JP2003162738A - 利用料金計算方法および利用料金計算システム - Google Patents

利用料金計算方法および利用料金計算システム

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JP2003162738A JP2001359575A JP2001359575A JP2003162738A JP 2003162738 A JP2003162738 A JP 2003162738A JP 2001359575 A JP2001359575 A JP 2001359575A JP 2001359575 A JP2001359575 A JP 2001359575A JP 2003162738 A JP2003162738 A JP 2003162738A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】たとえば、乗車券の購入申込みがあったとき、
申込み条件を満たす利用があった際には購入申込みに基
づく割引処理を行なうとともに、申込み条件を満たさな
い利用であった場合には当該利用に基づいた料金計算を
行なうことのできる利用料金計算方法および利用料金計
算システムを提供する。 【解決手段】利用料金後払い方式による交通機関や施設
の利用での利用料金の計算において、あらかじめインタ
ーネット等により割引利用の申請を行ない、申請にした
がって実際に利用があったなら、通常の利用料金よりも
割引料金が安価な場合には、割引を適用して請求額を求
める。また、実際の利用内容があらかじめ申請された内
容と異なる場合には、キャンセル料金の適用、割引条件
の変更、割引非適用を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば、ポスト
ペイサービス対応カードを用いた利用料金後払い方式に
よる交通機関や施設の利用での利用料金の計算を行なう
利用料金計算方法および利用料金計算システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】最近、各種チケットの申込みに関して、
インターネット網を利用して行なうシステムが検討され
ている。このシステムは、パーソナルコンピュータ(以
降、パソコンと略称する)などの端末装置から、インタ
ーネット網を介してチケットの購入申込みを行なうこと
により、チケットが郵送されるか、もしくは、チケット
を直接受取り、そのチケットで各種施設を利用するとい
うものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記システムにおいて
は、チケットを発行するものであり、そのチケットが使
用されたか否か、また、異なる条件で利用されたか否か
を判断するものではない。たとえば、上記システムにお
いて、5人以上の利用であれば割引されるという5枚セ
ットの団体乗車券を購入申込みしたケースを考える。こ
のケースにおいて、申込み後、利用者に欠員が生じた場
合の対応としては、団体乗車券の購入自体をキャンセル
するか、キャンセルしなければ5人分の乗車料金を支払
わなければならない。つまり、上記システムは、このよ
うな煩雑な手続を購入者(利用者)に強いているため、
購入者の購入機会を奪うことにもなっている。
【0004】そこで、本発明は、たとえば、乗車券の購
入申込みがあったとき、申込み条件を満たす利用があっ
た際には購入申込みに基づく割引処理を行なうととも
に、申込み条件を満たさない利用であった場合には当該
利用に基づいた料金計算を行なうことのできる利用料金
計算方法および利用料金計算システムを提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の利用料金計算方
法は、利用料金後払い方式による交通機関の利用での利
用料金の計算を行なうものであって、利用者があらかじ
めインターネット等により企画への参加に基づく特定区
間の乗車の利用を予約登録する第1のステップと、前記
利用者の複数の利用データを取得して、その複数の利用
データ内に前記予約登録された登録内容に対応する実際
の利用データが存在するか否かを判定する第2のステッ
プと、この第2のステップによる判定の結果、前記予約
登録された登録内容に対応する実際の利用データが存在
する場合、その利用データに基づき前記特定区間の乗車
の利用料金に対し所定の割引を適用して請求額を求める
第3のステップとを具備している。
【0006】また、本発明の利用料金計算方法は、利用
料金後払い方式による施設や交通機関の利用での利用料
金の計算を行なうものであって、複数名の家族に対して
与えられた固有の家族コードおよびその家族の人数をあ
らかじめ登録しておく第1のステップと、前記家族の利
用データを取得して、その利用データ内に前記家族で一
緒に利用したと認められる利用データが存在するか否か
を判定する第2のステップと、この第2のステップによ
る判定の結果、前記家族で一緒に利用したと認められる
利用データが存在する場合、その利用データに基づき当
該利用時の人数に応じた家族割引の割引率を適用して請
求額を求める第3のステップとを具備している。
【0007】また、本発明の利用料金計算方法は、利用
料金後払い方式による交通機関や施設の利用での利用料
金の計算を行なうものであって、複数名のグループで交
通機関や施設を利用する際、あらかじめインターネット
等により少なくとも利用日、利用人数、利用区間あるい
は利用施設を予約登録する第1のステップと、前記グル
ープ各人の利用データを取得して、その利用データ内に
前記グループで一緒に利用したと認められる利用データ
が存在するか否かを判定する第2のステップと、この第
2のステップによる判定の結果、前記グループで一緒に
利用したと認められる利用データが存在する場合、その
利用データに基づき当該利用時の人数に応じたグループ
割引の割引率を適用して請求額を求める第3のステップ
とを具備している。
【0008】また、本発明の利用料金計算方法は、利用
料金後払い方式による施設や交通機関の利用での利用料
金の計算を行なうものであって、施設や交通機関を利用
する際、利用者があらかじめインターネット等により少
なくとも利用日、利用人数、利用施設あるいは利用区間
を予約登録する第1のステップと、前記利用者の複数の
利用データを取得して、その複数の利用データ内に前記
予約登録された登録内容に対応する実際の利用データが
存在するか否かを判定する第2のステップと、この第2
のステップによる判定の結果、前記予約登録された登録
内容に対応する実際の利用データが存在する場合、その
利用データに基づき当該利用時の人数に応じた事前予約
割引の割引率を適用して請求額を求める第3のステップ
とを具備している。
【0009】また、本発明の利用料金計算システムは、
利用料金後払い方式による交通機関の利用での利用料金
の計算を行なうものであって、利用者があらかじめイン
ターネット等により企画への参加に基づく特定区間の乗
車の利用を予約登録する予約登録手段と、前記利用者の
複数の利用データを取得して、その複数の利用データ内
に前記予約登録手段により予約登録された登録内容に対
応する実際の利用データが存在するか否かを判定する判
定手段と、この判定手段による判定の結果、前記予約登
録手段により予約登録された登録内容に対応する実際の
利用データが存在する場合、その利用データに基づき前
記特定区間の乗車の利用料金に対し所定の割引を適用し
て請求額を求める演算手段とを具備している。
【0010】また、本発明の利用料金計算システムは、
利用料金後払い方式による施設や交通機関の利用での利
用料金の計算を行なうものであって、複数名の家族に対
して与えられた固有の家族コードおよびその家族の人数
をあらかじめ登録しておく登録手段と、前記家族の利用
データを取得して、その利用データ内に前記家族で一緒
に利用したと認められる利用データが存在するか否かを
判定する判定手段と、この判定手段による判定の結果、
前記家族で一緒に利用したと認められる利用データが存
在する場合、その利用データに基づき当該利用時の人数
に応じた家族割引の割引率を適用して請求額を求める演
算手段とを具備している。
【0011】また、本発明の利用料金計算システムは、
利用料金後払い方式による交通機関や施設の利用での利
用料金の計算を行なうものであって、複数名のグループ
で交通機関や施設を利用する際、あらかじめインターネ
ット等により少なくとも利用日、利用人数、利用区間あ
るいは利用施設を予約登録する予約登録手段と、前記グ
