する
のに多くの手間を必要とした。
【0011】また、多くの商店や団体は来客用に駐車場
の確保や駐車料金の負担を行っても乗合自動車等の運賃
負担を行っていないのが一般的であった。更に商店や団
体に訪問する際の運賃負担は受けられなかった。
【0012】本発明の目的は上記問題を解決し、利用者
が乗り継ぎ申告をしなくても乗り継ぎ割引を行うことが
可能な技術を提供することにある。
【0013】本発明の他の目的は利用者以外が運賃を負
担するサービスを効率的に行うことが可能な技術を提供
することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、利用者が利用
した旅客輸送機関の運賃を精算する運賃精算システムに
おいて、利用者が所持する記録媒体に記録された所定期
間内の利用回数または累積乗車距離、或いは広告表示や
提携店舗の利用を示す情報に応じて当該利用者の運賃を
変更するものである。
【0015】本発明では、利用者が旅客輸送機関を利用
した際に、利用者の所定期間内の利用回数または累積乗
車距離を利用者が所持する記録媒体に記録しておき、利
用者が次にその旅客輸送機関を利用した際に、利用者が
所持する記録媒体に記録された所定期間内の利用回数ま
たは累積乗車距離に応じて当該利用者の運賃を変更す
る。
【0016】また本発明では、利用者が旅客輸送機関の
乗合自動車等に乗車した際に、利用者が乗車した区間を
示す乗車区間情報を利用者が所持する記録媒体に記録し
ておき、利用者が所持する記録媒体に記録された乗車区
間情報が運賃負担付き広告の表示区間を示しているかど
うかを利用者が降車する際に調べ、乗車区間情報が運賃
負担付き広告の表示区間を示している場合に、その運賃
負担額に応じて当該利用者の運賃を変更する。
【0017】また本発明では、旅客輸送機関を利用する
利用者が当該旅客輸送機関の提携店舗を利用した際に、
その店舗が当該利用者の運賃を負担することを示す運賃
負担情報を利用者が所持する記録媒体に記録しておき、
利用者がその旅客輸送機関を利用した際に、利用者が所
持する記録媒体に記録された運賃負担情報の運賃負担額
に応じて当該利用者の運賃を変更する。
【0018】前記の様に本発明では、予めカードに記録
された情報により氏名や住所等の個人情報が対応付けら
れる定期券や後払い方式のカード等の種類に関わらず、
所定期間内の利用回数や累積距離に応じた運賃の割引が
行え、商店や団体が運賃の負担を行える様になる。
【0019】以上の様に本発明の運賃精算システムによ
れば、利用者が所持する記録媒体に記録された所定期間
内の利用回数または累積乗車距離に応じて当該利用者の
運賃を変更するので、利用者が乗り継ぎ申告をしなくて
も乗り継ぎ割引を行うことが可能である。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に利用者が利用した旅客輸送
機関の運賃を精算する一実施形態の運賃精算システムに
ついて説明する。
【0021】図1は本実施形態の運賃精算システムの概
略構成を示す図である。図1に示す様に本実施形態の精
算処理装置4は、利用状況記録処理部100と、運賃算
出処理部101と、運賃負担履歴記録処理部102とを
有している。
【0022】利用状況記録処理部100は、利用者が旅
客輸送機関を利用した際に、利用者の所定期間内の利用
回数または累積乗車距離、或いは利用者が乗車した区間
を示す乗車区間情報を利用者が所持するカード2に記録
する処理部である。
【0023】運賃算出処理部101は、利用者が所持す
るカード2に記録された所定期間内の利用回数または累
積乗車距離に応じて当該利用者の運賃を変更する処理、
利用者が所持するカード2に記録された乗車区間情報が
運賃負担付き広告の表示区間を示している場合に、その
運賃負担額に応じて当該利用者の運賃を変更する処理、
利用者が所持するカード2に記録された運賃負担情報の
運賃負担額に応じて当該利用者の運賃を変更する処理を
実行する処理部である。運賃負担履歴記録処理部102
は、乗合自動車で利用者の運賃を負担したことを示す運
賃負担履歴情報を記録する処理部である。
【0024】精算処理装置4を利用状況記録処理部10
0、運賃算出処理部101及び運賃負担履歴記録処理部
102として機能させる為のプログラムは、ROM等の
記録媒体に記録されて実行されるものとする。なお前記
プログラムを記録する記録媒体はROM以外の他の記録
媒体でも良い。
【0025】負担処理装置13は、運賃負担情報記録処
理部110と、運賃負担履歴記録処理部111とを有し
ている。運賃負担情報記録処理部110は、旅客輸送機
関を利用する利用者が当該旅客輸送機関の提携店舗を利
用した際に、その店舗が当該利用者の運賃を負担するこ
とを示す運賃負担情報を利用者が所持するカード2に記
録する処理部である。運賃負担履歴記録処理部111
は、提携店舗で利用者の運賃を負担したことを示す運賃
負担履歴情報を記録する処理部である。
【0026】負担処理装置13を運賃負担情報記録処理
部110及び運賃負担履歴記録処理部111として機能
させる為のプログラムは、CD−ROM等の記録媒体に
記録され磁気ディスク等に格納された後、メモリにロー
ドされて実行されるものとする。なお前記プログラムを
記録する記録媒体はCD−ROM以外の他の記録媒体で
も良い。
【0027】カード発券機1は、発券場所Xに設置さ
れ、乗合自動車の利用者が乗降時に利用する情報記録が
可能なカード2の発券を行う装置である。発券の際に利
用者が任意に性別や年齢を手入力で設定するか、発券操
作時にカード発券機1に備え付けられたカメラにより購
入者を写真撮影することにより、カード2に利用者の特
徴情報を記録させることができる。
【0028】カード2は、乗合自動車の利用者が所持す
る情報記録が可能な記録媒体である。なお、カード2の
媒体としては、磁気カード、接触式ICカード、非接触
式ICカードがあることも云うまでもない。またカード
2の利用が特定の者だけでなく乗合自動車を利用する者
が広く利用し、カード2の利用上の種類としては、発券
時に身分証明の必要のない前払い方式のカード以外に定
期券と後払いも含まれている。例えば、この定期券の中
には、定期券料金相当額を上限料金とし、利用状況に応
じた利用料金を定期券に書き込み、所定期間内で上限金
額未満であればその金額だけを後払いする際に用いられ
るものも含まれるものとする。
【0029】車内用カードリードライタ3は、乗合自動
車Yに設置され、乗合自動車の乗降時にカード2に対し
て乗車情報や運賃精算情報等の読み書きを行う装置であ
る。この車内用カードリードライタ3が物理的にカード
2と接触して読み書きをするか否かは、カード2自体の
媒体によって異なる。