ループ各人の利用データを取得して、その利用データ内
に前記グループで一緒に利用したと認められる利用デー
タが存在するか否かを判定する判定手段と、この判定手
段による判定の結果、前記グループで一緒に利用したと
認められる利用データが存在する場合、その利用データ
に基づき当該利用時の人数に応じたグループ割引の割引
率を適用して請求額を求める演算手段とを具備してい
る。
【0012】さらに、本発明の利用料金計算システム
は、利用料金後払い方式による施設や交通機関の利用で
の利用料金の計算を行なうものであって、施設や交通機
関を利用する際、利用者があらかじめインターネット等
により少なくとも利用日、利用人数、利用施設あるいは
利用区間を予約登録する予約登録手段と、前記利用者の
複数の利用データを取得して、その複数の利用データ内
に前記予約登録手段により予約登録された登録内容に対
応する実際の利用データが存在するか否かを判定する判
定手段と、この判定手段による判定の結果、前記予約登
録手段により予約登録された登録内容に対応する実際の
利用データが存在する場合、その利用データに基づき当
該利用時の人数に応じた事前予約割引の割引率を適用し
て請求額を求める演算手段とを具備している。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は、本発明に係る利用
料金計算システムの構成を概略的に示すものである。こ
の利用料金計算システムは、たとえば、ポストペイサー
ビス対応カードを用いた利用料金後払い方式による交通
機関や施設の利用での利用料金の計算を行なうものであ
り、利用者が所持するポストペイサービス対応カードと
しての情報記録カード(以後、単にカードと略称する)
1、このカード1を処理するカード処理端末装置2、お
よび、このカード処理端末装置2の上位装置となるホス
ト装置としての処理センタ装置3、利用者が所持する端
末装置としてのパソコン4、および、このパソコン4と
処理センタ装置3とを互いに通信可能に接続するインタ
ーネット網5などにより構成されている。
【0014】カード1は、たとえば、非接触式のICカ
ード(いわゆる、無線カード)であり、内蔵する記憶手
段としてのEEPROMなどの不揮発性のメモリ6に
は、カード固有の番号であるカード番号、カードの有効
期限を示す有効期限情報、与信額超過による使用不可情
報、紛失盗難による使用不可情報、および、利用ログ情
報などが記録(記憶)されている。
【0015】カード処理端末装置2は、たとえば、交通
機関の駅に設置される自動改札装置、あるいは、遊興施
設や飲食店などの各種施設に設置されるカード処理端末
装置であり、内蔵する記憶手段としてのメモリ(たとえ
ば、磁気ディスク装置)7には、ネガデータ(紛失盗
難、与信額超過)、カードの1日の利用限度額、利用料
金の振替え(引き落とし)を行なう振替日、および、振
替え案内開始日などが記録(記憶)されている。また、
メモリ7には、利用者の利用データとしてのカードごと
の決済情報(カード番号、利用日、利用時間、利用場所
・機器・号機、利用区間など)が一時記憶され、必要に
応じて処理センタ装置3へ送信されるようになってい
る。
【0016】処理センタ装置3は、カード処理端末装置
2からの利用データの集計処理や、後で詳細を説明する
利用料金の計算処理などを行なうもので、記憶手段とし
てのメモリ(たとえば、磁気ディスク装置)8を内蔵し
ており、通信回線を介してカード処理端末装置2と接続
されている。
【0017】メモリ8には、カードごとのカード発行情
報(カード番号、カード種類情報、氏名や住所などの連
絡先情報、利用料金の振替えを行なう振替口座情報、1
箇月の与信額など)、カード処理端末装置2から送信さ
れる利用データとしてのカードごとの決済情報(カード
番号、家族コード、利用日、利用時間、利用場所・機器
・号機、利用区間、利用施設など)、後で詳細を説明す
る予約登録データ(利用日(乗車日)、家族コード、申
込人数、カード番号、利用区間、利用施設など)、およ
び、ネガデータ(紛失盗難、与信額超過)などが記録
(記憶)されている。
【0018】パソコン4は、利用者が所持する端末装置
で、後で詳細を説明する予約登録を行なうために用いる
ものであり、インターネット網5を介して処理センタ装
置3と接続されている。
【0019】次に、本実施の形態において適用される利
用料金の割引と、その割引を適用した利用料金の計算の
概要について具体的な例をあげて説明する。 (1)回数券相当割引(同一運賃区間の利用回数に応じ
た割引) ・同一運賃で土曜、日曜、祝日などの利用者数の少ない
第1の特定時間帯での利用の決済情報が第1の所定件数
分、たとえば、14件あった場合は10件分の運賃とし
て計算……土休日回数券運賃 ・同一運賃で平日10時〜16時、土曜、日曜、祝日な
どの上記土休日回数券運賃適用時間帯よりも利用者数が
多い第2の特定時間帯での利用の決済情報が上記第1の
所定件数分よりも少ない第2の所定件数分、たとえば、
12件あった場合は10件分の運賃として計算……昼間
回数券運賃 ・利用時間帯を特定せず、同一運賃の決済情報が上記第
2の所定件数分よりも少ない第3の所定件数分、たとえ
ば、11件あった場合は10件分の運賃として計算……
普通回数券運賃 (2)定期券相当割引(同一発着区間の利用回数に応じ
た割引) ・同一区間利用の決済情報が30件以上あった場合は該
当区間の定期券運賃とする。 (3)利用総額割引(利用料金の総額に応じた割引) ・たとえば、利用額3300円単位で、利用額を300
0円に割引くなど、利用総額に対して所定割合を割り引
く。以下に上記割引を適用した利用料金の計算の具体例
をあげる。 [例1] 定期券運賃適用区間の申請なしで、以下の決
済情報の場合 ・100円区間:11件 ・200円区間:35件(その内、同一区間の決済情報
が31件) ・300円区間:14件(その内、日曜と祝日利用の決
済情報が14件) ・400円区間: 2件 ・請求額A:1100+7000+4200+800=13100円……割引なし ・請求額B:1000+6400+3000+800=11200円……回数券相
当割引 ・請求額C:1000+(4800+800)+3000+800=10400円……定
期券相当割引(但し、200円区間の定期券運賃を48
00円とする) ・請求額D:3000×(13100/3300)+{13100-(13100/3300)
×3300}=12200 円……利 用総額割引 [例2] 上記[例1]を定期券運賃適用区間(定期券
運賃は4800円)の申請とした場合 ・100円区間:11件(その内、申請区間に完全に内
包する決済情報が7件) ・200円区間:35件(その内、申請区間に完全に内
包する決済情報が26件) ・300円区間:14件(その内、申請区間に一部内包
する決済情報が14件) ・400円区間: 2件(その内、申請区間に一部内包
する決済情報が2件) ・請求額A:1100+7000+4200+800=13100 円……割引な
し ・請求額B:1000+6400+3000+800=11200 円……回数券
相当割引 ・請求額D:3000×(13100/3300)+{13100-(13100/3300)
×3300}=12200 円……利 用総額割引 ・請求額E:400+(4800+1800)+1400+400=8800 円……定
期券運賃適用区間の申請の場合 (4)企画乗車券割引 イベントと交通機関などが連携してあらかじめ割引適用
期間を設定する。ポストペイサービス対応カードの所持
者は、事前にインターネット網などを用いて、当該企画
割引を利用する申請(利用する企画割引、カード番号、
利用日時など)を行ない、申請にしたがって実際に利用
があったなら、通常の乗車料金よりも企画割引料金が安
価な場合には、企画割引を適用して請求額を求める。 (5)家族割引 ポストペイサービス対応カードの所持者と家族割引契約
を結び、本人を含むその家族に固有の家族コードを与え
ておく(カード内に記憶しておく)。家族は、そのカー
ドを利用し、処理センタ装置で利用データを処理する。
その際、家族で一緒に利用したと認められる場合(同一
日時かつ同一区間の乗車など)には、利用料金に家族割
引を適用して請求額を求める。 (6)グループ割引 グループで交通機関や施設を利用する場合に、事前にイ
ンターネット網などを用いて、グループ各人のカード番
号、利用日時、目的駅などの情報を申請し、申請にした
がって実際に利用があったなら、グループ割引を適用し
て請求額を求める。 (7)事前予約割引 遊興施設や飲食店などの利用を、事前にインターネット
網などを用いて予約登録する(利用する施設、カード番
号、利用日時など)。予約にしたがって実際に利用があ
ったなら、施設利用料金や乗車料金に事前予約割引を適
用して請求額を求める。以上の計算が次に説明する計算
処理によって行なわれる。
【0020】次に、カード1を用いた利用料金の計算処
理について説明する。なお、以下に説明する処理は主に
処理センタ装置3において行なわれる。まず、第1の実
施の形態に係る企画乗車券割引の計算処理について図2
〜図16に示すフローチャートを参照して説明する。企
画乗車券割引は、あらかじめ利用者がパソコン4を用い
て、処理センタ装置3に対し企画乗車券割引を利用する
申請(予約登録)を行なう。すなわち、利用者はパソコ
ン4から乗車日、申込企画割引、申込カード番号を入力
することにより、インターネット網5を介して処理セン
タ装置3へ送信する。処理センタ装置3は、これらのデ
ータを受信すると、企画乗車券割引の予約登録データと
してメモリ8に格納する。
【0021】計算処理が開始されると、図2のフローチ
ャートに示すように、まず、企画乗車券割引の予約登録
データ(乗車日、申込企画割引条件、申込カード番号)
に登録された乗車日の決済情報を集計し(ステップS1
11)、該当する決済情報が存在するか否かをチェック
する(ステップS112)。このチェックの結果、該当
する決済情報が存在しない場合は処理を終了し、存在す
る場合はその決済情報の内容が予約登録データに登録さ
れた申込企画割引条件に該当するか否かをチェックする
(ステップS113)。このチェックの結果、申込企画
割引条件に該当しない場合は処理を終了し、申込企画割
引条件に該当する場合は、その決済情報の運賃(利用料
金)を企画乗車券割引を適用して計算する(ステップS
114)。
【0022】以下、ステップS114における計算処理
について図3〜図16に示すフローチャートを参照して
詳細に説明する。まず、定期券運賃適用区間の申請があ
るか否かをチェックする(ステップS1)。なお、定期
券運賃適用区間の申請の有無は、あらかじめ利用者から
の申請によって行なわれ、たとえば、メモリ8内にフラ
グの形で登録される。
【0023】ステップS1のチェックの結果、定期券運
賃適用区間の申請がない場合、メモリ8に格納されてい
る利用者の各決済情報(カード番号、家族コード、利用
日、利用時間、利用場所・機器・号機、利用区間、利用
施設など)を参照することにより、各決済情報の利用区
間から運賃を算出し(ステップS2)、算出した運賃の
合計金額を求めて請求額Aとする(ステップS3)。
【0024】次に、ステップS2で算出した運賃別の決
済情報の件数(運賃別の乗車件数)をカウントし(ステ
ップS4)、その乗車件数が所定値(たとえば、14件
とする)以上か否かをチェックする(ステップS5)。
このチェックの結果、乗車件数が14件以上ある場合、
乗車日が土曜、日曜、休日の終日の件数が所定値(たと
えば、前述した具体例から14件とする)以上か否かを
チェックし(ステップS6)、14件以上ない場合はス
テップS5に戻り、上記同様な動作を繰り返す。
【0025】ステップS6のチェックの結果、14件以
上ある場合、14件に対する合計運賃に対し該当運賃に
対応する土休日回数券運賃を適用し(ステップS7)、
その合計運賃を請求額Bに加算する(ステップS8)。
次に、該当運賃の乗車件数から14件を減算して(ステ
ップS9)、ステップS5に戻り、上記同様な動作を繰
り返す。
【0026】ステップS5のチェックの結果、乗車件数
が14件以上でなくなった場合、次に乗車件数が所定値
(たとえば、12件)以上か否かをチェックする(ステ
ップS10)。このチェックの結果、乗車件数が12件
以上ある場合、乗車日が平日の10時〜16時、あるい
は、土曜、日曜、休日の終日の件数が所定値(たとえ
ば、前述した具体例から12件とする)以上か否かをチ
ェックし(ステップS11)、12件以上ない場合はス
テップS10に戻り、上記同様な動作を繰り返す。
【0027】ステップS11のチェックの結果、12件
以上ある場合、12件に対する合計運賃に対し該当運賃
に対応する昼間回数券運賃を適用し(ステップS1
2)、その合計運賃を請求額Bに加算する(ステップS
13)。次に、該当運賃の乗車件数から12件を減算し
て(ステップS14)、ステップS10に戻り、上記同
様な動作を繰り返す。
【0028】ステップS10のチェックの結果、乗車件
数が12件以上でなくなった場合、次に乗車件数が所定
値(たとえば、11件)以上か否かをチェックする(ス
テップS15)。このチェックの結果、乗車件数が11
件以上ある場合、11件に対する合計運賃に対し該当運
賃に対応する普通回数券運賃を適用し(ステップS1
6)、その合計運賃を請求額Bに加算する(ステップS
17)。次に、該当運賃の乗車件数から11件を減算し
て(ステップS18)、ステップS15に戻り、上記同
様な動作を繰り返す。
【0029】ステップS15のチェックの結果、乗車件
数が11件以上でなくなった場合、運賃別の残件数に対
し該当運賃をそのまま適用し、請求額Bに加算する(ス
テップS19)。次に、各決済情報を同一利用区間で集
計し(ステップS20)、その集計した利用区間ごとの
件数を集計する(ステップS21)。
【0030】次に、ステップS21で集計した件数が所
定値(たとえば、30件とする)以上か否かをチェック
する(ステップS22)。このチェックの結果、30件
以上ある場合、該当利用区間に対する合計運賃に対し該
当運賃に対応する定期券運賃を適用し(ステップS2
3)、その合計運賃を請求額Cに加算して(ステップS
24)、ステップS22に戻り、上記同様な動作を繰り
返す。
【0031】ステップS22のチェックの結果、件数が
30件以上でなくなった場合、件数が30件未満であっ
た利用区間の決済情報を運賃別に再集計し、運賃ごとの
件数をカウントする(ステップS25)。次に、ステッ
プS25でカウントした乗車件数が所定値(たとえば、
14件とする)以上か否かをチェックする(ステップS
26)。このチェックの結果、乗車件数が14件以上あ
る場合、乗車日が土曜、日曜、休日の終日の件数が所定
値(たとえば、前述した具体例から14件とする)以上
か否かをチェックし(ステップS27)、14件以上な
い場合はステップS26に戻り、上記同様な動作を繰り
返す。
【0032】ステップS27のチェックの結果、14件
以上ある場合、14件に対する合計運賃に対し該当運賃
に対応する土休日回数券運賃を適用し(ステップS2
8)、その合計運賃を請求額Cに加算する(ステップS
29)。次に、該当運賃の乗車件数から14件を減算し
て(ステップS30)、ステップS26に戻り、上記同
様な動作を繰り返す。
【0033】ステップS26のチェックの結果、乗車件
数が14件以上でなくなった場合、次に乗車件数が所定
値(たとえば、12件)以上か否かをチェックする(ス
テップS31)。このチェックの結果、乗車件数が12
件以上ある場合、乗車日が平日の10時〜16時、ある
いは、土曜、日曜、休日の終日の件数が所定値(たとえ
ば、前述した具体例から12件とする)以上か否かをチ
ェックし(ステップS32)、12件以上ない場合はス
テップS31に戻り、上記同様な動作を繰り返す。
【0034】ステップS32のチェックの結果、12件
以上ある場合、12件に対する合計運賃に対し該当運賃
に対応する昼間回数券運賃を適用し(ステップS3
3)、その合計運賃を請求額Cに加算する(ステップS
34)。次に、該当運賃の乗車件数から12件を減算し
て(ステップS35)、ステップS31に戻り、上記同
様な動作を繰り返す。
【0035】ステップS31のチェックの結果、乗車件
数が12件以上でなくなった場合、次に乗車件数が所定
値(たとえば、11件)以上か否かをチェックする(ス
テップS36)。このチェックの結果、乗車件数が11
件以上ある場合、11件に対する合計運賃に対し該当運
賃に対応する普通回数券運賃を適用し(ステップS3
7)、その合計運賃を請求額Cに加算する(ステップS
38)。次に、該当運賃の乗車件数から11件を減算し
て(ステップS39)、ステップS36に戻り、上記同
様な動作を繰り返す。
【0036】ステップS36のチェックの結果、乗車件
数が11件以上でなくなった場合、運賃別の残件数に対
し該当運賃をそのまま適用し、請求額Cに加算する(ス
テップS40)。次に、[3000×(請求額A/33
00)+{請求額A−(請求額A/3300)×330
0}]なる計算を行なうことにより、請求額Dを求める
(ステップS41)。すなわち、これは利用総額割引の
計算を行なうものである。