【0030】精算処理装置4は、乗合自動車Yに設置さ
れ、乗合自動車Yを利用する利用者の運賃精算を行う装
置である。利用情報表示装置5は、乗合自動車Yに設置
され、カード2に記録された利用者の特徴等を表示する
装置である。
【0031】利用情報設定装置6は、乗合自動車Yに設
置され、利用情報表示装置5に表示された利用者の特徴
が実際に乗車した利用者の特徴と異なる場合にフラグ情
報を手入力により精算処理装置4に設定する装置であ
る。なお、カード2に記録された特徴と実際の特徴が不
一致であることを設定するフラグの記録は乗車時に精算
処理装置4に記録することとしているが、降車時でも良
いし、記録先はカード2でも良い。
【0032】現金収受機7は、乗合自動車Yに設置さ
れ、カード2による運賃精算の不足額を現金で収受する
装置である。広告表示装置8は、乗合自動車Yに設置さ
れ、乗合自動車内に広告を表示する装置である。
【0033】利用実績データ9は、精算処理装置4が利
用者の運賃精算の際に記録する乗合自動車の利用実績が
蓄積され、通信や電子媒体により外部に取り出しが可能
なデータである。広告表示による運賃負担と提携先商店
での買い物による運賃負担の決済は、利用実績データ9
に記録された情報に基づいて行われる。利用実績データ
9の保管場所は、乗合自動車Yでも良いが、乗合自動車
Yと通信手段により結ばれた他の場所でも良い。
【0034】広告管理テーブル10は、広告表示装置8
に表示する広告の表示情報を管理するテーブルである。
広告管理テーブル10に記録された広告の表示条件に従
って広告が広告表示装置8により表示される。また、広
告の表示時間帯に乗車していた乗合自動車の利用者の運
賃を負担する情報が記録されている。広告管理テーブル
10の保管場所は、乗合自動車Yでも良いが、乗合自動
車Yと通信手段により結ばれた他の場所でも良い。
【0035】広告ファイル11は、広告表示装置8に表
示する広告が記録されたファイルである。なお、本実施
形態の広告表示装置8と広告管理テーブル10と広告フ
ァイル11は広告表示の管理が不要の場合にはなくても
良い。広告ファイル11の保管場所は、乗合自動車Yで
も良いが、乗合自動車Yと通信手段により結ばれた他の
場所でも良い。
【0036】店舗用カードリードライタ12は、提携先
商店Zに設置され、カード2に対して乗合自動車の運賃
負担情報の読み書きを行う接触式か非接触式の装置であ
る。この店舗用カードリードライタ12が物理的にカー
ド2と接触して読み書きをするか否かは、カード2自体
の媒体によって異なる。
【0037】負担処理装置13は、提携先商店Zに設置
され、提携先商店Zが利用者の運賃を負担することを示
す運賃負担情報を利用者が所持するカード2に記録する
装置である。レジスター14は、提携先商店Zに設置さ
れ、提携先商店Zでの商品の販売に伴って現金の授受を
管理する装置である。
【0038】運賃負担履歴データ15は負担処理装置1
3が乗合自動車の運賃負担を行う際に記録する運賃負担
の履歴が蓄積され、通信や電子媒体により外部に取り出
しが可能なデータである。なお、履歴を蓄積する必要が
ない場合にはなくても良い。運賃負担履歴データ15の
保管場所は、提携先商店Zでも良いが、提携先商店Zと
通信手段により結ばれた他の場所でも良い。
【0039】レシート16は、レジスター14から出力
され、提携先商店Zで商品を購入したことを示すもので
ある。レジスター14と店舗用カードリードライタ12
が近接していない場合に、運賃負担の条件を満たしてい
るか否かの判断に用いる。
【0040】図2は本実施形態のカード2に格納される
データのデータ構成を示す図である。なお、図2におい
てカード2は、1つの乗降車情報を記録でき、提携先の
負担情報を1つ記録できるデータ構成であるが、記録で
きる乗降車情報は複数であっても良く、提携先の負担情
報が複数であっても良い。また、カード2は複数枚にな
っても良く、乗合自動車Yへの乗降を記録させる為のカ
ードと運賃の負担情報を記録するカードを分けても良
い。
【0041】カード番号61は、発行された複数のカー
ド2を識別する為の情報である。このカード番号61は
カード発券機1においてカード2が発券される際に設定
され、乗合自動車Yと提携先商店Zではカード番号61
の更新はできず、読み取りのみが行われる。
【0042】カード種類62は、カード2が前払いと後
払いと定期の何れの種類であるかを示す情報である。こ
のカード種類62はカード発券機1においてカード2が
発券される際に設定され、乗合自動車Yと提携先商店Z
ではカード種類62の更新はできず、読み取りのみとな
る。
【0043】利用者コード63は、カード2が発券時に
身分証明を必要とするカードである場合に、利用者個人
を特定する為の情報である。カード2が発券時に身分証
明を必要としない場合等では利用者コード63に情報が
設定されていなくても良い。この利用者コード63はカ
ード発券機1においてカード2が発券される際に設定さ
れ、乗合自動車Yと提携先商店Zでは利用者コード63
の更新はできず、読み取りのみが行われる。
【0044】利用者特徴64は、利用者の特徴を識別す
る性別や年齢の情報や利用者の顔写真等の画像情報であ
る。なお、性別や年齢は抽象的な内容であっても具体的
な内容であっても良い。また、顔写真の画像の代わりに
利用者自体を識別する体格や輪郭等の情報であっても良
い。この利用者特徴64はカード発券機1においてカー
ド2が発券される際にカード2に書き込まれるが、乗合
自動車Yの利用情報設定装置6によりカード2に書き込
まれても良い。
【0045】定期区間コード65は、カード2が定期券
である場合に定期乗車が可能な区間を示す情報である。
カード2が定期券以外の種類の場合には定期区間コード
65に情報が設定されていなくても良い。この定期区間
コード65はカード発券機1においてカード2が発券さ
れる際に設定され、乗合自動車Yと提携先商店Zでは定
期区間コード65の更新はできず、読み取りのみが行わ
れる。
【0046】乗車日時66は、利用者が乗合自動車Yに
乗車した日時を示す情報である。なお、この乗車日時6
6は乗合自動車Yに乗車した際に、乗車した日時と既に
乗車日時66に書き込まれていた日時が同一日であるか
を判定した上で乗車した日時がカード2に書き込まれ
る。
【0047】乗車場所コード67は、利用者が乗合自動
車に乗車した場所を示す情報である。この乗車場所コー
ド67は乗合自動車Yに乗車する際にカード2に書き込
まれる。降車場所コード68は、利用者が乗合自動車に
降車した場所を示す情報である。この降車場所コード6
8は乗合自動車Yから降車する際にカード2に書き込ま
れる。
【0048】乗車当日内乗車回数69は、乗合自動車Y