【0037】次に、メモリ8内の予約登録データを参照
することにより、当該利用者による企画乗車券割引の申
請(予約登録)があるか否かをチェックし(ステップS
42)、企画乗車券割引の申請がない場合、上記のよう
にして求めた請求額A、請求額B、請求額C、請求額D
を比較することにより、それらのうち最も低額のものを
当該利用者に対する最終的な請求額とし(ステップS4
3)、計算処理を終了する。
【0038】ステップS42のチェックの結果、企画乗
車券割引の申請がある場合はステップS44(図8参
照)に進む。ステップS44では、申込企画割引条件に
該当する決済情報(カード番号、家族コード、利用日、
利用時間、利用場所・機器・号機、利用区間、利用施設
など)を参照することにより、決済情報の利用区間にお
ける合計運賃に対し企画乗車券割引を適用し、その合計
運賃を請求額A′とする。
【0039】次に、ステップS44の計算で用いた決済
情報(企画乗車券割引に該当する決済情報)を除いたそ
の他の決済情報を参照することにより、各決済情報の利
用区間から運賃を算出し、この算出した運賃の合計金額
を求めて、割引なしの請求額とし、この割引なしの請求
額をステップS44で求めた企画乗車券割引の請求額
A′に加算する(ステップS45)。
【0040】次に、ステップS44と同様に、申込企画
割引条件に該当する決済情報を参照することにより、決
済情報の利用区間における合計運賃に対し企画乗車券割
引を適用し、その合計運賃を請求額B′とする(ステッ
プS46)。次に、ステップS46の計算で用いた決済
情報(企画乗車券割引に該当する決済情報)を除いたそ
の他の決済情報に対し、前述した請求額Bと同様な計算
方法により、回数券相当割引を適用した請求額を求め、
この求めた請求額をステップS46で求めた企画乗車券
割引の請求額B′に加算する(ステップS47)。
【0041】次に、ステップS44と同様に、申込企画
割引条件に該当する決済情報を参照することにより、決
済情報の利用区間における合計運賃に対し企画乗車券割
引を適用し、その合計運賃を請求額C′とする(ステッ
プS48)。次に、ステップS48の計算で用いた決済
情報(企画乗車券割引に該当する決済情報)を除いたそ
の他の決済情報に対し、前述した請求額Cと同様な計算
方法により、定期券相当割引を適用した請求額を求め、
この求めた請求額をステップS48で求めた企画乗車券
割引の請求額C′に加算する(ステップS49)。
【0042】次に、ステップS44と同様に、申込企画
割引条件に該当する決済情報を参照することにより、決
済情報の利用区間における合計運賃に対し企画乗車券割
引を適用し、その合計運賃を請求額D′とする(ステッ
プS50)。次に、ステップS50の計算で用いた決済
情報(企画乗車券割引に該当する決済情報)を除いたそ
の他の決済情報に対し、前述した請求額Dと同様な計算
方法により、利用総額割引を適用した請求額を求め、こ
の求めた請求額をステップS50で求めた企画乗車券割
引の請求額D′に加算する(ステップS51)。
【0043】次に、上記のようにして求めた請求額A、
請求額B、請求額C、請求額D、請求額A′、請求額
B′、請求額C′、請求額D′を比較することにより、
それらのうち最も低額のものを当該利用者に対する最終
的な請求額とし(ステップS52)、計算処理を終了す
る。
【0044】一方、前記ステップS1のチェックの結
果、定期券運賃適用区間の申請があった場合はステップ
S53(図9参照)に進む。ステップS53では、メモ
リ8に格納されている利用者の各決済情報(カード番
号、家族コード、利用日、利用時間、利用場所・機器・
号機、利用区間、利用施設など)を参照することによ
り、各決済情報の利用区間から運賃を算出する。そし
て、算出した運賃の合計金額を求めて請求額Aとする
(ステップS54)。
【0045】次に、ステップS54で算出した運賃別の
決済情報の件数(運賃別の乗車件数)をカウントし(ス
テップS55)、その乗車件数が所定値(たとえば、1
4件とする)以上か否かをチェックする(ステップS5
6)。このチェックの結果、乗車件数が14件以上ある
場合、乗車日が土曜、日曜、休日の終日の件数が所定値
(たとえば、前述した具体例から14件とする)以上か
否かをチェックし(ステップS57)、14件以上ない
場合はステップS56に戻り、上記同様な動作を繰り返
す。
【0046】ステップS57のチェックの結果、14件
以上ある場合、14件に対する合計運賃に対し該当運賃
に対応する土休日回数券運賃を適用し(ステップS5
8)、その合計運賃を請求額Bに加算する(ステップS
59)。次に、該当運賃の乗車件数から14件を減算し
て(ステップS60)、ステップS56に戻り、上記同
様な動作を繰り返す。
【0047】ステップS56のチェックの結果、乗車件
数が14件以上でなくなった場合、次に乗車件数が所定
値(たとえば、12件)以上か否かをチェックする(ス
テップS61)。このチェックの結果、乗車件数が12
件以上ある場合、乗車日が平日の10時〜16時、ある
いは、土曜、日曜、休日の終日の件数が所定値(たとえ
ば、前述した具体例から12件とする)以上か否かをチ
ェックし(ステップS62)、12件以上ない場合はス
テップS61に戻り、上記同様な動作を繰り返す。
【0048】ステップS62のチェックの結果、12件
以上ある場合、12件に対する合計運賃に対し該当運賃
に対応する昼間回数券運賃を適用し(ステップS6
3)、その合計運賃を請求額Bに加算する(ステップS
64)。次に、該当運賃の乗車件数から12件を減算し
て(ステップS65)、ステップS61に戻り、上記同
様な動作を繰り返す。
【0049】ステップS61のチェックの結果、乗車件
数が12件以上でなくなった場合、次に乗車件数が所定
値(たとえば、11件)以上か否かをチェックする(ス
テップS66)。このチェックの結果、乗車件数が11
件以上ある場合、11件に対する合計運賃に対し該当運
賃に対応する普通回数券運賃を適用し(ステップS6
7)、その合計運賃を請求額Bに加算する(ステップS
68)。次に、該当運賃の乗車件数から11件を減算し
て(ステップS69)、ステップS66に戻り、上記同
様な動作を繰り返す。
【0050】ステップS66のチェックの結果、乗車件
数が11件以上でなくなった場合、運賃別の残件数に対
し該当運賃をそのまま適用し、請求額Bに加算する(ス
テップS70)。次に、[3000×(請求額A/33
00)+{請求額A−(請求額A/3300)×330
0}]なる計算を行なうことにより、請求額Dを求める
(ステップS71)。すなわち、これは利用総額割引の
計算を行なうものである。
【0051】次に、申請された定期券運賃適用区間(以
下、これを申請区間ともいう)に対応する定期券運賃を
求め、それを請求額Eとする(ステップS72)。次
に、未比較の決済情報があるか否かをチェックし(ステ
ップS73)、あれば決済情報の利用区間と申請区間と
を比較し、利用区間が申請区間に全く含まれない(外包
する)か否かをチェックする(ステップS74,S7
5)。
【0052】このチェックの結果、利用区間が申請区間
に全く含まれない(外包する)場合、利用区間が申請区
間に全く含まれていない決済情報を運賃別に集計し、運
賃ごとの件数をカウントして(ステップS76)、ステ
ップS73に戻り、上記同様な動作を繰り返す。
【0053】上記チェックの結果、利用区間が申請区間
に含まれる(内包する)場合、全利用区間が申請区間に
内包するか否かをチェックし(ステップS77)、全利
用区間が申請区間に内包すれば請求額Eの加算対象外と
して(ステップS78)、ステップS73に戻り、上記
同様な動作を繰り返す。ステップS77のチェックの結
果、全利用区間が申請区間に内包しない場合(一部内包
する)、内包しない区間を乗越し精算扱いし、その精算
額を請求額Eに加算して(ステップS79)、ステップ
S73に戻り、上記同様な動作を繰り返す。
【0054】一方、ステップS73のチェックの結果、
決済情報がない場合はステップS80(図13参照)に
進む。ステップS80では、乗車件数が所定値(たとえ
ば、14件とする)以上か否かをチェックする。このチ
ェックの結果、乗車件数が14件以上ある場合、乗車日
が土曜、日曜、休日の終日の件数が所定値(たとえば、
前述した具体例から14件とする)以上か否かをチェッ
クし(ステップS81)、14件以上ない場合はステッ
プS80に戻り、上記同様な動作を繰り返す。
【0055】ステップS81のチェックの結果、14件
以上ある場合、14件に対する合計運賃に対し該当運賃
に対応する土休日回数券運賃を適用し(ステップS8
2)、その合計運賃を請求額Eに加算する(ステップS
83)。次に、該当運賃の乗車件数から14件を減算し
て(ステップS84)、ステップS80に戻り、上記同
様な動作を繰り返す。
【0056】ステップS80のチェックの結果、乗車件
数が14件以上でなくなった場合、次に乗車件数が所定
値(たとえば、12件)以上か否かをチェックする(ス
テップS85)。このチェックの結果、乗車件数が12
件以上ある場合、乗車日が平日の10時〜16時、ある
いは、土曜、日曜、休日の終日の件数が所定値(たとえ
ば、前述した具体例から12件とする)以上か否かをチ
ェックし(ステップS86)、12件以上ない場合はス
テップS75に戻り、上記同様な動作を繰り返す。
【0057】ステップS86のチェックの結果、12件
以上ある場合、12件に対する合計運賃に対し該当運賃
に対応する昼間回数券運賃を適用し(ステップS8
7)、その合計運賃を請求額Eに加算する(ステップS
88)。次に、該当運賃の乗車件数から12件を減算し
て(ステップS89)、ステップS85に戻り、上記同
様な動作を繰り返す。
【0058】ステップS85のチェックの結果、乗車件
数が12件以上でなくなった場合、次に乗車件数が所定
値(たとえば、11件)以上か否かをチェックする(ス
テップS90)。このチェックの結果、乗車件数が11
件以上ある場合、11件に対する合計運賃に対し該当運
賃に対応する普通回数券運賃を適用し(ステップS9
1)、その合計運賃を請求額Eに加算する(ステップS
92)。次に、該当運賃の乗車件数から11件を減算し
て(ステップS93)、ステップS90に戻り、上記同
様な動作を繰り返す。
【0059】ステップS90のチェックの結果、乗車件
数が11件以上でなくなった場合、運賃別の残件数に対
し該当運賃をそのまま適用し、請求額Eに加算する(ス
テップS94)。次に、メモリ8内の予約登録データを
参照することにより、当該利用者による企画乗車券割引
の申請(予約登録)があるか否かをチェックし(ステッ
プS95)、企画乗車券割引の申請がない場合、上記の
ようにして求めた請求額A、請求額B、請求額D、請求
額Eを比較することにより、それらのうち最も低額のも
のを当該利用者に対する最終的な請求額とし(ステップ
S96)、計算処理を終了する。
【0060】ステップS95のチェックの結果、企画乗
車券割引の申請がある場合はステップS97(図16参
照)に進む。ステップS97では、申込企画割引条件に
該当する決済情報(カード番号、家族コード、利用日、
利用時間、利用場所・機器・号機、利用区間、利用施設
など)を参照することにより、決済情報の利用区間にお
ける合計運賃に対し企画乗車券割引を適用し、その合計
運賃を請求額A′とする。
【0061】次に、ステップS97の計算で用いた決済
情報(企画乗車券割引に該当する決済情報)を除いたそ
の他の決済情報を参照することにより、各決済情報の利
用区間から運賃を算出し、この算出した運賃の合計金額
を求めて、割引なしの請求額とし、この割引なしの請求
額をステップS97で求めた企画乗車券割引の請求額
A′に加算する(ステップS98)。
【0062】次に、ステップS97と同様に、申込企画
割引条件に該当する決済情報を参照することにより、決
済情報の利用区間における合計運賃に対し企画乗車券割
引を適用し、その合計運賃を請求額B′とする(ステッ
プS99)。次に、ステップS99の計算で用いた決済
情報(企画乗車券割引に該当する決済情報)を除いたそ
の他の決済情報に対し、前述した請求額Bと同様な計算
方法により、回数券相当割引を適用した請求額を求め、
この求めた請求額をステップS99で求めた企画乗車券
割引の請求額B′に加算する(ステップS100)。次
に、ステップS97と同様に、申込企画割引条件に該当
する決済情報を参照することにより、決済情報の利用区
間における合計運賃に対し企画乗車券割引を適用し、そ
の合計運賃を請求額D′とする(ステップS101)。
次に、ステップS101の計算で用いた決済情報(企画
乗車券割引に該当する決済情報)を除いたその他の決済
情報に対し、前述した請求額Dと同様な計算方法によ
り、利用総額割引を適用した請求額を求め、この求めた
請求額をステップS101で求めた企画乗車券割引の請
求額D′に加算する(ステップS102)。
【0063】次に、ステップS97と同様に、申込企画
割引条件に該当する決済情報を参照することにより、決
済情報の利用区間における合計運賃に対し企画乗車券割
引を適用し、その合計運賃を請求額E′とする(ステッ
プS103)。次に、ステップS103の計算で用いた
決済情報(企画乗車券割引に該当する決済情報)を除い
たその他の決済情報に対し、前述した請求額Eと同様な
計算方法により、定期券運賃申請適用の請求額を求め、
この求めた請求額をステップS103で求めた企画乗車
券割引の請求額E′に加算する(ステップS104)。
【0064】次に、上記のようにして求めた請求額A、
請求額B、請求額D、請求額E、請求額A′、請求額
B′、請求額D′、請求額E′を比較することにより、
それらのうち最も低額のものを当該利用者に対する最終
的な請求額とし(ステップS105)、計算処理を終了
する。
【0065】次に、第2の実施の形態に係る家族割引の
計算処理について図17、図18に示すフローチャート
を参照して説明する。家族割引は、利用した家族の人数
により最高割引、基本割引、最低割引のように割引率が
異なるようになっている。そして、この場合、カード1
の発行時に、メモリ6に固有の家族コードが記憶される
とともに、処理センタ装置3内のメモリ8に当該カード
の家族データ(家族人数やカード番号など)が登録(記
憶)される。
【0066】計算処理が開始されると、まず、メモリ8
内の決済情報を家族コード単位で集計する(ステップS
201)。次に、ステップS201で集計した決済情報
を利用日時単位で再集計する(ステップS202)。次
に、ステップS202で再集計した決済情報に同じ利用
日時の決済情報が存在するか否かをチェックし(ステッ
プS203)、存在しなければ、計算処理を終了する。
【0067】ステップS203のチェックの結果、同じ
利用日時の決済情報が存在した場合、同じ利用区間の決
済情報が存在するか否かをチェックし(ステップS20
4)、存在しなければ、計算処理を終了する。ステップ
S204のチェックの結果、同じ利用区間の決済情報が
存在した場合、同じ利用区間の決済情報の件数をカウン
トする(ステップS205)。
【0068】次に、ステップS205でカウントした件
数(以降、カウント値nという)が、あらかじめ処理セ
ンタ装置3に登録された家族人数と等しいか否かをチェ
ックし(ステップS206)、等しい場合、家族割引の
最高割引率を選択し(ステップS208)、該当する決
済情報(カード番号、家族コード、利用日、利用時間、
利用場所・機器・号機、利用区間、利用施設など)ごと
の運賃を、選択した最高割引率を適用して計算して、そ
の計算結果を当該利用者に対する請求額とし(ステップ
S209)、計算処理を終了する。
【0069】ステップS206のチェックの結果、カウ
ント値nが登録された家族人数と等しくない場合、[n
/家族人数≧基本適用限度率]の関係が成立するか否か
をチェックし(ステップS210)、上記関係が成立し
た場合、家族割引の基本割引率を選択し(ステップS2
11)、該当する決済情報ごとの運賃を、選択した基本
割引率を適用して計算して、その計算結果を当該利用者
に対する請求額とし(ステップS212)、計算処理を
終了する。
【0070】ステップS210のチェックの結果、上記
関係が成立しなかった場合、[n/家族人数≧最低適用
限度率]の関係が成立するか否かをチェックし(ステッ
プS213)、上記関係が成立した場合、家族割引の最
低割引率を選択し(ステップS214)、該当する決済
情報ごとの運賃を、選択した最低割引率を適用して計算
して、その計算結果を当該利用者に対する請求額とし
(ステップS215)、計算処理を終了する。
【0071】ステップS213のチェックの結果、上記
関係が成立しなかった場合、家族割引を非適用とし、該
当する決済情報ごとの運賃を割引なしとして計算して、
その計算結果を当該利用者に対する請求額とし(ステッ
プS216)、計算処理を終了する。
【0072】次に、第3の実施の形態に係るグループ割
引の計算処理について図19、図20に示すフローチャ
ートを参照して説明する。グループ割引は、あらかじめ
利用者がパソコン4を用いて、処理センタ装置3に対し