への乗車当日に他の乗合自動車でカード2により運賃精
算を行った回数を示す情報である。なお、乗車回数の代
わりに乗合自動車Yへの乗車当日に他の乗合自動車に乗
車した距離を示す情報を用いていても良い。この乗車当
日内乗車回数69は、乗合自動車Yに乗車した日時と既
に乗車日時66に書き込まれていた日時が同一日である
かを判定した上で、同一日でない場合には振り出しを示
す値に戻した上でカード2に書き込まれる。そして、こ
の乗車当日内乗車回数69は乗合自動車Yから降車する
際に値が加算されて書き込まれる。
【0049】提携先負担金額610は、提携先が運賃の
負担を行う金額を示す情報である。なお、金額の代わり
に金額を表すマークを用いても良い。この提携先負担金
額610は提携先商店Zで運賃負担を受けた際にカード
2に書き込まれる。
【0050】提携先利用日611は、提携先で運賃負担
を受けた日時を示す情報である。運賃負担の有効期限を
定めない場合は、このデータ項目はなくても良い。この
提携先利用日611は提携先商店Zで運賃負担を受けた
際にカード2に書き込まれる。
【0051】提携先コード612は、乗合自動車の運賃
を負担する提携先を示す情報である。この提携先コード
612は提携先商店Zで運賃負担を受けた際にカード2
に書き込まれる。
【0052】利用残金額613は、カード種類62が前
払いである場合の乗合自動車を利用できる金額を示す情
報である。なお、金額の代わりに利用回数や金額を表す
マークを用いても良い。また、利用残金額613の値
を、提携先から運賃負担を受ける際に提携先負担金額6
10に相当する金額を加算したものとした場合には、提
携先負担金額610のデータ項目を省略しても良い。こ
の利用残金額613は乗合自動車Yから降車する際に値
が減算された上でカード2に書き込まれる。
【0053】図3は本実施形態の利用実績データ9に格
納されるデータのデータ構成を示す図である。なお、図
3において利用実績データは、利用者の乗降を示す情報
と運賃の負担を示す情報を1つのデータ構成で表してい
るが、利用者の乗降を示す情報と運賃の負担を示す情報
は別のデータに分かれていても良い。
【0054】乗車番号71は、利用者の乗合自動車Yへ
の乗降を識別する為の情報である。なお、この情報には
特定の車両情報や特定の路線を示す情報が含まれていて
も良い。利用者が乗合自動車Yに乗車した際に、それを
識別する為のユニークな情報が利用実績データ9の乗車
番号71に書き込まれる。
【0055】乗車日時72は、利用者が乗合自動車Yに
乗車した日時を示す情報である。なお、乗合自動車Yに
乗車した日時の代わりに降車した日時を用いても良い
し、乗車した日時と降車した日時の双方を示すことがで
きる情報を用いても良い。この乗車日時72は乗合自動
車Yに乗車した際に、乗車した日時が利用実績データ9
に書き込まれる。
【0056】カード番号73は、利用者が乗合自動車Y
に乗車した際に用いたカード2のカード番号61に対応
した情報である。利用者がカード2を用いて乗合自動車
Yに乗車した際に、カード2に記録されていたカード番
号61が読み込まれて利用実績データ9のカード番号7
3に書き込まれる。
【0057】カード種類74は、利用者が乗車した際に
用いたカード2のカード種類62に対応したカード2が
前払いと後払いと定期の何れの種類であるかを示す情報
である。利用者がカード2を用いて乗合自動車Yに乗車
した際に、カード2に記録されていたカード種類62が
読み込まれて利用実績データ9のカード種類74に書き
込まれる。
【0058】利用者コード75は、利用者が乗合自動車
Yに乗車した際に用いたカード2の利用者コード63に
対応した利用者の特徴を識別する為の情報である。利用
者がカード2を用いて乗合自動車Yに乗車した際に、カ
ード2に記録されていた利用者コード63が読み込まれ
て利用実績データ9の利用者コード75に書き込まれ
る。
【0059】利用者特徴76は、利用者が乗合自動車Y
に乗車した際に用いたカード2の利用者特徴64に対応
した利用者の特徴を識別する為の情報である。利用者が
カード2を用いて乗合自動車Yに乗車した際に、カード
2に記録されていた利用者特徴64が読み込まれて利用
実績データ9の利用者特徴76に書き込まれる。
【0060】乗車場所コード77は、利用者が乗合自動
車Yに乗車した場所を示す情報である。利用者が乗車し
た際にその乗車場所を示す情報が利用実績データ9の乗
車場所コード77に書き込まれる。降車場所コード78
は、利用者が乗合自動Yに降車した場所を示す情報であ
る。利用者が降車する際に、その降車場所を示す情報が
利用実績データ9の降車場所コード78に書き込まれ
る。
【0061】提携先コード79は、利用者の乗合自動車
の運賃を負担する提携先を示す情報である。利用者が乗
合自動車Yから降車する際に、利用者以外が運賃を負担
した場合の運賃を負担する提携先を示す情報が利用実績
データ9の提携先コード79に書き込まれる。
【0062】提携先負担金額710は、利用者の乗合自
動車の運賃を提携先が負担する金額を示す情報である。
なお、金額の代わりに利用回数や金額を表すマークを用
いても良い。利用者が乗合自動車Yから降車する際に、
利用者以外が運賃を負担した場合の運賃を負担する金額
を示す情報が利用実績データ9の提携先負担金額710
に書き込まれる。
【0063】利用者運賃711は、利用者の運賃を示す
情報である。なお、この運賃に負担先の運賃を含めるか
否かは予め何れかに定めて置けば良い。またカード種類
74が後払いの場合には、利用者運賃711の金額を後
から利用者に請求する。また、カード種類74が定期の
場合には、定期区間外の運賃を示す情報となる。利用者
が降車する際に利用者の運賃を示す情報が利用実績デー
タ9の利用者運賃711に書き込まれる。
【0064】図4は本実施形態の広告管理テーブル10
に格納されるテーブルのテーブル構成を示す図である。
広告コード81は、乗合自動車内の広告表示装置8に表
示する広告を識別する為の情報である。広告コード81
は、乗合自動車内の広告表示装置8に表示する広告を識
別する為の情報である。この広告コード81は広告を表
示する前までに情報が記録されていれば良く、広告表示
装置8と精算処理装置4により読み込まれる。
【0065】表示開始時刻82は、乗合自動車内の広告
表示装置8への広告の表示を開始する時刻を示す情報で
ある。この表示開始時刻82は広告を表示する前までに
情報が記録されていれば良く、広告表示装置8と精算処
理装置4により読み込まれる。
【0066】表示終了時刻83は、乗合自動車内の広告
表示装置8への広告の表示を終了する時刻を示す情報で
ある。この表示終了時刻83は広告を表示する前までに
情報が記録されていれば良く、広告表示装置8と精算処
理装置4により読み込まれる。
【0067】表示場所コード84は、乗合自動車内の広
告表示装置8に広告を表示する乗合自動車の所在位置を
示す情報である。この表示場所コード84は広告を表示
する前までに情報が記録されていれば良く、広告表示装
置8と精算処理装置4により読み込まれる。
【0068】表示時間85は、乗合自動車内の広告表示
装置8に広告を表示する時間を示す情報である。この表
示時間85は広告を表示する前までに情報が記録されて
いれば良く、広告表示装置8により読み込まれる。
【0069】繰り返し回数86は、乗合自動車内の広告
表示装置8に広告を表示する繰り返し回数を示す情報で
ある。この繰り返し回数86は広告を表示する前までに
情報が記録されていれば良く、広告表示装置8により読
み込まれる。
【0070】提携先コード87は、乗合自動車内の広告
表示装置8に表示する広告の提携先を示す情報である。
この提携先コード87は広告を表示する前までに情報が
記録されていれば良く、広告表示装置8と精算処理装置
4により読み込まれる。
【0071】提携先負担金額88は、乗合自動車内の広
告表示装置8から広告が表示された間に乗車していた利
用者に提携先が運賃を負担する場合に、その負担金額を
示す情報である。なお、金額の代わりに金額を表すマー
クを用いても良い。この提携先負担金額88は広告を表
示する前までに情報が記録されていれば良く、広告表示
装置8と精算処理装置4により読み込まれる。
【0072】広告保存先89は、乗合自動車内の広告表
示装置8に表示する広告が保存されている広告ファイル
11を示す情報である。この広告保存先89は広告を表
示する前までに情報が記録されていれば良く、広告表示
装置8により読み込まれる。
【0073】図5は本実施形態の運賃負担履歴データ1
5に格納されるデータのデータ構成を示す図である。図
5は、本実施形態における運賃負担履歴データ15に格
納されるデータのデータ構成を示す図である。
【0074】運賃負担番号91は、乗合自動車の運賃負
担を識別する為の情報である。なお、この情報には特定
の車両情報や特定の路線を示す情報が含まれていても良
い。提携先商店Zで利用者のカード2に対して乗合自動
車Yの運賃負担をした際に、それを識別する為のユニー
クな情報が運賃負担履歴データ15の運賃負担番号91
に書き込まれる。
【0075】運賃負担日時92は、乗合自動車の運賃負
担を行った日時を示す情報である。提携先商店Zで利用
者のカード2に対して乗合自動車Yの運賃負担をした際
に、運賃負担を行った日時を示す情報が運賃負担履歴デ
ータ15の運賃負担日時92に書き込まれる。
【0076】カード番号93は、乗合自動車の運賃負担
を行う際に読み込んだカード2のカード番号61に対応
した情報である。提携先商店Zで利用者のカード2に対
して乗合自動車Yの運賃負担をした際に、カード2に記
録されていたカード番号61が読み込まれて運賃負担履
歴データ15のカード番号93に書き込まれる。
【0077】カード種類94は、乗合自動車の運賃負担
を行う際に読み込んだカード2のカード種類62に対応
した情報である。提携先商店Zで利用者のカード2に対
して乗合自動車Yの運賃負担をした際に、カード2に記
録されていたカード種類62が読み込まれて運賃負担履
歴データ15のカード種類94に書き込まれる。
【0078】利用者コード95は、乗合自動車の運賃負
担を行う際に読み込んだカード2の利用者コード63に
対応した情報である。提携先商店Zで利用者のカード2
に対して乗合自動車Yの運賃負担をした際に、カード2
に記録されていた利用者コード63が読み込まれて運賃
負担履歴データ15の利用者コード95に書き込まれ
る。
【0079】利用者特徴96は、乗合自動車の運賃負担
を行う際に読み込んだカード2のカード番号61に対応
した情報である。提携先商店Zで利用者のカード2に対
して乗合自動車Yの運賃負担をした際に、カード2に記
録されていた利用者特徴64が読み込まれて運賃負担履
歴データ15の利用者特徴96に書き込まれる。
【0080】提携先コード97は、乗合自動車の運賃負
担を行う提携先を示す情報である。なお、この情報は運
賃負担番号91の情報に含めても良い。提携先商店Zで
利用者のカード2に対して乗合自動車Yの運賃負担をし
た際に、運賃負担を行う提携先を示す情報が運賃負担履
歴データ15の提携先コード97に書き込まれる。
【0081】提携先負担金額98は、乗合自動車の運賃
を負担する金額を示す情報である。なお、金額の代わり
に利用回数や金額を表すマークを用いても良い。提携先
商店Zで利用者のカード2に対して乗合自動車Yの運賃
負担をした際に、運賃負担を行う金額を示す情報が運賃
負担履歴データ15の提携先負担金額98に書き込まれ
る。
【0082】図6は本実施形態のカード発行処理の処理
手順を示すフローチャートである。カード発券機1にお
いて、発券するカード2の種類を前払い、後払い、定期
等から選択し(ステップ11)、カード発券機1の操作
者が前記の発券するカード2を利用する利用者の特徴を
任意に設定するかカード発券機1に備え付けられたカメ
ラにより操作者を利用者として写真撮影することで利用
者の特徴を入力する(ステップ12)。なお、特徴の入
力は乗合自動車の乗車時にカード2が車内用カードリー
ドライタに読み込まれた際に利用者を確認して行っても
良い。
【0083】次に前記の発券するカードの代金の収受し
(ステップ13)、入力された利用者特徴を前記の発券
するカード2の利用者特徴64に登録して(ステップ1
4)、カード2を発券する(ステップ15)。
【0084】図7は本実施形態の提携先商店Zでの運賃
負担処理の処理手順を示すフローチャートである。本実
施形態の提携先商店Zにおいて、負担処理装置13の運
賃負担情報記録処理部110は、カード2に記録されて
いる情報を店舗用カードリードライタ12によって負担
処理装置13に読み取る(ステップ21)。
【0085】次に、定められたカード番号61の付番規
則と定められたカード種類と比較してカード2から読み
取ったカード番号61とカード種類62が定められた規
則と種類に合致するかを判定し、合致しない場合はカー
ド2が利用可能でないカード2として処理を終了する。
また合わせて、読み取った提携先利用日611が提携先
商店Zでカード2を読み取った日と同じである場合、定
められた負担上限額と読み取った提携先負担金額610
の値を比較し、提携先負担金額610が大きい場合には
上限額までの負担を受けているカード2として処理を終
了する(ステップ22)。
【0086】次に最大値を定められた負担上限額とした
上で、定められた負担上限額を前記読み取った提携先負
担金額610に加算し(ステップ23)、店舗用カード