グループ割引を利用する申請(予約登録)を行なう。す
なわち、利用者はパソコン4から乗車日、申込人数、申
込カード番号、目的駅を入力することにより、インター
ネット網5を介して処理センタ装置3へ送信する。処理
センタ装置3は、これらのデータを受信すると、グルー
プ割引の予約登録データとしてメモリ8に格納する。
【0073】計算処理が開始されると、まず、グループ
割引の予約登録データ(乗車日、申込人数、申込カード
番号、目的駅)に登録された乗車日の決済情報を集計す
る(ステップS301)。次に、ステップS301で集
計した決済情報を全で申込カード番号で検索し(ステッ
プS302)、該当する決済情報が存在するか否かをチ
ェックする(ステップS303)。
【0074】このチェックの結果、該当する決済情報が
存在しない場合は処理を終了し、存在する場合は決済情
報の利用区間(発駅または着駅)が予約登録データに登
録された目的駅と等しいか否かをチェックする(ステッ
プS304)。このチェックの結果、利用区間が目的駅
と等しくない場合は処理を終了し、利用区間が目的駅と
等しい場合は、該当する決済情報の件数をカウントする
(ステップS305)。
【0075】次に、ステップS305でカウントした件
数(以降、カウント値nという)が、予約登録データに
登録された申込人数と等しいか否かをチェックし(ステ
ップS306)、等しい場合、グループ割引の最高割引
率を選択し(ステップS308)、該当する決済情報
(カード番号、利用日、利用時間、利用場所・機器・号
機、利用区間、利用施設など)ごとの運賃を、選択した
最高割引率を適用して計算して、その計算結果を当該利
用者に対する請求額とし(ステップS309)、計算処
理を終了する。
【0076】ステップS306のチェックの結果、カウ
ント値nが登録されたグループ人数と等しくない場合、
[n/申込人数≧基本適用限度率]の関係が成立するか
否かをチェックし(ステップS310)、上記関係が成
立した場合、グループ割引の基本割引率を選択し(ステ
ップS311)、該当する決済情報ごとの運賃を、選択
した基本割引率を適用して計算して、その計算結果を当
該利用者に対する請求額とし(ステップS312)、計
算処理を終了する。
【0077】ステップS310のチェックの結果、上記
関係が成立しなかった場合、[n/申込人数≧最低適用
限度率]の関係が成立するか否かをチェックし(ステッ
プS313)、上記関係が成立した場合、グループ割引
の最低割引率を選択し(ステップS314)、該当する
決済情報ごとの運賃を、選択した最低割引率を適用して
計算して、その計算結果を当該利用者に対する請求額と
し(ステップS315)、計算処理を終了する。
【0078】ステップS213のチェックの結果、上記
関係が成立しなかった場合、グループ割引を非適用と
し、該当する決済情報ごとの運賃を割引なしとして計算
して、その計算結果を当該利用者に対する請求額とし
(ステップS316)、計算処理を終了する。
【0079】次に、第4の実施の形態に係る事前予約割
引の計算処理について図21、図22に示すフローチャ
ートを参照して説明する。事前予約割引は、遊興施設や
飲食店などを利用する際、あらかじめ利用者がパソコン
4を用いて、処理センタ装置3に対し事前予約割引を利
用する申請(予約登録)を行なう。すなわち、利用者は
パソコン4から利用日(乗車日)、申込人数、申込カー
ド番号、利用施設(店舗)を入力することにより、イン
ターネット網5を介して処理センタ装置3へ送信する。
処理センタ装置3は、これらのデータを受信すると、事
前予約割引の予約登録データとしてメモリ8に格納す
る。
【0080】計算処理が開始されると、まず、事前予約
割引の予約登録データ(利用日、申込人数、申込カード
番号、利用施設)に登録された利用日の決済情報を集計
する(ステップS401)。次に、ステップS401で
集計した決済情報を全で申込カード番号で検索し(ステ
ップS402)、該当する決済情報が存在するか否かを
チェックする(ステップS403)。
【0081】このチェックの結果、該当する決済情報が
存在しない場合、事前予約割引の利用がキャンセルされ
たものとみなし、キャンセル料金を適用して計算して、
その計算結果を当該利用者に対する請求額とし(ステッ
プS404)、計算処理を終了する。
【0082】ステップS403のチェックの結果、該当
する決済情報が存在する場合、決済情報の利用場所が予
約登録データに登録された利用施設と等しいか否かをチ
ェックする(ステップS405)。このチェックの結
果、利用場所が予約登録された利用施設と等しくない場
合、事前予約割引の利用がキャンセルされたものとみな
し、キャンセル料金を適用して計算して、その計算結果
を当該利用者に対する請求額とし(ステップS40
4)、計算処理を終了する。
【0083】ステップS405のチェックの結果、利用
場所が予約登録された利用施設と等しい場合は、該当す
る決済情報の件数をカウントする(ステップS40
6)。次に、ステップS406でカウントした件数(以
降、カウント値nという)が、予約登録データに登録さ
れた申込人数と等しいか否かをチェックし(ステップS
407)、等しい場合、事前予約割引の最高割引率を選
択し(ステップS408)、申込カード番号ごとの該当
する決済情報(カード番号、利用日、利用時間、利用場
所・機器・号機、利用区間、利用施設など)の施設利用
料金を、選択した最高割引率を適用して計算する(ステ
ップS409)。
【0084】次に、ステップS401の集計結果に対し
申込カード番号で再集計する(ステップS410)。次
に、この再集計した決済情報の利用区間(発駅または着
駅)が利用施設の最寄駅である決済情報に対し、施設利
用料金と同じ割引率を適用して運賃を計算し、その計算
結果とステップS409の計算結果とを加算して、当該
利用者に対する請求額とし(ステップS411)、計算
処理を終了する。
【0085】ステップS407のチェックの結果、カウ
ント値nが登録された申込人数と等しくない場合、[n
/申込人数≧基本適用限度率]の関係が成立するか否か
をチェックし(ステップS412)、上記関係が成立し
た場合、事前予約割引の基本割引率を選択し(ステップ
S413)、申込カード番号ごとの該当する決済情報の
施設利用料金を、選択した最高割引率を適用して計算す
る(ステップS414)。
【0086】次に、ステップS401の集計結果に対し
申込カード番号で再集計する(ステップS410)。次
に、この再集計した決済情報の利用区間(発駅または着
駅)が利用施設の最寄駅である決済情報に対し、施設利
用料金と同じ割引率を適用して運賃を計算し、その計算
結果とステップS414の計算結果とを加算して、当該
利用者に対する請求額とし(ステップS411)、計算
処理を終了する。
【0087】ステップS412のチェックの結果、上記
関係が成立しなかった場合、[n/申込人数≧最低適用
限度率]の関係が成立するか否かをチェックし(ステッ
プS415)、上記関係が成立した場合、事前予約割引
の最低割引率を選択し(ステップS416)、該当する
決済情報ごとの運賃を、選択した最低割引率を適用して
計算する(ステップS417)。
【0088】次に、ステップS401の集計結果に対し
申込カード番号で再集計する(ステップS410)。次
に、この再集計した決済情報の利用区間(発駅または着
駅)が利用施設の最寄駅である決済情報に対し、施設利
用料金と同じ割引率を適用して運賃を計算し、その計算
結果とステップS417の計算結果とを加算して、当該
利用者に対する請求額とし(ステップS411)、計算
処理を終了する。
【0089】ステップS415のチェックの結果、上記
関係が成立しなかった場合、事前予約割引を非適用と
し、該当する決済情報ごとの運賃を割引なしとして計算
して、その計算結果を当該利用者に対する請求額とし
(ステップS418)、計算処理を終了する。
【0090】以上説明したように、あらかじめインター
ネット等により割引利用の申請を行ない、申請にしたが
って実際に利用があったなら、通常の利用料金よりも割
引料金が安価な場合には、割引を適用して請求額を求め
る。また、実際の利用内容があらかじめ申請された内容
と異なる場合には、キャンセル料金の適用、割引条件の
変更、割引非適用を行なうものである。
【0091】したがって、たとえば、乗車券の購入申込
みがあったとき、申込み条件を満たす利用があった際に
は購入申込みに基づく割引処理を行なうとともに、申込
み条件を満たさない利用であった場合には当該利用に基
づいた料金計算を行なうことができるものである。