リードライタ12を使ってカード2に対して前記加算さ
れた提携先負担金額610を更新し、提携先商店Zでカ
ード2を読み込んだ日を提携先利用日611に、定めら
れた提携先の識別情報を提携先コード612に対して書
き込む(ステップ24)。
【0087】次に負担処理装置13の運賃負担履歴記録
処理部111は、運賃負担履歴データ15に対して書き
込みを行い、運賃負担を識別する為の情報を運賃負担番
号91に、提携先商店Zでカード2を読み込んだ日時を
運賃負担日時92に、カード2から読み込んだカード番
号61をカード番号93に、カード2から読み込んだカ
ード種類62をカード種類94に、カード2から読み込
んだ利用者コード63を利用者コード95に、カード2
から読み込んだ利用者特徴64を利用者特徴96に、定
められた提携先の識別情報を提携先コード97に、前記
ステップ23で前記提携先負担金額に加算した値を提携
先負担金額98に記録する(ステップ25)。
【0088】図8は本実施形態の乗合自動車Yに乗車す
る際のカード処理の処理手順を示すフローチャートであ
る。本実施形態の精算処理装置4の利用状況記録処理部
100は、乗合自動車Yの車内用カードリードライタ3
において、カード2に記録されている情報を精算処理装
置4に読み取る(ステップ31)。
【0089】次に、定められたカード番号61の付番規
則と定められたカード種類と比較してカード2から読み
取ったカード番号61とカード種類62が定められた規
則と種類に合致するかを判定し、合致しない場合はカー
ド2が利用可能でないカード2として処理を終了する。
また合わせて、読み取った乗車日時66と乗合自動車Y
に乗車した日時が同一日であるか否かを判定し、同一日
でない場合はカード2から読み取った乗車当日内乗車回
数69を振り出しを示す値に戻す。また合わせて読み取
った提携先利用日611と乗合自動車Yに乗車した日時
が同一日であるか否かを判定し、同一日でない場合はカ
ード2から読み取った提携先負担金額610の値を0に
する(ステップ32)。勿論、乗車日時の日付の確認も
日付が同一ではなく所定期間内であっても良い。
【0090】次に利用実績データ9に対して書き込みを
行い、乗合自動車Yへの乗車を識別する為の情報を乗車
番号71に、乗合自動車Yへの乗車日時を乗車日時72
に、カード2から読み取ったカード番号61をカード番
号73に、カード2から読み取ったカード種類62をカ
ード種類74に、カード2から読み取った利用者コード
63を利用者コード75に、カード2から読み取った利
用者特徴64を利用者特徴76に、乗合自動車Yに乗車
した場所を示す情報を乗車場所コード77に記録する
(ステップ33)。
【0091】次に、カード2から読み取った利用者特徴
64を利用情報表示装置5に表示して(ステップ3
4)、乗合自動車Yの乗務員が実際に乗車した利用者の
特徴と同じであるのかを確認した上で(ステップ3
5)、不一致であると判断した場合は利用情報設定装置
6によりステップ33において記録した利用者特徴76
に不一致を示すフラグを登録する(ステップ36)。
【0092】次にカード2に対して書き込みを行い、乗
合自動車Yに乗車した日時を乗車日時66に、乗合自動
車Yに乗車した場所を示す情報を乗車場所コード67
に、ステップ32において読み取られた乗車当日内乗車
回数69が振り出しを示す値に戻されているのであれば
乗車当日内乗車回数69に振り出しを示す値を、ステッ
プ32において読み取られた提携先負担金額610の値
が0にされていれば提携先負担金額610の値に0を書
き込む(ステップ37)。
【0093】図9は本実施形態の乗合自動車Yから降車
する際のカード処理の処理手順を示すフローチャートで
ある。本実施形態の精算処理装置4の運賃算出処理部1
01は、乗合自動車Yの車内用カードリードライタ3に
おいて、カード2に記録されている情報を精算処理装置
4に読み取り、読み取ったカード番号61と乗車日時6
6に対応して利用実績データ9にカード番号73と乗車
日時72が記録されていない場合は定められたエラーを
返して処理を終える(ステップ41)。
【0094】次に、カード2から読み取った乗車場所コ
ード67とカード2を読み取った時点での乗合自動車Y
の位置を降車場所とした情報から乗車区間を算定する
(ステップ42)。続いて、カード2から読み取った定
期区間コード65が前記ステップ42で算定した乗車区
間に含まれるかどうかを、定められた乗合自動車Yの走
行経路情報から判断し、定められた乗合自動車Yの走行
経路毎の運賃情報により定期区間外の運賃を算定する
(ステップ43)。
【0095】次に、カード2から読み取った乗車当日内
乗車回数69が1回以上で且つカード2のカード番号6
1と乗車日時66に対応して記録された利用実績データ
9の利用者特徴76に不一致を示すフラグがないかを判
定する(ステップ44)。そのステップ44の判定で、
乗車当日内乗車回数69が1回以上で利用者特徴76に
不一致のフラグがない場合には、ステップ43で算出し
た定期区間外運賃から定められた初乗り分相当の金額を
差し引く(ステップ45)。
【0096】次に、カード2から読み取った提携先負担
金額610の値が0でないかを判定する。また合わせ
て、広告管理テーブル10の中に表示開始時刻82から
表示終了時刻83までの時間帯にカード2から読み取っ
た乗車日時66とカード2が読み取られた日時の何れか
が含まれ、且つ定められた乗合自動車Yの走行経路情報
との照合で表示場所コード84がステップ42で算定し
た乗車区間に含まれているレコードの中で、提携先負担
金額88に値が記録されているレコードがあるかを判定
する(ステップ46)。
【0097】次に、カード2から読み取った提携先負担
金額610の値が0でないか、前記ステップ46で広告
管理テーブルを検索して提携先負担金額88に値が記録
されているレコードがある場合は、提携先負担金額61
0と提携先負担金額88の中で最大の値を、前記ステッ
プ43で算定された定期区間外の運賃か、ステップ45
により初乗り分の補正を受けている場合にはステップ4
5で補正された運賃から差し引く(ステップ47)。な
お、減額する値は提携先負担金額610と提携先負担金
額88の中で最大の値ではなく、特定の上限値まで提携
先負担金額610と提携先負担金額88を合計した値を
用いても良いし、提携先負担金額610と提携先負担金
額88の何れかを優先させても良い。
【0098】次に、カード2から読み取ったカード種類
62に従って精算処理を行う。例えば、前記カードが前
払い方式のカードであれば、精算処理装置4の利用状況
記録処理部100は、車内用カードリードライタ3によ
りカード2から利用残金額613を読み取り、ステップ
43で算定された運賃、ステップ45で補正された運
賃、またはステップ47で補正された運賃を前記読み取
られた利用残金額613の値から減額した値をカード2
の利用残金額613に、カード2を読み取った時点での
乗合自動車Yの位置を降車場所とした降車場所を示す情
報を降車場所コード68に、カード2から読み取った乗
車当日内乗車回数69に1回分を加算してその加算した
乗車当日内乗車回数69をカード2に書き込む。但し、
カード2の利用残金額613の更新時に運賃の不足があ
る場合には、現金収受機7により不足額を現金で利用者
が精算するか、カード2以外のカードを車内用カードリ
ードライタ3から読み込ませて精算を行う。
【0099】また、カード2が後払い方式のカードであ
れば、車内用カードリードライタ3により、カード2を
読み取った時点での乗合自動車Yの位置を降車場所とし
た降車場所を示す情報を降車場所コード68に、カード
2から読み取った乗車当日内乗車回数69に1回分を加
算してその加算した乗車当日内乗車回数69をカード2
に書き込む。
【0100】また、カード2が定期券であれば、車内用
カードリードライタ3により、カード2を読み取った時
点での乗合自動車Yの位置を降車場所とした降車場所を
示す情報を降車場所コード68に、カード2から読み取
った乗車当日内乗車回数69に1回分を加算してその加
算した乗車当日内乗車回数69をカード2に書き込む。
但し、ステップ43で算定された運賃かステップ45で
補正された運賃かステップ47で補正された運賃が0で
ない場合には、現金収受機7により不足額を現金で利用
者が精算するか、カード2以外のカードを車内用カード
リードライタ3から読み込ませて精算を行う(ステップ
48)。
【0101】なお、特定のカード種類のみに本実施形態
の運賃精算システムを用いるのであれば、これら処理は
特定のカード種類のみのステップとなる。
【0102】次に精算処理装置4の運賃負担履歴記録処
理部102は、利用実績データ9に対して書き込みを行
い、カード2を読み取った時点での乗合自動車Yの位置
を降車場所とした降車場所を示す情報を降車場所コード
78に、前記ステップ47で運賃を差し引いた提携先負
担金額610と提携先負担金額88に対応する提携先コ
ード612か提携先コード87を提携先コード79に、
前記ステップ47で運賃を差し引いた提携先負担金額6
10と提携先負担金額88の値を提携先負担金額710
に、前記ステップ43で算定された運賃かステップ45
で補正された運賃かステップ47で補正された運賃を利
用者運賃711に記録する(ステップ49)。
【0103】図10は本実施形態の運賃負担の決済処理
の処理手順を示すフローチャートである。乗合自動車Y
の利用実績データ9を電子媒体に吸い上げるか通信手段
により、乗合自動車Yの外部で収集する(ステップ5
1)。なお、乗合自動車Yは1台であっても、複数台で
あっても良い。
【0104】次に、収集された利用実績データから運賃
を負担した提携先コード79をソートキーとして集計
し、合わせて利用者特徴76から運賃負担を受けた利用
者の特徴を集計する(ステップ52)。
【0105】次に、提携先コード79で識別される提携
先毎に負担額を請求するデータを作成し(ステップ5
3)、請求書の作成と(ステップ54)、請求先別に運
賃負担を受けた利用者特徴76を集計した利用報告書を
作成する(ステップ55)。
【0106】次に、請求書と利用報告書を提携先に送付
し(ステップ56)、決済する口座が開設されているか
を判定し(ステップ57)、決済する口座が開設されて
いる場合には引き落し日に所定の口座から自動引き落し
を行う(ステップ58)。
【0107】なお、この処理の際に、カード種類74が
後払いのデータについてもカード番号73をソートキー
として集計し、後払い金額の請求と決済を行っても良
い。また、提携先商店が記録する運賃負担履歴データ1
5と照合した上で決済を行っても良い。
【0108】図11は本実施形態の乗合自動車Yの利用
者の行動例を示す図である。利用者Aは乗合自動車Yの
利用者を示し、カード種類62が前払いのカード2を所
持している。この図11以降において示す乗合自動車2
11と乗合自動車212と乗合自動車213は、同じ運
賃精算システムを採用しており、その総称を前記の乗合
自動車Yとする。また、この図11以降において示す提
携先商店210と前記の提携先商店Zは同義のものとす
る。
【0109】時刻t1で利用者Aは停留所Aからカード
2を用いて図8で示した乗車処理により乗合自動車21
1に乗車する。次に、時刻t2で利用者Aは停留所Bお
いてカード2を用いて図9で示した降車処理により乗合
自動車211を降車する。次に、時刻t3で利用者Aは
提携先商店210においてカード2に対して図7で示し
た運賃負担処理により乗合自動車の運賃の負担を受け
る。次に、時刻t4で利用者Aは停留所Cからカード2
を用いて図8で示した乗車処理により乗合自動車212
に乗車する。次に、時刻t5で利用者Aは停留所Dにお
いてカード2を用いて図9で示した降車処理により乗合
自動車212を降車する。次に、時刻t6で利用者Aは
停留所Eからカード2を用いて図8で示した乗車処理に
より乗合自動車213に乗車する。次に、時刻t7で利
用者Aは停留所Fにおいてカード2により図9で示した
降車処理により乗合自動車213を降車する。
【0110】図12は本実施形態の区間別の運賃の適用
例を示す図である。運賃311は、乗車区間が停留所A
から停留所Bまでの、初乗り分の運賃(¥100)と距
離加算分の運賃(¥200)と、初乗りで広告表示によ
る運賃負担がある場合の運賃の合計(¥200)と、区
間内に広告管理テーブル10に記録された提携先の負担
する運賃の金額(¥100)を示している。
【0111】次に、運賃312は、乗車区間が停留所C
から停留所Dまでの、初乗り分の運賃(¥100)と距
離加算分の運賃(¥200)と初乗りの場合の運賃の合
計(¥300)と、区間内に広告管理テーブル10に記
録された提携先の負担する運賃の金額(¥0)を示して
いる。
【0112】次に、運賃313は、乗車区間が停留所E
から停留所Fまでの、初乗り分の運賃(¥100)と距
離加算分の運賃(¥200)と初乗りの場合の運賃の合
計(¥300)と、区間内に広告管理テーブル10に記
録された提携先の負担する運賃の金額(¥0)を示して
いる。
【0113】図13は本実施形態のカードの記録情報の
変化例を示す図である。ケース321は、図11で示し
た行動例に従い、カード種類62が前払いのカード2を
所持している利用者Aが図12で示した運賃の定められ
た乗合自動車Yの区間内で乗合自動車211に乗車し、
広告表示による運賃負担と提携先商店210からの運賃
負担を受け、乗合自動車212と乗合自動車213に乗