【0092】なお、本発明において、「利用総額割引」
は、図7のステップS41および図11のステップ71
など、利用総額についてのみ行なっている。しかしなが
ら、図4のステップS19などで得られる運賃別の残件
数に該当運賃をそのまま適用して計算される利用料金額
に対して「利用総額割引」を適用してもよい。また、図
5のステップS23などで適用する定期券運賃に「利用
総額割引」を適用してもよい。さらに、図3のステップ
S7などで適用する各種回数券運賃に「利用総額割引」
を適用してもよく、これら「利用総額割引」を2つ以上
組合わせてもよい。
【0093】また、図18などで説明した家族割引、図
20などで説明したグループ割引、図22で説明した事
前予約割引においては、申込み人数に対する利用者数
(比率)に基づいて複数種類の割引率を適用した。しか
しながら、利用人数(人員数)に基づいて割引率を適用
してもよい。
【0094】すなわち、図18のケースにおいては、以
下のように実現される。図23を用いて説明すると、ス
テップS205(図17参照)でカウントした件数
(n)が、あらかじめ処理センタ装置3に登録された家
族利用人数(2人)と等しいか否かをチェックし(ステ
ップS206′)、等しい場合、家族割引を選択し(ス
テップS208′)、該当する決済情報(カード番号、
家族コード、利用日、利用時間、利用場所・機器・号
機、利用区間、利用施設など)ごとの運賃を、選択した
家族割引率を適用して計算して、その計算結果を当該利
用者に対する請求額とし(ステップS209′)、計算
処理を終了する。
【0095】ステップS206′のチェックの結果、カ
ウント値nが登録された家族人数と等しくない場合、
[n≧2人]の関係が成立するか否かをチェックし(ス
テップS210′)、上記関係が成立した場合、家族割
引の人数ごとの割引率を選択する(ステップS21
1′)。この場合、割引率は、利用者が3人のときより
も4人、4人のときよりも5人のときの方が大きな値と
し、人数が多くなれば多くなるほど、大きな割引率とす
る。次に、該当する決済情報ごとの運賃を、選択した家
族割引の人数ごとの割引率を適用して計算して、その計
算結果を当該利用者に対する請求額とし(ステップS2
12′)、計算処理を終了する。
【0096】ステップS210′のチェックの結果、上
記関係が成立しなかった場合、家族割引を非適用とし、
該当する決済情報ごとの運賃を割引なしとして計算し
て、その計算結果を当該利用者に対する請求額とし(ス
テップS216′)、計算処理を終了する。
【0097】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、た
とえば、乗車券の購入申込みがあったとき、申込み条件
を満たす利用があった際には購入申込みに基づく割引処
理を行なうとともに、申込み条件を満たさない利用であ
った場合には当該利用に基づいた料金計算を行なうこと
のできる利用料金計算方法および利用料金計算システム
を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る利用料金計算システムの構成を概
略的に示すブロック図。
【図2】第1の実施の形態に係る企画乗車券割引の計算
処理を説明するフローチャート。
【図3】第1の実施の形態に係る企画乗車券割引の計算
処理を説明するフローチャート。
【図4】第1の実施の形態に係る企画乗車券割引の計算
処理を説明するフローチャート。
【図5】第1の実施の形態に係る企画乗車券割引の計算
処理を説明するフローチャート。
【図6】第1の実施の形態に係る企画乗車券割引の計算
処理を説明するフローチャート。
【図7】第1の実施の形態に係る企画乗車券割引の計算
処理を説明するフローチャート。
【図8】第1の実施の形態に係る企画乗車券割引の計算
処理を説明するフローチャート。
【図9】第1の実施の形態に係る企画乗車券割引の計算
処理を説明するフローチャート。
【図10】第1の実施の形態に係る企画乗車券割引の計
算処理を説明するフローチャート。
【図11】第1の実施の形態に係る企画乗車券割引の計
算処理を説明するフローチャート。
【図12】第1の実施の形態に係る企画乗車券割引の計
算処理を説明するフローチャート。
【図13】第1の実施の形態に係る企画乗車券割引の計
算処理を説明するフローチャート。
【図14】第1の実施の形態に係る企画乗車券割引の計
算処理を説明するフローチャート。
【図15】第1の実施の形態に係る企画乗車券割引の計
算処理を説明するフローチャート。
【図16】第1の実施の形態に係る企画乗車券割引の計
算処理を説明するフローチャート。
【図17】第2の実施の形態に係る家族割引の計算処理
を説明するフローチャート。
【図18】第2の実施の形態に係る家族割引の計算処理
を説明するフローチャート。
【図19】第3の実施の形態に係るグループ割引の計算
処理を説明するフローチャート。
【図20】第3の実施の形態に係るグループ割引の計算
処理を説明するフローチャート。
【図21】第4の実施の形態に係る事前予約割引の計算
処理を説明するフローチャート。
【図22】第4の実施の形態に係る事前予約割引の計算
処理を説明するフローチャート。
【図23】本発明の変形例を説明するフローチャート。
【符号の説明】
1…情報記録カード(ICカード)、2…カード処理端
末装置(自動改札装置など)、3…処理センタ装置(ホ
スト装置)、4…パソコン(端末装置)、5…インター
ネット網、6,7,8…メモリ(記憶手段)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/60 406 G06F 17/60 406 ZEC ZEC (72)発明者 中島 浩貴 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 東芝ソシ オエンジニアリング株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 利用料金後払い方式による交通機関の利
    用での利用料金の計算を行なうものであって、 利用者があらかじめインターネット等により企画への参
    加に基づく特定区間の乗車の利用を予約登録する第1の
    ステップと、 前記利用者の複数の利用データを取得して、その複数の
    利用データ内に前記予約登録された登録内容に対応する
    実際の利用データが存在するか否かを判定する第2のス
    テップと、 この第2のステップによる判定の結果、前記予約登録さ
    れた登録内容に対応する実際の利用データが存在する場
    合、その利用データに基づき前記特定区間の乗車の利用
    料金に対し所定の割引を適用して請求額を求める第3の
    ステップと、 を具備したことを特徴とする利用料金計算方法。
  2. 【請求項2】 利用料金後払い方式による交通機関の利
    用での利用料金の計算を行なうものであって、 利用者があらかじめインターネット等により企画への参
    加に基づく特定区間の乗車の利用を予約登録する第1の
    ステップと、 前記利用者の複数の利用データを取得して、その複数の
    利用データ内に前記予約登録された登録内容に対応する
    実際の利用データが存在するか否かを判定する第2のス
    テップと、 この第2のステップによる判定の結果、前記予約登録さ
    れた登録内容に対応する実際の利用データが存在する場
    合、その利用データに基づき前記特定区間の乗車の利用
    料金に対し所定の割引を適用して第1の請求額を求める
    第3のステップと、 前記複数の利用データのうち前記第3のステップにより
    第1の請求額を求めた利用データを除いた他の利用デー
    タに基づき利用料金の総額を割引なしの第2の請求額と
    して求め、この求めた第2の請求額を前記第3のステッ
    プにより求めた第1の請求額に対し加算して第3の請求
    額を求める第4のステップと、 前記複数の利用データに基づき前記特定区間を含む全て
    の利用に対する利用料金の総額を割引なしの第4の請求
    額として求める第5のステップと、 前記第4のステップにより求めた第3の請求額および前
    記第5のステップにより求めた第4の請求額のうち低額
    のものを前記利用者に対する最終的な請求額とする第6
    のステップと、 を具備したことを特徴とする利用料金計算方法。
  3. 【請求項3】 利用料金後払い方式による施設や交通機
    関の利用での利用料金の計算を行なうものであって、 複数名の家族に対して与えられた固有の家族コードおよ