車した場合のカード2の利用残金額の変化を示してい
る。
【0114】ケース322は、カード種類62が前払い
のカード2を所持している利用者Aが図12で示した運
賃の定められた乗合自動車Yの区間内で、乗合自動車2
11に乗車し、提携先商店210から運賃の負担を受け
ず、乗合自動車212と乗合自動車213に乗車した場
合のカード2の利用残金額の変化を示している。
【0115】ケース323は、カード種類62が前払い
のカード2を所持している利用者Aが図12で示した運
賃の定められた乗合自動車Yの区間内で、乗合自動車2
11に乗車せず、提携先商店210から運賃の負担を受
けず、乗合自動車212と乗合自動車213に乗車した
場合のカード2の利用残金額の変化を示している。
【0116】購入時においては、ケース321もケース
322もケース323もカード2の利用残金額613は
同額(¥5、000)である。ケース321とケース3
22は乗合自動車Yの利用回数も利用区間も同じである
が、提携先商店210の利用後に運賃負担を受けたか否
かによりカード2の利用残金額613の値に差が出る。
また、ケース321と較べてケース323は乗合自動車
Yの利用回数が乗合自動車211に乗車しなかった分だ
け少ないが、ケース323は広告表示での運賃負担と提
携先商店210の利用後に運賃負担が受けられないた
め、利用残金額613の値はケース321の方が大き
い。
【0117】本実施形態では、旅客手段を乗合自動車と
し、運賃を負担する提携先を1つの商店としているが、
勿論、実際にはこれ以外の旅客手段と提携先があること
は云うまでもない。提携先の商店は乗合自動車の事業者
と提携し、乗合自動車の利用者に対して情報記録が可能
なカードを用いて運賃を一部負担する。
【0118】また、本実施形態では一度に利用できる運
賃の負担は1つとし、カード2に運賃負担情報が記録さ
れ、且つ利用者が乗車中に運賃負担付きの広告が表示さ
れた場合には、負担額が大きい方で負担をするものとし
ているが、複数の負担が一度に受けられるものとしても
良い。
【0119】この様な乗合自動車の運賃精算システムに
より、乗合自動車の事業者と路線周辺の商店や団体が提
携をすることで、紙片による非合理な作業を無くしてカ
ード処理により乗合自動車の運賃の負担を行うことが可
能となる。また利用者は乗合自動車や提携先商店を利用
する度にメリットを受けることができる。更に、提携先
商店に蓄積される負担履歴データと乗合自動車に蓄積さ
れる利用情報データを活用することで個別の利用者を対
象とした広告宣伝システムを提供できる。
【0120】前記の様に本実施形態によれば、情報記録
の可能なカードに乗車情報と合わせて利用者の特徴情報
と運賃の負担情報を記録し、乗合自動車等の乗降時に利
用状況の判別と運賃負担金額の判定を行うことにより、
乗降時に利用者が判別でき、所定期間内の利用回数や累
積距離に応じた運賃の割引が行え、商店や団体が運賃の
負担を行えるため、乗合自動車等の利便性を向上させる
ことができる。
【0121】以上説明した様に本実施形態の運賃精算シ
ステムによれば、利用者が所持する記録媒体に記録され
た所定期間内の利用回数または累積乗車距離に応じて当
該利用者の運賃を変更するので、利用者が乗り継ぎ申告
をしなくても乗り継ぎ割引を行うことが可能である。
【0122】また本実施形態の運賃精算システムによれ
ば、利用者が所持する記録媒体に記録された広告表示や
提携店舗の利用を示す情報に応じて当該利用者の運賃を
変更するので、利用者以外が運賃を負担するサービスを
効率的に行うことが可能である。
【0123】
【発明の効果】本発明によれば利用者が所持する記録媒
体に記録された所定期間内の利用回数または累積乗車距
離に応じて当該利用者の運賃を変更するので、利用者が
乗り継ぎ申告をしなくても乗り継ぎ割引を行うことが可
能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の運賃精算システムの概略構成を示
す図である。
【図2】本実施形態のカード2に格納されるデータのデ
ータ構成を示す図である。
【図3】本実施形態の利用実績データ9に格納されるデ
ータのデータ構成を示す図である。
【図4】本実施形態の広告管理テーブル10に格納され
るテーブルのテーブル構成を示す図である。
【図5】本実施形態の運賃負担履歴データ15に格納さ
れるデータのデータ構成を示す図である。
【図6】本実施形態のカード発行処理の処理手順を示す
フローチャートである。
【図7】本実施形態の提携先商店Zでの運賃負担処理の
処理手順を示すフローチャートである。
【図8】本実施形態の乗合自動車Yに乗車する際のカー
ド処理の処理手順を示すフローチャートである。
【図9】本実施形態の乗合自動車Yから降車する際のカ
ード処理の処理手順を示すフローチャートである。
【図10】本実施形態の運賃負担の決済処理の処理手順
を示すフローチャートである。
【図11】本実施形態の乗合自動車Yの利用者の行動例
を示す図である。
【図12】本実施形態の区間別の運賃の適用例を示す図
である。
【図13】本実施形態のカードの記録情報の変化例を示
す図である。
【符号の説明】
1…カード発券機、2…カード、3…車内用カードリー
ドライタ、4…精算処理装置、5…利用情報表示装置、
6…利用情報設定装置、7…現金収受機、8…広告表示
装置、9…利用実績データ、10…広告管理テーブル、
11…広告ファイル、12…店舗用カードリードライ
タ、13…負担処理装置、14…レジスター、15…運
賃負担履歴データ、16…レシート、100…利用状況
記録処理部、101…運賃算出処理部、102…運賃負
担履歴記録処理部、110…運賃負担情報記録処理部、
111…運賃負担履歴記録処理部、61…カード番号、
62…カード種類、63…利用者コード、64…利用者
特徴、65…定期区間コード、66…乗車日時、67…
乗車場所コード、68…降車場所コード、69…乗車当
日内乗車回数、610…提携先負担金額、611…提携
先利用日、612…提携先コード、613…利用残金
額、71…乗車番号、72…乗車日時、73…カード番
号、74…カード種類、75…利用者コード、76…利
用者特徴、77…乗車場所コード、78…降車場所コー
ド、79…提携先コード、710…提携先負担金額、7
11…利用者運賃、81…広告コード、82…表示開始
時刻、83…表示終了時刻、84…表示場所コード、8
5…表示時間、86…回数、87…提携先コード、88
…提携先負担金額、89…広告保存先、91…運賃負担
番号、92…運賃負担日時、93…カード番号、94…
カード種類、95…利用者コード、96…利用者特徴、
97…提携先コード、98…提携先負担金額、210…
提携先商店、211…乗合自動車、212…乗合自動
車、213…乗合自動車、311〜313…運賃、32
1〜323…ケース。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 利用者が利用した旅客輸送機関の運賃を
    精算する運賃精算方法において、 利用者が旅客輸送機関を利用した際に、利用者の所定期
    間内の利用回数または累積乗車距離を利用者が所持する
    記録媒体に記録するステップと、利用者が所持する記録
    媒体に記録された所定期間内の利用回数または累積乗車
    距離に応じて当該利用者の運賃を変更するステップとを
    有することを特徴とする運賃精算方法。
  2. 【請求項2】 前記記録媒体を所持する利用者の特徴と
    当該記録媒体に記録されている特徴情報とが一致する場
    合に当該利用者の運賃を変更することを特徴とする請求
    項1に記載された運賃精算方法。
  3. 【請求項3】 利用者が利用した旅客輸送機関の運賃を
    精算する運賃精算方法において、 利用者が旅客輸送機関を利用した際に、利用者が乗車し
    た区間を示す乗車区間情報を利用者が所持する記録媒体
    に記録するステップと、利用者が所持する記録媒体に記
    録された乗車区間情報が運賃負担付き広告の表示区間を
    示している場合に、その運賃負担額に応じて当該利用者
    の運賃を変更するステップとを有することを特徴とする
    運賃精算方法。
  4. 【請求項4】 利用者が利用した旅客輸送機関の運賃を
    精算する運賃精算方法において、 旅客輸送機関を利用する利用者が当該旅客輸送機関の提
    携店舗を利用した際に、その店舗が当該利用者の運賃を
    負担することを示す運賃負担情報を利用者が所持する記
    録媒体に記録するステップと、利用者が所持する記録媒
    体に記録された運賃負担情報の運賃負担額に応じて当該
    利用者の運賃を変更するステップとを有することを特徴
    とする運賃精算方法。
  5. 【請求項5】 利用者が利用した旅客輸送機関の運賃を
    精算する運賃精算システムにおいて、 利用者が旅客輸送機関を利用した際に、利用者の所定期
    間内の利用回数または累積乗車距離を利用者が所持する
    記録媒体に記録する利用状況記録処理部と、利用者が所
    持する記録媒体に記録された所定期間内の利用回数また
    は累積乗車距離に応じて当該利用者の運賃を変更する運
    賃算出処理部とを備えることを特徴とする運賃精算シス
    テム。
  6. 【請求項6】 利用者が利用した旅客輸送機関の運賃を
    精算する運賃精算システムにおいて、 利用者が旅客輸送機関を利用した際に、利用者が乗車し
    た区間を示す乗車区間情報を利用者が所持する記録媒体
    に記録する利用状況記録処理部と、利用者が所持する記
    録媒体に記録された乗車区間情報が運賃負担付き広告の
    表示区間を示している場合に、その運賃負担額に応じて
    当該利用者の運賃を変更する運賃算出処理部とを備える
    ことを特徴とする運賃精算システム。
  7. 【請求項7】 利用者が利用した旅客輸送機関の運賃を
    精算する運賃精算システムにおいて、 旅客輸送機関を利用する利用者が当該旅客輸送機関の提
    携店舗を利用した際に、その店舗が当該利用者の運賃を
    負担することを示す運賃負担情報を利用者が所持する記
    録媒体に記録する運賃負担情報記録処理部と、利用者が
    所持する記録媒体に記録された運賃負担情報の運賃負担
    額に応じて当該利用者の運賃を変更する運賃算出処理部
    とを備えることを特徴とする運賃精算システム。
  8. 【請求項8】 利用者が利用した旅客輸送機関の運賃を
    精算する運賃精算システムとしてコンピュータを機能さ
    せる為のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可
    能な記録媒体において、 利用者が旅客輸送機関を利用した際に、利用者の所定期
    間内の利用回数または累積乗車距離を利用者が所持する
    記録媒体に記録する利用状況記録処理部と、利用者が所
    持する記録媒体に記録された所定期間内の利用回数また
    は累積乗車距離に応じて当該利用者の運賃を変更する運
    賃算出処理部としてコンピュータを機能させる為のプロ
    グラムを記録したことを特徴とする記録媒体。
  9. 【請求項9】 利用者が利用した旅客輸送機関の運賃を
    精算する運賃精算システムとしてコンピュータを機能さ
    せる為のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可
    能な記録媒体において、 利用者が旅客輸送機関を利用した際に、利用者が乗車し
    た区間を示す乗車区間情報を利用者が所持する記録媒体
    に記録する利用状況記録処理部と、利用者が所持する記
    録媒体に記録された乗車区間情報が運賃負担付き広告の
    表示区間を示している場合に、その運賃負担額に応じて
    当該利用者の運賃を変更する運賃算出処理部としてコン
    ピュータを機能させる為のプログラムを記録したことを
    特徴とする記録媒体。
  10. 【請求項10】 利用者が利用した旅客輸送機関の運賃
    を精算する運賃精算システムとしてコンピュータを機能
    させる為のプログラムを記録したコンピュータ読み取り
    可能な記録媒体において、 旅客輸送機関を利用する利用者が当該旅客輸送機関の提
    携店舗を利用した際に、その店舗が当該利用者の運賃を
    負担することを示す運賃負担情報を利用者が所持する記
    録媒体に記録する運賃負担情報記録処理部と、利用者が
    所持する記録媒体に記録された運賃負担情報の運賃負担
    額に応じて当該利用者の運賃を変更する運賃算出処理部
    としてコンピュータを機能させる為のプログラムを記録
    したことを特徴とする記録媒体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013016102A (ja) * 2011-07-06 2013-01-24 Pioneer Electronic Corp 特典供与システム及び方法、並びにコンピュータプログラム及び記録媒体
JP2017173978A (ja) * 2016-03-22 2017-09-28 Jr東日本メカトロニクス株式会社 カード管理システム及びカード管理方法

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