    びその家族の人数をあらかじめ登録しておく第1のステ
    ップと、 前記家族の利用データを取得して、その利用データ内に
    前記家族で一緒に利用したと認められる利用データが存
    在するか否かを判定する第2のステップと、 この第2のステップによる判定の結果、前記家族で一緒
    に利用したと認められる利用データが存在する場合、そ
    の利用データに基づき当該利用時の人数に応じた家族割
    引の割引率を適用して請求額を求める第3のステップ
    と、 を具備したことを特徴とする利用料金計算方法。
  4. 【請求項4】 利用料金後払い方式による交通機関や施
    設の利用での利用料金の計算を行なうものであって、 複数名のグループで交通機関や施設を利用する際、あら
    かじめインターネット等により少なくとも利用日、利用
    人数、利用区間あるいは利用施設を予約登録する第1の
    ステップと、 前記グループ各人の利用データを取得して、その利用デ
    ータ内に前記グループで一緒に利用したと認められる利
    用データが存在するか否かを判定する第2のステップ
    と、 この第2のステップによる判定の結果、前記グループで
    一緒に利用したと認められる利用データが存在する場
    合、その利用データに基づき当該利用時の人数に応じた
    グループ割引の割引率を適用して請求額を求める第3の
    ステップと、 を具備したことを特徴とする利用料金計算方法。
  5. 【請求項5】 利用料金後払い方式による施設や交通機
    関の利用での利用料金の計算を行なうものであって、 施設や交通機関を利用する際、利用者があらかじめイン
    ターネット等により少なくとも利用日、利用人数、利用
    施設あるいは利用区間を予約登録する第1のステップ
    と、 前記利用者の複数の利用データを取得して、その複数の
    利用データ内に前記予約登録された登録内容に対応する
    実際の利用データが存在するか否かを判定する第2のス
    テップと、 この第2のステップによる判定の結果、前記予約登録さ
    れた登録内容に対応する実際の利用データが存在する場
    合、その利用データに基づき当該利用時の人数に応じた
    事前予約割引の割引率を適用して請求額を求める第3の
    ステップと、 を具備したことを特徴とする利用料金計算方法。
  6. 【請求項6】 前記第2のステップによる判定の結果、
    前記予約登録された登録内容に対応する実際の利用デー
    タが存在しない場合、キャンセル料金を適用した請求額
    を求める第4のステップをさらに具備したことを特徴と
    する請求項5記載の利用料金計算方法。
  7. 【請求項7】 利用料金後払い方式による交通機関の利
    用での利用料金の計算を行なうものであって、 利用者があらかじめインターネット等により企画への参
    加に基づく特定区間の乗車の利用を予約登録する予約登
    録手段と、 前記利用者の複数の利用データを取得して、その複数の
    利用データ内に前記予約登録手段により予約登録された
    登録内容に対応する実際の利用データが存在するか否か
    を判定する判定手段と、 この判定手段による判定の結果、前記予約登録手段によ
    り予約登録された登録内容に対応する実際の利用データ
    が存在する場合、その利用データに基づき前記特定区間
    の乗車の利用料金に対し所定の割引を適用して請求額を
    求める演算手段と、 を具備したことを特徴とする利用料金計算システム。
  8. 【請求項8】 利用料金後払い方式による交通機関の利
    用での利用料金の計算を行なうものであって、 利用者があらかじめインターネット等により企画への参
    加に基づく特定区間の乗車の利用を予約登録する予約登
    録手段と、 前記利用者の複数の利用データを取得して、その複数の
    利用データ内に前記予約登録手段により予約登録された
    登録内容に対応する実際の利用データが存在するか否か
    を判定する判定手段と、 この判定手段による判定の結果、前記予約登録手段によ
    り予約登録された登録内容に対応する実際の利用データ
    が存在する場合、その利用データに基づき前記特定区間
    の乗車の利用料金に対し所定の割引を適用して第1の請
    求額を求める第1の演算手段と、 前記複数の利用データのうち前記第1の演算手段により
    第1の請求額を求めた利用データを除いた他の利用デー
    タに基づき利用料金の総額を割引なしの第2の請求額と
    して求め、この求めた第2の請求額を前記第1の演算手
    段により求めた第1の請求額に対し加算して第3の請求
    額を求める第2の演算手段と、 前記複数の利用データに基づき前記特定区間を含む全て
    の利用に対する利用料金の総額を割引なしの第4の請求
    額として求める第3の演算手段と、 前記第2の演算手段により求めた第3の請求額および前
    記第3の演算手段により求めた第4の請求額のうち低額
    のものを前記利用者に対する最終的な請求額とする請求
    額決定手段と、 を具備したことを特徴とする利用料金計算システム。
  9. 【請求項9】 利用料金後払い方式による施設や交通機
    関の利用での利用料金の計算を行なうものであって、 複数名の家族に対して与えられた固有の家族コードおよ
    びその家族の人数をあらかじめ登録しておく登録手段
    と、 前記家族の利用データを取得して、その利用データ内に
    前記家族で一緒に利用したと認められる利用データが存
    在するか否かを判定する判定手段と、 この判定手段による判定の結果、前記家族で一緒に利用
    したと認められる利用データが存在する場合、その利用
    データに基づき当該利用時の人数に応じた家族割引の割
    引率を適用して請求額を求める演算手段と、 を具備したことを特徴とする利用料金計算システム。
  10. 【請求項10】 利用料金後払い方式による交通機関や
    施設の利用での利用料金の計算を行なうものであって、 複数名のグループで交通機関や施設を利用する際、あら
    かじめインターネット等により少なくとも利用日、利用
    人数、利用区間あるいは利用施設を予約登録する予約登
    録手段と、 前記グループ各人の利用データを取得して、その利用デ
    ータ内に前記グループで一緒に利用したと認められる利
    用データが存在するか否かを判定する判定手段と、 この判定手段による判定の結果、前記グループで一緒に
    利用したと認められる利用データが存在する場合、その
    利用データに基づき当該利用時の人数に応じたグループ
    割引の割引率を適用して請求額を求める演算手段と、 を具備したことを特徴とする利用料金計算システム。
  11. 【請求項11】 利用料金後払い方式による施設や交通
    機関の利用での利用料金の計算を行なうものであって、 施設や交通機関を利用する際、利用者があらかじめイン
    ターネット等により少なくとも利用日、利用人数、利用
    施設あるいは利用区間を予約登録する予約登録手段と、 前記利用者の複数の利用データを取得して、その複数の
    利用データ内に前記予約登録手段により予約登録された
    登録内容に対応する実際の利用データが存在するか否か
    を判定する判定手段と、 この判定手段による判定の結果、前記予約登録手段によ
    り予約登録された登録内容に対応する実際の利用データ
    が存在する場合、その利用データに基づき当該利用時の
    人数に応じた事前予約割引の割引率を適用して請求額を
    求める演算手段と、 を具備したことを特徴とする利用料金計算システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005352646A (ja) * 2004-06-09 2005-12-22 East Japan Railway Co 媒体処理システム及び装置
JP2009230216A (ja) * 2008-03-19 2009-10-08 Toshiba Corp 利用料金計算方法および利用料金計算システム
JP2021149525A (ja) * 2020-03-19 2021-09-27 本田技研工業株式会社 車両管理装置およびプログラム

Cited By (4)

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